平成25年第6回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
平成25年9月10日(火曜日)午前9時30分開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(15名)
1番 金 塚 学 君 2番 那 須 光 男 君
3番 篠 田 誠 君 4番 御 園 生 浩 士 君
5番 川 島 邦 彦 君 6番 齊 藤 博 君
7番 内 海 和 雄 君 8番 佐 藤 修 二 君
9番 江 澤 眞 一 君 10番 平 澤 昭 敏 君
11番 越 川 廣 司 君 13番 小 早 稲 賢 一 君
14番 竹 尾 忠 雄 君 15番 地 福 美 枝 子 君
16番 ア 長 雄 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条第1項の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 副 町 長 橋 谷 田 豊 君
教 育 長 落 合 繁 夫 君 教 育 次長 櫻 井 照 嘉 君
総 務 担当 幡 谷 公 生 君 民 生 担当 仲 田 義 秀 君
参 事 兼 参 事 兼
総 務 課長 健 康 福祉
課 長
経 済 建設 鈴 木 正 義 君 経 営 企画 大 ア 智 行 君
担当参事兼 課 長
経 済 環境
課 長
財 政 課長 京 増 孝 一 君 税 務 課長 大 坂 俊 男 君
住 民 協働 岡 野 義 広 君 住 民 課長 秋 元 廣 君
課 長
人 権 推進 河 合 昭 男 君 まちづくり 地 挽 茂 義 君
課 長 課 長
上 下 水道 綿 貫 清 君 こども課長 赤 地 忠 勝 君
課 長
学 校 教育 池 田 幸 夫 君 生 涯 学習 木 内 達 彦 君
課 長 課 長
会計課長兼 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 越 川 光 司 君
会計管理者 事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 斉 藤 広 書 記 宮 ア 純 子
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(小早稲賢一君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時30分)
◎議事日程の報告
〇議長(小早稲賢一君) 本日の議事はお手元に配付の日程表に基づき行います。
◎議長報告
〇議長(小早稲賢一君) 日程に入る前に議長報告を行います。
委員会条例第8条第2項の規定による決算審査特別委員会正副委員長の互選の結果が届いておりますので、報告いたします。
決算審査特別委員会委員長に江澤眞一君、副委員長に平澤昭敏君が互選されました。
以上で議長報告を終わります。
◎一般質問
〇議長(小早稲賢一君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 金 塚 学 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、1番議員、金塚学君。
〔1番 金塚 学君登壇〕
〇1番(金塚 学君) 皆様、おはようございます。1番議員の金塚学でございます。ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
初めに、9月8日、2020年夏のオリンピック、パラリンピックが東京で開催されることが決定しました。招致活動にご尽力された皆様、応援してくださった皆様とともに、まずは喜びを分かち合いたいと思います。改めまして、おめでとうございます。
私は、ブエノスアイレスで行われた最終プレゼンテーションにとても感動いたしました。東京招致のプレゼンは、高円宮妃久子様の丁寧なフランス語で始まり、妃殿下から東日本大震災の被災地への支援について一生忘れませんと感謝の言葉が述べられ、次々にアスリートの皆さんや招致委員の皆さん、東京招致への熱い思いと決意が述べられました。また、安倍晋三内閣総理大臣から「福島についてご心配な方々に私から保証いたします。私たちは決して東京にダメージを与えません」と述べられたことにオリンピックへの政府の思いを感じることができました。私は、安倍総理の言葉を信じたいと思います。
今回のプレゼンは、妃殿下、アスリート、スポンサー、招致委員、東京都、そして日本政府、日本が一つになって東京招致を目指すチーム日本のきずなが感じられました。世界最大のスポーツの祭典を通じ、東日本大震災からたくましく復興を遂げる日本の姿を世界の人々に見ていただき、各国、各地域からの支援に対する感謝の気持ち、きずなの力を発信できる大会にし、未来を担う子供たちが感動できる、よい大会になればと思います。
本日は、私も東京オリンピック招致バッジをつけて登壇をさせていただきましたが、微力ではございますが、今後は東京オリンピック、パラリンピックの成功に向けて協力してまいります。これから日本には今まで以上に多くの外国人の方が訪れます。皆さんと一緒におもてなしの日本人の心でお迎えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従い順次質問に入らせていただきます。町長、教育長並びに担当課長の皆様には明快なるご答弁をお願い申し上げます。今回は5つの項目について質問をさせていただきます。
最初に、教育内容の充実についてでございます。9月2日から町内の各学校では2学期が開始されました。特に中学3年生にとっては、既に体育祭も終わり、3年生という呼び名から受験生と呼ばれるようになってくるころだと思います。部活や宿題だけでなく、新たなステージに向けての勉強にも一生懸命取り組んでいることと思います。また、受験生だけでなく、その受験生のいる家庭が一丸となって目標に向かって日々努力をしていることと思います。受験生の皆さん、そしてその家族の皆さんには、目標に向かってぜひ頑張っていただきたいと思います。
日本では、全国どの地域で教育を受けても一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では文部科学大臣の告示という形で、学校教育法等に基づき各学校で教育課程、いわゆるカリキュラムを編成する際の基準を定めています。これが学習指導要領でございます。学習指導要領では、小学校、中学校、高等学校ごとにそれぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めていますが、これとは別に学校教育法施行規則で、小中学校の教科等の年間の標準授業時数等が定められています。各学校では、この学習指導要領や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じてカリキュラムを編成しています。
小学校では平成23年4月から、中学校では平成24年4月から新しい学習指導要領が全面実施され、次代を担う子供たちがこれからの社会において必要となる知、徳、体のバランスのとれた生きる力を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに、思考力、判断力、表現力などを育成し、主体的に学習に取り組む態度を養うことが重視されております。そうしたことから、授業数の大幅な増加や学習内容等も充実したものになっていると思います。
また、8月28日に新聞報道等で4月24日に実施した全国学力テストの結果が報告されました。5年連続で上位の秋田県では、他県に先行して少人数学級を導入し、取り組んでおります。少人数学級は、きめ細かい指導で勉強する意欲が湧いたり、悩みや相談も先生にじっくり聞いてもらえたり、よいことがたくさんあるとされています。
私の3月議会での一般質問でも申しましたように、教員の人員配置を手厚くできるのであれば、少しでもできない子を減らし、できる子を伸ばせるような教育こそ望ましいものでございます。しかし、市町村立の小中学校は市町村が設置し、教職員も市町村の職員でありながら、給与負担と人事任命権が県にあるため、県費負担の教職員を町がふやすことは大変困難であることも事実でございます。すなわち、人事任命権を持つのであれば、給与も市町村が負担するべきということや、ほかの市町村と給与格差があってはならないということから、教職員人事権の市町村移譲に関しては非常に難しいと考えられております。
そうした中で、町ができることとして、町の小中学校では平成23年2月には既に耐震工事や大規模改修が終了され、昨年平成24年12月にはエアコン工事が終了し、各教室で使用開始されております。ことしは暑い日が続いておりますが、快適に勉強ができるようになったと聞いております。また、夏休み中にはエアコンで不要となったストーブも撤去され、少し広くなった教室で楽しく過ごすことができ、大室台小では普通教室のカーテンも新しい物に交換され、子供たちから教室が明るくなったと感想をいただいております。
さらに、初日の全員協議会で、こども課長から説明がありましたが、来年の平成26年3月には各学校に太陽光発電と蓄電池が設置完了する予定です。光熱費の削減や防災対策だけでなく、環境に関する学習にも身近な各学校施設が役立つことと思います。改めまして、町の教育環境に関するご努力に感謝を申し上げます。
そこで、お伺いいたします。私の今回の質問は、教育環境などのハード面ではなく、教育内容というソフト面について質問させていただきます。町立の各学校では、小学校の算数、中学校の数学や英語で、習熟度別、少人数学習を実施するなど、一人一人に応じたきめ細やかな指導を実施されております。また、学校図書館においては各学校に図書館アシスタントを配置するなど、各学校の図書館の充実を図られており、児童生徒の皆さんの確かな学力の定着に努めることを重点施策とされております。そうした中で、町は第5次総合計画前期基本計画並びに教育振興基本計画において、平成28年度までにおおむね県平均である県標準学力検査平均点、中学校5教科を県平均以上にすることを目標にされておりますが、町立の学校として生徒の学力向上のためにどのような工夫をされ、目標に向けて現在の進捗状況はどのようになっているのか、伺います。
また、図書館の機能を生かした教育活動を推進されておりますが、中学生の読書数や図書館利用率はどのくらい向上しているのか、お伺いをいたします。
次に、子育て支援の充実についてでございます。昨年8月、子ども・子育て関連3法が成立をし、国は平成27年から子ども・子育て支援制度の本格的なスタートを予定しています。しかし、その財源は消費税引き上げに伴う約7,000億円を予定しているため、消費税の引き上げ時期を含め注視していく必要があると思います。
そうした中で、町の総合計画にもありますように、核家族化や女性の社会進出、就労形態の多様化などにより、子供たちを取り巻く環境は日々大きく変化しています。中でも子育てに伴う経済的負担など、社会情勢を反映して共働きの世帯も多くなっております。私は、そうした子育て世帯が働きながら安心して子育てができる環境を整備することは、大変重要なことであると考えております。親が安心して働き、子供たちも楽しく過ごせる環境、この町で子育てをしてよかった思えるまちづくりを推進したいと思います。そのことがやがて子育て世帯の定住促進となり、生産年齢人口の拡大につながっていくと考えております。
町では、保育園の在園児以外の子育て世帯を支援するため、一時保育や園庭開放、育児相談に努められており、就学前の保育体制の充実を推進されております。また、昭苑保育園の開園などにより、保育園の入園を希望しているのに入れない待機児童はゼロになったと聞いております。
そこで、お伺いいたします。町では、小学生に対する放課後児童クラブ、いわゆる学童保育にも補助金等を支出しており、子育て支援の充実を推進されております。全国的には学童保育は足りないなどと報道されておりますが、町には3つの放課後児童クラブがありますが、町の学童保育の現状についてお伺いします。
また、学童保育においても保護者の一時的な就労日時の変更や急な入院、看護や介護など、通常の学童保育に在籍していない児童を預かる一時預かり、一時保育についても充実をさせるべきと考えますが、町の考えをお伺いいたします。
次に、医療体制の充実についてでございます。昨日9月9日は、救急の日、9月8日から14日は救急医療週間です。救急の日及び救急医療週間は、救急医療及び救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急業務のより一層の高度化等を図るため、昭和57年度から実施されているもので、本年度も期間中、全国の消防機関及び医療機関でその趣旨に合わせた行事が開催されているそうです。残念ながら9月1日発行の広報ニューしすいには、防災の日や下水道の日の掲載はありますが、救急の日や救急医療週間の掲載はなく、総務省消防庁や厚生労働省のPR不足が感じられるところでございます。
一方、県では救急患者の受け入れが円滑に行われるよう夜間、休日を含む365日24時間の救急体制整備に市町村などと一緒に取り組んでいるという記事が9月5日の県民だよりにございました。実際には、町では成田市急病診療所や印旛市郡小児初期救急診療所の運営のために負担金を支出して、夜間、休日の医療体制の確保、強化に努められております。しかし、それらを町民の皆さんに知っていただくチャンスであり、考えていただくべき救急医療週間のはずでありますが、広報されなかったことは少し残念な気がいたします。
県では、県内を9つの保健医療圏として分類した上で、酒々井町はその一つ、印旛保健医療圏に入ります。酒々井町は、その印旛保健医療圏の中心に位置し、町役場付近を中心とした半径6キロメートル圏内には救命救急センターの成田赤十字病院、救急告示病院の佐倉整形外科病院、佐倉中央病院、聖隷佐倉市民病院がございます。
さらに、医療圏を半径12キロメートルに広げますと、救命救急センターの日本医科大学千葉北総病院を初めとし、救急告示病院が8病院ふえるのでございます。
一方で、町内の診療所を見ますと、外科、内科、整形外科、胃腸科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科など多くの診療科目があり、町内の診療所でほとんどの診察を受けることができるのであります。しかしながら、町の総合計画に掲載されておりますが、町が行った町民アンケートでは、医療機関、救急医療体制に関し、満足度が低い結果が出ております。医療機関や救急医療体制については、住民の関心も高く、需要度が高くなっておりますので、もっとPRが必要であると思います。
一方、医療費抑制の面からも、かかりつけ医を決めて急病のときも相談や受診ができるようにしていくことは重要であると考えます。はしご診療と言うそうですが、同じ月に同じ医療機関に3回受診する場合、初診は初診料がかかりますが、2回目、3回目は再診料という安い費用で済むのに対し、3回とも違う医療機関で受診した場合、3回とも初診料がかかりますし、同じ検査を繰り返し行うことにもなり、その分の費用もかかるそうです。
また、時間外診療については、初診料や再診料に加算がつきます。平日の日中は忙しい、待たなくて済むからなどという理由で、夜間や休日に医療機関へ行くことは、急病でない限り避けるべきだと思います。診察時間に受診すればかからない加算額が土曜日の午後や休日、深夜には発生するのであります。
このように医療体制の問題や医療費の問題は大変複雑な問題です。健康な人は、その健康な生活を維持することが大切ですし、急な病気やけがのときには、救急対応してくれる医療機関が必要であります。また、体の調子が悪いときに気軽に相談できる先生や日常的な病気の治療の相談ができる先生を見つけることも大切でございます。私は、受診方法で医療費が変わることやかかりつけ医の大切さ、救急医療確保については、町は今以上のPRが必要であると考えます。
