平成24年第4回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
平成24年6月20日(水曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(16名)
1番 金 塚 学 君 2番 那 須 光 男 君
3番 篠 田 誠 君 4番 御 園 生 浩 士 君
5番 川 島 邦 彦 君 6番 齊 藤 博 君
7番 内 海 和 雄 君 8番 佐 藤 修 二 君
9番 江 澤 眞 一 君 10番 平 澤 昭 敏 君
11番 越 川 廣 司 君 12番 原 義 明 君
13番 小 早 稲 賢 一 君 14番 竹 尾 忠 雄 君
15番 地 福 美 枝 子 君 16番 ア 長 雄 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 副 町 長 橋 谷 田 豊 君
教 育 長 東 條 三 枝 子 君 教育次長 神 保 弘 之 君
総務担当 櫻 井 照 嘉 君 民生担当 仲 田 義 秀 君
参 事 兼 参 事 兼
総務課長 健康福祉
課 長
経済建設 幡 谷 公 生 君 経営企画 鈴 木 正 義 君
担当参事兼 課 長
経済環境
課 長
財政課長 京 増 孝 一 君 税務課長 大 坂 俊 男 君
住民協働 岡 野 義 広 君 住民課長 秋 元 廣 君
課 長
人権推進 河 合 昭 男 君 まちづくり 山 信 一 君
課 長 課 長
(技術担当)
上下水道 綿 貫 清 君 こども課長 赤 地 忠 勝 君
課 長
学校教育 池 田 幸 夫 君 生涯学習 濱 野 敏 幸 君
課 長 課 長
会計課長兼 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 越 川 光 司 君
会計管理者 事務局長
本会議に出席した事務局職員
事務局長 斉 藤 広 書 記 宮 ア 純 子
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(越川廣司君) 皆さん、おはようございます。
これから本日の会議を開きます。
(午前 9時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(越川廣司君) 本日の議事は、お手元に配付の日程に基づき行います。
◎一般質問
〇議長(越川廣司君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順次発言を許します。
◇ 御園生 浩 士 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、4番議員、御園生浩士君。
〔4番 御園生浩士君登壇〕
〇4番(御園生浩士君) 皆さん、おはようございます。台風4号一過でございますが、いい天気で、風は少し強いんですが、農作物のほうの被害が若干心配であります。
議席番号4番、御園生浩士でございます。お許しをいただきましたので、ただいまより一般質問通告に従いまして質問をさせていただきます。町民の皆様には、お忙しい中、議会の傍聴をいただきましてまことにありがとうございます。
今、国会では、消費税引き上げを柱とした社会保障、税一体改革関連法案をめぐって、与野党入り乱れて国会を二分する議論がされています。この夏開催のロンドン・オリンピックのように、昼夜を問わず熱き戦いが繰り広げられ、政界再編があるのかもしれません。我が町においては、町民生活に支障が出ぬよう、心して審議を尽くしてまいりますので、最後まで傍聴をよろしくお願いいたします。
冒頭に、子ども手当の申請手続が100%完了したとのこと、その努力に感謝いたします。
まず初めに、第5次酒々井町総合計画についてお伺いいたします。1つとして、町がホームページで発信する酒々井南部地区新産業団地用地登録制度について、町長の行政報告にもありましたが、私はこの町にとって画期的な制度だと思っております。地主さんと進出企業のマッチング、お隣富里市では5年以上前から行われておりましたが、町を活性化する本気度があらわれたものと思っております。ホームページの更新も的確に行われているようです。そこで、制度化する理由と現状及び今後について詳細にお聞かせください。
2つ目に、町内の交通網と交通規制、そして周辺環境についてお伺いいたします。本定例会において、町長みずから行政報告の中で(仮称)酒々井町総合交通政策会議の設置を進めているとのこと、そしてこの交通問題について多くの同僚議員が今回質問するようですが、私は私の観点から質問をさせていただきます。
私は、酒々井町に越してきて三十有余年になります。当時より道路等の整備は計画的に進んできましたが、町全体の交通網の連携された整備が規制も含めてなされないと思っております。そして、2013年春オープンに向けて、チェルシージャパン経営のアウトレットモールや(仮称)酒々井インターチェンジも開業予定です。アウトレットモールを中心に当町を取り巻く交通環境は、著しい変化、そして対応に悩むときが近づいてまいりました。一足先に三井グループ率いる木更津のアウトレットモールがオープンいたしましたが、事前に通行車両についての話し合いの場が持たれていたにもかかわらず、渋滞がひどく、地域住民のふだんの生活とかけ離れた交通渋滞が発生しているそうです。
当町においても、残された時間はあとわずかです。現状、または予想される交通渋滞に対応すべく手を打っていかなければなりません。幸いなことに、町長の行政報告に総合交通について会議が開かれるようですので、予想される問題点を解決していただきたいと思います。私は、町全体についての質問、提案等をさせていただきますので、さらなる改善に努めていただきたいと思います。漠然とした質問では答弁しづらいと思いますので、少し具体的にお聞きいたします。
1として、過去に国道51号線上本佐倉交差点の立体交差を前提とした交通量調査を行っておりますが、アウトレット開業後の交通量調査をし、立体交差を国に求めてはどうでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。
2として、横町の歩道部分の段差解消と、子供たちが通学路として安全に登下校するためのたまりをつくるための拡幅工事はどのような計画でしょうか。また、大型車両が交通規制を無視し、壊した旧酒々井郵便局前T字路の鉄製ポールの修復についてはどのような対応をするのかお聞かせください。そして、佐倉警察署との協議で大型車両の通行許可をしないよう申し入れをし、あわせて徹底して大型車両の取り締まりをお願いしたらどうでしょうか。京成酒々井駅前や国道296号線のスピード違反や墨入口で一時停止の取り締まりをするより町民に喜ばれるのではないでしょうか、お聞かせください。
そして、3つとして、ネオポリス団地住民の悲願であるJR南酒々井への道路整備と駅前でバスが転回できるように整備することが必要と思われますが、町の計画についてお聞かせください。
4つとして、岩橋保育園前の道路拡幅に伴い、JRの線路にアンダーまたはオーバーパスの整備を考える必要があるのではないでしょうか、お聞かせください。さきに福太郎の交差点に設置した信号機のように、整備したのはよいが、設置前より渋滞がひどくなっては意味がありません。保育園前の道路は、線路を越えることにより円滑な流れが生じ、本来の目的を達成するのではないでしょうか。
5として、南部地区の区画整理事業、地域外接道や周辺道路の拡幅等をし、飯積、墨地先の住民が交通渋滞により日々の生活に支障を来したり、不便さを感じることのないように、関係市、県と連携し、整備を図るべきと考えますが、町の考えをお聞かせください。
6つ目として、JR酒々井駅周辺の交通規制と周辺の整備が必要ではないでしょうか。1つとして、駐輪場の整備、現状の駐輪場2カ所を京成酒々井駅近くの駐輪場と同じように整備してはどうでしょうか。用地は、まことに勝手ではございますけれども、くすりの福太郎前の未利用地の田んぼ等を利用してはいかがでしょうか。もちろん、現在の場所も積極的な利用を図るものとする考えですが。そして、中央台側のロータリーを一方通行にしてはどうでしょうか。スーパーせんどうがオープンしてから、ナリタヤとの関連性もあるようですが、他地域からの買い物客がふえております。そして、JR酒々井駅と福太郎に挟まれた道路、JRのすぐわきの道路です、駅または殿部田方面から一方通行にしたほうがよいのではないでしょうか。踏切前で右左折可能なのは、安全性を考えたら危険なのではないでしょうか。その他たくさんのことが考えられるので、よりよい交通整備と規制を佐倉警察署と協議するお考えがあるのかお聞かせください。今お話しした分は、私、素人の考えでございますので、佐倉警察署との十分な協議が必要と考えております。
2つ目に、酒々井町立小中学校エアコン設置工事についてお伺いいたします。エアコン設置工事の設計価格、予定価格、落札価格についてどのように考えているのかお聞かせください。
2つ目として、工期が12月20日の工期になっておりますが、お伺いいたします。平成23年の3月議会において、町長は夏休みの8月中には工事をおおむね終了したいと報告されています。各校ともその認識です。担当課は、なるべく早く子供たちの勉学によい環境を与える努力をするのかお聞かせください。
3つ目として、入札参加の資格要件についてお伺いいたします。私には幾つかの矛盾点が見えますが、どのような基準の上決定したのかお聞かせください。
これで第1回目の私の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることとなりましたので、よろしくお願いいたします。
まず、4番議員、御園生議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。
それでは、1点目の第5次酒々井町総合計画についてのご質問ですが、地区内の一般地権者の皆様の土地活用支援策といたしまして、本年4月に酒々井町南部地区新産業団地用地登録制度要綱を制定し、地域経済の活性化と新たな雇用の場を創出するため、企業進出の早期実現に向け推進を図っているところであります。
本制度は、南部地区のすぐれた広域交通体系を生かした町の新たな観光、産業拠点としてのまちづくりの早期実現を図るため、仮換地の指定を受けた土地所有者にあらかじめ登録手続を行っていただき、登録された土地情報を公開し、同地区に立地を希望する企業等に対し土地情報を提供するとともに、引き合いを申し出た企業等の情報を土地所有者に提供することで、土地所有者、企業、双方が情報交換を行いながらまちづくりに参画していただく制度であります。また、土地所有者が隣接する土地を所有者同士で一体的に活用することにより、企業等の誘致がしやすい環境を整えようとするものであります。なお、情報提供の方法といたしましては、登録していただいた土地所有者については、町のホームページなどで随時公開をしているところであります。
次に、町内の交通網と周辺環境整備についてでありますが、当町においては来年度、酒々井インターチェンジや南部地区新産業団地の大型アウトレットモール開業を控えておりますので、新たな交通流入を踏まえれば、町内の道路網等交通体系に影響があるものと考えております。そこで、南部地区新産業団地周辺の道路はもとより、安全かつ防災的な見地も踏まえ、行政報告でも述べましたとおり、町全体の総合的な交通体系について総合交通政策会議で検討してまいりたいと考えております。
2点目の小中学校のエアコン設置についてのご質問でありますが、設計価格、予定価格、落札価格の差につきましては、設計価格は千葉県の設計単価やエアコンメーカーからの見積書などにより設定し、予定価格は設計価格をもとに今までの算定方法なども参考にして設定をしております。落札価格は、入札参加者による競争の結果、予定価格に比べ金額が下がったものと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) おはようございます。私からは、小中学校のエアコン設置工事に係るご質問のうち、3点目の入札の資格要件についてお答えいたします。
この工事の入札に当たりましては、近隣市町村におけるエアコン設置工事の入札参加資格要件を参考にしながら、酒々井町の入札参加業者資格者名簿への登録があること、学校等のエアコン設置工事の実績があること、県内に本支店や営業所があることなどを資格要件として定めたものでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) まちづくり課の山でございます。議員ご質問の件についてお答えいたします。
まず、1点目でございます。国道51号と国道296号の立体交差についてのご質問でございます。これにつきましては、アウトレット等の開業等の今後の状況を見つつ、必要に応じて国のほうに要望していきたいというふうに考えてございます。
2点目につきまして、宗吾・酒々井線の酒々井町役場入り口交差点のポールの修理等のご質問についてでございます。これにつきましては、平成23年度から印旛土木事務所のほうに修理の依頼をしているところでございますが、まだ現況のとおりでございます。ですので、引き続き土木事務所のほうに修理のほうを早急にやっていただくようお願いしていきたいというふうに考えてございます。
3点目でございます。JRの南酒々井駅前の転回場についてのご質問でございます。これにつきましては、今年度予算化しておりまして、整備を進めていくこととしてございます。
続きまして、4点目でございます。4点目は、町道の02―006号線の延長上にあるJR線とのまたぐか、潜るかという必要性のご質問でございますが、この件につきましても、整備の必要性などについて、今後の状況を見ながら、先ほど町長のほうもございました総合的な交通体系の検討の中であわせて一緒に検討していきたいというふうに考えてございます。
続きまして、6点目でございます。JRの酒々井駅の自転車駐車場の整備のご質問でございます。これにつきましても、今後の必要性、整備の必要性などの今後の状況を見ながら、京成酒々井の自転車駐車場と同じような、管理型という自転車駐車場としての検討もあわせて、必要性について検討していきたいというふうに考えてございます。
それにつきまして、あと、あわせてJR酒々井駅周辺の車両の動線の方法についてのご質問でございます。これにつきましても、議員のご質問を踏まえまして、必要に応じまして住民の意見も参考にいたしまして、まずは現況の把握に努めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから小中学校のエアコン設置工事について、2点目の工期につきましてお答えさせていただきます。
工期につきましては、他市町村での過去の実績を参考に、学校の教育活動に支障がないよう適正な工期を設定しました。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事兼総務課長(櫻井照嘉君) 町内の交通網と周辺環境整備についてのご質問の中で、町道02―009号線の大型車両の通行許可につきましては、議員の趣旨を踏まえまして、今後佐倉警察署と協議をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 4番議員、御園生浩士君。
〇4番(御園生浩士君) 細部にわたりご答弁いただきまして、ありがとうございました。では、2回目の質問をさせていただきます。
若干私の話の内容がよくわからないというか、私の言い方が悪かったのかもしれませんが、2回目の質問させていただきます。初めに、酒々井町立小中学校エアコン設置工事について2回目の質問をさせていただきます。
私は、予定価格と落札価格の差について、認識としては、会社の受注工事残がないため、借入金がなく金利負担がないため、発注者に対して受注実績がなく、実績をつくるため、また同工種の実績づくりのためとさまざまな要因があると考えられます。低い落札額でも仕事を受ける会社があることが前提で入札に臨んでいるのではないでしょうか。健全なこととは思えませんが、不況下、倒産するよりは何とか食いつないでいこうという思いのあらわれではないのでしょうか。
今回のエアコン設置工事で大幅な落札差が生じましたが、この差額を行政のBCP、非常時の行政、事業継続計画を図ってはどうでしょうか。例えばエコスクールの実現に向けて、災害時の避難場所でもある学校での電源確保、蓄電池つき太陽光発電設備、持ち運びできる蓄電池などを備えてはいかがでしょうか。移動可能な電源としては、電気自動車の活用なども視野の中に入ってくるのではないでしょうか。このような設備は、子供たちが自然環境を守る学習をより身近なもので体験し、地球環境の未来に役立つのではないでしょうか。当町の事例としては、酒々井小学校体育館新築の工事のとき、数は少ないですが、外灯にソーラー式のものが設置されています。以上のことを考えまして、お答えをいただければと思います。
以上で2回目の質問を終わりにいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 今議員からご質問ありましたが、とりあえずご提案ということで、町のほうで検討させていただきたい、こう考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 4番議員、御園生浩士君。
〇4番(御園生浩士君) では、3回目になりますが、よろしくご答弁をお願いしたいと思います。
小学校、中学校のエアコン工事の工期についてなんですが、これは質問をしてもなかなか難しそうなので、お願いをしておきます。きょうも非常に暑いんですが、子供たちが夏休み、ご家庭で過ごすわけですが、学校が始まってから9月も非常に暑いと思われます。一日も早く工事を終了いたしまして、子供たちの学習環境を整えて、していただければというふうに思っております。
それから、南部地区の区画整理外の富里市、八街市等の道路がそれぞれの市町村の外れのほうに当たります。ですから、道路が非常に狭く、整備状態がよくありません。幸いなことに、八街市、富里市の議員団も視察に見えておるようです。あそこのところを他市町村に強く働きかけをしていただきまして、あの周辺地域がよくなるようにお願いをしたいと思います。
それとですね、消防署前の道路整備をしていますが、現在中央台との接道がクランクになって道路処理をされております。中央台と消防署間に橋をかけて、直進で通行できるように善処していただきたいと思います。救急車の出動は、そして火災の出動はですね、一分一秒を争うことでございますので、あそこのクランクを曲がるのは非常に苦慮していることと思いますので、ぜひとも直進で行けるように検討していただければというふうに思っております。
もう一つは、国道296号線、コスモのガソリンスタンド前の右折ライン設置の交差点改良ですが、地元の議員としましてお願いいたします。計画を実行する前に、ぜひとも、ふじき野、東酒々井の各自治会、大室台小学校PTAに対して十分な説明をし、了解を取りつけていただきたいと思います。今、最近のテレビ、新聞等を見ていると、登下校の子供の列に車が突っ込み、痛ましい事故が発生しております。今、子供たちの登下校については、集団で登下校しております。その列に車が突っ込むと、複数の子供たちがけがをしたり死傷したりしますので、ぜひともよろしくお願いします。右折ラインを設けるということは、朝夕、他市町村の通勤車両が、大室台小学校へ登校で子供たちが集中するところへ車を誘導することになります。地元への説明を十分に果たしていただきますようにお願いいたします。
あと、当町の財源については、限りある予算でございますので、南部関連事業に集中させて、地元住民の利便性を高めていただきたいと要望いたしまして、質問を終わりにさせていただきます。
以上です。
〇議長(越川廣司君) それでは、4番議員、御園生浩士君の一般質問が終了いたしました。
◇ 那 須 光 男 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、2番議員、那須光男君。
〔2番 那須光男君登壇〕
〇2番(那須光男君) 2番手として、那須が質問させていただきます。
まず、第1点の防災ラジオについてですが、私は現在、この4月から持ち回りのために行政連絡員をしておりますけれども、この防災ラジオについての5月11日付のチラシが、非常にある面では丁寧さを欠いていたと私は思っておりますけれども、防災ラジオの有償配布に関する回覧について、ラジオの大きさや携帯可能なのかどうか、あるいは電源はバッテリーで使えるのかなど数多くの問い合わせが私のところにもありました。どういうものなのか伺いたいと思います。
2つ目は、75歳以上の高齢者の方には、独居か否かを問わず、希望すれば無償配布すると理解してよろしいのかを伺います。非常に、配られたビラでは、回覧ではあいまいな形で表現されておりますので、お伺いします。
3点目に、防災ラジオの回覧の日には10種類以上の回覧物があって、見逃してしまったという人が多く私のところに後ほど電話が来ております。回覧するに当たって、このような重要な調査をする場合は今後工夫をする必要があるのではないかと、このように考えておりますので、見解を伺いたいと思います。
大きな2番目として、国道296号線の東酒々井交差点についての問題ですが、この問題はこれまでも長い間この議会でも取り組まれてきましたが、現実は全くといっていいほど解決しておりません。加えて、来春、春にはアウトレットのオープンや酒々井インターの供用も開始されると報道されています。そうなればより深刻な渋滞が予想されますが、1つは右折レーンの設置の見通しについて、どのように見通しされているのかお伺いします。
2つ目には、設置が来春に間に合わない場合、どのような対策を考えているのか、あわせお伺いいたします。
大きな3点目、放射線についてです。昨年12月に行った町内公共施設等放射線一斉測定を、1回ではなく継続して測定すべきと私は3月議会で質問してきましたけれども、当時の環境課長は2月に再度測定していると答弁しました。しかし、測定したのは、12月の測定の段階で0.23を上回った23カ所だけを測定しているということです。これでは1回限りではという私の趣旨と反することですが、1回限りでなく今後ともやるのかどうか、ご答弁をお願いいたします。
小さな2つ目として、町民有志が町の線量計で測定した結果、0.23マイクロシーベルトを上回る場所の存在が指摘されております。それらの場所に対して、町はどのように対処しているのかをお伺いします。
