平成25年第5回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
平成25年6月12日(水曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(15名)
1番 金 塚 学 君 2番 那 須 光 男 君
3番 篠 田 誠 君 4番 御 園 生 浩 士 君
5番 川 島 邦 彦 君 6番 齊 藤 博 君
7番 内 海 和 雄 君 8番 佐 藤 修 二 君
9番 江 澤 眞 一 君 10番 平 澤 昭 敏 君
11番 越 川 廣 司 君 13番 小 早 稲 賢 一 君
14番 竹 尾 忠 雄 君 15番 地 福 美 枝 子 君
16番 ア 長 雄 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条第1項の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 副 町 長 橋 谷 田 豊 君
教 育 長 落 合 繁 夫 君 教 育 次長 櫻 井 照 嘉 君
総 務 担当 幡 谷 公 生 君 民 生 担当 仲 田 義 秀 君
参 事 兼 参 事 兼
総 務 課長 健 康 福祉
課 長
経 済 建設 鈴 木 正 義 君 経 営 企画 大 ア 智 行 君
担当参事兼 課 長
経 済 環境
課 長
財 政 課長 京 増 孝 一 君 税 務 課長 大 坂 俊 男 君
住 民 協働 岡 野 義 広 君 住 民 課長 秋 元 廣 君
課 長
人 権 推進 河 合 昭 男 君 まちづくり 地 挽 茂 義 君
課 長 課 長
上 下 水道 綿 貫 清 君 こども課長 赤 地 忠 勝 君
課 長
学 校 教育 池 田 幸 夫 君 生 涯 学習 濱 野 敏 幸 君
課 長 課 長
会計課長兼 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 越 川 光 司 君
会計管理者 事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 斉 藤 広 書 記 宮 ア 純 子
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(小早稲賢一君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(小早稲賢一君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。
◎一般質問
〇議長(小早稲賢一君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 平 澤 昭 敏 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、10番議員、平澤昭敏君。
〔10番 平澤昭敏君登壇〕
〇10番(平澤昭敏君) 10番議員、公明党の平澤昭敏です。通告順に従い4点の質問をいたします。
最初に、免役のない妊婦が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある風疹の大流行を受け、当町も予防接種費用の助成を補助することを4月よりさかのぼって実施することに対し、素早い対応に町民から喜びの声が上がっております。大変にありがとうございました。
1点目の質問は、乳がん検診のマンモグラフィーを30歳から取り入れてはどうかとの質問です。今は40歳以上からの導入ですが、30歳からマンモグラフィーを要望する多くの人から声が上がっております。今は視触診とエコーですが、新聞報道によると視触診の見落としの実情があります。乳腺の発達が未発達で、マンモグラフィーでは判断することが難しいとのことですが、ぜひ視触診とマンモグラフィーの併用を30歳から実施できるよう、町の考えをお伺いいたします。
2点目は、4月19日にオープンした酒々井プレミアム・アウトレットについてであります。交通の流れの変化は出ているのか、オープン時は国道296号、国道51号の渋滞は想像を超えるものがありました。ゴールデンウイークを過ぎ、土日を除き平日は落ちついてきていると思いますが、1番目に交通状況を伺います。2番目に、清掃工場の清掃車の状況はどうでしょうか。3番目に、アウトレット周辺のスポット開発の状況、4番目に工業団地の状況も伺います。5番目に、酒々井コミュニケーションセンターの反響についてであります。6点目は、酒々井町の活性化。7番目、地域産業への影響について伺います。
3点目は、広域防災協定についてであります。東日本大震災から既に2年3カ月が経過しました。今なお被災地では瓦れき処理や放射能汚染処理が進まず、多くの方々が避難生活を送っています。復旧復興が進展していない状況であり、大規模な自然災害の恐ろしさ、怖さが大きく報道されています。また、最近では首都直下地震、東海、東南海、南海の3連動地震の発生、富士山の噴火が懸念され、今後の防災、減災対策が課題となっております。
3月の行政報告にも、災害対策活動の相互応援に関する協定を「全国小さくても輝く自治体フォーラムの会」に加盟する全国23の町村と締結したとありました。大変よいことだと思いますが、町民の方はどこと締結したのかわかりません。町民に知らせるべきだと思います。協定した自治体が自然災害などで被災した場合、被災した自治体の要請に基づき、支援物資の提供や復旧復興に必要な職員など迅速に行い、お互いの自治体を支援し合うことができます。
自然災害などでは、近隣自治体も同時に被災するなど近隣地域連携の防災には限界があり、被災していない遠方からの支援は防災上の重要な担保になります。23町村を町民に知らせる、また拡大について。2番目に応急生活物資等の供給援助協力の拡大について伺います。
4点目は、空き家対策です。高度成長期に大量供給された住宅が、親世代が亡くなった後、子が住まずに放置されているのです。5年に1度実施されている総務省の住宅土地統計調査によると、2008年の全国の空き家は約757万戸、空き家率は13.1%で過去最高でした。このうち売却用や別荘などを除いた放置されている空き家は約268万戸、10年前の約182万戸から大幅に増加しております。
近年少子・高齢化の進行、産業構造の変化等により、国土全般において遊休地、放棄地が増加しています。空き地や空き家における雑草の繁茂、汚泥、廃棄物不法投棄が問題になっています。治安の悪化、景観の悪化、不動産価値の低下など周辺環境への多大な外部不経済もたらし、土地の利用に係る各種施設の効果を低下させ、結果として適正かつ合理的な土地利用を阻害しています。少子化やライフスタイルの変化、核家族化で子世代が同居しなくなり、親が亡くなった後空き家になっています。酒々井町における空き家件数及び空き家率を伺います。
続いて、埼玉県所沢市では平成22年10月より、空き家が放置され管理が不十分になると、犯罪や出火を招くおそれがあることから、所有者に適正な維持管理を求めることにより、生活環境の保全と防犯のまちづくりを推進し、市民の安全・安心な生活を確保することを目的に、所沢市空き家等の適正管理に関する条例を制定いたしました。また、富山県滑川市では、町なかに住む人をふやし、市街地のにぎわいづくりと良好な住環境整備を図るため、町なか再生事業を創設しました。国土交通省は、空き家再生等推進事業による家屋の撤去対象を5月から全国に広げます。市町村が解体費用の最大5分の4を補助、国がその半分を負担します。この事業活用についてもお伺いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることになりましたので、よろしくお願いをいたします。
まず、10番議員、平澤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。
1点目の30歳からのマンモグラフィー検査の実施についてのご質問ですが、30歳代(現状は問診、超音波検診、視触診)における検診方法において、新たにマンモグラフィー検診を導入して既存の検診との併用検診を実施することについてでありますが、マンモグラフィーは、高濃度乳腺と言われる乳腺濃度が高い30歳代までは検診精度が低くなることから、千葉県内では導入していないのが現状であります。がんに負けない社会をつくる上で検診手法の確立が急がれているところであります。今後も検診制度の向上など、情報の収集に努め、一刻も早く効果的な検診ができるようにしていきたいと考えております。
2点目の酒々井プレミアム・アウトレットの現況についてのご質問でありますが、初めに工業団地の状況につきましては、墨工業団地に2年前に進出をしました食品製氷加工の本社機能を有する株式会社エフケイが、工場の拡張を計画していると聞いております。墨工業団地は、東関東自動車道酒々井インターチェンジとアクセス道の開通により、交通アクセスが一段と向上することからも遊休地の所有企業に早期の土地活用を図ってもらうため、県に協力をお願いし、トップセールスを行う予定をしております。
次に、酒々井コミュニケーションセンターの反響についてですが、開業から5月末までの43日間でプレミアム・アウトレットの来場者の1.7%に当たる2万5,466人の方が訪れました。また、しすいハーブガーデンの来園者の増加があります。4月20日からゴールデンウイーク終了までで対前年比46.7%、約570人の増加があったことからも、アウトレット効果が出ているのではないかと期待しているところであります。そのほか来場者からは、町の特産品、飲食店、観光スポットなどの問い合わせが数多くあったところであります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) おはようございます。私からは、酒々井プレミアム・アウトレットの現状に関する質問のうち、1点目から3点目並びに6点目及び7点目についてお答えいたします。
まず、1点目の交通渋滞の状況についてですが、開業当初はアウトレット周辺の道路、国道51号、国道296号及び県道富里酒々井線等で渋滞が発生しておりましたが、駐車場への入退出の誘導方法の改善等もあり、現在では日曜日に多少渋滞が見られる程度となっております。
2点目の清掃車への影響についてですが、開業による当町の家庭用ごみの収集運搬業務への影響につきましては、収集運搬業者が地元事業者で町内を十分に把握しており、渋滞の区間を避けることができたため、通常と比較して多少のおくれはあったものの、アウトレット開業による特段の影響はなかったと聞いております。
3点目のアウトレット周辺の開発状況についてですが、酒々井南部地区新産業団地内につきましては、三菱地所・サイモン株式会社がUR都市機構の所有地約22ヘクタールの借地権を落札し、早期の拡張を目指すと聞いております。また、一般地権者の所有地につきましては、酒々井南部地区新産業団地用地登録制度により、引き合い申し出のあった企業と地権者が交渉している段階であります。
6点目の酒々井町の活性化対策についてですが、酒々井プレミアム・アウトレットが開業したことにより、約1,300人の雇用の場が創出され、年間約350万人以上の方が町を訪れると見込まれています。これらの方を町内に誘客するために、酒々井コミュニケーションセンター内に酒々井タウン情報や酒々井町グルメマップなどのガイドの配置や掲示をするとともに、映像による町の情報や観光情報推進員による情報の発信を行い、町のイメージアップや活性化に結びつけていきたいと考えています。
7点目の地域産業への影響についてですが、飲食店関係についてはお客さまがふえているとの声が聞こえておりますが、アウトレットが開業して間もないことから、地域産業への影響につきましては、まだ全体がつかみ切れておりませんが、今後町商工会とも協議し、反響調査等ができればと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、広域防災協定、供給援助協力についてと空き家対策についてのご質問にご答弁させていただきます。
初めに、防災協定の関係でございますが、災害時の相互応援に関する協定を締結した自治体について町民への周知のご質問につきましては、協定先及び協定内容について町ホームページ等によりお知らせすることを考えております。また、災害時における応急生活物資等の供給援助協力については、現在のところ株式会社タイヨーと成田市農業協同組合の2社と協定書を締結しておりますが、さらに拡大できるよう企業等との協議に努めてまいります。
次に、空き家対策についてでございます。空き家の件数及び空き家率につきましては、5年に1度実施されます平成20年住宅・土地統計調査におきましては、全国的に増加傾向にあることは認識しておりますが、町における空き家の実態については把握できていないのが現状でございます。
空き家対策では、近年防犯等の観点から所有者等の適正な管理を求める条例の制定や、土地を含めて自治体に寄附し、自治体が取り壊す町なか再生事業の創設などの整備が進められております。
また、国土交通省の空き家再生等推進事業では、空き家の住宅等を改修し、他の用途として活用する活用事業と、空き家等の除去並びに除去後の跡地を地域活性化のために利用する除去事業があると承知しております。
当町におきましての空き家対策につきましては、ご質問の事業の活用等についての検討とともに、地域のご協力をいただき、現状把握や対策の必要性など調査検討から始めていく必要があるものと考えているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 10番議員、平澤昭敏君。
〇10番(平澤昭敏君) 答弁ありがとうございました。
1番目のマンモグラフィーなのですけれども、先ほど効果的な検診と言われましたので、町民からの要望は、マンモグラフィーを30歳からお願いしたいというのが何人も声がかかっておりますので、効果的な検診のためにもマンモグラフィーを、他市町村はやっていないかもしれませんけれども、酒々井は独自で、そういう要望が多々ありますので、お願いしたいと思います。
それと、関連しまして、今40歳以上の人は、今のところマンモと視触診とエコーを交互に実施しているのですけれども、マンモと視触診、エコーを毎年できないかという声もありますので、その辺もお伺いいたします。
それからあと、町民からの要望ということなのですけれども、アウトレットで、ゴールデンウイークのときはバスは無料送迎でしたが、今は片道250円、子供は130円で、往復500円かかるのですよね。年間の来場者が350万人と先ほど言われましたけれども、JR、京成を利用する人は本当に多くなっていくると思いますので、一企業に対してでありますけれども、リピーターをふやすという意味で、バス代への町の補助を幾らかでも考えることはできないかお伺いいたします。前の方は、だめと言っていますけれども、お願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 検診の関係については、さらに検討していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 副町長、橋谷田豊君。
〇副町長(橋谷田 豊君) 町の送迎バスの補助の関係でございますけれども、これにつきましてはあくまでも一企業に対する補助ということで大変厳しい、難しい面があるかと思いますけれども、住民の方のそういう意見があったということで、今後参考にさせていただければと考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、10番議員、平澤昭敏君の一般質問が終了いたしました。
◇ 金 塚 学 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に1番議員、金塚学君。
〔1番 金塚 学君登壇〕
〇1番(金塚 学君) 皆様、おはようございます。1番議員の金塚学でございます。ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
初めに、5月28日に政府の教育再生実行会議が、海外で活躍できる人材の育成に向け、小学校から大学に至るまで英語教育の拡充が必要であるという提言をまとめ、発表されました。注目すべき点は、平成23年度から小学校で必修科された外国語活動の英語を正式の教科にし、開始学年の早期化の検討や少人数での英語指導体制の整備、ネーティブスピーカーの配置拡大やイングリッシュキャンプなどの英語に触れる機会の充実を図るという点でございます。
今、私がお話しした内容で多くの方はお気づきと思いますが、酒々井町では、既に町単独事業として保育園から小学校、中学校まで一貫してネーティブスピーカーである外国人ALTを採用され、授業を行っております。また、中学校においてはオーストラリアに生徒を派遣し、ホームステイするといういわばイングリッシュキャンプを超えた体験ができるように授業化をしております。グローバル化する時代の中で、未来を担う子供たちを世界で活躍できる人材へ育成することは、大変重要であるとおります。今後も引き続きその事業が継続できますように推進してまいりたいと思います。
また、6月に入り暑い日が続いておりますが、町内の小中学校には昨年末からエアコンが整備されました。エアコンが設置され初めての夏を迎えます。小学校2年生以上の児童生徒の皆さんは、昨年までと少し違った環境で授業を受けられることと思います。少しでも暑さをしのぎ、児童生徒の皆さんが意欲的に学習に取り組んでいただければと思います。
私は、町の英語教育に対する姿勢や教育環境の整備について、町長初め町執行部の皆様、そして教育委員会の皆様に対し、現役子育て世代の議員としてお礼を申し上げます。今後も酒々井町の未来を担う子供たちのためにすばらしい教育が受けられるよう政策を推進していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従い、順次質問に入らせていただきます。町長、教育長並びに担当課長の皆様には明快なるご答弁をお願い申し上げます。今回は、5つの項目について質問をさせていただきます。
最初に、教育環境の整備についてでございます。我が国では、国際化の進展に伴い海外で仕事をする方や、国内の職場でも外国人の方と一緒に仕事をする方も多くなっております。また、冒頭にも申しましたように、グローバル化する時代の中で、未来を担う子供たちを世界で活躍できる人材へ育成することは、大変重要であると思います。
児童生徒の皆さんが将来国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長していくためには、国旗及び国歌に対して正しい知識を持って、日本人としてそれらを尊重する態度を育てることは、大変重要であると考えております。また、スポーツの世界でも、中学生から出場が認められている国民体育大会を初め、全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイや、春、夏の高校野球大会でも開会式において国旗掲揚と国歌斉唱が行われています。これらの行事は、まさに国旗及び国歌に対する正しい認識と、それらを尊重する態度を育てることに大変有効であると私は考えております。
また、9月7日には2020年のオリンピック開催地が決定するそうですが、オリンピックで優勝し、金メダルを獲得すると、表彰式において中央の一番高いポールにその選手の所属する国の国旗が掲揚され、国歌が流されることは、皆様ご存じのことと思います。私は日本人でよかったと思いますし、日の丸の国旗も君が代の国歌も誇りに思っています。
