平成25年第6回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第3号)
平成25年9月11日(水曜日)午前9時30分開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
日程第1まで議事日程に同じ
追加日程第1 議会改革特別委員会設置の件
出席議員(15名)
1番 金 塚 学 君 2番 那 須 光 男 君
3番 篠 田 誠 君 4番 御 園 生 浩 士 君
5番 川 島 邦 彦 君 6番 齊 藤 博 君
7番 内 海 和 雄 君 8番 佐 藤 修 二 君
9番 江 澤 眞 一 君 10番 平 澤 昭 敏 君
11番 越 川 廣 司 君 13番 小 早 稲 賢 一 君
14番 竹 尾 忠 雄 君 15番 地 福 美 枝 子 君
16番 ア 長 雄 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条第1項の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 副 町 長 橋 谷 田 豊 君
教 育 長 落 合 繁 夫 君 教 育 次長 櫻 井 照 嘉 君
総 務 担当 幡 谷 公 生 君 民 生 担当 仲 田 義 秀 君
参 事 兼 参 事 兼
総 務 課長 健 康 福祉
課 長
経 済 建設 鈴 木 正 義 君 経 営 企画 大 ア 智 行 君
担当参事兼 課 長
経 済 環境
課 長
財 政 課長 京 増 孝 一 君 税 務 課長 大 坂 俊 男 君
住 民 協働 岡 野 義 広 君 住 民 課長 秋 元 廣 君
課 長
人 権 推進 河 合 昭 男 君 まちづくり 地 挽 茂 義 君
課 長 課 長
上 下 水道 綿 貫 清 君 こども課長 赤 地 忠 勝 君
課 長
学 校 教育 池 田 幸 夫 君 生 涯 学習 木 内 達 彦 君
課 長 課 長
会計課長兼 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 越 川 光 司 君
会計管理者 事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 斉 藤 広 書 記 宮 ア 純 子
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(小早稲賢一君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時30分)
◎議事日程の報告
〇議長(小早稲賢一君) 本日の議事はお手元に配付の日程表に基づき行います。
◎一般質問
〇議長(小早稲賢一君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 川 島 邦 彦 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、5番議員、川島邦彦君。
〔5番 川島邦彦君登壇〕
〇5番(川島邦彦君) おはようございます。5番議員、川島邦彦でございます。本年4月、酒々井インターチェンジの供用開始、そしてアウトレットモールが開業いたしました。酒々井町の財政は、高齢化等に伴って個人町民税の減少傾向が続くものと受けとめておりますが、税収を担保するためには酒々井インターチェンジ開通の経済効果を生かす取り組みが重要な視点になるとの問題認識を持っております。そういう意味合いから、酒々井インターチェンジやアウトレットモールの現状を踏まえ、どのように経済効果を高めていくかの観点でお伺いをいたします。
まず、現状を認識するための質問となりますが、初日の行政報告で回答になっている項目もございます。その上で、通告どおり質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
1つは、アウトレットモールの現状をお伺いいたします。1、来客状況について。
2、路線バスの利用状況について。
3、コミュニケーションセンターの利用状況とその反応などについてお伺いをいたします。
2つは、道路の現状をお伺いいたします。1、インターチェンジの利用状況について。
2、アクセス道路交通量の増加と渋滞の分析について。
3、東酒々井入り口交差点右折レーン設置の進捗状況について。
4、交通量の増加等に伴う新たな課題発生の有無について。
3つは、酒々井町の見どころ等への来訪者増加など、インターチェンジ開通後の変化は確認されているのかどうか。コミュニケーションセンターによるPR効果の関連性を含めた分析をお伺いいたします。
4つは、区画整理事業区域を含めたインターチェンジ周辺の開発について、経済効果が期待される企業動向の有無をお伺いいたします。
また、町は第5次総合計画の中で、開発規制の緩和による流通業務系の企業誘致を計画していると認識しておりますが、取り組みの現状をお伺いをいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) 皆様、改めまして、おはようございます。昨日に引き続き一般質問にお答えを申し上げます。
5番議員、川島議員からは1点のご質問でございますので、お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
酒々井インターチェンジの開通効果等についてのご質問ですが、酒々井プレミアム・アウトレットの状況から申し上げますと、4月19日に開業し、間もなく5カ月目となりますが、開業から7月末までの約4カ月間、104日間で約265万人の方が訪れたと聞いております。そのうち、京成JR酒々井駅バス利用者につきましては、総来場者数の約5.3%の約14万人の利用があったと聞いております。
また、プレミアム・アウトレットの集客効果を生かすために設置しました酒々井コミュニケーションセンターの来場者につきましては、開業から7月末までの間では総来場者数の約1.6%に当たる4万1,751人が訪れ、町内の特産品、観光スポット、飲食店などの問い合わせが数多くありました。
次に、来訪者については、酒々井インターチェンジの開通や酒々井プレミアム・アウトレットの開業により、酒々井町がマスコミなどに取り上げていただく機会がふえたことにより、全国的に酒々井町を知っていただくことができたのではないかと感じております。
また、酒々井プレミアム・アウトレットを訪れた方の誘客状況では、商工会によりますと飲食店などで売り上げがふえているということでございます。特に町が管理しています、しすいハーブガーデンの来園者数で申し上げますと、4月から7月末の間で比較しますと対前年比33.6%、2,310人の増加がありました。アウトレット効果につきましては、徐々にあらわれてくるものと期待をしておりますが、今後も酒々井コミュニケーションセンターのさらなる活用や町ホームページにより積極的な情報発信に努め、町の活性化につなげていきたいと考えております。
酒々井インターチェンジ開通に伴う経済効果につきましては、道路ネットワークの構築により地域経済の活性化や新たな雇用の創出などの経済効果が期待されております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、2番目の道路についてということでお答えいたします。
まず、インターチェンジの利用状況につきましては、アウトレットオープンから8月21日までの集計になりますが、1日当たりの平均利用台数は約7,000台となっております。また、これまでの最大利用台数といたしましては、ゴールデンウイーク中の5月4日で約1万4,000台となっております。
2点目のアクセス道路交通量の増加と渋滞の分析についてですが、アウトレット開業当初に来客数が多かったことから、周辺の道路で渋滞が発生しましたが、その後駐車場の誘導員の対応、またアクセス道路の誘導方法の見直し等改善されまして、現在は休日において一時的に混雑が発生する程度になっております。
3点目の国道296号東酒々井入り口交差点右折レーン設置の進捗状況についてですが、施行者であります千葉県が既に工事に着手しております。平成25年度末の完成を目指していると伺っております。
4点目の交通量の増加に伴う新たな課題発生の有無についてですが、現在新たな問題というものは発生しておりませんが、国道296号インターチェンジ入り口の交差点の改良や県道富里酒々井線の歩道整備などの問題について、県に早期整備の要望をしてまいります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、4点目のご質問に対してお答えをいたします。
区画整理事業地内の状況としましては、既に三菱地所・サイモン株式会社がUR都市機構所有地の全ての借地権を落札しており、増床用の用地も含めまして約42.1ヘクタールの事業用定期借地権契約を締結したと聞いております。
また、一般地権者の換地先となっています10.7ヘクタールの事業用地につきましては、現在のところ約1ヘクタールの土地利用が図られております。残りの一般地権者の所有地につきましては、昨年度創設しました用地登録制度により現在9社の引き合い申し出がありまして、地権者と交渉をしているところでございます。
市街化区域内の開発規制の緩和ですが、国道51号、国道296号、県道富里酒々井線の一部区間及び都市計画道路墨七栄線につきましては、幹線道路等の沿道における物流業務施設の立地が図られるよう千葉県から沿道区域の追加指定を受け、規制緩和を図ったところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) 最初に申し上げましたとおり、酒々井町の将来ということを考えた場合には、いわゆる個人町民税がことしも人数も減ったということもあるでしょうし、今後の推移としては徐々に緩やかな右肩下がりというような状況になるんではないかと、そんな懸念を持っておりまして、そういった税収をきちんと確保すると、歯どめをかけるということが重要な課題になってくるんだろうと、そんな問題認識を持っております。
そういう中で、現在の財政状況の中で町民税、とりわけ法人町民税については、今年度の予算では8,000万円台、9,000万弱ぐらいの税収を予定していると、こう認識をしております。そういう財政構造の税収の構造改革という意味合いになるんでしょうか。酒々井町はこれまでいわゆるサラリーマン、いわゆる住宅地域中心でございましたので、全体的に言われている高齢化社会という中では、当然のことながら所得に見合う、いわゆる個人町民税というものがどうしても下降ぎみになるであろうと、これは酒々井町も避けて通れないだろうと、そういった問題認識に立ったときには、酒々井のインターチェンジなり、アウトレットの開業なりの中で、その波及効果を含めて、とりわけ法人町民税等のいわゆる増収というんでしょうか、ある意味ではキャッチフレーズ的に当面の目標として法人町民税1億円を目指そうとか、そういった全庁的にスローガンを掲げて一丸となって、そういった税収確保に努めていくというような心構えもぜひお願いしたいというようなことを申し上げながら、2次質問させていただきたいと思います。
まず、路線バスの関係でございますけれども、今回答がありました来客数の約5.3%、人数にしては14万人という回答がございました。そうすると、1日当たり1,000名を超えるような交通バス路線をご利用していただいていると、こういうふうになろうかと思います、平均して。ということは、いわゆる京成酒々井駅、JR酒々井駅を利用されると、こういう人たちになるわけですから、両駅の周辺の商業施設なり、あるいはそういった来訪者がその辺を回遊してみたいとかという、そういった魅力のある駅周辺の整備ということも、このアウトレットに向かう人たちの酒々井町の顔となる駅の周辺の整備ということも必要になってくるだろうと思います。このことも第5次総合計画の中には、駅周辺の整備ということが計画の中に織り込まれておりますので、当然のことながら検討されているんだろうと、どういう形で整備を図っていくかという思いがございますので、そういった意味では現時点における駅周辺の整備の検討状況について、改めて質問をさせていただきたいと思います。
それから、質問の順番にお聞きをいたしますが、アウトレット内にあるコミュニケーションセンターの機能は果たされていますかという質問ですが、これについても数字を含めて、今回答をいただきました。飲食店の人数がふえたとか、ご案内などについては一定の成果を上げているという受けとめ方をいたしましたけれども、アウトレットに来ていただいた人が、せっかくだからということでの酒々井町の見どころなどを教えてくださいとかという、いろんな質問があると思うんですけれども、まだ始まったばかりで、蓄積は少ないとは思いますが、どういったことを来訪者、お客様は不便をされているのか、看板がよくわかんないだとか、おいしいものはどこだとか、そのためにはどういうふうに行ったらいいんだとか、いろんなご質問なり問い合わせはあろうかと思いますけれども、それをスムーズにといいますか、丁寧にといいますか、そういったことを案内の内容をぜひ蓄積していただいて、それを次のご案内等に生かしていくような、せっかくのコミュニケーションセンターの機能を高めるという意味では、ぜひこちらの行政本体とフィードバックをしながら、よりよい案内業務が遂行できるように取り組んでいく必要があろうと思いますので、その点について決意のほども含めてで結構ですから、そういった取り組みをしていくんだということを受けとめとして、お聞かせをいただきたいと思います。
それから、右折レーンの設置につきましては、これは質問というよりも、ぜひ早期に進めていただきたいという要望的に申し上げておきたいと思います。東酒々井の右折レーンだけじゃなくて、きのうも質問が出ていましたけども、これから現在の部分よりもさらに開発が進んでいますから、セブンイレブンのところの296の東酒々井の墨入り口のあそこの部分もほかの議員からきのう質問が出ていましたけども、そういう部分も、右折レーンも含めまして早期に実現するように要望事項でございます。ぜひ対応方お願いしたいと思います。
