平成20年第4回酒々井町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
平成20年9月10日(水曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(16名)
1番 篠 田 誠 君 2番 御 園 生 浩 士 君
3番 川 島 邦 彦 君 4番 齋 藤 博 君
5番 内 海 和 雄 君 6番 佐 藤 修 二 君
7番 引 地 修 一 君 8番 菊 地 宏 君
9番 平 澤 昭 敏 君 10番 越 川 廣 司 君
11番 原 義 明 君 12番 竹 尾 忠 雄 君
13番 森 本 一 美 君 14番 地 福 美 枝 子 君
15番 ア 長 雄 君 16番 岩 澤 正 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 住 民 課長 秋 元 廣 君
会計管理者 嶋 田 孝 男 君 健 康 福祉 渡 邊 い よ 子 君
課 長
総 務 担当 水 藤 正 平 君 人 権 推進 越 川 光 司 君
参 事 課 長
民 生 担当 矢 部 雄 幸 君 生 活 環境 福 田 和 弘 君
参 事 課 長
経 済 建設 遠 藤 泉 君 産 業 課長 京 増 孝 一 君
担 当 参事
教 育 次長 神 保 弘 之 君 まちづくり 布 施 秀 夫 君
課 長
総 務 課長 幡 谷 公 生 君 上 下 水道 土 屋 新 一 君
課 長
経 営 企画 仲 田 義 秀 君 こども課長 藤 崎 津 代 子 君
課 長
財 政 課長 大 坂 俊 男 君 学 校 教育 野 松 男 君
課 長
税 務 課長 菊 間 利 和 君 社 会 教育 櫻 井 照 嘉 君
課 長
住 民 協働 浅 野 恵 美 子 君 農業委員会 濱 野 敏 幸 君
課 長 事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 斉 藤 広 書 記 小 川 淳 一
書 記 若 松 恵 介
◎開議の宣告
〇議長(ア長雄君) おはようございます。これから本日の会議を開きます。
(午前 9時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(ア長雄君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。
◎諸般の報告
〇議長(ア長雄君) 日程に入る前に議長報告を行います。
委員会条例第8条第2項の規定による決算審査特別委員会正副委員長の互選の結果が届いておりますので、報告します。
決算審査特別委員会委員長に平澤昭敏君、副委員長に地福美枝子君が互選されました。
〇議長(ア長雄君) 以上で議長報告を終わります。
◎一般質問
〇議長(ア長雄君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 御園生 浩 士 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、2番議員、御園生浩士君。
〔2番 御園生浩士君登壇〕
〇2番(御園生浩士君) おはようございます。傍聴の皆様方には公私ともお忙しい中、議会の傍聴をいただきましてありがとうございます。議席番号2番、御園生浩士でございます。お許しをいただきましたので、ただいまより一般質問通告に従いまして質問をさせていただきます。
近年、国では地方の時代を推進するために地方分権一括法が2000年に施行されました。現在では地方分権改革推進法に基づき、国と地方のあり方を地方分権改革推進委員会が審議を進めております。今国と地方との関係が変化し、地方公共団体の自己決定と自己責任の確立が強く求められております。当町と住民との間でも同じことが言えるのではないでしょうか。
先日、財政課より地方公共団体財政健全化法にのっとり、数値的に当町がどのような状況にあるのか説明がございました。結果を申し上げればイエローカードもレッドカードも掲げられず、今のにところ健全な財政運営をしているとのことでした。全国の市町村に目を向けても同じような努力をし、早期健全化基準等をクリアすることと思います。その努力の内容は過去に人件費の削減、経費の削減、住民負担の引き上げ等々を行っております。理由は第2の夕張になるなが合い言葉になっているのではないでしょうか。そのことにより地方行政も議会も住民も萎縮してしまっているようです。そこには現実として過疎化、少子・高齢化、担い手の激減、耕作放棄地の増大など厳しい理由が存在するからです。しかし、何事にも影とひなたがあり、裏と表があるように、視点を変えることで様子が大分違って見えてまいります。暗いところだけを見れば気がめいり、萎縮しがちですが、もう一つの側面が必ずあるはずです。暗いトンネルの向こうに希望の光明を見つけ出す、トンボの複眼やバランス感覚が必要ではないでしょうか。当町においては市町村合併をせず、自主独立の精神を持って進むことを住民は決断し、行政は努力をしているところでございます。
島根県の沖ノ島海士町、人口2,500人では海、山で取れる産物で島のブランド化を目指し、努力をしています。皆さんご存じの矢祭町でも生き残るためさまざまな改革をしております。9月3日の新聞によりますと、お隣成田、富里、栄、神崎、多古、芝山の成田空港周辺6市町の商工会議所と商工会は、9月2日、合併の実現を求める要望書を小泉一成市長と石渡孝春市議会議長に提出という行動を起こしました。このように各地で町が生き延びる守りではなく、生き残るための攻めが必要であるという明快な結論を出しました。自分の町が生き残るという進べき方向と目標を明確にし、そのための施策が次々と展開されております。特に地域のリーダーは住民に希望を語り、進むべき道を指し示すことが求められているのではないでしょうか。以上を踏まえ、自己決定と自己責任を強く持ち、これからの質問にお答えをしていただきたいと思います。
初めに、学校給食の食品の安全確保についてお伺いいたします。7月20日付新聞に文部科学省は、学校給食衛生管理基準を改定し、各都道府県、教育委員会などに通知したとありましたが、当町にはいつ通知が届いたのでしょうか。
また、これまでの基準と今回の改定の基準では、どのような違いがあり、評価されたかお聞かせください。
関連いたしまして、酒々井学校給食センター給食調理業務等委託長期委託契約が7月に調印されましたが、株式会社東洋食品の経歴及び当町における受注実績と他市町村の受注実績をお聞かせください。あわせて酒々井町立学校給食センター給食搬送業務等委託長期委託契約を日本通運株式会社成田支店と結びましたが、調理と搬送を分けたメリットとデメリットをお聞かせください。なぜならば、中国の毒入り冷凍ぎょうざ事件で、製造元の天洋食品は毒は一切混入させていないと答え、日本の輸入元では、コンテナは開封しておらず、そのままで毒の入る余地がないとの消費者をないがしろにした水かけ論争が繰り広げられ、いまだに結論が出ていません。新聞紙上では中国のほうで毒が入っていたというような報道もされております。以上の理由により、私は調理と搬送が一体でできる業者が選ばれるのがトラブル発生時に責任の所在がはっきりするので、最良ではないかと思うからです。もちろん経費も安くなるものと確信しております。いかがでしょうか、お聞かせください。一体で受注できる業者がある場合は、契約の見直し等をするのか、お聞かせください。
また、業者との長期委託契約の期間はどのぐらいになるか、あわせてお聞かせください。
次に、学童保育についてお伺いいたします。現在放課後児童クラブの運営主体を公募しておりましたが、募集の経過をお知らせください。あわせて今後についてもお聞かせください。
また、大室台小学校の大ちゃんクラブの現状報告もあわせてお聞かせください。
「頑張る地方応援プログラム」の少子化対策プロジェクトの内容についてもお聞かせください。
次に、学童保育の教育問題に関連いたしますが、町の組織についてお伺いいたします。少子化の問題が叫ばれ、小学校の体育館の建築という大型プロジェクトがある当町には、教育のトップが不在ですが、どのように考えているのか、お聞かせください。
また、ほかにも南部地区新産業団地事業や酒々井インターチェンジ事業、そして中川の治水対策事業と大型事業を着工し、完成させなければなりません。また、万が一の自然災害の対応、国・県・各市町村との折衝など、町長の守備範囲がますまなす広くなっております。町長のサポート役、職員との調整役などとして副町長を置く気持ちがあるのか、お聞かせください。
ちなみに、平成20年5月1日現在の千葉県内56市町村の中で副市長、副町長、副村長の設置状況の数字を参考までにお知らせいたします。条例で設置の市町村は申し合わせましたように、印旛郡内だけで酒々井町、栄町、本埜村、印旛村の2町2村です。不在は松戸市、袖ケ浦市、山武市、夷隅郡の御宿町、長生郡の長柄町、山武郡の横芝光町の3市3町となっており、56市町村中10になります。不設置ですと、56分の4で7.1%に当たります。県内のほとんどの市町村が副市町村長を設置していることになります。
また、蛇足ですが、収入役の職がある市町村は船橋市、鴨川市、南房総市の3市で全体の5.35%です。県内ほとんどの市町村で収入役を設置していません。これが現状です。どのようにお考えになるかお聞かせいただきたいと思います。
次に、酒々井町シルバー人材センターについてお伺いをいたします。私は高齢者の雇用問題についてたびたび質問をいたしました。酒々井町高齢者事業団、酒々井町シルバー人材センター準備委員会、酒々井町シルバー人材センターなどについても発言をいたしました。先般の第2回酒々井町議会定例会において次のように発言をいたしました。高齢者事業団を核にして、酒々井町シルバー人材センターを設置するよう求めました。その結果として酒々井町高齢者事業団が名称変更し、酒々井町シルバー人材センターとなり、5月31日には設立総会も開くことができましたが、まだシルバー人材センターとして一歩を踏み出したに過ぎません。長くひとり立ちして歩けるよう担当課のサポートをよろしくお願いしますと私が発言した内容です。先日、人材センターの方々が見え、活動状況や今後についての意見交換をいたしましたが、心ない方の発言やかかわり合いに困っている様子でした。町として今後どのように対応していくのか、お聞かせください。
次に、危機管理についてお伺いいたします。中川水害対象家庭の事前避難活動の援助が可能か、先日質問をいたしましたが、お答えをお聞かせください。あわせて災害時の避難訓練や緊急の連絡体制はどのように計画され、訓練されているのか、お聞かせください。
「頑張る地方応援プログラム」の安全・安心なまちづくりプロジェクトにどのように反映されているのかもあわせてお聞かせください。
次に、南部地区新産業団地事業についてお伺いいたします。南部地区新産業団地事業地の区画整理の縦覧が行われましたが、その結果と見通しについてお聞かせください。
また、事業地内に不法投棄物がありましたが、どのように処理されたかお聞かせください。
次に、酒々井インターチェンジ事業についてお伺いいたします。酒々井インターチェンジ事業の進捗状況についてお聞かせください。あわせて「頑張る地方応援プログラム」企業立地促進プロジェクトが南部地区新産業団地事業と絡めてどのように取り入れられているのかお聞かせください。
最後に、情報公開についてお伺いいたします。行政への一般公募による住民参加の推進で多くの委員会で意見交換や提案をいただき、職員に地域担当者を配置し、地域の意見を吸い上げ、座布団集会にて行政のトップが地域住民の意見に耳を傾け、議論するなどして行政と住民との情報の共有により両者の距離が過去に比べて接近したように思いますが、今後さらに住民への情報公開を推し進める考えがあるのか、お聞かせください。
以上第1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることになりましたので、よろしくお願いいたします。まず、2番議員、御園生議員からは8点のご質問でございますので、順次お答えさせていただきます。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と課長がお答えいたします。なお、教育分野につきましては、教育次長と担当課長がお答えいたします。
それでは、まず私からは3点目の質問であります町の組織についてお答えさせていただきます。教育長につきましては、平成19年5月から不在となっておりますが、教育長は教育委員会の事務局の長としてすべての事務を掌握し、職員の指揮監督する要職であることは認識しております。配置しなければならないものと考えております。現在県教育委員会と協議をしておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
また、副町長につきましては、平成19年4月1日から施行しております副町長を置かない条例のもと参事職を総務部門、民生部門、経済建設部門にそれぞれ配置し、業務の調整について十分対応しておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