各学校の入学式や卒業式などの式典において国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するという教育は、日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てることに大変有効であり、小学校学習指導要領第6章第3の3並びに中学校学習指導要領第5章第3の3にあります入学式、卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するよう指導するものとなっております。また、平成23年12月の定例議会の私の質問に対し、当時の教育長からも、学校における国旗・国歌の取り扱いは学習指導要領で入学式や卒業式などにおいて国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう指導するものとされており、各学校においてもそのように実施していると答弁がありました。
私は、町議会議員となり町立の各学校から、これまで卒業式各2回、入学式各2回、合計8回の式典にお招きをいただき、参列をさせていただいておりますが、残念ながら来賓の中に国歌の斉唱をせず、着席のままの方がおられます。もちろん足の不自由な方や体調の悪い方に無理に起立を求めるものではありません。また、一般参列者の方に対し起立斉唱を強制し、義務化するつもりはございません。私が申したいのは、学校長が酒々井町立の学校の来賓としてお招きをし、司会者の方が起立のお願いをしているにもかかわらず、起立をせず、着席のままでおられることは、式の進行を妨げるほか、学習指導要領による教育の場においても不適切であると考えます。
入学式や卒業式での国歌斉唱の起立は、慣例上の儀礼的な所作であり、起立をされない理由が見つかりません。もし起立されない来賓の方に個人的な歴史観や世界観から起立をされないという考え方があったとしても、入学式や卒業式における国歌斉唱の起立は、特定の思想の制限禁止、告白の強要とも言えず、思想良心を直ちに制約するものとは考えられません。また、教育上の行事を円滑に進行する目的や内容など総合的に比較しても、起立をされないことは問題であり、来賓として招待するべきではないと考えております。
そこで、お伺いします。各学校を指導する立場にある教育委員会として、今後もそのような方々を来賓としてお招きすることに賛成されるのか、教育長としての考えをお伺いします。また、町長として、そのような来賓に対しどのように感じているのか、あわせてお伺いをいたします。
次に、町の活性化、推進についてでございます。酒々井インター開通と飯積のアウトレットモールの開業に伴い、多くの方が来町しております。ことしの大型連休は長い休みをとりにくい暦だったこともあり、近場で過ごす人の姿も多く見られ、4月19日にオープンした酒々井プレミアム・アウトレットには、車のナンバープレートで確認しますと、東京や埼玉それに茨城など、関東地方から多くのお客さまが訪れていました。5月7日のテレビ報道によれば、酒々井プレミアム・アウトレットには、ゴールデンウイーク期間の4月27日から5月6日までの10日間でおよそ53万人の客が訪れたそうです。中でも5月4日は、最も多い7万人近くでにぎわったということでした。
酒々井プレミアム・アウトレットでは、外国人旅行客を呼び込もうと、国内のモールで初めて外国通貨の両替所が設けられましたが、連休中は航空運賃が高いため外国人旅行客の姿はさほど多くなかったということで、施設側は円安の影響もあるので、海外からの客はこれからふえるのではないかと期待しているそうです。
また、議会初日の町長の行政報告にもありましたように、新聞報道によればプレミアム・アウトレットを運営する三菱地所・サイモン株式会社さんは、既に隣接するUR都市機構の所有地を増床用の土地として約22ヘクタール借地権を落札しており、早期の拡張を目指しているそうでございます。町では、このようなプレミアム・アウトレットの集客効果を生かすため、町の観光物産等広く展示紹介する情報発信コーナーを設け、町のイメージアップと中心市街地への誘客を図ることを目的に、同施設のフードコート内に酒々井コミュニケーションセンターを設置されています。私も町内の特産品、観光スポット、飲食店などを多くの方に認識いただき、アウトレットだけでなく、中心市街地の既存店まで少しでも多くの方に足を運んでいただき、活気ある町になればと考えております。
そうした中で、町の玄関口としてJR酒々井駅及び京成酒々井駅には連日多くの方が集まっておりますが、特にJR酒々井駅東口はロータリーも狭く、駐車スペース等も少ないことから、路上駐車等に関し苦情も発生しております。そこでお伺いします。駅周辺の活性化を図り、町の将来の交通政策を考える上でも京成酒々井駅周辺やJR酒々井駅中央台側と同様に、JR酒々井駅東口周辺にも時間貸し駐車場等の確保が必要であると考えますが、町として対策等はあるのかお伺いをいたします。
次に、安心・安全に暮らすための対策についてでございます。平成24年12月議会において、ふじき野1丁目に位置するうるおい公園にトイレの整備が必要ではないかという質問をさせていただきました。うるおい公園は、子供たちの遊び場だけでなく、高齢の方にも日ごろの憩いの場所として利用されており、いろいろな自治会の催し物や緊急時の避難場所としての役割もございます。特にふじき野地区の街区公園でも、うるおい公園には防災井戸も整備され、公園が平たんで、ふじき野地区にある街区公園で一番広いことから、災害時に一時避難できる防災公園として多くの方が集まることが予想され、地元自治会からも強く要望が上がっておりますので、ぜひ設置に向けて検討をいただきたいと思います。
12月議会での町長のご答弁は、ふじき野地区の公園のトイレの整備については、地元自治会の要望等がある中で、うるおい公園で検討しておりますというお答えでありました。また、平成25年3月議会において、同じ会派の先輩議員であります御園生議員より、ふじき野街区公園に対するトイレ整備に関し質問がございました。答弁は、当時のまちづくり課長から、ふじき野地区のうるおい公園について、新たにトイレの設置を検討しておりますというお答えでありました。このように平成24年12月、平成25年3月と連続して地域を代表する議員から質問があり、前向きなご答弁をいただく中で、地元の方からも、もしトイレができれば交代で掃除もやれるように準備をしておりますという相談もいただいております。私は、ぜひ早期にうるおい公園にトイレの整備をしていただきたいと思います。そこでお伺いいたします。ふじき野地区の街区公園、うるおい公園へのトイレ整備の要望があり、検討されていると答弁がありましたが、その後の進捗状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。
次に、防災対策についてでございます。震災直後、そして選挙後初めての一般質問であった平成23年6月議会においても防災対策について質問をさせていただきました。震災時に防災行政無線が聞こえにくいとの声が多く寄せられたことから、現在では防災ラジオが導入されており、室内でもはっきりと防災行政無線を聞くことができるようになりました。ありがとうございます。また、修正された町の地域防災計画が配布されましたが、町長の挨拶にもありますように、私もふだんから災害に対する防災体制を確立していくことが最重要であると認識しております。町民の皆さんが安心して暮らしていける災害に強いまちづくりを推進していきたいと思います。
今回の質問は、災害発生時の避難所運営について質問いたします。核家族化や少子高齢化及び近年のペットブーム等背景に、ペットを飼育する家庭がふえております。酒々井町では、平成25年4月1日現在1,298頭の犬が登録され、全国的にも4世帯に1世帯は犬や猫をペットとして飼育していると推定されております。近年犬や猫はコンパニオンアニマルとも呼ばれ、単なる愛玩ではなく、家族の一員、あるいは人生のパートナーとして心の支えとする方がふえております。このようなことから、災害時にはペットとの同行避難を希望する声も多く、災害時に避難住民が避難所にペットを連れてくることが予想されております。また、大規模災害時に飼育しているペットが飼育者の管理下から離れてしまうと、逃走して町をうろつくなどの事態も考えられており、ペットの種類にもよりますが、衛生面や安全面でも非常に問題となってまいります。
2年前の質問において、酒々井町では災害時のペット同行避難に備えた避難所の運営方法についてどのようになっているのかお伺いをしたところ、当時の総務課長は、災害時については人命最優先となるものであり、避難所はさらに不特定多数の人たちが避難する施設ということもあり、ペットとの避難については難しいものがあると答弁がありました。当然ですが、人命最優先ということは私も理解しておりますが、家族の一員あるいは人生のパートナーとしてペットを飼う方が多くなっております。東日本大震災だけでなく、阪神・淡路大震災のときもそうでありましたが、避難所に皆さんと一緒に避難することはできないから自家用車での車中避難となり、エコミノークラス症候群や熱中症になる方が多くいたことも事実であります。また、ペットをそのまま家に残しておくわけにいかないということで、避難をされない方もいらっしゃるそうです。
県には、「災害時における避難所運営の手引き」というものがあり、これを参考に市町村は避難所運営の方針を決めていくということが書かれており、その第5章にはペット対策という項目があり、きちんと飼育者の届け出、飼育ルールの決定等の記載がございます。先ほど申しましたように、町では平成23年度、平成24年度の2年間をかけ、町の地域防災計画が見直され、私の手元にも5月28日に配布がありました。今回の町の地域防災計画の修正版では、ペット同行避難への対応という項目ができ、避難所のグラウンドにペットのスペースを確保すると記してございます。国や県の方針を考慮した対策であると思いますが、ペット対策としては収容場所の決定だけではなく、平時より飼育者の届け出方法、飼育のルールの作成や広報が必要であると考えております。さらに重要なのは、自助という考え方からも飼育者自身が災害に備え、事前にケージ等を準備する必要があるという認識、意識改革であると私は考えております。
そこで、お伺いします。ペット対策としては、収容場所の決定だけでなく、飼育者の届け出方法や飼育のルールの作成や広報が必要であり、重要なのは自助という考え方から飼育者自身が災害に備え、事前にケージ等を準備する必要があると考えておりますが、今後それらについての対応はどのようにされるのか、お伺いをいたします。また、ペット同行避難を含めた避難防災訓練等の予定があるのか、あわせてお伺いをいたします。
最後に、ふるさとの歴史教育についてでございます。1つ目に教育環境の整備について質問いたしましたが、グローバル化する時代の中で未来を担う子供たちを世界で活躍できる人材へ育成することは、大変重要であると考えております。その子供たちが、自分の住む郷土と自分の育った国を愛する真の国際人に育てることは、今の時代を生きる私たち子育て世代の責任であると思います。そのためには、まず学校、家庭、地域が一体となり、体系的なふるさと教育を推進する必要があると思います。
まず、学校においては、無限の可能性を持つ児童生徒の豊かな心や地域の愛着を培い、郷土に関心を持ち、みずから学ぶ力と学習意欲の向上を図ることが必要であると思います。そして、家庭と地域が協力し、酒々井の子供たち、酒々井っ子を育てることが重要でございます。地域の皆さんが守ってきた歴史と伝統のある酒々井町には、多くの歴史遺産が数多く残っています。例を挙げれば、国史跡の本佐倉城跡や町名の由来となった酒の井の碑などがございます。また、墨や馬橋、上岩橋の獅子舞など、昔の人たちの思いを伝えてきた文化がございます。しかしながら、地域の子供たちが少なくなってきたことから、今後の引き継ぎも心配をされております。私は、それらの歴史遺産や伝統文化を町全体で守り伝承していくことは重要であり、歴史と伝統文化に親しみ、郷土を愛する心を育てることになると思います。
そこで、お伺いします。未来の子供たちへ酒々井町の歴史遺産や伝統文化を地域の歴史として残すためにも、大室台小や酒々井小という学区で考えるのではなく、中学校は酒々井中1つということからも、酒々井の子供たちを酒々井っ子として町が一つになって対応することが望ましいと思いますが、町教育委員会としての対策はされているのかお伺いをいたします。
以上で、私の1回目の質問とさせていただきます。明快なご答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、1番議員、金塚議員からは5点の質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
1点目の教育環境の整備についてのご質問ですが、私の席からは国歌斉唱をせず着席のままの方は確認はできませんが、国旗及び国歌を尊重していただき、入学式や卒業式では国歌の斉唱等を行っていただきたく考えております。
2点目の町の活性化推進についてのご質問ですが、JR酒々井駅、駅前の駐車場の確保につきましては、西口につきましては町の未利用地を民間に貸し付け、駐車場として運営されているところであります。ご質問の東口につきましては、そのような土地がなく、新たな駐車場等を確保することは難しい状況でありますが、商店街の活性化など将来を考慮すると駐車場は必要と考えますので、用地の確保等検討してまいりたいと考えております。なお、路上駐車対策については、警察と連携し、適切に指導してまいりたいと思います。
3点目の安心・安全に暮らすための対策についてのご質問でありますが、うるおい公園へのトイレの設置につきましては、昨年ふじき野1丁目自治会から要望が出され、町として防災機能を備えたトイレの設置について検討を行ってきたところでありますが、周辺住民からの反対を意図する問い合わせも寄せられていることから、今後関係自治会等と調整を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 教育長、落合繁夫君。
〔教育長 落合繁夫君登壇〕
〇教育長(落合繁夫君) 私からは、教育環境の整備についてのご質問にお答えいたします。
学校における国旗の掲揚や国歌の斉唱は、児童生徒に国旗や国歌について正しく理解させ、尊重する態度を育てるとともに、他国の国旗、国歌に対しても尊重する国際的な儀礼を身につけさせるためにも必要であると考えます。各学校では、学習指導要領の趣旨に基づき、入学式や卒業式において、保護者や地域の方々にも理解いただきながら国旗を掲揚し、国歌を斉唱しています。入学式や卒業式は人生における節目を祝う一生に一度の思い出に残る儀式であり、祝福の思いを込めてご起立、国歌の斉唱をしていただき、その進行に協力し、盛り立てていただきたいと考えます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、防災対策についての中で避難所でのペット対策についてのご質問にお答えをさせていただきます。
共同生活を営む避難所においては、衛生面や騒音等の環境面でペットとの同居につきましては困難なことと考えます。過去の災害では、ペットのために避難所での生活をあきらめ、別の場所での生活を選択する人もあったと聞いております。ペットの同行避難とペットとの同居は別の問題であることを認識し、避難所でのペットの取り扱い等を決めておく必要があります。町地域防災計画では、ペットの同行避難に備えて、避難所のグラウンド等にペットのスペースを確保し、簡易な施設の設置に努めるとともに、ペットの飼養については自己責任での管理、給餌、排せつ物の清掃等を行うことを基本としております。
また、飼育ルールの作成や広報については、先般全戸配布をいたしました地域防災計画概要版に、ペットを同伴しての避難対応として、建物への持ち込み禁止、買い主みずから持参したケージに入れての飼養、飼育者によるペット用の餌や飲料水の確保、ペット用品の家庭内備蓄の推奨など、飼育者の自己責任によることを原則とする旨、記載をしているところでございます。今後ともこうした取り扱いについての周知を図ってまいりたいと考えております。
また、防災訓練につきましては、実施予定ということで訓練内容等の検討を行っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) 私からは、5番目のふるさとの歴史教育についてお答えいたします。
学習指導要領の改善の一つに郷土の伝統や文化のよさを継承、発展させるための教育の充実が求められ、児童生徒が地域社会の一員としての自覚を持つとともに、郷土の誇りや愛情を深めていくことが重要であるとされています。町内小学校では、3、4年生社会科学習等において、副読本「わたしたちの酒々井町」を活用する中で、地域の伝統や文化遺産の見学体験学習等により、郷土についての理解を深めています。町教育委員会では、教務主任研修会等において地域教材の開発や学習活動の工夫を図り、郷土の伝統文化や歴史遺産について再認識できるよう教育課程を指導してまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) 丁寧なご答弁ありがとうございました。
再質問があるのですが、その前に少しだけ感想を述べさせていただきたいと思います。まず、1つ目の国旗・国歌に関しては、町長も教育長も協力を求めていくということですので、ぜひ今後もそのような形で、子供たちのための式典でございますので、そういう進行を妨げられないように、ご協力を求め続けていただければと思います。
それから、2番目の町の活性化の推進についてでございますけれども、やっぱり年間に350万人、ことしは多分350万人超えるような形になってくると思いますけれども、多くの方が町を利用するようになります。アウトレットだけに来るのではなくて、やっぱり中心市街地に何とか人を呼び込んで、活性化のある町にしたいというのが私の思いでございますので、ぜひできることからやっていただいて、総合的な交通政策ということで、どういうところに人を呼んでいきたいのかというものを皆さんで議論していただければと思います。
3番目のうるおい公園についてですけれども、これは地元の選出の議員でもありますのであれですけれども、やはりなかなか自治会で決めるといっても全会一致というのは難しいと思うのです。ただ、やっぱりお話を聞いて、反対されている方のお話も聞いてですね、自治会として合意形成ができるという形で、もう一度町のほうにお話をして、ぜひ防災トイレというお話もありましたので、ぜひそういう形で、自治会の皆さんと一緒になって、いい方向で進めればなと思っておりますので、またご質問させていただくかもしれませんけれども、私も地元の議員ですので、自治会の方とよく相談をさせていただきたいなと思います。
5番目の教育についてなのですけれども、今教育課程のほうをもう一度見直してもらえるということでしたので、ぜひそれに期待したいなと思いますが、やっぱり副読本とか教科書で、実際に教科書だけで勉強するのと実際その場所に行ってみるとかというのと、子供たちの感覚は、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、無限な可能性持っていますので、実際に見るのと教科書で学ぶのとは全然違うと思うのです。そういう中で、やっぱりどうしても先ほどお話しした歴史遺産関係というのは、酒々井小学校区にたくさんあると思うのです。そうすると、大室台小の子たちは、なかなかその場所に実際に行ってみるという機会が非常に少ないと思うのです。ただ、中学校になると、1校の中学校ですから、みんな一緒の場所で勉強すると、そういうような現実が実際にはあると思います。ですので、大室台小の子供たちも酒々井小の子たちと同じように、今まで守ってきた酒々井の歴史遺産を一緒に勉強できる、教科書で読むだけではなくて、そこの場所に行って勉強ができるような課程をおつくりいただければと思います。
質問になりますけれども、4番目の防災対策についてだけちょっと2点ほど再質問させていただきたいと思います。まず、避難所への同行避難についてなのですけれども、先ほどもちょっとお話をしましたが、あとお答えにもあったのですけれども、ペットの存在は買い主にとっては全く気にならないものであっても、ほかの方には多大なストレスとになるケースがございます。特に先ほどもあった衛生面の問題や鳴き声、騒音、さらにはふん尿の問題です。そのような問題がある中で、共同生活を営む避難所において同行避難を認めるのであれば、避難所でのペットの取り扱いを事前に決めておかなければトラブルになる可能性が非常に多いと思います。