小さな3点目として、食品放射線測定が開始されましたが、学校給食の1日の検体数、調べるものの数が1つか2つとなっていますが、もっとふやせないのか、ふやせないとしたらその理由をお伺いいたします。
最後に、4番目として、太陽光発電についてですが、全原発が停止し、電力が逕翌オ、夏本番を迎えましたが、各地の自治体では積極的に太陽光を初めとする再生エネルギー導入に取り組んでいると報道されています。3月議会で質問しましたが、この議会でも重ねて学校、保育園に太陽光発電設備を設置することを求めます。3月以降の町長の検討結果についてお伺いします。
以上、第1回目の質問を終わらせていただきます。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、那須議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
1点目の防災ラジオについてのご質問ですが、無償配布につきましては、世帯全員が75歳以上の高齢者世帯で、配布を希望する世帯に配布を行います。その他の希望する世帯に対しましては、2,000円でご購入をいただくこととなります。
2点目の国道296号東酒々井入り口交差点についてのご質問ですが、右折レーンの設置の見通しにつきましては、今年度用地買収を実施し、工事着工する予定であると県から聞いております。
次に、設置が来春に間に合わない場合、どのような対策を考えているのかにつきましては、現在、来春までに右折レーンを設置し、供用開始するため鋭意努力しているということを県から聞いております。
4点目の太陽光発電についてのご質問ですが、小中学校や保育園への太陽光発電設備の設置につきましては、第5次総合計画基本計画及び実施計画の中には位置づけされておりませんが、蓄電池を組み込んだ太陽光パネルを小中学校や保育園に整備することにより、太陽光発電による消費電力の削減、休日等に電力が余った場合の余剰電力の買い取り、さらに災害時の非常用電源としての活用などの利点がありますので、大きな財源の問題はありますが、技術開発による設備の寿命や今後はさらなる性能の向上が期待されており、設置費や維持管理費等も安価になることが期待されておりますので、こうした状況をよく見きわめながら引き続き検討してまいりたいと考えております。
以上であります。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、放射線についてのご質問のうち、1点目の一斉測定について、2点目の0.23マイクロシーベルトを上回る場所がある場合の対応についてお答えいたします。
まず1点目、一斉測定についてでございますが、昨年12月に実施いたしました町内103カ所の一斉測定の結果、基準値の毎時0.23マイクロシーベルトを超えた施設及び通学路が23カ所ございました。この基準を超えた箇所につきましては、町民の不安を解消し、安心して生活ができる環境を整えるため、2回の再測定を行ったところでございます。その結果、いずれも基準の毎時0.23マイクロシーベルトを下回る数値であったことから、一斉調査時の数値は一時的なものであり、継続性はないと判断したものでございます。なお、町内の公共施設等放射線量一斉測定につきましては、今後定期的に実施する考えでおります。
次に、2点目の町民の方が町の放射線測定器で測定した数値が毎時0.23マイクロシーベルトを超えた箇所があった場合の対応についてでございますが、町におきましては、測定方法を統一し、地上50センチメートル及び1メートル、砂場にあっては5センチの高さで測定することとしております。このため、まず測定方法の確認を行い、なおかつ基準値より高い数値が出た場合におきましては、町のシンチレーション式サーベイメーターでの測定の実施を検討することとしております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは3つ目の(3)、食品放射能測定についてお答えを申し上げます。
食材は産地で出荷される前に検査が行われ、市場に流通している食材については安全性が確保されているところでございます。町給食センターでは、より一層の安全、安心を担保する観点から、納入された食材の中から計画的に週3回、月、水、金でございますけれども、1検体から2検体を栄養士が選択し、検査を行っております。
検査には、検査機器の稼働と同時に、下処理を含めまして、1検体当たり40分程度が必要となります。そのため、この検査を調理開始前に終了させるためには、1検体から2検体の検査が限度となります。なお、食材は、文部科学省の定める学校給食衛生管理基準により、原則として当日の朝納入することになっております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事兼総務課長(櫻井照嘉君) 私からは、防災ラジオのご質問にお答え申し上げます。
防災行政無線の放送が屋内で聞き取りにくいという状況に対応するため、今年度、町の防災行政無線を聞くことができる防災ラジオを製作することとして配布希望調査を実施したところでございます。この防災ラジオは、ふだんAM、FM放送を聞くことができ、またラジオを聞いているときに町の防災行政無線放送が流れた際には、割り込んで防災行政無線放送が聞こえるというものです。ふだんは防災ラジオの電源を入れておいていただき、チャイム放送などの防災行政無線放送が流れたときに聞くことができます。家庭用のコンセントから電源をとり、非常電源として乾電池を使用するものであり、大きさはメーカーにより異なりますが、幅が20センチ、奥行きが10センチ、高さが10センチ程度で、テーブル等の上に置くものでございます。
今回の回覧は、町で防災ラジオの製作台数を概算で確認するものであり、配布時には希望された方には個々にご案内をし、そのほかの方には広報「ニューしすい」及び町のホームページでお知らせをする予定でおります。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) 2回目の質問に移らせていただきます。
防災ラジオなんですけど、実際、既にほかの市町村では配布済みなわけですよ。例えばこういう、新聞に出ているわけですけど、こういう写真ぐらい載せてね、こういうもんですよということをやっぱりお知らせするのが筋じゃないかと思うんですね。一体どんなものなのか、大きさだってわからなければですね、そういう、買おうか買うまいか、非常に迷った人が多いと思うんですね。そのために行政連絡員のところへ電話が来るわけですから、私も答えられませんから、町役場に電話してくださいと言わざるを得なかったわけですけど、もう少しですね、丁寧な調査が必要ではないかというふうに考えています。
それから、回覧回した、この無償配布のほうは、非常に、だれが読んでも、町長先ほど答弁されたようにですね、75歳以上の世帯だけが、世帯を構成していることしか無償配布しないとは読めないですよ、どうしたって、これは。だから、防災ラジオ配布希望調査表、これだって非常に不手際があってですね、有償で買うのか、無償配布を希望しているのか、その区分けがないわけですよ。行政連絡員は、有償か無償かわからないまま役場に届けているわけですね。これは、どうやってそれで、この間の行政連絡にあった、1,300入れて500ぐらいですか、有償が1,300、無償が500だったと思いますけれども、どうやって把握したのか、非常に私は理解できません。
それと、当日、5月11日の回覧なんですけど、13件の回覧物がどさっと一遍に回覧しろと来ているわけですよ。これ以外に、戸別に、各戸に全部配布する、それも来ているのですよ。このぐらい厚さあるんですね、はっきり言って、1回の回覧が。この中に紙ぺら1枚入れておいても、見逃す人が多いのは当たり前だと思うんですね。今後、回覧のあり方について、ぜひですね、町の重要な施策をお伝えするときにはですね、工夫があってしかるべきじゃないかと思うんですけど、この辺について、今後の考えについてお聞かせいただきたいと思います。
私、議員になる前から、町政についての回覧が来たとき、コピーしたいのだけど、コピーしていたら時間かかっちゃうから、結局コピーしないで、そのまま次のうちに回すようなことがあるわけですけど、やっぱり重要なものについてはですね、希望者はおとりくださいとか、そういうですね、制度もぜひ考えていただきたいというふうに思っています。
それから、アンテナなんですけど、アンテナは500円で購入してもらいますと書いてあるんですけど、無償の方にはアンテナも無償なのかということが1つと、大体、アンテナが必要かどうかはだれがどのように判断するのか、その辺もぜひお聞かせいただきたいと思います。
次に、296の問題、右折レーンの問題ですけど、この選挙区から出ている県議が新聞チラシで言っているんですけど、この県政報告によると、富里から佐倉に向かって東酒々井の入り口で右折するレーンをつくるためには、佐倉から富里方向に向かう車の、あそこでの交差点の右折を禁止しなきゃこれはできないんだと、佐倉、千葉県警がこうおっしゃっているというふうに書いてあるんですけど、この点について町長はご存じなのかお聞かせいただきたいと思います。
この交差点は、写真がありますけど、これはふじき野から来たですね、それからふじき野から来た通り、こっちは尾上から来た交差点です。この交差点が一貫して直線に見えるんですけど、直線じゃないためにそれぞれ別の信号を使っているわけです。ふじき野から20秒間、尾上から20秒間、別々の操作になっているわけですね。そのために、ここに出る、本線の296のあれがその分とられているということなので、ある町民の方がですね、ここのあいている用地を使って、なおかつ、ここに、コスモのスタンドの反対側にですね、空き地があるから、そこを直線化すれば二重の信号にならなくて済むし、本線に時間を回せるんじゃないかという提案が出されているわけですけど、これについてどうお考えなのかをお聞かせいただきたいと思います。先ほど本年じゅうにはできると聞いているとおっしゃっていますけど、先ほど言っている、この地元から出ている県議の報告によると、かなり難しいんじゃないかということも書かれているわけですけど、その辺について、町長も酒々井にお住まいで、新聞とっているでしょうから、これはお読みかと思うんですけど、ぜひ見解をお聞かせいただきたいと思います。
3点目の放射線の問題ですが、かなり、3月議会より一歩前進したように聞こえているわけですけど、ぜひ、12月の1回だけじゃなくてですね、引き続き一斉測定について今後も実施していただきたいと思っています。前任の民生担当参事の方もおっしゃられていますけど、一斉測定するのは大変なんだと、こういうふうにおっしゃられておったわけですけど、1日2日で一斉にやらなくても、参事が言っているように、回数を分けてでもですね、引き続いてですね、実施していただきたいということを改めてですね、副町長にお願いしたいと思います。
それから、ボランタリーで町の計測器で測定した0.23を上回っている件についてですね、3月議会より一歩前向きの発言がなされて、大変敬意を表していますけど、非常に高いところがるる報告されていると思うんですけど、一体全体、そのことを環境課から上層部に伝わっているのか、その辺が私は非常に疑問に思うんですよね。かなり危険的な推移の数値が出ているという報告も出されているわけですけど、そういうことをご存じなのか、ぜひお聞かせいただきたいと思います。
学校給食の検体数について、1個40分だからということですけど、時間的に大変なんだということは承知しましたけど、もう少しですね、例えば保育園の検体については1日1個だとかいうふうになっているようですけど、保育園は岩橋と中央と2カ所あるわけですけど、両方同時にやっているのか、それをお聞かせいただきます。
以上で2回目の質問を終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) まず、私からは無償配布の防災ラジオの関係なんですが、要は、75歳以上の独居もしくは全員が高齢者であるというところにつきましては無償です。したがいまして、そのお宅が不感地域にある場合にはアンテナも無償ということでございまして、全部無償は一緒でございますので、ご理解いただきたいと思います。
それから、先ほど東酒々井入り口ということでございまして、県議のビラという話がございました。ビラについての真偽のところは私はわかりません。ただ、計画では、県の計画では、あそこの場所は両方とも右折ができる交差点という形で計画をされております。それに基づいて今年度用地買収をして、来年の春といいますか、3月だと思いますが、それまでに工事を終えるという話を聞いております。
敷衍しますと、御園生議員の質問とも、意見とも関連するんですが、ここのところは東酒々井側に、富里から来て東酒々井の中に右折できるようにつくってほしいということで議会のほうからいろいろ話がありました。その中で、私は、右折をつくれば町の中に車が走り回るよというお話をしています。だけど、それでもやれということでございましたので、きちっと両側に右折ができるような形で県に要望をいたして、今用地費までついて進めるということになっておりますので、これは住民の総意ということで伺って、県のほうに動いていただいておりますので、その辺をひとつご理解を賜りたいと思います。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〇副町長(橋谷田 豊君) 放射線のご質問についてですが、危険な数値が出た場合には直ちに上層部に報告が来るようになっているのかというご質問についてでございます。
現在、簡易測定ということで、週2回、火曜日と木曜日、測定をしておりますけれども、その数値を見ますと、危険な数値は今のところ出ていませんので、特段こちら、町長や副町長のほうにつきましては直ちにということはありません。ホームページ等で直ちに公表することとしておりますけれども、もし0.23を上回るような、そういう基準を上回るような数値が出た場合には、直ちに報告が来るようになっております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 総務担当参事、櫻井照嘉君。
〇総務担当参事兼総務課長(櫻井照嘉君) 行政連絡員の皆さん方には大変なお骨折りをおかけしておりますというふうに考えております。回覧調査等を行う場合につきましては、回覧担当課であります住民協働課と十分協議しまして、工夫をしてまいりたいというふうに考えております。
それと、75歳以上の世帯の把握というようなご質問がございましたけれども、一応購入時には再度購入申込書の提出をお願いしまして、町のほうの持っている名簿等と突合しまして、75歳以上の世帯であるということを確認しながら無償配布を行っていきたいというふうに考えております。
それと、外づけアンテナの関係でございますけれども、防災ラジオにつきましては、ラジオ本体にアンテナがついておりますので、大体もうそれで聞こえるかと思います。それで聞こえない場合は、外づけアンテナ等を配布するというようなことを考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 学校教育課長、池田幸夫君。
〇学校教育課長(池田幸夫君) 保育園についてのご質問でございますけれども、中央保育園と岩橋保育園は同じ食材を使っております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 2番議員、那須光男君。
〇2番(那須光男君) 3回目の質問に入らせていただきますけれども、296の問題について、この県議の報告書は2月の5日号になっているのです。それで、千葉県警はとにかく、佐倉から富里に向かっている車の右折を禁止しない限り、富里から佐倉への右折レーンをつくることは困難だというふうに書いてあるわけですけど、この点についてもう少し、ぜひ事実について、私どももこの議員に確認しますけれども、町としてもですね、県警のほうにですね、問い合わせたらどうかというふうに考えておりますが、そのやつについてお伺いしたいと思います。
〇議長(越川廣司君) 那須議員に申し上げますけれども、これはあくまでも県のですね、事業でございますのでね。そういう意味であれしてください。
〇2番(那須光男君) だから、私は、こういうことが出ているから、町としても県警に問い合わせたらどうですかということを。町がこの県議に聞けと言っているんじゃないですよ。
〇議長(越川廣司君) それはちゃんと連絡しているんじゃないですか。
〇2番(那須光男君) 次に、太陽光の問題について、先ほど、3月議会より一歩具体化して、来年度じゅうには小中3校に蓄電池つきの太陽光を設置したいというふうに今述べられて、大変、わずか3カ月の間に前進したというんで評価しているわけですけれども、私はもっともっと、来年なんていうことを言っていないでですね、現在の状況からいくと、もっとスピードアップしてぜひやっていただきたいと思うんですけど。
先週のNHKの朝の番組では、2日続けてですね、埼玉県や東京都がいろいろ取り組んでいるという報道をされていますけれども、埼玉県ではですね、県内の県民が太陽光を設置する場合にですね、少しでも安価にしてもらえるように、県が一括して業者と契約して単価を下げて、それで設置希望者にあっせんしているというふうに報道されています。東京都はですね、東京都が持っている施設、特に学校とテレビで言っていましたけれども、そういう施設の屋上をですね、民間業者に貸し付けて、それでお金をもらってですね、太陽光の発電量を増大しようとする取り組みを決めたんだという報道をされています。
そんなのは、都や県だから、大きいからできるんじゃないかというふうに反論されるかもしれませんけれども、群馬県の榛東村ですか、人口わずか7,500人だそうですけれども、これは村の遊休地を一大メガソーラーの会社と契約してですね、土地の賃借料300万円を毎年いただくと、その金でですね、電気関連の専門学校の見学ツアーを招いてですね、既に全国から100カ所の問い合わせが来ていると。これはまだ現在建設中で、4月に完成するそうですけれども、完成した暁にはもっと見学者がふえて、土地の特売品だとか、それから食べ物が売れてですね、町が活性化していくのではというような報道もされています。
同じ群馬県の太田市ではですね、余っている工業団地の用地をですね……
〇議長(越川廣司君) 質問者に申し上げます。
質問は簡潔にですね、質問したいことを言ってください。
〇2番(那須光男君) まだ時間があるからいいんだよ。
〇議長(越川廣司君) いや、時間、そういう問題じゃないです。
〇2番(那須光男君) それで、みずからソーラーを設置してですね、売電価格6,700万、毎年入ってくる、20年入ってくるとなっています。この建設費は後払いだということでですね、先行投資は、初期投資は全くゼロだったというふうに言っておりまして、この6,700万のうちの幾らかを使ってですね、太田市民がですね、太陽光を設置するときの補助金に使おうというようなことも出されています。
私は、実は今回、この6月議会では太陽光の問題を取り上げないよう思っていたわけですね。というのは、3月議会で私の質問に非常に前向きでなかったので、取り上げても、たった3カ月で町長の方針がそんなに軽く変わるとは思わなかったんですけれども。実は、5月1日のメーデーの日にですね、ある人から小坂町長が脱原発をめざす首長会議に出たんだといううわさを聞いて、初めは本当かなと思ったんですけれども、ホームページを開いてみたら、インターネットを開いたらですね、事実これが出てきてですね、小坂町長の名前がちゃんと出ていたから、随分町長もやるもんだなと思ったのですけれども。この件については、あした地福さんが質問されますので、具体的に答えなくて結構ですけれども。そういうことでですね、脱原発をめざす首長会議の会員としてですね、ぜひもう少し、来年なんて待たずに、積極的にですね、取り組んでいっていただくようですね、先ほど言ったように後払いという方法もあるようですから、ぜひその辺もですね、検討されて取り組んでいただきたいというふうに思っています。
以上で3回目の質問を終わらせていただきます。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 先ほど申しましたように、交差点の関係は、一応県のほうで、両方、交差点、要するにコスモのところは右折できるような構造でしているということでございますので、そういう形でご了解いただきたいと思います。
そしてまた、太陽光発電につきまして、いろいろ、るるお話があったわけでございます。これにつきましてもご提案ということで、ただ、太田市については不交付団体でございましてですね、自分で自由にですね、予算をつけて物事を進められるまちでございます。酒々井町は幸か不幸か交付団体でございまして、すべて金の使い道は国にチェックされているということでございましてですね、そういう中で非常に大変なところがあります。
それで、なおかつですね、要するに、榛東村とかその辺のところのメガソーラーの話がありましたが、あれは榛東村ですかという村の土地があるということでございまして、酒々井町の場合はそういう土地を町として持っておりませんので、その辺は非常に大変なのかなと思っております。ただ、埼玉県の個人住宅に設置する場合に、県が全体が取り組みをしてですね、そうして安価に手に入るようにと、これは非常にいい話でございまして、ぜひとも、先ほどビラを書いた議員さんには、県議会のことでございますので、そうしていただけるといいなと、こう私は思っております。
いずれにしましてもですね、そういうことでございまして、いずれにしろ、環境性能を重視するかということで、コストがやはりかかるというのがございますし、防災性能を重視するということであれば、一般的な予備発みたいな考えもありますし、その辺をいわゆる精査しながらですね、適材適所といいますか、そういう計画を定めていく必要があると、こう考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) それでは、2番議員、那須光男君の一般質問は終了いたしました。
ここでしばらく休憩をさせていただきます。
(午前10時05分)
〇議長(越川廣司君) それでは、休憩前に引き続き再開をいたします。
(午前10時15分)
◇ 金 塚 学 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、1番議員、金塚学君。