4点目の酒々井町シルバー人材センターについてのご質問でございますが、この中の今後の行政との関係につきましては、人口2万余りの町域のみをカバーし、活動範囲とする酒々井町シルバー人材センターが公益法人として成り立つためには大変な困難を伴うところでありますが、会長を初めとして理事等の役員の並々ならない情熱や公正な活動団体として活動すること等を伺い、町といたしましても高齢者が元気で働くことができ、健康づくりにも役立つものと期待するところであります。したがいまして、町はシルバー人材センターの自主的な活動に対しまして必要な支援をしてまいりたいと考えております。
5点目の危機管理についてのご質問でございますが、中川の水害対象家庭の事前の避難活動の援助が可能かとのことにつきましては、台風のように到達までに経路、日時等が想定される場合はかなりの部分で対応が可能でありますが、近年頻発しているゲリラ豪雨の場合は予測が不可能であり、事前の対応はほとんど困難でありますことから、災害時の避難、救助の基本となることは自助、これは自分で自分を助けることであります。次の段階といたしまして、共助、地域コミュニティの連携による救援であります。最終的に公助、町を初めとする行政の取り組みとなります。こうした災害対策の基本を踏まえ、中川の水害が想定される状況等におきましては、まず地域関係者へ防災情報の速やかな伝達、提供を行い、災害発生の予防対策を実施し、万一災害が発生した場合には被害の拡大防止に努めるとともに、避難活動の援助等の応急対応を実施するものであります。また、災害後は被害状況に対応した速やかな復旧対策を実施することとなります。現在町と広域高速ネット296との間で防災情報や断水情報を初め町の緊急情報放送についての協定を締結しており、当該ケーブルテレビ放送中に画面表示により文字情報の提供を行っております。今後もこうした各種メディアとの協力体制を強化するとともに的確な情報を迅速に町民に向けて伝達できる体制づくりに努めてまいります。
なお、中川の水害に対応するため中川地区及びトケ崎地区の流域関係者の方々と水害対策に関して協議を行っており、今後この協議については継続してまいりますので、こうした協議の中で避難訓練の実施等も検討してまいります。
次に、「頑張る地方応援プログラム」につきましては、酒々井町安全・安心なまちづくり推進事業としてホームページに公表しております。これは現在JR酒々井駅の東口に、(仮称)町民駅前交番を建築中でございます。町民の皆様が安全に安心して暮らすことができる地域社会の実現のための防犯パトロールなど地域住民の防犯活動等の拠点として、また地域交流の場としての施設となるものであります。こうした施設を中心に住民の皆様と共同で酒々井町安全・安心なまちづくりのさらなる推進を図ってまいります。
6点目の南部地区新産業団地についてのご質問でございますが、酒々井南部土地区画整理事業につきまして、先般6月の13日から6月26日でございますが、事業計画案の縦覧を行ったところ、地権者以外で町内の3名の方から意見書が提出されております。
なお、このうちの2名は議員と聞いております。つきましては、当該意見書について10月28日開催予定の県都市計画審議会で諮問され、順調に推移した場合、年内の事業計画認可を予定しているところでございます。
次に、事業地内の不法投棄物の処理につきましては、都市再生機構が管理する飯積地先の土地に本年7月17日の深夜と思われる時間帯に大型ダンプ1台分に相当する産業廃棄物が不法投棄されたことを確認しております。この処理につきましては、現在北総県民センターが提出した調査資料に基づき、廃掃法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反の疑いで佐倉警察署が捜査を行っているところでございます。都市再生機構といたしましても不法投棄物を放置した状態のままではさらに連鎖的に不法投棄されるおそれがあるため、早急に撤去処理したい意向でありましたが、この捜査結果を待って対処する旨の連絡を受けております。
7点目の酒々井インターチェンジ事業についてのご質問でございますが、酒々井インターチェンジ整備事業における用地買収の状況につきましては、県事業で実施されているインターチェンジ本体とアクセス道路に係る部分は、現在計画事業面積約10.6ヘクタールのうち約42%の取得状況であります。また、町事業で実施するアクセス道に係る部分は、計画事業面積約2ヘクタールのうち約91%の取得状況であります。今後も引き続き地権者や関係者の方々のご協力をいただきながら、用地取得を進めてまいります。
また、「頑張る地方応援プログラム」として酒々井インターチェンジアクセス道路整備事業を位置づけることにより、国より財政的支援措置、特別交付税でございますが、が受けられるものとなり、財源の確保、すなわち一般財源の軽減が図れるものであります。
8点目の情報公開についてのご質問でございますが、情報の公開とはその情報の公開によって住民と情報が共有され、住民が行政を理解しているかどうかが重要であると考えております。このようなことから町民の皆様にできるだけ迅速にわかりやすく情報の提供ができるよう常に心がけているところです。
さらに、住民参加による共同のまちづくりを進めていく上で、情報の発信や情報の共有は前提条件の一つであると考えております。私が町長に就任以来、透明性の高い行政運営を推進するため、積極的な情報の公開に努めてきたところですが、今後もあらゆる情報伝達手段と機会をとらえながら、できるだけわかりやすく工夫を加えるなど、一人でも多くの町民の皆様方に理解していただけるような情報の公開に努めてまいります。
また、協働型社会構築に向けた取り組みにつきましては、初日の行政報告したところでございますが、まちづくりに対する町民の関心をさらに高め、町民との協働によるまちづくりを確固たるものとして推進していくため、今後は真の町民参画を実現し、住民自治の確立を図るため、必要となる情報の共有と相互理解及び町の政策形成過程におけるパートナーシップに基づく町民参加の基本的なシステムづくりについて取り組んでまいる所存であります。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 教育次長、神保弘之君。
〇教育次長(神保弘之君) おはようございます。教育次長の神保でございます。私からは2番議員の質問の中の1点目につきまして順次お答えをさせていただきます。
「学校給食衛生管理の基準」の一部改正に関するご質問でございますけれども、通知の文書につきましては、20年8月の12日に給食センターで受理をしております。主な改正内容といたしましては、食品納入者等が定期的に行う微生物及び理化学検査、これは残留農薬ですね、の結果を提出させるものとして原材料だけでなく加工食品についても事前検査の対象とするとともに、提出を求める対象者といたしましては、食品納入業者のほかに製造業者も明記されました。また、食品の選定につきましては、明らかでない食品は使用しないこととする事項といたしまして、販売業者の名称や所在地、保存方法等が追加されたことなどがございます。今回の一部改正は、昨年末以降に発生いたしました中国産冷凍ぎょうざを原因とした健康被害事案等を踏まえまして、「学校給食衛生管理の基準」につきまして、一層充実させるものとなっております。
次に、当町が給食調理業務等委託しております株式会社東洋食品の経歴でございますが、昭和41年10月に設立されまして、主に学校や福祉施設等の集団給食や食堂経営などを行っておる会社でございます。現在従業員数が4,785人で、その中に調理師が1,428名、栄養士が522名含まれております。学校給食における受託の実績でございますけれども、全国で給食センター方式61カ所、自校方式164カ所であり、千葉県内では給食センター方式24カ所、自校方式21カ所の調理業務を受託しております。
なお、当町では平成17年4月から委託しております。3年間の長期契約が終了いたしましたので、本年6月に一般競争入札を実施し、株式会社東洋食品が落札をしております。
なお、搬送業務につきましても同じ日に一般競争入札を実施し、日本通運株式会社成田支店が落札しております。
次に、調理業務と搬送業務を分けていることに関しましては、学校給食を安全に安定した搬送を行うため、給食専用トラック2台で2名の従事者、要は運転士により各校へ搬送しております。従事者等が病気などにより搬送業務に支障を来す場合がありますので、従事者名簿には4名が登録されており、常に安定した搬送に対応できる体制をとっております。これは運送を業とする者ができる大きな利点であり、調理業務と分けている理由でもあります。
契約期間につきましては、調理業務等が平成20年8月1日から平成23年7月31日まで、搬送業務が平成20年9月1日から平成23年7月31日までの8月を除く期間とし、両業務とも長期継続契約でございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 民生担当参事、矢部雄幸君。
〇民生担当参事(矢部雄幸君) おはようございます。民生担当参事の矢部でございます。どうかよろしくお願いいたします。私のほうからはですね、酒々井町シルバー人材センターについての細部の答弁をさせていただきます。
酒々井町高齢者事業団は、本年4月1日から社会福祉協議会より独立し、当事業団が母体となり、酒々井町シルバー人材センターと名称変更を行い、ご質問にもございましたけれども、5月31日に法人化に向けた設立総会を開催したところでございます。活動状況につきましては、事務局運営を理事会役員がリーダーとなり、計画的に町内のスーパーや町のイベント等においてポスターの掲示、パンフレットの配布等積極的な仕事の受注活動や会員勧誘活動を行っております。これに伴い、受託事業も順調に増え、会員数につきましても6月末には100名に達しております。
また、地域貢献活動といたしまして、6月及び8月に町内の公園3カ所をボランティアで除草活動を行い、10月にも実施する予定となってございます。さらに、今後は会員対象の技能講習も計画しております。また、本議場に出席されておられます議員の皆様方に対しまして、シルバー人材センターの現状についての説明をするとともに、協力を行ったと聞いております。町といたしましてもシルバー人材センターが自主、自立、協働、共助のもとに自主的組織として早期に連合会加入を実現し、活動を積み上げ、公益法人となることにより高齢者が元気で働くことができ、地域社会との触れ合いを高め、生き生きとした生活を楽しむための組織として定着していく上で、今後はさらに連携をより一層密にし、必要な支援を行ってまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(ア長雄君) こども課長、藤崎津代子君。
〇こども課長(藤崎津代子君) こども課でございます。よろしくお願いいたします。
学童保育及び少子化対策についてお答え申し上げます。酒々井小学校放課後児童クラブの運営主体につきましては、広報ニューしすい8月号及び町のホームページにおいて8月1日から11日までの間、法人、その他団体等を対象に公募を行いましたが、応募はございませんでした。今後については、保護者中心に運営していくこととなりますが、現在酒々井小学校PTA等のご協力をいただき、開設に向けての準備を進めているところでございます。
次に、大室台小学校における大ちゃん学童クラブの現状でございますが、現在41名の児童たちが常時4名の指導員に見守られながら放課後や学校休業日における生活を共に過ごしております。平成20年1月の開所以来初めての夏休みを迎え、学習や外遊び、昼寝等を生活のルールに沿って行い、子供たちも伸び伸びと充実した日々を送っているとの報告を受けております。夏休みのイベントとして草ぶえの丘への遠足や工作教室等の行事についても指導員や運営委員会の尽力により実施することができ、子供たちも楽しい夏の思い出ができたことと思われます。今後とも児童の健全育成を図り、よりよい放課後児童クラブに向けて努力してまいります。
続きまして、「頑張る地方応援プログラム」とは、やる気のある地方が自由に独自の施策を展開することにより魅力ある地方に生まれ変わるように地方独自のプロジェクトを自ら考え、前向きに取り組む地方自治体に対し、国が応援しようとするもので、総務省が平成19年度からスタートさせた制度でございます。酒々井町少子化対策プロジェクトの内容は、子育て中の親子が安心して利用できる広場の設置、放課後子供教室、放課後児童健全育成事業からなる放課後子どもプランの実施であり、さらに充実した子育てしやすい環境の整備を図っていくものであります。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 2番議員、御園生浩士君。
〇2番(御園生浩士君) 細部にわたりご答弁をいただきまして、ありがとうございました。一部再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