しかし、避難所におけるペットの収容はさまざまな弊害含んでいる一方で、買い主にとってはいやしの存在となります。特にひとり暮らしのお年寄りや子供たちにとっては、ペットの存在は避難所生活の中で大きな支えになることが考えられます。そこで、執行部の方は確認されていると思いますが、傍聴席の方にもわかるように説明しますが、千葉県地域防災計画第2編、地震津波編の第3章、災害応急対策計画第3節の地震、火災避難計画の5の避難所の開設の(5)というところです。市町村はペット同行避難に備え、災害時における避難所運営の手引きを参考にペットの収容場所を確保するとともに、トラブル等が起きないようにルール作成に努めるとございます。それで、私の質問は、そのルール作成を先ほどしていくということだったのですが、今はまだ全くされていないのか、もう少しは始まっているのか、その進捗状況があればお教えいただきたいと思います。
それから、もう一点は、今お話しした災害時における避難所運営の手引きなのですけれども、ここには避難所運営については、地域の住民や避難所施設の管理者との連携が重要であることから、本書を基礎資料としていただき、地域の実情を踏まえ、できるところから避難所運営のマニュアルを策定していただければ幸いですとあります。そして先日お配りされた町の地域防災計画の31ページにも、避難所の効率的な管理のために県が策定した災害時における避難所運営の手引きを参考に、避難所ごとに運営マニュアルを策定するというふうに、お配りいただいた町の防災計画に書いてあります。町内には幾つかの避難所がありますけれども、避難所運営マニュアルの作成というのは、現在どのような状況なのかお教えいただければと思います。
その2点ですけれども、ルールづくりについてと、避難所運営のマニュアルはどれぐらいつくられているのか、その2点だけお答えをいただければと思います。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) それでは、私からルール作成等についてのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
避難所におけるペット対策につきましては、給餌等世話に関するルールを初め、飼育ルール全般について検討していかなければならないということを認識しております。今どのくらい進捗しているのかというご質問でございますが、まだ地域防災計画も制定して、これからいろいろな形で運用していくというような状況にありますので、今後そうした認識のもとに検討を加えていく状況にあるということでご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) ありがとうございました。
今、今後精査していくということでございました。先ほどちょっと私言い忘れてしまったのですけれども、私も回覧板で拝見しましたけれども、全宅に概要版というのが配られました。その中に、先ほどのペットのところで、ケージ等は自分たちで準備するのだということが載っていたのです。ですので、そこに載っていましたから、これはもう町の考えなのだということがよくわかりますし、先ほど言った自助の考え方からも、飼い主が自分たちがペットを飼うのであれば、そういうものも災害に備えて準備するのだという方針はわかります。ただ、あくまであれは概要版なのですね。
残念なのは、本書をいただいたこの厚いほうには、ゲージの準備をするということが載っていないのです。概要というのは、小学校の国語辞典にも載っているように、大まかなあらましとか、おおよその内容なのですね。おおよその内容には載っていて、この本体の本誌には載っていないのです。私は、これだけ厚い本をせっかくつくられて、2年間かけてつくられたのですから、こういうところにもきちんと自助で、飼い主の皆さんがペットを飼うのであれば、災害時に備えてそういうものも準備しなくてはいけないのですよということを、私も飼い主の一員ですけれども、そういうことをきちんと認識する。先ほど意識改革という話をしましたけれども、そういうことが必要であると思います。概要版で町の方向性というのはよくわかるのですけれども、きちんと協議をする中で、こういう本の中にもきちんとそういう部分をぜひ入れていただきたいなと思います。
以上で私の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、1番議員、金塚学君の一般質問が終了しました。
ここでしばらく休憩します。
(午前 9時53分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前10時05分)
◇ 那 須 光 男 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に2番議員、那須光男君。
〔2番 那須光男君登壇〕
〇2番(那須光男君) 2番議員、那須です。私からは、大きく4点について質問いたします。
まず、第1点目は24年度一般会計補正予算(第7号)についてですが、本年3月25日に開催されました臨時議会で可決されました総額4億6,000万円余の補正予算の執行状況についてお伺いいたします。
(1)として、小中学校3校の太陽光発電設置事業、2つ目に町道02−009号線交通安全対策について、3つ目、町道舗装修繕事業、4点目が町道02―012号線、飯積橋ほか10橋の橋梁補修事業、5点目、公園施設整備事業、6点目、中央公民館耐震補強事業、この6点について予算がどのように今現在執行されているのかお伺いいたします。なお、この質問を提出したのが、私は5月24日だと思いますけれども、この時点では1点目の太陽光の入札、電子入札だけが載って、ほかは全く動きがなかったので、この点を質問したわけでございます。
大きな2点目、中川の浚渫についてですが、昨年度の9月の定例会に中川の浚渫の一部が計上されましたが、その結果、上流部の工事が10月末に終了したとお聞きしております。しかし、残された下流部、JRからの下流部や薬の福太郎周辺の浚渫費は、25年度当初予算に計上されておりません。残された工事をいつ実施するのかお伺いします。
3つ目は、新中川橋周辺の田の用水路の清掃についてです。新中川橋とは、宗吾参道へ行く酒々井宗吾線の京成の線路をまたぐところを新中川橋と称しております。その周辺に田んぼの用水路がありますが、ここは私の記憶では4年前に1回浚渫した限り、その後一回もしておりません。したがって、雑草は繁茂するは、ヘドロもどきが堆積しているはという状況でありますけれども、印旛沼の水質の悪化防止や景観上の観点からも早急に清掃すべきだと考えますが、当局のお考えを伺います。
4つ目は、職員の有給休暇の取得の促進についてです。職員の有給休暇の取得率が23%と低いのが現状ですが、取得率を引き上げるべきと考えますが、町長のご意見を伺います。
以上、1回目の質問とさせていただきます。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、那須議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします、政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
4点目の職員の有給休暇の取得の促進についてのご質問ですが、当町の過去5年間の年次有給休暇の取得状況は、平均消化率が24.1%、平均取得日数が9.4日となっております。国が実施している勤務条件等に関する調査の結果に基づき公表されている全国の市区町村における年次有給休暇の取得状況は、直近の平成23年で10.21となっております。このことから、0.8日下回っております。今後は、直接職員を指揮監督する各所属長に事務の効率化を図るなど、住民サービスの低下を招くこととならぬよう努める中で、全国市区町村の平均取得日数に達するよう、さらなる年次有給休暇の取得促進を図るよう指導をしてまいります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから小中学校太陽光発電設備設置工事の執行状況につきましては、去る5月31日に制限つき一般競争入札を実施した結果、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定により、成田市の東邦建設株式会社と1億4,280万円で随意契約の仮契約を行い、本議会に工事請負契約の締結についての議案を提出したところです。議会の承認をいただいた後には、工事の適正な管理執行に取り組んでいきます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、平成24年度の補正予算の執行状況として、2点目の町道02―009号線交通安全対策事業から5点目の公園施設整備事業までお答えいたします。
町道02―009号線の交通安全対策事業につきましては、現在設計の基礎となる現況測量等を発注したところでございます。
3点目の町道舗装修繕事業につきましては、国の総点検実施要領(案)に基づきまして、町内の主要な道路の舗装についての路面性状調査業務を近々に委託する予定となっております。
4点目の町道02―012号線飯積橋ほか10橋の橋梁補修事業につきましては、補修工事に向けて一部設計業務を委託したところでございます。
5点目の公園施設整備事業につきましては、酒々井総合公園と中央台公園のトイレのバリアフリー化等の改築について設計業務を委託したところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 生涯学習課長、濱野敏幸君。
〇生涯学習課長(濱野敏幸君) 私からは、質問事項1番目の(6)番目についてお答えいたします。
中央公民館耐震補強事業は、耐震診断の結果に基づきまして2階建て部分と講堂部分の2棟について耐震補強設計を行うものでございます。本件につきましては、5月24日に制限つき一般競争入札が公告されまして、今月25日に開札予定でございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 上下水道課長、綿貫清君。
〇上下水道課長(綿貫 清君) 私からは、2番の中川の浚渫についてお答えさせていただきます。
昨年度に中川につきましては、浚渫ではなく土砂等の堆積となった原因の一つと思われますコンクリート塊や堆積箇所に生えた樹木及び堆積が著しい箇所の一部土砂撤去を実施いたしました。今年度はこの一部土砂撤去箇所の隣接する水田の経過観察を行っておりますことから、予算につきましては計上してございません。経過観察の結果で今後判断してまいりたい考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 3点目の新中川橋周辺の水田の用水路の清掃についてというご質問にお答えいたします。
用水路の堆積土砂の撤去につきましては、これまでも堆積状況に応じて実施しているところでございますが、町内の道路側溝清掃等の要望箇所も非常に多いことから、堆積状況を見ながら逐次実施してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) 2回目の質問をさせていただきますが、1項目めの24年度一般会計補正予算(第7号)について、私がなぜ質問したかというと、この補正予算は政府の緊急経済対策に基づく補正予算であって、落ち込んでいる経済を立て直すために一刻も早くこの予算を執行して、地域、地方に潤いをもたらすという目的があるはずです。政府も、3月末現在でたった13%しか執行されていないということで、各省庁に早く執行しろということを申し入れたという報道がありますけれども、私はこの3月25日に町の補正予算7号が成立して2カ月の5月24日の段階でも、たった1件、小中学校の太陽光しか実際の動きがなかったということで、あえてこの質問をしているわけですけれども、やっぱり一刻も早く執行して、中小の業者を含めて町の業者、あるいは地域の業者に潤いをもたらすと、そのことが家計の所得をふやすという判断を私はしているから、あえてこの質問したわけですけれども、いまだやっていない。町道の舗装事業についてはこれからだということで、動きが出ていないということで、非常に遅いのではないかというふうに、私は非常に危惧しております。もっとスピード感がある町政をしたらどうかということで、私はあえて質問しております。
きょうの議員総会で、町道の1級、2級という定義が初めて示されたわけですけれども、前回の補正予算のときも、これは前任者だと思いますけれども、町道の1級、2級とは何だという質問を建設常任委員会でしたところ、余り明快な答えが出なかったので、きょう初めてこういう地図をいただきまして、ああ、そうかと思ったのですけれども、ある面でがっかりしたのは町道1級、2級以外に入らないところで、あちこちで水たまりがある、穴ぼこのあいているところがあるわけですけれども、そのことについては、今回のこの6,700万の中には入らないということなのか、改めてご答弁いただきたいと思います。
私は、そういう町道1級、2級がある面では幹線道路だという定義で、それに入らないところは全く手つかずということが、本当に町民にとっていいのかどうかも含めて検討して、早急に、こういう1級、2級に入らないところにも手を差し伸べてほしいというのが私の考えでございます。
それから、町道02―012号線ですけれども、これは酒々井町役場入り口から296の下台の交差点までを指すといっているわけですけれども、この3月25日の議事録を見ると、役場から下台までだということで説明されているわけですけれども、これは財政課長だと思いますけれども、その答弁だと朝日橋から酒々井交差点入り口、旧51号のところは着手しないということなのか、その辺。舗装面をカラー化するということで答弁されていますけれども、そういうことなのかということをお聞かせいただきたいと思います。
それで、私はこの02―012号線の交通安全対策というのは、やっぱり通学路だから非常に早急な工事が迫られていると思うのですけれども、カラー化だけは不十分で、やっぱり大型貨物車を通行規制しない限り、カラー化だけでは通学路の安全対策は保てないということを重ねてこの場で訴えさせていただきたいと思います。ましてや、今度のアウトレットのオープンに伴って、貨物車ではないですけれども、大型バスがあそこ頻繁に通るようになって、役場側から下台のほうに行く左折するときに、すごく大きく回らなければならないように状態が頻発しているわけですから、ぜひその辺も考慮して、カラー化したから通学路の交通安全対策は終わったと思われては、私は大変困るというふうに考えております。
それから、次に中川の浚渫については、いや、浚渫ではないのだという言う方に聞こえるのですけれども、請願では浚渫してくれということに対して、三百数十名の方が署名され提出したわけですから、余り言葉尻を捉えて何か後退的な印象が受けられる答弁というのは、私はちょっと納得していないと思うのですけれども。
それで、この上流部分をやるときには下流部分をやりますと答弁されたと思うのですけれども、先ほどの答弁では、何か田んぼの状態を見て、それから判断するのだということで、場合によってはやらないということにも聞こえるのですけれども、そういうふうに上下水道課長、理解してよろしいのか。私は町民に対しては、議会に対しては、下流部分もやるというふうに答弁されたのではないかと、このように思いますけれども、再度答弁をお願いいたします。
それから、新中川橋の修繕の用水路の清掃の問題なのですが、いいですか、あの状況を見てやると言っているのですけれども、状況はひどいです。まちづくり課の職員の方も何回もデジカメを持ってきて撮影していますから、新しい課長さんは見ていない、報告を引き継いでいないとは思わないのですけれども、3.11でコンクリートが落ちてしまって、そのために流れも悪くなっていますし、そのコンクリートの始末だって所有者がやるのか、だれが設置したのかわからないのですけれども、まずコンクリートぐらいすぐ片づけないと、非常に流れを悪くしているのと同時に、これは単に田んぼの用水路だけではないと思うのです。中川に旧51号自体の雨水が中川に一極集中しないように、宗吾酒々井線からずっと新中川大橋の田んぼの用水のところに合流させるようになっているはずなのですけれども、そこの管が半分もない。常時半分以上詰まっているわけですけれども、中川の排水を減らすためにある装置だと地元の人は言っているのですけれども、ぜひその辺も新しい課長さんは状況を見て、早急にやってほしいと思います。
なおかつ、この議会でも発表されていると思いますけれども、本佐倉城を観光地にするために、京成の酒々井駅の東口に案内看板を立てるというようなことも聞いたのですけれども、あそこは春、秋になると佐倉方面からどっと集団で観光客が来るわけです。観光客というか歴史探究会ですか、そういうのが来るわけですから、美観上も非常に、酒々井ってこんなとこかという印象を与えないためにも、ぜひ早急に新しい課長さんも見て、みずからの目で見てですね、判断していただきたいと思います。
職員の有給休暇について、町長はほかの市町村と比べて暗に遜色ないのだからと言っておるわけですけれども、昨年9月の議会で私が質問したときに、取得率が低いのは人員不足があるのではないかというふうにしたら、それは否定された上で次のように答弁しているのです。全国の市町村における年次有給休暇の取得状況が、平均取得日数のみでありますが、平成23年度は10.2日、平成22年度は10.4日となっていることから、今後全国市町村平均日数に達するよう、さらなる事務の効率化に努めるなど、年次有給休暇の取得促進に努めてまいりたいと思いますと、こういう答弁しているのです。
私が前回質問したとき、職員が取得を申請しないのか、それとも申請を出しても管理者側が認めないのか質問したときに、そこは答えないで、暗にとりくにいということを認めているのです、答弁で。9月の議会で。私は、最近政府が3年の育児休暇を認めようなんていう提案をしていますけれども、それ以前に、労働基準法で認められている有給休暇を100%消化するほうが優先課題だと思うのです。そのことによって家庭の子育てにも応援できますし、社会の全体も、9月議会で言いましたけれども、社会のボランティア活動にも参加できますし、まず管理者として有給休暇の100%取得を目指すよう体制づくりをすることが課題なのではないかと思いますので、ぜひもう一度町長の、取り組みをするとは言っておましたけれども、全国の市町村と肩を並べていればいいのだという消極的なことではなくて、ぜひもっと前向きに、前回も言いましたけれども、私の40年勤めていた会社は、年に100%消化しなければ、穴を追っかけて早くとれとれと言ってくれるような会社だったから隔世の感があるのですけれども、100%まではいかないとしても、ぜひ七、八十%消化するように、管理者がみずからがそういう方向性を出さなければ、職員はなかなかとれないと思います。ましてや、この町には職員組合がないわけですから、その辺は労働組合がある企業以上に、やっぱり管理者が率先して促進に努めるべきだと、このように考えております。
最後に、太陽光の問題ですけれども、この議会の初日に追加議案として4号議案が提案されたわけですけれども、私は正直言って、喜ぶ反面大変がっかりしました。先ほど言いましたように、緊急経済対策なのだから早くやれというのはもちろんですけれども、太陽光は早く設置して、早く完成させて、早く稼働せさるということが重要なのです。太陽光パネルは、猛暑に弱いと言われても、8月、9月はちょっとがたんと落ちるのです、7月、6月よりも。最高時が5月、6月だと思いますけれども。そういうことを知ってか知らずかわからないけれども、工期が何と来年3月20日までに終わればいいのだと、このような契約を誰が結んだのか、まず重要な点は工期は誰が決めたのか、発注者側の町が決めたのか、あるいは受注者側の企業が決めたのか、そこをはっきり答弁してください。
