平成24年第6回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
平成24年9月10日(月曜日)午前9時30分開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(16名)
1番 金 塚 学 君 2番 那 須 光 男 君
3番 篠 田 誠 君 4番 御 園 生 浩 士 君
5番 川 島 邦 彦 君 6番 齊 藤 博 君
7番 内 海 和 雄 君 8番 佐 藤 修 二 君
9番 江 澤 眞 一 君 10番 平 澤 昭 敏 君
11番 越 川 廣 司 君 12番 原 義 明 君
13番 小 早 稲 賢 一 君 14番 竹 尾 忠 雄 君
15番 地 福 美 枝 子 君 16番 ア 長 雄 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 副 町 長 橋 谷 田 豊 君
教 育 長 東 條 三 枝 子 君 教育次長 神 保 弘 之 君
総務担当 櫻 井 照 嘉 君 民生担当 仲 田 義 秀 君
参 事 兼 参 事 兼
総務課長 健康福祉
課 長
経済建設 幡 谷 公 生 君 経営企画 鈴 木 正 義 君
担当参事兼 課 長
経済環境
課 長
財政課長 京 増 孝 一 君 税務課長 大 坂 俊 男 君
住民協働 岡 野 義 広 君 住民課長 秋 元 廣 君
課 長
人権推進 河 合 昭 男 君 まちづくり 山 信 一 君
課 長 課 長
上下水道 綿 貫 清 君 こども課長 赤 地 忠 勝 君
課 長
学校教育 池 田 幸 夫 君 生涯学習 濱 野 敏 幸 君
課 長 課 長
会計課長兼 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 越 川 光 司 君
会計管理者 事務局長
本会議に出席した事務局職員
事務局長 斉 藤 広 書 記 宮 ア 純 子
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(越川廣司君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時30分)
◎議事日程の報告
〇議長(越川廣司君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。
◎議長報告
〇議長(越川廣司君) 日程に入る前に議長報告を行います。
委員会条例第8条第2項の規定による決算審査特別委員会正副委員長の互選の結果が届いておりますので報告をさせていただきます。
決算審査特別委員会委員長に原義明君、副委員長に齊藤博君が互選をされました。
以上で議長報告を終わります。
◎一般質問
〇議長(越川廣司君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 御園生 浩 士 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、4番議員、御園生浩士君。
〔4番 御園生浩士君登壇〕
〇4番(御園生浩士君) 皆さんおはようございます。議席番号4番、御園生浩士でございます。町民の皆様にはお忙しい中、議会の傍聴をいただきましてまことにありがとうございます。議長よりお許しをいただきましたので、ただいまより一般質問通告に従いまして質問をさせていただきます。私の持ち時間10時半までとなっておりますので、詳しく回答のほうをよろしくお願いしたいと思います。
先月8月は、人と人とのかかわりが大切なことを国民の多くの方々が学んだのではないでしょうか。ロンドンオリンピックの感動、夏の甲子園では勝負の厳しさと一生懸命さ、パラリンピックでは努力し、諦めないことの大切さを含め、多くのことを私たちの心に感じさせてくれた熱い夏でした。当町においては、初の海外ホームステイがあり、参加中学生はどのようなことを学び、体験してきたのかお話を聞かせてほしいところです。きっと彼らにとって、今後の人生の中で貴重な体験として残っていくことでしょう。今後ともこの事業が継続することを願い、見守っていきたいと思います。町長には町政に関連する国政について多くの意見や感想をお聞きしたいところですが、町民に密接に関係する4点について質問をさせていただきます。
なお、先ほどの全協の場で町長は微に入り細に入りお話を聞いていただけるということでしたので、ぜひともよろしくお願いいたします。なお、議会初日に行政報告が町長よりございましたが、私の質問と重複しているところが幾つかございますが、重ねて答えとして発言をしていただければなというふうに思っております。
まず初めに、教育問題についてお伺いいたします。皆さんの記憶にはまだ残っていることと思いますが、大津市の中学2年生がいじめにより飛び降り自殺をした事件がテレビ、新聞その他で大きく報道されました。この報道がされている最中でも、事件の当事者やその他全国でいじめの事件が相次いで発生しています。当町でいじめがあった場合、関係部署、特に教育委員会を初めとする小中学校、PTA等の対応についてお尋ねいたします。
1つ目に、いじめを予見した場合、学級担任はどのような方法で対処し、どのような手続で段階的に報告されていくのか、お聞かせください。
2つ目に、東京都品川区教育委員会は、いじめを繰り返す子供を出席停止にできる制度を積極的に適用することを決め、9月5日区内の全教職員を対象に研修会を開き、今月から積極的運用を始めたそうです。当町ではこの制度の運用について、学校側は加害者、被害者のどちらに適用するのか、また両者の教育的配慮についてもお聞かせください。
3つ目に、いじめは決して許されないこととし、文部科学省が今月5日に発表しました。いじめ対策の新施策を担当大臣が記者会見で説明されていました。その内容は、いじめ、自殺などで子供の命が失われることは見逃せない事実と述べ、従来のいじめ対策について踏み込みが足りず、対症療法的な対策に終わっていた。学校や教育委員会の主体的な取り組みに期待し、国として受け身になっていたと反省しておりました。今後は点ではなく、トータルな面として命に真正面から積極的に向かい合いたいとの説明でした。いじめの言動について、教育委員会や学校はどのような解釈をしているのかお聞かせください。
4つ目に、文部科学省では各都道府県の教育委員会を通じて、児童生徒の問題行動等、生徒指導上の諸問題に関する調査を毎年実施しています。当町において、いじめについての問題は発生しているのか、また過去5年間のいじめの報告、対応の実績についてお聞かせください。
5つ目に、いじめの事件発生以来、いじめの問題の取り組みの徹底に関する指針についての通達、児童生徒の自殺が起きたときの背景調査のあり方についての通知など、文部科学省を初め、県、町よりたくさんの文書による教育委員会への指導があったと思うが、どのような内容であったのか、また各学校では事件を教訓とし、話し合いや研修の場などを持ったのかお聞かせください。
最後に、いじめの定義についてもあわせてお聞かせください。
次に、環境施策についてお伺いいたします。さきの6月定例会の行政報告において、町長よりファシリティーマネジメントの推進についての報告がありました。経費の節減や施設の長寿命化を図るため、副町長を委員長とし、施設を所管する課長等で構成する酒々井町ファシリティーマネジメント戦略会議、経営企画課長を委員長とし、施設の維持管理等を担当する職員で構成する酒々井町ファシリティーマネジメント推進委員会を設置し、体制が整い強力に推進するとのこと、あれから3カ月ほどになりますが、次の3点についての進捗状況についてお尋ねいたします。
1つ目に、私は6月定例会にて行政のBCP、非常時の行政の事業継続を図ってはと提案いたしましたが、再度お尋ねいたします。
現在防災計画の見直しを23年度、24年度と継続して行っておりますが、地震などの災害時、行政のBCP、非常時の行政の事業継続のために災害本部となる役場庁舎や避難所となる公共施設などに少なくとも太陽光発電装置くらいは導入すべきと思うが、考えをお聞かせください。
2つ目に、同じくさきの定例会のおいて小中学校のエアコン設置工事について質問いたしました。特に設置工事で大幅な落札差が生じたので、この差額を先ほど申しましたように、行政のBCPを以下のように図ってはどうでしょうかと提案いたしました。エコスクールの実現に向けて災害時の避難場所でもある学校での電源確保、蓄電池つき太陽光発電設備、持ち運びできる蓄電池などを備えてはいかがでしょうか。移動可能な電源としては電気自動車の活用なども視野の中に入ってくるのではないでしょうか。このような設備は、子供たちが自然環境を守る学習をより身近なもので体験し、地球環境の未来に役立つのではないでしょうかとさせていただきました。あわせてエアコンを設置することにより、電気使用料がふえ、料金がプラスアルファいたします。使用料金の軽減や環境負荷低減のためにも各学校への太陽光発電装置の導入をすべきと私は考えますが、町の考えをお聞かせください。
3つ目に、さきに提案させていただいた2案件について、町にとって財政的に厳しいものがありますが、私は通常予算に比べて町民負担が少なく、有利な補正債を活用し、来年度予定している役場庁舎の耐震化工事と一緒に進めて、あわせて小中学校への太陽光発電装置導入についても補正債を活用し、強力に推進すべきと思うが、町の考えをお聞かせください。
次に、北海道陸別町との交流等についてお伺いいたします。去る5月25日より町長を初め、議員関係職員団にて陸別町への行政視察が行われ、報告がなされました。そこで、陸別町との今後について次の点をお尋ねいたします。
ちなみに8月16日金曜日の夕方のテレビ放送において陸別町が紹介されておりました。私には酒々井町とは違う自然環境があるように感じました。
1つ目に、ことしの夏、中学生が町で初めての海外ホームステイを経験いたしました。その経験を酒々井町とは違う自然環境の中で、酒々井町と陸別町の子供たち、小学生の間での交流ができないのか、町の考えをお聞かせください。ちなみにLCC(Low Cost Carrier)などが進出してきて航空運賃が安くなり、利用しやすい状況にはなってきております。
2つ目に、酒々井町と陸別町は距離的には遠い位置関係にありますが、両町が同じ災害に同時に遭うことがまず考えられません。そこで、災害時の援助協定が結べないかお聞かせください。
3つ目に、両町の関係が良好に推移した場合、将来的には姉妹都市、または友好都市の締結をすることは考えられるのかお聞かせください。
次に、酒々井町防災計画についてお伺いいたします。平成11年修正の防災計画を2011.3.11の東日本大震災を契機に2年間で全面改定の見直し作業を行っている現在、次の点についてお尋ねいたします。
1つ目に、3.11以降、国の法体系の整備等により著しく手直しを迫られておりますが、ことしが手直しの最終年度となりますが、全体及び各課の計画策定の進捗状況についてお聞かせください。
2つ目に、長い間見直しがされなかった平成11年度修正の防災計画と現状にさまざまなギャップがあったと思われますが、全体の何割程度あり、どのようなギャップがあったのかお聞かせください。
3つ目に、サークルやボランティア団体、町主催の会議等が盛んに開催されているが、会議や団体の意見をどのように取りまとめ、町の防災計画に生かしていくのかお聞かせください。
以上の質問に関することなどわかりやすく詳細にご答弁をよろしくお願いいたしまして、第1回目の私の一般質問を終わりといたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることとなりましたので、よろしくお願いをいたします。
まず、4番議員、御園生議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事がお答えいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
2店目の環境施策についての質問ですが、初めに地域防災計画では災害が発生した際に町が実施する避難者対策などの応急、復旧業務が定められていますが、事業継続計画いわゆるBCPでは行政機関全体が被災とすることを前提とし、応急、復旧業務や中断できない通常業務に優先順位をつけて対応することになるものであり、BCPは地域防災計画を補強する役割を担い、応急、復旧業務の実効性を高めることができるものであると考えております。大規模な災害が発生した際には役場庁舎や学校施設等の公共施設は防災拠点や避難所となりますので、災害対応を行う上で施設の非常用電源は大変重要となります。地域防災計画の見直しを行う中で、防災施設等の整備として位置づけてまいりたいと考えております。
次に、今後の当町における学校施設のあり方として、議会初日の行政報告でも述べましたように、環境への配慮及び防災対策の観点から、まず初めに太陽光発電設備の設置に取り組むものであります。小中学校に蓄電池を組み込んだ太陽光発電設備を整備することにより、平常時には太陽光発電による消費電力の削減、休日等に電力が余った場合の余剰電力の売電、さらに学校での災害時非常用電源としての活用などの利点があることから、小中学校への太陽光発電設備の設置を計画したところであります。太陽光発電施設の設置については、専門業者による調査に基づいて発電容量や蓄電池の容量などを検討し、設備を設計するために本議会に調査設計委託料525万円を計上したところであります。
次に、役場庁舎の耐震化工事につきましては、耐震化のほかエレベーターの設置とアスベスト除去工事もあわせて平成25年度施工を予定しており、太陽光発電については非常用電源の確保と環境エネルギーの利用による経費の削減の面からも、その必要性は十分認識しているところであり、現在行っている耐震化工事等の実施設計を踏まえ検討してまいります。小中学校への太陽光発電の工事も含め、さまざまな工事等の事業を実施する場合は、財政運営上より有利な地方債を利用することは町民負担を軽減する上で、最も重要なことであり、常に念頭においております。ご指摘にある有利な補正債については、国の補正予算の動向を注視しながら活用できるものがあれば、積極的に活用したいと考えております。