次に、企業誘致という観点で幾つかお聞きしたいと思います。区画整理事業区域内のお話は、今お話が出ましたとおり三菱が42.1ヘクタールの借地権を設定をしたと、それ以外の10.7ヘクタールについては今9社が引き合いがあるという回答でございますけれども、その回答を踏まえてお聞きしたいんですけれども、まずあそこの造成工事は、今造成工事中だと思うんですけど、いつごろ完了する予定なんでしょうか。言ってみれば、そういった例えば引き合いのある企業に、じゃどうぞお使いくださいという引き渡せる時期というのは、いつごろになるんでしょうか。
それに関連をして、造成地域のインフラ、特に意識するのは上下水道なんですけど、その工事について、その工事費用というのは一体どのぐらいの工事費用というのはかかるのか、今造成しているところです。その費用については、それはその進出企業が全額負担するということになるのか、あるいは一定割合の中で行政側と企業が割合別に負担するのか、あるいは地権者が負担するのか、そういった現在進められている造成地域の、とりわけインフラ関係工事費の負担について、全体が幾らかというのもちょっと知りたいですけど、その負担についてはどうなるのかということについてお聞かせいただきたい。
それから、9社が引き合いが現在あるということでございますけれども、仮にその9社が全体が進出させてくれと決まった場合には、10.7ヘクタールが空白地区はなくなるのかと、いわゆる10.7ヘクタール全部それ使用するようになるのかと、あるいはそれでもまだ空白が出ちゃうのか、あるいは逆に9社はとても受けられる、どこか選択しなきゃいけないですということになるのか、その辺のイメージがわかりませんので、9社引き合いがありますというのはわかりましたけど、それによってそこの10.7ヘクタールの使用はどういう模様になるのかということについてお聞かせいただきたいと思います。
また、その引き合いがある企業との協議はどのように行われているのか。これは、地権者それぞれに任せて勝手にやっていただいておりますということなのか、あるいは登録していただいた代表者みたいな人が、いわゆる全体のバランスをとりながら、どこにどういう企業をというようなことで協議を進めていっているのか、さらに言えばできればこういう企業に来てもらいたいので、アウトレットモール等のバランスを考えると、その周辺にはこんな商業施設が望ましいとか、そういったことも含めた、いわゆる調整機能が働いたような形で10.7ヘクタールの部分の企業誘致というのを進めているのか、その辺の協議の模様といいますか、内容について答えられる範囲で結構ですので、お伺いをしたいと思います。
そういった疑問を解消していただいた上で、一体協議はどういう段階なんでしょうと、ぼちぼち契約結べる直前までいっていますというような煮詰まった協議なのか、いや全く入り口論議ですというようなことなのか、その辺の協議の進捗状況といいますか、どのあたりの段階に来ているのかということについてもお聞かせいただきたいと思います。それが区画整理事業地域内に関する質問でございます。
それから、流通業務系の企業誘致についてお答えいただいたわけですけれども、既に51号、296、富里県道沿道については、県の許可をもらって既にいつでもそういった流通企業系の進出については受け入れ態勢としては全く問題ないと、こういう受けとめ方でよろしいんでしょうか。改めてちょっと確認させていただきたいと思います。
それは、場所を問わずと、一定のゾーンの中に入っているのか、51号のここからここまでだとか、県道のここからここまでだとか、その制限はないということなのか、沿道なら問題ないということなのか、そういった点について再確認の意味で質問させていただきます。
それと、直接の質問はしてございませんが、周辺という意味では工業団地、既存の、そのインターチェンジができたことによって今まで遊休地だった工業団地の土地は、極めて活用に対する条件が一歩進んだというふうに思います。そういう中で、インターチェンジができても全く動きが見られないというのは極めて問題だと思っておりまして、ぜひその遊休地の活用を図って固定資産税の増加を含めて、ぜひ取り組んでいただきたいと思っておりますが、その辺の動きがどうなのか、お伺いをしたいと思います。
なお、工業団地の遊休地を使うということの動きが進まないとしたらば、例えば今固定資産税どういうふうになっているか知りませんけど、いわゆる使わなくても宅地並み課税をして、遊ばせておくだけではコストがかかるぞというようなことを含めて、活用の促進を図る何らかの手段はとれないかというふうに思っておりまして、ちょっと勇み足の話もしていますけど、いずれにせよ工業団地の遊休地の活用動向について、動きがあるかどうかについて質問させていただきます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、一番初めの駅周辺の整備の検討状況についてと、それから幹線道路の沿道における物流業務施設の立地の受け入れ態勢の件についてお答えいたします。
まず、駅周辺の整備についてですけれども、新たな整備というものはまだ検討しておりません。ただいろいろ利便性を向上するために、例えばバスの滞留所に屋根が欲しいとか、そういったお話は来ております。おもてなしの心を持って迎えられるように、町としては例えば植栽とか、そういったものの整備というものは検討できると思います。これについては、ボランティアの協力等も連携してやっていきたいなというふうには考えております。
それから、幹線道路の沿道における物流施設の件ですけれども、酒々井インターチェンジができたということで、インターチェンジ周辺5キロ以内の幅員9メートル以上、歩道1メートル以上の国県道というものについて規制の緩和が図れるということもありまして、今回そちらのほうで流通業務施設の規制緩和というものを地区指定ということで、県のほうに行いました。
それに伴いまして、周辺道路と加えて国道51号と296号も該当する地区については、幹線道路の沿道に限られるんですが、そちらについて地区指定を行いましたので、受け入れ態勢はできているというふうに考えております。
以上になります。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、何点かご質問いただいていますので、そちらにお答えしたいと思います。
初めに、コミュニケーションセンターの関係でございますけれども、さまざまな問い合わせ等があると思うけども、その辺はスムーズに丁寧にやっていく必要があるということで、ご意見をいただいたところですけども、さまざまな問い合わせがやはりいただいております。特に多いのは、特産品関係についてのお尋ねが非常に多いです。
それから、先ほどにも効果という形で飲食店の話が出ましたけれども、飲食店についてもその次に、3番目くらいに多い内容でございます。さらには、観光スポットについての問い合わせなどもございますし、ちょっと変わったところではマスコットキャラクターについての問い合わせもあると、そんなところで特産品や飲食店、観光スポット、こういったものが非常に多いわけですけども、特に観光につきましてはその観光地とか内容、その辺を従事している職員がわかるように、担当課のほうにお話を聞きながら勉強会をしたり、職員の資質向上にみずからも進んでそういった形で知識向上を図って、接客者の対応をスムーズにできるように行っているところでございます。
また、事業区域内のお話でございますが、10.7ヘクタール、造成工事がいつ完了するかというお話、質問だったかなと思いますが、全体的に今年度末で換地の予定でございます。
それと、その関係で9社の引き合いがあるけれども、全部進出した場合に空白ができるのかというようなご質問もあったかと思います。また、企業との協議はどのように行っているかということでございます。こちらにつきましては、用地登録制度により行っているわけでございますけれども、用地登録制度はホームページ上に登録地権者の用地を紹介して、企業のほうに紹介して、企業はそれに基づいて引き合いの申し出を町に上げると、その町に上がったものを町が仲介して各地権者にご紹介します。それで、引き合いの意思があるかどうかということで、確認を仲介役としてしまして、ぜひ協議したいという回答をいただいたものについては、その旨連絡しまして、企業と地権者で協議をしている状況でございます。ですから、協議自体の内容には町は介入してございません、個人のものでございますので。そういったことで行っております。
ただし、用地登録制度ですが、全体地権者37名おるんですが、全ての方が用地登録制度に入っているわけではございません。そんなこともございますので、10%強ですけれども、未登録者もございますし、先ほど9社の引き合いというお話をしたんですけれども、ほぼ9社の引き合いは全部それぞれ分散してきているわけじゃなくて、例えば複数の企業から同じところを来たりとかいろいろしていますので、一概にはちょっと言いづらいんですけれども、おおむね地域的には約9割以上が引き合いの申し出が来ているというような状況でございます。ですから、全てまとまった場合に空白地できないのかという質問に対しましては、空白地はそうではない、用地登録に加盟されていない方もおりますので、そういうことではございません。
それと、もう一点、工業団地の件でございます。遊休地の活用を図るようにということでございますが、動きはどうなのかということでございます。墨工業団地につきまして、既存企業におきましても一部拡張計画等も計画されているようでございますし、また遊休地につきましては町としてもその有効活用を図っていくために、毎年企業に対してその活用について検討するようにということで、検討してほしいということで、申し入れをしております。また、今年度につきましては議員おっしゃるように、ICも設置され、開通され、アウトレットもオープンして、また状況も変わってきているということで、そういうのも踏まえながら企業の誘致活動ということで行っておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 税務課長、大坂俊男君。
〇税務課長(大坂俊男君) 税金のお話が出ていますんで、若干答弁させていただいてもよろしいでしょうか。
法人税のお話が出ておりましたけども、今現在予算として大体9,000万ぐらいを予算化してございます。それで、法人がかなり入ってきてございます。121店舗のお店がございまして、それにそれを運営するサイモンということで122社入ってきたというふうに、うちのほうでは考えてございます。ただし、酒々井町については1店舗除きます、非課税になります。それと、京葉銀行、スターバックスについては中央台に1社とサービスエリアにスターバックスありますので、その2社を除くということになります。課税済みでございますので。それと、あと残りの118社について調査をさせていただきました。申告してあった企業というのは、事前に申告した業者が54社ございました。それ以外については未申告でございましたので、ご案内を申し上げました。回答としては、社はあるんだけども、従業員がいないんで非課税という社もございます。それと、1社で2店舗出している業者さんもいらっしゃいまして、まだ決算期に向かって申告なるもんですから、全社申告済みではございませんけども、121プラス1社で122社でございますけども、申告対象となり得るものは60から80社の間というふうに見込んでございます。
ちなみに金額的に申し上げますと、今まだ推計でございます。予納の場合もございますので、決算迎えた後で本税確定するもんですから今の段階で申し上げますと、大体2,000万を超える法人税が見込まれるところでございます。当初予算上では100社掛ける1社5万円という均等割だけしか見ていないんですけども、ですから予算をかなり上回る数字で25年度の決算時にはご報告できるものというふうに考えてございます。
それと、もう一点、スポット開発の工業団地について固定資産税の宅地を課税したらどうだというお話ございましたけど、これについては宅地化してございますので、宅地課税をしてございます。ですから、逆に駐車場なんかになりますと、その0.7ということになりますんで、下がってしまうということで、できれば箱物が建てていただければ課税上一番ありがたいのかなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 上下水道課長、綿貫清君。
〇上下水道課長(綿貫 清君) 先ほど区画整理事業地内の中の一般地権者に換地される部分の上下水道の関係のご質問があったと思うんですけども、上下水道につきましては一般地権者の換地先あるいは今もう活用されているアウトレットのところ、あわせまして平成23年から25年ということで、3カ年かけまして道路工事とあわせまして上水、下水のほうは布設してございます。それで、布設とあわせまして、区画整理地内の各宅番ごとに取り出し、あるいは下水でいいますと溝ますといいますか、排水できるようなますを宅番ごとに設置してございます。
なお、それ以降につきましては、各宅地内ですので、それを利活用する方か、あるいは所有者の方が通常設備を設置していただくということで、そちらの負担になってくるというような内容となっております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) ご丁寧な回答ありがとうございました。
税収については、計画よりもプラスになりそうだという話を、非常にいいお話でございます。ぜひそういった形で財政の健全運営といいますか、それを福祉的な部分を充実させるほうに回していけるような、きちんとした財政強化ということをお願いしておきたいと思います。
最後に1点だけ、再確認というか、申し上げたいのは、駅前の関係なんですが、いろんな大きな見直しというのは大変なことだと思います。ただ象徴的におっしゃられた植栽ですとか、受け入れるための環境整備というか、そんな分野ではボランティアなどの協力も得たいというお話でしたけども、あわせて例えばそれこそキャラクターの問い合わせも、あそこのコミュニティーセンターでは何番目かにあったということですけれども、そういったキャラクターの例えば駅前で何らかの形で目に触れるような形にはならないのかと、駅周辺の大きな整備という問題じゃなくて、ごくごく、せっかくなので千数百人も毎日路線バスを使う駅前だとか、この辺の駅前のあたりに酒々井を象徴するようなキャラクター、絵にするだとか、形にするだとか、いろいろ方法あるでしょうけど、あるいは特産品はこんなものがありますよとか、例えばそういったものがあそこの駅を利用する方が、酒々井ってこんなところなんだという、例えばそういうアクションがあってもいいのかなと、そんな思いです。