南部地区新産業団地事業に関連しまして、事業地内の不法投棄物について再質問いたします。先般の定例会において同僚のですね、竹尾議員により東関東自動車道わきの残土の不法埋立てについて質問がございました。今回も質問があるように聞いておりますが、この不法埋立ての事件で容疑者の元社長を逮捕、9月2日の新聞報道で皆さんご存じのことと思います。当町の住民との報道にはいささかびっくりし、残念に思いました。この災いを転じて福となすまではいかなくて、我が酒々井町は産廃や残土の不法投棄について非常に厳しく、監視の目が行き届いていることをこの機会に広く世間に知らしめることが必要ではないでしょうか。不法投棄の小さなうちに芽を摘まなければならないと思い、お聞きいたします。飯積地先のカラオケ酒々井タンポポの隣に砕石まじりの建設残土がシートもしかず、フェンスもせず、2メーター以上の高さでたい積されておりました。最近のゲリラ豪雨により山は崩れ、隣地へ土砂が流れ出しておりました。このことについて違法性はないのでしょうか。
また、同じようにですね、URの敷地内の残土については、シートをしき、フェンスをし、ダンプカーの出入りにはガードマンがつき、残土の運搬経路を地元住民へ回覧し、事業の案内の立て看板を設置して関係者の安全を図っております。また、残土の土質の検査もしているとのことです。搬入ダンプカーが多く、道路の破損が見られた場合には印旛地域整備センターが道路の補修工事もすると聞いています。タンポポの隣の残土処分をしている業者は、URと同じことをしているのでしょうか。また、することができるのかお聞かせください。
聞くところによりますと、本年3月の農業委員会において残土の埋立ての申請がなされ、委員会全員一致で却下の意思表示をし、コメントをつけ、県に申請書を上げたと聞いております。それが県では受理され、事業が認可されたと聞いておりますが、いかがでしょうか。事業者が事業を継続できなかった場合、違法性があった場合、近隣とのトラブルが発生した場合、だれが責任を持って処理をするのか、お聞かせください。
私は過去にですね、上岩橋の耕作者がですね、業者が農道に砕石をしいているときにだれに許可をもらっているんだと大文句を言ったという話を聞いております。また、花火大会の花火のくずが田んぼに落ち、耕作機械が破損するので中止してくれとクレームをつけられたという話も聞いております。農家で生計を立てる人にとっては当たり前のことと思います。大切な田んぼや畑に砕石などが入りまじることは許せないことだと思っております。しかし、許可申請がおりたこの場所の建設残土には、農家が嫌がる砕石がまじっております。本当に畑に転用し、野菜をつくるのでしょうか、心配になります。畑が雑種地になり、資材置き場などの他の目的に利用される農地転用の目的外の使用があった場合は、どのような指導、対処をするのかお聞かせください。議会にも農業従事者が3名ほどおりますが、この場では率直なご意見は伺えませんが、本当は聞きたいところです。
それから、酒々井町シルバー人材センターの中で再質問をいたします。先ほどの答えの中に人材センターが上部団体に加盟するというお話がございました。私の聞いているところでは、町より補助金が出ていないと法人化できず、加盟できないと聞いておりますが、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
また、補助の金額は幾らでしょうか。また、上限、下限は設定されているのかお聞かせください。
それから、学校給食のですね、調理と搬送を一体にできる業者が出てきたほうが責任の所在がはっきりすると思うんですが、その辺のお考え、今は二つに分けて発注しておりますが、一緒に発注するまたは一緒に受注できる業者というのはあるのでしょうか、お聞かせください。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 生活環境課長、福田和弘君。
〇生活環境課長(福田和弘君) 生活環境課でございます。よろしくお願いいたします。
まず、1点目の飯積地先におけます特定事業、いわゆる残土事業でございますが、これについてのお答えをさせていただきます。この件につきましては、県残土条例にかかわるものでございまして、平成20年の3月17日付で県に申請がされました。また、同年8月18日地付で許可されたものでございまして、現在その事業が実施されております。当町におきましてもパトロールのほう週2回回っておりますが、そのたびに現場のほう確認をし、また県も昨日現場のほうに立ち入ったというふうに伺っておりますが、現時点で残土条例で違反に当たるものはないということでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 住民協働課長、浅野恵美子君。
〇住民協働課長(浅野恵美子君) 住民協働課長、浅野でございます。先ほどのシルバー人材センターの上部団体の加入についてのご質問にお答えさせていただきます。
上部団体と申しますのは、千葉県連合会のことでございます。そもそもシルバー人材センターというものは定年の退職者の方等がその能力に応じて積極的な活用、それを図る。そして、高齢者の福祉の増進に資するということが目的でございます。そういう組織でございますので、その業務に関してはその計画等が適正であるということという基本的な事項がございますが、その中で具体的なうちの酒々井町人材センターが連合会加入に当たりましては、先々法人化を取るという目標がございますので、その際必要とされる会員が100名を達しているという要件がございます。それともう1点はシルバー人材センターそのものが各自治体に一つ認可されるということがございますので、酒々井町唯一の人材センターといたしまして認めるには行政からの補助金という要件がついているということで、連合会から示されております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 農業委員会事務局長、濱野敏幸君。
〇農業委員会事務局長(濱野敏幸君) 農業委員会事務局でございます。
飯積地区におきまして田を畑に転用することを目的として町の農業委員会に農地法第4条の許可申請、これの農地造成でございますけれども、酒々井町農業委員会では不許可としまして、千葉県知事は許可したということで、その理由でございますけれども、申し上げます。田を畑にする場合などに土砂等により盛り土を行う行為を農地造成といいます。その農地造成を行う場合には、農地法の許可を得なければなりません。その許可権限は千葉県知事、県知事にございます。町の農業委員会は地元としての意見を述べるものでございます。酒々井町農業委員会で不許可相当とした理由でございますけれども、この土地が農振農用地区域にある優良農地であり、盛り土を行うことにより隣接する田んぼの隆起や有害物質が流れ出るおそれがあることを憂慮しまして、平成20年3月に開催されました酒々井町農業委員会において不許可相当であると決定され、その旨を県に申達したものでございます。
また、千葉県知事が平成20年8月18日付で許可した理由でございますけれども、農地法に照らしまして許可基準を満たしているためということでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、布施秀夫君。
〇まちづくり課長(布施秀夫君) まちづくり課長の布施でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
道路使用の関係でございますが、基本的に残土埋立て処分にかかわらず、また一定期間ある目的を持って道路を限られた区間の道路使用をしたいというものにつきましては、基本的に道路使用許可申請というような形で申請をいただいております。その中で今議員ご質問の復旧の関係につきましては、当然そのものによって道路構造物が破損されたという状況が確認された場合にはですね、当然原因者の負担において行うということで許可の内容としております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 住民協働課長、浅野恵美子君。
〇住民協働課長(浅野恵美子君) 大変失礼いたしました。
先ほどの御園生議員の補助金の金額について設定はあるのかというお答えを漏らしてしまいました。失礼いたしました。これは特にございません。やはり団体と町との協議といいましょうか、そういうところにゆだねられているものでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 教育次長、神保弘之君。
〇教育次長(神保弘之君) それでは私からは調理業務と搬送業務一体とした業者があるのかどうかということでございますが、これはあります。
また、当町が委託しております東洋食品におきましても調理と搬送一体でやっているケースもあります。具体的に申し上げますと、郡内11市町村での調理業務はすべて東洋食品がやっておりますが、その中において富里市、印西市、本埜村、この2市1村が調理と搬送一体で委託をしております。
ではなぜ一体でやらないかということになるわけでございますけれども、まず一つの理由といたしましては、この搬送につきましての運転手につきましては、東洋食品がもし搬送した場合には運転手は2台の車に2名ということでございますので、もし万が一病気等があった場合にはその対応としては調理員が対応するというような内容でございます。なお、日本通運につきましては、先ほども申し上げましたように、運転手2名にさらに予備として2名登録してありますので、万が一があった場合にはその予備の人が運転をするという、そういう面でのメリットがあるわけでございます。
もう1点が契約の期間、先ほど言いましたように、調理業務は8月から云々ということでございます。搬送は9月からやっております。1カ月ありますけれども、調理業務については、8月給食の業務はないわけですけれども、一応昼食の機械あるいは食器等そういう消毒の点検とか維持管理、そういうものに従事するということで8月も契約の対象となっております。運送業務につきましては、幸い8月というのは結構忙しいというようなことで、8月については従業員をほかのほうに回せるということで、8月を除く11カ月でいいということでございますので、契約内容からいきましても、1年に100万円相当が違いが生じるというようなメリットがございます。
そういうことで、それとあとあわせまして、今回それぞれの入札をしたわけでございますけれども、それぞれが1社の応募でございまして、それぞれが落札をしたというような経緯でございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 2番議員、御園生浩士君。
〇2番(御園生浩士君) 1点だけ再々質問になりますが、補助金の、シルバー人材センターの中で法人化に向けて補助金、町からの補助金が必要ということで、金額について特にはないという、定まった金額はないというようなお話だったんですが、再度確認です。ということは、10万円でも20万円でも30万円でもよいというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
〇議長(ア長雄君) 住民協働課長、浅野恵美子君。
〇住民協働課長(浅野恵美子君) その金額は別といたしまして、そういうことでございます。
〇2番(御園生浩士君) ありがとうございました。
〇議長(ア長雄君) それでは、2番議員、御園生浩士君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午前 9時53分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前10時05分)
◇ 菊 地 宏 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に8番議員、菊地宏君。
〔8番 菊地 宏君登壇〕
〇8番(菊地 宏君) おはようございます。2番でございますんで、8番議員ではございますけれども、御園生さんの後に継いで、引き続き質問をさせていただきます。今思いますとですね、町長の就任から早くも3年超えようとしてて、今4年目を迎えようとされておるということでおめでとうございます。無事大過なくかどうかはわかりませんが、中か小かはあったんでしょうけれども、おめでとうございます。非常に難しいことが多い多事多端な中でですね、町長なりにいろいろやられてきたのかなと、そういう意味では深い敬意を表するものでございます。初め、今となりますとですね、現町長の行政運営の仕方とか、それから考え方の差異等種々ありますんで、一言で申し述べるのは非常に難しいと思うんですが、現町長と前町長とですね、どこが変わったんだろう、こんなふうなことをちょっと振り返ってみたいな、こう思います。