3点目の陸別町との交流等についてのご質問でありますが、本年5月25日に町議会の皆様との合同による陸別町行政視察を実施いたしました。陸別町は北海道東部のほぼ中央に位置し、面積は609平方キロメートルで、その8割を森林が占め、人口約2,700人の小さな町です。千葉県東金市出身であり、佐倉順天堂で医学を学び、地域医療に尽くした関寛斎により明治35年に開墾のくわがおろされて以来、陸別町の歴史が始まったと聞いております。また、女満別空港からほど近く、道路網も整備され、道東観光や交流の拠点としての最適な地にあり、日本一寒い町、オーロラの町として豊かな自然環境の特性を活用し、地域の活性化を目指したさまざまな取り組みが行われています。中でも、りくべつ宇宙地球科学館には一般公開型としては、日本最大級の反射望遠鏡を備えた銀河の森天文台があり、名古屋大学太陽地球環境研究所及び国立環境研究所の観測室が併設されています。天文台に隣接する銀河の森コテージ村や町内にはオーロラハウスなどの町営の宿泊研修施設も整備されています。さらにカナダ、ラコーム市との姉妹提携により、中学生や町民を対象とした海外研修派遣事業を実施し、国際化に対応した交流事業への取り組みも行われています。
このような酒々井町にはないすばらしい自然環境の中で、子供たちが体験学習を通して交流を深めることは大変有意義なことと考えております。また、さきの東日本大震災においては、東北地方を中心として広範囲にわたる被害が発生しました。近隣の市町村との災害応援協定も必要と考えますが、首都直下の大規模な地震が想定されており、隣接地は同時に被災する可能性もあることから遠隔地との災害協定を進めることも有効であると考えます。酒々井町から約900キロメートルの遠隔にある陸別町と日ごろから交流を深め、太いきずなを築き友好関係を保っていくことも1つの方策として重要であると考えられることから、今後町内の関係する部署において調整し、検討することが必要であると考えております。
4点目の防災計画についてのご質問ですが、現在の酒々井町地域防災計画につきましては、平成11年に修正したものであり、地震については千葉県中央部地震の直下型、マグニチュード7.2、震源の深さ20キロメートルを想定しております。現在の改定は、県の被害想定において最も大きな被害が見込まれている東京湾北部地震を想定しており、近年の災害教訓や防災関係法令の改正等を踏まえて平成23年度及び平成24年度の継続事業で実施しております。町の基本的な考え方として、東京湾北部地震でのシミュレーション結果は、当町では震度5強から6弱と想定されていますが、前年に全戸配布した地震ハザードマップにあるように、全国どこでも起こり得る震度6強の地震も考慮し、減災に努めていくこととしております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは1番目の教育問題についてお答えをいたします。
いじめは重大な人権侵害であり、決して許されるものではありません。まして、いじめを苦に子供がみずからの命を絶つということはあってはならないことと重く受けとめ、いじめ問題を最重要課題の1つとして取り組んでいるところです。
まず1点目のいじめを予見した場合ですが、担任は迅速に情報収集を行い、正確な事実確認の上、管理職及び生徒指導主任に報告し、生徒指導委員会を開催し、いじめられている児童生徒の立場に立って早期の解決に向けた取り組みを開始します。
2点目の児童生徒への対応ですが、いじめた児童生徒にはいじめはどんな理由があっても絶対許されないということ、いじめをした人が悪いということ、いじめたつもりがなかったとしても相手を傷つけたということを自覚させ、新たないじめの再発を防止します。いじめられた児童生徒には学校が守り通すことを伝え、スクールカウンセラー、養護教諭、保護者等と連携して面談を継続的に行いながら心のケアに当たり、安心して学校生活を送ることができるように支援するとともに、学年、学級等でいじめを許さない雰囲気を醸成し、いじめを未然に防止します。なお、学校教育法第35条に定める出席停止制度の趣旨は、学校の秩序維持のために問題のある児童生徒の出席制限をするというものであり、ペナルティーではありません。運用に当たっては、出席停止者の学業のフォローなど慎重な検討が必要であると考えています。
3点目のいじめについての解釈ですが、いじめは一定の人間関係のある者の言葉や行動についていじめられている児童生徒が精神的な苦痛を感じているかどうかが判断の重要なポイントであると考えております。いじめの定義についてですけれども、今申し上げた認識に立っているわけですが、文部科学省が行う、いわゆる児童生徒の問題行動調査について、平成18年度から新たな定義に基づくこととなったものです。読み上げさせていただきますと、いじめとは当該児童生徒が一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものとするというふうに定義がされておりまして、先ほどの答弁のとおり、いじめられている児童生徒が精神的苦痛を感じているかどうかというところがそのポイントだということでございます。
4点目のいじめの状況ですが、過去5年間のいじめの認知件数は、平成19年度が小学校21件、中学校1件、20年度は小学校15件、中学校3件、平成21年度は小学校14件、中学校2件、平成22年度は小学校5件、中学校1件、平成23年度は小学校14件、中学校2件であり、悪口や冷やかしなどが主な内容です。なお、今年度は1学期に中学校から1件報告がありましたが、現在は解消しています。2学期が始まったところでもあり、生徒の様子を注意深く見守っているところです。
5点目の国や県からの指導についてですが、平成24年7月17日付で文部科学省から文部科学大臣談話がすべての学校教育委員会に通知されました。学校ではいじめを把握したときは抱え込まずに速やかに市町村教育委員会に報告すること。市町村教育委員会は、当事者としての責任を持って学校とともに迅速かつ適切な対応を行うこと等がその内容でした。県教育委員会からもいじめ問題への予防的取り組み及びいじめの認知後の学校の対応策等について指導がありました。町教育委員会といたしましては、小中教委連絡会において、いじめ根絶に向けた取り組みについて改めて指導し、2学期早々各校でいじめに関する研修会を実施することとしています。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) 私のほうから防災計画につきましてお答え申し上げます。
防災計画の主な改正としては、避難時における災害時要援護者への配慮、帰宅困難者対策、避難所における女性への配慮及びペット対策、福祉避難所対応、被災者生活再建支援、土砂災害への避難、ボランティア受け入れ対応、建築物の耐震化対応などが挙げられます。また、食料の調達先や市町村間の災害協定など市町村合併等により変更された市町村もありますので、それらも見直してまいりたいと考えております。平成23年度に防災アセスメントの見直しとして災害履歴調査、自然条件調査、社会条件調査、公共施設及び防災関連施設等の状況整備、災害危険箇所調査、地震被害想定調査及び当町の防災特性の評価を行いました。今年度は、現在庁内に防災担当者会議や防災企画検討委員会を設置し、防災体制の見直し等を行い、また東日本大震災での教訓を今後の防災、減災対策に生かすためにも町民と行政の協働の立場から防災関係の各団体の代表者からなる防災懇談会を設置し、当町の災害対策に関すること及び基本計画の修正に関することを検討しているところでございます。また、千葉県地域防災計画が8月6日に東日本大震災を受けて大幅な修正が加えられたところであり、この新計画をもとに当町の実情に沿った修正を行ってまいります。
各課の計画策定の進捗状況とのことですが、町内の小中学校におきましては、地震、火災への対応、不審者への対応、町の避難所としての対応等をまとめた防災マニュアルを作成しており、また災害時要援護者への対応として、「ともに支え合い助け合う地域の手」酒々井町災害時要援護者名簿登録制度による名簿登録を行政連絡委員及び民生委員、児童委員の協力を得て進めております。今後、地域防災計画の素案の作成、パブリックコメントの実施、防災会議の開催、職員の防災対応を基本としたマニュアルの作成、地域防災計画概要版の作成等を行ってまいります。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 4番議員、御園生浩士君。
〇4番(御園生浩士君) 細部にわたりご答弁いただきまして、ありがとうございました。では、第2回目の質問をさせていただきます。
初めに、教育問題のいじめについては、国の支援を受けて1997年に実施した全国調査がありますので、ちょっとご紹介させていただきます。いじめを受けた児童生徒約1,000人の47%が、先生はいじめに気がつかなかったと回答いたしました。いじめに気づく制度を挙げ、休み時間に一人でいるといった小さな子供たちのサインを見逃さないようにしなければなりません。一方、先生が気がついたとした半分強のうち、教師がいじめをなくそうと対応してくれたという回答は8割に達したそうです。その多くがいじめを解決していました。教師の介入がいじめの解決に有効なのは調査からも明らかであります。私は、いじめをゼロにするのにはいじめないことと確信しております。先生方の気づきの心を広く開けて、小さなサインを見逃さないようにしていただきたいと思っております。
次に、環境施策については、他市町村の事例が数多く見られます。調査研究、検討をしてはいかがでしょうか。民間事業者とのパートナーシップ、共同ですね、PFIの活用も考えられるのではないでしょうか。PFI法については、ご存じのとおり、よい面ばかりとは言えませんが研究の余地があるものと考えております。ぜひ検討してはいかがでしょうか。
次に、北海道陸別町との交流等について。陸別町との友好関係を深め、小学生の交流だけでなく、大人も子供も参加できる交流活動をしたいものです。その実現に向けて町長の力を発揮していただきたいと思っております。
次に、酒々井町地域防災計画について。防災は私のライフワークの1つでもあります。今、防災に対する町民の気運の高まりの中、避難弱者に光を当てた防災計画にしていただきたいと思います。
以上、町民を代表いたしましてお願いと要望をいたしました。全体を通して町長、教育長よりお考えがございましたらぜひお話をいただきまして、私の質問を終わらせていただきます。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) いろいろご提案もいただきまして、そしてまた環境施策等、町といたしまして研究を重ねて進めていきたいと思っております。そういうことで答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〇教育長(東條三枝子君) 今いじめについて全国的にも非常に関心が高まっているところですけれども、いじめについては、まず議員おっしゃいましたとおり、教員のアンテナを非常に高くしてきめ細かく学校生活の中での子供の動きを見ていくということが基本中の基本と思っておりますので、引き続きその点について指導していきたいと思っております。
〇4番議員(御園生浩士君) どうもありがとうございました。
〇議長(越川廣司君) それでは、4番議員、御園生浩士君の一般質問が終了いたしました。
◇ 金 塚 学 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に1番議員、金塚学君。
〔1番 金塚 学君登壇〕
〇1番(金塚 学君) 皆様、おはようございます。1番議員の金塚学でございます。ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
初めに、先月から我が国の主権に関し看過できない事案が相次いでおります。8月10日に我が国固有の領土である竹島に韓国の李明博大統領が不法に上陸をいたしました。竹島は歴史的にも、国際法上も一度も他国の領土であったことはありません。しかし、昭和27年1月当時の李承晩韓国大統領は海洋主権宣言を行って、いわゆる李承晩ラインを国際法に反して一方的に設定し、韓国軍による地元漁業者に対する拿捕や抑留、航行中の海上保安庁巡視船に対する銃撃などを行い、力をもって不法な占拠を現在も続けております。また、8月15日には尖閣諸島に中国人活動家などが不法に上陸をいたしました。私が言うまでもなく、尖閣諸島も歴史的にも、国際法上も我が国固有の領土でありますが、中国が不当に領有権を主張しております。今私たちに求められておりますのは、こうした離島が海洋国家としての我が国にとっていかに重要であるかを理解することであります。国際社会にこれ以上間違った認識を与えないためにも子供たちを含め国民一人一人が正しい歴史認識を持ち、事実を知ることが必要であると思います。政府は竹島問題に関し、国際司法裁判所(ICJ)に提訴を決めているそうですが、私たち一人一人が当事者意識を持ってこの問題に向き合い、やがてその活動が国民の意思、民意となって国際社会の世論を動かすものとなり、法と正義に照らした正しい決着を得られるものと私は信じております。私も地方議員の一人でございますが、国民の一人として国会議員や地方議員等や会派という垣根を越えて、オールジャパンのメンバーとして冷静に活動してまいります。今後は賛同していただける先輩議員の皆様とともに、政府に対し我が国の国益を守るために主張すべきことは主張し、進めるべきことは毅然たる態度で進めていただくこと。そして、国際社会に対し確かな情報発信をしていただけるように働きかけてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、長くなりましたが、通告に従い順次質問に入らせていただきます。町長、教育長並びに担当課長の皆様にはぜひオール酒々井のメンバーとして明快なるご答弁をお願い申し上げます。今回は、4つの項目について質問をさせていただきます。