そこで、お伺いします。町では、成田市急病診療所や印旛市郡小児初期救急診療所の運営のために負担金を支出して、夜間、休日の医療体制の強化に努められております。また、町内に総合病院はないものの医療圏という考え方からすれば、救命救急センター等は確保できているのにもかかわらず、町民には浸透していない感じがございますが、PRは十分されているのでしょうか。また、医療費抑制の面からも、かかりつけ医と呼ばれる地域医療が有効に活用されるように地域全体で医療を考える広域医療体制のPRをもっと充実させる必要があると思いますが、町の考えをお伺いいたします。
次に、町の活性化推進についてでございます。4月19日に酒々井プレミアム・アウトレットがオープンし、多くの方が来町しております。行政報告によれば、オープンから7月末までの104日間で約265万人、1日当たり2万5,500人という状況で、年間350万人という当初の計画は大幅に上回ることが予想され、とてもうれしいことでございます。
交通渋滞については、国道296号線でお盆休みに多少渋滞が発生したものの平日はほとんど発生していない状況です。南部地区新産業団地では、新たに三菱地・サイモン株式会社さんが22.4ヘクタール、定期借地権契約を締結され、増床を予定しているということですが、酒々井プレミアム・アウトレットの開業により、京成、JRの酒々井駅利用者も確実にふえ、町の活性化に大きく貢献していることは事実でございます。
そこで、お伺いいたします。町は平成28年度までに南部地区新産業団地の土地利用率100%を目標としておりますが、進捗状況はどうなっているのでしょうか。また、南部地区の発展と町の活性化のためにも、お盆休み等には渋滞をした国道296号線墨入り口交差点の改良要望が必要と考えます。この交差点は、アウトレット直通バスのバス路線にもなっており、現在では国道側の右折レーンの延伸が必要であると考えます。また、住民の利便性向上のためにも東酒々井側道路にも右折レーンの設置を要望すべきと考えますが、町の考えをお伺いいたします。
最後に、安心・安全に暮らすための対策についてでございます。町では、町内交通事情等を把握し、町の円滑な交通と歩行者などの安全な通行等交通環境の改善に向けた対策案を審議するため、総合交通政策会議を設置され、6月3日に協議が開始され、渋滞対策だけでなく、町全体の交通政策に関し方向性が議論されていると伺っております。
そうした中で、残念ながら酒々井駅周辺では歩行者と原付バイクの接触事故等も発生しております。また、スーパータイヨーさん近くの農道では、自動車と原付バイクが衝突し、ドクターヘリが出動する事案も発生しております。4人に1人が65歳以上の高齢社会の中で、自転車や原付バイクに乗る運動神経にすぐれた大学生と運動能力が衰え始めた歩行者の高齢者が多く混在しているのも酒々井町の特徴であると思います。このような高齢者や子供たちのような、いわゆる交通弱者に対する対策は急務であります。自転車や原付バイクに乗る大学生一人一人に呼びかけをすることは難しくても、町のお祭りや子育て支援、介護予防などで連携している学生の方々を通じて交通環境の改善をお願いしていく必要があると考えます。
そこで、お伺いいたします。歩行者の安全を守るためにも、原付バイクを含めた自転車の利用者のマナー向上を行うとともに、交通規制等についても考慮が必要であると考えますが、町の考えをお伺いいたします。
以上で、私の1回目の質問とさせていただきます。明快なご答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) 改めて、皆さん、おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることとなりましたので、よろしくお願いをいたします。
まず、1番議員、金塚議員からは5点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
2点目の子育て支援の充実についての質問ですが、学童保育の現状につきましては酒々井小学校や大室台小学校の余裕教室を活用して、保護者などで組織された運営委員会に運営を委託している学童保育が2カ所、昭苑幼稚園が運営し、補助金を交付している学童保育が1カ所あります。平成24年度の登録児童数の月平均は酒々井小学校が40人、大室台小学校が60人、昭苑幼稚園が67人であります。
次に、学童保育での一時預かりにつきましては、学童保育に関する児童福祉法の規定、国や県の補助制度、設備運営に関する国や県のガイドラインでは、常時学童保育を利用する児童を対象にしていることから、一時的な利用に関しましては設備や職員体制、利用者負担の設定などの課題があります。
また、子ども・子育て支援新制度では、現行の小学校3年生から6年生までの拡大、設備運営基準の条例化などについて対応しなければなりませんので、施行に向けた準備を進める中で、一時的な利用についても検討していきたいと考えております。
4点目の町の活性化推進についてのご質問でありますが、国道296号墨入り口交差点の改良要望につきましては、ご指摘のとおりさらなる南部地区の発展及び住民の利便性向上が図れると考えておりますので、今後道路管理者である千葉県に要望してまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) おはようございます。私からは、町の活性化推進に関するご質問のうち、南部新産業団地の土地利用の進捗についてお答えをいたします。
南部新産業団地の土地利用につきましては、地域経済の活性化や新たな雇用の創出及び財政基盤の確立を図るために、地権者との合意形成を図りながら積極的に企業誘致を進めているところでございます。
南部地区新産業団地におきましては、全体の地区面積約71.7ヘクタールのうち約52.8ヘクタールが物品販売店舗などの建築物が立地可能な事業用地となっております。既に三菱地所・サイモン株式会社がUR都市機構所有地の全ての借地権を落札しており、増床用の用地を含め約42.1ヘクタールの事業用定期借地権契約を締結したと聞いております。また、一般地権者の換地先となっています10.7ヘクタールの事業用地については、現在のところ約1ヘクタールの土地利用が図られております。これらを合わせ、現在事業用地全体の約81%の土地利用が図られております。
なお、残りの約19%に当たる用地の全てが一般地権者の換地先であり、昨年度創設した用地登録制度により、現在9社の引き合い申し出があり、地権者と交渉しているところでございますので、引き続きUR都市機構の協力を得ながら、用地登録制度を積極的に周知し、早期の土地利用を図っていくための支援を行ってまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 教育長、落合繁夫君。
〔教育長 落合繁夫君登壇〕
〇教育長(落合繁夫君) 私からは、教育内容の充実についてお答えいたします。
町では、確かな学力を育むために、個に応じた指導の一層の充実や図書室の充実を行っているところです。
1点目の中学校における県標準学力検査の状況ですが、理科の観察実験の技能や英語科の読むことや書くことが苦手であるという結果が出ています。理科や英語科以外の教科については、県平均と同程度になっています。そこで、中学校では理科の授業において観察実験を多く取り入れ、話し合い活動を通して技能の向上や学力の定着が図れるよう指導の工夫を行っているところです。
また、英語科ではALT(外国語指導助手)と英語科教員によるチームティーチングを行う中で、聞くことや話すことだけでなく、読むことや書くことにも重点を置きながら指導するとともに、コミュニケーション能力の育成に努めています。
2点目の中学生の読書数や図書室利用率の向上についてですが、学校図書館アシスタントや司書教諭が機能的な図書室の工夫をすることで、貸し出し数が平成25年の4月には1人1冊程度だったものが6月末には1人2冊程度にふえてきました。
また、社会科や総合的な学習等において、調べ学習として活用する生徒もふえてきています。町教育委員会としても、読書活動の充実とともに、図書室を学習の場として活用できるよう指導してまいります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私からは、3点目のご質問でございます医療体制の充実につきましてお答えをさせていただきます。
少子高齢化の進展や疾病構造の変化などに伴い、地域の保健医療ニーズに対応した包括的なサービス提供体制を効率的に整備していくことが求められております。酒々井町は千葉県が定めます保健医療提供体制の確保を図るため進めております千葉県保健医療計画の地域割、いわゆる二次保健医療圏で印旛保健医療圏に属し、この圏内で保健医療資源の適正な配置と相互の機能連携が進められているところでございます。
このような中で、酒々井町におきましても第5次総合計画で夜間、休日の初期救急医療体制の確保及び小児救急医療体制の充実、連携の強化など、診療、医療体制の充実に努めているところでございます。町民が安心して暮らしていくためには、さらなる地域医療施設の充実やネットワーク化、相互的な救急医療体制の整備など、適切で効率的な医療サービスを提供するためのシステムを継続して整備していくことが重要であると考えております。
そこで、限りある保健医療資源を効率的に活用するため、身近なところで日常的な保健医療サービスを提供するプライマリーケアの中心的役割を担うかかりつけ医の常用性や医療機関へのかかり方、救急時の対処方法など医療体制について、各家庭に対しては健康カレンダーを配置しており、さらには町ホームページ等活用して周知、啓発に努めてまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、安全・安心に暮らすための対策についてのご質問にお答えをさせていただきます。
自転車や原付バイクと比較して弱い立場にある歩行者の安全については、自転車やバイクの利用者に対し交通ルールやマナーを守り、安全に利用していただくため、広報紙や街頭啓発活動を実施し、安全運転へのPRに努めます。
あわせて、歩行者にも利用者から発見されやすい服装を着用していただくなど、歩行者と利用者がお互い安全に心がけることが重要であることから、歩行者へのPR活動にも努めてまいります。
また、交通規制については、現場の状況等を勘案しながら、必要性の検討をしてまいりたいと考えています。
なお、交通事故から高齢者を守るため、反射剤つきリスト型LEDバンドを老人クラブの会員に配布したところでございます。さらに、機会を捉えましてLEDバンドを配布する予定ですので、交通事故防止に活用していただきたいと考えております。
なお、そのバンドというのはこうしたものでございまして、このように光ったりするものでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) ありがとうございました。
前向きなご回答が非常に多かったと思います。今回の質問は、町長が既に6月議会で次期町長選挙の出馬を表明しておりますので、次の任期は26年、27年、28年、29年の4年間になるわけです。そうしますと、町の前期基本計画は28年度を目標としておりますので、前期基本計画の中では数値という形で目標が示されているわけです。そういうものに対する意気込みみたいなものをお伺いしたいと思いまして、今回の質問をこういう流れにさせていただきました。
結果としては、私としては前向きなお答えが非常に多かったと思いますが、その意気込みをぜひ次の任期でも実現していただければと思いますので、私個人としては引き続き応援をさせていただきたいなと思っております。
質問に関してですけども、ちょっと順番が逆になりますが、最後の安心・安全に暮らすための対策についてで、街頭活動を行うなどということがありますが、私の質問の中に運動神経のすぐれた大学生という形で書きましたが、この町にとって運動神経のすぐれた大学生といいますと、自然と順天堂大学を思い浮かべるかと思います。場所は印西市にございますが、多くの学生は酒々井町に住んでいるわけで、高齢者の多くなった町、その中に18歳から22歳というような年齢になるかと思いますが、若い学生が一緒に住んでいるということです。そういう中で交通の啓発活動をしていただくということであれば、ぜひ順天堂大学さんにもお邪魔をしていただいて、そういう形で啓発活動をしていただきたいなというふうに思いますが、そういう予定があるのかないのかもお答えをいただければと思います。
1番目の教育内容の充実についてでございますが、こちらは図書館などは1冊程度だったものが2冊程度借りていただけるようになったですとか、お答えがいいお答えもございました。ちょっと残念だったのは、理科と英語が苦手だということでございますが、理科は実験をするということですので、先生の質というものに非常に重要な点がかかわってくるかと思いますが、英語教育ですね、町としては、聞く、話すということを中心にALTを活用されて行っているわけです。ただその数値という形になると、残念ながら読むとか書くとか、以前の英語の学習体系に戻ってしまうということがありますが、その辺の今やっているALTの授業、これは本当に大事なことだと思うんですけども、それが読む書くということのいわゆる筆記試験に結びつけるようにするためにどのような工夫があるのか、そういうものがもしあればというか、お考えがあれば少しご説明をいただければなと思います。
それから、医療体制の充実についてですが、今もいろいろな細かい点ご説明いただきました。町は非常によくやっていただけているんだと僕は思っております。ただそれが町民の皆さんに伝わっていない、残念ながら健康カレンダーですとかホームページを通じて情報発信をされているとは言われておりますが、残念ながら町民の方たちにそれが響いていないから、満足度というのが私は低いんだなというふうに思います。
参事の説明を聞けば、いろいろとご努力をされていて、いろいろされているんだということもよくわかるんです。この場ではよくわかるんですが、それを町民の皆様にお伝えがうまくいっていない、これが現状だと思います。ほかの市町村では、保健師さんとかがご自宅を回られたりされながら、ご説明をされているというところもあるようでございます。少ない人数で皆さんのところ回るというのは難しいかと思いますが、お年寄りはホームページなどなかなか見ないと思いますので、カレンダーを配りましたということで終わってしまうのではなく、アフターケアみたいなものを充実をしていただければなというふうに思いますけども、先ほどはちょっとカレンダーと説明がありましたけども、そういうところまで必要であればやっていくというような考えがあるのかないのか、お答えをいただければと思います。
町の活性化については、進捗率もかなりいいようですので100%を目指していただきたいということと、道路に関しては要望していただけるというお答えいただきましたので、私は大変うれしく思っております。
3点ほどご質問させていただきましたので、お答えいただければと思います。お願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) それでは、順番ですので、私から初めにお答えをさせていただきたいと思います。