もう一つは、アウトレットのコミュニケーションセンターのいわゆる分所みたいな、駅前に酒々井町のご案内できるような小さなものでも設置をするというようなことで、駅を利用される方にもそういった不便を感じないような、あるいは酒々井を理解していただけるような環境というか、そういったことも検討いただきたいと、要望的なことを申し上げて終わります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、5番議員、川島邦彦君の一般質問が終了しました。
◇ 佐 藤 修 二 君
〇議長(小早稲賢一君) 引き続きまして、通告順に基づき、次に8番議員、佐藤修二君。
〔8番 佐藤修二君登壇〕
〇8番(佐藤修二君) 改めて、おはようございます。8番議員の佐藤修二でございます。私は、今回の議会で大枠で4点について質問をさせていただきます。
大枠の1点目は、南部土地区画整理事業の関連についてであります。南部土地区画整理事業は南部開発の中心をなす重要な事業として、都市再生機構で現在施行されておりますが、事業用地の一部には既に酒々井プレミアム・アウトレットが開業しておりまして、この地域全体の景観ががらりと変わったような状況が見られております。そこで、2点についてお伺いをいたします。
1点目は、南部土地区画整理事業開発面積72ヘクタール、24万坪の開発行為でありますけども、現地の状況は道路網等も大体見えてきております。区画整理事業全体として、今の進捗状況と、そして区画整理事業が完成するについて一番大事な換地の見通し等について、わかる範囲でお伺いをいたします。
2点目は、この区画整理事業、この事業の事業用地の企業進出については酒々井町としても非常に重要な問題となってくると思います。現在事業用地として都市再生機構の持ち分の事業用地と、そして一般地権者の事業用地と2つが含まれているわけですが、都市再生機構の関係する事業用地には、既に酒々井プレミアム・アウトレットが開業しておりますし、また最近追加用地の契約もなされております。こういうことで、ほとんど再生機構の事業用地については、企業進出という意味では埋まってしまうんじゃないかと、こういうような気がしているわけですが、一方で一般地権者の土地活用支援策として、町では酒々井町南部地区新産業団地用地登録制度要綱を制定をしておりまして、一般地権者の土地活用の支援をするということになっております。この土地登録制度ですが、全地権者のどの程度の地権者が現在登録をされているのか。また、町が土地活用支援策として具体的にどのような支援をしていこうとしているのか、もちろん今土地登録制度にしても、ホームページの発信にしても、支援には変わりありませんが、企業誘致という観点からいきますと、私はもう少し踏み込むべきではないかなと思っておりますが、お考えをお伺いをいたします。
大枠の2点目は、ICアクセス道路の関連についてであります。ICアクセス道路は、南部地区開発の全体の道路網の幹線をなす道路約330メートルでございまして、酒々井町が施行担当して既に供用は開始しているところでありますが、2点についてお伺いをいたします。
酒々井町が手がけましたICアクセス道路につきましては、4月10日に開通をしまして、既に5カ月を経過しております。ICアクセス道路につきましては、計画段階あるいは工事の段階から非常に心配をされておりまして、軟弱地盤の上に9メートル程度の盛り土をして、そして道路を築造するということで、地盤の安定というのが非常に今後とも追跡をしなければならない重要な事項だと思いますが、現在330メートルの沈下測定状況、そして道路舗装面の状況、そしてのり面の安定状況等についてお伺いをいたします。
2つ目は、ICアクセス道路に連絡をします県施行の新設道路、この道路はインターチェンジから国道296号線に接続をする約1,100メートルぐらいの距離ではないかと思いますが、この道路につきましては接続地点の296号線から約150メートルぐらいだと思いますが、まだ完成がされておりませんで、既設の道路と併用の交通になっております。アウトレットの開業後、この道路は非常に交通が頻繁になっておりまして、歩道もないということで危険な状態も見られております。早くこれを完成しなければならないと思いますが、この区間の新設道路工事の使用としての完成時期についてお伺いをいたします。
大枠の3点目は、酒々井プレミアム・アウトレットの関連についてであります。酒々井プレミアム・アウトレットについては、大企業であります三菱地所・サイモン株式会社が4月19日に酒々井プレミアム・アウトレットとして開業をさせております。開業当初から予想以上の集客数も見られておりまして、その後も順調に推移をしていると聞いておりまして、3つの点についてお伺いをいたします。
1つ目は、酒々井プレミアム・アウトレット開業後約5カ月を迎えようとしておりますが、平日の営業も非常に順調にいっていると聞いております。こういうことを裏づけになっていると思いますが、最近都市再生機構と三菱地所・サイモン株式会社の間で追加用地、22.4ヘクタールの追加用地の契約が終わっているということを聞いております。追加用地ということは、当然増設の工事ということになると思いますが、この道路の増設の時期及び現在営業している二期工事との位置関係等についてお伺いをいたします。
2つ目は、酒々井プレミアム・アウトレットは若者向けの店舗で、高齢者は近づきにくいと、一回行くと次は行きづらいというような意見も町内外で聞かれておりますが、アウトレットといいますと大体若者向けの店舗ということになると思いますが、全体的に安定した集客という点から考えますと、高齢者の消費行動というのは非常に安定しているんじゃないかと思っております。私、先月木更津の三井アウトレット見させていただきましたけども、比較的高齢者がショッピングをするような店舗も結構見られておりまして、これは酒々井でも増設の場合こういうふうな店舗も必要じゃないかなと見てきたんですが、今度の増設について高齢者もショッピングを楽しくできるような、多様性のある店舗部門の増設も事業者に申し込むべきじゃないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
3つ目は、酒々井プレミアム・アウトレットが開業して5カ月になりますけども、従業員の転入等町の人口動態に変化が見られているのか、また現時点での町からの雇用者数についてどのようになっているのか、お伺いをいたします。
大枠の4点目は、安全・安心のまちづくり関連についてであります。このところ酒々井町での犯罪の認知件数はふえる傾向を示しております。千葉県下56市町村のうちのワーストテンに毎月入っているような状態でありますが、その中で事件ではありませんが、歩道で自転車を運転する子供、大人もそうですが、こういう接触事故が結構起こっております。警察のほうでもいろいろ指導を強化していると言われておりますが、最近のテレビ報道で子供が自転車で起こした大事故については、親の監督責任を認め、高額の賠償を言い渡しているというような、そういう裁判所の事例も聞いております。警察のお話を聞きますと、今後学校等指導を強化し、また取り締まりも強化をするというようなことが言われておりますが、安全面について3点についてお伺いをいたします。
1点目は、町内で中学生が坂道で猛スピードで自転車を走らせた、あるいは歩道での自転車の運転、そして塾の帰り等であると思いますが、夜間の無灯火の運転等が見られておりまして、接触事故等も起こり、また苦情等も出されております。このような件については、いずれにしても学校での適切な指導が必要ではないかと思いますが、要請をしたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
2点目が防犯カメラの件についてであります。防犯カメラにつきましては、昨年酒々井町でもJR酒々井駅の自由通路に防犯カメラがつけられております。この防犯カメラつけて、今まであやつり時計がしょっちゅう壊されていたんですが、防犯カメラの設置以後、まず順調にあやつり時計も動いておりますし、ちょうど防犯カメラの真正面になりますが、改札口出口のベンチでのたむろとか、そういうのが少なくなっております。
また、酒々井町で痴漢犯罪を犯した男性の逮捕にも、この防犯カメラ役立っております。この事件は、2カ月半ぐらい前ですが、隣の市から自転車でJR酒々井駅に来て、東酒々井側の駐輪場にとめて、JRで千葉幕張方面に勤務をしていたということで、夜間に痴漢行為をしていたということで、6月の中旬に千葉県警に逮捕されております。私たちもびっくりしたのですが、自供によりますと酒々井町内の東酒々井、中央台、そして上岩橋地区を中心に十四、五件の痴漢犯罪を犯していたということを聞いて我々もびっくりしているわけですが、このように酒々井駅の周辺で今現在も不審者の出現や駅ベンチでの、ロータリーのベンチでのたむろ、そして騒音をまき散らした爆走するオートバイ等がロータリーに乗りつけていることが見られております。こういうような状況も踏まえて、以前にも一回防犯カメラの設置を質問したことがありますが、JR酒々井駅の東酒々井側のロータリーや西口の中央台側のロータリーを見回せるような防犯カメラの設置を検討してもいいのではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
3つ目は、いつ起きてもおかしくない地震災害等についてでありますが、先日も防災の日でいろいろ訓練等も放映されておりました。南海トラフや東京湾北部地震、千葉県東方沖地震等もデータを出して説明がされておりましたが、今現在酒々井町の一般住宅及び特定建築物、そして公共建築物の耐震化率は実際どうなっているのか、お伺いをいたします。
以上、大枠で4点について質問をさせていただきまして、私の1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、8番議員、佐藤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。
1点目の南部土地区画整理事業関連についてのご質問ですが、酒々井南部土地区画整理事業全体の進捗状況につきましては、事業面積71.7ヘクタールのうち面積ベースで約47%が完成していると、施行者であるUR都市再生機構から伺っております。なお、UR都市再生機構の所有地は全て三菱地所・サイモン株式会社が活用することに決まっております。
4点目の安全・安心のまちづくり関連についてのご質問ですが、防犯カメラについてはことしの3月にJR酒々井駅の自由通路に設置いたしました。JR酒々井駅の西口及び東口への防犯カメラの設置につきましては、駅周辺での犯罪発生状況やご指摘の行為等の検証し、犯罪防止のための防犯カメラの必要性について検討してまいりたいと思っております。
次に、建築物の現況の耐震化率については、平成25年8月末時点で戸建て住宅約70%、特定建築物約86%、町が所有する公共建築物約87%となっております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、酒々井プレミアム・アウトレット関連のご質問についてお答えをいたします。
酒々井プレミアム・アウトレットの増設の時期につきましては、現段階では町としては施設などの計画を提示されておらず、公表できる段階にはありませんが、好立地を武器に旗艦店に育てたいとして、既に立地する増床用の土地の借地権を落札しており、早期の拡張を目指すと報道されているところでございます。
次に、多様性のある店舗の増設についてですが、子供から高齢者まで来場していただき、さらには町内にも足を運んでいただきたいと考えておりますので、プレミアム・アウトレットのコンセプトを念頭に置きながら、事業者にもお願いしていきたいと考えております。
従業員の雇用についてですが、酒々井プレミアム・アウトレットは121店舗から成る大型商業施設であることから、店舗の定員、警備員、清掃員などの雇用の場が生まれました。施設全体では1,344人の雇用があり、そのうち町内の方は全体の13.5%の181人であると聞いております。
また、人口動態の傾向を見ますと、若干の増加もあることから多少なりとも影響があったのではないかと推測されるところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、南部土地区画整理事業関連についての(2)の土地活用支援策についてお答えいたします。
一般地権者の土地活用支援策についてですが、昨年3月に酒々井南部地区新産業団地内の一般地権者を対象に、当団地の早期土地活用を図るために創設した制度でございます。この制度につきましては、同団地内の土地所有者の協力を得て、登録した用地をまとめて情報提供することにより、企業等に進出しやすい環境を整えるための支援を行うものであります。
現在この制度により進出意向を希望する9社からの引き合いの申し出があり、地権者と交渉しているところでありますので、今後もUR都市機構の協力を得ながら、積極的に同制度を周知し、早期の土地活用を図っていくための支援を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、質問事項の2、アクセス道路関連についてお答えいたします。
まず、1点目、インターチェンジアクセス道路の沈下測定状況及びのり面工の状況についてですが、盛り土の施工段階で沈下状況を確認した上で舗装工事を行っておりまして、舗装及びのり面ともに異常は見られておりません。安定している状況となっております。
2点目の国道296号に接続する暫定的に整備された区間の完成時期についてですが、現在県において交差点部の用地交渉を行っておりまして、用地取得後の交差点の改良に合わせてこの区間の整備をすると伺っております。
以上であります。
〇議長(小早稲賢一君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) 私のほうから、4点目の安全・安心のまちづくり関連について、中学生の自転車の指導についてお答えいたします。
中学校では学級活動等において自転車の乗り方について生徒指導主事や安全主任が中心となり、自転車の安全走行のための決まりを確認するとともに、安全講習も実施しております。しかしながら、生徒の不注意や交通標識の見落とし等により接触する事故も起きております。このことは、命にかかわる重大な事故につながることが予想されますので、自転車の乗り方や自転車の整備点検、歩行の仕方等の安全指導の徹底を図ることが大切であると考えます。