〔1番 金塚 学君登壇〕
〇1番(金塚 学君) 改めまして、おはようございます。1番議員の金塚学でございます。ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
初めに、酒々井町学校給食センターに配備されました沃化ナトリウムシンチレーション検出器、食品放射能測定装置についてでございますが、昨年12月の定例議会にて食品放射能測定装置導入について質問をさせていただいた関係から、5月28日に給食センターにおいて測定方法を見学させていただきました。当日は、千葉県産豚肉と千葉県産ナガネギの測定検査が行われ、いずれの食材もセシウム134、セシウム137ともに検出限界値を下回り、検出せずという結果でありました。
センター長から測定方法について説明を受けましたが、液体サンプルはそのまま測定できるそうですが、個体のサンプルは正確な測定のため、なるべく細かく刻み、できればペースト状にしたほうがよいとのことでした。食材の搬入から検品、点検、そして子供たちが楽しみにしている給食時間に間に合うように調理と、時間が限られた中できちんと検査が行われておりました。改めまして、教育委員会の皆様と給食センターの皆様に感謝申し上げます。
学校給食や保育園の給食だけでなく、6月からは経済環境課を窓口に酒々井産農産物の検査が行われております。町民の皆さんの不安を少しでも払拭し、安心して安全な食材を口にできることが大切でございます。どうぞこれからも、各課の壁を越えて、町民の皆さんの安心、安全のためによろしくお願いいたします。
それでは、通告に従い、順次質問に入らせていただきます。町長、教育長並びに担当課長の皆様には、明快なるご答弁をお願い申し上げます。今回は、6つの項目について質問をさせていただきます。初めに、教育環境の整備についてでございます。本年4月23日に京都府において、また4月27日には千葉県と愛知県において、集団登校中の小学生の列に自動車が突っ込み、死傷者が出る痛ましい事故が発生しております。いずれの事故も運転手の不注意により発生した事故でありますが、通学路登校中の落ち度のない子供たちが犠牲となったことは紛れもない事実であります。通学路の安全を含め学校の安全を確保することは、安心して児童生徒が学習する上で当然のことであり、登校中の今回のような事故は絶対にあってはならないものでございます。
警察庁によれば、我が国の交通事故の発生件数は、平成23年までは7年連続して減少し、死者数も11年連続で減少しております。これらは各方面の関係者のたゆまぬ努力によるものと理解しますが、今回の事案をかんがみ、なお一層のご努力と対応が求められるのであります。今回の事故はいずれも運転手側の問題であると理解するものの、事故の現場はあくまでも通学路であり、同種の事故の再発防止という視点からは、当町においても通学路の安全対策が求められております。
そこで、お伺いいたします。4月に京都、千葉、愛知において、登校中の児童等の列に車が突っ込み、死傷者が出る痛ましい事故が発生しております。当町においても、以前から、県道宗吾・酒々井線や酒々井地先から下台地先の町道02―009号線は危険とされながらも通学路として利用されています。通学路の安全を含め学校の安全を確保することは、安心して児童生徒が学習する上で当然のことでありますが、当町の通学路の安全対策はどのようになっているのかお伺いいたします。
次に、学習関連施設の充実についてでございます。町には、平成15年9月に完成したプリミエール酒々井という教育文化施設がございます。客席数350席の文化ホールと町立図書館が併設され、町民の文化交流の場として利用されております。文化ホールでは、成人式を初めとする式典やピアノの発表会、幼稚園のお遊戯会、カラオケ大会やダンスの発表会、講習会やセミナーなど多種にわたる事業に利用をされております。町立図書館は、未就学児から高齢の方まで、書籍だけでなくDVDやCD、インターネットまで幅広い町民に利用され、登録者数1万2,000人、月の利用者数は2,500人を超え、親しまれております。
しかしながら、文化ホールと図書館が併設されていることから、利用者からは不満の声も上がっております。もともと図書館は静かに利用するものとされ、私自身、小学校のときに、図書館を利用するときには他人に迷惑がかからないように利用するという指導を受け、実際に図書館に行き、あの静まり返った空間で本を選び、本の大切さを自然と身につけるという感覚がございます。残念ながら、プリミエール酒々井にはエントランスホールと図書館の入り口に扉がないため、エントランスの声が図書館内に響いてしまうのが現状でございます。文化ホールを利用する人は、それぞれの思いで会場に訪れ、発表会や講習に参加されるのであります。エントランスホールでは、あいさつをしたり、会話を楽しんだり、時には練習したりする方もいるのではないでしょうか。そのときに、施設の方から静かにしてくださいと突然言われても戸惑ってしまうのではないでしょうか。また、図書館の利用者にしてみれば、本を読むのにこんなに騒がしくては困ると思い、何とかなりませんかと施設の方に詰め寄る結果となるのであります。まだ施設の方へ苦情を伝えるのであればよいですが、次回から図書館を使わなくなってしまったらと考えると非常に残念でございます。
そこで、お伺いいたします。プリミエール酒々井において、文化ホールでイベントが開催されると、エントランス付近に人が集中し、騒がしくなるため、図書館利用者から苦情が出ております。図書館の利用者にも文化ホールの利用者にも快適に利用していただくため、図書館入り口に遮音用の扉が必要であると思いますが、施設の改善の予定はあるのかお伺いをいたします。
次に、安心安全に暮らすための対策についてでございます。現在町内では、平成25年3月開通予定の東関東自動車道に新設される酒々井インターチェンジ工事が進んでおります。また、本年4月11日には、チェルシージャパン株式会社さんが酒々井南部地区土地区画整理事業施行地域区内において、平成25年春の酒々井プレミアム・アウトレットの開業を目指し、工事が着工されました。予定の数値ではございますが、プレス発表によりますと、敷地面積約19万7,200平米、店舗面積約2万1,700平米、店舗数110店舗、駐車場台数約3,500台ということでございます。大変立派な商業施設であり、酒々井の産業振興、そして観光振興の起爆剤になってほしいと思います。
そうした中、本年4月13日に、千葉県木更津市の金田東特定土地区画整理事業地内に三井不動産株式会社さんによる三井アウトレットパーク木更津がオープンいたしました。こちらの概要ですが、敷地面積約21万5,000平米、店舗面積約2万8,000平米、店舗数171店舗、駐車台数約4,300台となっております。ちなみに、木更津の営業時間は、物販が午前10時から午後8時まで、フードコートは午前10時30分から午後9時までとなっております。これらのデータを比較しますと、酒々井のほうが少し小さいようですが、ほぼ木更津にできたアウトレットモールと同等規模と考えることができます。
私がお聞きしたいのは、昨年12月の定例議会においても質問させていただきましたが、木更津では交通量がふえ、渋滞が予想されることから、平成22年5月に区画整理施工者である都市再生機構が国、県、市などの関係機関で構成される金田地区関連交通計画等連絡調整会議を設置し、アクアラインから区画整理事業地へのアクセス道路や木更津金田インターチェンジ及び国道409号線の整備などについて何度も検討を重ね、インターチェンジへの専用レーンの設置や区画整理地までのアクセス道路整備、さらには国道409号線の交差点改良などの整備が行われたと聞いております。このように、木更津では、アウトレットモールの工事着工前から都市再生機構を中心に検討を重ね、2年ほどかけてオープンを迎えたと聞いております。酒々井プレミアム・アウトレットの開業予定まで残り9カ月となり、酒々井南部地区でも周辺自治体を含めた調整会議を立ち上げたと聞いておりますが、進捗状況はどのようになっているのでしょうか。
そこで、お伺いいたします。酒々井インターチェンジ並びにアウトレットモール開業に伴い、土日や祝日は大変な交通渋滞が予想されていると思いますが、国道、県道を含めた県内道路の交通渋滞対策と町民の交通安全対策はどのように計画されているのですか、お伺いいたします。
次に、住みよい環境対策についてでございます。先日、東酒々井にお住まいの方から、コウモリのふんがひどくて困っていますと相談を受けました。東酒々井にコウモリと疑問もありましたが、相談された東酒々井にお住まいのお宅に行くと、車のボンネットやベランダ等が鳥のふんとはちょっと違う黒いもので汚れておりました。ただ、私がお邪魔したのは日中でしたので、実際にコウモリがいることを確認できませんでした。相談者から、夜になると結構な群れでいますので、ぜひ見に来てくださいと言われましたので、後日夜間にお邪魔させていただくと、軒下などに結構ぶら下がっているのです。近所の方もお見えになり、ご近所の皆さんで困っているということでございました。
私、こういう被害が公害になるかどうかはわかりませんが、鳥による騒音や悪臭、鳥に起因する病気などは住環境を損なう被害であり、公害としての性格はあるのではないでしょうか。私は専門家ではございませんので、鳥とコウモリを一緒にしてよいのかも含めよくわかりませんが、特にふん尿などにより悪臭が地域一帯にもたらす規模の場合には公害とみなされるという解釈もあるようでございます。
そこで、お伺いいたします。東酒々井団地を中心にコウモリ等の鳥獣被害が出ているようですが、町として対策は講じているのかお伺いいたします。
次に、清掃組合についてでございます。現在、私たち町民の家庭から出るごみは、昭和41年に設立された佐倉市、酒々井町清掃組合が運営する酒々井町墨地先にある酒々井リサイクル文化センターで処理をされております。この施設は、昭和62年に設置され、概要によりますと、約12ヘクタールの土地に焼却処理施設、粗大ごみ処理施設、最終処分場、最終処分場浸出液処理施設、リサイクルセンターを有し、酒々井町民、そして佐倉市民のごみ処理を行っております。私が言うまでもなく、この施設の設置に当たり、地元墨地区、そして隣接する飯積地区の皆さんのご理解と多大なるご協力があり、現在に至っております。
清掃組合の議事録によりますと、その酒々井リサイクル文化センターを運営する佐倉市、酒々井町清掃組合に四街道市から加入依頼があり、協議が行われているそうです。平成20年8月に四街道市から佐倉市、酒々井町清掃組合へ文書による正式な加入協議依頼があり、これを受け、佐倉市、酒々井町清掃組合四街道市加入検討委員会を平成20年11月に設立し、6回の委員会を開催し、21年6月、文書にて答申がなされ、21年7月に四街道市からの加入協議に対し、組合は協議依頼に応じる回答をされているそうです。そして、平成21年8月には第1回の佐倉市、酒々井町、四街道市の首長会議が開かれ、事務レベルで調整していくことで各首長の合意を得、計6回の事務レベル協議が行われましたが、負担金の精算方法や今後の輪番制の考え方に相違があり、事務レベルの打ち合わせが進まない状況になりました。しかし、平成22年7月に第2回首長会議が開催され、四街道市から加入協議の継続依頼があり、了承されております。また、私が先日行った協議に参加している四街道市、佐倉市、酒々井町の関係者への聞き取り調査によると、四街道市の加入時期は平成27年4月1日としているほか、四街道市から加入負担金について提示もありますが、清掃組合の計算とは額にして数億円の隔たりがあるということです。
そうした中、四街道市長の佐渡市長は、平成24年3月の定例議会において、清掃組合の加入について不退転の決意で臨みたいと答弁し、現在開催中の四街道市6月定例会初日、市政概要の中でも、ごみ処理施設については、佐倉市、酒々井町清掃組合の加入に関し、今年度中に結論を出すべく協議を継続してまいりますと訴えていらっしゃいます。このことに関し、私は、四街道市の加入により、ごみ処理負担額の削減効果など酒々井町民へのメリットも多いと思いますが、冒頭にも申しましたように、酒々井リサイクル文化センターのある墨地区、そして隣接する飯積地区の皆さんの多大なるご理解とご協力があって初めて実現できることだと思います。私は、処理施設のある自治体として、しっかり協議に臨み、地元住民の負担だけが大きくならないように進展していただきたいと思います。
そこで、お伺いします。四街道市長が24年3月の四街道市議会について、現在協議中の27年4月までに佐倉市、酒々井町清掃組合加入について、今年度中に結論が出せるように不退転の決意で臨みたいと答弁されておりますが、町は清掃組合、清掃工場がある地元の自治体として現在どのように対応しているのかお伺いをいたします。
最後に、町の活性化推進についてでございます。東関東自動車道酒々井インターチェンジの開設や酒々井プレミアム・アウトレットの開業により、町外から多くの買い物客や観光客が訪れることが予想されています。その観光客をいかに既存の市街地に誘導し、酒々井町に滞在させるかで町の商業や観光の振興が図れるかは言うまでもありません。
そこで、本佐倉城などの観光スポットのほかに酒々井町の景色や眺望を楽しんでもらうビュースポットが必要であり、幾つかのビュースポットや観光資源を結び、訪れた人が町内を回遊できる仕組みが必要であります。既に酒々井地区と中川地区の境にある築山は、明治天皇が4回も休憩された歴史ある酒々井の眺望の名所であります。今でも、印旛沼や筑波山、冬の晴れた日には富士山も眺められるビュースポットです。しかし、そこからはJR酒々井駅を中心とした中央台や東酒々井の住宅地を望むことは難しく、人口2万人を超える町として発展したもう一つの酒々井の顔を眺めることはできません。
そこで、私は酒々井に初めてきた友人に見せるポイントがあります。そこは、ちょうど私の住むふじき野地区の上を走る国道296号線からの眺めであります。そこからは、眼下にふじき野地区、そして東酒々井の住宅地、鉄道と役場庁舎、そして中央台のマンションまで、住宅都市としての酒々井、そして遠くには印旛沼を囲む田園風景と筑波山、晴れた日には富士山を眺めることができます。ぜひ私は、この景色を一人でも多くの方に眺めていただき、酒々井のすばらしさを知っていただきたいのであります。しかし、心配なのは、296号線からふじき野地区までには傾斜地になっており、首都圏直下型の地震が予想され、一部ふじき野地区に住んでいる住民からは地滑り等の不安も聞かれております。
そこで、お伺いします。国道296号線尾上地先からは、役場付近から中央台、酒々井駅、東酒々井の住宅地を眺めることができ、遠くには印旛沼や筑波山の眺望を楽しむことができます。しかし、首都圏直下型地震等の報道により、ふじき野地区に接する296号線下のがけについては、地滑り等の危険を心配する声が上がっております。町の都市計画マスタープランには見晴らし台の計画がありますが、見晴らし台についてはどのように計画されているのかお伺いをいたします。
以上で私の1回目の質問とさせていただきます。どうぞ明快なご答弁をよろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、1番議員、金塚議員からは6点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。なお、教育分野は教育長がお答えをいたします。
3点目の安全、安心に暮らすための対策についてのご質問でありますが、来年春に開業する酒々井インターチェンジや南部地区新産業団地の大型アウトレットモールに関する交通環境につきましては、インターチェンジから南部地区新産業団地を経て主要地方道県道富里・酒々井線に連絡する間は両側4車線で整備することとなっており、南部地区新産業団地内で整備している幅員17メートルの補助幹線道路を活用することで、アウトレットモールに来場する交通量は円滑にさばけるものと計画をしておりますが、多方面から来場者が集まると思いますので、特にオープン時などは、周辺の国道や県道、さらに町道においても渋滞等の影響が生じることもあろうかと考えております。どのくらいの影響があるのか予測が難しい面もありますが、行政報告で述べましたとおり、早急に町内の総合的な交通体系について検討する検討委員会を立ち上げるなどして対策を講じてまいりたいと考えております。
5点目の清掃組合についてのご質問ですが、佐倉市、酒々井町清掃組合の四街道市加入につきましては、四街道市加入問題検討委員会で検討を重ね、平成21年7月31日付で四街道市に対し答申内容を提示いたしました。その後、佐倉市、酒々井町清掃組合及び四街道市の関係職員による事務打ち合わせを継続して行い、平成23年10月20日付で四街道市長に対し、清掃組合加入協議に係る考え方を清掃組合管理者から文書により提案をいたしました。しかしながら、四街道市から加入負担金等についての基本的な合意が得られておらず、現在のところ協議が進展していない状況であります。四街道市においては、清掃組合からの提案に基づき、現在加入の検討を行っている状況であり、今後四街道市の方向性が明確になった場合は、四街道市を含めた担当者レベルでの詳細な協議、検討に入れるものと考えております。町といたしましては、四街道市が清掃組合に加入するためには、まず地元地区の了解が大前提であることから、地元協議会と清掃組合による十分な協議が行われるよう協力してまいりたいと考えております。
6点目の町の活性化推進についてのご質問でありますが、現在策定中の都市マスタープランについては、景観形成に関する基本方針の中で眺望点の確保や見晴らし場の整備などを目標に上げる予定ではありますが、町内には築山を初め眺望点が数カ所あり、具体的な場所についてはこれから検討してまいるところであります。
ご質問の国道296号沿い、尾上地区からの眺望はすばらしいものがあると同時に、中央台、東酒々井、ふじき野、中川が見渡せ、町の状況が一目できるという防災上の利点がありますが、議員ご指摘のとおり、地滑り等の懸念もあることから、将来的に防災性を兼ねた見晴らし台として整備するためにはその対策も踏まえた計画にしなければならないと考えており、さらに検討してまいります。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、教育環境の整備に係るご質問のうち、通学路の安全対策、道路整備の観点からお答え申し上げます。
県道宗吾・酒々井線の歩道未整備箇所は、住家が連檐している箇所となっており、歩道整備するためには用地買収や建物移転等が必要となり、時間及び費用を要することから、おおむね用地確保が可能な状況にある危険箇所を優先的に整備していく方針であると県から聞いております。
また、町道02―009号線につきましては、歩行者や自転車通行者の安全に留意し、平成23年度から段差解消工事を行っておりますが、さらにこの地域を取り巻く交通体系を抜本的に見直し、交通安全対策について検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
〔教育長 東條三枝子君登壇〕
〇教育長(東條三枝子君) それでは、私からは1番目の教育環境の整備と2番目の学習関連施設の充実の2点についてお答えを申し上げます。
まず初めに、1番目の教育環境の整備についてでございますが、通学路の安全につきましては、地域のボランティアの皆様や保護者の方々のご協力により登下校の児童生徒の見守りをしていただくとともに、各学校では、警察等との連携による交通安全教室の開催や学級活動、道徳における安全指導を行っているところです。このような中、町教育委員会では、全国で頻発する登校中の交通死亡事故を踏まえ、平成24年5月2日に小中学校の防災教育及び安全教育担当者会議を開催し、年度初めに設定した通学路の見直しや危険箇所の再点検を指示し、先般、町として取り組む必要性が高い危険箇所をマップ上にあらわした危険箇所マップを作成しました。今後は、このマップを活用し、各学校が通学路の安全について重点的に児童生徒に理解させるとともに、町全体で情報を共有化し、早急に改善可能なものから対応していくとともに、通学路の安全に向けて引き続き関係機関と一層の連携を図ってまいります。
次に、2つ目の学習関連施設の充実についてですが、プリミエール酒々井は、図書館と文化ホールを兼ね備えた生涯学習複合施設として平成15年9月に開館し、以来8年が経過しております。エントランスホールでの騒音問題については、以前より図書館利用者からの苦情をいただいているため、エントランスホール中央の目立つところにお静かに願いたい旨の張り紙をして、ご理解、ご協力をお願いしてきたところです。議員ご指摘の図書館入り口に遮音性のある扉を設置することについては、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、幡谷公生君。
〇経済建設担当参事兼経済環境課長(幡谷公生君) 私からは、住みよい環境対策についてのご質問にお答えをさせていただきます。
ご質問のコウモリ等の鳥獣被害についてでございますけれども、これまで町内でのコウモリの存在については聞いておりました。しかしながら、コウモリによる具体的な被害等の報告は受けておりませんでした。コウモリが自宅家屋等に住みつくなどによりまして被害が生じることがある場合につきましては、千葉県害虫防除協同組合を紹介するなど行い、自己対応をしていただくようお願いをしているところでございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) それでは、再質問をさせていただきます。6点ご質問させていただきましたが、その中から3点だけ、3つの項目についてだけ質問させていただきます。
まず、一番初めの通学路に関する質問なんですが、4月に起きた京都府亀岡市の通学路事故は、並走する国道の抜け道となっており、ふだんからスピードを出す車が多く、PTAや地元自治体から再三安全対策を求める要望が上がっていたと繰り返し報道されております。加害者の運転者に一番の責任があることは言うまでもないのですが、通学路のあり方として、その安全対策についてはしっかり検証されるべき事項であります。