議員のご質問にございましたように、スーパータイヨーさんの周辺の農道も含めた道路は、大変事故があったりして、地元の方も心配されている状況にありまして、そういうことを踏まえまして、白線を引いたり、それから案内看板を新たに設置をする対策を行いました。あとご質問にありますように、全て順天堂大学の学生さんということではないと思いますけれども、過去にもお願いに上がった経緯がございますので、学校のほうに学校側としての学生さんの安全運転の励行ですとか、それからそうした安全対策の啓発ですとかしていただけるように、お願いに上がりたいというふうに考えております。
〇議長(小早稲賢一君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) ただいまのALTについての中での読むこと、それからあと書くことについてということで、事例のほうがあればということでございましたけれども、酒々井町のほうでは小中連携というのを現在進めております。その中で英語科という分科会もございます。その中で小学校から中学校への英語のほうの連携をどういうふうにしていくかということ、ご指摘のとおりやはり会話だけではなくて、読んだりとか書くことということ、基本的な部分が、まだその部分が弱いというご指摘もございます。ですので、小学校の高学年になりますとやはりお互いの読むことだけではなくて、やはりカードを使って少し自分の名前を書いたりとか、実際に書くことも少しずつ取り入れるようになってきてやっております。ただ中学校のほうに行って、まだそこのとろこがうまく今後の課題として残っておりますので、ぜひそこのところは今後も力を入れていきたいというふうに考えております。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 医療体制の充実につきまして、再びご質問いただきました。
1つの例と申しますと、三師会におきましても広報ということで、健やかという広報紙を発行しております。このような活動で啓発に努めておるわけでございますけども、町といたしましてもさまざまなステージを活用いたしまして、議員おっしゃるとおり指摘に基づきまして啓発に努めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) ありがとうございました。
2回目の質問に対しても的確にお答えをいただきましたので、今後も引き続き検討課題というのは多いと思いますので、検討していただくというのはあれですけども、それが庁舎内だけで検討という形で終わってしまうんではなくて、ぜひ町民の皆さんに発信していただくという形で推進していただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
以上で質問終わります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、1番議員、金塚学君の一般質問が終了しました。
◇ 平 澤 昭 敏 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に10番議員、平澤昭敏君。
〔10番 平澤昭敏君登壇〕
〇10番(平澤昭敏君) 10番議員の公明党の平澤昭敏です。4点についてお伺いいたします。
1点目は、町長3期目の挑戦の決意についてお伺いいたします。厳しい財政状況の中、行財政改革を行い、安全・安心なまちづくりや子育て支援など、各種施策に実績を残しております現町長であります。中でも私が議会で質問した子ども医療費の中学3年生までの拡大、子宮頸がんワクチンの無料化、ヒブワクチン、妊婦健診助成拡大、酒々井小学校体育館、JR酒々井駅エレベーター設置、小中学校耐震化100%や、そのほか多くの実績がありますが、やり残した事業、問題や課題も多くあると思います。3期目に挑戦するに当たり、どのような決意と将来に希望の持てる持続可能なまちづくりを目指した展望ができるのか、お伺いいたします。
2点目は、予算編成についてであります。日本経済は依然としてデフレ状況から抜け出せないばかりか、雇用不安も増し、欧州を初め世界経済も先行き不透明です。アベノミクスの効果が出ているものの少子高齢化、人口減少社会の本格的到来、税収減が多くの地方自治体に不安を与えています。限られた財源の中、予算編成をしなければなりません。行財政改革を進め、着実に財政力をつけて教育環境の整備、安全・安心なまちづくりなど、各種施策にどう取り組んで予算編成を進めるのか、また町長が提唱した子供から高齢者までの全ての人が生き生きと安心して暮らせるコンパクトシティー酒々井にどう予算を反映させていくのか、持続可能なまちづくりを進めるために何に重点を置いた編成にしていくのか、お伺いいたします。
3番目は、ミストシャワーについてであります。近年ショッピングモールや商業施設で見かけることが多くなったミストシャワーについてお伺いいたします。屋外であればどこでも使用でき、水道の蛇口からホースに接続し、電源は必要なく、電気代もかかりません。ミストシャワーは粒子の霧を噴射することで、気化熱を利用して温度を下げます。大体3度ぐらい下がります。運動会の練習などで熱中症にかかる危険性があります。教室内の空調は整いましたが、屋外はまだです。ミストシャワーを町内の小中学校に設置することで、児童生徒の暑さ対策、熱中症予防にもつながります。早く導入すべきと思います。また、同様に屋外の公共施設、公園、駅、保育園等にも設置をお願いしたいと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
4番目は、災害時要援護者の支援と避難場所の整備、運営についてであります。災害時要援護者の支援と避難所の整備、運営に関してお伺いいたします。高齢者や障害者など災害時に自力で避難することが難しい災害時要援護者に対し、6月に改正された災害対策基本法で市町村に義務づけられた要援護者名簿作成の進捗状況についてお伺いいたします。
要援護者個別支援計画についてもお伺いいたします。
また、避難所の整備や運営に関して災害対策基本法で市町村の努力義務とされた避難所の生活環境改善について、誰でも避難所を立ち上げられる簡易な避難所運営の手引きの作成、避難所を地域支援の拠点と位置づけ、避難所で生活しない在宅支援者に対しても、情報や食料物資を提供するとあります。要援護者らのニーズに応えるための施設をバリアフリー化する相談窓口の設置等、運営について伺います。
備蓄品では、味や栄養バランス、植物アレルギーに留意した非常食や感染症予防のマスクの用意、高齢者や女性、乳幼児に配慮した紙おむつや生理用品等、粉ミルク等の備蓄についてもお伺いいたします。
よろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、10番議員、平澤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の町長3期目への決意についてのご質問ですが、平成17年に就任し、本年12月6日に2期目の任期満了を迎えます。就任以来厳しい財政状況の中、行財政改革などにより、財政基盤づくりを行いながら、自立のまちづくりを進めてまいりました。
住民投票により、佐倉市との合併をせず、自立の道を選択した町民の皆様の負託に応えるべく、持続可能なまちづくりを念頭に、合併新市計画のメニューでありました駅のバリアフリー化や南部地区新産業団地の整備を初め、そのほとんどを合併せずとも達成できたものと考えております。それに加え、保育園及び小中学校の耐震化、小中学校全教室にエアコン設置、中学3年生までの医療費助成、保育園から中学校卒業までの外国語教育、学校教育支援促進事業などの教育環境整備や先進福祉千葉県一のまちづくりとして、食育から介護予防までの心と体の健康づくり、保育園入園待機児童の解消、特別養護老人ホームへの増床支援、災害時要援護者名簿登録制度の推進、介護支援ボランティア制度の創設など、福祉分野の充実も図ってまいりました。
また、町として長年の悲願でありました酒々井インターチェンジの開設や南部地区新産業団地のまち開きなども行われ、さらなる町の活性化につながるものとなりました。
3期目への挑戦に当たり、総合計画に掲げたまちづくりの基本理念「みんなが主役、未来へつなぐまちづくり」に基づき、将来都市像「人 自然 歴史が調和した活力あふれる酒々井」の実現を目指し、生涯学習の推進による人材の養成やその成果を地域に還元できる仕組みづくり、若年層の定住促進を図るための子育て支援施策などの住環境の整備や町特有のブランド力を高め、住んでみたいと思えるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。
なお、懸案であります中川の治水対策につきましては、被災地域の皆様の不安の解消を図り、安全・安心を確保していくことが行政の責務であり、ひいては住民福祉の向上につながるものと考えておりますので、引き続き議員の皆様への説明を行い、ご理解が得られるよう努めてまいります。
今後もさらに健全財政に配慮しながら、町民の皆様の負託に応えられるよう努力を惜しまず、全力を尽くしてまいりますので、皆様のより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。
2点目の予算編成についてのご質問ですが、当町の予算編成方針としては国の経済情勢と財政状況及び千葉県の財政状況に留意しつつ、当町の財政見通しを考慮した方針を策定することとしております。
安全・安心なまちづくり、コンパクトシティを進めていくためには、先ほども申し上げましたが、総合計画に掲げたまちづくりの基本理念に沿った施策を着実に実行していくことが重要であると考えておりますので、町民並びに議員皆様からのご提案等も念頭に置きながら進めていきたいと考えております。
私としては、まちづくりの第2ステージとして収支のバランスをとりつつ、4年間さまざまな施策を計画し、実践してきたところです。第3ステージとしては、町民皆様からの負託をいただけるんであれば、大学との連携を進め、知の拠点づくり、生涯学習でまちづくり、住民協働で楽しい故郷を実現する、まちづくり研究所などによる住民自治の実現、生涯を通じた健康づくり、健康福祉拠点づくりによる先進福祉千葉県一の実現、子供を大切に育てる、育てられた子供は親を大切にする、親孝行する、子育て支援拠点づくりなどにより、住みやすさ千葉県一の実現に目指していければと思っております。今まで以上にまちづくりの推進に邁進する覚悟であります。よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私から3番目のミストシャワーにつきましてお答えさせていただきます。
小中学校や保育園の室内での暑さ対策につきましては、エアコン設置などに取り組んできたところです。ミストシャワーの設置につきましては、設置場所の選定や使用時間帯などの課題がありますが、校庭など屋外での暑さ対策として教育や保育環境の充実を図る上での検討課題と考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは、4点目であります災害時要援護者の支援と避難所の整備についてのうち、(1)の災害時要援護者名簿の進捗状況、また個別計画の進捗状況につきましてお答えをさせていただきます。
災害発生時における災害時要援護者支援につきましては、「ともに支え合い助け合う地域の手」酒々井町災害時要援護者名簿登録制度実施要綱を策定し、自治会への説明会を行い、地域との連携を図りながら避難支援体制の整備に努めているところであります。
このような中にあって、平成24年度より災害時要援護者名簿の作成や要援護者個々の避難支援計画、いわゆる個別計画の作成を進めてまいりました。平成24年度の名簿登録者数は256世帯であり、このうち避難支援プランが決まっている世帯は約4分の1程度であります。本人の同意を得て避難者名簿は自治会に配布しております。また、登録されました避難支援プランにかかわる情報は、町社会福祉協議会、町地域包括支援センター、警察、消防、民生委員児童委員に配布し、情報の共有化を図っております。
平成25年度では、回覧により新規の登録者を募集するとともに、民生委員児童委員のご協力により登録者を個別訪問し、登録情報の更新や避難支援プランの作成を推進しているところであります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、災害時要援護者のご質問の2番目、避難所の整備や運営方法のご質問についてお答えをさせていただきたいと思います。
災害発生時の要援護者の避難につきましては、酒々井町災害時要援護者支援計画に基づいて地域が支援して行うことを原則としています。まず、最寄りの避難所へ避難していただき、必要に応じ福祉避難所等への避難をしていただくこととしております。避難所の整備や運営方法につきましては、要援護者の負担を軽減するため、避難生活者に配慮した整備等を行うとともに、備蓄品についても避難生活等に配慮した備蓄物資を選定する必要があると考えています。
今後は、災害時要援護者の具体的な把握とともに、ニーズについて関係課や関係機関との連絡調整を図り、避難体制の整備や必要な対策を進めてまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、10番議員、平澤昭敏君の一般質問が終了しました。
これにてしばらく休憩します。
(午前10時27分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開いたします。
(午前10時40分)
◇ 齊 藤 博 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に6番議員、齊藤博君。
〔6番 齊藤 博君登壇〕
〇6番(齊藤 博君) 6番議員の齊藤博でございます。通告に従いまして、ただいまから一般質問を行います。質問は大きく5点でございます。町長初め町執行部の皆様には、簡潔かつ明瞭にご答弁いただきますようにお願いを申し上げます。
第1点目は、小坂町長の資産等報告書についてであります。小坂町長には、政治倫理の確立のための酒々井町長の資産等の公開に関する条例に基づき、毎年資産等報告書を作成、報告されていますことに対し、職務上の義務とはいえ大変ご苦労なことだと拝察申し上げます。
6月議会では、報告書に記載すべき事項及びその定義をお聞きをいたしました。その答弁にのっとり、各年度における報告書の内容を拝見いたしましたが、どのように理解すればよいのかわからない点がありますので、質問をいたします。
平成18年4月の報告書には、総合課税の所得として事業所得、給与所得、不動産所得が記載されていますが、翌年である平成19年4月の報告書には不動産所得の記載がなくなり、平成20、21年度まで記載がありません。ただ平成22年度以降は、ゼロ円と記載されております。不動産所得の収入源泉である土地、建物等がなくならない限り、黒字、赤字は別にしても数字は存在するはずであります。事実報告書によれば、上岩橋の自宅のほかに東酒々井と中央台に複数の土地、建物を所有していることになっております。また、報告書に記載がありませんが、富里市七栄にも建物を所有しているんではありませんかね。これらは、賃貸用の建物ではないのですか。平成19年から21年までの3年間は、どういう理由で記載をされていないのか、また報告書には酒々井町以外に資産を有していれば記載しなければならないというのが6月議会の答弁でしたから、富里市七栄の建物については記載漏れなのか、お尋ねをいたします。
この報告制度は、資産の状況等を町民の監視と批判のもとに置くため、資産等を公開する措置を講ずることにより、政治倫理の確立と民主政治の健全な発達に資することを目的とするものであることは、今さら私が申し上げることもない周知の事実でございます。町長の明快な答弁を期待いたします。