町教育委員会といたしましても、毎月の小中教委連絡会議で自転車の乗り方、走行等について引き続き交通安全指導の徹底が図られるよう指導してまいります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 8番議員、佐藤修二君。
〇8番(佐藤修二君) 1番目の南部土地区画整理事業の事業用地の関連についてなんですが、事業用地に企業が進出するか、全部埋まるか埋まらないか、これは酒々井町にとって非常に大事なことだと思うんです。といいますのは、佐倉市との合併を断念して自立の道を選択した酒々井町としては、当時から自主財源を何とか模索をしなけりゃならないという意味で、南部地区の区画整理事業はいろいろと挙げられていたと思うんですが、支援策としてちょっとお答えなかったんですが、現在確かに不用地の登録制度とか、ホームページの発信ありますけど、やっぱりもう少し一歩踏み込んだ支援を考えていくべきだと思うんです。それと、そういう企業の進出、仮に企業進出ありましたら、その業種について、例えば煙もくもくじゃ、これはとても話にならないと思いますけども、要は酒々井町ができる、例えば上水道の余裕、そういうものが現在にあるのかどうか、その辺についてもお伺いいたします。
それと、2点目は、先月か先々月か、朝日新聞に早稲田大学の大学生がプレミアム・アウトレットに関する提言をしているという記事が載っておりました。私は、これは非常にいいことだと思って記事読んだんですが、それはプレミアム・アウトレットに来た若者ということでありましたけども、無料バスでハーブ園まで送って、そして見学等もしてもらって1,000円以下の食事をしてというような、そういう内容であったと思うんですが、私は町内にそういう若い人たちが来るということは非常に大事なことでもありますし、若い人たちの何も食事してとかいうことじゃなくても、青空の下で音楽とかそういうものも、いろいろな方法もあると思うんです。この提言に対して、町としてどのように対応しようとしているのか。
2点についてお伺いをいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 今ご指摘のありました利用支援、その辺については私、町のほうももう一度、いま一度その状況を把握して検討してまいりたいと、こう考えております。
それから、学生の提案といいますか、この件につきましては商工会のほうからもいわゆるコミプラ周辺に道の駅をみたいな話が、ご提言ございまして、それと要するに若者が集まるまちというものを組み合わせたまちづくりというのは、非常に検討に値するものだと思っておりますが、その辺も総合的に検討して、これからなんですが、していきたい。ご提案を受けて、していきたいと考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、8番議員、佐藤修二君の一般質問が終了いたしました。
ここでしばらく休憩します。
(午前10時47分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前11時00分)
◇ 地 福 美枝子 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に15番議員、地福美枝子さん。
〔15番 地福美枝子君登壇〕
〇15番(地福美枝子君) 日本共産党の地福でございます。1回目の質問をさせていただきます。
小坂町長、任期最後の一般質問となりました。町長としてもこの4年間どのような総括をされたのか、昨日の、またきょうの午前中の質問の中でもるる出ていました。
さきの参議院選挙では、消費税の増税だとかTPPだとか、あるいは憲法の改悪など、今後の日本の政治を大きく揺るがす争点がたくさんあったわけですが、自民党は少ない得票で多くの議席を得ることになりました。その結果、安倍首相は、よくテレビでも私も聞きましたが、ねじれが解消したと、そういうふうに言っていましたけれども、しかし国民の側から、私の側からと言われるかもしれませんが、今安倍政権が行っていることを考えていきますと、国会の中でねじれがあるのは当然です。政策は違うし、考え方違うわけですから。しかし、公の場でねじれが解消したと言うのはどうかなと、国民の要求と安倍政権がやっていること、それ自体が違っている、そういうことを考えると、ねじれはそこのところにあるんじゃないかというふうに思います。
今回その参議院選挙が終わった後の、小坂町長としては最後の9月議会になるわけですが、今の国の政治、そのことを鑑みながらこれまでの小坂町長が行ってきたことどうだったのか、そういう観点から国の情勢、町の情勢、町民の暮らし全体から主に質問をしていきたいというふうに思っています。
1回目の質問なんですが、先ほど触れましたけれど、同僚議員の質問に私への回答が含まれておりました。教育環境の整備や子供の医療など、これまで小坂町長が行ってきたこと、私たちも要求していたこともありますので、それについては評価をするものですから、それについてるる説明、回答は結構です。時間がもったいないので、結構です。効率的に時間を使いたいと思っています。しかし、簡潔に効率よくと言っても、的外れの回答では意味をなしませんので、ぜひその点を留意して質問にお答えいただければと思います。
さまざまな子育て支援に力を入れてこられました。これまでの4年間、この任期中にやろうとしてできなかったこと、これは中川の調節池だけなんでしょうか。その点もうちょっと伺いたいと思います。行政として、すぐできることとできないこと、いろいろあると思いますが、やろうと思っていたけどできなかったことはほかにあるのかどうか、伺いたいと思います。
次に、社会保障制度改革国民会議、これが行われて医療、介護を中心とした負担増、給付制限、このプログラムが閣議決定されました。この秋にも消費税増税と一体でその法案が出されようとしている瀬戸際の状況です。この内容は、広い世代にわたって負担がふえるものとなっています。このことをどのようにお考えでしょうか。
また、国の財政再建や社会保障充実のために増税と一体にして行われることはやむを得ないとお考えなんでしょうか。社会保障制度改革国民会議の中身についてどのようにお考えなのか、伺いたいと思います。
先ほど触れましたように、今安倍政権がやろうとしている国民会議、社会保障制度をどう変えるかという、この内容についてこれまで町長がやってきたこととどうかかわりがあるのか、その点で伺いたいと思います。
これからさらに質問することは、国民会議の中にも重要な中身となっていますが、生活保護についてもそうなんですが、次にこの点について町の実態について伺いたいと思います。生活保護の許可については県の仕事なわけですが、現在酒々井町の生活保護を受けている方、まずどのくらいいらっしゃるのか、世帯数、人数を伺いたいと思います。
そして、さらに政府が行おうとしている、また一部実施になりました保護基準の引き下げの概要を伺いたいと思います。8月に引き下げになっていると思いますが、その影響を受ける世帯、人数があるのかどうか、あればその金額、世帯数を伺いたいと思います。
保護基準が引き下げになるということは、多方面に影響があるわけです。特に子供に関することですれば、就学援助だとか保育料などにも影響を受けるのが保護基準の引き下げです。その点について、酒々井町の影響について具体的な数字伺いたいと思います。
次に、検診について伺いたいと思います。酒々井町の方々に共産党としてアンケートをお願いしました。いろんなことが出されました。その中に検診のことがあったので、その点を伺いたいと思います。町のがん検診ですが、肺がん以外は全て有料になっています。負担額もさまざまですが、なぜそのようになっているのか、肺がんはなぜ無料なのか、その点理由を伺いたいと思います。町民とすれば、高齢化社会ですからなるべく医者にはかかりたくない、健康でいたいと思っているわけですが、がんが怖いです。その点検診をきちんと受けていることが予防になるわけですが、全部受けるとたしか3,500円か4,000円ぐらいになるわけですが、ぜひ少しでも町民負担を軽減するためにも、今後無料にしていくことを考えていただきたいんですが、その点どのようにお考えなのか、予算がどれくらいかかるのか、伺いたいと思います。
次に、アンケートにもありましたが、乳児健診と妊婦健診について伺いたいと思います。実際に乳児健診、妊婦健診受けたからの要望なんですが、それぞれ無料とはなっています。しかし、実際には受けると自己負担が結構あるので、無料の内容の充実を図ってほしいというものでした。私もちょっと調べてみますと、確かに乳児健診、妊婦健診は14回ですが、無料ではあるんですが、基本的なところだけで、少し何かこれは調べたいということがあると無料じゃなくて、有料に当然なるわけです。その無料の内容をもう少し拡充してほしいという点ですが、その辺要望はほかにもあると思いますが、どうお考えなのか伺いたいと思います。
次に、国保税について質問いたしました。これまでもぜひ引き下げてほしいということを何度も要求いたしました。アンケート、町の人たちの要望の中にも国保税が高いから何とか引き下げてほしいというのは必ず要望として出ています。今回社会保障制度改革国民会議の中でいろんなことが話し合われています。その内容をちょっと見てみますと、国保税についてもやはり高いということが国でも取り沙汰されているようです。どういうふうにするかということが出されました。その点について町の影響どうなのかということを聞いたら、これはまだ決まっているわけではないので、答えられないという回答をいただきました。裏ですね、それはやむを得ないかなと思いましたので、具体的なご回答は諦めましたけれど、国保税に入っている、加入している人たちの収入の拡大を考えているようです。低所得者保険料の軽減の拡充、保険料と、それから一部負担金の要求などいろいろ引き下げなど要求していたわけですが、国保税の割合が非常に収入に対して高いということは、国民の大きな不安、そして不満ともなっていることは事実です。これまで町民負担軽減にどのように取り組んできたのか、その点お答えあればいただきたいと思います。
次に、防災についてですが、防災の計画について見直しの分厚い書類が来ました。これ全部読み込むことはなかなか大変なことなので、少しずつということなんですが、9月は防災については一番関心が高まる季節ですが、その点でごくごく私は小さなことなんですが、ほかの地域でやっていることも聞きましたので、取り上げました。
防災計画の見直しが済んで、今後大きな地震、災害があった場合に備えて、何をどのようにしていくのか、具体的かつ体験、訓練などを実践的な計画が必要になってきて、訓練は行うということは聞いていますが、その中で小さな点なんですが、子供たちがそれぞれの学校に通うわけですが、倒壊のおそれのあるブロック塀どのくらいあるのか、そういう調査をされたことがあるのか、伺いたいと思います。
あるところで、県内ですが、倒壊のおそれのあるブロック塀の調査をしたところ、大きな市ですから何十件、百何件というか何十件とあったわけですが、しかしそのブロック塀を撤去しようにも費用がかかるので、その費用を町として、市として助成をしようとするところ、しているところがあります。酒々井町としてそういうブロック塀、撤去したほうがいい、直したほうがいいというようなブロック塀について、特に通学路ですが、調査をされたことがあるのか、その点についてお考えを伺いたいと思います。
次に、今後計画の中に災害時の水の確保のための大室台プールの浄水機を整備するとありました。その他の小中学校についてはどうするのかというふうに思いましたが、確かに以前に大室台の水は飲むにはふさわしくないということも聞きました。中学校は散水等で使っているからとかというようなこともありましたが、全体としてなぜ大室台小だけ浄水器を整備するのか、改めて伺いたいと思います。
最後に、これも何度か質問をしてなかなか進まないことなんですが、繰り返し要望していきたい、できるまで要望していきたいと思っています。改めて、ナリタヤ側からガスト側に渡るための信号と横断歩道の設置の要望です。これもアンケートの中に要望がありました。アウトレットができたということで、町内にも少なからず少しは人が流れてきています。駅前も人の流れがやっぱりあります。今までとやっぱり人が多くあるわけです。それだけが目的ではありません。やっぱり高齢者、そして自転車の方がそこを自転車で走るんですね、私も何度か見ています。そういうことがありますと、やはり安心して通るために、そして人の流れからするとナリタヤ側からのほうが人の流れが多いはずです。向こうにもガストがありますから。そういう点で、迂回しないでガストに行かれるように、お年寄りが歩道橋を上って下らなくてもいいように、横断歩道と信号があればむしろそのほうがお年寄りの人たちにとっては楽ですし、安全で行けるということになるわけです。いろんなことを勘案して、情勢からも勘案して、ぜひ関係当局にこの場所のナリタヤ側からガストへ行く信号と横断歩道をぜひ設置するよう、できるように働きかけていただきたいと再度再考を願うものです。いかがでしょうか、お答えをいただきたいと思います。
これで第1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、15番議員、地福議員からは6点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の町長の政治姿勢についてのご質問ですが、平成17年の就任以来厳しい財政状況の中、行財政改革などにより財政基盤づくりを行いながら、自立のまちづくりを進めてまいりました。住民投票により佐倉市との合併をせず、自立の道を選択した町民の皆様の負託に応えるべく、持続可能なまちづくりを念頭に、合併新市計画のメニューでありました駅のバリアフリー化や南部地区新産業団地の整備を初め、そのほとんどを合併せずとも達成できたものと考えております。
2期目を振り返りますと、保育園及び小中学校の耐震化、小中学校全教室にエアコン設置、中学校3年生までの医療費助成、保育園から中学校卒業までの外国語教育の実施、岩橋保育園園庭拡張、学校教育支援促進事業の実施や今年度進めております小中学校に太陽光発電装置設置事業などの教育環境の整備や先進福祉千葉県一のまちづくりとして、食育から介護予防までの心と体の健康づくり、保育園入園待機児童の解消、特別養護老人ホームへの増床支援、災害時要援護者名簿登録制度の推進、介護支援ボランティア制度の創設などの福祉分野の充実を図ってまいりました。