そこで、私は、県道宗吾・酒々井線について、管理者である千葉県印旛土木事務所に5月28日に確認に行ってまいりました。土木事務所長さんは本庁で打ち合わせということでしたので、次長さん2名と課長さん1名にお会いしたところ、町議会で言うのはあれかもしれませんが、次長さんから、地元の同意が得られないから歩道ができないのですとはっきり言われました。私は、通学路として通う酒々井小学校のPTAの皆さんや地元自治会から再三安全対策を求める要望があるということでしたので、工事がなぜできないのか、なぜ工事に着手されないのか確認したく伺ったのですが、土木事務所での対応された次長さんは、あの道路は危険であることは承知しておりますが、地権者の方が同意が得られないので着手できないのです、景気の低迷と昨年の震災によりこれだけ予算が削られる中で、地権者の同意が得られない事業なんてあり得ませんという見解を示されました。県内でたくさんの事業要望がある中で、地権者の同意が得られない案件に時間と費用を費やすことはできないという県の方針であると説明されました。町のほうできちんと交渉し、地権者の同意が得られればすぐにでも着工できますが、酒々井さんはそうじゃないですよねと言われてしまいました。
私に説明された印旛土木事務所の次長さんはどのようなお考えかわかりませんが、子供たちが通う通学路であるということは事実であります。県がそのような対応であれば、県道を通らない通学路の確保をきちんと考察していかなくてはなりません。これまで県道宗吾・酒々井線に関する町の答弁を調べますと、県道は県の管理だからというお答えで、県のほうで努力されているんだという答弁でしたが、管理者である印旛土木事務所には全くそういう考えはないようでございました。非常に残念でございます。
そこで、町としては今後どのように対応していかれるのでしょうか。県土木事務所の次長さんが言われるように、町が地権者と交渉し、調ってから要望するのか、それとも県が今までどおり進めるのを待つのか、県と一緒になって進めていくのか、いろいろあると思いますが、今後どのように進めていくのでしょうか。
また、町道02―009号線については、道幅が狭いのに大型車の通行も多く、本年度、自転車の通行の安全確保の問題から歩道の段差をなくす工事が行われましたが、歩行者や自転車の安全通行を確保するためには白線の引き直しやカラー舗装等きめ細やかな対策が望まれると思いますが、今後予定はありますでしょうか。
次に、3番目の交通対策についてでございますが、木更津のアウトレットは、敷地内駐車場、先ほど申しましたように4,300台用意しておりますが、そのほかに臨時駐車場を約5,000台分用意し、9,000台確保という体制で対応をしているそうです。酒々井町の人口2万1,000人、9,000世帯と考えると、すばらしい数の駐車場だということがわかると思いますが、平日はほとんど臨時駐車場を使わないそうですが、休日は開放しているようでございます。
木更津のお隣、袖ケ浦市に住む友人からお話を聞いたのですが、ゴールデンウイークの4月30日には、何とその9,000台の駐車場が一時満車となり、渋滞したそうでございます。そのため、敷地外にある臨時駐車場からいわゆるシャトルバスというものが出ているそうですが、そのバスも渋滞に巻き込まれという事態が発生したそうです。このような駐車場待ち渋滞は、絶対に避けていただかなくてはなりません。アウトレットモールに来たお客さんは、アウトレットモールに行くことが目的ですので、少し離れた駐車場に車をとめたり、駐車場のあき待ちをする、それは仕方がないことだとは思いますが、駐車場待ちの渋滞により地元住民の生活に支障を来すようでは困るのであります。例えば緊急車両の通行ができなくなったり、地元商工業者に時間どおり荷物が届かなくなったり、あるいは生活道路の中まで買い物客が、車が入ってきたりといろいろございます。木更津市の例を挙げましたが、敷地内駐車場3,500台では絶対に足りないのであります。今わかる範囲で結構ですが、駐車場はどれぐらい確保しているのか、台数などおわかりでしたらお教え願えればと思います。
それから、地元の人は渋滞の中をわざわざ車を出して買い物に行くとは考えていなく、CO2を初めとする温室効果ガスの抑制などエコのこともございますが、自転車でサイクリングがてら行ければななどという声も多く耳にいたします。人口の多い東酒々井や中央台、ふじき野地区から南部地域へのアクセスに自転車等も安全に通行できる対策はされているのでしょうか、お伺いをいたします。
最後に、4番目のコウモリについてでございますが、私が確認にお邪魔した夜に、近所の方から、2年ぐらい前に役場に相談したのですが、民有地だからできないんですと言われてしまいましたとお聞きしましたので、先日、「コウモリについて相談はございましたか」と担当課に聞き取りをさせていただきましたところ、「ことしになって相談はないそうです」というお返事をいただきました。「では、昨年とかその前とかどうですか」と確認したところ、「2年くらい前に相談があったみたいなんですが、ちょっと今わからないんですよね。課も合併したり、担当かわったりして」とお答えをいただきました。さらに、職員さんからも、先ほど参事からもお話あったように、「もし被害があるようでしたら、県の害虫駆除等やっている団体がありますので、そちらを紹介しますので、お願いします」と説明されました。確認のため、「町の職員さんでは直接駆除はできないですよね」と質問すると、「そうなんです、やっぱり専門でないと」という返答でございました。
私は、職員さんに直接駆除に行ってほしいとかは申しません。でも、非常に残念なのは、本当に引き継ぎがされていないのかなと疑問が残りますし、コウモリの相談をされて、現地に行って何も調べないのでしょうか。私、専門家じゃないので、冬眠しているかどうかよくわかりませんが、5月から11月なんです、全国的に見てもコウモリの被害というものは。冬はコウモリはいないんです。ことしになって相談はまだ来ていないんです。私、5月に質問に行きましたので、それまではほとんど出ないんですよね。そういうことでございます。それは当たり前ではないのかなというふうに正直思いました。これからどんどん暖かくなり、夏の繁殖期、子育てを住宅地に来てコウモリがやるから被害が出ると思うんです。それから、夏の明るい時期の9時から17時15分の時間ではコウモリは発見できないんですよね。残念ですが、コウモリは夜行性なのであります。
先ほど申しました公害の問題ですが、公害は事業所から発生されたことを規制するようにできているので、野生の鳥など、悪臭などは難しいと思うんです。しかし、町民目線で行政としては把握していただくべきと私は思います。第5次総合計画でコンパクトシティーやハイクオリティーのまちづくりを目指すのであれば、きちんと現地に行って町民の話を聞くことも大切ではないでしょうか。役場の窓口の方が、どこかの自治体のようにすぐやるとかすぐ聞くとか、現地に行って駆除するとかしなくても、最低1度は現地に足を運び、相談者との確認は必要であると思います。現地に行って、役場の職員さんだけがやるのではなく、はしごを貸すとか、地域の皆さんと協力して対応をしていくことも考える必要があるのではないでしょうか。直接現地を見に行き、直接話を聞く、そして対策を考えることが町民の安心、安全につながると私は思います。パトロールに行ったのならば、声をかけ、現況を確認する、そういうことが必要であると思います。ぜひ、このことに関し、執行部の皆さんのご意見をお聞かせください。
以上、2回目の質問でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 県道の宗吾・酒々井線の交通対策でございますが、町としてはどう対処を今後していくんだという話でございますが、今、町といたしましては、知恵を出して、町の顔づくりというような話の中で、歩行空間を確保しようという事業は今年度から始めているわけでございます。さらには、7月には県の部長に直接現地にご足労いただいて、現地を確認していただいて、そしてその辺についてさらに町から説明、そして要望していくということでございます。
それからまた、アウトレットの交通対策ということでは、当然、土日とか開業時はやはりいっぱい車が来ると、そういうことで、通常ある駐車場ではなくて、臨時駐車場の確保ということも当然でございます。直接事業者及びURからはその辺の相談は私のほうには受けておりませんが、実際空き地を求めて飛び回っているという情報は私の耳に入っております。ですから、それは織り込み済みかなと、こう考えております。以上です。
コウモリ除去につきましてはですね、いろいろあったかと思いますが、いわゆる住民の皆さんと、それからまた町が協働して一緒に問題を解決していくと、それが極めて重要な話でございまして、地域担当員とかそういうのも、制度も五、六年前から設置しておりますが、そういうことはですね、自治会の状況をつぶさに把握してですね、素早い行政対応ができるというのを詰めておるわけでございますが、いかんせんちょっとすばらしい答弁をしたようでございますのでですね、その辺については指導していきたいなと、こう考えております。よろしくお願いします。
〇議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
〇1番(金塚 学君) ありがとうございました。3項再質問させていただきましたが、解決策が少し見えたのではないかなと思います。
私が県土木事務所にお邪魔したときも、所長さんがいらっしゃらなかったので、次長さんという形でしたので、そういう説明を受けてしまったのかなという部分もありますが、7月に本庁の部長さんにもお話をいただけるということでしたので、ぜひ子供たちの安全確保のために、長きにわたる問題でございますので、解決に進んでいただければと思います。
また、細かい点までお話をしてしまいましたが、コウモリなどの問題がありましたが、やっぱり町民の皆さんは窓口に来て直接お話しされます。結構、私、こういう立場で一般質問させてもらっているのであれですけれども、町民の方からすると、窓口に行って苦情を言うって結構勇気が要ることだと思うのですよね。そういう方の話を、その場でぱっとこうしてくださいと説明してしまうのではなくて、実際に、コンパクトシティーということで、そんなに広い行政範囲ではございませんので、ぜひお時間があったら、直接そういう方のところへ訪れていただいて、お話を聞いていただくだけでも、町民の皆さん、少し安心につながるんじゃないかなと思っております。ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
以上で終わります。ありがとうございました。
〇議長(越川廣司君) それでは、1番議員、金塚学君の一般質問が終了いたしました。
◇ 齊 藤 博 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、6番議員、齊藤博君。
〔6番 齊藤 博君登壇〕
〇6番(齊藤 博君) 6番議員の齊藤博でございます。休憩かと思ったんですが、引き続きということで、しばらくおつき合いをいただきたいと思います。
昨晩は台風4号が参りまして、雨よりも風が非常に強い、そんな台風でございました。幸い、町当局にお伺いしたところ、大きな被害もなかったようでございます。不幸中の幸いというようなところだと思いますが、町長初め町の職員の方々には、対策本部をつくられまして、役場に詰めておられました。あれは7時ごろだったですかね、警報が出て、5時ころに警報が出て詰められたというふうに伺いました。私、一人の町民として大変心強く思います。場合によっては徹夜の方もいらっしゃったんじゃないかと思うんですが、本当に業務といいながらご苦労さまでございました。改めて感謝を申し上げます。
では、一般質問に入らせていただきます。町の行政の中で、ファシリティーマネジメントあるいは庁舎の耐震補強、さらにはちびっこ天国の存廃検討など、町当局の方針を明らかにしたい課題が多くございます。しかしながら、事前の聞き取りによりますと、いずれも緒にもついていない、そのような状況のようでございますので、今後の町の進展を期待し、今回は以下の3点に絞って質問をさせていただくことといたしました。明確なご答弁をお願い申し上げます。
大きな1つ目は、介護支援ボランティア制度についてでございます。私は、平成19年の6月議会で介護互助会制度の創設を提案をいたしました。この提案は私の選挙公約とも言うべきものでありまして、町当局の反応は当時好意的でございました。そのため、その進捗を期待し、その後も何回となくその提案をし続けてまいりましたが、案に相違してずっと日の目を見ませんでした。5年が過ぎ、介護支援ボランティア制度を発足させる自治体が目立つようになった今、町長が介護支援ボランティア制度発足を決めたと伺いました。千葉県第一とは到底申しませんが、ご英断であると私は敬意を表するところでございます。今後、社会福祉協議会とともに協議、検討されるというふうにお聞きをいたしましたので、基本的な部分について、私の意見も含め、何点かお伺いをいたします。
目下、町では印西市の例を取り上げているとお聞きをいたしましたが、制度の中身も印西市と同様な制度を構想しているのか、まずお伺いをいたします。
次に、制度の発足までには、介護施設の設置者との協議あるいはボランティアの募集及び研修など多くの準備過程が想定されますが、制度発足へのタイムスケジュールについてお伺いを申し上げます。
私が提案をしてまいりました介護互助会制度は、少し古めかしい名称になっておりますが、その発想は献血互助会に基づいていたからであります。つまり、基本は、ボランティア精神に基づき、必要とされる介護サービスを提供し、万が一自分が介護が必要となった場合には、それまで提供してきたサービス量に応じて介護サービスを受けられるというものであります。現在実施中の東京都稲城市、印西市などでは、提供された介護サービスを年間5,000円を限度にお金にかえることができることになっていますが、私は、単年度扱いだけでなく、将来的に介護サービスを無料あるいは低料金で利用できるという選択肢も加えるべきだと考えますが、町の所見をお伺いいたします。
次に、ボランティアに参加してもらえるサービスを在宅介護の場合にも拡大できないかということで質問をいたします。稲城市などの場合は、同市内に所在する介護施設が多くありますが、我が町にはさほど多くありません。私が提案した介護互助会制度の最大のネックは、ボランティアが参加できる介護施設が少ないため、必要とされる介護サービスが多くならないということでありました。町内では、グループホームふじき野がボランティア援助活動ポンイト還元制度を先進的に実施をしておりますが、小規模多機能型施設のため、ボランティア援助活動の量は必ずしも多くはありません。
私は、在宅介護の困難さなどから、町内にも介護施設を設置あるいは誘致して高齢者施策の充実を図るべきだと主張してまいりましたが、介護施設の充実は結果としてボランティア活動の需要の増加という副産物をも生み出すことになると思います。現実には、介護施設の充実に対する町の主体的な取り組みが見られず、高齢化本番を控え、将来に対する不安が深くなっております。大変残念なことであります。現在、介護施設の不足は在宅介護によって補われております。このままでは将来も同様だと思わざるを得ません。町の積極的な取り組みが必要であると私は思います。
本論に戻ります。私は、在宅介護の困難さ軽減のためにも、在宅介護の場合でも、介護保険対象外の介護サービスについて今回設立される介護支援ボランティア制度につけ加えるべきだと提案をしますが、町のお考えをお伺いをいたします。私の愚かな提案ではありましょうが、具体的なご答弁をお願いを申し上げます。
大きな2つ目は、都市再生整備計画についてでございます。都市再生整備計画は、酒々井南部地区新産業団地整備のために中心に据えられた計画でありまして、平成18年度から22年度までに約45億円の事業費で都市計画道路を2路線、あるいはその集落の整備を完了する、そういった計画でございました。しかし、ICアクセス道路の完成の見通しが見えたものの、酒々井インターチェンジ開通までに竣工予定でありました、整備予定であった尾上・飯積線については、現時点でも着手もできていません。そういう中でも、交通対策に支障がないというのであれば、当初の計画は何だったのでしょう、大きな疑問を持たざるを得ないのであります。尾上・飯積線は、鉄道駅を有する中心市街地からのアクセス性を強化し、町全体の活性化を図る道路と位置づけられておりながらもこの状態です。計画には変更がつきものであると言われておりますが、重点に絞ったこの路線さえも実施できない状態は、計画に大きな欠陥があったということだと私は思います。
私は、年間50億円程度の自治体がこれだけの事業を遂行するには財政負担が大き過ぎる、それでも遂行するのであれば、財政計画を新たに立て、町民に公表すべきだと主張してまいりました。議会の議決に事業が左右された経過もなく、計画どおりに進めなかった原因は、私は財政負担の限界にあると思っております。結果として、小坂町長にも確かな見通しがありませんでした。幸いチェルシージャパンの進出が確実視される中で、都市再生整備計画に示された残事業につきましては、いずれも大事な事業あるいは約束した事業でありました。いずれかの時点ではこれを実現させなければならないものだと私も思います。私は、新産業団地からの実質的な増収が7億円にも達するとは考えられないことをこれまでも発言してまいりましたが、新産業団地からの実質的な増収見込みを踏まえ、未達成の事業の達成時期をいつにするのか、個々の事業の優先順位はどうするのかなどは今後の大きな課題であると思います。もう一度練り直すべきです。町長のお考えをお尋ねをいたします。
次に、チェルシージャパンの大型店舗法による届け出についてお尋ねをいたします。千葉県の担当課においては、事前の協議についてはチェルシージャパンは来庁しているが、正式書類の提出はないとのことでありました。事前の協議はいわゆる所在の酒々井町にも当然されていると思いますが、町は内容を把握しているのか、まず第1段階、お尋ねをいたします。
大きな3つ目、町道の整備についてでございます。今回の議会で、多くの方が道路問題について質問をされる状況になっております。296号の東酒々井交差点の例を挙げるまでもなく、ここ数年、町には体系的な道路網計画がありませんし、またその整備、施工についても新しい展開はないのであります。ICアクセス道路への集中投資がされておりますので、これもある意味ではやむを得ないことなのかとは思いますが、残念ながらこの傾向は当分今後も続くものと予想されております。そんな必ずしもよい状況ではないのですが、町道2路線の整備についてお伺いをいたします。
1つは、伊篠新田地先の整備についてでございます。平成19年以前には逐次拡幅工事が進められたと聞いております。小坂町政になって一時政策変更になったのかと思われる時期もありましたが、予算も復活し、地元との協議も重ねられてまいりました。しかし、結果として地元の合意が得られなかったとして、現在は白紙に戻ったと伺っております。地元の合意が得られなかったことは大変残念なことですが、このままでいいというわけにはまいらないと思います。アウトレットの出現による波及で通過交通が増大することから、生活道路としての機能に支障が出てくることは必定のように私は思います。地元の人々を含め、批判を覚悟にあえて申し上げますが、既存道路の拡幅ではなく、バイパス手法のほうが将来にわたっても地元住民の安心、安全に有効なのではないかと考えますが、そのことも含め再度事業再開に取り組んでいただきたいと思いますが、町のお考えをお伺いをいたします。
最後に、町道02―006号線についてでございます。消防署前の道路です。現在進行中の事業は、今後も継続されることになるかと思います。そういう中で、中央台地区からの道路と町道02―006号線は直交しておりません。先ほど御園生議員も要望されておりましたように、クランク型になって、ある意味では本当の不便さを来しているのではないかというふうに思いますが、このことにつきまして、交通安全や防災の観点から、この整備に合わせる形でストレートに結ぶ道路整備を実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。この件につきましては、過去にも議員でありました山口議員が何回も質問をされ、かつ要望もされておりますが、実現をされておりません。それだけ多くの関心が集まることなのだと私は理解をしております。町の前向きな答弁を期待をいたしまして、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、齊藤議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長からお答えをいたします。
1点目の介護支援ボランティア制度についてのご質問ですが、高齢者の増加により介護や支援を必要とする人が確実にふえていくことが見込まれる中で、町では、高齢になっても要支援、要介護状態にならないよう、介護予防の普及啓発や各種の介護予防教室の開催など効果的な介護予防施策の展開に努めているところであります。少子高齢化が進展する中で、高齢者が介護支援ボランティア活動などを通じて社会参加や地域貢献することを奨励及び支援するとともに、高齢者自身の健康保持増進も図っていくことを積極的に支援する施策が求められていることから、町としても、同制度について、今年度からスタートした第5期高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画において位置づけ、取り組むこととしています。したがいまして、本年度は制度の導入を進めるため、町内介護施設及びボランティア関係団体との調整を行いながら介護支援ボランティア制度検討委員会を設置し、活動内容及び活動場所、運営体制などについて検討することとしています。印西市のまねごとということではなく、先進の稲城市の例も含めて総合的に検討していくものです。なお、詳細につきましては担当参事よりお答えをいたします。
3点目の町道の整備についてのご質問ですが、町道02―006号線のさらなる整備構想はあるのかにつきましては、沿線に酒々井消防署がありますので、救急車の通行や防災的見地から、今後、消防署前と中央台団地を結び、中心市街地へのアクセス性の向上を図る必要があるものと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田 豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、都市再生整備計画についてのご質問のうち、3点目の大規模小売店舗立地法による届け出についてお答えいたします。