2つ目は、産業廃棄物中間処理施設についてであります。同じく6月議会では、上岩橋字天神原にあるリサイクル先進センターに積まれた土の堆積場の用地などのために、町長が所有地を売却したこと及び堆積物が町が管理する赤道にも許可なく積まれていることが明らかになりました。そこで、6月議会以降の町の対応について質問をいたします。
その前に、誤解を招かないよう何点か申し上げます。6月議会後、小坂町長が上岩橋区内を戸別訪問された際に、小坂山というのは私や、齊藤議員や共産党が勝手につけたもので、本当は福田山なんですと町民に話をされたそうです。小坂山と最初に公式に発言したのは私だと思いますが、リサイクル先進センターの付近の畑には、その畑を借りて野菜などを育てている人たちがたくさんいますが、中には町長の畑を借りている方もいます。そういう人たちが私に話したときに使っていたのですから、私が勝手に名づけたのではありません。借地の人々に聞いてください。
それから、福田山と言うのは誰ですか。また、どんな根拠があるのですか。6月議会では、町長が所有している土地には土が堆積されていないと答弁をされております。どんな根拠で、あるいは現地を見た上でおっしゃったのですか。私、6月議会後現地に行って付近の耕作者にお聞きすると、やはり積まれているとしか考えられませんでした。修正するお考えはありませんか。
本題に入ります。大気汚染防止法に基づく設置届は7月5日に県で受理されたとのことですが、堆積場の面積、堆積量、期間、土質等はどのようになっていますか。また、赤道の不法利用については、事業者から7月11日に改善計画の提出があり、7月15日から撤去の予定とのことでしたが、赤道の堆積物は撤去されたのでしょうか。私の見る限り撤去されておりません。現況についてお尋ねをいたします。
大きな3つ目は、ファシリティマネジメントについてであります。私は、昨年の9月議会でファシリティマネジメントについて質問をしましたが、答弁では、一部だと思いますが、25年度中にまとめるとのことでした。議会への事前説明も予定をされているはずですが、現状をお尋ねいたします。
次に、ファシリティマネジメントとして検討されていると思いますが、役場庁舎の改修についてであります。修繕等の設計や工事のための事前準備経費も既に予算化もされておりますが、事業内容や事業費、町の財政負担額等が明らかになっていません。私は、役場庁舎の改修より町体育館の整備を優先すべきだと考えておりますが、役場庁舎の改修が既に見切り発車されたのですから、成功していただきたいと思います。現状をお尋ねをいたします。
次に、ちびっこ天国についてですが、ファシリティマネジメントとは別個の検討組織ができ、25年度まで経営診断を実施した上で結論づけられる段取りになっております。しかし、議会の建設常任委員会での24年度中の結論の発言が既に延び、その後も目新しい検討経過も明らかにされない状況では、何年おくれるかも不透明であります。レジャー施設としては片肺飛行同然の状況で、大人1,200円の負担が話題に上がってきております。健康事業も当初のもくろみから大きく後退しています。結論が出て、すぐ翌年から実施になるという乱暴なことはできないのですから、結論づけは早目のほうがよいと思います。レジャー施設として再整備するのか、通常の町民プールに衣がえするのか、はたまた他の施設機能を模索するのか、選択肢は複数あります。現在の検討状況をお尋ねをいたします。
大きな4番目、都市マスタープランについてであります。平成42年を見据えた都市マスタープランの改定が予定され、各地区において説明会が開かれました。ご苦労さまでございます。今後進捗に合わせてもう一度説明会を開くということでした。よろしくお願いをしたいと思います。ただ議会には、提示案が整いましたらホームページ等に掲載され、誰もが事前に知ることができるよう、そのような段取りをお願いをいたします。
内容面では、人口、生産人口も減少するという見通しに基づくプランですが、説明会では現実的な意見、要望もあったと思います。道路網などの主立った事項で結構ですので、説明会での意見、要望についてお答えをいただきます。
説明会での意見は、パブリックコメントと同様に貴重な意見だと思いますが、これまで基本構想や防災計画などの町の計画でも町民に意見を求めていますが、結果としてどのような意見があって、それを町はどのように判断したのかについて、私は寡聞にして知りません。今回は町民の意見についてどのように対応するつもりか、お尋ねをいたします。
最後、5つ目は、南部開発事業についてであります。改定後の都市マスタープランの案によれば、アウトレットから296上郷地区を通ってJR線を超えて51号に結ぶ道路が位置づけられております。つまり都市再整備計画の事業は変わりません。アウトレット関連事業で、まだまだ大きな財政負担を抱えていることにも変化はありません。町が町民に説明したように、アウトレット関連税収6億円で町が豊かになるかどうかは、一、二年後の先に事実で証明をされます。私はアウトレット関連の道路、交通対策にどれだけの財政負担をするのかによって、福祉などのレベルが決まると考えております。そのために、都市再整備計画にある尾上飯積線と飯積地域内の道路整備について、毎議会質問をしております。特に尾上飯積線の208メートル部分や飯積地区内の道路整備は着手しなければならない事業でしょうから、そのための財政負担を確保しなければなりません。しかし、負担が過大であれば町民はノーとなります。尾上飯積線及び飯積地域内の道路整備について、現在の進捗状況をお尋ねをいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、齊藤議員からは5点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の酒々井町長の資産等の報告についてのご質問ですが、政治倫理確立のための酒々井町長の資産等の公開に関する条例に基づき作成すべき所得等報告書につきましては、毎年確定申告をもとに作成しております。その中で不動産所得につきましても、各年において確定申告に基づいて記載したものであります。
3点目のファシリティマネジメントについてのご質問ですが、ファシリティマネジメントの取り組み状況については、町ファシリティマネジメントの基本的な考え方や取り組むべき方策などを示した町ファシリティマネジメント推進基本方針を定め、全庁的にファシリティマネジメントの推進に努め、施設に関する基本情報の整理を行うとともに、将来の維持管理コストの推計や修繕等に関する検討等を行いながら、保全に関する計画の策定作業を進めております。
また、役場庁舎の改修につきましては、業務に支障を来さない工程等の検討をするとともに、耐震補強工事に伴う東庁舎の代替施設について、財源等を含め検討しているところであります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、質問事項2、産業廃棄物の中間処理施設の(1)と質問事項の3のファシリティマネジメントの中から、ちびっこ天国の検討状況についてお答えいたします。
初めに、リサイクルセンター先進センターから届けられた大気汚染防止法に基づく設置内容についてでございますが、平成25年7月5日付で株式会社リサイクル先進センターが大気汚染防止法第18条の規定による一般粉じん発生施設の設置届を千葉県に提出し、受理されたと聞いております。
なお、大気汚染防止法に係る所管は県であり、設置届の内容につきましては県の事務処理事項であることから、施設設置の該当市町村であっても内容等の開示はできないとのことでありました。しかしながら、開示の目的を明確にし、公文書による依頼があった場合は、内容等を精査し、設置届の一部の開示を検討するとのことでありました。
また、設置届に伴います県の指導といたしましては、粉じんが外部に飛散し、近隣に迷惑がかからないように堆積物の敷き固め及び散水による防止策を講じるよう指導したと聞いております。
次に、ちびっこ天国の検討状況についてお答えいたします。本年2月に施設のあり方について検討するために、有識者等による酒々井ちびっこ天国検討委員会を立ち上げ、検討しているところであります。検討委員会の状況としましては、第1回目を2月に開催し、施設の現状、問題点の説明や施設の見学を行い、第2回目は7月に本年度の運営方法、経営診断による中間報告などによる意見交換を行いました。第3回目としては、8月9日に開園中の施設を見学した後に意見交換等を行っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、2問目の産業廃棄物の中間処理施設についての2点目の質問、不法利用された赤道の原状回復について、それと4番目の都市マスタープランについてと5点目の南部開発事業についての質問にお答えいたします。
まず、2点目の不法利用された赤道の原状回復についての現状についてですが、対応について事業者と協議した結果、堆積土砂を他の流用先に搬出し、赤道の原形復旧後に立ち会いすることとしております。
なお、現段階では状況というものは変わっておりませんが、搬出先との日程調整が整い次第、搬出作業に着手することになっております。日程については調整が整ったという報告を受けましたので、近々作業に入るというふうな報告を受けております。
次に、マスタープランについて各地域からの意見や要望はどのようなものがあったのか、それから意見、要望についてどのような対応にするのかについてお答えいたします。マスタープランの地域懇談会についてですが、8月26日から9月2日にかけて町内の5地域で開催いたしました。出席者からいただいたマスタープランに関する主なご意見、ご要望といたしましては、コンパクトなまちづくりを目指すのであれば、土地利用検討エリアで新たな市街地を形成することには懸念があると、それから道路につきましては国道51号から国道296号までを結ぶ構想路線や現行の都市計画道路の本マスタープランにおける位置づけなどについてご意見をいただいております。
議員もおっしゃるように、懇談会の中では事前に資料を配付して、もっと勉強してから臨みたいという意見もありました。そういったこともありまして、今後ですけども、ご意見、ご要望につきましては都市計画マスタープランの策定委員会というもので検討いたしまして、必要に応じて案に反映させていきたいと思います。事前の資料につきましては、ホームページ等で次回からは公表して対応していきたいというふうに考えております。
次に、南部開発事業について、尾上飯積線の整備の進捗状況についてでございますが、都市計画道路尾上飯積線の整備につきましては、東関東自動車道の道路下、それから道路下から酒々井南部地区までのバイパス区間になりますけれども、そちらのほうを優先的に整備することといたしまして、来年度からの事業着手に向け国や県と協議してまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) ありがとうございました。2回目の質問に移らさせていただきます。
1点目ですけど、確定申告に基づいてやっているんだと、当然そうなんでしょう、そのように思いますが、確定申告そのものがそういう申告がないんじゃないのというのが私の意見なんです。やめたというんなら、それでいいんですけど、22年になると今度ゼロ円で復活するんです。ということは、3年間だけ特殊事情があったというふうな理解をするんですが、一般的には土地、建物は存在するのに、その商売だけやめちゃったという、そういう解釈になるんですね。これ世間では通じない話です、私なりに言わせていただければ。ですから、そこには違う何か理由があるんだろうなというふうに私は思うんです。それが結果的に記載をされなかった、漏れちゃったということなのかどうか、その辺がもしあれば、それは謝罪して訂正すればいいだけの話であって、そうなのかどうかということを私は聞きたいんです。
というのは、6月議会でも聞いたんですが、この報告書を証拠づける根拠は何の提出もしなくていいんです。それはなぜか、それは報告する人が自分の責任で報告をするんだから、それを受理する立場の、役所になりますね、役所はそういう資料は求めませんということで、この法律ができている。だから、町もそうしていますという答弁を6月にもらいました。つくったのは誰か、町長です。その方がそういう説明責任を果たさなければ、この条例そのものが何の意味もなくなってしまうというふうに私は思います。そういう意味で、町長がその所得を確定申告で出していないというようなことにつきましては、これは税務署の問題でしょうから、私がとやかく言うことじゃないんですが、かなり私なりにすれば記載漏れというか、そういう意味での訂正が必要だというような要素がたくさん持っている、そういう答弁だと私は思います。
それから、もう一つは、富里市七栄にある土地、建物、これについてのご答弁がありません。私もはっきりお聞きしたと思いますが、その答弁がないので、もう一度お願いをしたいと思いますが、私もそれについて当てずっぽで質問しているわけじゃないんです。私は私なりの資料なり根拠なりを持って質問しているんで、漏れがないならないで結構ですが、そのようにお答えをいただければと思います。いわゆる報告そのものが訂正を必要とするんであれば、それは本当に故意であろうが、過失であろうが、訂正をして修正をするべき事柄でございますんで、その辺は議会中じゃなくたっていいわけですから、その辺は善処をお願いしたいと思いますが、いま一度お答えをいただきたいと思います。はっきり富里市のやつは事実無根だと、私所有はしていないということなのかどうか、いま一度お答えをいただきたいというふうに思います。
それから、産業廃棄物のことでございますが、私が本題に入る前に申し上げたことについては、何のお答えもありませんでした。質問通告にないから、これ以上無理強いはできませんが、そういう形で町長は質問に対してお答えをいただけませんでした。私の名前が出たから言うわけじゃないですけども、私が勝手につけた名前ではないんです。それから、福田山という、福田山は誰だかわかりませんが、その方に失礼じゃないですか、根拠がなければ。そういう意味で、根拠というものは何ですかとお聞きしているんで、お答えをいただくのが至当だったなと私は思います。町長の職に際しまして、やはりなかなか面と向かって批判はできませんから、そういう形で表面は出てこないと思いますけど、皆さん町長さんを見ていらっしゃいますんで、老婆心ながらご注意を申し上げます。
本題でいけば、まず設置届の件ですが、これ県に届いているというお話でした。ところが、私も聞いたんですけど、千葉県は情報開示してくれないから、そのままだよということなんですね、私も一般質問する前に聞いたんですから、もうかなり前ではあるんですが、それから全然進展をしていない。千葉県には情報公開制度もあります。本当に必要であれば町から、さっきも答弁にもあったように、必要だから公開してくれということは当然できるわけです。また、権限がなくても事業者のほうからどういう内容なんだという聞き取りをできるはずです。それすらもやっていない。私が6月議会で聞いて、それからの進展はまるっきりないという状況です。
町に3月、5月ですか、みんな不安になって町へ苦情というか、お願いに来たわけでしょう。それで、立ち入りもやってもらって、それだけ町民は心配をしているんです。最初に県は行かないんです。やっぱり最寄りの町へ行くんです。町で何とかしてくれるだろうと思って町へ行く、その町が結果的にあれが将来どうなるかも全然わかりませんと、県が言わないから私わかりません。じゃ、情報公開の請求もしません。事業者からそれを聞き取ってやることもしません。じゃ、住民はどうしたらいいんですかというふうになりませんか。私は、町はできるだけの情報を集めて、それを心配をされている、そういう方々に説明をする、そこまでやっていただきたい。もう既に議会から3カ月です、6月議会から。3カ月間ずっとそうなんです。その間何もやっていないじゃないですか。私の権限ではない。それの一点張り。これじゃ物は進みません。