当初1年目のころはですね、町長もいろいろ町民の中へ入るという意思がかなりはっきりは出ていたのかなと、今思うとですね、当時はよかったのかなと思います。例えば座布団集会を初めとしてですね、いろいろとか座布団集会、なんか最近はっきりしませんけど、最初のころはよかったと、こういうふうに思っております。今度の町長は前の町長とは少し違うのかなという期待を持ったわけでございます。ところがこれが非常に摩訶不思議なことで、2年目、3年目に入りますとね、町長の姿勢がちょっと憶してきたというか、我々町民にほとんど目を向けなくなってきたんじゃないかなと。先ほどちょっと御園生さんの意見とは私は違うんですが、次第に町長の顔がですね、町民というか町から離れていったと。特に町の最大案件である南部開発ですね、それからインターチェンジ、これに関しましては、もう町長は逃げてるとしか言葉はちょっときついようですが、私は言いようがないという状態になってきたんではないかなと思います。ここまで来ますとですね、前町長との差というのがだんだんはっきりしてきて、前町長のほうが非常におとなしい黙っている感じだったので、現町長と比べると前町長のほうがよかったときもあるんじゃないかなと、現町長には非常に申しわけないですけど、そういう感じを私は受けるんです。特にね、大きな案件からほとんど目をつぶって、ほとんど一言も言わない。この間非常に言葉ではきれいに私に答弁してますけれど、工夫を凝らしてわかりやすい広報に努めたいとのことなんですよね。これどこにそういうふうな実情が残っているのか、ぜひ私に教えていただきたい。もうあれから三月ないしは6カ月たっているわけですから、この間町民に対してですね、何をわかりやすくやったのか、ここをぜひはっきり教えていただきたい。そうでないとこの町の議論というのは本当に皆様には申しわけないけど、意味がない議論になるんですよ。これはどうなっているんですかという質問をしますと、これはこういうふうに努めたいと思います。みんなこういう答弁なんです。私はこれを聞いてますとね、ちょっとこう真摯な気持ちがないというのか、言葉はまたきつくなりますけど、まじめさがないというのか、この場は逃れればそれでいいだろうという感じがどうも私はする。先ほどもちょっとある議員と話してましたけど、町の答弁というのは一体何なんだろうと。あれ聞いてて意味があるのかなとこういう感じなんです。非常に町はきれいな答弁をする。それでいかにもわかったような感じになってその場が終わる。ところがそれきり何にもやらない。また三月たつとそういうふうに相努めますで終わりなんです。これは町長ね、私たち議員としましても、町民といたしましてもね、ちょっとどうかなと。これはもう町長思っていることでしょうけど、部下が使っている、つくっている資料だからそれを読み上げるのは町長の任務かもしれませんけけど、そうじゃなくて、町長というのはですね、この町を変えていくんだという生き甲斐に燃えた人が町長になっているんです。この間も今どこかの政党が党首を選ぶんだとかいって何人か立ってやってますけれど、あれは全然意味がないんですよと私は思うんです。だれもこれをやると言わない。選挙の宣伝になるから私も顔を売っておこうかな、20人集まった、やったやった、そういうことでもって手を挙げている。もう落ちたってどうでもいいやってそういう感じばっかりですよね。あれで一番欠けているのは、党首として何をやるんだというところがほとんど抜けている。抜けているように言っているわけです。国民にそれで訴えようとしているけど、国民は聞いてどう思うか、これはわかりますよね。ああ、また勝手なこと言っているな。1人目だめ、2人目だめ、3人目か今度は、そういうことになってますよね、これが今の日本の政治じゃないでしょうかね。それをこの町で起こしては私はいけないと思うんです。町長はこの町を私は引っ張るんだ。私はこの町を引っ張っていくんだと、こういう方針で引っ張っていくんだと、それについてこいというようなね、気構えが必要だと思うんです。この気構えがなくて町長だなんて言ったらば、これはちょっと笑われるんじゃないかなと、私はそう思います。
殊に私は前から言ってますけど、町の最大案件である南部産業団地、それとインターチェンジ、ここに関してですね、町民の目から見ていると、私の目から見ている感じでもいいですけど、だんだんとやみの中に閉じ込められていくような、ないしはもう閉じ込められてしまった感じが最近するんです。ほとんど一筆もビラを書かない。この間私はちょっとここで厳しく言いましたよね。町長あれはビラですか、まず全然読めない。あの答案、あの町の回答というのは、回覧で回したやつですけど、ほとんど読めない。書いた人の近くの人に聞きましたよ、町の。「あんたあれ読めると思ったのか」と言ったら、「読めると思ってません」とはっきり言っている。言っているんですよ。町長、それが町の回答なんですよ。そういう場の中に我々が置かれて果たしていいのか。議会というのはそういう場じゃないと思うんです。何も町長の言うことに一から十まで賛成して手を挙げる必要はない。まずいものはまずい、指摘するべきは指摘するというのが当然だと私は思うんです。ですからここまで来ますとね、現町長と前町長、何も比べる必要はありませんけど、この間前町長にも会いましたけど、現町長よりあんたのほうがちょっとよかったかなと、これ冗談半分ですけどね、そういう感じがするんですよ。まじめさがありましたよ、あの人は。ところが今の町長にはまじめさがない。言葉で逃げる。これが一番悪いところですよ。言葉で適当に逃げて、適当に逃げて、ああこの場が済んだらもうそれでいい。あと三月間待ちゃいいと。またそのときも適当に逃げ出す。これは町長が悪いのか部下が悪いのか全然わからない。ただし町長が悪いのは間違いないんですよ。町長は自分でこの町を引っ張っていくんですよ。この町での案件を自分でつくらんといかぬわけですよ。それがね、町の長、町長としての立場じゃないかなと、私はそう思うんです。
先ほどちょっと言いましたけど、前回も質問しましたけどね、いわゆる説明不足というか説明してない。というのは、一体どこから来るか。町長は説明するのが怖いんですよ。皆様に説明して反発を食うのが怖いからやらない。課長以下もそうなんです。町長がああいう姿勢だから私もこう行こう。じゃそういう答弁つくればいいだろうと答弁をつくる。町長はそれを読む。これで終わりなんですよ。だから、こんなこと何回やったってこの町は一緒ですよ。一歩も進まない。町長がね、私たちの質問、私たちというか私の質問に対しては、情報公開に必要な手段は必ずとると、こう言っているんです。先ほども言いましたけど、工夫を凝らしてわかりやすい広報に努めたい、努めないんです。これが町長の答弁の全ぼうなんですよ。それで我々今までごまかされてきたというか、言葉にだまされてきた。これは町長、本当に私はこんな小さな町のね、こんな議会でこんなことを言うというのはおかしいんですけど、考え方にずれがあり過ぎるんじゃないなか。二、三年前のほうがもっとよかったんじゃないかな。今だんだん、だんだん右肩下がりになってきている。町長の言うことを皆さん信用されますか、されないんじゃないですか。そんなこと言ったって多分無理なんだろうと、皆さんそう思っているんですよ。だから、課長もそれを書き、町長もそのとおり答弁し、それで回答になる。なっている振りをする。こういうのがこの町の実情じゃないんでしょうか。
それとこの6カ月間、町長の名前のビラを1枚も受け取っておりません。この間こういうことをこの場で言うというのは言い過ぎかもしれませんけど、私がこの情報公開をどうするんですかという質問をしたときに、うまくやりますと、必ずやりますと言った次、その日のお昼だったかな、隣の部屋で食事をしてたときだと思いますけれど、町長が私の前にあたふたと来られて、その私の前には何人か議員がおられたから聞いた方もおられるでしょうけど、「菊地さん、あれはね、答えられないんですよ。今はね、都市再生機構がやっているんで、答えられないんです」と、こう言ったんですよね。どっちが本当だと思います。議会ではね、適当にうまくやって、「広報します」と言っている。ところが場所が変わって向こうに行ったら、あれはできないんですよ。私はどちらが本当かよくわかりませんけれど、この町はね、そういう町なんですよ。町でここで言っていることと実際やっていることがかなり違う。極端に言えば全然違う。全く反対なんです。やらないんですよ。だから、我々にビラが全然来ない。町の人に聞いてごらんなさい。今わかりますか、どういうことを町がやろうとしているのか。わからないでしょう。南部産業開発団地で何をやろうとしているのか。インターチェンジであそこで高速化の本当インターチェンジ必要だと思われますか。思われないでしょう。あれはね、国が絡んでいて、県が絡んでいて、大きなことが後ろでバックであるからああいうふうな話になっているんです。あそこに高速道インターチェンジをつくろうなんて必要は全然ないんですよ。それを幾ら質問しても、いやこれは国が考えることですから我々は関係、町ですから関係ございません。答えられません。みんなこの回答ですよ。そういうことで何か我々はいいことに使われているなという感じがするんです。言葉で逃げようとしてもね、それは限度がありますよ。1回2回だったら、まあこれはしようがないかなと。しかし、それがね、回数が重ねられて、私先ほども言いましたけども、全く読むに耐えないような黒いコピーが回されて、回覧で回ってきて、これが回答ですといったら、私の家に何人か来ましたよ。菊地さん、これどういう、何という字が書いてあるんだ。字が読めないんですよ、まず。書いた人に聞いたら、「あんなあれわかっているのか」と言ったら、「いや、あれは無理でしょう」とこう言うんですよ。その人の名前は言いませんけど。そんなね、だれも読めないやつを回してね、はい、私はわかりやすい広報をいたしましたとは違うんですね。わかりやすい広報をいたすように努力するつもりですというんですよ、回答は。つもりですからね、これはやらなくたっていいわけですよ。するつもりだったけど、実際はできませんでした。ところがその後に済みませんというのはないんです。こういういい加減な答弁というのは、私はいかがかな、こう思います。
もう一回ここでお願いします。当初のこの南部産業開発団地の当初のアイデアと現在進められているアイデアをわかりやすく、どういう案でもいいですけども、それを左手、右でも何でもいいですよ、書いて、我々にもう一回示してくださいよ。それを住民に示してください。それが一番必要だと思うんですよ。町はね、進出事業者がいろいろ今やっているので、町は全然わからないんだ。こういうことを多分言うでしょう。ところが町はこの計画の主体者ですよ。どういうふうな将来手段が講じられるかもしれませんけれど、これ成功、ましてや工事が進みますとね、この町が中心だと必ず言いますよ。そういうことじゃ私はいかぬと思うんです。町として考えている範囲のこと、これ以上は再生機構の問題があるので私は答えできませんけれど、町としてはここまでは考えてますというこれらの最低のアイデアを提供すべきじゃないでしょうかね。そうでなければ町長というのは一体何のためにあそこに座っているんだという質問にも答えられないんじゃないでしょうかね。行政自体として私はよく言っていますけど、行政自体の長は行政自体として今のような方法、進め方では私はいかぬと思います。要するにね、この町としてこういうことをやりたいんだということをですね、声を大にして発言すべきではないでしょうかね。この約1年間町民はね、全く聞けない状態でほおりっ放しなんです。ですから、そういう町民にね、いや今私たちはこういうことをやってますということを示すべきじゃないでしょうか。今この町の町民はいろいろ質問がありますけれど、この大きな問題に関しては本当さっぱりわかっていないというのが私が常日ごろ考えていることです。これは町からビラがないから説明しようがない。町の財政状態先ほどいいと言いましたけど、あれはほかとの比べた問題で、いいんかもしれませんが、この町自体が何かをやっていくという中では、決していい状態とは言えないと私はそう思いますけれど、一体この町で何を進めていくんだ。財政収入をとるのだと、それとも社会全体の基盤をとるのか、いろいろあるでしょうけど、その中で私はこれをやるんだということを声を大きくして張り上げていただきたいと。それを町民にまず教えていただきたい。自分だけがわかればいいという問題ではこれはないんですよ。私はこの町の町長でこういうことをしたいんだ、皆さんわかりますかということを皆さんにぶつけてほしいんです。そういうことをやらなければ意味がないなと思います。南部工業地帯のあそこの発展をやるのか。インターチェンジをやるのか、あそこも立体交差にするのか。その辺のことをですね、だれかは考えていると思いますけれど、まさか、町長の口から我々に、この議会があるたびにですね、報告していただきたいというのが私の切なる願いなんです。十分な情報開示をしなければですね、この町は一体どこへ向いて走っているのか、どういう方向にいっているのか、それがさっぱりわからないということになると思います。町長のやることはたくさんあると思いますがね、まず第一にやるべきことはですね、この町の最大の案件をきめ細かく町民に連絡することです。今町長の頭の中にあるやつを全部オープンにしてくださいよ。それをこれは言えない、これも言えない。都市再生機構がこれをやっているからということをやってたんじゃ、もうこの町の立場がなくなるわけですよ、まず。後は残ったものを適当にやっていればいいと、こういうふうな町の行政になるんじゃないでしょうかね。この町の最大の案件というのは、私は何回も言いますけど、南部地区の開発なんです。それとインターチェンジですよ。インターチェンジが国が決めたんだからこれはしようがないでしょう。それと相呼応するようにそこを一体化して、南部産業団地を開発する。これはこの町の一番大きな課題だったはずなんです。ところが今行政報告にすらも出ないと、そういう状況なんですよ、皆さん。行政報告のイの一番に出すべきことじゃないですかね。それがこの町の姿勢を示すことになるんじゃないですか。町の行政を今は早いという判断をするのであればですね、それはそれで結構です。しかし、概要を我々にぜひ教えていただきたい、こう思います。今の町の行政を続けていればですね、この町の行政はいずれ行き詰まります。新しい町長なんだからそこをね、鍛え直して、自分の中の心を持ち直してやっていただきたい。町長のやりたいことは一体何だろうということをもう一度自分の身に置いて考えていただきたい。それは町民は待っておられます、そう思います。町長がこの場できれいな言葉で我々の質問とはまるで交差、相交差しないようなね、ことで回答するという手法はやめていただきたい、私はそう思います。ぜひよろしくお願いいたします。