大体、2点目には、なぜ3校一体で電子入札をしたのか。これは、初日の総括質疑でも出されております。私以外にも出されていますけれども、なぜ3校一括でしか入札しなかったのか、その辺をお聞かせください。この3校、当日の説明では、酒々井小が20キロワット、大室台は30キロワットですか、中学校は60キロワット。こんなでかい工事を一括発注すれば、発注能力のある業者は限られてくると思うのです。その結果、案に発注には1社しかなかったのでしょう。3校分割して発注すれば、酒々井の業者さんも入札に参加できたかもしれない。もっと重要なのは、工期も短縮できたはずなのですけれども、なぜこの3校別々に入札しなかったのか、担当課長は明快にこれ説明してください。
3点目は、予定入札価格なのですが、私昨日開いてみたら、不調に終わったと。これは議会の初日に聞きましたけれども、第1回目が1億5,600万、2回目の発注というのは、これは大きな問題ですけれども、10時に締め切って、1時間後ですか、1時間半後ですか知らないけれども、2回目の入札をしたというのです。これが1億3,900万。これで不調だったから、随契で1億3,600万でやったのだと。これを議会さん認めてくれとこう言っているのですけれども、2回目の発注は、今回やったのは2回目やったと言っているのだけれども、これが2回目の正式の発注と言えるのか、私は素人ながら非常に疑問に思うのです。2回目だって1回目と同じように電子入札をして、ほかの企業にもまだありませんかと求めて、2回目やったのですけれどもありませんかということをどうしてしなかったのか、そういう点ぜひお聞かせしていただきたいと思います。
それと、補正予算では設置工事が、設置工事費だけですよ、2億2,270万5,000円だったのが、予定価格が1億3,600万だということで、約8,000万から9,000万の差があるのだけれども、これはなぜこの差ができたのか、もう一度明快に説明していただきたいと思います。
たった2カ月間にこんなに、自分で組んだ予算と予定価格がこんなに開きが出るのが私は信じられないのです。誰がこの予算をつくって、誰がこの予定価格をつくったのか、お聞かせいただきたいと思います。
それから、契約した東邦建設というのは、初日の他の同僚議員の質問によると、こういう太陽光の設置の工事の経験があるのかということに対して、もしかしたら教育民生常任委員会だったかもしれませんけれども、1カ所あると。それはどこかといったら、千葉県の小さな町で30キロワットの工事だったというのでしょう。そういうところで本当に3校一括で落札して、随意契約も済んでいる。本当に品質が保証できるのか。経験からそういう自信があるのか、その辺をお聞かせください。
以上、太陽光については7つ質問出しているわけですから、全部漏れなく答弁していただきたいと思います。以上です。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、幾つか質問あったのですけれども、まず補正予算の町道の舗装修繕事業において、1級町道、2級町道の幹線道路だけではなく、その他道路の広いところもやってほしいという質問についてですが、こちらのほうは国の交付金のほうをいただいております。国の交付金による事業になっておりまして、これから先ほどご説明いたしました路面性状調査というのを実施するのですが、こちらは主に幹線道路等というルールになっております。その中で1級、2級の道路と、その他道路についても目視で悪いところについては調査を行いますので、損傷程度のひどいところについては修繕工事のほうを実施したいというふうに考えております。
それから、議員のほうは町道02―012とおっしゃっていたのですが、02―009の交通安全対策事業についてお答えします。こちらのほうはカラー舗装だけでは安全対策は足りないというお話だったのですけれども、歩道を整備する等となってきますと、用地取得とかそういったどうしても時間がかかる問題がございます。その中で何がすぐできるかということで、まずはカラー舗装をいたしまして、要は運転手の注意を喚起するという目的で、こちらのほうの工事をやっていきたいというふうに思っております。
それから、区間についてなのですけれども、カラー舗装については全線にわたって設置したいというふうに思っていまして、交通安全対策事業ということでは役場の入り口の丁字路、朝日橋も含んだところなのですけれども、そちらから県道宗吾酒々井線のところまで今測量をやっておりまして、こちらの設計のほうを今年度やってまいりたいというふうに思っております。歩道整備事業については、設計をやってまいりたいというふうに思っています。
それから、新中川周辺水田の用水路の清掃についての再質問でございますが、こちらのほうも担当者が現地のほうに、済みません、私はちょっと行けなかったのですけれども、担当者のほうから報告が来ておりまして、堆積状況がひどいということで、たくさん要望箇所がある中で調整して、できるだけ早く対応したいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 上下水道課長、綿貫清君。
〇上下水道課長(綿貫 清君) 中川の下流部分についての浚渫というふうな再質問でございますけれども、下流につきまして現状を確認いたしましたところ、河川としての機能を損ねているような状況ではなく、現在直ちに土砂の撤去が必要な状況ではないと考えております。しかしながら、東酒々井住宅地付近につきましては、景観の観点から、除草作業等を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから太陽光発電の事業につきまして幾つかご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。
まず、1番目に工期は誰が決めたかということですが、これは町のほうで決定させていただきました。2番目のなぜ3校別々ではなく一括で発注したかというご質問ですが、これにつきましては、今回の工事につきましては、3校とも同じ内容の工事ということで、一括で発注させていただきました。2度目の入札の関係ですが、1回やって2度目の入札、これは地方自治法の167条の8第3項に、2回目の入札というのは直ちに行うということの規定がありますので、これに基づき執行しました。
あと、補正予算と今回の執行に差があるのではないかということですが、これにつきましては補正予算を出す段階では、まだ設計金額が確定していませんでしたので、見込みで補正予算を提出させていただきました。
あと、請負業者が工事のほうをできるかということですが、これは当然工事の保証とかありますので、工事は完成できるというふうに考えております。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、有給休暇の消化についてのご質問に対してお答えさせていただきたいと思います。
有給休暇の取得に関しましては、指揮監督する所属長それから職員に対しまして、取得に対する理解と意識の徹底というようなところを図っていくようにしたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 財政課長、京増孝一君。
〇財政課長(京増孝一君) 入札の関係でお答えさせていただきます。
制限つき一般競争入札また指名競争入札で行った場合におきましても、1回目の入札で予定価格に達しなかった場合には、同一の業者で2回目を実施するということで、制度的にはそのような形になっております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) 3回目の質問に入りますけれども、今財政課長が同じ企業でやるということをおっしゃられたと思うのですけれども、1社でも同じ企業だけでやるわけですか。それは、先ほどの答弁で直ちにというのは、その日にやらなければいけないということなのですか。ほかには呼びかけないということですか。1回目に入札した企業だけでやればいいということですか。それ答えてください。
それと、今課長さんから答弁いただいたのですけれども、2億何千万のあれが1億4,000万に落ちたというのは、設計見積額が決まっていなかったからということなのだけれども、これ国の補助金を申請するのにそんないいかげんなやり方でいいのか、私は疑問があるのですけれども。国の補助金を申請するのに根拠のない設計価格といいますか、工事価格で、どんどん水増しして出しておいて、後から返せばいいという、使わなかったらその分返せばいいという、そういう制度になっているのか。担当のこども課長か財政課長に伺いたいと思いますけれども、国の補助金というのはそんなに曖昧にできるのですか。
もう一つは、小中学校3校の太陽光の発注については、昨年9月の定例議会ですけれども、第3次補正予算の中に工事設計業務費として525万が計上されていたのです。きのうパソコン見たら、千町村建築研究所という会社が420万円で落札しています。これは10月19日です。これは10月19日に工事設計業務を落札しているわけですから、3月25日までには当然その報告が町に来ていると思うのです。来ていないとしたら、何のために420万円の町のこれも補正予算でしょうけれども、無駄になったのではないですか。太陽光やる予定があるから9月議会で補正を組んで入札、落札しておきながら、今回の1億4,000万の落札にどういうふうに使ったのか、報告書をどういうふうに使ったのか。
こども課長さんの答弁が、あちこちで二転三転しているのです。私は、民生教育常任委員会も傍聴しましたけれども、このときは何かパネルの容量が変わったのだと、これは本会議のあれでも言っていたと思うのですけれども、パネルの容量が考えていたほど中学校も大室台も乗らないから、容量を減らしたのだと答弁されたでしょう、あなたは。それでは、420万の千町村建築研究所、ここにもありますけれども、そこに発注したのは全く無駄になったということではないですか。一体この報告書をいつ受けたのか、明快に答弁してください。でなかったら、無駄になったということを認める、そういうことになりますよ。
それで、同じように、この千町村建築研究所というこれが10月19日に落札しているわけです。この千町村建築研究所が、同じように今回の工事設計監督業務を請け負うというのです。こんなこと信じられないです。報告もしてこない、間に合わなかった会社に、また新たに5月31日、250万で太陽光発電設備設置工事管理業務委託をしているのですよ。一体どうなっているのですか、これ。
そういう点からも、こども課長はあちこちで言うことがころころ変わるから、2億2,000万の予算を組んでおきながら1億4,000万で随意契約を結んだというのは、この見積額、国に対して申請した予算と余りにもかけ離れた根拠として、先ほどは当時の価格はまだわからなかったから出たのだと言っているけれども、それだけでは済まないと思うのですけれども、ぜひ答弁をお願いしたいと思います。
私は、今回出された4号議案については、非常に複雑に思っています、はっきり言って。一刻も早く、何度も繰り返しますように、工事をスタートして、完成させて、稼働させることが、これは原発ゼロを目指す町村に参加されている町長としても同じ考えだと思うのです。それが、いや3月20日までに終わればいいのだということ、町からこれは工期を決めたのだと。これは、私姿勢として全く理解、許せませんよ。一刻も早く、ここだけでも契約を見直すべきではないかと思うのです。私はそういう意味では、早くしてほしい、賛成したいという気持ちもありますよ。だけれども、こういういいかげんな根拠に基づく契約を賛成してくれと言われても、はい、ようござんすとはなかなか言えないという心境を最後に吐露して、私の質問を終わらせていただきます。
〇議長(小早稲賢一君) 財政課長、京増孝一君。
〇財政課長(京増孝一君) 入札の関係でございますけれども、1回目、2回目は、先ほど申しましたけれども、1回目で予定価格に達しなかった場合には、2回目ということになるわけでございますけれども、それは1回目の業者に、開場入札の場合はその場で、電子入札の場合は電子で連絡をいたしまして2回目、同じ業者で入札をしていただくというやり方でやっているところでございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、続きまして私のほうから、太陽光の関係でまず国への補助金の申請なのですが、これは国へは2月に申請したわけですが、その段階で具体的な金額が決定していませんので、概算で文部科学省のほうに申請しました。
それと、補正予算との関係ですが、補正予算では先ほど発電量のお話がありましたが、酒々井小で20キロ、これは今回の契約と同じで、あと大室台小学校では、今回の契約では20キロということでやっていますが、見込みでは30キロできるのではないかというので、30キロ分の補正予算を組んでます。あと酒々井中学校は60ということで、実際58でほぼ変わりませんが、ある程度補正予算では、設計が最終的に上がってきたのは3月末でして、補正予算を提出するまでに設計額が確定できなかったということです。
あと、管理業者が設計と同じということですが、これもやはり入札をやりまして、入札の結果、設計業者と同じ業者が落札をしたということになります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、2番議員、那須光男君の一般質問を終了いたします。
ここでしばらく休憩します。
(午前10時51分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前11時05分)
◇ 齊 藤 博 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に6番議員、齊藤博君。
〔6番 齊藤 博君登壇〕
〇6番(齊藤 博君) 6番議員の%。博でございます。通告に従いまして、ただいまから一般質問を行います。質問は大きく4点でございます。
私は、行政に携わるものにとって大切なことは、町民に対する説明責任、これを果たすこと、このことだと思っております。これから質問いたしますが、町長初め町執行部の皆さんには簡潔かつ明瞭にご答弁をいただきますように、まずお願いを申し上げておきます。
第1点目は、小坂町長の資産等の報告書についてでございます。過日、国会議員の資産公開が新聞に掲載されておりました。また、千葉県においても、知事並びに議員の資産が公開をされておりました。我が町においても、政治倫理の確立のための酒々井町長の資産等の公開に関する条例、これに基づきまして毎年資産等報告書を作成、報告されております。職務上の義務とはいえ、大変ご苦労なことだと拝察申し上げます。
この資産公開につきまして、早速ながら千葉県議分について千葉県に私は問い合わせをいたしました。千葉県での報告書の定義の範疇は理解ができたわけでございますが、その中で自治体によっては違う部分もあるということなので、町の条例だけでは読み切れない点について、報告書を正しく理解するために何点か疑問点を質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
1つ目は、土地、建物については、富里市など酒々井町以外に所在を所有している場合は、報告書に含めないと、そういう解釈かどうかということでございます。常識的には含まれると考えますが、その点いかがなものでしょうか。
2つ目は、所得同報告書については、所得の中には町長職の退職者とか、4年に1遍任期切れになると支払われる退職所得、また土地、建物等売却した際の譲渡所得、そのいずれも報告する必要がないということなのかお尋ねをいたします。
3点目は、報酬を受けていないが、法人の役員等についている場合は、関連会社等報告書の作成は必要ないのか、また配偶者や親族名義の資産については、どの範囲まで準用されるのかお尋ねをいたします。
この1番目の最後に、資産等報告書は閲覧はできますが、複写は禁止となっております。公文書の公開制度では禁止をされていないのですが、この場合は複写禁止、私には合理的な理由がわかりません。お尋ねをいたします。1点目は政策的な質問ではございませんので、町長答弁は結構でございます。
次は、一般職員の時間外勤務についてであります。私は、時間外勤務手当の全額は支給されず、加えて振りかえ休日をとれない結果としてサービス残業になっているケースが少なからずあると考えております。
いただいた資料に基づきますと、平成24年度における時間外勤務の総時間は1万4,730時間ということでございました。そして、支払われた時間外勤務手当総額は2,223万2,406円、時間数で言えば8,810時間となり、支給割合は60%、つまり40%が支払われていないということになるのだと思います。この現状は、正常な労使関係だと思われますか、まず町長の認識をお尋ねいたします。
また、制度として、時間外勤務のうち職員の選択により相当する時間外勤務時間以内で、振りかえの休日が取得できることとされていますが、平成24年度において振りかえ休日とされた時間外勤務時間については、人事担当課でも総数は把握をしておりませんでした。そのためまちづくり課だけの例を挙げますと、振りかえの休日の対象となる時間外勤務時間数は770時間、そのうち実際振りかえられた時間数は581時間、約4分の1が消化されない、そういう形になっております。このことは業務の多忙等の関係から、代休がとれないことを示していると思いますが、いかがでしょうか。私は、特にこのような場合は、時間外勤務手当を支給すべきだと考えますが、どのようにお考えか、町長の認識をお尋ねいたします。
なお、平成19年6月議会において、内海議員が同趣旨の一般質問をされておりますが、そのときは、時間外勤務については、時間外勤務手当を全額支払っていくとの答弁がなされております。その点も踏まえてご答弁ください。
3つ目は、産業廃棄物中間処理施設についてでございます。町内の上岩橋、私の住んでいるところでございますが、字天神原に産業廃棄物中間処理施設ができ、平成23年3月から操業開始をしております。以来、時折の悪臭について周辺住民からの苦情が出されております。特に昨年8月には多くの方々が悪臭を感じ、町当局にも苦情が集まったことがありました。小坂町長も近くに畑をお持ちなので、最近は畑で見ることもありませんが、あるいはご存じなかったかもわかりませんが、51号線を越えた民家でもにおいました。
私たちは、大崎自治会として東都ISDに説明と対策をとるように要請し、具体的な改善作と同時に施設内外の臭気の定期的チェックの提案を受けましたが、町はその間県と立入調査をされていますが、事業者にどのような指導をされたのか。また、その後に、指導なり改善策等の結果について確認をされているのかお伺いをいたします。
そういう中で、その中間処理施設に隣接した土地にリサイクル先進センターという会社が操業を開始し、その敷地には土砂が積まれ始め、今やあっという間に山のようになっておりまして、外観では異様な風景となっております。積まれた土は、再生された販売用の土とのことですが、過日周辺住民から、粉じんが飛んでくる、成分はどんなものか等の問い合わせや苦情が町に寄せられたと思うのですが、町の職員の方にも私は現地で会いましたが、町はどのような対応をされたのか、まず最初にお聞きをしておきます。
最後は、南部開発事業についてでございます。25年度当初予算に尾上飯積線整備費は計上されていませんでした。また、3月議会では、早急に整備しなければならない道ではないと答弁をされております。私は従来から、事業費が少しくらい減っても財政負担が大きくてやれない、少ない収入増の中では高齢者福祉等の他の分野に財源が回らないのでやめるべきだと主張してまいりましたので、小坂町長も同じ判断になったのかと安心をしております。しかし、今騒がれておりますアウトレットの2次の拡張を計算に入れても、交通処理ができるという目算が立っているのか、そのことが気になって質問をさせていただくことにしました。
今よりさらに多数の車両がふえてくる、何万台になるかわかりませんが、その交通量を見越しても尾上飯積線の整備は必要ないと判断できるのかお尋ねをいたします。できれば、今までのように財政状況を考慮し時期を検討するというような答弁ではなく、交通量等を推計すると整備する必要があるとかないとか、そういうお答えを期待いたします。