再度質問いたします。町は町なりの情報を得て、私どもも含めて住民あるいは自治会に対して、それなりの説明をする機会を設けていただけるかどうか、それをもう一度お聞きしたいと思います。ちょっと興奮ぎみで恐縮です。
次が今度赤道の件ですけども、これも既に6月から3カ月、状況変わっていません。かえってふえているかもしれない。きょうあたりは土の色が黒くなっているというか、きょうじゃないな、きのうあたりは。眺めも変わっているんじゃないかなと思うくらいです。
私は6月議会でも言ったんだけども、私が個人的に事業者から聞いた話だと、かなり広い面積が堆積の用地になるんです。そしたらば、影響も大きいだろうということで質問をした。たまたま中に赤道があったというのがわかったんだけど、今の答弁聞いていたんじゃ、向こうの言うとおり、向こうの都合がつかない限りこっちは待っていますよという体制です。そうでしょう。だって、それだったらいつ、あの土が売れなければ、あれそのままだよという理屈にもなるわけですね。今日程調整がついたと言ったけど、全部なくなるんなら、それはいい。だけど、そんなことは考えられない。そしたら、赤道だけでも何で早く撤去させるという町の意思が示せないんですか。財産は、これ町民の財産です。それを管理するために、町長が選ばれて町長が管理している。その管理がそうやって、どっちかというと業者の言うなりになっている、そんな感じの中でやられたら、これは背任行為です。言葉きついけど。
特に、例えば道路占用したってお金取られるんですから、占用料取っていますか。普通の道路を使うんだって、申請して占用料納めるんでしょう。これ納めていないんじゃないですか、わかりませんが。それを質問します。なぜ占用料さえ取らないのか。そういうのずっと考えていったら、町は便宜図っていると思われちゃいます。そのように思えちゃう。それが1カ月とかの話ならいいです。だけども3カ月なんだから、あれ積まれてから6カ月でしょう、約。周りの人どうやって見ていますか。しっかりやってください。上岩橋は町長の地元です。町長よろしく頼みます。
じゃ、赤道のなぜ命令できないか、それから行政財産使用料条例に基づく使用料、これの付加というのはやられているのか、やられていなかったらそれをやらない根拠、これを教えてください。
それから、3番目移ります。ファシリティマネジメントについては、1つ提案をさせていただきますが、墨のコミュニティープラザ、これは四街道市が組合に入るという前提の中で、あれの再建策というか改善策というのは、とりあえずよっこいしょ、脇によっこいしょしておきまして検討材料に入っていなかったと思うんですが、四街道市が今度抜けることが決まりました。入らないことがわかりましたので、これの改善策、補修策というかな、そういうものは本当に早急にやらないと私はいけないと思うんです。今入っていないんであれば、これをぜひファシリティマネジメントの中に入れて検討いただきたい、これは要望でお願いをしておきます。
それから、質問ですが、庁舎の修繕計画、これについてももう既に予算化5,000万しているんです。今さら財源を模索したってしようがないでしょう、順番逆です。こういう計画で、これだけかかるけどやっていいかと諮るのが順番じゃないですか。本当に順番が私は逆だというふうに思います。
そこで、改めて順番を戻す意味でお聞きしますが、エレベーターを設置する、それからアスベストを撤去する、それから既存のプレハブも撤去、新たなプレハブもつくるのかどうかわかりませんが、そういう移転経費含めて事業費は幾らかかるんですか。設計はもう出ているはずですから。そのスタートから始めないと議論なんかできません。
それから、ちび天についてですが、現在委託を受けている会社は、受託者は1社です。だんだん期間も短くなって、ほかにも声をかけない1社だけとやるというのは、やっぱり結局受け手がない要素が高まってきたんだと私は思っているんです。ことしも8月末にちび天の近くに行ったら、駐車料金100円です。100円ですよ、1台。前は1,000円、500円と言っていた時代です。それだけお客さんが来ていない、お客さんがとめないということじゃないですか。施設としては、かなりやっぱり厳しい状況に来ているんだと、私はそれを見て感じました。
1点お聞きします。以前にちびっこ天国の受託業者、これの経営状況、これをお聞きしたところ、プールの事業が黒字で、健康事業の赤字、これを補っていると、とんとんの状態だというような旨の答弁がありました。その後、有料の入場者数が減っているというようなこともあって、今現在ちびっこ天国の受託者の経営状況といいますか、黒字、赤字関係はどうなんでしょうか。といいますのは、もしこれが赤字であれば、撤退されるとも限らないわけですから、そしたら町が直営するようになって、とてもできる話じゃない。そういうことも私考えます。そういう意味で、今のプール事業と健康事業、これを含めた経営状況、これを教えてください。当然マネジメントの中でやられているだろうと思いますので、お願いをいたします。
それから、4番目、都市マスタープランについてでありますが、私、上岩橋で近くの青年館でやったもんですから、議員としても出席をしたわけですが、存外出席者は少なかったです。聞いたらば、どうもどこでも町から役員さんには声がかかって、その方が多くいられたと、それ以外の方になるとなかなか少なかったというのが、どうも実情のようなもんであります。なかなか身近な関心にならないということでは残念なことですが、現実はどうもそうであったようであります。
お聞きをしたいんですが、今回のプランの中で過去に計画したもの、都市マスタープランですね、のもので今回削ったもの、あるいは変更したもの、そういうプランがあるのかないのか、それを教えていただきたいと思います。説明を受けたんですが、主に道路関係で結構ですので、都市計画事業というふうに実現していくものが、当初言われていたものが今回の中から外したよというようなものがありましたら、教えてください。
それから、ホームページの公表について、それと事前の広報、これよろしくお願いしたいと思います。ただ私が住民からの意見に対して答えてもらいたいというのは、こういう意見がありましたと、だけどこういう意見はこういう理由で、だからこれは採用できませんとか、この計画とちょっとそごを生じるんで採用できませんとか、そういう理由、そういうのを言っていただければ町民の方納得するんだと思うんです。一生懸命になって考えて、せっかく発表するんですから、それに対してできなかった理由というのを言っていただければ、関心ももっと高まるんだろうと思うんです。そういう意味での公表をぜひお願いしたいというふうに思います。要望なら要望でも結構です。そのようにお願いをしたいと思います。
それから、南部についてはそのようにご努力いただいているんだろうと思うんですが、私はしつこいんですけど、南部開発事業の現在の進め方というのは、実施される1年ぐらいになって初めて事業費だとかそういうものがわかってくる、そういう仕組みなんです、やり方が。そうじゃなくて、例えば実施計画5年間ですけど、5年くらい先を見通して、こういうものをこういう事業費でこういうふうにやっていくよというふうに町民の方に言えば、町民の方の理解も深まるんです。それをわかりません、わかりません、今度の尾上飯積線だってそうでしょう。やるとか言ってやらなかったり、そのときによってくるくる、くるくる変わって。私は、そういう意味では非常に残念な思いをするんです。もっと何年か先を見据えたものを町民に説明をするということが私は必要だと思うんです。だから、飯積地区のことについては3路線くらいありましたけど、当初の計画が。今どういう状況になっているかわかんないけど、そういうものをもっと体系的に説明をしていただきたいということを町民は望んでいるんだろうと私は思うんです。そういう意味で申し上げました。それは、要望でも結構です。
もう一つですが、南部開発事業は墨七栄線を整備する、それだけで町長がさっき答弁で、平澤議員の質問でお答えになっていましたけど、貯金をためて、それから借金を減らした、これいっとき本当そうです。ところが、墨七栄線を始めたら、やっぱりそれは貯金も減ってきて、借金もふえてきているんです。これ1線やっただけでそうなんです。これからこういう道路事業やっていったら、また同じことがないとは限らない。数字的にはなるんです。ですから、具体的な道筋を、財政的な裏づけを持った具体的な道筋を示して、そして町民に公表するということをぜひやっていただきたいんです。質問にはならなければ、それで結構ですが、要望にさせてもらってもいいんですが、もしお答えがあれば、その決意なりをご披露いただければと思います。
以上で2回目終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、今ご質問ありました産業廃棄物の中間処理施設の件でございますけれども、堆積された砂は企業の有価物ではあるわけでございますが、土砂の飛散等についての苦情等も受けております。そういった中で、県についてはそのための指導を行っている状況でございます。そしてまた、県の許可業務でありますけれども、内容等の把握に努めていきたいと考えております。
また、ちびっこ天国の件でございますけれども、受託者の経営状況はどうなのかというご質問でございますが、まだ最終的な数値はつかんでおりませんけれども、状況としましては議員おっしゃるとおり、これまでの状況と変わっていない状況でございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、赤道の命令して早く撤去すべきという点と、占用料については徴収しているのかについてと、あとマスタープランについてお答えいたします。
赤道について、直ちに撤去させるべきだということだったんですが、議員ご指摘のとおり7月11日に改善計画書を受領しております。この際は、おおむね1カ月で撤去いたしますということでした。その後1カ月たっても現地変わらなかったもんですから、もう一度確認したところ、8月23日に延期という形で、作業の延期の報告がありました。理由につきましては、搬出先の設備工事が国の認可がおりないとちょっと進められないということで、正式に国の認可を得てから作業に入らせていただきたいということで、事情もわかったところもありましたので、その報告を受けております。
次に、占用料ということなんですけども、じゃ占用料は取らないのかということなんですが、これは不法に行われた行為でありまして、占用許可という形はとっていないので、占用料という形は徴収いたしません。ただ占用料に相当するもの、もしくは赤道につきましては酒々井町法定外公共物管理条例というものがありまして、その第3条の中の禁止行為に赤道の堆積というのがあります。この禁止行為に当たりますので、この禁止行為をした場合は、条例の第15条で5万円以下の過料を処するというのがありますので、その辺も含めまして占用料相当分、期間も相当含めまして対応のほうを検討してまいりたいと、このように思います。
それから、マスタープランについて、今回削除されたもの、それから変更されたもの、それについて伺いたいということだったんですが、議員のほうもちょっと出席していただいて説明したと思うんですけども、削ったものがかなり構想路線あります。変更したものはかなりありまして、大分時間をかけてマスタープランの説明会でもご説明させていただいたので、この場で簡潔にというと非常に困ることではありますが、特に議論になったというところでは、都市計画道路の中央台尾上線、JRをまたぐ橋梁についてマスタープランではそこの部分をなくすという形で案を素案という形で示させていただきました。これについては大分議論がされまして、引き続き地区の皆様の意見を聞いて進めさせていただくという形にしております。一番大きなものについては、以上です。細かい点はたくさんありますので、またご説明させていただきます。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(小早稲賢一君) 財政課長、京増孝一君。
〇財政課長(京増孝一君) それでは、庁舎の関係でご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。
庁舎の関係で先ほどございました耐震補強、アスベスト、エレベーターの関係でございますけども、概算ではございますが、1億5,000万ぐらいになると思います。ただこれにつきましては、老朽化に伴います役場庁舎の修繕とか更新の施設の関係の工事費用については含まれておりません。現在につきましては、耐震補強については役場1階部分の中をまたいじることになります。それから、補強についてはこちらの東側の外に補強工事を実施することになりますんで、これは何回も説明していると思うんですが、東庁舎側から施工が必要になるということで、東庁舎を撤去しなければならないというような状況から、東庁舎の代替施設をどのようにしていくかということで、予算はプレハブということで計上させていただいておるところでございますが、それについて改めて検討しているというような状況でございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) じゃ、3回目の質問させてもらいます。
まず、庁舎の修繕計画ですが、1億5,000万含まれていないとか、いろいろ条件があるようですが、結果的に私は全事業費をお聞きしたいんです。要するに庁舎を直すためにいろんな付加価値も加えて、やる事業費全体で幾らかかるんですかと、例えば私は町の体育館と比較をしちゃうんですが、あれだと3億だと、そのうち1割の国庫補助もないと、そうするとあとは借金か、自分で出すと、これ町が1億5,000万、これ例えば5,000万加えて2億だと、財政負担どのくらいあって、じゃどっち優先すべきだなという、私は判断もできます。そういう意味で、庁舎を直すことに伴う全経費、これを幾らで見積もっているのか、それがなければ行政判断できないでしょう、皆さん方も数字がわからなければ。誰かがやれというからやるわけじゃないでしょうから。全体の事業費というのがわかった上で、町の財政負担等いろんなこと考えてやるしかないなと思って始めるわけですから、その第一歩をまずやってください。それから、判断をして議論をしていきましょう。
もしそれが答えられないんであれば、席を改めて議会に対して庁舎の改修計画についての説明なり、そういうものをやってください。これは、皆さん関心あると思いますので、改めて時間をとっていただいて、具体的な説明なりを全協という形でも結構です。やっていただきたいなと、これは要望しておきますが、その前の前段としてお答えをいただければありがたい。事業費をお願いしたいと思います。
それから、逆になりますが、産業廃棄物の関係ですけど、赤道わかりました。だけど、これ許可得なくちゃいけないのをやっているんだから、重加算ですよ、税金で言えば。重加です。単に相当分くらいじゃ済まないと思います。業者責めているわけじゃないです。町の立場としては、そのくらいやらなければ、住民に対して申しわけないじゃないですか。黙ってやっておいて、6カ月もそこに積んでおいて、それでそれだけ普通の金だけ納めればいいだろうというわけにいかないでしょう。町民感情そうはいきません。そういう意味で、そういう根拠があるならば、それでも結構ですから、そこには町民が納得するような意味での使用料を、お金の問題じゃありません。そういう意味でやってください。そうじゃないと、業者寄りだと言われます。