この法律は、小売業を行うための店舗に供される床面積が1,000平方メートルを超える店舗の出店に関し、交通渋滞や騒音、廃棄物問題などが生じたりしないよう、その周辺地域の生活環境を保持するため、設置者に施設の配置や運営方法などについて適正な配慮をしていただくことを目的としているものでございます。
現在、設置者であるチェルシージャパン株式会社は、千葉県大規模小売店舗立地法等運用要綱に基づき、法に基づく届け出前の事前協議を県と行っており、関係書類は県を通じて町に送付されております。なお、大規模小売店舗立地法の届け出につきましては、6月下旬にチェルシージャパン株式会社から県に提出される予定と聞いております。届け出があった後は、法に基づき、届け出に関する公告、縦覧や届け出の内容を周知させるための説明会などが開催されることとなっております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事兼健康福祉課長(仲田義秀君) 私からのほうから、1点目の介護支援ボランティア制度につきまして細部にお答えをさせていただきたいと思います。
1点目の介護支援ボランティア制度のイメージについてでございますが、介護支援にかかわるボランティア活動を行った高齢者に対しまして、実績に応じて換金可能なポイントを付与し、ここでためたポイントでみずからの介護保険料に充てたりすることで、結果的に介護保険料の負担が軽減されるといったようなことを思い描いております。
2点目の制度をスタートさせるまでのスケジュールについてでございますが、介護支援ボランティア制度検討委員会の制度設計の検討を経まして、協議が調えば平成25年度からスタートさせたいと考えております。
3点目、4点目のサービスの在宅介護の拡大及びポイントの換金以外の活用方法についてのご質問でございましたが、今後設置する介護支援ボランティア制度検討委員会におきまして、実施の可能性を含め協議したいと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 私のほうからは、2点目の都市再生整備計画及び町道の整備の伊篠新田地先の整備促進についてお答えいたします。
まず、都市再生整備計画についてのご質問でございます。達成時期及び、あとは事業の優先順位の変更等の検討ということでのご回答になります。都市再生整備計画につきましては、平成18年度から22年度までのまちづくり交付金の計画期間を経まして、現在社会資本整備総合交付金がその後引き継ぐ形で、平成25年度を計画期間の最終年度として整備を進めているところでございます。その後の計画につきましては、周辺の整備状況や財政状況を踏まえて優先順位またはその時期などを検討していきたいというふうに考えてございます。
続きまして、町道の整備の(1)の伊篠新田地先の整備促進についてでございます。伊篠新田地区の町道02―004号線につきましては、狭隘箇所の改良ということで、当初は現道の拡幅工事を検討しておりましたが、地元の方々との話し合いを進めていく中で合意形成が得られなかったため、現在は計画を休止したところでございます。なお、議員ご質問ございましたバイパス案につきましては、現在町としての考え方はあくまでも拡幅ということで進めておりましたので、今後、バイパスにつきましては、当然ながら費用、あとはその必要性、あとその効果、あと優先度も踏まえまして見きわめていかなければならないというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) 2回目の質問をさせてもらいますが、議長、何時に始まりましたっけ。
〇議長(越川廣司君) 10時58分。
〇6番(齊藤 博君) じゃ、2回目の質問に入らせてもらいます。
まずは、介護支援ボランティア制度についてでございます。町長のご答弁にありました今の状況につきまして、それについては全く同感でございまして、そういう中で、こういう制度を立ち上げるということについて私は提案をしてきたつもりでございますので、大変ありがたい話だと私は思っておりますが、内容につきましては食い足りません。特に参事からのご答弁につきましては中身がない、そういうことで再度質問をさせていただきます。
まず、答弁の中にありました介護支援ボランティア制度検討委員会、これは初めて聞きました。そこで、その委員のメンバーには、私は、介護施設の設置者はもちろんですけれども、ボランティア関係あるいは在宅介護を実施している機関、あるいは医療、お医者さんですね、そういう方々、それから高齢者団体、こういう方々にもぜひ参加をいただいたほうがいいのではないかなと思うんですが、目下どのような構成を考えていらっしゃるかお尋ねをいたします。
それから、タイムスケジュールですが、まさしくご答弁のとおり、順調に進めばこれにこしたことはないんでありますが、意地悪を言うわけじゃないんですが、町長もちょっとお答えあったように、印西市をまねるだけじゃなくて、本当にみんなが利用しやすい、参加しやすい、そういう制度をつくるためにはやはり事前に多くの時間を私は費やしてもいいと思うんです。具体的に言うならば、先ほど申し上げました関係機関の共通した認識、これをまずつくることが大事でありまして、そのためには、その土台には専門家も加えてよろしいと思いますけれども、関係機関の実務者間の協議、これも絶対不可欠なことだと私は思っております。そういう意味で、早ければ早いのにこしたことはございませんが、あえて言うならばじっくりと急いでいただきたい、そんなふうに思います。これは私、意見でございますので、答弁は要りません。
それから、在宅介護における介護保険対象外の介護サービスあるいは換金以外のポイントの活用について、これについては、参事からお答えもありましたが、結果的には検討委員会で検討をしていくということに尽きちゃうんですね。ということは、肝心の町の見解がどこにもないんですよ。私は私なりの具体的な提案をしたわけですから、どういう問題がありそうだと、どういう優位点がありそうだと、だからそういうのをこういう方向で考えていきたいんだよと、だから検討委員会でやるんだよと、そういう答弁が欲しいんですよ。じゃないと、議論が前に進まないじゃないですか。そういう意味で、もう一度ご答弁をお願いを申し上げます。町長でも参事でも結構でございます。正直言いましてね、私は、そういう町の基本姿勢というものが示されることによって、この制度がどういうふうに実現をしていくのかなというのを判断するわけですから、その表明がなければ議論は進みませんよ。議会での議論は進みません。再度ご答弁をお願い申し上げます。
それから、都市再生整備計画についてでございます。これも結果的には、整備状況あるいは財政状況ですか、そんなもので検討していくということで、いつもながらのこれまた答弁で非常に残念なんですが、私は過去の経過とか制度の説明をお願いしたわけじゃないんですよ。これからどうするかということを聞いているんです。それも全部、これから検討していくんだよというようなことはあり得ないでしょう。もう当然、チェルシージャパンが来てこうなるというのは、千葉県がやってからも、それ以前からわかっている話なんで、それを今さら検討するという話もないでしょう。だから、議会では何も言わないということが皆さん方の至上命題になっているんですか。
私は、正直言って、南部関連開発事業の必要性、これはわかりますよ。ただ、財政予算が大き過ぎるから、ほかの事業のほうへ負担がいくんじゃないのと、これから本当に必要になってくるほうへお金が回らないじゃないかということを危惧しているんですよ。それは、私を含め多くの人はそう思っているんじゃないかと私は思っているんですよ。だから、そうはならないんだよということをはっきり示すべきだと言っているんです。
18年の7月に、今の小坂町長は南部開発全体をチラシで配ったじゃないですか、詳しく書いて。あれはすばらしいもんですよ。それをどうしてやらないのと言っているんです。WDJのやつとはかなり違ったものになりましたよ。それを今度改めてつくり直して、町はこうやっていくんです、そうご理解ください、そういったものをつくるべきだと。そのためには、私が申し上げたようなことは当然検討され、答弁されなければならないと思うんです。いかがでしょうか。もう一度、そういう意味での具体性ある答弁はお願いできませんでしょうか。質問を繰り返しますが、もう一度お願いいたします。
それから、チェルシージャパンの計画についてでございます。これは、私も過去、3月から前も質問をさせていただきました。まるっきり打診がないみたいな話で終わっておりまして、時間があるからそうかなとも思っておりましたが、実際は事前協議の書類が来た、それがいつのことなのか私はわかりませんけれども、もし前からのことであれば大変残念な措置だなと私は思います。
本題にいきます。チェルシージャパンの計画、提出された計画には、提出じゃないですか、事前協議の書類には、多分、交通量の路線別な想定、それから騒音測定器あるいはごみ処理の計画など、こういうものが出されていると思います。そこで、町当局は、県からその書類が流れてきているわけですから、その内容を吟味した上で、内容について問題ありと考えた点、あるいは協議に際してチェルシージャパンに要請しようとする項目、これがあればその内容についてお答えをいただきたいと思います。
3つ目の町道整備についてでございます。伊篠新田地先の道路整備再開の可能性について、これはぜひとも私は検討を早めていただいて、限りある財源の中、あるいは南部開発にお金がかかる時期ではありますが、本当に生活道路ですから、この検討を早急にしていただいて地元住民の方々と合意形成を図る、そんな努力をしていただきたい、これはもう本当にお願いを申し上げます。これについてはお願いで終わりにいたします。
それから、中央台地区からの道路整備については、私はかなり前向きなご答弁をいただいたというふうに理解をしております。どうも、議事録をひもときますと、かなり前からの要望事項でもあったようでございますので、なるべく早期の着工というふうな形まで運んでいただければありがたい、そのようによろしくお願いを申し上げます。
それから、小さな2番目、町道02―006号線の関連でございます。先ほどもちょっと一般質問で出ておりましたんですが、私は、12月議会でしょうか、現在の02―006号線の整備の延長線上に、将来どちらへその道路が延長されていくのかと、JRの線路、アッパー、アンダーは別として、越えて296へ結ぶ、そういった構想があるのかということをお尋ねした経過がございました。そのとき町長は、きっぱりとないというふうに答弁をされておったと思います。
そんな答弁を伺いまして、それだと片肺飛行みたいなもんで、中途半端な整備に終わるなという思いを持ちまして、私も今もそのように思っておりますが、先ほど答弁ですと、ちょっとニュアンスが変わってまいりまして、全体的ないろんな会議を経てやってもいいような、そんなこともにおわせておりましたんですが、今、町道02―006号線あるいは上岩橋、なかんずく上郷地先、この辺につきましてはいろんな道路計画が飛び交っておりまして、今言ったJRを越える、越えないの議論とは別に複数の道路計画があるように聞いております。ただ、これは公式に認められたというか、公式にされたもんでもないし、あるいは非公式なうわさにすぎない部分もあるのかもしれませんが、今回の02―006号線の将来構想という意味では大変気がかりな部分でございますので、質問をさせていただきたいと思っております。
JRを越えて296号へ結ぶ案につきましては、先ほど答弁をいただきましたので省略をさせていただきますが、前から事業進行中だったと聞いております殿部田踏切ですね、JRの殿部田踏切付近、これまでも拡幅をして、そして現道を生かした形で296へ結ぶという案、これについては今町の計画の中にも位置づけとしてはあるのかどうか。
それから、都市再生整備計画上の町道02―006号線、これはアウトレットと中心市街地を結ぶ道路というんでしょうか、町長が都市再生整備計画に追加提案した、いわゆる3億円の事業費を要する道路のことであります。その整備計画と今回の02―006号線、同じ名称の道路、この2つの整備はどういう整合性があるのかお尋ねをしたいと思います。
それから、さらに02―006号線についてお伺いをいたします。現在進行中の事業の現況、あるいは次年度以降の財源についてお尋ねをいたします。事前の説明によりますと、次年度以降も55%という有利な補助金を主な財源に執行されると伺っております。しかしながら、一つの懸念材料として、23年度に事故繰り越しの手法で財源も繰り越しをいたしました。もちろん、補助金の一部を繰り越しをいたしました。
繰越明許した予算をさらに1年繰り越して使用するには、事故繰り越し制度しかございません。事故繰り越しとは、避けがたい事故のために事業完了しない場合をいいまして、一般には天候や自然災害などの場合が適用されます。今回の事故繰り越しの理由は移転工法の変更とあり、個人情報との判断から内容は明らかにされておりません。それだけで申し上げますと、避けがたい事故の事例が私には思い浮かびません。当然ながら交付官庁と協議済みだと思いますので、個人情報の範囲を超えない範囲で結構ですから、事故と認定された考え方、その考え方をお尋ねをいたします。今後の交付金獲得や会計検査も想定し、報告を受けた議会人として確認をさせていただきたいと思います。
以上で2回目の質問を終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 介護支援ボランティア制度委員会ということでお話がございますが、従来の町のやり方は、町のほうで方針を示して、それで委員会でもんで、それで決めていくということであったんですが、それであると、要するに行政主導で全体の本当の合理性が確保できるかどうかわかりません。ですから、今の町の考え方といたしましては、こういう委員会の委員の皆様方にご自由に発言をしていただいて、そしてそういう中で世論を形成していく、それと町の方針をかみ合わせて制度を決めていくということでございますから、町が何の方針もなくて、あなた任せということではございませんでして、行政は行政としての最終判断はきちっとするわけでございます。ただし、そのときにやらせみたいな形の委員会方式はとらないという形をしておりますので、ご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、殿部田踏切の現道云々という話があるんですが、これは殿部田踏切及び現道を生かした計画どうの、云々こうのというのは、これはいわゆる生活道路ということの認識で私は考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 民生担当参事、仲田義秀君。
〇民生担当参事兼健康福祉課長(仲田義秀君) 私のほうから、再質問にございました検討委員会のメンバーにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。
私ども今考えておりますのは、町内の介護保険施設等の施設の代表者、それと町のボランティア協議会の代表者、それと老人クラブ、いわゆる水仙クラブ連合会という方々の代表者、それと民生児童委員の代表者、その他ということで考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、幡谷公生君。
〇経済建設担当参事兼経済環境課長(幡谷公生君) 私からは、事前協議の関係でご答弁させていただきたいと思います。
議員からもお話のありましたように、ただいま事前協議で検討中ということでございますので、詳細につきましては、間もなく提出されるであろう正式な法に基づいた届け出後というふうな形にさせていただきたいと思っています。
以上です。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 私のほうから、まず都市再生整備計画の具体な今後の内容ということでのご答弁をさせていただきます。
要は、いわゆるまちづくり交付金で残事業となったものについての今後の考え方ということでございまして、なおかつ今南部地区で展開しているアウトレット等の絡みに含めて、どのような形で展開していくかというところになるかと思いますが、基本的には、まず今現況としましては、インターチェンジ並びにICアクセス道路ということで、まず基幹となる道路事業をしているところでございまして、それが25年春に開通ということでございまして、その先どうするかということでございます。当然ながら、まだ基幹となる道路、要は都市計画道路の尾上・飯積線が残っていますので、まずやるとするならば、まずその事業を優先的にやっていくことから考えます。ですので、それを25年度から着手することは当然考えられると思います。あとは、区画整理事業も、要は全部、今アウトレットしか配置されていませんけれども、今後どういった形でまた土地利用形態がなされるかというところもありますので、そういったところを見きわめながら、今まちづくり交付金の残っている事業と整合を図って進めていくというところでございます。
続きまして、あと02―006号線の関係でございます。これもまちづくり交付金で、今議員おっしゃっていました計画と今現在進めていますバーミヤンのところの02―006号線との整合性でございますが、これにつきましては、関連ということではなくて、今、また町長のほうの行政報告でも申し上げましたとおり、交通体系の検討の中でこれがどのような形でつながっていくかというところも踏まえまして整備をしていきたいというふうに考えてございます。ただ、まちづくり交付金としては、当然、残事業という形で02―006号線整備が残っていますので、それを踏襲しつつ、今進めている02―006号線の道路の整備とどのような形でかんでいくかというところの検討が必要になってくると思います。まずは、先ほど言ったように、中央台のほうの結ぶ、要は防災的な見地からのアクセスの向上を図るというところがまず急務だと思いますので、そちらの検討を踏まえてからあわせてやっていきたいというふうに考えてございます。
あと、今現在進めています02―006号線の現状ですか、財源ということでございまして、24年度につきましては引き続き用地取得に努めてまいります。事業費としましては500万円計上しておりまして、現況としましては、用地取得、今またさらに1件契約をしております。そういった状況でして、さらなる用地取得に努めていきたいというふうに考えてございます。
あと、事故繰り越しの件でございます。この件につきましては、先ほど議員のご質問のとおり、やはり相手方の個人の事情ということでございまして、こういった公のところで個人様の実情を発言するということはなかなか難しいところございまして、工法の検討ということでございまして、当初うちが積算した内容の検討で当然相手方様にはご契約いただいてございまして、それが諸事情によって工法が変わってしまったことによって時期が23年度内に終わらなかったということでございまして、今年度に入って完了する見込みであるというような状態でございます。それにつきましても、今回、この事業は国の交付金を活用していまして、当然ながら国の関東財務局のほうとも相談しながら事故繰り越しの承認をいただいておりますので、この事故繰りと思われることについては適正に処理されているというふうに町では考えています。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 6番議員、齊藤博君。
〇6番(齊藤 博君) 時間も迫ってまいりましたが、3回目の質問をさせていただきます。
まず、介護ボランティアのことで町長が発言をされました。町お仕着せにしたくないんだと、それは当然のことでございますが、それは、町長がおっしゃっているのは極端な話をしているんで、町の考えを示したから、それが押しつけになるということでは必ずしもない。私は、こういうものは町が音頭をとりながらも、実質これを運営するのは違う団体であるべきであろうというふうに思っておりますから、その主体性を極力高める、これは当然のことでございまして、ただ、町がこれに対してどういう考え方を持っているかということを示さないのとお仕着せになるということとは私はつながらない、そのように思います。
私は、正直言いまして、町長がやろうと言ったんですから、町長なりの考えがあるはずなんですよ。それに私はこういうのを加えてちょうだいと、こう言っているんで、それが加えられないというふうに考えるか、そういう話を私は聞いている。そういうことでございますが、仮に当初から換金以外のポイント活用、あるいは在宅介護までには広げられないよというようなことになっても、第2段階で、あるいはこの制度そのものが軌道に乗ってきた段階で再度またそれをやると、つけ加えるということも考えられます。最終的には考えられますけれども、途中でまた新たな追加をするというのは大変なエネルギーが必要なんですよ。ですから、私は、この立ち上げ段階でそのような議論をしていただいて、そしてそれをもし時期的なもので実現できないんであれば一つの大きな究極の目標として掲げる、そういう形にでもして、この制度自体の立ち上げにはこの部分をしっかり議論をしていただきたいというふうに思うのでございます。これは私の意見でございます。そういう意味で、意見、要望として、答弁は結構でございます。
それから、2番目の都市再生整備計画についてですが、具体的に幾つかの路線が出てまいりました。そういうものを実証しなくちゃいけないんだと、それに伴う財源はどうなんだということまで踏み込んで、そしてそれを議会なり、議会及び町民に知らせるということは、これはもう町長の私は説明責任だと思いますよ。もう現実にですね、それが出てきたんですから、もう5年前に。雲をつかむような話ではなくなっているわけですから、来年は予算をまた組むわけですから、そんな検討、検討とばっかり言っていられない、それは私は無責任体制だと思いますよ。それは私のこれまた意見でございますが、でき得ればそういう形での財政計画、前に町長出しているんでしょう、財政計画、財政見通し出しているんじゃないですか。あれと同じことを出してくれればいいんですよ。町民はそれによっていろんな判断をします。それについてもよろしくお願いをしたいと思います。