次に、平成18年度から22年度までのまちづくり交付金事業とその裏づけとなっている都市再整備計画についてお尋ねをいたします。本年度に至ってもこの計画は見事に達成されませんでした。尾上飯積線、飯積地区の地元の道路整備など、事業費ベースで25億円を超すであろう事業が残り、かつ平成25年度には関連予算が計上もされていない状態でございます。
そこでお尋ねをいたします。都市再整備計画は、現在も生きているのでしょうか。あるいは、一度白紙に戻して今回立ち上げた総合交通政策会議の場で新たな計画をつくろうとしているのか、判然といたしません。小さな町に多くの車両が流れ込む、そしてその対策にどれだけの財政負担をするのかが他の行政分野のレベルを決定いたします。その意味で私は強い関心を持って質問をいたしております。都市再整備計画の目標達成年度をいつとするのかお尋ねをいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、%。議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
4点目の南部開発事業についてのご質問ですが、尾上飯積線、都市計画道路の整備につきましては、バイパスとなる部分の整備を優先して行うこととしております。当面その余りについては、約現状で約2メーター程度の歩行空間が確保をできることから、交通状況を見て、必要に応じ総合交通政策会議等に諮るなどしていきたいと思っております。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、酒々井町長の資産等の報告制度、それから職員の時間外勤務についてのご質問にお答えをさせていただきます。
初めに、町長の資産等の報告制度についてでございます。政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開に関する法律に基づき、町では政治倫理確立のための酒々井町長の資産等の公開に関する条例を定めております。資産等報告書、資産等補充報告書、所得等報告書及び関連会社等報告書の4種類があります。
資産につきましては、外国にある資産も含むものであり、所得については一時所得や譲渡所得も含むものであります。また、報酬を受け取っていない法人等の役員の報告及び町長以外の親族にかかわる資産等の報告の必要はありません。なお、報告書の閲覧につきましては、現在のところ報告書を複写することができないこととしておるところでございます。
続きまして、職員の時間外勤務についてお答えをいたします。1点目の時間外勤務時間の振りかえ運用につきましては、行財政改革大綱及び財政健全化計画の中で経常経費の抑制のため、職員給与の削減を実施する上で時間外勤務手当の抑制を行うことを目的に、手当の支給にかわる処置として勤務日に割り振られれた勤務時間の全部、または一部に時間外勤務外を振りかえて、勤務を要しない時間とする運用を行っているところであります。
2点目の時間外勤務手当の予算額につきましては、平成25年度当初予算におきましては一般会計ベースで2,829万円を計上しており、選挙関係、統計関係等の特定財源が充当されるものを除いた経常事業ベースでの予算額につきましては、2,300万円となっているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは、3点目の産業廃棄物中間処理施設についてお答えいたします。
ご質問の1点目でございますが、上岩橋地先に設置されました産業廃棄物の中間処理施設につきましては、株式会社東都ISDが平成22年5月17日付で千葉県から許可を受け、平成23年3月30日から事業を開始しております。この中間処理施設において発生しました悪臭を含む諸問題等につきましては、許可権者であります千葉県に状況を報告しまして、県と町が連携して立入検査を実施したほか、具体的な改善策としましては、保存処理水によるスプリンクラー散布等、そのような改善策を講ずるよう指導をしております。
また、2点目の株式会社リサイクル先進センターにつきましては、株式会社東都ISDの関連会社で、再生水及び再生砂の製造販売を行っている会社と聞いております。販売用として堆積しています砂でございますが、砂が山になっているということで、県と町で現地確認を行いまして、その副産物、また臭気等がリサイクル先進センターが原因するというようなことで、堆積物に定期的にやはり散水等を行いまして、飛散防止に努めるよう指示したと聞いております。また、散水等によりまして、ある程度の臭気を抑えることもできると思っております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、南部開発事業についての2つ目のご質問、都市再整備計画の達成目標年度についてお答えいたします。
都市再整備計画につきましては、まちづくり交付金の交付を受けるために市町村が策定する計画となっておりまして、当町の計画は平成18年度から22年度までの5年間で終了しております
なお、引き続き継続して行う事業につきましては、平成25年度の完成を目標に社会資本総合交付金事業に移行いたしまして、整備を進めている状況となっております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) 1回目の答弁ありがとうございました。
まず、資産等の報告書についてですが、これは確認なのですが、これは今各報告書の内容についてご説明がありました。これは法律に基づく定義づけというように私は理解したのですが、千葉県の話ですと、市町村によって違うかもしれないといようなことだったのですが、そういうことではなくて、規制法の中で、政治資金の法律の中でこの定義自体が決まっているというふうに理解をしてよろしいのか、これは確認です。
もう一つ確認ですが、退職所得、これが今の答弁だと一時所得というところに入るのかどうか、私にはちょっとわからないので、退職所得そのものが報告の必要があるのかないのか、もう一度確認をさせていただきたいと思います。
それから、次は新たな質問でございますが、私は2回ほど町会議員選挙に立候補いたしまして、おかげさまでこの席を与えられておるのですが、その我々選挙後に選挙の収支報告するようになっておりまして、そこには当然ながら領収書、あるいは証拠書類を添付をしまして選管のほうへ報告をすると、これは義務づけられておりますが、この資産報告については、これは千葉県のまた見解ですが、受理側は資産等の報告書の内容への問い合わせ、あるいは裏づけ資料等の添付は求めない、全て報告書は本人の自己責任のもとで受理をしていくのだという考えを示されました。また、この条例には罰則規定もございません。町も千葉県と同様の取り扱いをされているのか、それをお尋ねいたします。
それから、複写禁止のことですが、参事ね、私はなぜ禁止かを聞いているのです。普通に今コピーをみんなできるではないですか。それが何でこれはだめなのと。同じ町の例からいけば、普通の文書を見せてくれといった場合は、コピーしてくれますよね、料金出せば。それが、これではだめだという理由は何なのですかと、その理由がわかればこれは町で変えられるのでしょう。閲覧者の利便性を考えて、ぜひこれは改善すべきだという観点からお話をしているのです。その理由をおっしゃってください。それが多分改善できないというか、複写させない理由だと思うので、その点をひとつお願いをいたします。
それから、次は時間外の点ですが、どうでしょうか、答弁は私も余りよくわからなかったのだけれども、結局時間外勤務を1万4,230時間やっていると、だけれどもそのうち8,810時間については手当を出しますと。それ以外の五千何ぼになるのですか、残りについては代休でやっていると。したがって、これ完全支給しているよと、そういうふうにおっしゃりたいのですか。それ私の今の受け取り方が間違っていたら、まず説明をもう一度お願いします。
それで、私が思っているのは、私がいただいた1万4,730時間そのものが実態を反映していないのではないかということを言いたいのです。ちなみに、やはりいただいた資料から見ますと、3つの課を取り上げてみたのですけれども、総務課、これは町長部局の総務課です。それと財政課、まちづくり課、この3課の時間外勤務時間を調べますと、そのうち財政課は何と年間で69時間しかやっていないのです。予算編成やいろいろ、どう考えても私はあると思うのだけれども、四、五人課員の方いらっしゃいますから、それを12で割って、月に課で5時間くらい。1人にしたら1時間かそのくらいのものしか残業やっていないという形になっているのです。これどう考えても実態と大きく違いませんか。そういうものの積み上げが1万4,730なのですよ、と私は思っているのですが、いかがでしょうか。そういうことではないのですか。
私は、あえて申し上げますが、時間外勤務手当の予算枠が決められておりまして、それ以上は支給されないということは、これは皆さんも経験等の中で、職員の方も知っていらっしゃる。忙しいというようなことがあって、やはりやったもの、時間外をした時間を全部申告していない、そういう状態ではないかなと。しかも、人事担当課がそういう実情を知りながら1万4,730という時間を設定をして、それについては全額払っているのだ、こういう答弁をずっと私は繰り返しているのだと思うのです。そうではなかったらそうではないというふうに、もう一度否定なりをしていただきたい、そのように思います。
それから、振りかえの休日についてですが、これは釈迦に説法ですが、この振りかえ休日の制度は、休日勤務が重なって、1週間、2週間の勤務時間が40時間をはるかに超えてやらなければならなくなったときに、その方々の健康上の理由も考え、勤務を要する日であっても代休をとってその人に休んでもらうと、そういう制度で私はスタートしたものだと思っております。この点は間違いでしょうか。人事担当課長のご答弁をもう一度お願いをしておきます。
それから、3つ目は、産業廃棄物の中間処理施設についてでございます。私がこの質問に当たって、環境課の職員の方から聞いた内容よりもっと前向きにというか、深くご答弁をいただいたので、まあそういうことなのかなというふうには思っておるわけですが、悪臭について私も1回目の質問で言いましたけれども、東都のほうについてはそれなりの改善策が出てきました。だけれども、私どもは残念ながらちょっと最終確認をしていない、その改善策どおりやっているかどうかという確認をちょっとしておりません。多分、役員に聞いていないのでわからないですが、町はその指導どおりにやっていることを確認したと、あるいは千葉県から、そういう結果、やっていますよというようなことを聞いておりますか。確認をされておりますか。
それから、もう一点、私どもの大崎自治会というところへISDから回った文書の中には、先ほど申し上げた臭気の定期的チェックという項目が入っているのです。ところが、県に出したものにはそれがないということに私気がつきましたのですが、それは町のほうではお気づきですか。要するに、千葉県がやっているのだから俺らはいいやというような部分を感じるから申し上げるのです。それが東都ISD。
もう一つは、リサイクル先進センターの話でございます。あの付近は、生きがいとか楽しみで畑を借りて野菜などを育てる人がたくさんおります。そういう方々は、うずたかくなったその山を小坂山と呼んでるのです。何でかなと思ったら、小坂町長が所要していた土地にあるからというのですが、私には真意のほどはわかりません。ただ、そういうふうに呼んでおります。町長、ごらんになっていますか。町長が貸してある畑の対面にうずたかく積まれております。短い期間で高く積み上げられてしまったので、驚いているのです。また、石灰のようなにおいもするので心配もしているのです。先ほど申し上げた苦情もそういう中から出てきた苦情なのです。
もっと地域で私どもも含めて心配しているのは、一番危惧をしているのは、地下水の汚染の問題です。東都ISDについては、協定書を結びまして、町と自治会と3者で結びまして、脱水をやる前の汚泥ですね、それがしみ込まないように、そういう措置をするということで協定を結んでありますので、それは多分ないだろうと、確認はできませんが、ないだろうと。しかし、このグループ会社であるリサイクル先進センターが運用している堆積場、これはかなり広い面積ですから、そういう措置がとられているのかどうか、みんな心配しているのです。この辺は、町のほうで確認されておりますでしょうか。先ほど苦情の際にいろんな調査もしていただきましたが、その中にそういう調べは入っておりません。ぜひこれはお答えをいただきたいというふうに思います。
それから、もし知っていればでよろしいのですが、いわゆる土が堆積されている場所がもっと拡大されるという話があるのです。今は山が1つか2つくらいですけれども、もっとその奥のほうにずっと広がるというようなことで聞いているのですが、町がもしその辺を把握していれば、概要をご説明いただけたらというふうに思います。
それから、4番目の南部開発についてですが、ちょっと町長の答弁は、こういうことなのでしょうか。バイパス用のという話だから、尾上飯積線のアウトレットから208メーター部分、ここをやるよということなのだと思うのですが、それはやると。だけれども、目標年度はとりあえず後で考えるよというような答弁なのか。
それから、もう一つ、社会資本整備交付金事業のことですけれども、何か25年度に終了する形で計画があるとかという話なのですが、25年度はことしですよね。何かあるのですか、ことしやっていることが。それと、そうなりますと、さっき言った地元の飯積地先の道路だとか、そういう計画というのはどうなってしまっているのですか。それをお答えいただきたい。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私のほうからは資産の関係と、それから時間外の関係でご質問いただきましたので、それに対してお答えをさせていただきたいと思います。
まず、初めに酒々井町長の資産等の公開に関する条例の根拠はどこかということでございますが、これは国会議員の資産等の公開等に関する法律の第7条の規定に基づきまして条例の制定をしたものでございます。それから、次の退職所得の関係なのですけれども、私の中でちょっと今確認とれていないものですから、後ほどでよろしければお答えさせていただきたいのですけれども、申しわけないです。
それから、県の規定に合わせたものかというようなご質問なのですが、それぞれ市町村独自の条例ということもあるかもしれませんが、県の規定等も参考に作成しているものでございます。
それから、コピーの禁止ということで、その理由は何かということでございますけれども、最初の、当時の状況を聞いたりなんかしますと、個人の資産を公開するというようなことなものですから、余りコピーをしたものが流布されるというか、広まるということはいかがなものかなというような考えも、あったように聞いております。したがいまして、閲覧した方については、そこで見ていただいて、必要なものを記載していただくというようなやり方をとったというようなこととして私は理解しておりました。
それから、時間外勤務の関係ですけれども、1万4,730時間、これについてどう考えるのだということでございますけれども、人事担当課として時間外の勤務及び手当の管理をしている中では、時間外勤務報告書に基づいて提出されたものについて、時間外ということで処理をしているということでございます。
それから、振りかえの制度の関係でございますけれども、さっき議員のほうからもちょっとご指摘があったのですが、時間外を振りかえ休日にして対応するというのは、制度改正があったときなのですけれども、月60時間を超える時間外勤務をした場合に、その超えた部分の時間について勤務日の振りかえによる対応ができるという制度ができました。そのときにそういう制度ができたものでありまして、現状は、そうした制度ではない中での勤務時間の振りかえ制度というのは、先ほど私が最初に申し上げましたように、運用というようなことになろうかと思います。
以上でございます。
〔「報告書の受理側のやり方の答弁漏れ」と呼ぶ者あり〕
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) ちょっと手元にその報告書がないものですから、あれなのですが、その辺につきましても、ちょっと今確認して、お答えできるようにしたいと思います。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 私からは産業廃棄物中間処理施設の関係ということで、何点かご質問をいただいております。
最初に苦情対策における確認をしているのかということでございますが、県のほうからは改善報告ということで、先ほどの質問にお答えしましたように、保存処理水による散布設備の整備、また散布にて場内に浮遊しています臭気を分解するようにやっていくというようなことで、そういった施設の整備等についても確認している旨、県から聞いております。
もう一つ、地域の定期的なチェックのお話でございますが、こちらにつきましては、町もちょっとその辺を確認しまして、聞くところによると定期的に臭気をチェックする機械を設置するというようなお話であったようですが、私ども聞いたところによりますと、においが続く場合にはそういった対策とか検討を行っていきたいということでお話ししているということを聞いております。また、東都自身も、ちょっと暑くなると臭気もちょっとにおうというようなこともありますので、その辺も考慮して対応を考えたいというようなことを申しております。
もう一点、地下水の汚染を心配されているということで、リサイクル先進センターの処理についてはどうなのかということでございますが、こちらは処理砂等を販売する企業ということで、その処理についての確認は町としてはしておりません。
もう一点、広げる意向があるということで、その辺を確認しているかということですが、こちらについても町としては聞いておりません。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 私のほうからは、先ほどの都市再整備計画から継続して行った社会資本整備総合交付金事業、平成25年度完了ということで、何が残っているのかというご質問なのですが、こちらのほうは25年度は南部地区関連の予算はついてはおりませんが、24年度の繰り越し工事が残っておりまして、まだ排水管関係等の関連工事が残ってございますので、こちらのほうを25年度までに完成させたいというふうに考えております。
それから、当初都市再整備計画に掲げられた地区の道路の問題とか、尾上飯積の問題はどうするのかという質問なのですけれども、尾上飯積線のほうは、先ほどの町長の答弁にもあったのですけれども、まずバイパス区間となる280メートル区間の整備が必要と考えておりますので、こちらの事業化に向けて国のほうに交付金の要望をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、地区内の道路についてなのですけれども、こちらのほうは未登記地とか境界未確定とかいろんな問題がありまして、こちらのほうは今後地元関係者と調整しながら、整備の検討をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) 3回目の質問をさせてもらいます。
忘れないうちに、南部の関係ですけれども、22年度インター開通で、アウトレットができるよという前提の中で我々議員に対して議会で執行部から説明されてきた内容は、今言った地域の道路も含めて平成30年なり28年なりという具体的な数字を出されて説明をされておりました。ここ現実にアウトレットができて動き始めたわけでございますが、今度そうなったら年次の明示もないと。これはずっと前のお約束なのでしょうから、いろんな地元振興策が変わってくるのも、これはある意味ではやむを得ないと思うのです。だけれども、約束したことがあるわけですね。これを今の時点になって明確に、いつからいつまでやるとか、そういうことが返事できないようでは、まことに町長不信だ、町不信だということに私はつながると思います。より時間がずれてきてしまうのですから、より明確に町民にその計画をちゃんと説明をする、そういう態度をぜひ持っていただきたい。