それから、私はどうしてこんなに問題になっているところを町長が売ったのかなと、今まで県でいろんな経験のある方がお売りになったときに、どういうふうに使われるかもそういうこともわかっているんだろうに何でかなと、そんなふうにつくづく思います。私は、こういう問題に対して町長がもっと積極的になっていただけるならば、ああ、やってくれたと思うんだけども、結局私ら地元でいるにもかかわらず、どうも全然進んでいない。そして、何か私がアンチテーゼをやってわざわざ反対しているようなことをさらに言ったり、そういうことじゃないんです。
そういうことで、ちょっとこれは寸詰まりになりましたけれども、改善に向けて上岩橋、あるいは我々自治会でも結構です。思い切り始めます、やらなければ。ぜひ善処方をお願いをしたいと思います。
それから、最後の資産報告書ですが、お答えがありませんでした。富里の件については。あくまでも記載漏れじゃないということの内容のようでございます。そのように受けとめをさせていただきますが、お答えをなぜ言っていただけないのか、私はこういう制度ですからなおさら明確に該当なし、記載漏れではありません、このようにお答えをいただくのが順当なお答えだというふうに思います。そうでなければ不利なことは言わない、自分が言いたくないことは言わない、そんなふうにしか思えません。町長のもし議会終了後でも訂正の要が生じましたら、ひとつ善処方をお願いをしたいと思います。
以上で終わります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、6番議員、齊藤博君の一般質問が終了しました。
ここで、しばらく休憩します。
(午前11時34分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開いたします。
(午後 1時00分)
◇ 那 須 光 男 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に2番議員、那須光男君。
〔2番 那須光男君登壇〕
〇2番(那須光男君) 2番議員の那須光男です。私は、常に質問は簡潔にしたいと思います。したがって、答弁も簡潔、明快にご答弁をお願いいたします。
まず、私の質問は3点にわたりまして、1点目は通学路の安全対策について、前々回に続いて質問いたします。ようやく夏休みも終わりまして、2学期が始まりました。ことしは、通学中の大きな事故も今のところ報道されておりませんが、小中学生が事故もなく安全に通学できるよう願ってやみません。そこで、次の点についてお伺いします。
1点目は、昨年12月議会の私の質問に対して、9カ所の危険箇所のうち3カ所は改善したとの答弁がなされましたが、残り6カ所の安全対策の進捗状況について伺います。
2つ目は、昨年5月31日付の酒々井町立小中学校通学路危険箇所マップでは、23カ所が危険箇所として挙げられております。それぞれどのような安全対策を施しておられるのか、その進捗状況についてもお伺いします。なお、町から提示されたマップでは、酒々井小学校区が1から14、大室台小学校区がAからE、酒々井中学校区がTからWとそれぞれ記入されておりますので、それぞれを個別にご答弁願いたいと思います。
3つ目は、23カ所以外に安全対策を施した通学箇所があれば、その場所と内容をお聞かせください。
大きな2つ目は、犯罪、公害の温床のヤードについてお伺いいたします。8月14日ないし15日のマスコミ報道では、自動車盗難など犯罪の温床で、油流出など環境への影響も懸念されている中古車解体施設ヤードについて、千葉県は規制条例の制定を目指すと一斉に報じております。そこで、次の点について伺います。
1つ目、ヤードと称される自動車解体施設が町内に存在しているのかを、またあればその数をお伺いします。
2つ目は、町内にヤードが存在するとすれば、その許可をしたのは町なのか、県なのかをお聞かせください。
3つ目、そのヤード周辺の住民から苦情が届けられているか、あればその内容をお聞かせください。
大きな3つ目は、中央台公園についてですが、平成23年、24年度の2年間にわたって中央台公園の整備工事が行われました。25年度の工事計画について、以下お伺いします。
1つ目は、工事計画の内容を具体的に説明してください。
2つ目は、子供遊具の周辺に水たまりができるが、その改修工事は含まれているのかを。
3つ目、グランドゴルフ等の利用者から時計台の設置を求める、あるいは時計塔の設置を求める要望が出されておりますが、その要望についてのご見解もお聞かせください。
以上、1回目の質問を終わらせていただきます。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、那須議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
2点目の犯罪、公害の温床のヤードについてのご質問ですが、千葉県では盗難車の解体場所など、犯罪の温床と指摘されている不法ヤード対策について、全国に先駆けて不法ヤードの適正化条例の制定に向け、学識経験者による第1回検討会議を本年8月14日に開催いたしました。今後は、条例の適用範囲や規制枠のかけ方、罰則などの詳細を順次協議することとなっております。
当町においては、自動車解体施設、いわゆるヤードの設置箇所数は平成24年度末で8件となっております。
次に、自動車解体施設の許認可はどこで行うかとのご質問ですが、許可は千葉県において行っております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) 私のほうからは、1番目の通学路の安全対策についてお答えいたします。
1点目の9カ所の危険箇所のうち、残りの6カ所の安全対策の進捗状況についてですが、5カ所は改善され、1カ所については現在工事中です。
2点目の昨年5月31日付の23カ所の危険箇所のうち、酒々井小学校区1から14までについては、大道歩道橋、八坂神社前の横断歩道の白線補修等を含めた8カ所が改善し、大室台小学校区AからEについては、東酒々井郵便局交差点付近のスクールゾーンの表示等を含めた4カ所が改善し、酒々井中学校区TからWについては、国道296号線自発光縁石びょう1カ所を改善しましたが、コスモ石油横の歩道については、現在工事中でございます。
3点目の23カ所以外に安全対策を施した通学箇所については、ありません。
町教育委員会といたしましては、町総合交通政策会議において通学路を含めた協議の中で、関係機関と連携してまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、質問事項2のヤードについての3点目のヤードの周辺住民からの苦情はないかとのご質問にお答えいたします。
現時点においては、ヤードに対する苦情等は特にございません。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、質問事項3点目、中央台公園についてお答えいたします。
まず1点目、平成25年度工事計画の内容を具体的に伺うということで、中央台公園に係る平成25年度の工事計画につきましては、トイレの改築を行い、バリアフリー対応かつ災害時に対応できるトイレの整備を進めております。
また、2点目、遊具周辺の排水対策につきましては、既に5月に改修を行っておりまして、工事のほうは終わっております。
それから、3点目、時計台の設置についてですが、現段階で街区公園に時計の設置は考えておりません。
以上になります。
〇議長(小早稲賢一君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) それでは、まず1点目の小中学校の通学路の問題ですけど、これが町からいただいた9カ所ですね、これは9カ所含めた23カ所のマップですけど、先ほどの課長さんの答弁だと9カ所のうち5カ所は終わっているというふうに理解してよろしいでしょうか。そうすると残っているのは、私の認識では八坂神社の信号と酒々井郵便局の信号と、それから下台線と、あとどこなのか、もう一度お願いいたします。
酒々井小学校の範疇では8カ所が改善されたと言っておりますけど、残されたのはどことどこなのかをもう少しはっきりしていただきたい。
同じように、多分これは大室台小学校の場合は東酒々井の団地内の狭い道だと思います。これは、改善されたのかどうか、私は改善されていないと思うんですけど、お聞かせいただきたいと思います。
それから、中学校のほうでは、今歩道の工事が終わっていますけど、小川ピーナツの通学路については電柱が歩道の真ん中にあったのに、これが左側に移されたということで、これは大きく前進したと思いますけど、しかし東酒々井の団地の入り口の296の点につきましては、確かに今工事をやっております。それで、工事の右側、富里に向かって右側の歩道については現在舗装を含めた工事をやられていると思いますが、左側にも歩道をつけてほしいと、富里に向かって左側にも歩道をつけてほしいというのが、これ要望だと思いますけど、左側については今後歩道をつける用意があるか、見通しをお聞かせいただきたいと思っております。
東酒々井の交差点については、飯積方面に100メートル歩道をつけるということを、私現場を見て今工事が進んでいるということは評価しております。ほかに、かなりスクールゾーンの道路表面に、通学路についてスクールゾーンの表示をするという答弁がかなり出てきたわけですけど、これもかなりの箇所で行われているということは評価しておりますが、しかし実際は通行量が多くて、早くも薄れてきているところが、特にカーブというところは薄れているところが多々ありますので、大変見づらくなってきているところもありますので、どのような時点になったら塗り直すか、その点検体制についてお聞かせいただきたいと思います。
それから、トライアルやナリタヤ、ガスト、しまむらの各入り口に見守りを配置してほしいという要望が出されているわけですけれども、実際これが登校時にはオープンしていないわけです、しまむらなんかは。そういう点で、ナリタヤもそうなんでしょうけど、実際これどのように見守りを配置しているのか、恐らくボランティアの方だとは思いますが、その辺をお聞かせ願いたいと思います。
これは参考までなんですが、成田市では通学路の見守りをシルバー人材センターに委託しているということです。私の元同僚もそこで今現在仕事をしているんだと、そのように述べておりますけど、今後検討課題としてお聞かせいたします。
それから、町道の歩道整備と大型車両の進入規制を要望する署名740筆が、それと県道宗吾酒々井線の歩道の整備、路肩のスペース及び大型車両の進入規制を要望する署名750筆がそれぞれ酒々井区長から町長のところに最近届けられたというふうにお聞きしておりますが、町長、これについてどのような思いを持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。
それから、先ほど課長さんの答弁の中で、細い道のLED化、これ酒々井小だと思いますが、これについてLED化が終わったのかどうか、私終わっていないというふうに判断しているんですが、これについてお聞かせいただきたいと思います。
確かに296の富里方面に向かって右側の歩道については、かなり広範囲に今整備されてきていると思いますけど、既に歩道があるところがすごい雑草が繁茂しちゃって、自転車1台がようやくしか通れないような場所があるわけです。今後県に対して、歩道、余りにもひどい雑草の繁茂の地点については、その都度県に連絡するとか、あるいは町自治体で雑草刈りするとか、その辺についてご検討いただきたいというふうに思っています。
次に、ヤードの問題ですが、私、最近免許の更新がありまして、その際自動車の講習とあわせてこういうパンフレットをいただきました。初めて知ったんですけど、自動車の盗難がワーストワンだと、先ほどもあったようにヤードの数が日本全国一だと、こういうことを初めて7月末の免許の講習の際に知ったわけですけど、そのとき講師の方がヤードで不審な動きがあったら警察に通報してくださいという要請も受けて、大変深刻な事態を感じたわけですけど、事実私のすぐ自宅の近所でピカピカのRV車が一夜にして持っていかれたと、この方がとめていたのは自宅のすぐ前の駐車場です。本当に3メートルぐらいしか、自宅と母屋と駐車場は3メートルぐらいしか離れていないところです。夜誰も気がつかないうちに持っていかれたと、これは警察の手で今でも解決していないと聞いております。
酒々井町でもほかにこの種の事件、車両の盗難、特にこのとき講習会で言っていたのは、RV車が狙われている傾向があるというふうにおっしゃっていたんですけど、酒々井でもそういう盗難事件の例があるのであれば聞かせていただきたいと思います。
私は、先ほどの町長の答弁で、ヤードの数が既に8件あるということについて大変びっくりして、そんなにあるのかとびっくりしましたけど、ヤードの定義がまだ千葉県でもはっきりしていないわけです。まるっきり囲ったのをヤードというのか、囲わなくてもヤードというのか、その辺がわからないんですけど、私も知っている囲わないのをヤードといえばそうなんですけど、囲っていない自動車解体業者がまだ幾つもあると思うんです、中小含めて。そういうところを含めて、ヤードは県が認可したということはわかりましたけど、町として油の流出や周辺環境の影響調査の立入調査をしているのか、その辺お聞かせいただきたいと思います。
同時に、これ町民の方からも苦情が寄せられていると思うんですけど、どんな苦情が寄せられているのか、お聞かせいただきたいと思います。
3点目の中央台公園の問題ですが、これは私が議員になる前から中央台公園再整備事業としていろいろ経過があったようで、私も古い議事録等を見ましたけど、まとめて言えばいろいろ経過がありましたけど、23年、24年度の2年間にわたって総事業費4,500万円で24年度には終了する計画だとお聞きしておりますし、事実私もそういう質問しましたが、その点について間違いないか確認しようと思ったら、既に25年の工事にもまだトイレの改築が予定されていると、そうすると当時言っていた24年度末までには終了するという話と違ってくるんですが、どうしてこうなったのかお聞かせいただきたいと思います。
先ほど遊具の近辺の雨の後の水たまりについては、5月に解決済みだというふうに課長さんおっしゃられたと思うんですけど、最近の雨でもまだたまっているんですけど、一体全体24年度に面整備工事を行うという当初の課長さんは説明していたわけですけど、なぜそれが25年度までおくれてやらなきゃならなかった、その辺ぜひ説明していただきたい。私は24年度に工事が終わった段階で、面整備も含めて完成検査として問題がないということで引き渡しを受けていると思うんですけど、24年度末にも受けたときから、その直後から雨水で町民からどうなっているんだと、お子さんが遊べないじゃないかという、そういう苦情がひっきりなしにあったんですけど、町にはそれ届いていないのか、届いたとしたらどうして今ごろになって25年の、ことしの5月になってその工事をしたのか、その理由についてもう少し明快にお聞かせいただきたいと思います。
それから、同じように芝生を張りかえたというか、新たに張ったと思うんですけど、芝生を張るのはいいんだけど、その後目地に、私たち目土と言っているんですが、泥を入れるんだけど、それ入れてないから、この間の盆踊りのときも波打っているんです、あそこの芝生のところ。これについても面整備の工事が終わった時点で、なぜそういうふぐあいについて、業者にこれはちょっとふぐあいがあるんじゃないかということを言わないのか、私は非常にこの工事については不信感を持っておりますけど、その辺について再度ご答弁いただきます。
あわせて24年、25年といろいろわたるんですけど、つくったものが町民の方にこれはどういうものなのかがわからないんです。例えば休憩施設をつくりますということを言っていますけど、どこが休憩施設なのか、どれがシェルターなのか、ベンチはわかります、座るところですから。そういうのはわかるんですけど、それから防災テントをやりますということを計画でちゃんと議会でも答弁しているんですけど、防災テントはどこにどうなるのかという説明も全くなくて、町民の方から見れば何のために税金を使ってこの工事が行われたのか、延々とまだ続くのかという疑問が出ているわけですが、それについてぜひお答えいただきたいと思います。