また、町として長年の悲願でありました酒々井インターチェンジの開設や南部地区新産業団地のまち開きなども行われ、さらなる町の活性化につながるものとなりました。しかしながら、団塊世代が後期高齢者、75歳を迎える2025年問題へ備える先進福祉施策、これは地域福祉基金の積み立ても含めたものでございますが、これをさらに進めていきたかったわけでございますが、今その緒についたところと考えております。
なお、懸案であります中川の治水対策につきましては、被災地の皆様の不安の解消を図り、安全・安心を確保していくことが行政の責務であり、ひいては住民福祉の向上につながるものと考えておりますので、引き続き議員の皆様に説明を行い、ご理解を得られるよう努めてまいりたいと思っております。
次に、少子高齢化の急速な進行により医療や年金等の社会保障制度は給付の面でも負担の面でも、私たちの生活に大きなウエートを占めており、家計等に与える影響が大きくなってきています。また、給付と負担のバランスや世代間等の公平性が求められています。このため、人口の高齢化や支え手の減少に対応し、特に団塊の世代が75歳以上となる、いわゆる2025年問題もある中で、暮らしの安心を確保する持続可能な社会保障制度を構築していくため、政府において有識者をメンバーとした社会保障制度改革国民会議が設置され、社会保障制度改革の工程表と位置づけるプログラム法案の骨子が8月21日に閣議決定されたところであります。若い世代向けに少子化対策が盛り込まれた一方で、高齢者や高所得者に給付の抑制策や負担増での協力が求められています。私といたしましては、消費税の増税問題も含め社会保障分野における国と地方の役割分担と財政基盤について、こうした動きを注視しながら国庫負担の国から地方へのつけかえとならないよう、全国町村会等の関係機関と連携を図るなど、極力町民に影響が及ばないよう財源を含め努力をしてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは、2番目の生活保護基準の引き下げにつきまして、それと3番目の町の検診につきましてお答えをさせていただきます。
まず、第1点目の生活保護基準の引き下げにつきましてお答え申し上げます。生活保護基準につきましては、その適正化を図る観点から平成25年8月1日より基準額の見直しによる支給を開始しております。これは、生活保護費のうちの生活扶助費を今後3年間で全国平均で10%の増減額を限度として、段階的に見直しを実施するものです。
生活扶助費の見直しの額につきましては、生活保護受給者一律ではなく、世帯の人員構成、年齢などにより異なります。町村部の扶助費見直し額は、世帯当たり1,000円程度の増額から1万5,000円程度の減額が見込まれております。当町の場合、生活保護受給世帯133世帯のうち、おおむね30%程度に相当する世帯が1,000円程度の増額となる60歳代単身世帯ですが、他方残りの70%に相当する世帯につきましては生活扶助費の減額が見込まれます。生活保護に係る事務は、千葉県印旛健康福祉センターが保護世帯の認定、保護費の算出決定及び支出などを行い、町は保護費の支給や相談業務を行っているところであり、引き続き生活困窮者に対しまして支援が滞ることのないよう同センターと密接な連携を図っていくこととしております。
次に、3番目の町の検診につきましてのうち、(1)、がん検診に係る自己負担金額の徴収に関する質問についてお答えいたします。がん検診はがんを早期に発見し、早期治療を行うことで、がんによる死亡を減らす上で重要な検診ですが、検診には医療保険は適用されないため、個人で医療機関の検診を受ける場合、全額自己負担となり、その費用は施設や内容により異なりますが、おおむね4,000円から1万5,000円程度とされております。このため多くの市町村では検診費用の助成が行われており、集団検診の自己負担金は、胃がん、子宮がん、乳がん検診では500円から1,000円、肺がん、大腸がん検診では500円以下となっております。集団検診を無料としている市町村の数は、肺がん検診が最も多く、乳がん検診が最も少ない状況となっております。当町においても、肺がん検診は無料、胃がん検診は700円、大腸がん検診300円、子宮がん検診500円、乳がん検診、うち視触診は500円、マンモグラフィー、エコーがそれぞれ1,000円としております。
質問は、肺がん検診と同様に他のがん検診につきましても、全て自己負担金の無料化を求める内容でございますが、当町においてはこれまで診療報酬の改定による委託料が上昇する中、自己負担金は据え置いており、結果として現行では成田市を除けば近隣市町村と比較してもむしろ安価、つまり安い状況となっており、さらなる軽減を図ることにつきましては財政負担への影響も避けられないことから、慎重な検討が必要だと考えております。
なお、がん検診の全ての自己負担金を無料とした場合、現行予算におきましてはおおむね222万2,000円の増額となりますが、最小限の自己負担金として徴収させていただくことが必要と考えております。
次に、(2)の妊婦健康診査に係る公費負担の拡充に関する質問にお答えいたします。公費負担による妊婦健康診査につきましては、厚生労働省からの通知で実施時期や健診項目などが示され、健診は計14回とされております。当町でも健やかな妊娠、出産を願って14回までの健診費用につきましては、9万3,000円分の補助券を交付し、標準的な健診項目につきましては無料で受けられることを基本としております。ただ初回の診察は、妊娠判定をしてもらうので自費診療となり、また受診券に書かれている項目以外の診察や検査も自己負担となっております。
質問は、妊婦健康診査の公費負担の拡大を求める内容でございますが、母子保健全体の施策の中で検討していかなければならないものと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 税務課長、大坂俊男君。
〇税務課長(大坂俊男君) 税務課長でございます。国保税の軽減についてということで、事前のご相談でできないという回答させていただきましたけども、もう一度ここでご答弁をさせていただきたいと思います。
議員の質問の中にもありましたとおり、国の社会保障と税の一体改革の中で市町村国保の構造問題への対応として、国保制度全般にわたり検討が進められている状況でございます。その内容についてなんですけども、地方にはいまだ説明がなされておらず、回答できないというふうに回答させていただいたところでございますけども、現況で軽減世帯7割、5割、2割という1人当たりのところの金額を軽減させていただいておるわけでございますけど、7割については806世帯、1,160人の方々が対象となってございます。5割につきましては、157世帯、392人の方がこの対象となってございます。また、2割につきましては、426世帯、817人の方が対象となっておるわけでございまして、聞き及んでいるところでは5割と2割の軽減のところの幅を広げようということで聞いておりますけども、ちょっと数値について把握してございませんので、ここで終わりにさせていただきたいと思います。
また、質問の中でどのように引き下げ努力をしてきたのかというご質問だったかと思いますけども、当然PR、広報、それからパンフレットの配布、それから検診の強化を住民課のほうでやっております。それで、国保税につきましては平成18年度から8年間ですか、ことしまで含めますと上げていない状況でございまして、近隣見ますと改正を2回、3回とやっているわけでございまして、医療費に対して税金をどのくらいいただくかという課税になるわけでございますけども、これにつきましては住民の皆様のご協力もいただきながら、8年間税金を上げてこなかったということで、それが努力かなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、防災についての1点目のご質問にお答えいたします。
倒壊のおそれのあるブロック塀の調査をしたことがあるのかとのご質問でしたが、通学路の点検や町道の日常管理というものは実施しておりますが、ブロック塀に限った調査というものは実施しておりません。
また、撤去費用の一部を助成してはどうかについてですけれども、撤去のみでは対象とはなりませんが、住宅敷地内においてブロック塀を撤去し、新たに安全な構造の塀やフェンス等を設置することについては、住宅リフォーム補助金制度において助成の対象としております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、2点ご質問いただいているうちの初めに大室台小学校プールの浄水器についてお答えをさせていただきます。
災害時の飲料水を確保するためプールの水や井戸水などから飲料水をつくり出すことができる浄水器を今年度大室台小学校に配置する計画をしております。浄水器は大室台小学校のプールの水を浄水することを目的に設置しようとするもので、災害時及び訓練等に活用していくこととしております。
次に、信号機と横断歩道の設置についてのご質問にお答えいたします。歩道橋が設置されている場所につきましては、横断歩道を設置することができないことを県警交通規制課に確認をしております。歩道橋を利用することは、より安全に横断することができ、また歩道橋を利用することが難しい方は歩道橋直近の横断歩道を利用していただくことになります。歩道橋については補修工事が完了し、より安全に横断することができますので、利用していただきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 15番議員、地福美枝子さん。
〇15番(地福美枝子君) それでは、順番に伺いたいと思います。
最初の今回は社会保障の制度が今後どのようになっていくのか、国民が今注視しているところの中で、そのプログラム法案が8月21日に閣議決定されたんですが、その中身を見ますと酒々井町町民だけではなく国民全体がどう変わるのかというところでは、非常に中身が重要なわけです。今町長のお話を聞きますと、なかなか理解しにくい回答なのでちょっとなんですが、国の国民会議、社会保障制度改革国民会議の中身というのは負担増、給付制限、これが中心になっているんです。そこに余り言及されなくて、国と地方の財政基盤のためにとか、国から地方へつけかえならないように努力していきたいということでしたけど、この中身がどうなのかというのは、町民に対するどんな影響があるのかということが重要なんです。特に社会保障制度改革国民会議という、昨年ですか、できたわけですが、財界が何と言っているかというと、負担増と給付減という苦い薬を飲まさなければならないと、それを国民に示せと経済同友会で要求しているんです。そのとおりに負担増になりました。年金は減ります。それと、介護についてもこれまで要支援は保険が適用された、サービス受けられたわけですが、それが外される。70歳から74歳までの医療費、これが1割から2割になる、負担がふえるわけです。そういう内容を持ったものなんです。
そういう中で酒々井町はどんなふうにしていくのかとなると、次の町長がどうするかという問題で、そのときに私は伺いたいと思います。先ほど町長は、町民の皆さんにこれまでどんなことをされてこられたのかということで、るるお話をされました。私は、学校のエアコン、それから太陽光発電、これは本当に評価したいというふうに思います。いろんなこと確かにされていましたけれど、しかし合併しなくてもできたとおっしゃいました。しかし、合併しなかったからこそ私はある意味ではできたんだというふうに、ちょっと考えが違うんです。合併したら恐らくできなかったんじゃないかというふうに思います。だからこそ町民は合併ノーの判断をしたんだろうと思います。先ほどの町長のお話の中で、もう既に次期町長としてやっていきたいという気持ちがるると出て、余裕ある回答のように思いました。
そこで、再質問なんですが、まずこれまで子育て支援に力を、教育環境の整備に確かに力を入れてきた、されました。しかし、私は社会保障制度の今後の問題について取り沙汰したように、町民の暮らしに対して今収入が減ったり、税金をどのように払っていくのか、どうやりくりしていったらいいのか、そういう働く世帯や不安を抱えながら、ますます年金が減っていく年金者の方たち、病気を抱えながら老老介護をしている人たちに、どのような暮らしに対する支援をしてきたのかということについて言及したいというふうに思います。
環境の整備、これも大事です。しかし、個々の町民の暮らしに焦点を当てて、どのような暮らしの支援をしてきたのか、それについてどのように考えてきたのか、そういう点でこれまでの成果るるいろいろ言われました。保育園、耐震化をしました。エアコンつけました。太陽光パネルも3月に設置します。本当に結構なことだと思います。しかし、町民の暮らしに焦点を当ててどのような支援をするかということは、今社会保障制度が崩れて負担増が多くなる中で、それは以前にも私はこのプログラムが閣議決定される前にも、個々の町としての支援をいろいろ訴えてきました。そういう点で、町長とすれば町民の暮らしを守るために国の防波堤となるということが重要な責任ではなかったかと思います。そういう点で、暮らしの問題についてどのようにお考えなのか、今あればお答えいただきたいと思います。
さらに、毎年社会保障のそれぞれの市町村でどのようにやっていくか、社会保障連絡協議会は毎年行っていることがありまして、担当の方からいつもきちんと回答いただいています。これがその回答なんですが、毎年いただいています。そういう中で、国や県の要望をどうするかというところの欄があるんですが、しないという欄が、ほとんどしないというところが多いんです。検討するというのもありますが、消費税について増税を中止すべきだという国民世論もあるわけですが、それは要望しません。また、医療についても公費負担の増額、こういうことも要求したり、あるいは18歳未満の子供の医療費の無料化、国の制度としてどうなのか、国に要求するんです。町がやるということではないんです。国に要求してほしいということなんです。でもこれもしない。