208メーター部分はやるという話のようですから、それはそれで進めていただく、これはやぶさかではありませんが、今まで四十何億といった大風呂敷を広げたものがどんなふうに収束されるのか、そういうことを、全く終われば何もなしという状況では困るわけでして、その辺の経過の説明も町民に対してすべきだと私は思います。これは質問ではありません。
それから、ちょっと戻ります。時間外勤務についてでございますが、要するに人事担当課は、各課長から上がってきた時間外勤務手当を管理しているだけだよというような結論のように思うのですが、実際はそうですね。管理職の皆さんは、少なくとも、形式的であっても仕事を命じたわけですから。そこから上がってきた、あるいは実際に時間外をやった人の時間数を正しく申告をさせ、そしてできるだけその方に対して時間外手当を支給する、そういう努力をすべき、それが管理職の仕事だと思います。そういう前提のもとで人事担当課に時間外勤務手当の時間数が上がってくる、これは至極当然のことでありますけれども、今それがないのではないかというふうに申し上げているのです。それを知っていて人事担当課も変えようとはしない、そのことを申し上げておるのです。
時間外勤務手当については、もう既に知っていると思うのですけれども、三六協定というものがあります。時間外勤務手当について、使用者側とその労働者側というのですか、が話し合いを行って、そしてお互いに合意した部分を届け出る。労働基準監督所でしょうけれども、そちらへ届けるというのが普通の話なのです。酒々井町がどうなっているかわかりませんが、ここで議論するつもりはありませんが、私は今まで町がやっているその制度の中を何年か見てまいりまして、時間外勤務手当の支給について予算枠を設けて支払い限度をつくる、これ以上やってもお金は出ませんよというふうにしてあります。これは間違いないでしょう。代休制度の運用についても、使用者側の意思だけで、休日に出勤した、ある程度8時間とか6時間とか時間が固まったものについては、もう代休だよと決めてある、そういうふうに現在はなっておるのだと。しかし、それは、使用者側の意思だけで決定すべきものではないと、私は思っているのです。
実際にどれだけの時間外勤務が必要になっているのか、今人数が減っておりますから、業務ふえていますから、各課の残業もふえるのではないかなと本当思うのです。そうなれば、各課の業務状態から代休もとりにくにい環境にあるのではないか、そういうものを把握した上で使用者側と、労働者といっても労働組合はありませんから、具体的に言えば互助会ですか、そういったような会なりを相手として、両者がこの時間外についてどういう取り組みをするかということをまずやらなければならないのではないかと、そういう合意の上の中で何割必要、これはある程度やむを得ない部分もあると思うのです。100%出せと言ってもそうできないときもあるかもしれないが、ただそれは使用者側が全部一方的に決めることではないというふうに思います。町長、私の今申し上げたようなことについては、どういうふうに思われますか。もしご答弁がいただければありがたい、そのように思います。時間外勤務手当については、質問ではなくそういう要望なり、提案なりをさせていただきます。
それから、産業廃棄物の中間処理施設についてですが、正直言って町の権限がないというのもよくわかります。許可権は県であるし、そこへ事前の合い議に来て、酒々井町はどう考えますかぐらいの話ですから。結局、主体的になってこれをやめたり、そういう権限を持っていないというのは、私も重々承知をしております。しかし、立ち入りにしても、県がやるにしても、その後の改善策についても、何で追及してくれないのですか。何で確認をしないのかというふうに私は思うのです。
さっきの堆積場の拡大の話ですけれども、これは周辺の土地の所有者からの話ですから、私だって知っているわけではないのですが、どうも拡大するための用地交渉があるというふうな話ですから、もっと拡大される。そうなると、今言った山が、どんどこどんどこふえてくるのだろうと、これは想定ですよ、思います。そうすれば、それだけ地下水汚染の可能性も膨らむわけです。そうしたら、町にとっても大きな問題ではないのですか。ですから、そういうときに町はどういう立場になってこれを対処するのかということを申し上げたいのです。
権限がないのはわかっていても、例えば今町の開発指導要綱というのがありますけれども、あれも公的権限はないのですよ。あれに従わなければならないという義務は、業者側にもないのです。だけれども、町にしてみれば、勝手に開発されて、そのために今度公共施設が一緒になったり、そういう財政負担を避けるために、ああいう要綱をつくって協力を願っているわけです。その反対に、町の権限として水道を使わせろといったら使わせないとか、そういうことを盾にして、開発業者にそういう協力をお願いしているわけでしょう。それが実際功を奏しているわけです。
環境の問題だって、法律が決められて、その枠内にあることばかりが起こるのではない。逆に言えば、環境問題は法律が決まっていないから出てくるのです。法律が決まるまで待っていられないから、それなりに対応を各市町村も県もしなければいけない、私はそう思うのです。だから、そういうときに、私の権限ではないとかということだけですと、住民が町に期待する期待度というのですか、そういうものと、返ってくる町の対応、これにすごくギャップを感じるのです。
今申し上げたような開発指導要綱的なものを何か工夫をして見つけていただいて、砂が置いてあるだけだから、普通の会社が製品を置いてあるのと同じだという解釈であれば、行政は何も手が出ませんよ、これは通常の理屈ですよ。けれども、そこに我々の先祖から来た地下水が汚染されるおそれがあれば、そこへ地元の市町村が出ていってもいいではないですか。私は、仮定の話でそんな話をしているようにとられるかもしれませんけれども、私は現実にこれが起こるだろうと心配をしているのです。ですから、その土の成分だって、単に我々が知っているような石灰ではないと思うのです。もっと化学的ないろんな要素を含んだものであると思うので、その辺は本当に汚染に影響がないのかどうか、そういうのは町独自で調べていただいても結構ではないですかね。
それから、もう一つ、悪臭について言えば、あそこは市街化調整区域だから規制の対象にならないと、だから町も手が出せませんというのが、簡単に言って町の対応でした。だけれども、もう一歩進んで、それが対象地域だったらこの悪臭はどうなるのだというふうに考えていただけませんか。残念ながら、私どもが喜んで歓迎をして設置されたリサイクルセンターではありません。どちらかというと、厄介なものでございます。ただ、ある以上は共存をしていかなければならない。そのときには、やっぱり住民は被害者の立場で交渉なりをしますが、その背景になるのは町の支え、これは大事だと思うので、これからどういうことが起こるかわかりませんが、その時点で今までと同じような県、県というようなことだけはやめていただいて、住民側に立っていただけるかどうか、これは町長のお言葉を期待をして、質問を終わります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
ついでに申し上げますが、残り時間が少なくなりましたので、答弁は簡単に願います。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、町長へのご質問というようなこともありましたけれども、時間外勤務について、人事担当課という立場でのお答えをさせていただきたいと思います。
先ほどから出ておりますように、時間外勤務につきましては、管理職の命令によって行うものでございます。したがいまして、管理職による職員の仕事の適正な管理というものが一番重要になってくるものと考えております。
時間外勤務については、適切な管理職による指揮監督、それによりまして効率的な仕事、職務の遂行ができるように、管理職員とそれから一般職員と、そうした意識の浸透といいますか、確認といいますか、そうしたものを人事担当課としてもきちんと図っていきたいなというふうに考えているところでございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 経済建設担当参事、鈴木正義君。
〇経済建設担当参事(鈴木正義君) 処理施設の関係でございますけれども、県、県と言って町が全然動かないということではなくて、今までもそうでございますが、常に県と連携を図って、現地のほうも確認しますし、どういった内容を指導していくかというような指導内容についても、連携を図りながら、確認しながら進めておりますので、今後も県と十分連携を図りながら対応等進めていきたいと考えております。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、6番議員、齊藤博君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午後 零時01分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 1時00分)
〇議長(小早稲賢一君) 一般質問に入る前に、幡谷総務担当参事より発言の申し出がありましたので、これを認めます。
総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 先ほどの一般質問で、%。議員のご質問に対して答弁の不足がございましたので、お答えをさせていただきたいと思います。
酒々井町長の資産等の報告の制度について2つほどございましたので、お答えをさせていただきます。初めに、退職手当についての報告はどうなのかというご質問でございますけれども、酒々井町長の資産等の公開に関する規則第4条におきまして、退職手当を除く規定となっておりますので、退職手当は入らないというふうになると思います。
それから、根拠資料はどうなのかということでございますけれども、これにつきましては長の責任において報告するということでございますので、そうした根拠資料の規定等もございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。ありがとうございました。
◇ 佐 藤 修 二 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に8番議員、佐藤修二君。
〔8番 佐藤修二君登壇〕
〇8番(佐藤修二君) 8番議員の佐藤修二でございます。私は、今回の議会で大枠で3点について質問をさせていただきます。
大枠の1点目は、酒々井プレミアム・アウトレットの関連についてであります。このアウトレットにつきましては、計画の段階から多くの町民の皆様から期待を込めて見守っていただいておりましたけれども、特に大手企業の三菱地所・サイモン株式会社がアウトレットを開業させるということで、安心感と期待を持って、この開業を待ち望んでいたのではないかと思います。
1つ目は、このアウトレットの開業時には、地元の酒々井町の由来やあるいは歴史等、テレビ局数社が大々的に取り上げて、テレビを見ていて、本当にこれは私たちの住んでいる酒々井町かなと思うような、錯覚を覚えるような場面も、たびたびありました。それだけに、テレビ会社の取材あるいは行動力は、すごいなという感じを受けておりますが、このテレビの報道は酒々井町のイメージを高めることにもつながっていくのではないかと思います。
反面、初期の段階ですから、指摘されることも多くあると思いますが、特に開業からこの連休までの間のお客さまについては、もう予想を上回るようなお客さまであったのではないかなと思っておりますけれども、開業以来きょうで2カ月目を迎えておりますけれども、この2カ月間の連休を含んで、平日を含めての来客数の動向と、そして開業以来町等にいろいろ苦情とか、あるいは意見等があったことと思いますが、その件についてお伺いをいたします。
2つ目は、アウトレットへの交通手段としては車での来客が圧倒的に多いということは、事前に想定されたことでありましたけれども、京成酒々井駅あるいはJR酒々井駅を電車で利用してアウトレットに行くお客さんも非常に多いなという感じがしておりまして、特にJR酒々井駅構内等では自由通路等に人がいっぱい歩いておりまして、現在でもやはり時間帯になると通常とは全く違ったような状態が見えております。
アウトレットにつきましては今後もずっと継続するわけでありますし、また増設等の動きも出てくるのではないかと思いますが、お客さまを迎える酒々井町としての考えも重要ではないかと思います。特に自由通路の関連とか、あるいはトイレ等につきましては、特にトイレ等は昼のパトロール等でお客さんに会いますと、トイレの数が少ないと、また汚いとか、あるいは男女の入り口がはっきりしていないとか、また駅に売店がないとか、改札口の天井でぱたぱたとハトが舞っていたとか、こういうことについては事前に想定されたことでもありますけれども、しかし核心を突いた指摘もされております。今後町として、お客様対策として自由通路の美化の問題、トイレの問題、あるいは駅周辺の美化整備等に真剣に取り組んでいくべきではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
3つ目は、2つ目と関連をいたしますけれども、電車でアウトレットに向かわれるお客さまは、京成酒々井駅をおりてバスでJR酒々井駅の西口の停留所に来て、1時間1本の定期バスを利用してアウトレットでのお買い物となりますが、曜日や時間帯によりましては長蛇の列も見られるときがありまして、この路面に座り込んだりとかするような状況も見られております。サービス業等にかかわった人たちからは、町はお客さま対策を考えているのかというような厳しい意見も出されております。停留所の近くにベンチ等を設置するような考えも必要ではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
4つ目は、アウトレットの中のフードコートの中に酒々井町のコミュニケーションセンターが設けられておりますが、ここでは町の紹介や、あるいは町の産品の紹介、あるいはPR等行う役割を持っていると思いますが、訪れた町民の方から、受け身のPRではなくて、もう少し積極的にPRをすべきではないか。フードコートの中の限られたスペースではありますが、限られたスペースでも、毎日ではなく、単時間、ショートでのイベント等も開催するような、そういう考え方も必要ではないかというような意見も出されておりまして、町の見解をお伺いいたします。
大枠の2点目は、安全・安心のまちづくり関連についてであります。町内の幹線道路や主要道路、また町道の横断歩道や、それから道路センターラインの白線枠が消滅したり、消滅しかかっている箇所が多く見られております。さきの議会でも質問をさせていただきましたけれども、現在のところ警察あるいは公安委員会等の動きは見られておりません。当然町のほうでいろいろとかけ合っていただくことが大事だと思いますが、この横断歩道は、ご存じのように歩行者の安全はもちろん、通学する子供たちにとっては大事な安全地帯でありますし、また運転する側からとっても、スピードの調節、そして停止ラインの確認等に使われる重要な白線枠であります。町内全域を一度に復旧することは無理だと思いますが、特に交通量の多い、子供たちが多く横断するような部分については、現地を見ていただいて早急な対応が必要ではないかと思います。
私どもは、特にこの点について、ふじき野の丁字路の交差点、この交差点につきましては、道路勾配の途中に交差点がつくられておりまして、この曲線とそして片方は5%以上の道路勾配、急勾配の曲線と、勾配が重なった道路になっておりまして、道路の線形からいいますと、ある意味危険な位置であると思います。そういう意味からも現地を見ていただきまして、所管は公安委員会や警察だと思いますけれども、丁寧に打ち合わせをしていただいて、早急に対応していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
2つ目は、平澤議員のほうからも空き家の件については質問がなされておりますので、重複は避けさせていただきますが、町内の県営住宅の空き部屋が多くなっておると、そして防犯上も不安であるというような声も出されております。当然、県の管轄の県営住宅でありますけれども、所在地は酒々井町でありますし、行政サイドの関連は酒々井町でありますので、ぜひともこの実態をつかんでいただきたい。現在の空き部屋の状況を町として把握されているのかどうかについてお伺いをいたします。
大枠の3点目は、町内の道路関連及び道路網についてでありますが、酒々井インターチェンジから国道296号線に接続をしております県の施工の新設道路につきましては、インターチェンジの開通やアウトレットの開業で、さらなる渋滞が起きるのではないかという懸念も議会等でも出されておりました。4月10日のインターチェンジの開通、そして4月19日のアウトレットの開業がありましたが、一時的な渋滞は見られておりましたけれども、道路の構造上の渋滞は、ほとんど見られないような状況でありましたし、296号線の2つの信号間の、隣接する信号間の調整も意外とスムーズにいっていたいきさつもあります。
この県施行の新設道路については、今後さらに延長して、そして中心市街地を結ぶ重要な幹線道路の役割をしてくるのではないかと思いますが、さらに今幹線道路が分断状態にあります東酒々井地区と中央台の地区を結ぶ連絡道路にも大きくかかわってくる重要な道路であると思います。将来的には、国道51号線から上岩橋町道02―006号線を経由して、成田線の殿辺田踏切をアンダーで通過して、そして現在既設の道路に結びつくというような道路網の位置づけが、集中的な位置づけを必要とする段階に来ているのではないかと思いますが、町のお考えをお伺いいたします。
2つ目は、国道296号線の東酒々井入り口の交差点の右折レーンの設置につきましては、12月議会、3月議会でもいろいろと質問がされておりますが、現在のところ平面的には動きが見られておりませんけれども、用地等現在の進捗状況についてお伺いをいたします。
3つ目は、JR酒々井駅の東口側のロータリーに、さとバスという停留所が出ております。これはアウトレットの開業の二、三日前からここに停留所の看板が出ておりまして、何だろうと思っておりましたが、最近はマイクロバス等がとまっておりますけれども、この停留所について町のほうでも掌握していると思いますが、詳細についてお伺いをいたします。
以上、大枠で3点について質問させていただきまして、私の1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、8番議員、佐藤議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えいたします。
1点目の酒々井プレミアム・アウトレット関連についてのご質問ですが、4月の19日の開業から5月末までに約150万人が来場されたと聞いております。さらに、酒々井コミュニケーションセンターにつきましては、5月末までに2万5,466人、プレミアム・アウトレット来場者の1.7%が訪れました。このため、町の広報を行う主要な場所となっております。そこで、視覚による情報発信として、町名由来となる酒の井伝説の上映や来客者からの要望を取り入れ、おもてなしの心を持ってお客様に接するなど、運営委託先であります商工会にお願いし、積極的な情報提供を心がけるように努めてまいります。
3点目の町内の道路関連及び道路網についてのご質問ですが、国道51号から国道296号へ接続する道路につきましては、町の中心市街地と南部地区を連絡する重要な路線と認識しております。なお、議会におかれましては、以前まちづくり交付金事業で計画し、3億円の道路は要らないとのお話もありましたが、今後線形、勾配を工夫するなど検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、酒々井プレミアム・アウトレット関連のご質問のうち、1点目から3点目についてお答えをいたします。