もう一点は、通路の問題です。公園内の通路の問題ですが、公民館から階段おりて公園のトイレに行く通路、パーゴラ側からトイレへ行く通路はできているんですけど、遊具側、役場の通りから入った遊具側からトイレへ行く通路というのはないんです。きのうも私歩いてきましたけど、おとといも歩きましたけど、要するに雨上がりには通路がないから草の中を歩いていく、ぬかった草の中を歩いていく、こういうようになっているんですけど、これもはっきり我々この議会は通路を整備しますとなっているんだけど、この部分なぜしなかったのか、計画がなかったのか、その辺についてお聞かせ願いたいと思います。
以上が中央台公園関係のものです。もう一つあります。佐倉市八街市酒々井町消防組合の「ダイヤル119」という、こういうパンフレットを新聞折り込みで入ってくるわけですけど、9月1日号(55号)では、管内のドクターヘリ臨時離着場は佐倉市内で48カ所、八街市内で19カ所、酒々井町では7カ所が指定されていますと、こういう報道しているわけです。今までこの議会の中では、酒々井小中学校の3つと、それから総合公園と中央台公園と5カ所という認識してきたんだけど、新たに2カ所どこに追加したのか、お聞かせいただきたいと思います。
以上が2回目の質問です。
〇議長(小早稲賢一君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) 私のほうで質問といたしましては、9カ所のうちどことどこが終わったのかということですけれども、終わったところは、まず5カ所についてはプリミエールの酒々井の前のほうの信号から51号線に出るところのあそこに信号がございますけれども、そこのところの信号のところが短いということがありましたけれども、それについては警察のほうからのご指導もありましたけども、その信号の点滅の長さは変えられないということもありまして、これはやはり子供たちへの指導も含めてしてくださいということですので、指導は既にそこは終わっております。
それから、あとしまむらのところのフェンスがやはりなっていましたけど、それも修繕終わっております。
それから、あと裏通りのほうのLEDについては、1カ所ですけれども、1カ所は町のほうでやっていただいているということでございます。
それから、あと朝日橋のほうの測量の実施については、それは既にやっていただいたということです。
それから、あとつい先日、8月末で終わりましたけれども、国道51号線の大道歩道橋、これについては大変凍結したり、さびがひどくて大変困ったというふうなこともありまして、早々やっていただきましたので、9月からは子供たちはそこを大変きれいになったということで、子供たちも喜んでそこのところを通っております。現在1カ所については、先ほど答弁でもさせていただきましたけれども、コスモ石油の前のところ、歩道が今拡幅しているかと思いますが、そこの工事でございます。それです。
あと細かいところたくさんありますけれども、これは指導も含めて例えばトライアルのところの出入り口については非常に危険だということがありますけれども、これはやはり子供たちへの指導も含めてこういったことも既に行っております。こういった危険箇所23カ所、それからその中に9カ所も含まれておりますけれども、これについては先ほど申しました町総合交通政策会議というのが町で立ち上げていただきましたので、その中でPTAも含めて全てその中で協議をして、そして随時そこの中で改善をしていく、できるものからやっていくということでなっております。その点でご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) ヤードの問題でございますが、ヤードについては使用済みの自動車を解体して部品どりを行う事業者ということで、自動車リサイクル法の適用によりまして、県の許可を受けているものでございます。町内8カ所のヤードについても、県の許可を受けたものでございまして、また油等の流出等についても許可の中で対応されているものであると思います。
また、先ほどもご答弁したとおり、苦情の件につきましては寄せられていないところでございます。苦情等はございません。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうから、中央台公園のことについてお答えいたします。
まず、24年度内終わるはずだったものが25年度になったということで、トイレのバリアフリー化、再整備が残っておりまして、1年ちょっとずれ込んでしまいました。
それで、24年度内に面的整備は終わったのに排水工事を5月に行ったということでご指摘ありましたけれども、面的整備、排水工事も全て終わらせたんですが、4月にかなり強い雨等がございまして、なかなか水はけがうまく機能していない部分がありました。なかなか水がはけなかったもんですから追加工事ということで、排水対策として排水ますを一番低いところに設けて水がたまらないような処置を施しました。そういったことで、25年度も追加の排水工事を実施いたしました。
それから、芝生についてですが、天候等によりまして芝生の生育等にも影響があると思うんですが、確かに一部枯れたところとか、そういったものがございまして、そういった部分的なものについては業者のほうで直していただいたんですが、それ以降につきましては今の状況と変わらない形になっております。
通路で遊具側からの通路についてどうするのかというのがありましたけども、ちょっと申しわけないんですが、今手元にちょっと計画図がなかったものですから、もう一度その点については確認いたします。
あと防災テントの位置についてですが、これもちょっと済みません、申しわけないですけど、どこにという計画にされているかというものがちょっと今手元にないので、また後で調べてお答えいたしたいと思います。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) 通学路の問題で、要するに端的に言えば生徒に指導したから、それで対処したんだというふうにご答弁されていると思うんですけど、確かに9カ所の中にもあるし、23カ所の中にもあるんですけど、口頭で指導した、あるいはどういう指導したのかわからない。生徒に指導すれば解決済みだという捉え方が、前々回の私の議会の質問でも言ったんですけど、それが本来文科省のいう通学路の安全対策に適合するのかという、何でも口頭で指導すれば、生徒を指導すれば文科省の、あるいは千葉県から出ている安全対策がもうこれで決着したんだというふうに理解、私はどうもそうは思わないんですけど、やっぱり何らかの物理的に、要求されているものは物理的に解決の努力をしないのでは、いつまでたってもこれ前進しないと思うんです。
例えば京成の酒々井駅の脇道、線路沿いに脇道があるんですけど、生徒に狭いから注意しろよと指導したということで済むんであれば、どこでもそれは済むんではないかと思うんです。そこら辺はそういう捉え方で、果たして通学路の安全問題は安全が確保できるのかという点で、私は非常に疑問に思うわけです。しかも、この出された9カ所については、緊急に対処すべきだという千葉県の指導に対してのものですけど、これは約1年以上たっているわけですので、1年近くですか、たっているのにこれでもまだ口頭で指導すればそれで決着した、解決したというふうに捉えていいのか、私は正直言って疑問に思いますので、その点は反論があれば答弁していただきたいと思います。
それから、ヤードについて定義が定かでない、まるっきり囲ったのがヤードなのか、そうじゃなくて中古車解体業そのものをヤードという定義しているのかわかりませんけど、苦情が一件も寄せられていないということは、本当に囲われちゃえば苦情の出しようもないでしょうから、囲ってないところいっぱいあるわけですけど、そういうところからもないというのは私にはちょっと信じられないといいますか、私に寄せられた苦情と随分相違があると思うんで、参考にまで指摘したいと思います。
それから、ヘリポートのドクターヘリの問題です。先ほど言った7カ所あるということについて……
〇議長(小早稲賢一君) 2番議員にお断りしますが、通告外の質問についてはご遠慮いただきたいと思います。
〇2番(那須光男君) 通告外だと思われますけど、通告含まれると思うんですけど、中央台公園の再整備計画の中には、相当議論があって再整備すると役場が、執行部側の提案のように再整備をするとドクターヘリの離着陸は非常に安全性が欠けるんじゃないかと、避難しているところにドクターヘリがおりてきたら、現場は大混乱するんじゃないかと含めて、これ総務参事ご存じだと思うんです。そういう議論があって、一時はドクターヘリの部分の工事は中止せよという請願まで出てきたわけです。残念ながらこの請願通りませんでしたけど、私がこれ、議長にお断りしますけど、関係あるから質問するんですけど、24年度で完成した、終了したであろう中央台公園の工事を一度もドクターヘリがおりた経緯が私聞いていないんですけど、ドクターヘリ引き続き中央台公園におりるのか、どの地点がヘリポート、要するにドクターヘリがおりる場所なのか、その辺お聞かせください。なぜおりないのか、おりてこないのか……
〔「事故がないから」と呼ぶ者あり〕
〇2番(那須光男君) 事故がないからですか。それならそれで、それ答えてください。一切ドクターヘリをその後要請がなかったんだというなら、それで結構です。だから、おりてこないんだからというんでなくて、7カ所ふえたというのはそのために7カ所になったのかということも関連づいているんです。だからお聞きしているんで、ぜひこの点についてお聞かせいただきたいと思います。
それから、もう一点は、この事業計画の中で、工事計画の中でさんざん議論になったのは、防災備蓄倉庫、これを中央台公園に一極に集中するのはいかがなのかという議論があって、それについて一極に集中しないほうがいいんじゃないかと、各学校に分散したほうがいいんじゃないかというやりとりがあったが、この問題については、課長さんもあなたで4人目ですから無理もないと思うんですけど、備蓄倉庫をつくるということをこの計画あったと思うんですけど、実際どこに備蓄倉庫ができたのか、その点についてもお聞かせいただきまして、私の質問を終わらせていただきます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) ドクターヘリの発着の件につきましてお答えさせていただきたいと思います。
工事をやっているときには、ドクターヘリの発着は不都合です。したがいまして、工事が完了するまでドクターヘリの発着を控えるということで、消防組合のほうからの話がございましたので、ドクターヘリの発着の場所ではなかったという状況です。
一応工事が終わってきましたので、間もなくドクターヘリまた再開していくというような状況になっているというふうに私は聞いております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 今のドクターヘリの公園のほうから、私のほうから利用再開したことについてお答えします。
再整備工事のほうが終わりましたので、8月の27日から利用が再開できるように伝えてございます。なので、現時点ではもう利用できる状況となっております。
それから、ちょっと先ほどお答えできなかった防災テントの位置なんですけれども、それについてはステージの脇のパーゴラが設置してあるんですけども、パーゴラの位置が防災テントの位置になります。
それから、もう一つ、遊具のほうからトイレのほうに通路が計画あるかということについてなんですが、通路としてはないんですが、スペース的に遊具のほうからトイレに行けるようになってございます。なので、計画としては遊具のほうからの通路はございません。
以上になります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、2番議員、那須光男君の一般質問が終了いたしました。
◇ 江 澤 眞 一 君
〇議長(小早稲賢一君) 引き続き、通告順に基づき、次に9番議員、江澤眞一君。
〔9番 江澤眞一君登壇〕
〇9番(江澤眞一君) 9番議員の江澤でございます。本日最後の質問者ということでございますので、お疲れのこととは思いますけども、いましばらくお願いしたいと思います。
私は、ことしは夏に、お盆に岩手、宮城、向こう方面を3日間回ってきました。震災から2年半がたってどうなっているのか、新聞報道もだんだん少なくなってきております。そういった中で回ってきて率直な感想は、皆さんの善意で行ったさまざまな支援が果たしてどこまで行き届いているのか、大変そういう面では、港へ行けば当時の瓦れきがまだ何カ所にもそのまま置き去り、野ざらしになっております。また、生活道路もそのときのままで、大変状況も悪い。大手の会社だけが倉庫業等をやるのに新しい倉庫を建ててやっておりますけども、やはりあそこで生活をしていた多くの方々は、いまだ何ら解決していないと、そういう現状を見た中で、やはり災害についてはこれは他人事ではないというふうに感じております。
また、ことしの夏は豪雨よりももっとひどい雨で、今までは台風の時期だけがそういう水の心配をすればいいということでしたけども、最近ではそうはいかないと、大変そういう面では以前と同じような考え方では、やはりこれからは大変な事件、事故、また竜巻等も起きている。災害というのはいつやってくるかわからないという中で、当町もやはり住民の生活、生命を守るという、そういう観点から今回私は質問させていただきます。
まず、1点目が酒々井町の防災計画についてであります。酒々井町は地域防災計画に基づいて計画を策定して、これからハード面とソフト面を行っていくということでした。6月議会では、私地震のほうを聞いたんですけども、そういった面ではやはりこの時期であれば特に私は水の害、当町においては地震と水ではなかろうかと、そういう災害がいつ起こるかわからないという、そういう観点から、どうしても中川地区の皆さん方のお声を聞くと、やはり不安であると、ちょっとでも雨降ると京成駅の下のほうに行きますと水がいつあふれるかというような状況であります。地域の悩みをやはり町としても、私はもっともっと考えるべきではないかというふうに思っております。町長も1期目の選挙に出るときも、あそこの中川地区のことについては大変な思いを持っていたというように私は認識しております。そういった中で今回質問させていただきます。
その中川地区の治水対策について、次の点を伺うということで、4点についてお伺いをいたします。まず、第1点目が災害時の町の体制、組織です。これは、どのようになされているのか、これは地震等の災害と同じなのか、それとも違うのであれば体制、組織について違う点があれば、その違いも含めてお伺いをいたします。
2点目が災害時の避難場所はどこなのかということで、これまたあわせて中川地区の皆さん方にどう知らしめているかもあわせてお伺いをいたします。
3点目が、これは私も平成16年の豪雨のときに現場のほうへ私も見に行きました。やはり相当あの水の勢いというのは怖いものだというふうに、私もじかに感じましたし、次の日も畳をはがしている人たちもいましたし、かなりの被害があったと、そういうことで平成16年9月に発生した豪雨により床上浸水が26棟、床下浸水が25棟の被害があったが、近年全国各地で当時よりも降水量が増加している、このような状況では被害が拡大すると思われる。そこで、調節池の整備を一日も早く行うべきと思うが、町長の考えを改めて伺うということで、この点につきましては3月議会でも小早稲議員も質問をされております。これは、幾たびかいろんな議員が質問し、答弁も一貫して町長は同じ答弁をされておりますけども、もう2期目終わりということ、そして町長になった最初のときの気持ちからすれば、私は同じ答弁ではなくてもう少し前向きな答弁、また計画を実際に示すべきではないかと、そういう面含めて改めてお伺いをいたします。