それから、これで第1点目のほう終わりますけど、第2点のほうに入らせていただきます。先ほどもある人と話していたらば、菊地さんの質問には答えますけど、どうせ満足しないでしょうと、こういう回答でした。多分満足しないと思いますよ。こういうことを先ほどある人から言われました、町の人から言われました。これはね、なぜだかわかるんですよ。これ同じ質問をなぜしているかということなんですよ。質問の内容が、質問に対する回答の内容が時より変わるんです。22年までにやると言ったのが、23年になったか24年になったか、その辺があいまいなんです。私はね、例えばJR酒々井駅の踏切についてはですね、これはこの町のね、最大の問題だと思うんですよ。この町にとって、あの酒々井町の踏切というのはですね、非常に邪魔物というのはちょっとJRからとったら恐縮ですけど、この町が真っ二つに分かれてね、あそこで寸断されているわけですよ。あそこの長い行列見てください。あの土地構造のまずさ、これは何とかならないのか。東から来て踏切を渡って西へ抜けたらもう丁字路でしょう。すぐ曲がってまた丁字路、あそこはね、融通がきかないんですよ。あそこをすとんと抜いて銀行のわきあたりへでもですね、延ばすことをぜひ考えていただきたいということを私は前にも何回か申し上げているんです。いや、それはもうできちゃったから難しいですよ。それはできているところへつくるんだから難しいと思いますよ。でも金払ったっていいじゃないですか、一軒か二軒動いてもらえばあの道はできるんですよ。あそこの場所はそういう余裕はたくさんあると思うんです。あそこが町長毎日通ってないかどうかわかりませんけど、東から西、西から東へあの踏切を渡るたんびに電車が来るとなると待たされる。その待たされる時間が前ある人が調べてましたけど、3分何十秒も私らほおっておけなんですよ。しかも千葉から成田に来る列車が来るときには早くに信号がとまってしまうから、信号が鳴ってしまうからもうその間待たなきゃならないと。ところがあそこに車で入って待っていると、来た電車が駅に入る前からもうとまっているわけですよ、我々が。それで平気に入って人が乗りおりしてそれから出発する。そこからやっと踏切が本当は作用するはずなのに、その前からもう踏切はしまっているわけです。町長に考えて出てきたこの町の将来にとってあり踏切は本当どうなんだ。今至るところで工事が中途半端でしょう。そこのふじき野と結びつける道路も住民の反対があるからあれはできません。町の当初計画というのは、あそこにやるはずだったんですよ。ところがその後聞いたらば、そういう事情だと。それとこれとは私は別だと思うんですよね。要するに東酒々井から西酒々井に入る道がないんですよ、極端に言えば。要するにこの町の意見、町民の意見というのをよく聞いて、方針を決めるということじゃないんでしょうかね。これがJR酒々井駅の踏切です。
それともう一つお伺いしたいのは、この間自治会の方から言われたんだけど、あそこの信号を管理しているのは成田なんですか、佐倉なんですか、これをちょっと教えていただきたいと思います。どうも私は前成田と聞いたような気がするんだけど、いやあそこは佐倉らしいと。佐倉に聞いたらあれはだめですねと言われた。だから、だめなんですね。えっ佐倉がそう言ったんですかと言ったら、ええ佐倉です。これは私の聞き違いかもしれませんけど、その方の聞き違いかもしれませんけど、どちらがあそこを管理しているのか。私は成田の人があそこを管理していると思っていますけれど、どこがやっているのか。これぜひ教えてください。
それとJR酒々井駅のエレベーターです。エスカレーター、前ちょっと図面の一部を見せてもらいましたけど、まだはっきりしてないと。これも何年度に完成するのか、その時期を教えていただきたい。今私がこういうことを聞いているのは、前もいろいろ質問して答弁もいただいておりますけど、その答弁がその時と場合によってちょっと変わっているんじゃないなかという気がしますので、これ一体何年度に完成するのか。一体図面は、あのこの間見せていただいたやつが今完成されているのかされてないのか。そこをはっきりしていただきたい、こう思います。そうすればその言葉には自分としても従わざるを得ないだろうと思いますので、その時期を教えていただきたい、こう思います。
最後に、国道296号線から東酒々井に入ってくる右折専用レーンですけど、これもね、前は22年度と言ってたような気がするんですけど、これもいつ、何年度に完成するのか。そこをはっきりちょっと教えていただきたい。これを私どももその数字を覚えてですね、今後のこの右折専用レーン、あそこは非常にややこしいところで、ガレージがあり、鉄塔があり、竹橋があり、確かに紛らわしいとこなんですけれど、あそこは非常に困っているところであることは間違いないと思うんですね。そこに対して町の意見をですね、ぜひ入れて回答をいただきたいと。
最後にお願いしますけど、この最後の3つというのは、町の姿勢というのがどうも出てないな、これが私の実感なんです。町が非常に困っているんだということを相手に伝えるという方策がもう一つはっきりしてないんではないかなと。一応聞いてみようか、ああ、だめか、ああ、そうか、それでいいと。そういうふうな感じになっているんじゃないのかなと。そこを改めていただきたい。町の姿勢をもうちょっとはっきり出してほしいと、そう思います。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) 励ましのお言葉をいただき、今後の励みとさせていただきます。それでは、8番議員、菊地議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事、担当課長がお答えいたします。
1点目の町政運営に対する町長の政治姿勢についてのご質問でございますが、初めに情報公開という言葉をどのように理解しているのかとのことにつきましては、情報公開とは情報の発信により住民と情報を共有していくことであると考えております。このようなことから町民の皆様にできるだけ迅速にわかりやすく情報の提供ができるよう常に心がけているところです。
次に、重要案件についての情報の公開につきましては、広報紙ニューしすいですね、や回覧等により事業の進展に応じタイムリーな情報の提供に努めているところですが、これからもさらにわかりやすい資料づくりに努め、情報の公開と共有に努めてまいりたいと考えております。
次に、施策を進める中で町民にわかるように情報公開とのことでございますが、各種の政策課題に対し町民の皆様からのご意見等をいただくために委員の公募による各種まちづくり会議や健康福祉座談会を初めとする各種座談会等でのご意見を参考に政策を推進しているところです。
さらに、政策立案の段階におきましては、委員の公募等により設置した政策アドバイザーの方々にご意見やご提言をいただき、政策を策定しているところでございます。私が町長に就任以来積極的な情報の公開に努めてきたところですが、今後もあらゆる情報伝達手段と機会をとらえながら、できるだけわかりやすく工夫を加えるなど町民の皆様方に理解していただけるような情報の公開に努めてまいりますので、ご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 経済建設担当参事、遠藤泉君。
〇経済建設担当参事(遠藤 泉君) 経済建設担当参事の遠藤でございます。先ほど菊地議員からある人ということで廊下でお会いしましたけれども、そのときある人というのは私でございます。敬意を表したつもりでお話をさせていただいたつもりです。ご質問の中で金を払えばできるだろうというお話と一軒、二軒動けばできるだろうというお話がございました。まさにそれができればこの問題も解決しているところでございます。現実は非常に難しいという状況でございまして、ご答弁をさせていただきたいと思います。
ご質問の中川踏切の改善につきましては、JR東日本千葉支社に確認いたしました。現在の計画では改良計画は未定との回答でございます。今後ともJR東日本千葉支社に対しまして改善に向けた協議をしてまいりたいと考えますので、ご理解をお願いしたいと思います。
なお、管轄につきましては、担当課長からご答弁させていただきます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、布施秀夫君。
〇まちづくり課長(布施秀夫君) まちづくり課でございます。よろしくお願いします。
では初めに、ただいまの管轄の関係、管理の関係ということでのご質問でございますが、成田との認識をしております。また、協議をしております。具体的には、長年踏切の改善というようなことで何回か一般質問いただいているところでございますので、直接今参事から答弁申し上げましたように、JRの千葉支社と内容を詰めている協議をさせていただいているという状況でございます。
以上でございます。
それで、次に3点目のご質問のJRの酒々井駅におきますエレベーター設置についてということで、その完成時期についてというご質問でございます。それについて答弁申し上げます。JR酒々井駅のエレベーター等の設置につきましては、高齢者や体の不自由な人たちに優しいまちづくりを進めるためには重要なことと考えております。また、町では高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化に向けてJR酒々井駅自由通路の中央台及び東酒々井側に各1基のエレベーターの設置と駅構内の上り下りの各ホームに各1基、合計4基のエレベーターを設置したいと計画しております。この設置につきましては、現在平成23年度を目途にJR千葉支社等と協議を進めさせていただいているところでございます。
また、次に国道296号の東酒々井入り口の交差点右折専用レーンについてということで、また同様に完成時期について伺うということでのご質問でございますが、国道296号の東酒々井入り口の交差点の右折レーンにつきましては、現在引き続き千葉県印旛地域整備センターとその整備に向け、協議調整をさせていただいておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 8番議員、菊地宏君。
〇8番(菊地 宏君) ご答弁ありがとうございました。一、二点再質問させていただきます。
まず、町長の答弁ですけれど、これはいつか書いたのと全く同じですね、回答の仕方が。答弁に私はなっていないのではないかかなとこう思います。私が聞いたことはそういうことじゃないんですよね。じゃあひとつ答弁漏れと言ってもいいですけれど、ビラを発行してくださいと私は先ほどお願いしたはずですね。これに対してはビラを発行いたしますか、これをもう一度お伺いいたします。事業の進展に応じ発行するつもりでございますというのは、非常に言葉としてはそのとき聞いていれば何てことないんですけれど、3カ月、6カ月、1年たつて聞くとですね、また同じことを言っているなというふうな回答に聞こえるんです。そこをはっきりさせていただきたい、ぜひお願いします。
それと2番目のエレベーターなんですが、この間これ町は22年度までと言ってなかったですかね。私はそういう記憶があるんですがね。私の記憶相違であればしようがないですけれど、もう1年延びちゃったのかなと、そういう印象を持っております。もう一度確認させてください。
それと296号の東酒々井入り口ですけれど、これは交渉の仕方をですね、変えろとは言いませんが、交渉の仕方にもうちょっと力を入れていただきたい。どういうふうな会議をやっているのか、何年何月、いつやったのか。それをちょっと教えいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) ビラという話でございますが、ビラではなく、広報ニューしすいに載せたいと思っています。
以上です。
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、布施秀夫君。
〇まちづくり課長(布施秀夫君) 初めに、エレベーターの設置年度ということで22年度というようなことでのお話でございますが、基本的に町の財政事情等を勘案した中で具体的に平成23年度ということで年度まで数字まで申し上げたのは前回の6月議会で申し上げたところでございます。