1点目につきまして、議員ご指摘のとおり、テレビや新聞などで報道がされ、全国的に酒々井町の名前が知れ渡ったのではないかと実感しているところでございます。来客につきましては、4月18日の開業から5月6日のゴールデンウイーク終了までの18日間に約87万人、5月末までに150万人の方が訪れたと聞いております。
また、開業に当たり心配されました交通渋滞等による苦情につきましては、バス運行や誘導看板などに関し数件の苦情があったものの、事業者の対応により改善が図られました。
道路の渋滞につきましては、開業当初はメーンルートとなる国道296号や国道51号で想定を超える渋滞が発生したものの、事業者による誘導看板や誘導員の配置によりスムーズにいったのではないかと感じております。現在、日曜、祝日に多少の渋滞が発生しているものの、来場者と退場者の分散等により、開業当初のような交通渋滞は発生していない状況でございます。
2点目の駅周辺の美観整備についてですが、本年3月に自由通路のハト対策として巣の撤去や清掃等を実施しており、その後、自由通路におけるハトのふん被害は改善されております。また、トイレや自由通路につきましては、清掃を毎日行っており、美化に努めているところです。しかしながら、アウトレット開業に伴い駅の利用者も増加していることから、さらなる環境美化に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
3点目のバスの停留所に設置するベンチにつきましては、基本的にはバス事業者が占用により設置するもので、道路管理者の設置する施設ではないと考えております。ベンチの設置につきましては、駅前広場を通行する歩行者の妨げともなりますことから、現地の状況に鑑み、難しいのではないかと考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、安全・安心のまちづくり関連のご質問の中の横断歩道の白線についてのご質問に対して答弁をさせていただきます。
ご質問のふじき野丁字路の横断歩道の白線につきましては、佐倉警察署に状況を確認したところ、現地確認し、対応を検討しますとの回答でしたので、さらに早急な対応についての要望を行っております。また、町内で横断歩道等の白線が消滅している箇所の調査を実施いたしましたので、それらの箇所についても取りまとめの上、精査し、佐倉警察署と対応についての協議を行ってまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) まちづくり課長、地挽茂義君。
〇まちづくり課長(地挽茂義君) 2つ目の安心・安全のまちづくり関連について、引き続き白線の対応について私のほうからお答えしたいと思います。
町道のセンターライン等の道路の区画線については、道路管理者の所管となっております。町内の主要幹線道路の消えている状況を調査したところ、やはり交通量の多い箇所はセンターライン等の白線が消えている路線が多数ございました。今後は通学路のところを優先するなど、白線の引き直しについて実施していきたいと考えております。
それから、2つ目の県営住宅の空き家状況についてですけれども、管理者である千葉県住宅課に照会をしたところ、5月末の時点で中央台のほうは300戸中13戸の空き家、東酒々井のほうは50戸中3戸の空き部屋があるというふうに伺っております。
それから、大項目の3番目、町内の道路関連及び道路網についての中で、2つ目のご質問、国道296号東酒々井入り口交差点右折レーンの設置について進捗状況はどうかというご質問ですが、こちらの設置工事につきましては、千葉県が右折レーン等の交差点改良事業を行っておりまして、一部歩道工事に着手したところでございます。なお、用地については、全て契約のほうは済んでいるのですけれども、物件移転が残っておりまして、そちらの物件移転が完了後に残る工事に着手するということで、今年度中の完成を目指すというふうに伺っております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 経営企画課長、大ア智行君。
〇経営企画課長(大ア智行君) 私のほうからは、さとバスにつきましてお答えをいたします。
JR酒々井駅東口に停留所がありますさとバスにつきましては、富里市が運営しております循環バスでございまして、平成26年10月の本運行に向けまして、本年4月1日から実証運行ということで試験的に行っているものでございます。ルート等につきましては、富里市役所から七栄、新橋方面に市内を内回りと外回りに循環するというもので、その中でJR酒々井駅を利用する富里市民の利便性を考慮して、JR酒々井駅へ乗り入れるものでございます。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、8番議員、佐藤修二君の一般質問が終了しました。
◇ 江 澤 眞 一 君
〇議長(小早稲賢一君) 続きまして、通告順に基づき、次に、9番議員、江澤眞一君。
〔9番 江澤眞一君登壇〕
〇9番(江澤眞一君) 9番議員の江澤眞一です。ただいまから一般質問を行いたいと思います。
質問に入る前に、今佐藤議員からも言われたとおり、アウトレットの開業に伴う町のPR、私もテレビ等で見まして、他県の人が大変大勢来てくれる状況を見て、今では日課としてどの車が、車ナンバーをすぐ見てしまうという、遠いところは沖縄ナンバーも来ているような状況であります。そういった中で、私は前回も質問したのですけれども、やはり県道の富里酒々井線なのですけれども、特に他県から来る車の人がかなりスピードを出すのです。どうしても道が広いということで。それで、高速道路の橋、あそこに来ると今度狭くなっているということで、前にも質問したとおりあの橋に歩道をつけてくれということで、要望もしております。
県のほうでは、あれはたまっている土砂を手作業で排除したという状況で、多少気持ち的に広くなったかなという気はしますけれども、町長、引き続き、町の長として県にほうに要望していただきたいと、冒頭お願いをしておきます。
それでは、一般質問に入らせていただきます。今回2点についてでございます。そういった中で、1点目のこの酒々井町防災計画についてということで、これちょっと私のミスで、地域というところがちょっと抜けてしまいました。済みません。訂正をお願いします。酒々井町地域防災計画についてということでお願いしたいと思います。
皆様ご存じのように東北の大震災から2年以上が過ぎて、テレビ等でもいまだ復旧した場所と、いまだに手つかずの場所とは、皆さんもテレビ等でもご承知のことと思います。やはり一度災害が起きますと、やはり人生が全て狂ってしまうというようなそういう大きな問題も抱えているわけであります。そういった中で、私は今回地域防災計画の中で、特に今回は震災編、これについてお伺いしようと思います。今回出された、午前中も金塚議員が出されたあの資料は、大変ボリュームもあるものでございまして、あれに携わった職員の方々の努力というものを私もかなり認めております。あれに基づいてできるものを一つ一つ行って、来る災害発生時には少しでも災害が少なくなるように、そういった思いで私も質問させていただきます。
そういった中で、1点目は今回は災害時の要援護者支援計画について伺うものであります。特に弱者に対してこれからどのように携わっていくのか、これは行政だけでは到底できないことであります。さまざまな機関と連携をしてこの体制を整えなければいけない。まだこれはスタートしたばかりで、大変そういう面では見えないものが確かに多いと思いますけれども、やはりこれは行政と私たち議会もともに意見を出し合って、より一つずつ解決をし、また対応していかなければならないという問題がこれからも生じますので、そういった観点からお伺いをいたします。
そういった中で、1点目としまして、対象とする要援護者はどのくらいになるのか。細かい数字は、わかればお願いしたいのですけれども、どのくらいの人がなるのかということで、まず75歳以上の高齢者のみの世帯数ということでお聞きします。
次に、75歳以上のひとり暮らしの人数、これは世帯ではなくて人数でお願いしたいと思います。同じになりますね、世帯と。
次に、要介護認定者数ということです。これが実際今どれくらいいるのか。今回出された要援護者ということになると、あと知的障害者の方々とか、あといろいろ出てきますけれども、今回は特に高齢者の人たちのことをちょっと重点に、全部聞くとかなりのボリュームになってしまうので、今回はこれでお願いしたいと思います。
また、この中の2点目としまして、災害時の要援護者の登録者は現在何人くらいかを伺うものであります。また、登録制度に登録していただくためにどのようなことをしているのか伺うものであります。出された資料においては、やり方というか、書いてありましたけれども、実際もう町でもし今動いているのであれば、具体的に今こういうことしていますよということをお伺いするものであります。
次に、3点目が、これはちょっと私もよくわからないでしたし、ちょっと大事なことなのですけれども、災害時の要援護者に対して福祉避難所を指定するとあるが、これは酒々井町ではどの施設になるかを伺うものであります。さらに、それに伴う備品等を当然用意しなければならないわけですけれども、これの備品等の状況についても伺うものであります。以上が、地域防災計画についてであります。
2点目が酒々井小学校のプールについてということで、酒々井小学校のプールが、私もはっきりしていなかったのですけれども、昭和45年8月に完成したということで、私が44年の3月にあそこ卒業していますので、その後にできたという記憶はあるのですけれども、実際いつだったかはっきり、うろ覚えで30年以上たっているということで、やはり今そういう面では子供たち、特にことしも長期予報では、暑いだろうというような気象庁の予報も出されております。去年も大変暑かったですね。そういった中で、あそこのプールの老朽化というのは、第5次総合計画の実施計画にも町のほうで載せているわけです。老朽化がかなり進んでいるということで。
ということで、昨年の6月議会において私がプールの老朽化について質問したときの、そのときの課長の答弁では、建設場所を含めて建てかえを検討しますと。これは、学校関係も含めて行うということでした。そういった中で、前回の酒々井小学校の校長先生、岩澤校長先生もお話ししたときには、校長先生はそういうお話をしているということでありました。建設場所を含めて要望は出したということですけれども、いいのか悪いのかわからないのですけれども、校長先生がかわってしまったので、また内容が変わってしまうかというちょっと危惧をしていますし、これについては早急に、衛生面も考えるのと同時に、あそこは子供たちが道路を渡ってプールに行くのです。あれがすごく、例えば雨の降っている日なんかでは、子供たちは大変かわいそうなのです。プールの中でぬれて、また外でぬれてしまうというような。衛生面も考えていると思いますので、この辺も町ももうこれは行うのだというようなことでありましたので、今年度の予定について伺うものであります。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、江澤議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えいたします。
1点目の酒々井町防災計画についてのご質問でございますが、災害発生時における災害時の要援護者支援につきましては、酒々井町防災計画を上位計画として、酒々井町災害時要援護者支援計画を策定し、避難支援体制の整備に努めているところであります。このような中にあって、不時の災害時に要援護者が避難を余儀なくされた場合、災害時要援護者については、身体的介護や健康相談等の特別な配慮が必要であることから、平時から安心して避難生活ができる福祉避難所を整備していくことが重要であると考えております。
このため行政報告で申し上げましたとおり、このたび町では特別養護老人ホームエコトピア酒々井を設置運営する社会福祉法人鼎と、災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定を締結いたしました。当該法人では、平成24年度に新館施設建設を行い、186平方メートル程度の地域交流スペースを整備するとともに、不時の災害発生時に対応するための発電設備、井戸水の給水設備が備えられています。洗濯機や乾燥機などの備品等の手当てにつきましては、法人が事前に町の了承を得て購入するものとし、その請求は、当該備品等の販売事業者が町に行うものとすることとしております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは、1番目の酒々井町地域防災計画について(1)、災害時要援護者支援計画についてのうち、@とAにつきましてお答えをさせていただきます。
まず、@の対象とする要援護者につきましてお答えをいたします。住民基本台帳から抽出いたしましたデータによりますと、本年4月30日現在、75歳以上の高齢者のみの世帯数は468世帯、75歳以上のひとり暮らし高齢者の人数は548人、要介護認定者は608人となっております。住民基本台帳のデータは、同居しておりましても世帯分離をしている世帯が含まれますので、実際の人数は少なくなると考えております。ちなみに、町が実施しました75歳以上のひとり暮らし訪問では、258人でありました。
次に、Aの災害時要援護者の登録者数及び登録への働きかけにつきましてお答えいたします。平成24年度の登録者は256世帯であります。今年度も引き続き自治会の協力を得ながら、回覧により登録者を募集し、民生委員・児童委員等の戸別訪問によりまして、既登録者の情報更新をあわせまして登録を推進しております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) 私のほうからは、酒々井小学校のプールにつきましてお答えさせていただきます。
酒々井小学校のプールにつきましては、建設から40年以上が経過し、老朽化していることから、大規模な改修や建てかえが必要と考えており、第5次総合計画前期基本計画の中で、建設場所を含めた建てかえを検討しますと明記しているところです。今後の予定につきましては、引き続き建設場所の選定、財源の問題などについて調査検討します。
〇議長(小早稲賢一君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) はい、ありがとうございました。
再質問なのですけれども、先に小学校のプールなのですけれども、去年と全く同じ答弁でありました。1年たっても同じなのかなという疑問を持ちましたので、ちょっとスピードアップをぜひお願いしたいと思います。これは要望です。去年と同じだったので。
それで、防災計画の要援護者の関係ですけれども、今参事の説明で、人数、世帯数もわかりました。それで、例えば要介護の認定者数が今608人というふうに伺いました。そうすると、今町長の説明でエコトピア酒々井さんと結んだということは、行政報告でも聞きましたけれども、1カ所だけで対応ができるのかなという素朴な疑問です。これはもちろん、全員が全員登録するわけではないのはわかっています。256世帯ということでありましたけれども、やはりこれは1カ所だけではなく、例えば酒々井町にもいろんなまだデーサービス事業をやられているところもあろうかと思います。そういった意味で、そちらのほうの人ともこれは行うべきだというふうに、私は個人的には思うのですけれども、行政として今後それについてはどのように行っていくのかということです。これをちょっとお聞きしたいのと、実はもらった防災計画書の中で、ボランティア等の活用ということで、これは社会福祉協議会との関係で、そういう支援を行いますよというようなものを明記されて、その中でそれに伴う、例えば備品等は町が負担するというような項目がちょっと載っていましたけれども、それちょっと関連があると言えばあるのですけれども、この辺もうちょっと教えていただきたいと思います。
ということは、福祉避難所を町がこれから指定していくということで、エコトピア酒々井さんにはもちろん頑張ってもらいますけれども、やはりそうなると、それに伴うほかのところ、例えば指定したところにも同じような配慮をするのと、社会福祉協議会を通じて、そのボランティアの団体を活用するという名目が載っているのです。指定場所に派遣するのか、社会福祉協議会が独自でそういうものを行うのか、ちょっとわからないのです。その辺が計画に載っているのだけれども、具体的にではなったときに、そのボランティアの人たちをどのように活用するのか、社会福祉協議会が中心になってやるというようにうたってありますけれども、その辺の関連もぜひちょっと教えていただければというふうに思います。
それと、今回の参事の説明で2番目の登録者の関係ですけれども、これ民生委員さん等を中心に24年度が256世帯ということでありましたけれども、これ逐一この世帯の人たちの状況を民生委員さんたちが、例えば月に1遍とか、3カ月に1遍とか訪問して、この世帯の方々はもう登録してあるので、この人たちの現状をきちんとやっぱり把握しているわけですよね、もちろん。そうすると、ではその民生委員さんたちがこの256世帯、酒々井町全体で把握している中で、例えばどのくらい頻度が、例えば要介護だとか、低い人もいるし重い人もいるのですけれども、例えば在宅なんかでやった場合、どのくらいこういう人たちが、256世帯ばあと言われても、例えば特に必要な人、あと自分で少し歩けるような人もいるだろうし、そうではなくて100%必要な人もいるだろうし、それが民生委員さんからどのような報告を実際受けて、町がどのくらい把握しているのか。また、そういう人たちを順次施設に、例えばエコトピア酒々井さんとそういう契約を結んだとしたら、それに対してどのように具体的に、その人たちをそこまで実際に入所させることができるのかというもしわかれば、この地区にこういう、例えば在宅でもちょっと重い人がいて、こういう人の場合にはこういう体制をとるのだよというようなことを、例えば民生委員さんを使って把握しているのかどうかをちょっと教えていただければというふうに思います。
以上で2回目の質問とします。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 福祉避難所の関係につきまして幾つかのご質問いただきました。順次お答えをしたいと思います。
まず、福祉避難所のいわゆる拡充につきましてのお話をいただきました。本件につきましては、今後も町内の法人の協力を得まして、福祉避難所を拡充していきたいというふうに考えております。
それと、ボランティアの活用でございますが、基本的には社会福祉協議会がなります。しかしながら、災害ボランティアということで、今これも今後作業を進めることとしておりますけれども、各福祉事業所におきましても、それぞれのボランティアがおります。そういった方たちをいかに活用していくか、これが今後の課題としてありますけれども、これにつきましても順次課題の整理をしていきたいというふうに考えております。
それと、登録者数のお話に関連しまして、実際に民生委員さんが訪問して云々というお話をいただきました。この256世帯の方たちのいわゆる登録の台帳と申しましょうか、それは全て各地区の民生委員さんのところに行っております。したがいまして、民生委員等におかれましては、要は時間がありましたらその都度、いわゆる見回りだとか、そういったものをしていただきたいというお話をさせていただいております。ここで登録した方につきましては、私ども今回も広報、回覧で呼びかけておりますけれども、何かあったときに支援をお願いしたいといった方たちをその都度登録しているという状況であります。