初めに、教育環境の整備についてでございます。現在、町では社会経済や文化のグローバル化の進展とともに、町民の国際感覚の醸成や異文化交流など国際理解や国際交流の推進に向けた取り組みを実施されております。中でも、今年度から導入された保育園から中学校までの外国人の外国語指導助手(ALT)を活用した授業は人気があると聞いております。これからグローバル社会を生きる子供たちにとって国際理解教育は必要不可欠であり、今後も継続的に低年齢層からネイティブな英語に触れる機会を与え、広い視野と国際感覚を身につけた人材育成をしていくことは大変重要な課題でございます。そこで、今年度より保育園から中学校まで外国人の外国語指導助手(ALT)による英会話教育が始まっておりますが、町、教育委員会が策定しております酒々井町教育振興基本計画並びに町が策定しております第5次酒々井町総合計画にも目標が定められておりますが、保育園、小学校、中学校に対するALTを活用した授業数目標値は年35回となっております。小学校五、六年生と中学生は達成しているそうですが、小学校1年生から4年生は今後どのように計画されるのか、また保育園でも年35回が必要なのか検討が必要であると思います。
そこでお伺いします。今年度より小学校でもALTによる英会話教育が始まっておりますが、来年度以降に授業数の増加計画はあるのか伺います。
次に、安心・安全に暮らすための対策について3点のご質問でございます。ようやく暑い夏が過ぎ、秋を感じる日がふえてまいりましたが、これからの季節日本は台風シーズンを迎えます。現在町では地震や台風などに対する防災体制を定めた地域防災計画の見直しを行っておりますが、歴史に残る災害として昭和34年に愛知県、岐阜県、三重県及び紀伊半島一帯を中心として全国に大きな被害をもたらした伊勢湾台風がございます。この全国に大きな被害をもたらした台風を契機に、昭和36年災害対策基本法が制定されました。その災害対策基本法第2条によれば、災害とは暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火、その他の異常な自然現象または大規模な火事、もしくは爆発、その他その及ぼす被害の程度において、これらに類する政令で定める原因により生ずる被害と定義されております。ここでいうこれらの類する政令で定める原因については、災害対策基本法施行令で放射性物質の大量放出、多数の者の避難を伴う船舶の沈没、その他の大規模な事故が定められております。したがって、災害対策基本法上の災害には自然災害以外の原因による災害も含まれております。そうした中、町では「ともに支え合い助け合う地域の手」災害時要援護者名簿登録制度が創設されました。災害時にみずからを守るために安全に避難するなど、災害時の一連の行動をとることに支援を要する方々に対し、事前に登録をしていただき、災害時の迅速かつ的確な情報伝達によって要援護者への支援体制を整備することを目的とされていると伺っております。私は避難支援者が一緒に避難するなどの支援は、共助の精神に基づくものであり、地域支援者の皆様や避難援助者の皆様及び関係機関の方々のご協力が重要でありますが、このような制度はきちんとした運営と継続的な管理が大変重要であると考えております。
そこでお伺いします。災害時要援護者の名簿づくりについて進捗状況はどのようになっているのか伺います。
次に、避難所に通ずる道路についてでございます。現在町内には11カ所の町指定避難場所がございます。特に避難所に関しては酒々井中学校、大室台小学校、酒々井小学校、東京学館高等学校の学校施設が中心となりますが、町立の小学校、中学校に関しては耐震化整備も終わり、町民の皆さんの安全確保に対する重要な施設を担うと考えられます。しかしながら、先日町内に全戸に配布されました地震ハザードマップによりますと、地域名は目安ですので最寄りの避難所等へ避難してくださいと注意書きがございますが、中央台地区に注目しますと、中央台一丁目、二丁目、中央台県営住宅、中央台ハイツの皆様は中央台公共用地が避難場所であり、プリミエール酒々井が避難所、避難場所になっております。また、中央台四丁目の方は中央公民館、酒々井町役場が避難所、避難場所と記してございます。このハザードマップが配布されたときから、中央台地区にこれだけの住宅があるのに、プリミエール酒々井と中央公民館、そして町役場が避難所で大丈夫なのか心配がありましたが、今月1日に広報ニューしすいが町民の皆さんに配布されていることと思いますが、千葉県基準による避難所収容可能人数が記載されておりましたので、確認いたします。
プリミエール酒々井28人、中央公民館163人、酒々井町役場、記載なしでございます。つまり地震ハザードマップに記された一覧と県基準による避難所収容可能人数を照らすと、中央台地区の避難所収容者は191人分しか確保されていないことになってしまいます。これでは困りますので、最寄りの避難所に避難をすることになりますが、県基準で432人の収容可能人数がある酒々井小学校が選ばれると思います。ところが、中央台地区から酒々井小学校までは避難路としての道路整備がされていないのが現状でございます。災害の規模にもよりますが、多くの町民の皆さんが安全に避難できるための避難道路の確保は迅速な対応が必要でございます。
そこでお伺いいたします。災害時の避難場所に指定されている酒々井小学校と中央台地区を結ぶ道路の整備が必要であると思いますが、計画はあるのかお伺いします。また、整備については国会が閉会し、政局も混沌としておりますが、もし補正予算案が提出されることがあれば、デフレ対策とともに、災害に備える防災、減災事業の追加などが柱になってくると思いますが、通常予算に比べ町民負担が少なく、有利な補正予算を利用するべきと思いますが、計画や準備はあるのかお伺いいたします。
次に、安心・安全に暮らすための対策に関連しまして、介護支援ボランティアについて伺います。町では少子高齢化が進展する中で、高齢者の増加により介護や支援を必要とする方が確実にふえていくことが見込まれることから、高齢となっても要支援、要介護にならないよう介護予防の普及啓発や各種介護予防教室の開催など、効果的な介護予防施策の展開にご努力されていると伺っております。そうした中で高齢者が介護ボランティア活動などを通じて社会参加や地域貢献することを奨励し、支援するとともに、高齢者自身の健康保持と増進も積極的に支援する施策として介護支援ボランティア制度の導入を平成25年度からスタートさせたいと伺っておりますが、介護施設等の調整やボランティア関係団体との協議など、どのように進んでいるのでしょうか。
そこでお伺いします。平成25年度にスタートを予定している介護支援ボランティア制度の進捗状況は、どのようになっているのか伺います。
次に、観光振興についてでございます。本定例会初日の行政報告にもございましたとおり、7月21日から9月2日までの44日間酒々井ちびっこ天国において夏季プール事業が運営されました。私も、家族とともに期間中3回利用させていただきましたが、子供用プールの周りにフェンスが設置されるなど、安全対策や日よけ用テントの交換など古い施設ではありますが、維持管理の面で工夫がされておりました。残念ながらことしもスライダープールが使えずに、楽しみにされていた方も多かったのではないかと思います。酒々井ちびっこ天国は歴史のある施設のため、現在の子育て世代30代、40代の皆さんが子供のころ夏休みに通った思い出など、親子で共通の話題が持てる施設でございます。施設名に酒々井とつくことから、酒々井町の観光振興施設として施設の老朽化問題もあると思いますが、楽しみにしている子供たちも多いですので、私はできる範囲で継続していただければと思います。ただ、継続していくためには、過去の入場者数との比較だけでなく、スライダープールが中止された状況での入場料金の設定等改善しなくてはならない点もあり、来年度以降の指定管理者についても今後どのように選定していくのでしょうか。
そこでお伺いします。来年度以降の酒々井ちびっこ天国の運営について、どのように計画しているのか伺います。
最後に、町の活性化推進についてでございます。私は今さら説明するまでもないのですが、本佐倉城跡は戦国時代に千葉市の居城として築城され、今もなお戦国時代の形状をそのまま残す重要な城跡でございます。このため本佐倉城跡は、平成10年9月11日に中世城郭として千葉県では当時唯一国指定に指定され、現在は史跡本佐倉城跡整備実施計画に基づき、事前の発掘調査や遺跡の保護を目的とした環境整備を実施し、今後も整備復元事業等の計画を検討されていると伺っております。私は、この価値ある史跡を広く町外の方々にも知っていただき、重要な史跡に対する保護措置等が計画的に推進されることを望んでおります。当然ですが、この事業には国や県からの十分な助成がなければ事業を円滑に、そして継続し進めることができません。そのためにもまずは本佐倉城跡を一人でも多くの方に認知していただく必要があり、その民意がやがて国を動かす力になると考えております。町の計画を見ますと、本佐倉城跡見学会の参加者数の目標が、現在は年間800名の参加をいただいておりますが、こちらを年間2,000人、現在の実に2.5倍の参加をいただく計画が示されております。
そこでお伺いします。本佐倉城跡は、平成25年9月11日国指定史跡指定15周年を迎えますが、今後町では本佐倉城跡の認知度向上を図るために、どのような取り組みを計画されているのか伺います。
以上で私の1回目の質問とさせていただきます。明快なご答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、1番議員、金塚議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事がお答えをいたします。なお、教育分野は教育長がお答えいたします。
2点目の安全・安心に暮らすための対策についてのご質問ですが、町では災害時に支援が必要な高齢者や障害者等を事前に登録し、避難支援や日ごろの安否確認等の支援活動を円滑に行うための災害時要援護者名簿登録制度の推進について、行政連絡員及び民生委員、児童委員のご協力をいただき取り組んでいるところです。6月下旬に全戸回覧により災害時要援護者名簿登録制度への登録募集を開始し、現在自治会による取りまとめが行われているところです。また、民生委員、児童委員の個別訪問による登録への働きかけも行われているところです。この制度は、第5次総合計画前期基本計画で、その推進を掲げ、現在策定中の地域福祉計画の中でも災害時にも対応する要援護者支援の方策について盛り込むこととしております。地域福祉は、地域の人と人とのつながりを大切にし、お互いが助け合う関係やその仕組みづくりをつくっていくことであり、今後はこの計画を通じて計画的に地域に住む人々がともに支え合う地域社会づくりを実現していきたいと考えております。
次に、酒々井小学校と中央台地区を結ぶ道路につきまして、現在中央台地区から酒々井小学校を結ぶ主な系統は2系統ありますが、防災活動における連携強化及び向上させるために2系統の中間地点に災害時の避難場所である酒々井小学校に直結する道路整備の必要性については、大いに認識をしております。なお、整備することとなった際は、国庫補助を活用することになりますが、補助金のかさ上げ等、有利な国庫補助や補正債などを活用するなど注視していきたいと考えております。
次に、介護支援ボランティア制度は今年度からスタートした第5期高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画において位置づけており、高齢者が社会参加や地域貢献すること及び高齢者自身の健康保持、増進を図っていくことを支援する施策として現在その導入に向け取り組んでいるところであります。このため、町ボランティア協議会、町民生委員児童委員協議会、町推薦クラブ連合会及び町内介護施設等の代表者で構成された介護支援ボランティア制度検討委員会を設置し、第1回目の検討会を開催をしたところであります。
3点目の、観光振興についてのご質問でありますが、酒々井ちびっこ天国の今後の運営につきましては、まず本年度の運営に当たりましては、利用者の安全面を第一に考え、改修経費等を必要最低限に抑え、7月21日から9月2日まで夏季プールを開園したところ、天候にも恵まれ6万3,892人の方が来園し、昨年度1万718人上回り、大きな事故もなく終了することができました。酒々井ちびっこ天国は、ご承知のとおり、当町を含め近隣の市町の子供から大人まで幅広い方々から「ちび天」の愛称で親しまれており、プール開園期間、約40日間程度ではありますが、本年夏の来場者数では酒々井町に6万3,892人もの人たちが訪れてくれる施設であります。また、これだけの大きな施設のプールは今後とも建設することは難しいものであり、こうした親子ともども一日中遊べるプールの存続意義についても考慮すべきものと考えております。しかしながら、経営的な観点や安全性の配慮など設備投資や管理運営面での考慮すべき点については、ファシリティーマネジメントによる検証とともに指定管理者の経営診断の実施や、指定管理者の委託方法の再検討など、今後の運営について引き続き十分検討してまいるべきものと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは1番目の教育環境の整備について及び4番目の町の活性化推進についてお答えをいたします。
まず、1番目の教育環境の整備についてですが、平成23年度から小学校新学習指導要領が実施され、異文化理解やコミュニケーション能力の素地を育むことを狙いとして、小学校五、六年生から週1時間の外国語活動が導入されました。当町では、今年度町独自にALT(外国語指導助手)を採用し、より早い時期からネイティブな英語に触れさせ、外国語の音声やリズムになれ親しませることを目的として保育園から始める英語活動を開始し、小学校では1年生から4年生において3週間に一度1時間ALT(外国語指導助手)による外国語活動を実施しています。1学期に実施した結果、外国語のリズムのおもしろさや人とかかわることの楽しさを理解し、意欲的に取り組む子供が多いという成果が保育園や小学校から報告されています。
小学校における町独自の外国語活動は、学習指導要領で定められた授業時数の枠の中で実施しており、来年度以降の時数の確保等を含めた外国語教育の充実に向けて、現在小中学校外国語活動担当者会議で検討しているところでございます。