それから、国保税についても、これは酒々井町の負担も大きいわけです。よくご存じのように、国保税の一般会計もなかなか大変な状況だというのは会議の中でもいつも思うことなんですが、それはぜひ一般会計からの繰り入れをしてほしいということも、以前私も言いましたが、国の負担、国庫負担が少ないからそうなっているということを何度もお話ししました。国のもっと国庫負担を多くすれば、町の負担も少なくなるし、町民の負担も少しでも減らすことができると、これははっきりしていることなのに国へは要求しない、そうなっています。しかし、県に対しては一般会計繰り入れは要望するということは言っています。今国が国民の暮らしをどんどん負担をふやそうと、経済同友会が要求しているように国の財政大変なんだから、社会保障も少しは負担をしてもらい、苦い薬を飲むことも国民にしっかりと伝えろと要求していることそのままに負担をふやしているのが今回の社会保障制度改革国民会議のプログラムなんです。そのことから考えると、やはり町長いろんなことで努力されているとは私は思っていないわけでありません。されているとは思いますが、個々の町民に対してどのような支援をして暮らしを守っていくかということも市町村の責任でもあるし、町民の暮らしを守るということでもあると思うんです。そういう点で、なぜ国や県に要求をしないのか、その辺も伺いたいと思います。
次に、生活保護の件なんですが、既に段階的に見直しがスタートしました。生活保護の方が133世帯と、このところまたふえてきています。その中で、減額をするというところが70%確かに聞きました。減額される世帯、70%ですから何世帯ですか、計算すれば出てくるんですが、一番多いというのは子供がいらっしゃる世帯じゃないかと思うんです。いろんな相談を受けるというふうにおっしゃっていましたが、相談を受けても制度的にそうなると、どういう相談かというと経済的なやっぱり相談になると思うんです。子供が2人、3人いて保護費が減ると本当に困るという方が要は70%ですから、いるということですが、どのような救済を町として考えられるのか、この辺を伺いたいと思います。
次に、生活保護を受けている、やっぱり生活保護の方ですが、これは県との話とも、町だけではないと思いますが、この夏非常に暑かったです。ある私は生活保護の方に聞いたんですが、なるべくエアコンは使わない、お風呂も週2回ぐらいにする、買い物もなるべく行かないようにする、電話はかけなければならないときは使うけど、積極的には電話は使わないというふうに言っていました。多分そういう中で、こういう暑いとき、あるいは寒いときどういうローテーションで見守りといいますか、されているのか。私はそういう方に直接聞いたわけですが、大変だなというふうに思いましたけど、どんなふうにローテーションで回っていらっしゃるのか、伺いたいと思います。
そして、生活保護世帯どんどんふえています。県のほうでも大変だと思いますが、町も133世帯もあるわけですから、周り回って状況を伺えといっても、県と一緒にやるにしても大変だとは本当は思います。そういう中で、担当者というか、配置の方は何人、私が見たところでは1人だと思いますが、私は非常に少ないなというふうに思うんです。1人ではやり切れないだろうというふうに思いますけれど、現在は何人それに対応されているのか、伺いたいと思います。
生活保護の話をすると、本当にごく最近の話題の中で町民の方とお話しする中で、非常に金払いがいいと、私は年金生活だけれど、彼女は生保を受けているけれど、何をするにもそれが高いとか安いとか一切言わないでお金を出すと、そんな人がなぜ生活保護を受けているのかというバッシングがありました。たまたまその方がそうだったのかと思うんですが、実際に不正をして受けている人は全体の、町ではないですが、全体の0.4%と言われています。どういう不正かというのはあるわけですが、そういう芸能人の不正の問題が取り沙汰されましたけれど、本当に一部の人たちなんです。それが大きな話題になって、なぜ生活保護受けている人が豊かで、私たちはつましく生きているのかみたいな話になるわけですが、これはなぜかというと、そういう話が受け入れられるのは、今の年金制度そのものがおかしいからだと思います。年金のほうが少ないわけですから。そういうことが比べてみれば私たち年金は5万、6万しかもらわないのにという話で、そういう風潮があるんだと思います。ただ現実には、9万や十何万で暮らすというのは現実には大変だということなんです。そういうことを考えますと、133世帯もいる生活保護の方にどのような支援ができるのか、県とも相談をしまして、先ほど質問しました十分な配置していただきたい、それとどのような生活状況なのか、どういうローテーションで見回りをしているのか、その2点を生活保護に関して伺いたいと思います。
それと、浄水器なんですが、おっしゃっていることはそのままそうだと思うんですが、私の質問に答えていないというふうに思うんです。なぜ大室台小学校だけ浄水器買うんですかと聞いたつもりなんです。それについて、では酒々井小と酒々井中の浄水器は必要ではないということになるわけです。それはどういうことなのかということを聞きましたので、その点で再度伺いたいと思います。
それと、最後の横断歩道、これはやりとりずっと同じなんですが、陸橋の横断歩道というか、陸橋の確かに改修していたの私も見ました。ですから、見ていると利用している人は非常に少ないんですが、利用していないとは確かに言い切れません。時間があれば、てくてくと上歩いたほうが安全では確かにあります。繰り返し言ってもしようがないんですが、今町にいろんな人が、町外の人が流れる要素、来られる要素が多くなる中で、ぜひ再考していただきたいと思うんです。それを最初に言いました。全くその余地がないのか、あの陸橋があるからどうにもならないんだという硬直した考えではなくて、今の酒々井町、アウトレットが開業されました。人が流れてきます。
先ほども駅前もう少し整備したらいいんじゃないかとか、いろんなことがありました。酒々井町にぜひ、ようこそ酒々井町という横断歩道でもあってもいいんじゃないかと私は思っているんです。そういうぜひ酒々井町に来てください。アウトレットではなくて、酒々井町にはこんないいところがありますと、もっともっとアピールするということを考えれば、私は横断歩道、信号設置、51号線に設置するのは、そう考えるのは普通といいますか、流れとしては当たり前じゃないかなと思うんです。確かに迂回していってナリタヤで買い物した後ガストへ行くのに、まず電気屋さんのイハラさんのほうへ行って、車を注意しながら行って、それから信号のある横断歩道を渡って、そしてまた曲がって、コの字型に行くわけです。それは時間があれば別にできることですが、今人の流れ、買い物の流れというのはナリタヤさんで買い物してガストへ行くと、陸橋渡るか真っすぐ行くかとなると、やはり51号線に横断歩道と信号があったほうがいいわけです。短距離ですから。時間がかからないし、そちらの平場を歩くほうがお年寄りにはやはり優しいですから、ぜひその辺柔軟に考えていただいて、関係機関に働きかけをしていただきたいと思います。
最初にできませんという感じで答えてもらいましたので、なかなかだと思いますが、私は何度もこれは要求していきたいし、それなりの関係機関に働きかけもしていきたいというふうに思っていますので、ぜひ再考をしていただきたいと思います。お答えがあればというふうに思います。2回目の質問。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) いわゆる町民の暮らしに対して、どう向き合っていくのかというご質問でございました。社会保障連絡協議会への回答というのは、回答にするしないというはっきりした質問でございまして、検討するみたいな中間案件はないものですから、実施しているとか、それ以外のやつについてはやはりしないというのは選ぶような形になっていると思っております。
いずれにしましても国のほうは消費税増税策ということに対しては、激変緩和といいますか、何かその辺の措置を考えるということをしております。町のほうとしても何らかの緩和策は必要だなと考えています。これが消費税販売セールみたいなのはだめだという言い方もあるもんですから、言い方は非常に微妙なところあるんですが、子育て支援の関係、それからまた要支援の介護の1、2が市町村管轄になるというような感じがございますので、これはやはりサービスが低下しないように町として、それ先ほどの答弁の中でも財源を踏まえてというのはその意味を入っていたわけでございますから、細かいことにはちょっと触れなかったんですが、そういうことでございますので、ひとつよろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうには、生活保護基準の見直しに影響を受ける世帯に対してどう支援していくのかという、まず質問がございました。
本件につきましては、今現在も千葉県印旛健康福祉センターと連携を図りながら、さまざま相談に応じておるわけでございますけども、引き続き県と連携を図りながら対応してまいりたいと思っております。
それと、2点目のこういった影響を受ける世帯と申しましょうか、そういった世帯に対しますいわゆる見守りのお話をいただきました。本件につきましては、印旛健康福祉センターのケースワーカーと町職員が連携を図りながら計画的にローテーションで回っております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、浄水器のご質問と、それから横断歩道のご質問についてお答えをさせていただきたいと思います。
まず初めに、浄水器ですが、大室台小学校のプールの水を浄水することを目的にということでお答えさせていただきました。今回整備しようとしている浄水器につきましては、可搬型といいまして移動可能な浄水器を予定をしております。そういうこともありまして、大室台小学校に整備して、その後については状況を見ながら検討を進めていくのがいいのではないかなという判断をしております。
それから、横断歩道の関係ですけれども、基本的には交通安全ということを考えるんであれば歩道橋を渡っていただくのが一番安全な状況だというようなことは、議員も十分ご承知いただいていることだと思います。回っていくのが不都合だというようなことがあるんですが、横断歩道についても直近に横断歩道がございますので、そちらを利用していただくということがよろしいということだと思います。
何度もご質問をいただいているんですが、現状ではああした形で安全上の対策ということで設置してあります歩道橋ですので、不都合がない限り利用していただくことが安全対策上一番よろしいんじゃないかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 15番議員、地福美枝子さん。
〇15番(地福美枝子君) 社会保障制度の改革国民会議というのを中心にお話をしました。少し町長のご回答とこちらが思っていること多少ずれがあるようですが、私は国民会議の中身については町長に対してどうこうしろと言っても、国にどうこうはできませんが、少なくとも国に対してはきちんと国民の立場、町民の立場で要求していただきたいというふうに思います。何といっても社会保障制度をどう改革するかという中身についてですが、社会保障が国の財政の根幹で非常に大変なんだという見方をしていることで負担をふやす、老人ではなくて全世帯にふやすような状況になっているわけです。財政負担が、社会保障制度ががんだという見方そのものが私はおかしいというふうに思っているんです。それは、私が今言っているのは国に対してですが、酒々井町においてもそれは一部あるんではないかというふうに思います。この国、日本は社会保障の予算、資本主義国からすると非常に小さい予算額なんです。そういう点で社会保障にかける予算というのが国民をやっぱり豊かにしていきますし、健康で暮らしていくという一番重要な点で、国も、それから酒々井町も重要な問題だと思います。この影響がいろんな形で出てきますけれど……(終了5分前のベルの音あり)町ができることはまだまだあると思いますので……
〇議長(小早稲賢一君) 残り時間が少なくなりました。質問は簡潔にお願いします。
〇15番(地福美枝子君) 生活保護についても、国保税についても国民の、それから町民の暮らしに根づいた暮らしに対する個々の支援について、行政は考えていただきたいと思います。
これで私の質問終わります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、15番議員、地福美枝子さんの一般質問が終了しました。
しばらく休憩いたします。
(午前11時55分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 1時00分)
◇ 竹 尾 忠 雄 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、さらに14番議員、竹尾忠雄君。
〔14番 竹尾忠雄君登壇〕
〇14番(竹尾忠雄君) 日本共産党の竹尾忠雄でございます。ただいまから一般質問をさせていただきます。
最初に、役場庁舎の耐震補強についてお伺いいたします。役場庁舎耐震補強工事の財源については、6月議会でも私提案いたしましたが、政府の2012年度補正予算に盛り込まれた元気臨時交付金を活用してはどうかと提案いたしましたが、町長は検討したいと、こういうお答えでありましたが、検討結果どうであったのか、お伺いいたします。
きょうの佐藤議員の質問にもありましたが、千葉県東方沖地震等の地震が非常に危険度を増してきていると、こういう中で対策本部となる庁舎の耐震補強は、私急がれると思いますので、ぜひ耐震補強の工事を促進していただきたい、こう思いますが、お答えください。
2点目でありますが、共産党の町委員会が実施しました町民アンケートに寄せられた要望についてお尋ねいたします。先ほど何点か地福議員からもお話がありましたが、私も何点かアンケートに寄せられた要望についてご質問いたします。
1点目は、通学路をしっかり整備してほしい、アウトレットができて交通量がふえているので、子供たちが安全に通れる道を確保してほしいと、こういう切実な声が寄せられました。6月に実施した町民アンケートでは、県道宗吾線、酒々井の八坂神社前の横断歩道、押しボタン式の信号機の設置についてございました。私も6月議会で質問いたしましたが、ご回答は道路管理者である県、警察との協議を進めているということでありますけども、進捗状況についてお聞きしたいと思います。