それから、最後にチェルシージャパンの事前協議についてでございますが、正式には確かに動くことはできないというようなことだろうと思いますけど、例えばですよ、計画案にはごみ処理計画も出ているはずなんですね。ごみ処理は、結果的に事業所の地区内は地区内で自分でやるんですよ、というのが基本になると思うんです。しかし、町にはですね、飲み終わった缶ですね、これをリサイクルをして、訓練用といいますか、そういうものとして活用している福祉施設があるんですよ。そこは、町全体にお願いをして缶の収集に努めています。今新たに出てきたお店、どういうふうになるかわかりませんが、そちらから排出された缶、これの一部でもそういう方たちに提供できれば、これは福祉施設は私は喜ぶんではないかと、聞いたことはありませんから、実際喜ぶかどうかわかりませんが、そういうこともこの事前協議の中で私はできるんじゃないかなと。正式になったらまた別な反応があるかもしれませんけれども、町とチェルシーの、あるいは事前の協議の中だからこそ、そういう話あるいは交渉ができるんじゃないか。その他幾つかあるのかもしれません。私が思いついたのは、そんな点しかないんですけれども。そういう意味で、事前の協議段階でも、そのような内容については町からいろんな要請ができると思いますので、その点も十分考慮いただきましてチェルシージャパンとの折衝に当たっていただきたいと、これもまたお願いで一般質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(越川廣司君) それでは、6番議員、齊藤博君の一般質問が終了いたしました。
ここでしばらく休憩をさせていただきます。
(午前11時58分)
〇議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をさせていただきます。
(午後 1時00分)
◇ 原 義 明 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、12番議員、原義明君。
〔12番 原 義明君登壇〕
〇12番(原 義明君) 12番議員の原義明でございます。通告に従いまして、ただいまより一般質問させていただきます。質問等重複するかと思いますが、角度を変えて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
酒々井町もいよいよ本年度から第5次総合計画前期基本計画がスタートいたしまして、住民満足度の高い自主、自立を目指したまちづくりが推進されることを期待いたしますので、私も議員といたしまして、活力や魅力ある町と、住民も心豊かで安全で安心なまちづくりに向けて努力と責任を全うしたいものでありたいと考え、本日、通告に沿って、大きい項目2点についてお伺いをさせていただきます。
まず、第1点目の町内道路整備についてであります。平成24年度まちづくり目標におき、生活機能の整った、歩いて暮らせるコンパクトシティ酒々井を目指し、また来春には酒々井プレミアム・アウトレット開業、酒々井インターチェンジ開通が予定される由ですと、町内において人的流れや交流、交通量の増加が当然となりますので、住民の安全性や利便性の確保についてはさらなる配慮も検討することは必要であり、町内道路に特に早急に整備したいところが、次の2カ所について見解を伺います。
まず、第1点目であります。国道296号線東酒々井入り口交差点右折レーン設置についてであります。朝晩の渋滞も日常化し、過去には右直事故、それも死亡事故の起きているところゆえ、10年来にわたり再三再四の要望をし、時間がかかるようならば、せめてみなし車線だけでもと提案してまいりましたが、それもようやく昨年12月議会において、県から平成24年度に用地買収を行う計画と聞いているとの答弁でしたので、現在まで、それも24年度スタートもいたしましたので、早期実現に向けてさらに町から県へのアプローチはされていると考えておりますので、現況を伺います。また、実現が状況いかんにより時間がまだ要するならば、当面の緩和策としてみなし車線の設置についても町として見解を伺います。
2カ所目は、県道宗吾・酒々井線、八坂神社地先にある信号機なき横断歩道に信号機設置についてであります。宗吾・酒々井線は、道路幅が狭く、歩道がなく、その上、交通量の多い危険な道路として過去報道された経緯もあります。その危険な道路を通学路としている登校班があり、危険な道路にかかわらず、信号機のない横断歩道のため、生徒が遠回りしたり、父兄が毎日立っていたりしている状況で、さらに最近、周辺に一般住宅もふえ、その住民の利便性や安全性も懸念され、最近、登校班保護者一同と周辺住民の皆さんと合同で署名活動がされ、既に署名が提出されているということが私の耳に入り、私の地元でもありますので、しっかり聞いて、早急に信号機設置に向けて要望いたしたく見解を伺います。
大きい2点目、第2点目であります。酒々井ブランド創出事業についてであります。ブランド品として5点、推奨品として20点が商工会からのガイドマップに掲載され、またパンフレットもでき、着々とブランド事業も推進されていると理解しております。また、昨年も2回、ブランド事業について質問いたしておりますので、概要は承知しておりますが、その後の半年ほど経過いたしますので、重複する質問でしょうが、改めて次の3点を伺います。
まず1点目、現在までの活動状況と今後の目標についてであります。
2点目、販路とPRの方向性についてであります。アウトレット開業やインターチェンジ開通はブランド事業の大きなチャンスでもありますので、その点も含めてお尋ねをさせていただきます。
3点目であります。予算計上594万円の使途策についてであります。
以上で1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、12番議員、原議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長と担当課長がお答えをいたします。
1点目の町内道路整備についてのご質問ですが、初めにみなし車線の設置についての見解を伺うということにつきましては、今年度より用地買収を実施し、来春までに右折レーンを設置し、供用開始するため鋭意努力しておりますということで県から聞いております。したがいまして、町としては今後とも強く要望してまいりたいと、こう考えております。
次に、県道宗吾・酒々井線の酒々井地先につきましては、道路幅員が狭く、歩道がなく、また交通量が多く、大変危険な道路ということでは認識をしております。子供たちの通学は、この道路の路肩を通り、酒々井町役場入り口の信号機つき横断歩道を横断しております。八坂神社付近にあります横断歩道に歩行者用押しボタン式信号機が設置されれば、ここを通学路として裏道を通って、今より安全に通学できることとなりますので、佐倉警察署に押しボタン式信号機の設置の要望を行ったところであります。引き続き要望してまいりたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 副町長、橋谷田豊君。
〔副町長 橋谷田豊君登壇〕
〇副町長(橋谷田 豊君) 私からは、酒々井ブランド創出事業に係るご質問のうち、1点目の現在までの活動状況と今後の目標についてお答えいたします。
まず、現在までの進捗につきましては、昨年12月議会の一般質問において答弁がございましたが、酒々井ブランド創出事業の推進母体としてブランド創出会議が設置され、その中に置かれたブランドアドバイザー、そして商工会のブランド調査員により、応募のあった30点の商品から試作、絞り込みを行い、5点の商品を酒々井ブランド品としたところでございます。今後は、具体的な販売に向けた整備を行ってまいります。
また、これとあわせ、昨年12月には酒々井町推奨品の認定制度を発足いたしました。これは、町における既存商品等の販売促進及びPRの取り組みとして行うもので、食品等に携わる方々、町内320の事業所に酒々井町推奨品制度を周知し、現在20品目が酒々井町推奨品として認定されております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 住民協働課長、岡野義広君。
〇住民協働課長(岡野義広君) 住民協働課長の岡野でございます。2番目の酒々井ブランド創出事業につきまして、(2)と(3)につきましてご答弁させていただきます。
2点目の販路とPR等の具体的な取り組みについてのご質問でございますが、昨年12月からブランド創出事業として、商工会が中心となりまして、酒々井町推奨品パンフレット、さらにガイドマップ酒々井町を作成しております。これらは、平成25年春、酒々井インターチェンジと酒々井アウトレットモールなどの開業におきまして、県内外から多くの方々が訪れることを視野に入れ、我が町の特産品を全国へ、酒々井ならではの産品を全国の方々へ紹介、販売していくことを目標として作成したものであります。今年度のブランド創出事業の中でさらに研究をしてまいりたいと考えております。
続きまして、3点目の本年度のブランド創出事業の予算の使途についてのご質問でございますが、本年度も酒々井町商工会を事業委託先としております。委託金額として594万円、委託内容といたしましては、調査員の人件費、調査研究開発費、印刷費、事務費などであります。1点目、2点目の答弁と重複いたしますが、5点のブランド創出商品の具体的な販売に向けた整備のため、また酒々井町推奨品の活用のため、その他酒々井町のブランド化に向けた事業を行うためのものの経費でございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 12番議員、原義明君。
〇12番(原 義明君) ただいまはご答弁いただいたわけでございますが、再質問という形で何点か質問をさせていただきたいと思います。
まず、1点目の道路問題の整備ですが、296号線の東酒々井入り口交差点の右折レーンの件でございますが、県が用地買収をこれからすると言われたわけでありますが、また来春までということで伺ったわけでありますが、来春までということは、今年度年度末ということで、3月いっぱいということだろうと思っておりますが、その辺はどうでしょうか、町からの強いアプローチが私は必要ではないかなという気がいたしております。また、遅くなることも考えられる場合もあります。そういった場合には、先ほども触れさせていただきましたけれども、みなし車線の設置というものをどうか早急に検討して、2本立てでいったほうがいいのかなというような思いはあるわけでございますが、いずれにしても、この交差点は非常に危険な交差点ということと行政も住民も十分承知しているゆえに、時間も大分かかり過ぎております。
10年からの時間がかかっていることも、行政として、僕は、責任ある対応として大変時間がかかり過ぎでありますので、その辺を十分確約をしていただきたいなということでお話しをしているわけでございますが、過日、私は印旛土木事務所に、実は、厚かましいんですが、伺ってまいりました。確かに今年度は用地の買収予算は計上されておりました。用地課と土木管理課で協議を行って進めておるということをしっかりと確認をさせていただきました。私もありがたく感謝を申し上げて、丁重にお礼を申し上げてきたわけでございますが、つきましては、町、行政としてですね、今も触れましたけど、再度、頻度を重ねて、品格を持って、来春までには確約をしてもらえるような今後の対応策、または具体的な策とはどのような思いなのでしょうか、確認させていただきたく再度伺わせていただきたいと存じます。
それから、2点目の八坂神社付近の宗吾・酒々井線の件でありますが、先ほどの町長のご答弁ですと、佐倉警察に押しボタン式の信号機設置の要望ということで伺ったわけでございますので、前向きな答弁で私も感謝申し上げておるわけでございますが、ただ1つですね、要望を行ったということはありがたいことなんですが、その概要をちょっと聞きたいんですが、口頭で行ったのか、または佐倉警察署のほうに文書にてですね、提出を行ったのか、または先ほど触れましたけど、署名書類といいますか、たくさんの書類を、これは町長ご存じだと思いますけど、近隣の方々がこういう書類を添付したと思っておりますが、こういった書類も一緒につけさせていただいたのか、そういうものをちょっとお聞かせできれば、送付されたのかということを具体的にお聞かせいただきたいと思っております。
また、なぜかというと、この実現への私は方向に進めなくてはなりませんので、また手順とかですね、プロセスについてもお尋ねをさせていただきたいと思っております。と申しますのは、私も佐倉警察署にはお邪魔してまいりました。そしてですね、この要望書にもありますように、いろいろ中に地図が出ておりますけど、ここに、八坂神社付近に信号機設置を要望箇所というところに横断歩道の白い標識が出ております、道路の。これが非常に、もうごらんになったと思いますけど、大分はげておりまして、非常に、横断歩道なのかよくわからないというのが現状でございまして、ここの辺もお願いをしてまいりました。スクールゾーンとして今利用させていただいているんで、横断歩道の舗装じゃなくて、白いものでもう一回塗り直していただきたいということで、それは近々、近日中に、お金も、そんなに費用はかからないので、安全策として対応してまいりますよということで前向きな答弁をいただいておりますが、そういう形も、私も少しでも活動させていただかなくちゃいかぬなということでその辺も動いたわけでございますが、ご了承いただきたいと思っております。
それから、もう一つお尋ねさせてください。2点目のですね、酒々井のブランドの創出事業ということで、(1)、(2)、(3)ということで触れさせていただいて、今答弁いただいたわけでございますけど、このブランド品として、私は、昨年の12月にですね、町長からの地域性とストーリー性を兼ね備えたことが必須アイテムと答弁されましたので、その掲載されているブランド品や推奨品がすべて酒々井町の、歴史ある町からのセレクトされた商品と感じるものが非常に僕は少ないような気がいたしております。PR、広報にはどういう反映されるのか、私はいま一度疑問視を持っておりますので、何かその辺の具体策があればもう一度ご答弁いただきたいという、どんな策をお持ちなのか、どういう反映させるのかというのをお聞かせいただきたいなと思っておるわけですが。
ちなみに、余談ですけど、この新聞、ごらんになったと思いますが、6月14日、千葉北総版でございます、読売新聞でございます。成田市のあんパンの、来月発売ということで、これは7月1日発売予定でございますけれども、今着々とやっていましてですね、私もこれ、5月20日に試食会がございましたので、文化会館へ行ってまいりました。そして、約250名ぐらいの方が来てました。物すごい勢いでした。非常に、地元の成田市特産のものの食材を使ったパンが4種類出ておりました、いろいろお尋ねしたら、やっぱりここにも出ていますと同じように、成田市の職員と業者が開発をされたようでございます。それで、製造から販売から7月1日からスタートするということで、もう販路の、販売店も決まっておるようでございますが、そういうのが私はこれからの競争力の、販路の拡大ではないかなと思っておるわけでございますが、そんなことでですね、ぜひ前向きにそういう形で進めていただきたいなと思っておるんですが。
この24年度の、5月17日付でございましたか、酒々井町の推奨品及びガイドマップですか、こんなのが配布されております。ですから、これもよろしいんですが、酒々井町のこういったパンフが配布されましたが、町内のですね、各公共機関のみで配布されております。町外にはいっていないようでございます。いろいろ調べました。ですから、そこの酒々井のサービスエリア等にも、私行ったら置いていなかったわけでございますが、要するに町外へのPRはどのように考えているのか。僕は、やはり町外にこれからどういう宣伝をしていくのかというのが私はこれから大きな重要課題ではないかなと思っておりますので、その辺も視野を広げていただきたいなということで。
また、酒々井、ブランド品でございます。5点の創出商品がここに掲示されておりますが、具体的な販売とか販路の進化はどういう形で進めていくのか、具体的なものがないんですが、5品あります、ここに出ています。こういうものをこれからの販売とか販路とか製造をどうしていくのか、その辺まで、具体的にこういうものが、マップが出るということはされているんじゃないかなと思いますので、ひとつお聞かせいただければと思っておりますので、よろしくお願いいたしまして、以上で一般質問を終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 296の入り口の話でございますが、基本的に県は今用地買収をということで、大体交渉事についてはある程度進んでおると思っております。そういうことで、ガソリンスタンドがありますので、補償交渉は若干時間かかるかもしれませんが、基本的にそういう話で進むものと思っております。
今議員が、要するにみなし、みなしというお話がありますが、みなしというのは片側の車線を5メーターつくらないとだめなんですよ。今3メーターのところの幅だと思いますので、広がらなければみなしにもならないということでございますので、まずはやはり用地をきちんと進めていくということだと思います。何か簡単にみなしとできるような感じしますが、それは空間がなくて無理な話ですので、その辺はちょっとつけ加えさせていただきます。
それからまた、八坂神社のところの要望をどうしたかという話でございますが、これはですね、八坂神社だけではなくて、酒の井のところの入り口のところにも信号要望ということで、これは以前住民のほうから要望書もついていましたから、第1回目は八坂と、それから酒の井のところを両方合わせて文書で警察に要望しています。さらには、今言いました八坂のところにつきましては、今議員が持っておられます要望書、その写しをつけて出してございます。そういうことでございましてですね、町といたしましては、一応最大限の努力ということで警察のほうにお願いをしております。そういうことでございますので、よろしくお願いをしたいと、こう思っております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 住民協働課長、岡野義広君。
〇住民協働課長(岡野義広君) それでは、酒々井ブランド創出事業に係ります再質問についてご答弁させていただきます。
ストーリー性とか歴史ある町との関連性が薄いようなというようなご質問をいただきましたが、22年、23年度で公募で選ばれた中の5点に絞られたものでございます。いずれも酒々井に関係があるものと思いますので、そちらのほう、今年度さらに事業を推進していきたいと考えてございます。
また、パンフレット等をつくってありますが、町内のPRですか、そちらのほうをどう考えているかということでご質問でございますが、まず協力していただきます町内に置かせていただいてございます。それと、来春オープンする予定のアウトレットモールなどにもですね、このパンフレット等を置きたい、またさらに改良をしていきたいということを考えていまして、パンフレット等も作成してございます。一度に3万部程度しか印刷してございませんので、なかなか余りにも外に持っていけない点もありますので、今後検討してまいりたいと考えております。
また、5点の販路、製造、販売はどうしていくのかというご質問でございますが、これにつきましてもなかなか難しい点がございます。平成24年度、そういうことで、また引き続きブランド創出事業の予算をいただいたところで、委託先の商工会とともども、ブランド創出事業といたしまして、平成24年度、この事業で一生懸命引き続き考えていきたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) それでは、12番議員、原義明君の一般質問が終了いたしました。
◇ 川 島 邦 彦 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に引き続き、次に、5番議員、川島邦彦君。
〔5番 川島邦彦君登壇〕
〇5番(川島邦彦君) 5番議員、川島邦彦でございます。
まず、保育園の給食体制についてお伺いをいたします。現状は完全給食ではなく、園児が御飯を持参し、保育園がおかずを提供する体制となっております。
そこで、お伺いをいたします。1つは、園児が御飯だけ持参しているという理由をお伺いをいたします。
2つは、御飯を持参することに対する保護者の受けとめをどのように認識しておられるのかお伺いをいたします。
3つは、炊きたての温かい御飯をいただくことが望ましいことですが、冷めた御飯を食事どきに温めるなどの対応は行われているのか、また暑い時期には食中毒等が心配されますが、持参した御飯はどのように管理しているのかなど、その対応の実態をお伺いをいたします。
4つは、御飯を給食として提供した場合、どの程度の経費になるのかお伺いいたします。あわせて、経費はそのまま保育料に転嫁する扱いとなるのか、保育料への影響をお伺いをいたします。
5つは、今後完全給食へ移行するお考えはあるか、あるいは移行できないとする課題は何かお伺いをいたします。
次に、町の観光と特産品等のPRに関してお伺いをいたします。酒々井町は来年度、インターチェンジの供用開始とプレミアム・アウトレットの開業が予定されております。大きな環境変化の中で、酒々井町を訪れる人の流れが大幅に増加することが想定をされます。酒々井町としては、この機をとらえ、今まで以上に町の魅力を発信していく取り組みが必要になったと認識しております。
そこで、情報発信等の具体的対応についてお伺いをいたします。まず1つは、(仮称)酒々井コミュニケーションセンターであります。これは、アウトレット内に開設をし、町の観光、物産等に関する情報を広く提供することにより、町のイメージアップと誘客の促進を図ることを目的に設置するとしております。この設置目的を是とし、目的達成のためどのような運営を行っていくのかお伺いをいたします。
1点目は、観光案内等は具体的にどのように対応するのか、そのイメージをお伺いいたします。
2点目は、物産の展示を検討している模様ですが、どのような物産を展示するのか、また展示品の選定基準はあるのかなど、展示品選定に対する町の考えをお伺いいたします。
3点目は、物販は不可ということで、チェルシージャパンの意向を踏まえた対応と理解いたしますが、その理由は何かお伺いをいたします。また、物販が認められないことに対して販売促進の代替手段はあるのか、あるいは検討していく考えはあるのかお伺いをいたします。
4点目は、運営は直営か、委託かの考えをお伺いをいたします。あわせて、その判断理由をお伺いいたします。
項目の2つ目、全庁的取り組みとしての観光、物産等についてお伺いをいたします。1点目は、町の魅力を広く知っていただく情報の内容及び発信方法等について考え方をお伺いいたします。