次に、右折レーンの、東酒々井入り口の交差点の右折レーンの関係でございますが、これにつきましては、菊地議員ほか何名か各定例会におきましてご質問いただいておるところでございますが、先般も申し上げておるかと思いますが、基本的に右折レーンの設置ということにつきましては、千葉県あるいは交通規制課というようなことで交通安全の確保のということでの県警の一部門であります交通規制課との協議が重要な内容になってきております。その交通規制課との協議につきましては、前にもご答弁申し上げましたように、3月の、本年の20年の3月の段階でほぼ内容については協議は整っております。これ協議が整っておるというのは、交通規制課の指導をいただいた上でのそういった計画図ができておるということでの認識をいただければと。その後に先ほどもご質問に出てましたように、東電の鉄塔あるいはガソリンスタンドというようなことで非常にいろんな要素がございます。そういったものを見ながら地権者の協力をいただいていくというような内容もございますので、そういったものも踏まえて協議を進めていると。具体的には当然の内容でございますが、事業主体としては千葉県がということで整備を進めていきたいというようなことでの協議調整ということでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 8番議員、菊地宏君。
〇8番(菊地 宏君) 最後の質問をさせていただきます。町長のご答弁ですけれど、ニューしすいでやるというのはですね、これはね、私の見解ですけれど、意味がないんですよね。今この町を何とかしようと思ったらば、南部産業開発団地をですね、私はこうやるということをね、ぜひ言っていただきたいんですよ。それをニューしすいか何かでですね、通り一遍のことを、今の答弁と一緒でしょう。そういうふうなことになるんでは、これは意味がないんですよ。町長が本当の力のこもった文章で、町長の発言でね、そこを動かしていただきたい。それで町民に訴えていただきたいと。ニューしすいあたりを読んでね、ああ、そうかと思う人はほとんどいないと思いますよ、私申し上げて悪いけれど。町長はどう思っているかわかりませんけれど、あれで気分が動かされるという方は何人おりますかね。あれは周知宣伝であってね、ほとんどそういう目的には合っておりません。私はそう思います。そこをぜひ変えていただきたいと思います。
それと国道296のことでございますけれど、20年3月に大体整っているということなんですが、その後の協議というものはやられておるのか、いないのか。これをちょっと教えていただけますか。
以上2点お願いします。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) やっております。要は県から言われている話は用地交渉、これがきちっと確実にできるのかというのが言われております。そういうことで県のほうはこういう問題は1年とか2年とかで、要するに時間をかけてだらだらやる問題ではないということでですね、その辺の当たりといいますか、本当に適正かどうかというのを町として腹を決めろという話を言われております。そういうことで町の中では検討をしております。検討というのは、先ほど言った希望的云々じゃなくてですね、前向きな話をしているということでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) それでは8番議員、菊地宏君の一般質問が終了しました。
◇ 平 澤 昭 敏 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に9番議員、平澤昭敏君。
〔9番 平澤昭敏君登壇〕
〇9番(平澤昭敏君) 9番議員、公明党の平澤昭敏です。4点について質問します。休憩に入るかなと思ったんですけれど、休憩じゃなかったので。
1点目は、災害弱者に対する町の対応についてお伺いいたします。地震や集中豪雨などの災害はいつ発生するかわかりません。現在防災無線により災害情報などを放送していますが、今回のように、ゲリラ豪雨のようにですね、大雨のときなどは放送している内容が雨音に消されて聞き取れなくなってしまいます。そこで個別に受信器を全世帯に設置してほしいのですが、予算的に難しいのであるのならひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯に設置してほしいと思います。災害に対する適用が遅い災害弱者の方により的確に災害情報を周知する必要があることから希望する方には個別に受信器を設置してほしいと思いますが、町の考えをお伺いします。
また、聴覚に障害がある方にはファクスやメールで周知するなどきめ細やかな対応を行ってほしいと思いますが、町の考えをお伺いします。
それから、自主避難が難しい家庭のマップは作成されているのか。また、災害マップの作成状況はどこまで進んでいるのか、あわせてお伺いします。
2点目は乳幼児医療費助成引き上げについてです。今回町長が行政報告でされまして、本当に県と歩調を合わせていただきましてですね、住民の方とか子育てのしている親から本当に喜ばれると思います。重複すると思いますけれど、別の角度からご答弁お願いいたします。
今年の3月に乳幼児医療費の引き上げの署名を町長に提出しました。子育て支援として父兄からの要望の強い引き上げを小学校就学前までできないものでしょうか。子育て中の経済的負担を軽減し、子育てしやすい環境をつくっていくべきであると思います。とりわけ医療費負担の軽減を図ることが重要になってくると思います。安心して子供を産み、育てるためにもぜひ引き上げを要望します。県の6月議会で通院時の乳幼児医療費の助成対象を就学前まで拡大する時期を当初予定の10月から12月に延期するとなりましたが、当町の考えをお伺いします。
3点目は学校耐震化についてです。本年6月11日に成立した改正地震防災特別措置法などに基づく学校耐震化推進の新制度がスタートしました。子供たちの学習、生活の場であり、地域住民の防災拠点でもある学校施設の耐震化を急がねばならないと思います。中国四川大地震で多くの校舎が倒壊し、日本でも不安が高まったのを機に特別措置法が改正されました。大きな地震で建物が倒壊する危険の高いIS値0.3未満の建物の補強事業を行う際、国の補助率がこれまでの2分の1から3分の2になり、また地方財政措置法として地方債の元利償還金について地方交付税措置から今年度予算から20%に拡充し、これにより自主的な自治体負担が31.25%から13.3%となり、約5分の2に減りました。IS値が低い酒々井小学校北校舎、酒々井中学校校舎の耐震化について町の考えをお伺いします。
また、酒々井中学校の外壁工事は長期修繕計画の中でいつごろ実施されるのかお伺いします。今まで中学校ができてからですね、一回も外壁の塗りかえ工事はやってないと思います。それでいつも入学式とか卒業式に行くとですね、本当に汚いなと、外壁が汚いなといつも思ってました。建物を長く使用していくには計画と工事実施が重要と思います。外壁の傷み、汚れが目立っていると思いますので、早期実施を要望します。町の考えをお伺いいたします。
4点目は町の遊休農地についてであります。農地は農業生産の基本的資源であり、食料の安定供給にとって重要であり、酒々井町の地産地消、自給自足のためにもよい農地を確保し、有効活用していくことが大切であり、これからの町の取り組み方で大きな差が出てくると思います。しかし、農業従事者の減少や高齢化、農産物価格の低下、燃料の高騰など農業を維持していくには大変厳しい状況が多く、後継者もいないので必然的に遊休農地が拡大しているのが現状と思います。そこで町の取り組みについてお伺いします。
1、遊休農地の解消と発生の未然防止について。
2、高齢化、労働力不足、後継者対策について。
3、遊休農地増加による影響について。
4、農業委員会との取り組みについて。
5、町独自の対策について。以上、5点について町の考えをお伺いします。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、平澤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事、担当課長がお答えいたします。
1点目の災害弱者に対する町の対応についてのご質問でございますが、災害時には災害に関する情報を迅速かつ正確に把握し、伝達することが災害応急活動に不可欠なものであることから防災行政無線を設置し、地震、火災等の災害時には町内一斉に適切な情報の伝達を行うとともに、平常時には火災予防等の広報や児童の安全呼びかけなどに運用しております。災害時要援護者につきましては、情報の入手や自力での避難が困難であることから、平常時からその支援体制の整備が必要であるため、個別受信器の設置を含めて、災害時における高齢者、障害者等に対する支援対策マニュアル等の策定を検討してまいります。また、聴覚に障害のある方には現在町と高速広域ネット296との間で防災情報や断水情報を初め、町の緊急情報放送についての協定を締結しており、当該ケーブルテレビ放送中に画面表示により文字情報の提供を行っております。今後もこうした各種メディアとの協力体制を強化するとともに的確な情報を迅速に町民に向けて伝達できる体制づくりに努めてまいります。
自主避難が難しい家庭のマップにつきましては、個人情報の関係などから考慮すべき点もございますが、福祉関係機関との連携により体制の整備を図るとともに自主防災組織の育成等を行い、地域での避難支援、共助の推進を図ってまいります。
災害マップにつきましては、現在浸水想定区域の洪水予報等の伝達方法や避難場所等をあらかじめ示すため、洪水ハザードマップの作成を検討しているところであります。今後は総合的な防災情報の提供のため避難場所、避難経路、防災備蓄倉庫、防災井戸、防災行政無線及び消防関係施設等の位置を示した防災マップの作成をしてまいります。
3点目の学校耐震化についてのご質問でございますが、学校施設の耐震化の推進につきましては、国・県からも地震防災対策特別措置法の改正に伴う補助率のかさ上げを有効に活用し、早急に学校施設の耐震化の推進を図るよう通知がありました。ただし、IS値0.3、コンマ3未満の補強に対してのみ補助率のかさ上げをする。これが2分の1を3分の2にするというものでございまして、本町への影響は2棟でございます。町といたしましては、耐震化ロードマップを作成する中でIS値0.3未満である酒々井中学校屋内運動場については、平成22年度を目途に国の補助のかさ上げを利用し、耐震補強工事を実施するとともに建築年度の最も古い酒々井小学校北校舎についてもあわせて平成22年度に耐震補強工事を実施していく考えであります。
なお、他の耐震補強が必要な施設についても計画的に工事を実施していく考えであります。
また、外壁の塗装工事につきましては、補強工事の実施状況を見ながら対応を検討してまいります。
4点目の町の遊休農地についてのご質問でございますが、農地は農業生産にとって最も基礎的な資源であり、食料の安定供給にとっても重要な基盤です。日本の食料自給率が40%と先進国の中で最も低い状況にある中、優良な農地を最大限に確保し、効率的な利用が図られることが重要です。しかしながら、遊休農地の増加は憂慮すべき大きな課題であり、町としてもその対策を講ずることは急務であり、その解消に努めなければならないものと考えております。遊休農地の発生原因としては、農業従事者の高齢化や農業後継者の減少が大きな要因となっており、この対策を立案していく必要があります。さらに、従来型の農政から攻めの農政へ転換することにより、新規農業者の参入などを考慮するなど遊休農地を減らしていくことも必要と考えております。
また、遊休農地はそれぞれ面積の大小や立地条件などさまざまな要素がありますので、例えば面積の小さな農地、狭小な農地につきましては、四季折々の花を植えて散策の憩いの場にするなどによりまして、史跡ウオーキングや「歩き・み・ふれる歴史の道」などのイベントや観光資源として町外の方々にも楽しんでいただけるように、町の独自性を生かしながらそれぞれの農地の状況にあわせてその対策を講じていくことが必要なものであると考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) こども課長、藤崎津代子君。
〇こども課長(藤崎津代子君) こども課でございます。よろしくお願いいたします。
次に、乳幼児医療費助成引き上げにつきましてお答え申し上げます。千葉県乳幼児医療費助成事業につきましては、平成20年12月1日を施行時期とし、通院にかかる助成対象が4歳未満から小学校就学前まで拡充されることとなりました。また、医療機関に支払う自己負担金を従来の1回200円から300円に増額するとともに児童手当法に基づいた所得制限を新たに導入した制度改正が行われることとなりました。当町におきましても入院、通院ともに助成対象を小学校就学前まで拡充するとともにより一層の保護者の経済的負担の軽減を図るために所得制限制度は導入せず、また医療機関に支払う自己負担金も増額せず従来どおりの1回200円といたしまして、乳幼児の保健の向上及び子育て支援体制の充実に努めてまいります。
なお、拡充する時期につきましては、12月1日を予定しております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 経済建設担当参事、遠藤泉君。
〇経済建設担当参事(遠藤 泉君) 4点目の町の遊休農地についての細部についてご答弁申し上げます。