あと、今回社会福祉法人鼎と協定、いわゆる契約を結んだわけでありますけれども、災害時にいわゆるそういった形で普通の避難所では対応できない方たちにつきましては、私どものほうにも登録ございますので、私どものほうから社会福祉法人鼎のほうに、こういった方がいるということで紹介をします。紹介することによって、法人側が受け入れるということであれば、いわゆる自力でそこの福祉避難所のほうに行っていただくという形が基本になっております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) ありがとうございました。
最後に要望だけ出そうと思ったのだけれども、今ちょっと参事の説明だと、自力で今行くというようなお話でしたけれども、鼎のほうに、エコトピア酒々井さんに紹介するけれども、そこは自力で行ってくれという今お話でしたけれども、災害が起きたときに自力で行けない人たちをどうしましょうかというのが要援護者に対しての体制づくりだというふうに私は理解しているのです。
そうすると、やはりそれは自力ではなくて、そのためにボランティアの人たちも必要だろうし、行政がどういう体制をとるか。そういう場合には、あらかじめこういう人たちがいるのだよ、こういう自力で行けない人たちが行くためにどうするのですかということを逆に聞いているのです。それが実は知りたい。そこにボランティアの人が必要、そういうかかわるボランティアの人のそういう体制どうしているのか。また、これからどうするのかということなのです。
自力で行けない人たちのために、町はこういう体制がありますということを、きちんと体制があるのであれば町にPRをして、そういう方々に、登録している人たちに、こういうときは具体的にこういうことを町としては行いますよ。でも、個人名のそういう民生委員さんいて、この人が来てこうしますよとか、そういう方向にいってほしいわけです。自力で行くのであれば、そういう要援護者にはならないのではないかと、個人的には思っているのですけれども、それがちょっと違ったので、もう一度お願いします。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 要するに基本的なスタンスという形でお話を申し上げたつもりですけれども、要はそういった方たちにつきましては、今回の要援護者支援計画の中に個別計画というのをうたっております。この個別計画の中で、いわゆるそれぞれの支援者がついているということがまずあります。しかしながら、今おっしゃったように、いろんな状態があります。先ほど私申し上げましたように、今後のボランティアの活用でそういうことが大きな一つの課題になっていると、これは整理していきたいというふうに考えております。したがいまして、そういうことを十分踏まえまして今後検討していきたい、あるいは推進していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、9番議員、江澤眞一君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午後 1時50分)
〇議長(小早稲賢一君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 2時00分)
◇ 川 島 邦 彦 君
〇議長(小早稲賢一君) 通告順に基づき、次に5番議員、川島邦彦君。
〔5番 川島邦彦君登壇〕
〇5番(川島邦彦君) 5番議員、川島邦彦でございます。平成24年度からスタートした第5次酒々井町総合計画でありますが、計画策定の前段で町の施策についての満足度を調査するため、町民アンケートを実施いたしました。アンケート調査の中で、望ましいまちづくりの方向性については、高齢化社会に対応した健康づくりや福祉の充実したまちづくりが最も高く、重要と認識されております。一方、町民の満足度では、とりわけ医療機関、救急医療体制について満足度は極めて低い調査結果となっております。期待と満足度の乖離が大きいことに対して、問題認識を持って今後のまちづくりを進める必要があると考えるところでございます。
そこで、医療機関、救急医療体制に焦点を当ててお伺いをいたします。1つは、医療機関の満足度が低いことについて、救急病院を含めて町内には総合病院がないことも起因していると思われますが、町の受けとめと対策等をお伺いいたします。
2つは、救急医療であります。救急患者の病状によっては医療処置が開始されるまでの時間の長短が生死を分ける、あるいは後遺症が残るか否かを分けるポイントになる場合があります。そういう意味で、町内に救急病院がないことで搬送時間が長くなることによるリスクを町民が懸念を示しているのではないかと思われるところです。現実的には、救急車は必ず救急救命士が乗車し、搬送中も容体を見ながら医師の指示で処置が行われる場合があること、あるいは救急隊員の判断でドクターヘリの出動要請が行われていることなどで、時間のハンディキャップを縮めていると認識しております。しかし、町民は、こうした日常的に接する機会が少ないこともあり、重要な課題と意識しつつも漠然とした不安を持っているのではないかと推察をいたします。そこで、町の分析とあわせ、対策等をお伺いいたします。
3つは、メディカルコントロール体制であります。メディカルコントロール体制は、搬送途上における救命効果の向上を目指し、救急隊員が行う応急処置の質を向上させ、処置範囲の拡大等を図るため、救急救命士に対する医師の指示体制、指導、助言体制の高度化、事後検証体制の充実、救急救命士の再教育体制の充実などの環境整備により、応急処置の質を担保することと理解をいたしております。
印旛メディカルコントロール協議会は、平成16年度に設置され、24時間、365日、専用ホットラインにより医師から具体的な指示、判断処置などの環境が整備されております。そして、医師の指導等に対する所要経費は、実績に基づいて消防本部ごとに負担をしております。つまり発生件数に対する出来高払いという性格と言えます。一方、救急退院の研修あるいは実習については、各消防本部の判断で参加人数等を病院に依頼し、隊員のスキルアップを目指しております。つまりこれは消防本部を構成する市町村の姿勢で隊員スキルの濃淡が発生するという性格になります。
救急病院がない酒々井町は、搬送中も救急隊員による適切な応急処置が行われているとの安心感を醸成することが重要であり、ひいては救急医療に対する町民の満足度を高めることができると考えられます。そこでメディカルコントロール体制充実に向けて、積極的な姿勢を求める立場で町の認識をお伺いをいたします。
〇議長(小早稲賢一君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、5番議員、川島議員からは1点のご質問でございますので、お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
医療機関、救急医療体制についてのご質問ですが、メディカルコントロール体制の充実につきましては、平成16年4月に成田赤十字病院及び日本医科大学千葉北総病院を基幹病院として、印旛郡内の6消防本部と印旛地域救急業務メディカルコントロール協議会を設置し、消防機関と医療機関との連携を一層強化するとともに、救急隊が現場から迅速に医師の指示や助言を受けられる体制の確保を初め、研修等の実施による救急救命士や救急隊員の再教育、また実施した救急活動の事後検証等を通して救急活動の質の向上を図り、さらなる救急業務の高度化に取り組んでいるところであります。町といたしましても、こうしたメディカルコントロール体制が今後さらに充実するよう消防組合に対し支援、協力をしてまいります。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 1番目の医療機関、救急医療体制についての(1)につきましてお答えさせていただきたいと思います。
これまで、町では将来にわたり町民一人一人の幸せを大切にしながら、町民福祉の向上を図っていくため総合計画を策定、推進し、さまざまな観点から安心・安全なまちづくりに努めてきたところであります。第5次総合計画の策定に当たり実施いたしました町民アンケート調査では、医療体制、高齢者福祉、介護保険、健康診断などの福祉、医療分野の施策は重要度が高く、満足度が低いという結果が上げられていました。これは、乳幼児から高齢者まで生涯を通じた健康への関心が高まりを見せている中で、究極の安心・安全には保健、医療が充実したまちづくりが求められているものと考えております。
そこで、第5次総合計画(前期基本計画)では、町民の疾病構造では生活習慣を起因とした疾病患者の増加が懸念されることから、健康づくりの推進と町民一人一人の健康に対する意識と関心を高めてもらうための一層の機会づくり、町民の健康増進を図るための各種検診や健康教育、健康相談などの充実促進、医療需要に対応するための関係機関と連携した医療体制の充実などを重点に取り組んでいるところであります。
以上です。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、救急医療体制の実態についての内容のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
救急医療につきましては、佐倉市八街市酒々井町消防組合において行っておりますので、消防組合に確認いたしました内容について答弁をさせていただきます。平成24年中の酒々井町におけるドクターヘリの要請状況につきましては10件で、構成市町別では4.78%、緊急事故種別の内訳といたしましては労働災害が1件、一般負傷が1件、急病が8件で、通報から診療までの搬送時間は平均31.2分と聞いております。また、消防組合管内の救急活動全体における搬送時間の平均は45.1分で、ドクターヘリ要請による収容所要時間の平均は37.0分であり、ドクターヘリの利活用と救急救命士による処置により、診療までの時間の短縮に努めているところでございます。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) 実態についてはそのとおり受けとめたいと思いますが、2回目の質問としては、要はどうして満足度が低いのかという分析についてどうとらえておりますかと。それに対してどう対策をとるおつもりですかということについて、漠然とした回答でございますので、その点について改めてお伺いをいたします。
1点目のその医療機関に対する重要度は高いけれども満足度が、ある意味ではいろいろな調査項目の中では最低の満足度という結果になっているわけですけれども、ではなぜそれだけ満足度が低いのかということに対する回答はありません。そこを改めてお伺いを、どうそのアンケート調査を分析されたのかと。それがもう少し浮き彫りになれば、ではそれに対する対策はどのようにするべきなのか。あえて仮にということで、総合病院がないことなどがいわゆる満足度が低いという、酒々井町だけですね、印旛地域の中では酒々井町だけ救急病院あるいは総合病院というものがないということに対する満足度の低さなのか。ですから、それに対しては総合病院は将来的には必要なのだというところまで、いわゆる認識があるのかないのかというところに質問の趣旨がいくわけですけれども、そういった点についての分析ということについてお伺いをいたします。
それから、救急医療でございますが、ドクターヘリを使った場合の搬送時間の実績ですとか、一般の救急車を利用した場合の搬送の時間の実績というのは、今お答えいただいたわけですけれども、これもまた同じ視点での質問になりますけれども、その実績に対して救急医療というのは満足していないというアンケート調査なのだという前提で申し上げれば、そのドクターヘリを使うなり、あるいは救急救命士による搬送中の処置が行われているというようなことについて、必ずしも町民はきちんとした救急体制についての認識が深まっていないということであれば、それを説明責任ではございませんけれども、より理解が深まるような対策が必要になってくるでしょうし、救急医療体制そのものに問題があるという分析であれば、ではさらに今言ったような実績をどう改善していくのかという対応策になってくるわけでございまして、その点についてのアンケート調査を踏まえた町民の満足度が低いということに対する分析は、どのように救急体制についてお持ちなのかということも改めて、これまた2回目の質問とさせていただきたいと思います。
それから、3点目のメディカルコントロール体制でございますけれども、消防組合のほうからちょっと説明、コメントをいただきまして、ちょっと資料見せていただいたものがございます。印旛地域のメディカルコントロール体制としては、先ほど説明があったような消防本部体制でいうと6つの消防本部を束ねた形でメディカルコントロール体制ができていて、24時間、365日、救急センターとのやりとりの中で救命効果を高めるような体制をとっているということでした。それは大変結構なことだと、そういう前提での話ですけれども、例えば救急救命士が処置する、搬送中の処置の中身について、より高度化してくるといいますか、プラス、追加されてくるといいますか、常にスキルアップというものを図っていかないと、きちんとした処置ができない。それをスキルアップするために、病院に医師からの研修ですとか、あるいは具体的な実習、25年度計画の中では、例えば気管挿管研修、口から管を入れる、そういったことも予定をされているようですけれども、そこに参加をする6消防組合では、予定としては私どもの佐倉市八街市酒々井町消防組合が6名、全体では15名となっていましたけれども、そのうちの6名がこの管内の隊員が実習に参加する。そのほかは、1名ずつというのが3消防本部、それから2名があって、4名があって、私どもの6名、全体で15名。
果たして、例えば1名であったとしたらば、勤務が24時間体制の中で救急車で出動したときに、常時救急救命士は乗るのでしょうけれども、気管挿管の場合にはそのスキルがないというような事態が発生するという懸念になるわけです。これは、1回研修を受けるのに3万円とか6万円とかかかるようですから、当然この財政負担ということにもなってくるのでしょうが、そういう意味では消防本部を構成する各市町村のお金の負担の仕方といいますか、そういったところに命にかかわる部分としてのバランスが出てくると、こういう認識の中での質問でございました。
ですので、そういった意味では、我が消防組合としてはですね、その周りの消防本部に比べるとまだ認識が高いといいますか、積極性があるなというふうに私は受けとめましたけれども、ぜひともこういった命にかかわる部分、とりわけこの酒々井には、1点目、2点目の質問とのかかわりにもなりますけれども、いわゆる総合病院がない、救急病院がないということに対する、それを補うといいますか、措置としてはこのメディカルコントロール体制、救急救命士の出番といいますか、それのスキルが向上する、充実するということをもって、いわゆるそういうハンディキャップを補っていけるのだろうと、そのことを十分意識をして、このメディカルコントロール体制の充実というところに、酒々井町として積極的にかかわっていただきたいと、こういう要望を持って3点目の質問をさせていただいたと、こういうことでございます。1点目と2点目について、ぜひ答弁をお願いします。
〇議長(小早稲賢一君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 行政区域内に総合病院がないということでのいわゆる行政課題に対しますご質問だというふうに認識をいたしました。総合病院というのは、いわゆる許可病床数100床以上とか、あるいは主要な診療科目といたしまして、最低でも内科だとか外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、こういった5つの科目を含む病院と一般に言われておりますけれども、今回の町民アンケート調査で言われております総合病院というのは、一応認識といたしまして多数の診療科がありまして、2次救急医療に対応する救急病院としての機能を持つ病院、いわゆる一般的に皆様がおっしゃられております総合病院と呼ばれている病院をイメージしてお答えをしたいと思っております。
現状のお話を申し上げますと、千葉県保健医療計画では、酒々井町が入ります、いわゆる酒々井町が属します印旛保健医療圏でありますけれども、におきましては、既存の病床数5,827という数字があるのですけれども、これは基準の病床数を満たしております。したがいまして、新たな立地をするには、千葉県保健医療計画におきます基準病床数の緩和と官民を問わない誘致が必要になってくるというふうに認識しております。
それと、あと現状のお話をさせていただきたいと思います。酒々井町は印旛保健医療圏の中心に位置しておりまして、どっちかというと優位な立地特性にあります。おおむね東西南北も整った形のコンパクトな自治体というふうに認識しております。千葉県の病院名簿によりますと、印旛保健医療圏の中には27の病院があります。仮に酒々井町の行政界から、ざっくりですけれども、6キロメートル圏内で仮にコンパスで描いてみますと、このうちの12の病院が圏内に入ります。そして、救急救命センターがこのうち2つ、救急告示病院が7つ入ります。このような状態があります。仮にこれを倍にしまして、12キロ圏内に拡大いたしますと、12病院が新たに加わりまして圏内の約9割、つまり24の病院が圏内に入ります。このうち、また救急告示病院も5つ加わりまして12となります。というような形が現状であります。
しかしながら、先ほど議員がおっしゃっておりますように、行政課題の一つだというふうにありますので、私どもといたしますと、先ほど私が1番目で答弁いたしましたように、住民の皆さんにおきましては、やはり究極の安心・安全を求めるためには、保健医療の充実を町で進めていくということに尽きると思います。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 総務担当参事、幡谷公生君。
〇総務担当参事(幡谷公生君) 私からは、救急医療に対する満足度の関係についてお答えさせていただきたいと思います。
今、仲田参事のほうから医療機関のご報告がございました。そうした状況を見ますと、救急医療の体制の中では、充実が図られているのではないかなというふうな思いをしております。さらに、メディカルコントロール体制などの充実によりまして、そうした満足度も得られてくるのではないかなというふうに考えております。したがいまして、さらに救急隊員のスキルアップなどについては積極的に支援していく。それは、予算措置にもかかわってくることだと思いますけれども、そうした対応をしていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小早稲賢一君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) 説明そのものはそのとおり受けとめますけれども、それでも、例えば5,827床あって、それは基準満たしている、6キロ圏内では幾つ病院がある、さらに12キロなら幾つある、だから十分なのだと。例えばですよ、しかし、しからばということになりますか、ではなぜあのアンケート調査では、そこにおっしゃるような意味合いでの乖離がこんなにあるわけです。ですから、そこは何というのでしょう、分析、あのアンケート調査の投げかけ方が悪かったのか、行政側と町民のその意識のギャップがあるのかという、そこは回答の中では全く触れられておらないわけです。そういう意味では、第5次総合計画のアンケート調査の再点検といいますか、とりわけ私の今の話の一番満足度が低いとされる医療、福祉、健康というそこの部分の安心・安全の部分が、なぜ皆さんが説明する内容とアンケート調査とこんな180度の乖離があるのかということについて、ぜひ再点検していただきたい、そんなことを申し上げておきたいと思います。
〇議長(小早稲賢一君) それでは、5番議員、川島邦彦君の一般質問が終了しました。
◎散会の宣告
〇議長(小早稲賢一君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会します。
(午後 2時29分)