次に、4番目の町の活性化推進についてですが、本佐倉城跡につきましては、平成10年9月に国史跡として指定された千葉県を代表する中世城郭であり、整備、保存、管理に努めているところです。また、本佐倉城跡は、酒々井町の観光振興を推進する上で大きく貢献できる歴史文化遺産であると認識しており、さらにPRを行い認知度の向上を図る必要があると考えております。
現在本佐倉城跡に関する年間行事といたしましては、ボランティアガイドと協力して酒々井町史跡ウオーキング本佐倉城跡見学会を実施しており、町内外の参加者に大変好評を得ております。また、日常は随時の見学受付を行い、徐々に認知度も向上していると考えておりますが、本佐倉城跡を多くの方々により親しんでいただくためには、来場していただく方々への利便性向上も図らなければならないと考えております。そのため、今年度はJR酒々井駅及び京成酒々井駅の両駅に本佐倉城跡へのアクセスガイドマップを入れられる案内板の設置を予定しております。また、本佐倉城跡入り口にトイレや40台収容の駐車場などの便益施設の整備事業を計画しており、このことによって、さらにより多くの方々を受け入れられる体制整備を目指しております。そのほか、情報誌や町のホームページ等も活用し、広域的な観光PRに努めていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは、2番目の安心・安全に暮らすための対策の中の(3)、介護ボランティア制度の進捗状況の細部説明についてお答えさせていただきます。
介護支援ボランティア制度の進捗状況でございますけれども、介護支援ボランティア制度検討委員会を設置し、8月3日に第1回目の検討会を開催したところです。そこでは、制度の目的、概要、根拠について説明するとともに、課題及び制度設計の主な事項につきまして検討いただいたところでございます。また、第2回目の検討会を今月24日の開催を予定しており、課題及び制度設計についてさらに検討を進めることとしており、平成25年度からの実施を目標に進めているところでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) 細部にわたるご答弁ありがとうございました。それでは、再質問ですが、2点だけさせていただければと思います。
ちょっと順番が逆になりますが、まず4番目の町の活性化推進についての本佐倉城跡の認知度向上についてでございますが、建設中の酒々井プレミアムアウトレット内に酒々井コミュニケーションセンターを設置するということで説明を受けましたが、その中にも町の大切な歴史遺産であります本佐倉城跡の模型など、そういうものの設置が必要かと思いますが、そのような計画はあるのかお伺いいたします。それから、先ほどからお話をしておりますが、町外の皆さんに認知していただく、これは非常に重要ではございますが、そのためには利便性の向上という説明を受けました。駐車場ですとかトイレを確保するということが必要になってきますが、そういうことに関してはやはり県の補助とか国の補助というのは必ず必要になってくるわけです。そういうためには、まずは町内の皆さんがその本佐倉城跡をよく知るという意味も必要だと思いますが、前回のときにも質問させていただきましたが、小学校での親子遠足など、子供たちならず親世代にも本佐倉城をよく知っていただくためにも、そのような遠足等の実際に足を運ぶという機会を考えていただけないかということをお話ししましたが、その後進捗はどうか、計画を含めてお答えをいただければと思います。
それから、本年の6月21日に、町、教育委員会のマスコットキャラクターの勝っタネ!くんの着ぐるみが町に寄贈されております。この着ぐるみの活用方法、本佐倉城跡のPRで行事等で有効活用していくというふうに説明がされておりましたが、その勝っタネ!くんの実際の活用方法というものをもう6月に寄贈されておりまして3カ月となりますけれども、今後どのような計画があるのかお答えをいただければと思います。
そして、順番が逆になりますが、2番目の安心・安全に暮らすための対策についての災害時要援護者名簿登録制度についてでございますが、町では警察、消防、防災関係課、福祉関係機関、民生児童委員、自治会、自主防災組織、消防団等多くの皆さんと連携の上、一人一人の災害時要援護者に対して複数の避難支援者を定める等の具体的な避難支援計画、個別計画を定めることを目標にしておりますということを前回の議会のご答弁でお聞きしました。
そこで、酒々井町災害時要援護者避難支援を考える懇談会という会があるそうで、そこからの意見が重要になってくると思いますが、どれくらいの頻度で会議を開催されているのか、わかればお伺いしたいと思います。また、実際の災害の際には先ほど私説明をさせていただきましたが、災害といっても地震だけではなく、台風、洪水、それから他種、人災というものも含まれるそうですが、それぞれのパターンがあると思いますが、そういうときに先ほどお話しした機関と団体との名簿の交換性みたいなものが必要になってくると思いますが、そういうものの活用方法みたいなものは具体的に決まっているのでしょうか、お答えをいただければと思います。それから、災害時の初動体制についてはどうしてもボランティアの皆さんに頼らざるを得ないという状況があると思いますが、国のガイドラインで先ほど言いましたように、1人の方を1人の方がバックアップするという形ではなくて、1人の方を複数の方でバックアップするという体制になっているそうですが、そういう方たちの連携、今新しい名簿をつくっても残念ながらお亡くなりになる方もいらっしゃるでしょうし、またはその年齢になり新しく名簿に追加されるという方がいらっしゃると思うのですが、そういう形の名簿の作成というのはどういう形で引き継ぎなどを行っていくのかという点でございます。
以上で2回目の質問を終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 災害時要援護者名簿につきましては、基本的なデータベースは町がかなり正確に持っています。ただ、それとその要支援の方が認識して近所の人たちに支援をいただくということで、自分の名前等をある一定の要件を満たした人たちにその辺の話をしていいという形でご同意される方の違いがありまして、町といたしましては基本的にはやはり共助といいますか、その辺で少しでも助けをかりたいという方々に対しては、最大限の対応をとれるよう、その名簿をつくると、それと同時に名簿につきましては、いわゆるリニュアールの取り組みをしながらつくっていくことでございます。そういうことで、後は行政としてそういうことに賛同されない方をどうするかというのもこれからの大きな問題になるわけでございます。まずは、とりあえずはその名簿をつくって。そして、その辺のところで、いわゆる載っていない方、載せられない方といいますか、また対応を決めていくと。これは、ある意味行政として1つの施策かなと考えております。
そういうことで、いずれにしまして今いろいろな対応等は仲田担当課長からお答えすると思いますが、町といたしましては住民の安心、安全をやはり滞りなくしていくのが行政の責務だと思っています。ただ、ちょっと話は長くなるんですけど、3分3時間3日間という話もございますので、まずは自分が遭わないということのための自助であります3分間の勝負と、3日間というのはいわゆるこの辺共助でございますが、皆さんの中で対応しないとどうしても行政がそこまで全部できるかというと、大変難しいところもございますので、その辺は十分ご理解をいただきたいなと思いまして、町が逃げているわけじゃなくて、物理的にだめなところはだめだということございますので、その辺はきっちりとお話をする中で少しでもご理解が進むといいますか、深く深まるような対応をとっていきたいなと考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは、細部につきましてお答えをさせていただきたいと思います。
要援護者の避難支援を考える会のご質問ございました。本件につきましては、社会福祉協議会また地域包括支援センターが事務局となっておりまして、民間の皆様が主体となって活動されております。そうしまして、今月のまた下旬にも開催するということで伺っておりまして、ここでの提言が今現在地域防災のほうの進めておられますけれども、地域防災計画への提言ということで、後ほど提出されるというふうに伺っております。
それとあと、名簿の活用の仕方でございますけれども、名簿につきましてはこの制度そのものでございますけども、私どものほうには、要は制度を利用したいという申請書、それと登録台帳が提供されます。その提供されたものにつきましては、私どものほうで保存するわけでありますけども、その際に私どものほうといたしましては、名簿を整理をいたしまして各自治会さんのほうにその名簿を提供いたしまして、災害時の部分の情報を共有したいというふうに考えております。それと連携のお話をいただきました。各地区の行政連絡員の皆さんと連携を図っていくわけでありますけども、この連携を図る上で、今現在私ども先ほど町長もお話を申し上げました地域福祉計画というものを作成しております。それも大きなポイントといたしまして、俗に言う「ソーシャルキャピタル」と申しましょうか、地域の資源を活用していくという形の大きな第一歩になってくるのかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 生涯学習課長、濱野敏幸君。
〇生涯学習課長(濱野敏幸君) 本佐倉城跡のご質問にお答えいたしたいと思います。プレミアムアウトレットのコミュニケーションセンターでの対応ということでございますけれども、本佐倉城跡についての広報を行うこと等はしておりますけれども、具体的な内容につきましては今後検討することとしております。
それから、もう一つ、勝っタネ!くんの着ぐるみの関係でございます。こちらにつきましては、この着ぐるみの貸し出し要項を7月に策定しております。この貸し出し要項に基づきまして、今後イベント等で活用していくということとしておるところでございます。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) ありがとうございました。やっぱり防災関係に関しては、町長からもお話のありました自助、共助、公助というものが大切になってくると思います。最初には、まず自分の身は自分で守る、そして地域の皆さんで地域の皆さんを守る、そして最終的に公の手をおかりして助け合うという精神が必要であるんじゃないかなと思います。やっぱりそういうものに関しても積極的にPRをしていき、地域の皆さんがそういう防災意識を、今も随分高まっているとは思いますが、こういう手法だとか、ああいう手法があるのだということも皆さんに認知をしていただければと思います。
そこで最後なんですけども、避難訓練、それぞれの地域でそれぞれの皆さんがされていると思いますが、先ほどありましたように、避難所等に直接避難するという避難訓練はまだ行われていないようでございます。実際の避難所11カ所あるというふうに先ほど私ご説明させていただきましたが、そういう場所に対する避難に関しては、やっぱり町との協力がないと避難訓練できないと思います。そういう計画についてあるのかお答えをいただくのと、要望も含めてぜひ検討していただければと思いますが、あるのか、ないのかはお答えをいただければと思います。最後の質問です。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) 避難所への避難訓練等のご質問でございますけれども、自治会等が避難訓練を行うというような場合につきましては、町のほうで援助をしていきたいというふうに考えております。町本体の避難訓練というようなことにつきましては、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) それでは、1番議員、金塚学君の一般質問が終了いたしました。
ここでしばらく休憩をさせていただきます。
(午前10時46分)
〇議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をさせていただきます。
(午前11時00分)
◇ 那 須 光 男 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に2番議員、那須光男君。
〔2番 那須光男君登壇〕
〇2番(那須光男君) それでは、3番手に質問をします那須でございます。簡単に、明快に質問したいと思いますので、ぜひ答弁も明快にお願いしたいと思います。私からは大きく4点質問したいと思いますが、1点目は防災ラジオについてでございますが、6月議会で私が一般質問した日で、7月以降に前回の回覧で行ったような形式でなく、正式な受付をする旨の答弁があったように記憶しておりますが、いつ開始するのか伺いたいと思います。2点目には、電波の受信状況によっては、外づけアンテナが必要な場合があるとのことですが、酒々井町全体で何%が必要と見ているのかご答弁を願いたいと思います。3点目は、防災放送を送信するのは町の職員なのか、それとも今回のこの防災ラジオについては防災事業者へ委託するのか、この点についてお伺いします。放送事業者へ委託するとなれば、新たな予算額が必要だと思いますが、それについてどう処理されるのかお伺いいたします。
大きく2つ目は、大型貨物車の通行についてでございます。一般的に一般道で大型貨物車を禁止する理由としては、道路幅など物理的問題がある、地盤沈下などの問題がある、騒音、振動などの公害問題が考えられる、交通の流れを著しく損ねるという問題がある、などが挙げられますが、これまでそれぞれどのようにこの4つの問題に対処してきたのか伺います。2つ目は、道路幅の拡幅が困難な状況では、大型貨物車の通行を厳しく取り締まるよう、これまで以上に佐倉警察署に働きかける必要があると思いますが、町長の決意をお伺いいたします。
大きな3番目については、電気料金についてです。1点目は、東京電力は4月から電力の大口利用料を値上げをすると通告してきました。東電管内の企業や自治体は一方的な通告に対して値上げ拒否や、異議申し立てなど、マスコミでも連日大きく報じられておりました。酒々井町の町内には50キロワットアワー以上の大口利用施設が7施設あると前回は答弁されておりますが、それぞれどのように対応されたのか伺いたいと思います。2つ目は、大口利用施設以外の一般電気料金がこの9月から値上がりになりましたが、当町の年間の負担増の総額をお伺いいたします。3つ目は、値上げによるこの町の支出増に対して、町はどのように対応するのかをあわせて伺います。