2点目でありますが、平成22年中学校模擬議会で、生徒から上郷地先の危険箇所について道路が狭く、怖くて通れないと、こういう訴えがあり、町長は危険箇所ということを認め、昨年の補正予算で一部改善されましたが、残りについては当初予算にも予算も組まれずに現在に至っております。6月議会でも私質問いたしましたが、そのときには同じ通学路線である消防署前から51号までの道路の歩道を整備する、こういうお答えでありましたが、22年の中学生の模擬議会で切実に訴えられた子供さんたちの気持ちを考え、町長自身も危険箇所ということをお認めになっているわけですから、私は優先されるべき箇所だと思いますが、現在町長は危険箇所は解消されたと、こういうふうに認識されているのかどうか、お尋ねいたします。
3点目でございますが、これもアンケートに寄せられ、中央保育園の駐車場は雨が降るとどろどろになってしまう、車の出入りが大変との意見があり、改善の要望が出されました。駐車場の改善については、これまで園に通っている方から園のほうにも何度も要望されておると思いますが、なぜ整備がされないのか、お尋ねいたします。
3点目でありますが、公害問題になっている上岩橋・天神原地区での事業についてお尋ねをいたします。
1点目は、堆積された事業地内に所有している2筆の土地、この天神原の事業は県が許可した産業廃棄物中間処理施設とグループ会社リサイクル先進センターについて、6月議会で私質問しましたが、住民からの苦情について質問しました。町は23年3月事業が開始し、23年8月に近隣住民から、あるいは畑を耕作されている方から悪臭について苦情を受け、24年8月も同じ苦情があり、粉じん等については本年25年5月、2回の立入調査を行ったことを町は6月議会で認められました。開業以来毎年住民からの苦情によって許可権者である県、そして町が立入調査を行っているのに、町長は自身の土地2筆、約1,000平米を25年3月28日に環境改善システム株式会社に所有権を移転し、堆積場となっているが、どんな理由で売ったのか、私は町民に説明する責任があると思いますが、お答えください。
2点目は、町長が売った2筆の土地の間に町が管理する赤道も堆積所として事業者が無断で使用していることを6月議会で指摘しました。町長は現地確認し、赤道としての権限に基づいて対処する、適正な措置をとっていきたい、こう答えられましたが、現地確認をしてどうだったのか、無断使用面積について具体的にお答えください。
業者にどのような指導をしたのか、文書で原状回復を求めたのか、具体的にお答えください。きのうの齊藤議員の質問でも、まだ原状は回復されておりません。原状回復はいつまでに行われるのか。昨日の課長の答弁では、土砂の搬出先の調整がついたとのことですが、いつまでに回復されるのか、お答え願いたいと思います。
次に、3点目ですが、町長はあの山は小坂山ではなく、違う土地の旧所有者の名前をつけた〇〇山と説明されておりますが、昨日齊藤議員からも町長は住民に対して、あれは福田山と、こういうふうに言っておられるそうですが、周辺住民は悪臭や粉じん等の被害を受け、町長は町民の環境を守る立場にあり、他人に責任を押しつけようとする姿勢はいかがと思います。町長の考えを伺います。
町長は、私の6月議会での質問の最後に、こうお答えされました。「あれは小坂山と言いましたが、この辺じゃなく、もっと手前の1910番、要するに私の土地じゃないところが盛り上がっているんじゃないでしょうか」、こう答えられましたが、1910番とは町長の土地とはまさに、町長の土地は1911番ですので、隣り合わせです。当然町長のところも山になって、山ですから裾野もあるし、高いところもありますが、山には間違いないと、こう思います。
最後に、4点目でありますが、高く堆積された原因について、町は工事の延滞によるものと答弁されておりますが、どこの工事の延滞によるものなのか、具体的に伺います。
連日ダンプが搬入されておりますが、搬出するダンプは見かけられませんので、いつごろ搬出されるのか、お尋ねいたします。
以上で第1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、14番議員、竹尾議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
2点目の共産党町委員会が実施した町民アンケートに寄せられた要望についてのご質問ですが、町道02−006号線については、狭隘区間もあり、本年3月に道路用地内で拡幅整備したところであります。現在酒々井小学校の通学路になっている岩橋保育園前の道路拡張事業を進めており、まずはこの区間の完成に取り組んでまいります。
3点目の公害問題になっているという上岩橋・天神原地区での事業についてのご質問ですが、私からあえてお答え申し上げますと、〇〇山に関しましては誤った情報でありましたので、お答えをいたしました。竹尾さんと同様のことも発言されておりました。私がお話をした町民の方は、卜ケ崎のこの方だけですので、よく覚えております。繰り返しますが、あの山は私の土地であったところではありません。誤った情報でございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 財政課長、京増孝一君。
〇財政課長(京増孝一君) それでは、庁舎の耐震補強工事に関係しましてご質問がございましたので、私から答弁させていただきます。
耐震補強につきましては、工事に伴う東庁舎の代替施設や業務に支障を来さない工事工程など、改修工事の施工に当たって検討すべき事項があることから、庁内に検討委員会を設置いたしまして、補強工事及び大規模改造工事に関する検討を行っているところでございます。
次に、地域の元気臨時交付金についてでございますけれども、平成25年度及び平成26年度の建設地方債対象事業などに充当することができます。充当事業につきましては、庁舎関連工事も含め引き続き検討しているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、信号機の設置につきましてのご質問にお答えをさせていただきます。
八坂神社前の押しボタン信号機の設置につきましては、佐倉警察署による現地確認を行った結果、信号機の設置場所の用地確保が必要とのことでございました。県道宗吾酒々井線への設置のため、道路管理者となる印旛土木事務所に引き続き整備要望を行っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私から2番目のうち、中央保育園の駐車場につきましてお答えさせていただきます。
中央保育園では、園児を送迎する保護者は門前に駐車していますが、送迎が重なるときは駐車場を利用しています。駐車場には定期的に砂を補充していますが、集中豪雨があったりするとぬかるみができますので、対応を検討します。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) ご質問が赤道に不法占用されている面積はどのぐらいかということと、それからどのような指導したのかということと、いつ原状回復されるのかという質問でしたが、まず1点目、面積はどのぐらいかということですが、不法に占有している面積については堆積されている土砂ののりじりの部分が一部赤道にはみ出している状況となっておりまして、詳細に測量したわけではありませんが、おおむね70メーターぐらいということで150平米程度かなというふうに推察されます。
それから、どのような指導をしたのかということですが、平成25年6月20日に口頭による対応協議を実施いたしました。このときに改善計画書を提出するということになりまして、7月の11日に受領しております。その後8月の23日に原形復旧後の立ち会いの日程をちょっと延期したいという報告がありまして、事情を確認して仕方がないということで、そのまま受領したところでございます。
それから、いつ、じゃ原状回復されるのかという点についてですが、近々土砂の搬出作業が始まるということで、作業にはおおむね1カ月程度かかるということなので、10月には原形復旧立ち会いのほうを実施したいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、質問事項3の上岩橋・天神原地区事業についての(4)についてお答えします。
高く堆積された原因等についてのご質問でございますが、株式会社リサイクル先進センターの堆積物や搬出につきましては、企業の製品、有価物でありますので、何ら問うべきものではないため、詳細を把握することはできませんが、当初県央道に搬出する予定であったものが諸般の事情により変更されまして、搬出先と協議中であったものが協議が調ったと聞いておりますので、順次搬出されるものと推察されます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 14番議員、竹尾忠雄君。
〇14番(竹尾忠雄君) それでは、再質問させていただきます。
庁舎の耐震補強なんですが、耐震診断の結果、補強が必要だということで結論が出て、そしてなおかつこの庁舎にはアスベストがあるということで、そういう点では6月議会でも町長言っていましたが、町民の安全を守るということで、耐震補強並びに大型改修をしたいということでありますけども、ぜひ庁内の検討委員会を設けてやっておるということでありますけど、今年度いわゆる前のプレハブ撤去というようなことも予算化されておるわけですけども、もう9月半ばです。本当に本体の改修がいつになるのか、それといわゆる本年度予算とってあるプレハブの問題についても、撤去の問題についても、これ本当に年度内に終わるのか、また繰り越しというふうになりかねませんので、ぜひ庁内の検討委員会を頻繁に開いていただいて、進めていっていただきたいと、これは要望しておきます。
それから、2点目の共産党のアンケートの寄せられた要望についてでありますが、1点目の八坂神社の横断歩道の押しボタン、あそこにも新しい住宅がたくさんできまして、非常に子供さんたちも多いということです。ぜひそういう状況を関係者に伝えていただいて、早急に設置されるように働きかけていただきたいと思います。
2点目でありますが、いわゆる中学校の模擬議会で出た小川ピーナツからおりた田んぼのところ、今車も一方通行という状況であります。こういう中で、子供さんたちが自転車で、あるいは徒歩で通学の中で非常に危険だということで、22年の模擬議会で訴えられました。既に時間もたっているのに、そういう中で昨年ようやく補正予算がついたから危険箇所がなくなるなと思っていたんですが、残念ながら当初予算では予算が組まれず、危険箇所が残ったままであります。危険箇所ということで認識されておるわけですから、これは私保育園の前の歩道をつくる、51号まで消防署からつくる事業とは全く違う、事業費そのものもそうだし、そういう点でやはり本当に子供たちの命を守ると、こういう姿勢があるならば、私はとっくに安全対策が施されていなければならないところであります。
私も先日都市マスタープランの説明会で、伊篠地区に参加しましたが、この都市マスタープランの中にもたくさん狭隘道路の解消という項目がありました。私まさに子供たちの安全を第一に考えたら、町道であれだけ頻繁に交通量の多いところで、子供さんが切実に訴えているのになぜやれないのか。私不思議でしようがありません。予算的にもわずかな予算ですので、ぜひ補正で残りの部分やるというご回答いただきたいと思いますが、いかがですか、お答えください。
それから、中央保育園の駐車場の問題でありますが、先ほど課長のほうからありましたが、ぬかるみができれば対応する、これは本当にイタチごっこであって、やっぱり駐車場として地主さんからお借りしてあるんですから、そして保育園そのものもきょうあしたで終わるんでありませんので、やはりきちっと駐車場として整備する、今整備されていないから保育園に迎えに来ても門の前にとめて迎えに歩く、駐車場が本当に整備されていれば、私も見てきましたが、あの広さあれば車もご婦人の方も回して楽に出ていけるわけですから、しかし今駐車場が悪いために、どろどろのために皆さん入っていかない、門の前にとめてお迎えをしている状況であります。切実な要望で寄せれらておりますので、ぜひぬかるむたびに整備ではなくて、舗装等の整備で子供たちやお子さんたちに安心させる、当然だと思います。ぜひそういう方向で検討していただきたいと思います。
次に、3点目でありますが、天神原の件でありますが、町長は1点目の問題について、昨日も齊藤議員の質問にも答えず、やはり私フェアじゃないと思います。自身の問題であって、多くの皆さんに心配をかけ、職員にも心配をかけているわけですから、町長自身がどういう理由で売ったのか、やはり町民にこれは説明する責任があります。私は町民に納得のいく説明を求めます。
それでは、赤道についてですね。昨日も担当課長のほうから齊藤議員の質問に対して、不法に使用されているものに対して、いわゆる占有料とは言わなくても、それなりの使用料を求めたいと、こういうことは議会で言われました。私も赤道の不法占有が確認されたわけですから、町長は6月議会では適正な措置をとる、対処すると答えたわけですから、名前はともかく占有料なり何なり私は事業者に求めるべきだと思いますが、これはきのうは課長から出ていますから、町長はどう考えておるか、お答えください。
もう一点は、大気汚染防止法の問題です。これに基づくいわゆる先進リサイクルセンターの山ですが、設置届の内容について7月の5日に印旛センターに設置届があったということも私行って確認してきました。それについては、私にも見せることをしませんでしたが、昨日の答弁で課長は県は内容開示はできないとの答えであったと、こういうことでありますが、であるならば、きのうも齊藤議員が言っておりましたが、町は事業者に対して内容開示を求めるべきだと思います。というのは、これだけ住民の皆さんに迷惑をかけ、苦情が発生しているわけですから、事業内容を住民に説明する責任が私はあると思います。これは、課長ではなく町長にお尋ねしますが、事業者に県に届け出した事業内容を開示していただき、それに基づいて周辺の住民の皆さんに説明する考えはあるのかどうか、お尋ねいたします。