4点目が調節池に太陽光発電装置を設置している自治体があるが、検討すべきと考えるが、町の考えを伺うということで、これはテレビで見た方もいるかもしれませんけども、調節池、町有財産をそれを民間に、そこを年間賃借、テレビでやったのは年間200万円の賃借料をそこから発生するということで、あくまでも民間の会社に発電のやつをやってもらうと、そういうのをたまたまテレビで見ていて、すごい、市でしたけども、その市長さんの考え方はすごいなということで感心して見ておりましたので、ぜひ町長にも、町長というか町ですね、町がこういうのを検討すべきではないかということで、お伺いをいたします。
そして、大きな2点目が県道富里酒々井線についてということで、これは6月議会でも質問をいたしました。実は私ども住んでいる墨区は区を挙げてアウトレットのできる前に、印旛土木のほうへ区長さん初め先輩の議員と一緒に行ったときの県の説明が、とりあえずはアウトレットの整備が最優先であるということで、県道富里線については交差点を優先的に行うということでした。その後に随時行うというような県のお話でありました。そういう意味では、アウトレットがオープンしたわけであります。そうしますと、やはり次は区からの要望があった未整地部分、特にリサイクルまでの道というのはリサイクル、あそこの処分場が設置したときからの約束になっているわけです。昭和58年に当時の京増町長と佐倉の市長さんもそれに同意した中で、いまだに未整備の部分が残っているということで、これ一刻も早く行うべき事業だというふうに私は思っておりますので、そこでアウトレットのオープンにより交通量が増加し、未整備部分が危険度を増していることから、県に事業のスピードアップを要望すべきと思うが、町の考えを伺う。
また、古沢橋の歩道整備については、速急に行うべきと思うが、あわせて町の考えを伺うということで、これは古沢橋の歩道については本当に前回質問した後に、あそこのたまった土砂だけを排除しました。それはそれで応急処置というふうに見れば見られるかもしれませんけども、やはり今回アウトレットによってかなりの交通量になっているわけであります。特にあの橋のところに入りますと、もう逃げ場所がないということで、住んでいる地域住民はもちろんですけども、墨工業団地に朝夕自転車で、またバイクであそこへ働きに来ている町民もかなり多くおります。そういう人たちの皆さんの声を聞くと、本当にあそこに入ると危ない、怖いというのが大きな弊害になっているわけでありますので、富里の296号線のあそこのたまたま高速道路の上の橋のところみたいに、あれは一晩でつけたんですけども、準備をしてやったわけです。そういうことは私はできると思うので、これは道路整備もそうですが、先に橋の歩道部分の整備を要求すべきと思いますけども、町の考え方をお願いいたしたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、江澤議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の酒々井町防災計画についてのご質問ですが、中川の治水対策は喫緊の課題であり、私の公約として着任直後直ちに調節池を整備すべく計画したところであります。調節池の必要性や費用対効果につきましては、これまでも再三議会のほうにご説明申し上げてきたところでありますが、皆様ご承知のとおり事業予算を議会に上程しましたが、削除されるなど、議会の同意が得られないため、現在は進められない状況にあります。ぜひとも議会といたしましても、ご意思を出していただけると事業着手ができるかと、こう思っております。
また、調節池に太陽光発電の設置を検討してはとのご提案ですが、議員の皆様方が調節池はやはり必要だということでご賛同が得られるならば、貴重な提案と考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、中川地区の治水対策のうち、災害時の町の体制、それから避難場所のご質問についてお答えをさせていただきます。
中川地区の治水対策における災害時の町の体制につきましては、地域防災計画に基づき浸水など局地的な被害が発生するおそれがあるときは、関係職員を配備し、被害状況と情報等の収集及び伝達、関係機関への連絡とともに、災害への準備措置などの活動を行う警戒態勢をとることとしております。さらに、中川地区周辺に大規模な被害が発生したときは、災害対策本部を設置するなど、災害に対する応急対策活動に当たります。また、避難場所については一時避難所として中川青年館、さらに避難場所として酒々井小学校としております。災害の発生状況に応じ、速やかに住民の安全対策をとってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、県道富里酒々井線についてお答えいたします。
事業のスピードアップについてでございますが、県事業ですが、平成24年度から国の交付金制度を活用するとともに、町が主体となって用地交渉のほうに協力しておりまして、早期完成に努めているところでございます。
なお、古沢橋の歩道整備についてですが、早期実現に向けて県のほうに要望してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) それでは、再質問をしたいと思いますけども、まず中川地区の関係ですけども、今参事の説明で中川青年館ということで、そういった面ではすごい何か狭いなという第一印象ですね、しました。それと、あそこ自体が災害になる可能性が私は強いのではないかなと、あの辺の水位だとどうなのかなという、あの当時が1時間に77ミリの降水量、今この間も島根とか向こうのほう見ますと八十何ミリとか、1時間にですね、降水量が全然違うわけです。それで、本当にあそこの青年館だけで大丈夫なのかというのを改めてちょっとお聞きしたい。
私は、ちょっとすごい狭いというのが第一印象と、それとあわせて先ほど質問に出ましたけど、災害時の要援護者、その人たち、中川地区にも大変高齢の人たちも多いというふうに思いますので、そういった方々の対応もあわせてそちらのほうで行うのか、あの1カ所で本当に足りるのかというのももう一度ちょっと聞いてみたい。
それと、酒々井小学校が第2ということでしたけども、その辺も人数が多い中で、私は個人的には最初から酒々井小のほうがいいんじゃないかと、高台に持っていくべきじゃないかというふうに個人的には思っていますけども、それで安全だということであれば、改めて確認したいというふうに思っております。
それと、町長の今の答弁は実は余り変わらないんですね、今までと。それで、議会が、議会がというような答弁でした、今もそうですけども。議会のほうがということでしたけども、私は首長として、上程してから議会の承認はもちろん必要なのは私わかりますけども、そうではなくて私が言いたいのは、その答弁ではなくて、やはりことしもそうですけども、これだけの豪雨がある中で、やはり私はこれは首長としてもう一歩踏み出して、説明をすれば理解できることだと思います。町長は最初にそれを目指して町長になられたわけですので、2期目も今終わろうとしている中で、私は議会、議会というばかりではなくて、じゃその議会の人たちを納得させるような、こういう方法で予算も含めて行うんだという、もうちょっと強い決意が欲しいわけです。でないと、これ、じゃやりますと言って、道路1本つくるわけでもないし、大変工期とか考えますと私はすぐにはできるとは思っていないんです。やはりそうしますと、町民の人たちはもちろん反対する人もいるのは私もわかっております。でもやはり住んでいる人たちにしてみれば、今それが一番いい方法だと思っている方々もいっぱいいるわけです。やっぱりそういう人たちの気持ちを考えた中で、私は町長には議会ということではなくて、もっと自分がこうしたいんだということを私は率直に出していただければと思います。これは要望になってしまうかもしれません。
それと、県道の関係なんですけども、課長わかるんですけど、じゃそうすると24年度が用地の買収等で協力しているということを今お話を聞きましたけども、じゃどのくらいの用地買収まだ済んでいないところがあるのか、総体的な費用は、リサイクル、焼却場の入り口のところまでの総体的な予算というのは出ていましたよね。前に一回ちょっと聞いたような気がするんですけども、そのうちの町負担分も町のほうは予算的にはそれは問題ないというような、以前そういう説明もありましたけども、あわせてまだ用地買収の段階であれば、あとどのくらい残っているのか、それに伴う全体の工事、お金ですね、総体的なやつ、ちょっともう一回、じゃあわせてお聞かせ願いたいと思います。
以上で、済みません、お願いします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 中川の治水対策につきまして、要望ということでございましたが、端的に申し上げますと、費用対効果、時間的なものを比べてやれば100点満点ではないんですが、調節池をやればわずか3年ないし5年で対応できると、77ミリ程度についてはです。
先ほど江澤議員がおっしゃられた77ミリというよりもっと大きいのがあるから、それに対応というような話もあるわけなんですが、通常の県のでも河川等の整備レベルは時間50ミリなんですね、要するに下水道と合わせるような形でございまして、それを超えるのは超過洪水的な扱いをしているわけでございますが、それともう一点、反対をされている議員の皆さん方の中心は、下流から改修をすべきだと、少なくとも国道51号の道路のところまでやるにも35億かかるわけです。京成の鉄道を大至急やれという話、14億もかかるという話があるわけです。そこだけ広げても、下流にまた水害を起こすというような話になりまして、これはとても時間的に見ても、効果的にも非常に人災を招くような、思いつきのような事業になってしまうわけです。そういうことで、議会のほうと執行部、共通点を見出せなかったというのが今までの経緯なんです。予算削除もありました。
江澤議員におかれましては、その間議会議員を少しお休みでございましたので、そのときにいらっしゃれば多分できたかなと、こう思っておりますが、そういうことで町としてもやはりその間3年ぐらいかけて検討してきた中で、費用対効果考えたら調節池がいいとなっているものをもう一度議会に出して、それで否決という話になりますと、これ国、県に対しても非常に酒々井町は不誠実な予算要望しているということになるわけでございます。でありますからしまして、ぜひとも議会のほうにおかれまして、意見書なりを採択していただければ、それに基づいて町は行動とる。
ですから、35億、町の予算が50億のところ35億をかけて、全ての予算を削って一気にやれという話であれば、町としても検討はいたしますが、時間的に無理です。京成の鉄道やるにも多分架設も入れたら四、五年かかる。それから、その下流の県道橋、そしてさらにはボックスがあります。それから、その上流には家があります。さらには、中川橋があって、それからその先には国道51号のボックスがございます。それをやっつけていくというのは、これこそまさに土木工事オンリーでございまして、経済活性化になるかわかりませんが、非常に難しいところがありまして、要するに調節池をつくるというのは調節池から上流部分の水はカットしていくということで、ということは上流の流域がなくなったのと同じわけでございますから、それで下流の部分で今の施設で受けていくと、応急対策としては護岸のかさ上げだとか、それからそういう大きな雨のときには対応はしませんが、少降雨のときには内水排除ポンプをつけましたので、それで排出ができるということで、そういう方策を立てているわけでございます。
お金があれば何でもできるわけなんですが、でもやはり工程的にはどう見ても10年やそこらかかるということで、特に中川の流域というのは、わずか要するに1平方キロそこらの、2平方キロとか、そういう小さな流域でございますので、そしてまた密集市街地があると、これは到達時間が30分とか20分で雨が来るわけです。そういうことでございますので、延々と時間をかけて事業をすればいいというやつではないんです。やっぱり目的的にきちっとそこで白黒をつけていくという方策を、そして下流からやるについては財政的な余裕があれば、それで順次原則論でしていけばよろしいのかと思っております。
その辺も含めてひとつよろしく、もう大体そういうことからいきますと選択肢はないんで、ですから先ほど太陽光のパネル浮かべて池で発電したらどうだと、大変すばらしい独創的な発想でございまして、そういうことにも役立つということの中で、それをやるべきだということで議会のほうでぜひとも意見書なりを採択していただいて、そうすれば町のほうとして、これだけ議会も応援しているよということで実現をできますので、ぜひその辺のところにもよく議員間の中でご議論いただいて、ぜひよろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、中川青年館あるいは酒々井小学校の避難場所等についてのご質問についてお答えをしたいと思います。
確かに一時避難所でありますけれども、中川青年館で対応が難しいという状況があれば、速やかに避難場所であります酒々井小学校のほうへの避難を行っていくというようなことは、当然のことで考えております。
それから、これまでも中川周辺の地域については台風や大雨のときには、職員による見回りを行っております。そうした状況も確認しながら、どのような対応ができるかというのは速やかに判断していきたいなというふうに考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 県道の富里酒々井線について私のほうからお答えいたします。
あとどのぐらい残っているのかということですけれども、ちょっと集計上、全体計画は約2キロにわたっております。これは、八街市の一部100メーター区間含んでいるんですが、全体計画2キロのうち、おおむね4割程度の事業進捗ということで、残り6割ぐらい残っております。いずれにしても古沢橋から佐倉側についてはほぼ整備が終わっておりまして、古沢橋から八街側、その間については早期整備が必要と考えておりますので、引き続き県のほうに強く働きかけて、町のほうでも精いっぱい協力して臨んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) 中川の件については、今町長のお話を聞いている中で、議会は議会としてやはり勉強して早目に町長が言っているように、意見交換をしながら、議論しながら、議会としても進めるべきだと私も思います。
それで、県道関係なんですけども、課長、私は残り2キロじゃなくて、とりあえず最初にリサイクルの処分場の入り口までが当初の約束になっているわけでありますんで、あそこまででも先に行うべきだというふうに思っていますので、引き続き県に要望というのは毎年聞いていますけども、かなり言ったように時間もたっております。あそこまでも早く整備できるように強く要望していただきますようお願い申し上げまして、質問終わります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、9番議員、江澤眞一君の一般質問が終了しました。
◎散会の宣告
〇議長(小早稲賢一君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会します。
(午後 2時12分)