4点目は、地域担当員制度についてです。酒々井町には各地区、あるいは自治会がありますが、その地区長なり、自治会長との連絡を密にするために地域担当員制度が設けられておりますが、実際に機能しているのか、どう機能しているのかお伺いいたします。
以上、第1回目の質問を終わりにします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、那須議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えいたします。
1点目の防災ラジオについてのご質問ですが、現在製作中で来年の1月ごろにでき上がる予定であります。再度2月ごろ皆様に案内を行い、配布をしていく予定であります。また、防災無線放送につきましては、町防災行政無線室あるいは佐倉市・八街市・酒々井町消防組合消防本部から職員が行いますので、防災ラジオ戸別受信機及び屋外子局で聞くことになります。したがいまして、委託等はいたしません。直接です。
続きまして、2点目の大型貨物車の通行についてのご質問でありますが、単純明快に佐倉市佐倉警察署に強力に大型貨物自動車等の通行違反車両の交通取り締まりの実施を要請してまいります。
3点目の電気料金についてのご質問ですが、昨年度夏季についてはマイナス20%の削減目標を定め達成することができました。全庁的に節電意識が定着してきていると考えておりますが、今後におきましても、行政サービスの低下を招くことのないよう配慮しながら、節電対策などに取り組んでまいりましたと考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) 私からは、防災ラジオと大型貨物車の通行についてお答え申し上げます。
まずは防災ラジオでございます。防災行政無線の放送が屋内で聞き取りにくいという状況に対応するため、今年度町の防災行政無線放送を聞くことができる防災ラジオを製作することとして、配布希望調査を実施し、製作しているものであります。この防災ラジオは、ふだんAM、FMの放送を聞くことができ、またラジオを聞いているときに町の防災行政無線放送が流れた際には割り込んで防災行政無線放送が聞こえるというものです。ふだんは防災ラジオの電源を入れておいていただき、チャイム放送などの防災行政無線放送が流れたときに聞くことができます。
電波の受信状況については、過去に戸別受信機を設置した状況から、町内のほぼ全域で受信可能であると思われますが、現在町内の各箇所において電波テストを実施しており、電波を受信できない場合は外づけアンテナの利用をお願いする予定です。また、家の中の設置場所により電波の状況が異なるものでありますので、各家から役場方向の窓際に設置くださるようお願いする予定でございます。
続きまして、大型車の通行についてでございます。県道宗吾酒々井線の上本佐倉交差点から旧51号上岩橋地先までの間は児童生徒の通学路であり、道路幅員が狭く歩道の未整備箇所があり、歩行者や自転車にとって大変危険な状況にあり、町PTA連絡協議会からも大型自動車の通行規制の要望が町にされておりましたので、平成14年当時に警察要望、協議を行い、少しでも交通量を減らし安全を図るため、大型貨物自動車等通行どめの規制が行われたものであります。また、この箇所を含めて国道296号下台T字路から県道宗吾酒々井線酒々井町役場入り口までの間と、県道宗吾酒々井線宗吾入り口交差点から下岩橋地先までの間と京成酒々井駅西口付近から印西市地先までの間は、大型貨物自動車等通行どめの通行規制が行われておりますが、違反と思われる車両が見受けられますので、佐倉警察署に取り締まりの要請を行っておりますが、なかなか効果にあらわれていないというのが実情でございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 財政課長、京増孝一君。
〇財政課長(京増孝一君) それでは、電気料金の関係についてご答弁させていただきます。
東京電力の料金の値上げにつきましては、福島第一原子力発電所の事故から火力発電の燃料費等の大幅な増加を理由にやむ得ず値上げしなければならないとのことですが、当町の各施設につきましては安定した業務を確保しなければならないという観点から受給契約を継続しているところでございます。今回の値上げについてでございますけれども、平成23年7月から24年6月までの使用実績をもとに先ほど那須議員が申し上げておりました庁舎、また教育施設の7施設とそのほか3施設を含めまして同じ電力量を使用したと仮定した場合には、年間約550万円程度の増加が見込まれるところでございます。そのようなことから、使用量につきまして空調機器等の電力需要が一番増加します7月に各課各施設宛てに年間を通じて電力使用量の抑制に努め、経費削減を図るように周知したところでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 住民協働課長、岡野義広君。
〇住民協働課長(岡野義広君) 住民協働課長の岡野でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、4点目の地域担当員制度につきましてご説明のほうさせていただきます。地域担当員制度につきましては、町民との協働のまちづくりを推進するために、各自治会等に配置し、意見、提案等の広聴並びに要請事項の依頼を行い、町民との情報の共有化を図ることによる町民と一体となったまちづくりを実践することを目標にして、平成18年度から行っているものでございます。地域担当員は、毎月の回覧を行政連絡員等の皆様にお願いに伺うほかに、各自治会からの要望、相談等をお受けしまして、関係課に報告及び調整をするなどして、必要な回答等を行っております。各自治会の要請に応じて自治会等の会議や行事にも出席をしております。また、地域担当員連絡会議において各地区の担当員の情報交換などを行うようにしております。地域担当員制度につきましては、各自治会等と役場とのパイプ役として有効な制度と考えますので、今後とも活用を図ってまいりたいと思います。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) それでは、4点目の地域担当員制度についてから若干ちょっと入りたいと思うんですけど。各自治会ともおおむね聞くところによると、その年、その年順番制でやっているというのが実情のようで、私が住んでいるところはむしろ2年同じ人がやるというのはけしからんというふうな風土のあるぐらい順番制度でやっていて、なかなか新しい行政連絡員の方がふなれだということがあると思うんですが、それを補うために地域担当員制度というのがあると思うんですけど、実際その地区によって相当のバランスがあると思うんですけど、私どもの地区あるいは地域では地域担当員と一度もまだお話しもしたことないというのが実情でありまして、ふなれなために利用しようとする行政連絡員のほうに責任があるのか、あるいはそうでないのかは別として、地域担当員さんのほうからも地域に出ていくという姿勢がもう少しあっても私はいいんじゃないかということを思っておりますので、その辺ぜひ今後検討していただきたいと思っています。この問題を取り上げると、じゃ今の私どもの担当者が怠慢だと、そういうことを言っているんじゃなくて、もう少し共通の認識に立てるような場をつくる必要があるんではないかと思っております。例えばこの酒々井区近辺では大型車の問題だとかいろいろ問題を抱えているわけですから、ぜひその辺を今後住民協働課としても指導していただきたいと、このように思っています。
次に、大型車の問題なんですが、今いろいろお答えいただいたと思うんですけど、一向に解決しない。むしろ大型車の通行量がますますふえてきていて、大きな問題になっていると思うんですけど、これも酒々井区だけではとても解決できない大きな問題だと思っているわけです。それで、まず現状申し上げますと、296の下台から酒々井町役場入り口のこの町道02―009号線の地域の住民の方は、会話がうちはマグニチュード3だよとか、いや、うちは4だよとかいう会話が公然となされているわけです。その会話の内容というのは、きのう大型車が通って、真夜中にそういうあたかも地震のような振動が起きるというのが日常茶飯事だというのがこの下台の住民の共通の話題なわけです。それほど振動が大きいという点、それからここに写真がありますけど、これは酒々井町役場の入り口の交差点のあれですけど、ここへ5本鉄のポールが立っているんですけど、これは最近修理して直ったんですけど、以前はこの2本はもっと高かったんですね、これと同じように。そうすると、なぜか低くしたんですけど、修理は終わったということは承知しております。しかし、片一方の反対側の車線は依然としてまだ1本折れ曲がったままだと。これ現在、おととい撮影したやつですから。こういう状況です。これはもう物理的に大型貨物車が左折、右折できない、それほど狭いんだということで歩行者や住宅を守るために立てたポールなのに、それさえもへし曲げていくという狭さなわけですから、ぜひこの辺は……。しかも、この大型通行のポールさえももうへし曲がっちゃっているという状況なわけですから、ぜひこれは今まで以上の取り組みをしなきゃいかんじゃないかというふうに私思っております。
それと、この写真は国道旧51号の築山の交差点の現在の写真です。二、三週間前から傷んだ舗装を直しておりますという看板出ております。10月18日まで昼夜工事するという看板が立っておりますけど、本当に傷んでおります。3カ月か、その前に一たんアスファルトに砂をまいたんですけど、それもでも防止できなくて、今でもひび割れして、ひび割れのところからどんどんへこんでくるという、こういう状況です。これは、やっぱり大型車が非常にもう多過ぎると。普通車での交通量以外の大型車の負担が、過重がこのような状況をつくっていると思うんです。ここにも公然と大型車が入ってきているわけです。これが例の酒々井宗吾線の順大へ行く道の看板ですけど、これ看板とここにある交通標識だけです。これして、大型車がどんどん、どんどんここを渡っていく。その結果、橋のつけ根が浸食されちゃって、もうへこんじゃって、橋は頑丈につくってあるんですけど、その両サイドがもう段差ができているわけです。私、先日もあそこ用事があっていったんですけど、前を走っているというのか、それは知らないから、普通のスピードで行くと跳びはねたように向こうに着地するという状況があって、これは7月27日付の町長の手紙の中でも、住民が投書されておりますけど、安全ポールの問題と、それからこの橋の問題、中平橋と言っています。中央水路にかかっている中平橋ですけど、これが段差がもうできちゃっているんです。町長は、23年6月に工事完了ってお答えになっておりますけど、もう既に段差ができていて、私が先日走ったら前の車両がもう跳びはねている状況なわけです。これは、町長は大震災の影響だと言っていますけど、大震災後に直してもなおかつこういう段差ができるというのは、明らかに大型車両の過重によるものとしか考えられないわけですから、ぜひこの大型車両の規制について、もっともっと今まで以上の取り組みをしていただきたいと思っています。そのために私は酒々井区でも訴えているんですけど、通行禁止になっている各入り口、例えば296の下台の三叉路だとか、上本佐倉の旧51号の入り口だとか、こちら出口は上岩橋のバーミヤンのところとか、それぞれのところに横断幕でも立てて張って、大型車の規制を真剣に取り組んでいるんだという町の姿勢を示せない限り、もう我が物顔で通行しているというのが現状じゃないかと思うんです。ぜひその辺は町として横断幕を張る、あるいは張れないんだったら、もっと大きな看板を立てる決意をぜひ示していただきたいと思っております。
それから、続いて防災ラジオなんですけど、せんだって議会初日にいただいたこの契約状況、随契でもう既に契約されているわけですね。この契約というのは何を基準にして、どういう調査をもってこの戸数を決めて契約したのか、その辺、私はだから言っているように、6月で行った調査というのはちょっと親切さがないんじゃないかと、大きさもわかんないし、どういうものかわかんないで書いた人もいるし、無償と有償もわからないで書いた人もいるわけですから、どういう基準でオーダーしたのかこの辺についてお聞きしたいと思っています。8月24日の議会だよりで初めてこんなもんだということが写真に出ましたけど、大きさも何も書いていない、ただこういう写真ですよね。これ見てどんなものかというのは大体わかるけど、大きさも何もわかんないと思うんですけども。6月議会の議事録では20センチ掛ける10センチ掛ける10センチだってお答えになっているんだから、それぐらい入れたらよかったんだろうと思いますけど。実は今もってこの防災ラジオというのは2通りあるというんで、町はどういうようにしようという。防災ラジオと、私どもが持っている防災ラジオとは言葉は同じだからこれだと思っている人がいっぱいいるんです。これならば持っていけるけど、これじゃ持っていけないんじゃないかという質問も、持ち歩き、携帯ができないんじゃないかという質問が来ているわけです。その辺はもう少し親切にやったほうがよかったんじゃないかということでアドバイスとしてお聞きしていただきたいと思いますけど。
次に、この防災ラジオの電波というのはAMなのかFMなのかということで問い合わせが、どちらなのか後でお答えいただきたいと思います。もしアナログだということになると、かなり電波の通りが悪いんじゃないかという指摘が出ておりますけど、それについてお伺いしたいと思います。これは私自身の体験ですけど、8月4日に私は町の中の診療所行っていたら防災放送が鳴っているわけです。何か言っているのはわかるんですけど、中身は全くわかりません。後で、新堀青年館付近で火災が発生したという放送だったということがわかって、私も急いで帰ったんですけど、それぐらい電波の状況悪いわけです。診療所でも、その他の公共施設でも。この診療所とか、その他の公共施設については、この防災ラジオについてはどのように配置するのか。6月議会では施設とか何かには配布すると言っていますけど、具体的なあれがないんですけど。病院等、お医者さん等、どのように配布するのか、何台ぐらい配布するのかお聞きしたいと思っております。