それから、最後の4点目の問題ですけど、堆積物については先ほど課長のほうから企業の製品であり、何ら問うものではないということでありますけども、私そうじゃないと思うんです。企業が堆積物、土砂を堆積しておるわけですから、これは管理する責任があると思います。適正に管理していればいいんですが、そうじゃなく山のように高く積まれ、風が吹けば粉じんをまき散らす、こういう状況であったわけですから、そういう中で県もようやく大気汚染防止法に基づき事業者に設置届が県に出すように指導されたと思います。そのことによって粉じんを防止するだと思います。いわゆる小坂山と言われるあんなに高く積み上げられて、私は豪雨などによって土砂が周辺に崩落する危険、これはやっぱり危険を防止する策は当然とらなければならない、こう思います。私もその辺研究してみませんが、ぜひ町も研究し、今のままでは崩落の危険性があります。住民に迷惑をかけない、企業に指導する、シート、のり面も勾配もとって積み上げるような、そういう防止策が私あると思うんです。ぜひそういう責任ある指導をとっていただきたいと思います。でないと、今のまま高く積まれて、いつ崩落するか、また周囲に被害を及ぼす結果になります。幾ら企業の製品であり、それをやはり私は管理する責任があると思います。
それから、先ほど執行部の皆さんに平面図をお渡ししましたが、議長のお許しをいただきまして、私は先進リサイクルセンターが先ほど申しましたが、7月5日に県に設置届を出しました。その設置届について開示するように要求したんですが、なかなか開示されませんでした。先日私ども共産党議員団で町民の皆さんと一緒に本庁に行って資料を提出するように要求してきました。
昨日ですが、共産党の県議団を通じてリサイクル先進センターが出された堆積する面積等の平面図が手に入りました。これを見ますと皆さんわかると思いますが、第1ヤードと、置き場ですね、第2ヤードという2つになっております。第1ヤードのほうは、これちょっとファクスで来たもんですからかすれて見えづらいと思いますが、面積は4,987平米、堆積能力は3万7,000立方、第2ヤードは面積は5,471平米、堆積能力は4万5,000立方、これ見ますと私第2ヤードのほうは現在赤道使用されております。町長が売った2筆の土地の間にありますから、山になって赤道が使用されている状況になっています。しかし、私この平面図見て、第1ヤードは赤道の新たな不法使用につながるような計画になっています。いわゆる神社から入っている、町道から入っている赤道がずっとありますが、右のほうの薄いヤード、ここに町道も含めてヤードの計画が県に出されております。済みません、赤道も含めてなっております。図面見ればわかりますけど。これでは本当にまた赤道の不法占拠という状況になってしまうんではないかなというふうに、私心配するんですが、平面図の見直しを私求めるべきだと思いますが、お答え願いたいと思います。
それから、農業委員会の事務局長に伺いますが、第1ヤードの赤道に面した土地は農地でありますが、ここはヤードとしての転用手続はされておりますか。転用の手続がされておるかないかだけで結構ですので、お答え願いたいと思います。
それから、町長が誤った云々と言っておりましたけども、私の土地であったところではありません。とんでもない話です。6月議会でも示しましたが、町長の売ったところの土地がもう既に赤道と一緒に積まれておるわけですから、それを私が売ったところじゃないなんて、これはまさに他人に責任を転嫁するようなことでないでしょうか。町長、現場を見ましたか。お答えください。
以上で2回目終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 共産党委員会の町民アンケートということで、道路の関係なんですが、ことしの3月に実施しました場所、さらにはそれからJRのほうに近いところにつきましては、排水路とかいろんな問題がありまして、そしてまた用地の関係もあるという、3月に実施したところは何もない余裕地の中でできましたものですから、そういうことでどう安全が確保できるかということを検討していきたいということでございます。
それと、赤道の占有といいますか、その辺につきましては6月議会でも答弁しましたが、適正な措置をとると、そういうことでそれを前提に今会社のほうと話をしているわけでございますので、町のほうは淡々といわゆる手続を開始しているということでお考えいただければよろしいと思います。
それから、土地の1910番の土地ということで、これはあそこの場所がいわゆる周りの土地よりも低い場所でして、そこを埋め土といいますか、しているということで、山にはなっておりません。今お話をしていたのは山の話でございます。山は何度も申し上げるとおり、1910番ではなくて隣のほうの6月議会でもそちらじゃないですかとお話ししたら、竹尾議員のほうはそうじゃないと、こっちにもあるということで、実際そうではなくて、やはり山になっているところは隣の土地でございました。そういうことで、その辺が住民の方から言われたもので、そういうことではないですよと正確にお伝えをしたということでございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 天神原地区の事業につきましては、内容の把握に努めるとともに、県と連携を図りまして対応等進めていきたいと考えます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 農業委員会事務局長、越川光司君。
〇農業委員会事務局長(越川光司君) 農業委員会事務局長の越川でございます。
先ほどのご質問で、第1ヤードのところで農地転用をとっているか、この図面ではっきりわかりませんが、一部とっているところがございますが、今手元に資料がございません。議員さんは農業委員さんでもいらっしゃいますので、過去農地転用でご一緒しているところであれば、その分についてはおおむね500平米ですが、農地転用をとっている箇所はございます。ただこの部分で、今ここかどうかという、この全体じゃございませんので、はっきり申し上げられません。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 設置届の内容についての開示の件につきましては、先ほども含めた形で答弁したつもりですが、事業者に対して開示を求めるべきという話ですが、その辺については今申し上げましたように内容の把握に努めていきたいと考えております。
〇議長(小早稲賢一君) 14番議員、竹尾忠雄君。
〇14番(竹尾忠雄君) じゃ、まず今の件ですが、内容を把握したら説明を住民の皆さんにするということですか。
それから、先ほど町長自分のところの土地ではない、私のところは低いところだ、低いところだろうが高いところだろうが、いわゆる堆積物は積まれているんです。そして、山というのは裾野もあって頂点もあるということです。町長のところは頂点ではないけれども、山になっているんです。ですから、きのうもありましたように、周辺の皆さんが小坂山と、こう名づけたということでありますので、それを私のところは低いところだったから山じゃないという、ですから福田山なんてとんでもない話です。これは本当に言いわけです。いまだに何で売ったのか、多くの皆さんが不審に思っているんです。売った理由、お金にも困っているわけじゃないし、どなたか様におどされているんじゃないか、それで売ったんじゃないか、こういう話もしております。やはり町長、町民にわかるように説明する責任があると思います。
6月議会で町長は私の質問、再三質問したんですが、答えませんでしたが、最後にこういうふうに言っています。私の土地、いわゆる環境林ということで譲渡したと、所有者がどうやったか、私はわかりません。こういうように私の質問の最後に答えておりました。私、町長の答弁は全く無責任だと思います。一町民ならばこれでいいんです。しかし、長としての立場を私はわきまえているのかと疑うものであります。
町長の言うように、あそこは環境林だと、であれば町長、譲渡せずに自身が保全すれば小坂山もつかなかった、周りの皆さんも町長が売らないためにそこでストップして助かったわけです。町長が2筆売ったために、まちづくり課も新たな仕事が出て赤道の問題を不法使用されている。それでなくてもまちづくり課忙しいのに町長の行為によって職員も大変な苦労を弄しているわけです。住民の暮らしと環境を守る立場である首長が土地を売った、私責任は重大だと思います。住民への責任、説明責任ぜひ果たしてください。
最後に、地下水汚染の問題であります。中間処理施設、私ども共産党にも匿名で寄せられまして、こんなにたくさんの資料も添えて届きました。6月議会でも申しましたが、地下水汚染、いわゆる重金属等の問題、水銀やカドミウムの問題〜(終了5分前のベルの音あり)〜
〇議長(小早稲賢一君) 残り時間が少なくなりましたので、質問は簡潔に願います。
〇14番(竹尾忠雄君) 県の許可基準の中にありますが、先日県に行ってもそれすら渡そうとしない。私どももう一度県に行ってその辺も資料要求してきたいと思いますけども、いわゆる説明では水処理、場内で使われた水はどのように処理されているか、場内で処理すると、こういうようなことでありますけども、入ってくるいわゆる汚泥、これらに対する重金属の問題、検査の問題、それらも多くの皆さんが心配しているところであります。引き続きこの問題についても、県当局と許可権者である市と届け出どおりに実施されているかどうかも確認をしてまいりたいと思います。
残された幾つかの点についてお答えをいただきまして、質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 今天神原地先で土を処理して有価物にしているというのは、これは要するに会社のホームページ等見ればよくわかりますが、今何でもリサイクルをして、そしてやたらに物を捨てないという、有価物化していくというのは、これは大きな世の中の環境対策とか、そういうことで行っている会社でございますので、全て悪ということではないんです。要は赤道を無断で埋めてしまったという行為と、それから外から見ても異常に見えるような山になっている部分、それが原因でございまして、それを解決すればこういうリサイクルというのはどこでもやらなくてはいけない事業ですので、その辺全て悪というような前提でのご質問というのは、非常に私としてもお答えが難しいです、本当に。
そういうことで、悪ではなくて有価物としてやはり処理していくと、そのときに若干不手際があったと、それは改善してもらうということがいわゆるこれからの社会の進む方向だと思っておりますので、それは舗装の合材にしても全てリサイクル、それからコンクリートの殻にしてもリサイクルしていくという、これは世の中の流れでございますので、その辺の中で若干そごがあった部分について改善していただくということだと思いますので、そういうことでよろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、14番議員、竹尾忠雄君の一般質問が終了しました。
ただいまをもちまして、一般質問は全て終了しました。
これで一般質問を終了します。
◎動議の提出
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 8番議員、佐藤修二君。
〇8番(佐藤修二君) この際、動議を提出いたします。
内容は、議長を除く議員全員を委員として構成される議会改革特別委員会設置についてであります。議員各位のご賛同をお願いいたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) ただいま提出されました動議は、所定の賛成者がありましたので、成立しました。
◎日程の追加
〇議長(小早稲賢一君) お諮りします。
ただいま佐藤修二君から提出されました議会改革特別委員会設置の件を日程に追加し、追加日程第1とし、議題にしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 異議なしと認めます。
したがって、議会改革特別委員会設置の件を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。
◎議会改革特別委員会設置の件
〇議長(小早稲賢一君) 追加日程第1、議会改革特別委員会設置の件を議題とします。
動議の提出者であります佐藤修二君から趣旨説明を求めます。
8番議員、佐藤修二君。
〔8番 佐藤修二君登壇〕
〇8番(佐藤修二君) 8番議員の佐藤修二でございます。ただいま議長を除く議員全員を委員とする議会改革特別委員会設置について動議を提出しましたところ、議員各位の賛同をいただきまして、ありがとうございます。議長のお許しを得ましたので、ただいまより動議の趣旨説明をさせていただきます。
近年全国的に地方議会改革の機運が高まっております。当町議会におきましても、さらなる議会改革の取り組みを進めるため、議員報酬を含めた中での議員定数のあり方や一般質問での一問一答導入の可否など、当町議会における改革の方向性について特別委員会を設置し、精力的に調査したく、ここに議長を除く議員全員を委員とする議会改革特別委員会設置に関する動議を提出させていただきました。議員各位のご賛同をお願い申し上げます。
簡単でありますが、動議の趣旨説明とさせていただきます。
〇議長(小早稲賢一君) 佐藤修二君による議会改革特別委員会設置に関する趣旨説明が終了しました。
お諮りします。ただいま議題となっております議会改革特別委員会設置の件につきましては、正規の手続を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 異議なしと認めます。
したがって、議会改革特別委員会設置の件につきましては正規の手続を省略し、直ちに採決することに決定しました。
お諮りします。議会改革特別委員会について、これを設置することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 異議なしと認めます。
したがって、議会改革特別委員会については、これを設置することに決定しました。
さらに、お諮りいたします。議会改革特別委員会の委員については、議長を除く議員全員とすることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 異議なしと認めます。
したがって、議会改革特別委員会の委員は議長を除く議員全員とすることに決定しました。
◎散会の宣告
〇議長(小早稲賢一君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会します。
(午後 2時04分)