2点目は、観光業者等との連携による酒々井町のPRもイメージアップの手段になり得ると思いますが、その是非を含めてお伺いをいたします。
3点目は、酒々井町を訪れてみたいと動議づけするような付加価値を高めるための施策検討は行われているのかお伺いをいたします。
4点目は、町の特産品認定作業とそのブランド化の取り組みが必要ではないか、またその特産品を創作することの検討も必要ではないかと思いますが、考え方をお伺いをいたします。
項目の3つ目、駅前交流センターの運営についてお伺いをいたします。電車を利用した来町者の増加が想定されると判断した場合、町を総合案内できる拠点が駅前にあるということが望ましいと考えております。そこで、駅前交流センターについて、現状の防犯活動拠点としての機能に加え、駅前の立地条件を生かした観光案内業務等の機能追加を検討できないかお伺いをいたします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、5番議員、川島議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
2点目の町の観光及び特産品等のPRについてのご質問でありますが、(仮称)酒々井コミュニケーションセンターの観光案内等につきましては、初めに具体的な対応について、町の観光、物産等に関する情報を広く提供することにより、町のイメージアップと中心市街地への誘客の促進を図ることを目的に、町の物産品や観光施設などのパンフレット等の展示を初め、町の紹介ディスプレーの設置、説明員によるPR活動の展開などを予定しております。
次に、展示品の選定につきましては、商工会などと協議しながら、町の地域資源を活用した特産品情報を広く提供していく予定でおります。
次に、酒々井町の駅前交流センターにつきましては、町内観光案内と犯罪のない安全、安心なまちづくりを推進するため設置したものであります。現在のところ、地域住民と町との連携により、防犯意識の高揚を図るとともに地域住民による防犯活動実施のための拠点となる施設として活用しております。現在も、地域の防犯活動団体によるパトロールの実施を初めボランティア団体が自治会等の町民及び町内の各種団体等に利活用されておりますが、できるだけ多くの方々に利用していただけるようPRに努めてまいります。また、臨時職員を配置し、観光マップの配布や町内の案内等も行っておりますが、さらに工夫をしてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから保育園の給食体制につきましてお答えさせていただきます。
保育園の給食は、児童福祉法に基づく児童福祉施設設備運営基準により、保育園内で調理し、提供することとされています。また、保育園運営費の国庫負担基準には、2歳以下の園児の主食費と副食を提供するための費用は対象経費に含まれていますが、3歳以降の園児の主食費は対象になっておりません。このようなことから、当町の2園の給食状況につきましては、2歳以下の園児には主食と副食、3歳以降の園児には副食のみ提供し、主食は持参していただいているところです。
1点目の御飯を持参していただいている理由につきましては、3歳以降の園児の御飯について、国庫負担基準の対象になっていないことや保育園内で調理するための施設や備品がないという理由によります。
2点目の保護者の受けとめにつきましては、3歳以降の園児の完全給食を求める要望などは現在のところありません。
3点目の食事の保温、食中毒対策につきましては、保健所の指導に基づいて、夏場は朝からクーラーのきいた保育室に園児が持参した御飯を保管しています。
4点目の御飯を含めた完全給食にした場合の経費につきましては、1食当たり50円程度の増額が見込まれ、保育料に加算されることになります。
5点目の3歳以降の園児の完全給食への移行につきましては、施設や備品などの整備、国が進めている幼保一本化への対応、保護者の意向、費用負担など、今後の検討課題と考えています。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、幡谷公生君。
〇経済建設担当参事兼経済環境課長(幡谷公生君) 私からは、町の観光及び特産品等のPRについての個別のご質問について順にお答えをさせていただきます。
初めに、物販は不可の理由につきましては、運営会社でありますチェルシージャパン株式会社の運営方針で、コミュニケーションセンターは観光資源のインフォメーション及び物産等の展示に関する施設として位置づけておりまして、運営している全店舗が同様の形態をとっており、酒々井町においても同様の対応となるものでございます。また、販売促進方法につきましては、町の物産品などのPRを積極的に行っていくと考えております。
運営方法につきましては、事前に町商工会との協議も行っておりますが、今後ともよりよい運営方法となるよう、さらに検討をしてまいりたいと考えております。
情報提供につきましては、コミュニケーションセンターを活用することにより、町の情報を発信していこうとするものでございます。
観光業者等との連携につきましては、今後、チェルシージャパン株式会社とも十分協議を行ってまいります。
誘客のための施策検討につきましては、アウトレットに訪れた方を町に来ていただくための地域資源の掘り起こしや町内観光の周遊コース等を初めさまざまな検討をしてまいりたいと考えております。
町の特産品認定作業とそのブランド化の取り組み等につきましては、酒々井ブランド創出事業として、平成22年12月に農業、商工業、教育、文化、町関係者で組織された酒々井ブランド創出会議により酒々井の新たな商品開発を行っておるところでございます。昨年度は、提案商品として5品を決めるとともに、既存商品等について酒々井町推奨品としての認定制度をつくり、20品を認定しております。なお、特産品の認定及び特産品の創作につきましては、今年度のブランド創出事業の中で検討してまいる予定でございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) 給食のほうから再質問させていただきます。
答弁の中では、補助金が3歳以上は対象にならないので、経費面が1つと、それから備品が園内に備わっていないという、園内の事情によるものという答弁でございました。お金の問題は町の決断の問題だと思いますので、そこは町の中で再度検討する必要があると思いますが、備品が足りなくて、仮にですね、完全給食を目指すとした場合のクリアすべき問題、今言ったお金の問題と、それからいわゆる園内の事情という。園内の事情の問題でいえば、例えば御飯を配達するというような対応がとれないのかと、今学校給食センターで学校用の給食をつくっていると思うんですけれども、それらの学校との連携をしながら御飯を供給するような体制の中で、合わせわざで完全給食的な対応をとるということは、お金の問題を除けば対応可能ではないかと考えるところでございまして、総合的に判断をしたいという最後の答弁でございますが、そういったものがクリアすれば完全給食を目指したいというような前向きの答弁という受けとめをしてよろしいのか、再度伺いたいと思います。
大きな2つ目の町の観光、それから特産品等のPRという観点では、既に質問の中にも、ほかの議員から質問が出ております。特にインターチェンジとアウトレットということでは、次年度以降の酒々井町の景観もあるいは交通量も大きく変わってくるんだろうと、こういうふうに思いますし、ぜひ酒々井町にどういったものがあるのかということを、回遊できるようなですね、そういったPRは今まで以上にといいますか、ゼロベースで呼び込むような検討が必要ではないかと、こう思っております。
そういった問題認識の中で、アウトレット内にコミュニケーションセンターを設置をするということでございます。私の問題認識としては、それは大いにPRをしていただきたいと、効果のあるPRをしていただきたいと思っておりますけれども、特に展示品等について、町として運営するということになれば、どうしても商業ベースとは違って中立的な立場で運営しなければならない、そういったジレンマもあろうかと思うんです。そういった中での展示品の選定をどうしていくのかという問題認識でございまして、とりわけどういう形で対応すればコミュニケーションセンターの中で取り扱っていただけるのかという、とりわけ民間商業ベースの皆さんからの要望にどうこたえていくのかと、こういったところに問題が出てこようかと思いますので、不公平につながらないような、ある意味では選定委員会のような中立的な立場の組織などをつくって、その中で検討するということも必要なのかなと私なりには思いをしているわけですけれども、町としてそういった問題認識の中で展示品等の取り扱いをどのように考えているのかということを改めて再質問という形にさせていただきたいと思います。
それから、物販は不可ということで、今答弁があったとおりの受けとめをするわけですけれども、しからば、じゃ、酒々井町としてそれをどう補っていったらいいのかと、今答弁あったような、町に呼び込んで魅力を満喫していただくと、こういうことになろうかと思いますので、とりわけ物販の関係では、アウトレットの周辺等の住民の皆さんと相談しながら、そちらのほうへの誘導をするだとか、あるいはその中で配るパンフレットの中に、町内のここに行けばこういったものがお求めいただけますとか、そういったところを積極的に行うのか。もっと踏み込んでいえば、道の駅みたいなですね、酒々井町の特産物を販売するような施設を将来的に検討するのかというような、段階を踏んだ物販の促進というんですか、そういったことを取り組んでいく必要があると思いますけれども、その辺について、アウトレット内では物販ができないということに対する代替手段ということでの質問だったんですけど、もう少し踏み込んでですね、私見を含めて今申し上げましたけれども、そういう、再質問という形で、もう少し踏み込んだ考え方をお聞かせいただければと思います。
それと、直営か委託かということなんですけれども、以前にもちょっと違った角度で質問させていただきましたが、いわゆる年金問題が、60歳から徐々に65歳へ段階的に、いよいよ来年度から61歳へというようなところが始まるわけでして、そういったことを踏まえて、今後の職員の雇用のあり方というところにも関連をしてですね、直営か委託かということを検討できないのかという思いも含めて質問させていただきました。特にアウトレットのコミュニケーションセンターに限りませんけれども、そういう思いも含めた質問であるということを踏まえて商工会とも相談するということでしたが、その点も絡めてどのようにお考えか、再度答弁いただければという思いでございます。
それから、町内全域の観光、物産という観点、2点目の質問に関連するんですけれども、付加価値を高めるための施策検討ということでは、何人かのほかの議員の皆様もほぼ同じような認識ではないかと思いますが、いわゆる町内を回遊していただくような仕掛けをつくらないとどうしても呼び込みはできない、アウトレットは行くけれども、それ以外はもうそのままお帰りになるような、点から点という形に、それを何とか町内の面に広げるということが必要だろうと思っておりまして、そういう観点からいくと、すばらしい眺望がある場所にそれなりの環境をつくるだとかですね、あるいは酒々井町としての例えばイベント、ご協力いただいて、例えば裸まつりみたいなですね、ああいったイベントをとらえた来町者の増加というようなことも、いろいろ仕掛けはあろうかと思いますけれども、冒頭申し上げましたように、インターチェンジとアウトレットを機にですね、酒々井町では余り経験したことのない検討をですね、本気になってすべき時期が来たなと、こういう思いでございまして、トータルでいう付加価値を高めるという方向性みたいなものを、むしろ町長のお話、答弁いただいたほうがむしろよろしいのかなというような、再質問させていただきます。
それから、交流センターの関係ですけれども、もちろん防犯拠点として非常に機能しているといいますか、関係者には敬意を表するような対応をしていただいているということは承知をしております。場所も狭いという面もありますけれども、そこに何とか、駅前というロケーションの中ではそれを活用するというか、観光案内としては一番ふさわしいロケーションではないかと思っております。それは努力するというような答弁ですので、それはそれとして受けとめさせていただきたいと思います。
その上でですね、パンフレットなどを配るだけじゃなくて、観光ということの中には、場所によってはレンタル自転車を貸したりですね、回遊していただくための仕掛けもその中にはプラスしてあるような観光地域もございます。ですから、その充実度をどこまで持っていくかという問題にもつながるわけです。ですから、どうしてもアウトレットを中心に考えると、車ということが中心の検討になってしまいますけれども、電車を利用した皆さん方もぜひ酒々井町においでいただきたいということでいう総合案内的な拠点としては、一方では大きな視点で検討しなければいけないんだろうと思っております。ですから、必ずしも、私は問題提起としては、駅前交流センターを観光案内所として付加しろということだけではなくて、むしろもう少し大きな視点でとらえて、駅前のということになれば、今入っている社会福祉協議会の、あるいは地域包括支援センターがある、ちょうど京成とJRの真ん中に位置しておりますので、社会福祉協議会、使い勝手の、あるいは狭さの問題を含めて、そこを例えば観光拠点として考えてもいいのかなと。私は、質問の中身としては、駅前交流センターのところにという質問でしたけれども、防犯拠点あるいは社協のあり方、地域包括支援センターのあり方、そこにさらに私の質問した総合案内所的な機能をどうするかということになれば、トータルで一体、将来の方向性としてはどう運営していくのが望ましいのかという質問になろうかと思いますので、これもできれば町長の答弁がいただければなということで2回目の質問とさせていただきます。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) まずは、展示品といいますか、コミュニケーションセンターで中立的な宣伝がされるようにという話で、これは議員おっしゃるとおりでしてですね、やはり公平性を確保できるような形を整えていく必要があるのかなと、こう思っております。そしてまた、やはりあくまでもコミュニケーションセンターでは物販はできないということになっておりますので、これはオープンして、人の流れとか、その辺をよく検討する中で、そういう産直的なものとかいわゆる特産品を扱えるようなところが、候補地があればまた検討していく必要があるのかなと、こう考えております。
それから、そこのところに働く人、一応コミュニケーションセンターで案内をしたりなんかする人ということでございますが、これにつきましては、いわゆる、あくまでも酒々井町の人だけを対象にするんではなくて、外国人等も対象にすることだと思いますので、いわゆる少し語学系にすぐれている方とか、その辺がやっぱり必要になってくるのかなというような感じもあります。そういうことですから、職員の処遇で考えられれば一番いいと思うんですが、その辺のところは検討していく必要があるのかなと、こう考えております。
それからまた、要するに、町の付加価値を高めるという意味で、町内全域にそこに来られた人たちを誘導していくと、いわゆる回遊していただく仕組みと、これは大変重要なわけでございます。そしてまた、魅力ある地域、場所があれば人はひとりでに回っていくということでございますので、その辺も含めたことをどう仕組めるかということにかかわってくるかなと思っております。
それからまた、駅前交流センター、非常に狭いということで、もう少し総合案内所的なものが考えられないかなというのがございますが、まずは人の流れと、それから町の政策としてどうしていくかというのを、オープン後、状況も見ながらですね、いわゆる検討していく必要があるのかなと、こう考えております。いずれにしましても、いろいろな工夫、アイデアはあるわけでございますが、これを実施を、いつの時点で実施をするかとか、その辺につきましてはまた今後の検討になるものだと、こう思っておりますので、そういうことで、今議会において川島議員からは大変いいご提案をいただいたということで町としては受けとめさせていただきたいなと、こう考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから保育園の給食につきましてお答えさせていただきます。
保育園の給食は保育園内で調理することになっておりまして、例えば給食センターなど外部から給食を搬入することはできません。したがいまして、保育園内で調理するためには調理室の増設とか備品などが必要になりますので、今後の検討課題と考えております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 5番議員、川島邦彦君。
〇5番(川島邦彦君) 保育園のほうですけど、法的に触れると、こういうことなんでしょうか。やる気があるかないかという問題に最終的にはなるんでしょうけれども、ぜひ早急に実現していただきたいという立場で質問しているわけですけれども、クリアすべき課題は何かということを整理した上で早急に実現に向けて取り組んでいただきたいと、強く要望したいと思います。
それから、町長答弁のほうは、すぐに答えが出るというよりも、おっしゃっていただいたとおりに、ぜひそういったことを問題認識を持ちながら、より魅力のある酒々井町づくりをしてほしいという要望ですので、ぜひ検討していただきたいということを申し上げて、終わります。
〇議長(越川廣司君) それでは、5番議員、川島邦彦君の一般質問が終了いたしました。
ここでしばらく休憩をさせていただきます。
(午後 2時03分)
〇議長(越川廣司君) それでは、休憩前に引き続き再開をいたします。
(午後 2時15分)
◇ 佐 藤 修 二 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、8番議員、佐藤修二君。
〔8番 佐藤修二君登壇〕
〇8番(佐藤修二君) 8番議員の佐藤修二でございます。私は、今回の議会で大枠で2点について質問をさせていただきます。
1点目は、南部地区の開発関連についてであります。南部地区の開発関連につきましては、現在県で施行されている、平成25年4月に開通が予定されております酒々井インターチェンジを初め、酒々井町が進めていますICアクセス道路の建設、そして都市再生機構が事業主体で進めています南部土地区画整理事業等、主要な3つの事業が現在急ピッチで進められているところであります。その中でも特に南部土地区画整理事業の事業用地には、既に企業進出としてチェルシージャパンが大型アウトレットモールを開業するということが述べられておりますし、またことしに入りまして、5月にはテレビや新聞等マスコミでこの酒々井プレミアム・アウトレットの開業が発表をされております。そういうことで、今までどちらかといいますと半信半疑でいた町民の方々も、改めて南部地区のこの事業に関心を持っていただいているのではないかと思っております。それだけに、酒々井町が施行しておりますICアクセス道路の建設は、この開発関連を結ぶ重要な幹線道路として、何としても決められた時間内に仕上げなくてはいけないというようなところにあると思います。
そこで、5つの点について質問をさせていただきます。1点目は、酒々井町が進めておりますICアクセス道路の建設工事、この工事につきましては、盛り土工が主体の道路の築造工事となっておりまして、盛り土工が成功するか否かがこの工事の成否を分けるというようなことになると思います。この盛り土工の工事について、工期的に非常に厳しいという意見も出されておりますし、質問等でも出されております。私もさきの議会で質問をさせていただきました。その際、盛り土については9月ごろに終了するだろうというようなお答えをいただいておりますが、現在のこのアクセス道路の建設について、盛り土を含めて全体の現況の進捗状況と、そしてこれからの完成までの見通しについてお伺いをいたします。
2点目は、このアクセス道路、盛り土工主体で延長330メーター、盛り土の高さが10メートルあるということで、非常に大きな道路になると思いますが、この道路につきましては、当初、地盤改良関係のプレロード工に必要な土量も含めて約9万立米ということを聞いております。現地は非常に、田んぼ面で軟弱帯、地盤帯も悪い、非常に確定しづらい量だと思いますが、この盛り土工の全体の量としてはどの程度を見込んでいるのかについてお伺いをいたします。また、この盛り土工については、330メートルと、盛り土高も10メートルということで、周辺の隣地に影響も大きいと思いますが、その処理等について最終的にはどういう考えを持っておられるのかお伺いをいたします。
3点目は、南部土地区画整理事業72ヘクタール、この敷地内に降ったゲリラ豪雨とかあるいは大雨については、雨水排水管を通じて調整池に取水され、そして放流されるということになると思いますが、この放流された高崎川に至る区域外の流末排水路についてどのように考えているかお伺いをいたします。
4点目は、お願いを込めてでありますが、この酒々井プレミアム・アウトレットの開業発表は、町民の皆さんは期待を込めて見守っているのではないかと思います。開業になりましたら、地元対策も前向きに考えていただきたいと思っておりまして、開業により、地元の高齢者の方々やあるいは子供たち、一般の方も同じですが、地元の方々が気軽にショッピングができるような交通手段、アウトレットから中心市街地を巡回するようなマイクロバス等の運行をチェルシージャパンに要望していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
5点目は、このプレミアム・アウトレットの開業は、これまでの酒々井町のイメージを大きく変えていくのではないかと思いますし、また財政的にも寄与されてくるのではないかと思います。それに加えて、地元の雇用対策につきましてもおくれることなく前向きに取り組んでいただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
大枠の2点目は、東酒々井入り口交差点の改良についてであります。この交差点の改良については、午前中も先ほども同僚の議員からも質問がされております。また、県会議員さんのかわら版等の話も出ておりますが、この交差点については、東酒々井の住民の皆さんやふじき野の皆さんから、何とか早く、この交差点を右折して、団地側に安全に来られるように取り組んでほしいというような要望がたくさん出されております。