遊休農地解消対策につきましては、私が委員長となって本年の7月に町職員で構成する酒々井町遊休農地対策委員会を設置し、今年度中に酒々井町遊休農地解消計画を策定することとしております。これまでに3回の会議を行い、具体的な対策につきましては、今後の遊休農地の調査を踏まえまして計画を策定していきたいと考えております。
なお、項目ごとについてのご答弁につきましては、農業委員会事務局長からご答弁いたします。
〇議長(ア長雄君) 農業委員会事務局長、濱野敏幸君。
〇農業委員会事務局長(濱野敏幸君) 農業委員会事務局でございます。遊休農地に関しましてご質問の項目ごとに申し上げます。
1番目の遊休農地の解消と発生の未然防止につきましては、農業委員会におきましては、農地と担い手を守り、生かす運動のもとで、農地パトロールの実施や遊休農地所有者への指導等に取り組んでまいります。
2番目でございます。遊休農地の発生原因としましては、高齢化等により労働力が不足していることが一番の要因となっております。これらの高齢化、労働力不足、後継者対策につきましては、産業課などの関係課と連携して対策を立ててまいります。
3番目の遊休農地増加による影響につきましては、遊休農地には雑草が繁茂して病害虫の発生源となることからその増加は周辺農地の耕作に支障を来すこととなり、ひいては農家の方々の営農意欲を削ぐことにつながりかねません。耕作地の減少は食料自給率の低迷が指摘される我が国にとって今後の食料の確保に悪影響を及ぼす可能性もあります。また、水田などが持つ洪水防止や水資源涵養などの多面的機能の低下につながることなども指摘されております。
4番目でございます。農業委員会との取り組みにつきましては、酒々井町農業委員会委員14人の方々はそれぞれ担当地区を受け持っておりますので、本年度実施します遊休農地の実態調査を行うとともに遊休農地解消の対応策も検討していただくこととしております。
5番目の町独自の対策につきましては、市民農園が現在町内に6カ所開設されておりますが、遊休農地を利用してこれをさらに増やしていくことや団塊の世代の方々に遊休農地を活用していただくことなども検討していければと考えております。また、一つの事例としまして、平成20年5月から農家が大手種苗会社と連携して、上岩橋及び伊篠地区におきまして、畑を利用し、芝の栽培を行っています。面積は両地区を合わせて約4ヘクタールと規模も大きなものとなっており、このような農地の活用ということも独自の対策になっていくのではないかと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 9番議員、平澤昭敏君。
〇9番(平澤昭敏君) 要望なんですけども、ハザードマップのですね、作成をしていくということですので、早急にですね、実現していただきたいと思います。
それから、乳幼児医療のほうで県と違うことをやっていただきまして、所得制限なしと、それから今までの現行どおり200円というのはすごく評価するものでございます。
それから、学校耐震化については22年度にやっていただけるということですので、父兄の方が大変喜ぶと思います。ありがとうございます。
それから、遊休農地につきましては、提案なんですけども、市民農園、先ほどもございましたけども、現在は酒々井町の町民を対象としたものでありますが、この施設をですね、充実してですね、遊休農地の開放の対象の一つとして町外、特に東京に住んでいる人を対象にした家屋付の市民農園にすれば、体験型学習として、また山村留学も実施したりできるんではないかと思いますので、提案要望いたします。
以上で質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) それでは9番議員、平澤昭敏君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午前11時10分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前11時20分)
◇ 齋 藤 博 君
〇議長(ア長雄君) 次に、4番議員、齋藤博君。
〔4番 齋藤 博君登壇〕
〇4番(齋藤 博君) 4番議員の齋藤博でございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。時間も押しておるようでございますが、私はいつものとおり1時間近くになるかと思います。何とぞご了承ください。よろしくお願いします。
今回一般質問をさせていただく点につきましては、大きく5点でございます。まず第1点目は、町の財政についてということでございまして、昨年秋、小坂町長は酒々井のまちづくりと題しまして、町の財政状況及び平成26年度までの将来見通しについて町民に情報を公開をされました。内容的には、平成24年度には財政が黒字となり、将来の施策充実のために貯金ができるということでございました。私はそうなるとは考えておりませんが、その是非については今回の首題ではございません。私がここでお願いをいたしたいのは、本年もぜひこの題名は何でも結構でございますが、ぜひこの見通し、財政状況、これについて住民に回覧なりをしていただきたいということでございます。町民の皆様にとっては町の財政状況を知る絶好な機会でございます。ぜひ作成をしていただいて、町長のお考えをその中に盛り込んでいただきたい、そのようにお願いをするわけでございます。まず第1点、その町長のお考えをお伺いしたいと思います。
2番目は中川対策についてでございます。最初に本年の6月議会の経済建設常任委員会におきまして、私はトケ崎自治会のほうから請願が上がったその審議の際に、少なくても平成16年の被害に対応できる対策でなければ町民の理解は得られない、こういう私の従来からの意見を申し上げました。私が3月議会において予算に修正させていただいたのは、そういう考え方が大きなもとでございます。6月議会で町長は最後に調節池の容量を5万5,000トンに増やして、従来計画5万トンでございました。それを5,000トン程度でしょうか、に増やして、16年被害に対応するという答弁をされました。一般質問の中でもそういう話をされましたし、その後トケ崎、中川両地区における説明会でもそのことを説明されておりました。そこで私の認識のずれがないように確認をしたいのでございますが、現況の土地利用下であれば、調節池の容量を5,000トン増やしただけで、つまり35億円と言われておりました将来計画、そこに示されている対策、例えば河道の拡幅、一応事業費的には10億の町の負担でございますが、そういうものを実施しなくても16年度被害に対応できるということのなのにかどうか、ご答弁をいただきたいと思います。
それから、防災体制についてでございます。これにつきましては、8月22日に実施をされましたトケ崎、中川両地区住民に対する説明会におきまして、町の防災体制について危機管理室及びまちづくり課、上下水道課、たくさんの課がおいでいただきまして、話し合いをされました。その中で町の防災体制について多くの疑問とまた要望が出されております。それに対しまして、町当局としては万全を期するというお答えがあったように私思います。また、平澤議員の一般質問につきましても丁寧な体制づくりのお話がございました。そのため一般的な防災体制、これはともかくといたしまして、中川に特定をした防災体制、こういうことでちょっとお聞きしたいなというふうに思います。私は中川、トケ崎両地区の方々の意見をずっと聞いておりまして、要するに区民の方あるいは町民が望んでおることはですね、今災害対策本部を設置したと、そして被害なりが寄せられたときに現地へ赴くんだろうと思うんですが、中川のように町長も言われているように、雨降ってすぐにもう被害が生ずる。そういう都市型の洪水が発生するような中川の場合には、できるだけ早く本部を設置をしていただく。そして、その現地へですね、指揮命令系統、指揮権、命令権を持った方を派遣していただいて、現地で町民の要望なり苦情なりに対応できる体制をつくる。まず現地に職員の方々がいると、この心強さ、これをですね、まず実施をしていただきたい。これが一番肝心なのではないかなとそのように思います。避難場所、その辺の想定についてはもう十分私やられていると聞いておりますので、町民、区民の皆さんがですね、納得する。目で見て、ああ、よかったなと、そういう体制を早くつくること、これを第一に考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか、お答えをお願いいたします。
それから3番目は、南部地区開発についてであります。2点でございますが、ともに町長の認識について確認をさせていただきます。
1つは、尾上飯積線についてであります。本路線につきましては、交通に支障が出てきたら実施をするといったニュアンスの小坂町長の答弁があったというふうに私は記憶をしております。成田イオン程度の来客数見込みからすると、テナントが張りついても渋滞を招くことはないと。また、財政的にも困難だ。したがって、先延ばしをするんだということなのだと思うんですが、いかがでしょうか。
もう一つは南部地区からの税収のことであります。小坂町長の答弁を聞きますと、南部からの税収は地方交付税と相殺され、増収と見込まれるのはそのうち25%程度であるという認識だと私は推察をいたします。そうであるならば、それだけの税収で起債の償還をし、なおかつ豊かな財政を築き上げることができると確信があるのか。あるならばその根拠をお伺いをいたしたいと思います。
4番目は窓口の対応の問題でございます。これはちょっと私事になるんですが、私の知人で今から11年前に脳こうそくで倒れまして、右半身の機能を失い、リハビリ後も十分な回復をせずに現在身体障害者の認定を受けてその恩典を受けております。しかしながら、知識不足のためだと思いますが、障害者年金の請求手続をしておりませんで、通算老齢年金しか受給をしておりませんでした。昨年町の役場に参りまして、その窓口でこの身体障害者の年金ですね、そのお話を聞いて、それから年金の請求手続を始めました。何しろ11年も前ですからもうカルテといったものもないし、大変難しい請求だったわけでございますが、町の指導等もありまして、先月社会保険庁からの認可がおりたということで喜んでおりました。町民にとってですね、町の職員の皆さんはそういう意味では本当に頼りになる人であります。窓口での一言がなければ請求の存在を知ることもできないで過ぎてしまったことだと思います。私たちにとって町の職員の皆さんの対応、これはその対応によっては天と地ほどの差が出てしまうものであると私は実感しました。福祉の関連の窓口では、しおりが作成されておりまして、町の制度のみならず国の制度についても記載されております。つまりしおりを読めば理解できるようにはなっておるのでありますが、案外読まないものなんです。そこで私は手続に来庁された方に言葉で教えていただけないでしょうかとお願いをするものでございます。町の制度だけではなく、たくさんの制度がございます。それを一つ一つその制度に来られた方にこういうものがありますというものをひとつチェックシートみたいにしていただいて、対応していただけないだろうかなというふうに思います。もう既にそういう努力はされているのもかしれませんが、ひとつ私の拙い提案としてそれについてのご答弁をいただければと思います。
5番目は町職員の人件費についてでございます。本年度はこれから3年間の職員の定数管理計画を定める年だというふうに認識をしておりました。しかしながら、実際に聞きますと、他の計画と時期的な整合性を合わせるということで、その計画策定は来年度にずれるということでございました。しかしながら、これから団塊の世代等を踏まえ、大きな職員管理の問題が出てくる現在において、町長が人件費あるいは職員の定数というものをどのように考えていくのか。これは私にとって大きな関心事でございます。まずお伺いをいたしますが、職員定数について町長は理想的数字、これはどの程度とお考えになっているか。もし具体的なものがございましたらお示しをいただきたい。また、その数字を出すに当たって一定の指数、そういうものが町長の中にあるのか。例えば類似団体の比較といったようなものでございますが、そういうものがあるとすればお示しをいただきたいと思います。
それから、2番目でございますが、職員のモチベーションということでございます。本年度4月に管理職員のモチベーションを向上させるため管理職手当を引き上げたという説明がございました。私はそれまでの引き下げ幅が私は余りにも大きいというふうに思っておりましたので、それについては賛成をいたしました。そこで約半年、町長にお伺いをいたします。管理職のモチベーション、これは町長の期待どおり向上したのでしょうか。また、管理職以外の職員のモチベーションについては、どのように感じておられるかご答弁をいただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、4番議員、齋藤議員からは5点のご質問でございますので、順次お答えいたします。