それから、このアンテナな問題ですけど、先ほどの答弁では自宅からアンテナを向ければいいんだというような答えなんですけど、6月議事録によると有償です。有償で500台配布すると。そのうちの40台はアンテナもくっつけてが必要だろうとこういう答弁でしたけど、そうするとこの比率が8%なんだけど、全町的に8%程度でこのアンテナの必要性がおさまるものか、もう一度再度お尋ねします。
以上、この3点についてお伺いしますので、答弁できるところは答弁していただきたいと思います。
〇議長(越川廣司君) 住民協働課長、岡野義広君。
〇住民協働課長(岡野義広君) じゃ一番最初に再質問されましたので、私のほうから。
地域担当員制度につきまして自治会の役員様にもっと周知して、もっとお役に立てるような努力を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) 私のほうからは、大型車の通行規制のお話がございましたので、引き続き警察等に規制の強化を要望してまいりたいというふうに考えております。また、横断幕等の設置というようなお話もございましたので、その関係する機関とちょっと協議をしてみたいというふうに考えております。
それと防災ラジオの関係でございますけども、もう少し丁寧に説明してほしいというようなことでございます。また、配布時には広報等にしっかりと説明をしていきたいというふうに考えております。その6月の契約時にどういう基準で発注したのかというようなご質問でございますけども、今回随契で発注してございます。それは、今までの戸別の受信機ですとかなり雑音が入るというようなことがございまして、今回発注したものについては、そういう雑音をかなり遮音できると、聞きやすいというようなことを根拠に随契というようなことでお願いをしたものでございます。AM、FMどの局入れているときに聞こえるのかということでございますけども、防災無線という電源をオンにしてもらえれば、AMでもFM放送でも聞いているときに割り込んで防災行政無線が聞こえるようなシステムでございます。あと、必要性の計算したら8%というようなお話がございましたけども、どのくらいの必要性があるかというのは数値的にはなかなか確認できないというようなことがございますので、今回電波の受信状況を調査するというような中で、必要なところについてはこの外づけアンテナを配布したいというふうに考えております。いずれにしましても、防災ラジオの放送が聞くことができますように対応してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) それでは、今のアンテナの問題なんですけど、これ6月議会の議事録から逆算すると、相当これ高いんじゃないかと思うんです。無償で逆算して500台で24台を加味して逆算すると、相当アンテナ部分が高いんじゃないかと思うんですけど、有償の場合はアンテナは幾らで配布する予定ですか、もしわかればでいいですからお聞かせいただきたいと思います。
それから、あと電力の問題ですけど、550万という新たな負担増がかかるということで、それなりに町の予算を圧迫するということ、特にエアコンが設置されたらより大きな負担増になると思うんですけど、幸いにも町長は今回太陽光を設置するということで、私も大変評価しております。相当のCO2削減になるし、そして自然再生エネルギーにもなるし、かつ財政的にも当初の費用がかかっても、数年すれば大きなやっぱり利益をもたらすんだということで、私は大変評価しております。同じように、家庭用の太陽光についても10基分の補正予算が組まれたということについて、これについても私は評価しておりますけど、そもそもこの東日本大震災あるいは東電の事故がなくても、CO2削減あるいは自然再生エネルギーもますますふやそうという、こういう観点からもっと、もっと数年前から取り組むべき私は課題だったんじゃないかと思うんです。それが先進的な市町村とか城南信用金庫というもう民間企業では、率先してもう取り組んでいて、たまたま、たまたまと言っちゃおかしいけど、不幸にもそれがあって出て、結局結果を見ていますけど、そういうことがなくても、ぜひ今後ともこの問題について取り組んでいただきたいと思います。特に電力の使用量の多い給食センターなんかは、やっぱりもっと率先して、私はそう思っているんですけど、率先して導入したらどうかなと思っていますので、ぜひ今後とも一層の町長この問題に対する前向きな姿勢をお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) アンテナの有償の金額ということでございますんで、500円で売り渡すということでございます。有償の場合は500円ということでございます。
〇議長(越川廣司君) それでは、2番議員、那須光男君の一般質問が終了いたしました。
◇ 内 海 和 雄 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に7番議員、内海和雄君。
〔7番 内海和雄君登壇〕
〇7番(内海和雄君) 7番議員の内海でございます。ただいまから一般質問をさせていただきます。
最初に、南部開発についてお尋ねしたいと思います。まず1点目ですけども、酒々井インターチェンジの工事ですけれども、今進められております。これが来年の4月にオープンという計画でございますけれども、現在その計画どおり工事は進められているのかどうか、その点についてお伺いをいたします。
次、2番目にそのインターのアクセス道路の接続部分、特に国道296号、県道富里酒々井線の交差点改良、これについては現在まだ用地買収も済んでいないような状態という話を聞いておりますけれども、この正確な工事日程、どのような、用地買収はいつに終わって、工事はいつに終わるというような工程はあるのかどうか、その点をはっきりお伺いしたいと思いますし、もう一点は296への交差点改良については、ただあそこはT字路にするのか、それともあの先まで交差点、何メートルか改良するのか、あそこに富里地先の家屋もございますよね、あのうちはそのままにしてやるのか、あのまま家屋移転なるのか、あそこの交差点ただT字路で終わるのかどうか、まず交差点としてのその改良もあわせてするのか、それもあわせてお伺いをしたいというふうに思います。
それに、3番目にチェルシージャパンが、何か地元説明を、どういう説明会かわかりませんけども、もうやったという話を聞きました。こういう説明も地元ももちろん大切でございますけれども、我々議会、町民に対してもこういう説明、あるいはもう聞いて雇用対策とか、あるいはいろいろな問題もう要望とかがあろうかと思いますけれども、こういうのも、議会というとちょっとあれですから、議会あるいはその町民にももう説明会していただければありがたいし、またそうすべきじゃないかなというふうには私は思っております。
このチェルシージャパンですけども、今現在工事進められて、これもインターと同じように計画だと来年の4月オープンと、もう半年ですけども、工事は順調にいっているかどうかわかりませんけれども、今進められております。これらについて、今は建物なんかはまだ一切建っていないわけですけれども、こういう開発行為といいますか、あるいは確認施設といいますか、この建物については町にどのような説明、あるいは申請もなされて、いつ建物の着工するのかそういう話も来ていれば具体的に教えていただければありがたいと思います。その辺を町長から答弁願いたいというふうに思います。
2番目の中学校の整備等についてでございます。今年度から中学校での武道が必修化というんですか、なりまして、酒々井中学校では柔道を選択しているわけでございます。私は、中学の生徒数から見てこの柔道場が今の規模で問題はないのかどうかというすごく心配しております。今のその授業体系といいますか、柔道のその指導全校生徒と聞いていますから、これで今の柔道場が対応できるのかどうかというのがすごく心配で、今は現状はどのように対応しているのかお聞きしたいというふうに思います。
次に、中学校のグラウンドでございますけれども、ふだん酒々井中はクラブ活動が非常に盛んに行われておりまして大変喜ばしいことだと思いますし、また指導しております先生方、また生徒も頑張っているということに対しては敬意を表するところでございます。しかし、あそこで陸上、野球、サッカーという屋外でやるクラブ活動、これについては私から見てグラウンドがちょっと狭いんじゃないかということで、クラブをやっているときにも非常に危険性があるんじゃないかと。野球やって、サッカーやって同じグラウンドでやっているとき、それにはちょっと狭いんじゃないかなと思いますので、このグラウンドの拡張はぜひ必要だというふうに私は思っているわけでございまして、その辺町長の考えをお聞きしまして、私の1回目の質問終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、7番議員、内海議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
1点目の国道296号への接続はT字であるかという話でございますが、これは計画はT字ではなく、十字であります。したがいまして、北のほうに延びるという計画になっております。
2点目の中学校の整備等についてのご質問ですが、酒々井中学校のグラウンド拡張につきましては、学校からもサッカーと野球が重ならず十分な活動ができるようにしてほしいとの要望があります。生徒の皆さんが安全で楽しくグラウンドで活動できるような整備が必要であると考えており、第5次総合計画前期基本計画の中で、安全性の確保と部活動の競技力の向上が期待できることから拡張について検討しますと明記しているところであります。今後は、実施計画を作成する中で震災時の避難場所でもあることから検討していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは南部開発に係るご質問のうち、(1)の酒々井インターチェンジについて及び(3)のチェルシージャパンによる地元説明会についてお答えいたします。
まず、(1)の酒々井インターチェンジの工事についてのご質問でございますが、これにつきましては計画どおり、平成24年度末の完成に向けて関係機関で工程調整を図りながら鋭意工事を進めている旨を県から聞いております。
続きまして、(3)のチェルシージャパン株式会社による地元説明会についてのご質問でございますが、当説明会は当該店舗の出店に際し、交通状態や騒音、廃棄物の問題などが生じないよう、その周辺地域の生活環境を保持するため、設置者に配慮してもらうことを目的とした大規模小売店舗立地法に基づき、当該店舗の所在地を中心とする半径1キロメートルの区域の方を対象に多くの方が参加できるよう8月4日土曜日の午後5時からコミュニティプラザにおいて施設の配置及び運営方法についての説明会を開催されたところでございます。チェルシージャパン株式会社から大規模店舗立地法の届出書が6月29日に提出されたことに伴い、11月13日まで届け出の概要を縦覧しておりますが、プレミアムアウトレットにつきまして、町民の方の広く内容を知っていただけるようチェルシージャパン株式会社にPRの働きかけを行うとともに、町においても機会を捉えて周知を図ってまいります。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは2番目の中学校の整備等のうち柔道場についてお答えを申し上げます。
平成24年度からの中学校新学習指導要領の実施に伴い、男女とも一、二年生で武道が必修化となり、当町では柔道の授業を2学期に10時間程度実施することとしています。柔道における授業では、1クラス40名以下の生徒を対象とすることから、規模の面では現在特に問題はないと認識しております。なお、柔道の授業は、指導経験のある教諭あるいは安全講習を受講した教諭が習熟の度合いを踏まえて指導を行うとともに、柔道用のマットを畳の上に重ねて使用するなど安全対策を講じてまいります。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) まちづくり課長の山でございます。よろしくお願いいたします。私のほうからは、南部開発の(2)のアクセス道路の関係のご質問に対してお答えいたします。
(2)のアクセス道路の接続部分についてのご質問ですが、アクセス道路と国道296号との交差点につきましては、先ほど町長のほうからも答弁させていただきましたとおり、十字交差点で計画しております。用地交渉を進めているところですが、計画どおりの用地買収が一部進んでおらず、完了しないことも考えられます。そのため、現在暫定処理について公安委員会と協議を行っているところであります。
次に、県道富里酒々井線との交差点についてですが、用地交渉のうち酒々井町区間におきましては、酒々井町で事務を受託し、交渉を進めているところですが、一部未相続地などがあり、計画どおりの用地取得が困難な箇所があります。そのため、現在暫定処理について公安委員会と協議を行っているところです。引き続き地権者のご理解とご協力をいただきながら、用地が取得できた箇所から順次工事に着手し、来年春のアウトレットの開業にあわせて交差点改良を実施してまいりたいと県から伺っております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 7番議員、内海和雄君。
〇7番(内海和雄君) どうもありがとうございました。今の話聞きますと、まずアクセス道路の関係ですけども、これは今暫定協議をやっているということは、計画どおりにはもういかないということで諦めて、もうそういうふうに入っているのかどうか。そうだと思うんですけど、そうすると、暫定といいますと、またどのような形になるのか、その辺も今回じゃなくていいですから、後でその暫定の協議をしている内容を教えていただければと思います。きょうじゃなくても結構です。ただ、もう現在でも暫定協議しているということは、早々ともう諦めて、もう当初の計画どおりいかないということだと思うんですけども、前回までは私もこの質問はもう早くからやったほうがいい、早くもう協議、用地買収にしても早く進めたほうがいいということで再三言っていて、その心配はないと。前回の議会でもそういう答弁されているんですけど、今のここ来て暫定になったと、ちょっと私も首かしげるところですけれども、その辺は成り行きだからしようがないと思うんですけども、暫定協議をしている内容、後で教えていただきたいというふうに思います。