この交差点、現地に行ってみますと、交通量も非常に多くて、団地側に右折するのは非常に危険も多いし、またセンターラインのところにとまっておりますと後続車両が渋滞するということで、渋滞を含めた交差点であると思います。過去にも議会でも先輩議員の方からもいろいろ質問がなされておりますし、本議会でも同僚議員からも質問がなされておりますけれども、もちろんこの交差点、県の管轄で、町ではお願いすると、要望するというような立場にあると思いますが、ただ、25年にはアウトレットの開業、そしてインターチェンジから国道296号線に接続する県の施行の新設道路も開通するということになると思います。それだけに、この交差点は今後ますます交通の事情が厳しくなっていく交差点だと思っておりまして、早期の対応が必要だと思います。
1点目は、この交差点につきましては、先ほどから質問もありますが、県では右折レーンの設置ということで議会でも答弁をいただいておりますし、きょうの答弁の中で町長から、来春には右折レーンも着工して、取りかかるんじゃないかというような答えもございました。私どももどうなのかと、現況どうなのかと私自身質問をしようと思っていましたけども、これであればですね、本当によかったなと思っているんですが、私も印旛土木にちょっと行きまして、いろいろなことを聞いている中で、やはりひょっとするとまた難しい問題もあるんじゃないかというような気もしておりまして、来春から工事がかかれればそれにこしたことはないと思います。
2点目は、この交差点について、今まで議会の質問、答弁等も繰り返されておりますけれども、ただ、議論の問題で、実際に平面的な位置関係についてははっきりした説明がなされておりません。右折レーンの設置であれば、当然県のほうでも計画平面図はできているはずでありまして、できていれば町のほうでも掌握をしていると思いますが、この交差点について何とか早くやっていただきたいという意味からもですね、改めてこの交差点の道路の敷地状況、そしてセンターラインを含む有効車道幅、そして右折レーンを設置するに必要な用地買収の位置等、平面的な位置関係を、平面図での説明をお願いしたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
以上、大枠で2点について質問させていただきまして、1回目の質問を終わります。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、8番議員、佐藤議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の南部関連開発についてのご質問ですが、初めにアウトレットと中心市街地を循環するバスにつきましては、第5次総合計画の基本構想では、コンパクトシティーの核となる中心市街地の活性化に取り組むとともに、南部地区新産業団地への来訪者が中心市街地へ流れ、町全体がにぎわい、活性化を図るよう努めるものとして、そういうことをしております。町といたしましても、循環バスなどの運行により、高齢者や子供たちが気軽にショッピングを楽しめるとともに、渋滞の緩和策として駅利用者による集客にも結びつくことから、チェルシージャパン株式会社に対し協議を行ってまいります。
次に、地元雇用対策につきましては、地元雇用を優先的に図るため、商工会とも連携し、チェルシージャパン株式会社に対しまして積極的にお願いをしてまいります。
2点目の東酒々井入り口交差点の改良についてのご質問ですが、初めに右折レーン設置の現況と今後の見通しにつきましては、今年度用地買収を実施し、工事着工する予定であると県から聞いております。また、計画について、関係地権者に対し説明をし、おおむね了解されていると聞いております。
次に、平面図での説明を望むということでございますが、説明の方法について県と調整を図っていきたいと、こう思っております。
また、県議会議員の議会報告で述べられている内容が正確なものかという質問通告がございました。正確なものではないものと思っております。当該交差点の改良は、佐倉市側からの車両について右折禁止とすることなく、右折可能なような計画となっております。
以上です。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 私のほうからは、1番の南部開発関連のICアクセス道路の件と、あとは雨水排水についての件についてご答弁させていただきます。
まず、1点目のICアクセス道路の盛り土工事についてですけれども、本年10月末までに完了する予定としております。その後、順次、のり面工、あとは舗装工及び道路の附属施設工を実施し、今年度末には完成する予定としております。
2点目のアクセス道路の全体の盛り土量についてですが、これも計画どおり9万立方メートルを予定しております。また、施工に伴う隣接農地の影響につきましては、地盤高とあとは横方向の変位を管理しながら施工してまいります。
3点目の高崎川までの、いわゆる区域外の流末の雨水排水につきまして、アクセス道路の道路排水整備とあわせて町が整備する計画となっております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) それでは、8番議員、佐藤修二君の一般質問が終了いたしました。
◇ 江 澤 眞 一 君
〇議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に、9番議員、江澤眞一君。
〔9番 江澤眞一君登壇〕
〇9番(江澤眞一君) 9番議員の江澤眞一です。本日最後の一般質問者ということで、執行部の皆さん方におかれましても、お疲れのこととは思いますけれども、最後ということで、ひとつ答弁のほうも頑張っていただければというふうにお願いしておきます。
きのうのですね、台風4号の影響によりですね、日本じゅうを駆けめぐり、さまざまな災害が起きました。そういうことで、私もまず思ったことは、懸念である中川地先のほうはどうなるのかというふうに思いました。前回の大雨のときには、向こうのほうへ出向き、あの水の勢い、そしてあの音ですね、大変なものでした。私は、幸いにも当町においては被害がなかったということで午前中にもお話があり、ほっとしておりますけれども、東日本大震災以来、まさしくですね、日本じゅう、国民の関心はですね、この国の災害に対しての取り組みがどうなのか、安心して暮らせることができるのかどうかというようなことが、多くの国民の皆さん方がとても不安に思い、また関心を持っていることではなかろうかと思います。
福島の原子力発電の事故においても、これも災害、人災ではなかろうかと、そういった観点から私は今回質問をさせていただきますけれども、実は3月議会のときにですね、同僚議員10名のうち8名がですね、災害関連の質問をしておりました。今回はなぜか、皆さん道路のほうが何か集中しているなというふうな気がしまして、私1人が今回災害関係を質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、まず第1点目のですね、災害時の町の対応についてということでありますけれども、これは国のそういった面では基本方針から流れてきている事業でありますけれども、災害対策基本法ですね、これによってですね、当町においても酒々井町の第5次総合計画がスタートをしました。この中の位置づけがですね、まさしく都市マスタープラン、そしてそれに基づき地域の防災計画、そしてですね、これに付随した形の耐震の改修計画、これを、この3つがですね、ちょうど行うことによって酒々井町の防災に対しての事業が円滑に図れるのではなかろうかと、そういうふうに考えているわけであります。この1つを欠けても、そういった意味では町民の要望にはこたえられない、そういうふうに思っております。
そういった中で、今回の質問事項ですけれども、まず1点目としまして、酒々井町の地域防災計画、これは24年度ということで、この地域防災計画について伺いたいと思います。このうちのまず第1点目はですね、現在の計画の策定状況についてお伺いをいたします。
そして、2番目としまして、これは防災会議を開催すると、3月議会で金塚議員のときの答弁に言って、町長が答弁されておりましたので、3月議会で答弁をされましたが、その会議の目的ですね、そして及びその時期についてお伺いをいたします。
2点目がですね、これに基づいた酒々井町耐震改修促進計画についてお伺いをいたします。これは、23年、24年度というふうなお話でございました。これのですね、まず第1点目としまして、一般木造住宅で対象となる昭和56年5月30日以前に建てられた住宅が何戸くらいあるのか、またわかれば非木造住宅も参考のためにお伺いをしたいと思います。
そして、2点目としまして、平成27年度までの5カ年間で実施するとありますが、今年度の予定についてをお伺いをいたします。予算書を見ると、1,800万くらいかな、何か計上されておりますけれども、今年度のそういった具体的な計画についてをお伺いをいたします。
そしてですね、3番目がですね、耐震とはちょっと関係ないのですけれども、災害ということの中でですね、これは私、実は以前も、消防団OB及び消防署OBの活用による消防組織について町の考えを伺うということで、これは去年もですね、消防団の特にOBということで、特に酒々井町は、中央台、そして東酒々井、そしてふじき野地区といってですね、消防団組織を持っていない、人口の7割以上が集中しているこの住宅街に全くないわけですね。今日本じゅうでも問題になっていますけれども、消防団の団員の不足とか、そういうもろもろある中で、今、そういう面では、消防団活動を頑張っている各分団の皆さんがいる中でもね、とてもじゃないけど、これは担うことが大変きつくなってきている。また、ご存じのように、団員の皆さん方もさまざまな業種についておられるということで、常備、家にいるということはほとんどどの団もない中で、皆さんが大変そういう面ではご苦労なさり、そして地域のために活動している中でですね、町長にも、去年はですね、町長は消防団の本部と相談をしながら検討していきますというような去年は答弁をいただいておりますけれどもですね、今回この中にですね、消防署OBというふうに入れさせていただいたのはですね、やはり、特に酒々井町はですね、消防職員の方が大変多くいらっしゃいます。東京消防庁に行った方々もおられますし、そうした場合ですね、やはりですね、退職をなさった方々がですね、やはりこれから地元でですね、ぜひそういう面では活躍していく場とですね、あわせて、先ほど申しましたようにですね、地域の防災も兼ねてですね、そういう組織をぜひつくっていただきたいということで、去年は検討するということでしたけれども、どの程度まで検討されたのかを伺いたいと思います。
次に、2点目の酒々井小学校のプールについてということで、皆さんご存じのように、酒々井小学校のプールというのはですね、私がちょうど中学校3年生を卒業したころにできたということで、もう四十何年あそこの場所にあるわけですね。見た方はいるかもしれませんけれども、大変もう老朽化をしております。町長の第5次酒々井町総合計画の中にもですね、プールの老朽化ということは明確にうたってあります。ただそれだけなんで、じゃ計画にどのように反映するかというのはこれからのこととは思いますけれども、やはりあのプールを、この間も校長先生にお話を聞きましたが、大変そういう面では保護者も、それから職員もですね、維持するために懸命に努力されているとは思いますけれども、もう限界には来ているということは明確であるので、これはやはり、せっかく第5次総合計画、いいものをこれからやるんだという中であればですね、ぜひですね、基本、前期の場合には間に合うかどうかちょっとわかりませんけれどもですね、これは至急にですね、検討していかなければならない。これは教育長ではなく町長の判断に基づくものなので、ぜひ町長の答弁を期待しながら、第1回目の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、江澤議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えをさせていただきます。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
1点目の災害時の町の対応についてのご質問でありますが、酒々井町地域防災計画の修正業務については、平成23年度及び平成24年度の継続事業で実施しておりますが、平成23年度に防災アセスメントの見直しとして、災害履歴調査、自然条件調査、社会条件調査、公共施設及び防災関連施設等の状況整理、災害危険箇所調査、地震被害想定調査及び当町の防災特性の評価を行いました。今年度は、現在防災体制の見直しを行っており、今後、地域防災計画素案の作成、防災会議の開催、職員の防災対応を基本としたマニュアルの作成、地域防災計画概要版の作成等を行ってまいります。防災会議につきましては、災害対策基本法第16条第1項の規定に基づき、市町村の地域に係る地域防災計画の作成及びその実施の推進のため設置されておりまして、地域防災計画の素案作成の段階及び今年度末ごろの地域防災計画策定最終手続として2回程度開催する予定でおります。
次に、消防組織法で規定されております消防は、火災における消火活動はもとより、台風、豪雨、地震などの自然災害における救助活動や防除活動、さらには自動車事故、鉄道列車事故など、事故、災害における救助、救出活動など、国民の生命、身体、財産を脅かすあらゆる災害に対処する活動をいいます。今後も、災害予防や災害に備え、消防団活動の充実を図ってまいりたいと考えております。
なお、消防OBの活用についてですが、町といたしまして、各地域の共助の精神のもと、自主防災組織を各地域に設置していただき、その自主防災組織の中で消防OBの方々には活動していただければと考えております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 私のほうは、酒々井町の耐震改修促進計画についての質問に対してお答えさせていただきます。
まず、1点目の昭和56年5月31日以前に建てられたいわゆる戸建て木造住宅は、平成22年度に策定いたしました酒々井町の耐震改修促進計画の調査では2,676棟ありました。あと、いわゆる非木造につきましては、ちょっとはっきりした数字は把握していないんですけれども、1割程度ということで考えてございます。
2点目の今年度の予定につきましては、年度当初から耐震診断及び耐震改修工事費補助事業を実施しておりまして、耐震診断50件、あと耐震改修30件の予算を計上しております。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
〇こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから酒々井小学校プールにつきましてお答えさせていただきます。
酒々井小学校のプールにつきましては、建設から40年以上が経過し、老朽化していることから大規模な改修や建てかえが必要と考えており、第5次総合計画前期基本計画の中で建設場所を含めた建てかえを検討しますと明記しているところです。今後の予定につきましては、改修や建てかえの費用、建てかえの場合の建設場所の選定、学校の意向、施工計画、財源の問題などについて調査、検討する予定です。
以上です。
〇議長(越川廣司君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。
今ちょっと逆で申しわけないんですけれども、今こども課長のお話、大変うれしく思いました。そういった意味でですね、じゃ、それであればですね、これは提案になっちゃうんだけど、今ちょうど、前の町の体育館がございますよね。あそこ、いずれ壊すしかないんだろうから、あの場所にできればプールとかやればいいのかなというふうに個人的には思うんですけど、その辺もぜひ検討材料にですね、どっちみちあの体育館もいずれ壊すだろうから、あの辺を含めた中でぜひお願いできればと思います。これは要望ですけれども、特に町長から答弁あれば伺いますけれども。
それとですね、消防のOB関係なんですけれども、災害時の消防のOBの活用なんですけれども、去年受けた答弁とちょっと、若干ニュアンスが違うかなと思っているのはですね、そういった消防団OBの方々を活用してですね、消防本部との相談するような形というような答弁をいただいたので、何か今、若干、地域でそういう、共助の意味でそういう組織をつくろうということであればというようなお話になったので、私が望んでいるのはそうではなくて、町全体を見た中でのそういう組織が、消防団OBとしての組織がいいのではないかと。というのは、あわせて、ちょっと今回の第1号議案にですね、上程されております東日本の復興基金の関連からいってもですね、例えばその財源を、企画課長からソフト面しか使えないというような、初日に私も質問したときにですね、課長のほうから、あくまでもソフトだというのであればですね、そういった組織をつくって、それを活用して、それを復興基金の中に位置づけてですね、予算を流用しながらやるのも一つの考えではないかと思いますので、この辺もぜひ、そういった面も含めてですね、ぜひこれは検討してもらいたいというふうに思っております。
それと、あともう一点はですね、一戸建ての木造住宅ですけれども、今課長の説明で、実は、昭和56年はもちろんなんですけれども、酒々井町には昭和34年、それ以前に建てられたまだ一般木造住宅も実は300軒弱くらいかな、あるようなことですのでですね、そうしますとですね、やはりそちらをぜひ優先してですね、逆に言えば、町のほうからそのおうちに伺って、実はこういうことでというお話をしながらですね、せっかくその予算も計上して30軒行うというようなことであればですね、資金面も相談しながら、昭和34年以前に建てられたお宅のほうにですね、ぜひ積極的にやって、耐震改修をやるように勧めてみてはどうかということなんで、これもちょっと担当課としての考えを伺いたいと思います。
以上で再質問を終わりにします。
〇議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) プールの場所、酒々井町の町民体育館の場所ではどうかというお話ございました。これは、酒々井小の学校からはその場所がいいということで要望はされています。ただ、その前に体育館があるもので、ちょっとこれははいとは返事はできないんですが、一応そういうことで、趣旨は私も江澤議員と同じ考えのようです、学校当局は。でございます。
それからですね、消防団の活用ということで、OBということでですね、やはり体力的にですね、違うというところもあってですね、団本部のほうともですね、合意には至っていないというのが本当の話でございまして、やはり組織が別がいいのかなという。ですが、やはりOBの皆さん方のですね、広い知識と経験、これは大変、非常に必要なものですから、その方々も生かせるようにやっていければいいなと、こう思っておりまして、そういうことで考えております。
以上でございます。
言葉をたがえたわけではございませんで、ちょっと調整した結果ですね、余りにも、これから先はちょっと発言を控えさせていただきますが、そういうことでよろしくお願いします。
〇議長(越川廣司君) まちづくり課長、山信一君。
〇まちづくり課長(山信一君) 耐震改修の促進を、さらにいわゆる昭和34年以前の住宅等について、もっと町として啓発等をしていくべきというご質問に対してお答えします。
23年度から、町ではいわゆる専門のですね、耐震の相談員を2名配置しまして、常時窓口相談を受け付けております。また、23年度にはですね、他市町村では余り行っていません、いわゆる対象家屋へ戸別訪問しまして、アンケートとかですね、こういった改修等の促進とか、いわゆる啓発に努めております。その他、当然、広報とかPRとかですね、あとふるさとまつりのときに耐震相談会なども実施しておりまして、今年度は先ほどご答弁いたしました診断等改修の補助金制度をスタートいたしましたので、その成果を踏まえてさらなるPR、啓発ということで促進してまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇議長(越川廣司君) 9番議員、江澤眞一君。
〇9番(江澤眞一君) ちょっと消防関係なんですけれども、私は何も定年になったからやれと言っているんじゃなくて、消防団の、現役で団を退いて、それで地元に残っている人が、そういう人たちも活用してということなので、体力的には、もちろんそれはありますよ。何も先頭に立ってやれというふうにはもちろん言っていないんで、ましてそれだと逆に危ないなと思うんで。
例えば極端に言うとですね、私どもの住んでいる地区なんかもそうですけれども、例えば出動しようと思っても1人しかいないとかという、そういうものじゃなくて、そこに補助的な役割でできるものがいれば、それでも活動の、これは以前、前、綿貫町長のときも、これはぜひ検討しますよというようなお話もいただいた経緯もありますので、私は何も年寄りが頑張れというふうには全然思っていませんので、ただ、絶対数が絶対足らないということをもっとわかっていただきたいというふうに思います。何かあったときには消防署頼りでは絶対対応できないという、そういう危惧しているので、また改めて消防団の皆さん方にも、本部とのご理解をいただけるように町長にもお願い申し上げたいと思っております。
それと、今木造の34年以前のことで、私の手元の資料では790軒あるということで大変多いんです。それで、特に酒々井地区が、こっちが県道ですか、がかなり多いんですね、実は。そうすると、住宅もかなり密集もしていますんで、やはりその辺を重点的にですね、やはり町として改修を勧めるような、そういうのも、さっき課長の説明では戸別訪問していると、大変いいことなんですけれども、特にこちらが多いのでね、その辺からこうやってはどうかなと思いますので、これも要望ですので、あわせてお願いをしたいと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。
〇議長(越川廣司君) それでは、9番議員、江澤眞一君の一般質問が終了いたしました。
◎散会の宣告
〇議長(越川廣司君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
大変ご苦労さまでした。
(午後 2時58分)