それと、チェルシージャパンの関係で、申請する、開発工事やるのか確認申請なのかわかんないですけど、もう協議して、それ今言った11月13日終わってから建物の申請なりするのかどうかです。それからすると、今言った110店舗も進出予定なんていう話聞いていますけど、そういう店舗、12月からして建物申請して、私のあれだとどうしてもその3月までは無理なんじゃないかなと思うんですけど、その辺も再度お聞きします。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 暫定系の形態についてのご質問についてお答えいたします。
まず、296号との交差部についてご回答いたします。これにつきましては、現状としましては、変則の十字交差点になっていまして、これをもとに信号を処理して、変則な十字交差点という形で処理をするような形で協議を進めているというふうに県から聞いております。富里酒々井線につきましても、同じ十字交差点という形で処理をすることを基本としまして、その中で線形をその先ほど言いましたように、用地が困難な箇所について、振りながらの十字交差点という形で協議をしているというふうに県から聞いております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、幡谷公生君。
〇経済建設担当参事(幡谷公生君) 私からは、プレミアムアウトレットの進捗状況はどうなのかというご質問でございましたので、お答えをさせていただきたいと思います。
まず、建築確認の申請が6月に許可になっておりまして、それから進んでまいりましたけれども、現場を見ていただくとおわかりかと思いますけれども、8月に基礎の部分が完了しました。一部鉄骨が建ってきたりしている状況があると思いますけども、9月から、もう9月になっておりますけど、基礎の部分が終わって、今度建物のほうに今移っているという状況というふうに聞いております。民間ですので、来年の4月中旬のオープンに向けまして、きちんとした計画に基づいて完了するというように聞いておりますので、その辺は間違いなくオープンに向けて完了できるというふうに思っております。
以上です。
〇7番(内海和雄君) 終わります。
〇議長(越川廣司君) それでは、7番議員、内海和雄君の一般質問が終了いたしました。
ここでしばらく休憩をさせていただきます。
(午前11時51分)
〇議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
(午後 1時00分)
◇ 原 義 明 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に12番議員、原義明君。
〔12番 原 義明君登壇〕
〇12番(原 義明君) 12番議員、原義明でございます。議場内の皆様お疲れでしょうが、ただいまから一般質問させていただきますので、しばらくの間ご清聴よろしくお願いいたします。
総合計画及び前期基本計画も今年度から実現化に向けスタートいたしますが、酒々井インターチェンジ開通、アウトレット開業と来春まで1年未満となりまちづくにおいて課題山積でありましょうが、住民ニーズに即応でき、住民とのガバナンスがしっかり効いた自治を推進させることが行政は当然とは承知の上で私なり努力してまいりますが、しかし住民においては特に日々心豊かで安心、安全な生活を過ごせるよう、日常生活の身近な住民ニーズへの住民サービスの積み重ね推進により未来の酒々井町の発展へのプロセスと考え、本日大きい項目は2点伺いますのでお願いいたします。
まず、第1点目であります。町内交通安全対策進捗状況についてであります。先般6月議会に要望いたしました町内2カ所の道路安全対策の現在までのおのおのの進捗状況を詳細に、かつ具体的な見解を伺います。
まず、国道296号線東酒々井入り口交差点右折レーン設置については、近隣の用地買収の推進状況と来春にはインターチェンジ開通やアウトレット開業が控えておりますので、急ピッチに推進させていかなくてはなりませんので、実現される時期の見通しに対して県への町としての働きかけ方を具体的に伺わさせていただきます。
次には、県道宗吾酒々井線八坂神社地先横断歩道押しボタン式信号機設置の6月以降、現在までの状況でありますが、6月議会答弁においての時点では既に保護者の皆さんの署名簿を添えて、口頭と文書ともに関係機関に提出された由で、署名簿効用の有無や設置までの見通しについての進捗状況を伺います。
大きい項目2点目であります。保健センターと社会福祉協議会との業務連携についてであります。保健センターは、住民全体の健康管理の推進を目的の行政においても大変重責を担うところであり、また社会福祉協議会も社会福祉法において地域福祉を図ることを目的とする団体として明確化され、誰もが安心して明るく健やかに暮らせる社会をつくることを目的とし、地域のさまざまな福祉問題を地域の皆さんを中心にボランティア、保健、福祉関係者、行政等の協働により、よりよい生活を実現することを目的とし、全国の都道府県、市町村に設置され、法人格を持った民間の社会福祉団体と理解をしております。
近年、少子高齢化という困難な時代にそういう遇した町においても健康ビジョンを推進し、自分の健康を自分で守るというセルフケア意識の高揚を図り、その対策として生活習慣予防や介護予防などに取り組んでいるようですが、町民の健康維持に対する関心は高く、特に中高年は情報提供を望み、みずから進んで健康の維持管理、知識豊かな皆さんが多く、また社会福祉協議会も地域社会に平等に事業を展開される中、健康問題も重要テーマと考え、保健センターも福祉協議会も住民の健康管理に関して共有できる事業展開が可能であり、かつ効率的である考え、お互いの推進しやすいプロセスも含め、3点について町としての見解を伺わさせていただきます。
細目1点目であります。高齢者の機能回復にも貢献し、健常者の皆さんも気楽に利用できるさまざまな運動、健康器具を住民全体の健康フォローのため、社会福祉協議会は多少手狭と考え、また銀行の借り物でございますので、非常に使い勝手が悪いような気がいたしておりますので、健康センターの一枠設置が可能であるか、できれば見解を伺わさせていただきたいと思います。
細目2点目であります。行政窓口は、一極集中的な場所ですべて所在することが望ましいと考え、将来的に保健センターの隣に社会福祉協議会を移設することを図ることにより、保健センターとの共有できる業務ありであるならば、業務提携の方向に推進しやすくなると思いますので、よろしくお願いいたしまして、少子高齢化が進展していく中、行政の窓口が方々で点在することは大変利便性悪く、住民サービスとの対応からも好ましい状況ではないと思います。特に社会福祉協議会は、地域福祉活動の中心的な役割を担うところと認識しておりますから、健康器具設置の場所をお借りするのみではなく、行政からの交付金もございますので、将来的には業務提携の方向性に推進しやすく、移設への準備を推進する点が望ましいと考え見解を伺います。
細目3点目であります。家賃を払ってまで現在の場所に社会福祉協議会が設置されているメリットを伺います。社会福祉協議会は少子高齢化社会の中、地域福祉の中心的役割を担う高齢者や障害者の皆さんにとり、中心市街地に所在することは利便性、よい点を考えれば仕方がありませんが、現在利用者の皆さんから駐車場の設備が悪い、またエレベーターが設置されていない等使い勝手の悪さの声が私の耳に届いております。まして、中心市街地ゆえに賃料の負担もばかにならない点から、軽減の意味もありとその点からも業務提携、移設とのプロセスを検討する必要は大いに有効と考えておりますが、町の見解をお伺いさせていただきまして、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いしまして。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、12番議員、原議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えをいたします。
1点目の町内交通安全対策推進状況についてのご質問ですが、県道宗吾酒々井線への信号機の設置につきましては、道路管理者である千葉県に対しましても設置に向けた整備要望を行っております。
2点目の保健センターに隣接した社会福祉協議会の移設についてのご質問でありますが、社会福祉協議会は少子高齢社会が進展していく中で、地域福祉の活動の中心的役割を担うものであり、健康福祉課と社会福祉協議会が隣接していることは利用者の利便性から考え望ましいものと考えております。第5次酒々井町総合計画前期基本計画の中でも、地域福祉活動拠点の整備について取り上げておりますので、この中で必要に応じて検討することとしております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) まちづくり課、山でございます。よろしくお願いいたします。私のほうからは、1番目の国道296号東酒々井入り口交差点の進捗状況と、また町から県への対応策についてという伺いについてお答えいたします。
用地買収の進捗状況と実現化される具体的な時期についての県への対応策につきましては、折を見ながらですけれども、少なくとも一度は県に進捗状況を確認しております。それにあわせて町は用地買収、工事事業等を実施していくこととしております。なお、今、現在県の進捗状況でございますが、8月下旬には用地の鑑定が完成しております。引き続き今物件調査のほうを作業中でございまして、9月半ばぐらいには完成する予定というふうに聞いております。その後に本格的な用地交渉に入っていくということで聞いております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事(櫻井照嘉君) 私からは、さらに県道宗吾酒々井線八坂神社地先の押しボタン式信号機設置の対応につきましてご答弁申し上げます。
県道宗吾酒々井線の八坂神社先につきましては、通学路となり得る横断歩道への押しボタン式信号機の設置要望であり、本年5月に設置要望を行い、または地域の方々から歩行者用信号機の設置及び通学路の見直しについての要望書が町に提出されましたので、その写しを添えてさらに佐倉警察署に設置要望を行ったところでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事(仲田義秀君) 私のほうからは2番目の保健センターと社会福祉協議会の業務連携についてのうち(1)の運動器具の設置についての質問、また(3)の社会福祉協議会の施設形態をめぐる質問につきまして、それぞれお答えしたいと思います。
まず1点目でございますけども、町民の健康づくりのために保健センターに運動器具を設置してはいかがかというご質問でございます。保健センターは地域保健法によります母子保健・老人保健の拠点でありまして、直接町民に身近な保健サービスを提供する場、健康づくりの場であります。そこで、その保健センターにおける運動器具の設置につきましては、1つといたしましてその設置場所の確保が必要であること。2点目には、現在保健センターにおいて行われている各種検診等の業務に支障を来してしまうこと。3番目ですが、乳幼児の出入りが多く、設置した運動器具による事故につながることが懸念される。こういったことが課題として挙げられます。このようなことから、現在行われております介護予防教室、成人病予防教室、一般の方々を対象としたヘルシーウオーキング、その他健康づくりのための教室等について、今後も町民皆様のニーズに合わせましたその充実、拡充に努めていきたいと考えております。
(3)番目でございますが、3点目の現在の場所に社会福祉協議会を設置されているメリットについてのご質問でございます。社会福祉協議会は、中心市街地に位置し、高齢者や障害者等にとっても使いやすい場所にあると考えております。一方、建物や駐車場の狭隘に加え、エレベーターが設置されていないなど、比較的使い勝手が悪いこと、またその賃貸料を町で支払っていること、その財政的負担が課題になっております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 12番議員、原義明君。
〇12番(原 義明君) ただいまご答弁いただきまして、ありがとうございました。再質問というか、1点だけちょっとお尋ねさせていただきたいと思うんですが、その大きな2点目の保健センターと社会福祉協議会との業務連携についてということで、細目1番、2番、3番とご答弁いただいたわけでございます。また、その中で(3)のメリット、デメリット、今答弁いただいたわけでございますけど、私もそういった中で、やっぱり将来的にこの町の先々のことを見たときに、今インターチェンジだ、アウトレットだ、いろいろな町の活力を持って、また駅前の中心市街地だとかというものをもっとさらに、さらに活性化して町の魅力というものを広めていかなくちゃいけない時期が来ているんじゃないかなと思っております。そういった中で、私が今再三再四申し上げてきましたこの福祉協議会さんの移設に対する僕は検討といいましょうか、そういうされることはどうなんでしょうかということで、そういうまだ検討されるような用意があるかどうか、もう一度お尋ねをさせていただいて終わりにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 今課長からありました利点、それからまた不都合なことといいますか、総合的に考えて、長期的な視点ではやはり役場の福祉部門と社会福祉協議会が連携が密にとれるというのは非常にいいことだと思っています。そういうことでございますので、その辺のところもいろいろと検討課題かなと考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) それでは、12番議員、原義明君の一般質問が終了いたしました。
◇ 江 澤 眞 一 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に9番議員、江澤眞一君。
〔9番 江澤眞一君登壇〕
〇9番(江澤眞一君) 9番議員の江澤眞一です。ただいまから一般質問を行いますが、実はきのうNHKのテレビ見ていまして、例の石巻のことを特別報道みたいな形でやっておりました。その中で、きょう午前中も出ましたけども、防災計画どのように取り組んでいたのかということで、実は石巻大変な犠牲者が出た中で47名が入っていた老人の福祉施設において一人の犠牲者も出さなかったということで、ぜひそれをモデルにこれからそういう国として防災計画をつくってみてはどうかという提言の番組でした。その老人福祉施設は、定期的に常にもうそういう災害を想定して夜間、早朝にとらわれず定期的に自主避難ということでやっていたということで、3月11日の日に地震発生から津波まで十分ちょっとくらいの間に全員が避難したということで、それも普通自助、共助、公助の中の公助の部分ではなくて、自分たちでその近くの工場の倉庫を、前もってもうもしその場合にはお願いということで言ってあったということで、お年寄りが多い中でそれぞれがみんな頑張って生きたということで、ぜひそういう面では酒々井町も、今ちょうど午前中もありましたけども、防災計画を見直している作業でありますけども、酒々井町の中でも各自治会に合ったそういうような計画をぜひつくっていただき、そして午前中もありましたけども、そういうために訓練をぜひ行っていただきますよう、改めて要望しておきます。
それでは、一般質問に入らさせていただきます。今回は3点についてお尋ねをいたします。
まず、大きな1点目が中学校のいじめ問題についてということで、これ午前中に御園生議員さんからも質問がありました。この問題は今さら言うまでもなく新聞報道でも大きく取り上げられ、また他の議会でもこの問題は大きく取り上げているわけであります。そこで、次の3点についてお尋ねをいたします。
まず第1点目が、大津市の中学校で起きたいじめ問題から全国の複数の中学校で同じようなことが出てきている。酒々井町教育委員会としてこれらの問題をどのように考えているかを伺うものであります。2点目といたしまして、酒々井中学校での現状をどう把握しているのかを伺います。3点目としまして、今後の取り組みについて町の考えを伺うものであります。これは多分教育長の答弁になろうかと思いますけど、よろしくお願いします。
次に、大きな2点目の酒々井ちびっこ天国についてということで、これは午前中金塚議員から質問がありまして、答弁も同じ答弁になろうかと思いますので、午前中のやりとりを聞いている中で、再質問で逆に聞きたいことが出てきたので、改めて後で聞こうかなと思っております。そういった中で小さな1点目としまして、夏季のプール事業の入園者数について伺うということで、これは初日に町長から行政報告でありましたので、その辺は省略してもいいのかなと思っております。2点目がちびっこ天国基金の今年度の額について伺うということで、済みません勉強不足なのか予算書見てもなかなか出てこなくて、運営費は見ているんだけど、基金がどのくらいあるのかを伺います。また、今後の運営について町の考えを伺うということで、これも多分午前中と同じような答弁になろうかと思いますけども、よろしくお願いをいたします。
3点目の酒々井プレミアムアウトレットについてということで、これはもう午前中ちょうど内海議員からも出ておりました。そういう中で、私もインターネットでプレミアムアウトレットを見てもなかなかわかりづらいんです。午前中に内海議員からもありましたけども、8月4日にそういう説明あったのも知らないし、逆に言うと、もっと議会にどうして早く言ってこないのかな、そういうことが大変不思議でならなかったわけです。それで3月にこれに関連した質問を実はしているわけで、そのときの町の答弁が、私は雇用についてということで、せっかく酒々井町にできるんであれば、今後1年間かけて雇用について町が取り組むべきだろうということで質問をさせていただきました。そのときの答弁で、これから商工会等の連携をとって進めていく旨の答弁をいただいておりますけども、もう9月になっていまだに私の知り合いの人であそこに勤めるんだという人が実は一人もいないんです。今、若者の雇用も大変冷えていまして、そういう中でせっかく町が大きな投資をしている中で、これで雇用も生まれなかったら一体どうなるんだという、大変危惧している部分がありますので、その辺を含めて2点についてお尋ねをいたします。
まず1点目としまして、現在の進捗状況について伺います。そして、2点目としまして、雇用に対する町の取り組みについてということで、この考えを伺うものであります。
以上で1回目の質問を終わりにします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、江澤議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、教育分野は教育長がお答えをいたします。
2点目の酒々井ちびっこ天国についてのご質問ですが、初めに今年度の運営に当たりましては、7月21日から9月2日までの44日間夏季プールを開園しました。入園者につきましては、天候にも恵まれ6万3,892人の方が来園し、昨年度を1万718人上回り、大きな事故もなく終了することができました。
次に、ちびっこ天国の平成23年度末の基金残高につきましては、3億4,025万2,927円となっております。また、今後の運営に当たりましては、当施設はご承知のとおり、当町を含め近隣の市町の子供から大人まで幅広い方々から「ちび天」の愛称で親しまれております。プール開園期間、約40日間程度ではありますが、本年夏の来園者数では、酒々井町に6万3,892人もの人たちが訪れてくれる施設であり、これだけの大きな施設のプールは今後とも建設することは難しいものであり、こうした親子ともども一日中遊べるプールの存続意義についても考慮すべきものと考えております。しかしながら、経営的な観点や安全性の配慮など設備投資や管理運営面での考慮すべき点については、ファシリティーマネジメントによる検証とともに指定管理者の経営診断の実施や指定管理者の委託方法の再検討など、今後の運営について引き続き十分検討してまいるべきものと考えております。
3点目の酒々井プレミアムアウトレットの進捗状況についてのご質問ですが、チェルシージャパン株式会社において、本年4月11日に工事を着工し、また大規模小売店舗立地法に基づく届出書を6月29日に県に提出する手続を行い、その間建設に向け準備を進めておりましたが、天候にも恵まれましたことから、現在のところスケジュールどおりに進んでいます。
次に、雇用に対するご質問ですが、酒々井プレミアムアウトレットの開業に伴い、店舗に関連する仕事を初め、雇用の場が新たに創出されることから、町及び商工会とも協力し地元雇用の可能性についてチェルシージャパン株式会社と協議してまいります。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは1番目の中学校でのいじめ問題についてお答えいたします。
いじめは重大な人権侵害であり、決して許されるものではありません。まして、いじめを苦に子供がみずからの命を絶つということはあってはならないことと重く受けとめております。いじめはどの学校においても起こり得るものであるとの認識に立ちいじめを早期発見し、早期対応ができるよう、きめ細かく生徒を観察することが重要であり、いじめを発見した際には担任だけで問題を抱え込まずに学校全体で情報を共有し、いじめられている生徒の立場に立って早期解決に向け、組織的な対応ができるよう努めているところです。中学校ではいじめアンケートを実施するとともに、毎学期各担任が全生徒に対して教育相談を行い、生徒の実態把握や問題解決に向けて取り組んでいます。平成23年度においては、生徒及び保護者を含めた指導を必要とした案件は2件ありましたが、現在は解消されています。
なお、今年度は1学期に中学校から1件報告がありましたが、現在は解消しています。2学期が始まったところでもあり、生徒の様子を注意深く見守っているところです。
今後は、2学期の早い時期に各校でいじめに関する研究会を実施し、いじめに対する認識を新たにするとともに、解決に向けた対応方策について共通理解をすることとしています。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、幡谷公生君。
〇経済建設担当参事(幡谷公生君) 私からは工事の状況についてお答えをさせていただきます。
工事の状況につきましては、8月中に地盤工事及び建物の基礎工事が完了いたしまして、9月からは建物の鉄骨建て方工事がビルごとに随時始まる予定で、一部既に始まっているところであります。来年の4月中旬のグランドオープンに向け、順調に準備を進めていると伺っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) ありがとうございました。
それでは、再質問ですけども、まずいじめの問題なんですけども、新聞報道で、今度専門家を置いてやるというような国の方針が読売新聞に出ておりました。この中で警察を介入する旨のことが報道されましたが、これについては教育長はどのように考えているのかをまず伺いたいと思います。学校現場に警察が入ることが、果たして町のあり方としてはいいのかどうかを伺います。
それとちびっこ天国については、その基金が3億4,000万ですか、あるということで今年度の運営費を見ますと5,700万ぐらいかかっているみたいな旨の予算書を見ますとなっております。ぜひあの施設は長く持たせればいいというふうに私も思っております。その辺を十分に検討した中で、指定管理者を見直すということであれば、今健康広場やっておりますけども、あの辺のあり方についても、もしあれがその基金を使ってこれからも運営していくのであれば、やはりそれもこれからの見直しの検討になろうかと思いますけども、あの予算に入っていないんであれば、別にいいんですけども、その辺もあわせて伺いたいと思います。
それと、アウトレットに関しては、今町長の答弁でこれからチェルシーさんとの雇用に対して協議をしていきたいというような答弁でしたが、これからで果たしてどの辺まで間に合うのかなと大変危惧をしております。あのインターネットで見ると、何か雇用が町から生まれないんじゃないかという、専門的な、よく言えばその業者が向こうから人をそのまま連れてきて店舗展開をするんじゃないかの旨がちょっと見方によっては見えるので、やはりもうちょっと強い姿勢で雇用を生むということに関しては、町の取り組みももう一歩踏み込んでいかないと雇用は果たして生まれるのかなという大変危惧しておりますので、その辺の改めてその強い決意を町長からもう一回伺いたいというふうに思いますので、その点について再質問でお願いします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 私は、1つはちび天の関係とアウトレットについてお答えさせていただきます。
ちびっこ天国については、先ほど申しましたように経営診断、そして事業の採算性もそうなんですが、その辺をきっちりと把握してやりましょうという、第1点でございます。そしてまた、指定管理者をかえるという意味ではございませんで、そういうことで。要するに公平な目で見て、運営というものはどうかという原点に返って確認するということでございます。そして、その結果はまたその状況を見てということになるわけでございますが、そういうことで考えております。
それから、アウトレットの雇用というのは、いわゆる売り場といいますか、売り場の店員のケースもありますし、それから施設内で働く、いわゆる裏方かもしれませんが、そういう部分で見えないところでかなりの雇用がございます。その辺を含めて町として対応していくということでございまして、アウトレット事業者にはその辺を含めて町としていろいろと話をさせていただいてということでございます。店売りの店員については、確かに洗練された、訓練された人がということもこれはあります。ですが、そればかりということではないと思いますし、それから施設内で働くというのは、これは多くはいろいろございます。そしてまた、それ以外にもいわゆる食べ物を供給する店もございます。その辺のところ、適材適所といいますか、要は事業者のほうで、もしくは店舗の持ち主等にちょうど合うような人材を用意すれば、当然雇用は生まれるということでございますので、そういうことで進めていくということでございます。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〇教育長(東條三枝子君) いじめ問題に関しての警察へというようなお話ですけれども、報道によりますと大津の案件の後に被害届を直接、学校ではなくていきなり警察に出すという、そういうような事例が多いというような、そういう報道は見知っておるところでございます。ただ、これまでも生徒指導面などにおいては、学校と警察がこれまで連携して非常にうまくやってきたところでもございますので、連携は非常に大切だと思いますけれども、子供がいじめを受けたと感じたと、あるいは保護者がその訴えを聞いたといったときに、いきなり警察というのではなくて、学校ができることはたくさんあると思うんです。ですので、やはり学校がまず第一にそれをきちんと向き合って、そしてそれを解決していく最善の努力をまずやるということが一番大事なことだというふうに考えています。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) じゃ教育長に要望ということで。ぜひ酒々井町は、そういう面では小学校2校でありますので、他の市町村よりも子供たちの仲間意識は強いと思います。そういった中で、ぜひ警察等と連携を強めるのもいいかもしれませんけども、やはり教育委員会なりできちんと対応していただきますことを改めて要望しておきます。
〇議長(越川廣司君) それでは、9番議員、江澤眞一君の一般質問が終了いたしました。
◎散会の宣告
〇議長(越川廣司君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
(午後 1時40分)