1点目の町の財政についてのご質問でございますが、平成19年度の一般会計決算の状況を見ますと、歳入歳出差し引きから翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は1億2,000万円の黒字となりました。そのうち3,500万円を翌年度に繰越し、残りの8,500万円につきましては、水道事業会計への償還に対する充当と不測の事態に供え、長期的視野に立った財政運営を行うため財政調整基金への貯えとしたところでございます。町財政の見通しにつきましては、健全な財政運営を念頭に決算状況並びに今後の歳入の動向や歳出の動向を十分精査した上で財政計画を作成してまいりたいと考えております。町民の皆様には、昨年同様財政の現状と見通しにつきまして適時お知らせしてまいりたいと考えております。
2点目の中川治水対策についてのご質問でございますが、平成16年の水害はおおむね70年に一度発生する想定外の集中豪雨に起因するものであり、内水を含めた複合的な水害でありました。中川流域防災事業における当面の整備は、近年の水害被害や工期、費用対効果等を考慮し、調節池の建設を予定しておりますが、整備に当たっては現在の流域条件で平成16年度の実績洪水規模の再度災害が防止されるよ考慮いたします。このためには類似河川の整備水準である治水安全度10分の1での調節池計画より若干のさらなる掘削、調節池面積の増加、余裕高の活用などの容量増加方策が必要となります。調節池建設は一時的に雨水を貯留し、その雨水を一度に排出するのではなく、徐々に排出するため、結果として洪水時における下流区間の水位が低下し、水害リスクが大幅に軽減されるとともに、内水対策にも有効的な整備手法の一つであります。
また、平成16年の水害のような超過洪水対策には、河川施設整備の着実な実施とともに地域防災力の向上のためのソフト対策の充実も不可欠であると考えております。
次に、昨今の急激な気象変化によるゲリラ豪雨や雷、竜巻などによる被害が全国的にも多発しているとは大変憂慮すべきことと思っております。こうした状況等を踏まえ、当町におきましても防災に対する町民の意識を初め社会環境や気象の変化に即応した防災対策を実施するため、防災計画の見直しを行い、実効性、機動性のある防災体制を整えてまいりたいと考えております。特に、中川及び周辺地域のような被害の想定される場所につきましては、平常時より避難場所や避難経路の確認の徹底はもとより地元住民による情報の受け手づくりと連絡網の整備を進め、大雨が予想される場合などについては、地元関係者へ防災情報の速やかな伝達、提供を行い、水害発生の予防対策を実施し、万一水害が発生した場合には、被害拡大防止のための対策に努めてまいります。
なお、現在中川地区及びトケ崎地区の流域関係者の方々と水害対策に関して協議を行っており、今後も引き続き進めてまいります。
現地対策本部等の必要性というようなご指摘がございました。この辺についてはまた住民の方々との話し合いの中でいろいろ配慮していきたいとこう考えております。
3点目の南部地区開発についてのご質問でございますが、尾上飯積線の整備につきましては、費用対効果を検証し、優先的に整備すべき事業と中・長期的に整備すべき事業に仕訳をした結果、酒々井南部土地区画整理事業、現在の企業立地は平成25年度以降という話でなっておりますが、の進捗状況や交通量の増加を見て実施時期について検討してまいりたいと考えております。
なお、当面は現道用地を最大限活用し、整備対応をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
次に、増収についての認識につきましては、都市再生機構が施工する酒々井南部土地区画整理事業が整備されることによって、企業誘致による産業振興が図られ、地域の活性化や雇用の創出、町内全域への経済波及効果や税収の増加による町の将来の自主財源の安定確保を期待するものであります。現在の町の税収につきましては、主に固定資産税と個人住民税の税収構造となっており、団塊の世代が順次退職していく厳しい状況が想定され、このため南部地区新産業団地整備を推進し、産業振興を図ることが急務であると考えております。土地区画整理事業につきましては、平成24年度末に換地処分を行う予定と都市再生機構から聞いておりますので、平成25年度以降からの段階的な企業立地に伴い、固定資産税、法人税等の増収が見込まれるものと考えております。
4点目の窓口マニュアルの策定についてのご質問でございますが、窓口における業務は身体障害者、知的障害者、精神障害者、母子家庭、生活保護等広範囲にわたりますが、障害者手帳の交付時におきましては、県で作成した手帳のしおりと町で作成した各制度の概要を記載した窓口用冊子「障害者福祉のしおり」を渡すことにより、各種制度についての情報の提供を行っております。また、申請を受けるに当たりましては、担当者用窓口マニュアルに基づき申請を受け付けるなどの工夫をしておりますが、対応職員の聞き取り状況などにより異なってくる場合もあるものと考えられます。そこで今後は窓口用冊子「障害者福祉のしおり」や担当者用窓口マニュアルにチェックする仕組みを付け加えたり、内容の充実を図るとともに申請者の立場に立った窓口対応に努めてまいります。
5点目の町職員の人件費についてのご質問でございますが、職員数の理想数につきましては、現在酒々井町行財政改革大綱、集中改革プランでございますが、の中で定員適正化として定めた職員数は人口、産業構造において類似する団体の職員数を基準とし、当町の超過職員数と比較した結果に基づき、198人を198人を目標数として定めております。平成20年4月1日現在の職員数は195人であり、目標数に達し、3名の減員となっておりますが、地方公共団体定員管理調査に基づく平成19年4月1日の類似団体別職員数の状況によりますと、全職員数ではなく、普通会計における職員数の比較ですが、21人超過している結果となっております。引き続き事務事業の見直しと合理化を図っていく中で、適正な職員定数についての見直しを行っていかなければならないものと考えております。
次に、職員のモチベーションということでございますが、厳しい財政状況の中、町民ニーズに的確にこたえ、町民の福祉向上のための施策を展開していくには、事務事業の徹底した見直しと合理化を図るとともに行財政のスリム化と財政構造の対質強化を図ることが必要があることは職員の共通認識となっているものと思っており、職員の理解は得られているものと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 4番議員、齋藤博君。
〇4番(齋藤 博君) ご答弁ありがとうございました。
最初に、4番目の窓口マニュアルについてはかなり前向きなお話がございました。ぜひですね、実施をしていただきたいというふうに思います。窓口で身体障害者年金について示唆をされた女性の職員の方に対しまして、本当に何ですか、私の知人が感謝をしておりましたんで、それを付け加えておきます。ひとつよろしくお願いをいたします。
その他の点につきましては、2回目の質問をさせていただきます。順番に町の財政からお願いをいたします。本年の状況につきましては、町長からお話しございました。何であれ結果的に黒字ということは喜ばしいことでございます。ただ、臨時的な経費が多いというようなことも実際はありますので、これがずっとこれが継続するとは限らない。それはもう十分ご承知のことだと思いますが、そういう状況ではあるということで、ただ私は今回お願いしたいのは、当然町長はもうご存じだと思うんですけど、将来私はこういうことをやりながらこういう財政運営をするよというのをお示しをいただければなということなんですね。これもやっていただけるということのようでございますので、私なりに昨年感じたことをちょっと申し上げて、できればこういう線でどうかなというのが何点かございます。
1つはですね、これが一番大きなことなんですが、昨年は経常経費とそれからプロジェクト事業といいまして、特別やる事業、南部なんかがプロジェクトになるんですけども、そういう分け方をしました。経常経費がだんだん職員の退職あるいはその公債費に、借金の返済が減ってくるんで減るよ。だから、プロジェクト事業をやっても大丈夫だよというような解説だったように思うんですが、その肝心なプロジェクトというのはどういうものだというものが書いてなかったんですね。プロジェクトというのは、例えば今でいえば酒々井小の構造のやつだとか南部だとか中川だとか、これをつけなくても26年度までの間にこんな感じでやりますよと。感じとも言えないな、こういう事業費で、こういう財源でやりますよ。そういうことによって町民が理解をされるべき性質のものであろうというふうに思うんですね。ですから、1年たちましたから、今度少なくても27年度までのそういう意味での見通しの中にどういう事業を経常経費以外にやるんだと、それはあくまでも予定ですよ。それにしばられる必要はないんで、あくまでも町長が今時点で考える27年度までの事業はこういうことだと。それに伴う予算はこうだと。これをはっきりお示しをいただきたい、そういうふうに思います。それをネタにですね、いろいろ批判する方もおります。それはそれで結構でございますが、結果的にその基本線がぶれたときにぶれた説明をすればいいわけですからね。ぶれなきゃならない理由を説明すればいいわけですから、ただそのぶれるためにだけですね、公表しないというような姿勢だけはやめていただきたい。やっぱり皆さん知りたいんです。お金がないと言いながら、いろんな事業をやっているわけです。大丈夫なのかな、そういう思いをみんな持っているわけですから、そういうのを明らかにしていただきたい。そのためには経常経費はこういう形で減らします、具体的に書いていただきたい。私は昨年はそれは推測みたいなものでやったんですね。そうじゃなくて、町民だれでもがわかるようにプロジェクト事業、経常経費、私の施策の中ではこういうことをやるということをその数字の中にお示しをいただければというふうに思います。そういう公開のやり方、これそのものも町長の評価につながるわけでございますので、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。これは要望でございますが、何かお話しございましたら承ります。
それから2番目でございます。これは中川の治水対策ということでございます。はっきり町長は言わなかったんですが、必要ないというふうに私は理解をいたします。そうしますと、今5億と言われた調節池の工事費、それに若干の上回せがあるんでしょうか。いっても6億かどうかわかりません。水遊びだとかね、そういう次元の経費は別として本当に防災だけの、治水だけの工事費でその程度のこと、これを実際に実施をすれば、少なくとも16年の被害はこれはなくなるということであろうかと思います。そういうお話を前提としまして幾つか疑問点をお聞きします。
まず1点目は35億円の事業費をかけて国・県の助成ももらって、そして15年以上も期間がかかる。これが将来計画、それの確立は10年に一度の確立にしか対応できないというふうに私どもは説明を受けてまいりました。16年の被害は70年に一遍、それが調節池に5億5,000万あるいは6億をかければ解消ができて、将来計画に35億かけて10年に一遍の軽いのしか対応できない、これが私理解できないんです。だから、私の認識の中に将来計画というものに対するずれがあるのかもしれませんが、そういう意味でなぜそれだけのお金がかけてしかできないものが5億何ぼでできるような理屈になるのか、ちょっと子供に教えるように優しく教えてください。それが1つ目でございます。
それから、同じその調節池をできるということからいきますと、これも全く素人で笑われちゃうかもしれませんが、今の案でいきますと、上郷地先に調節池ができますので、ふじき野、東酒々井、この一部はそこへ入りますね、みんな。多分だけども、中央台とかそれから酒々井の51号線から流れてくる水とかですね、調節池から何というんだろう、京成側に降った雨というのは調節池にはいかないわけですね。それの比率が私正直言ってわからないんですけども、たとえ7万2,500トンの調節池の能力を目いっぱい使ったとして、その能力があるといっても、そこに半分しか来ないわけだから、例えば5万トンくらいだと。片方に流れてくる水がですね、直接中川に流れ込んでくる水が何万トンあるのか、それが現状で何もやらないわけですから、河道も広げないんだから今と同じですよ。70センチ上がってますけどもね、それ以外に方法ないんで。そうすると、それでも可能だということをちょっとデータ的に示していただきたいんですよ。これだけ降ります、16年で言えばね、これだけ降ります。調節池にこれだけたまるはずです。それ以外はこれだけですと。今の河道の能力はこうだから十分大丈夫なんですよという説明をぜひいただきたい。それが2点目です。
それから3つ目は、これはちょっと異質なというか外水の問題じゃなくて内水の問題なんで、これを1点お聞きしたいと思うんですが、8月22日にトケ崎、中川の皆さんに要望事項を伺って、それを町のほうから回答しました。これをやってくれ、これやってくれと11項目くらいあったですかね。中には島ができちゃっているから、それをやってくれということについては、かなり前向きに上下水道課長ですか、できるだけやるように頑張るというようなことであったんですが、その他以外はなかなかこれ消極的なみんな回答だったんですね。町民の人はまあがっかりをしているわけですが、これは予算上のこともあるしね、全部が全部できるわけじゃないんだけれど、もう少し前向きな姿勢がなかったのかなと私は発言しないで聞いておりましたんですが、その中で外水というんですかね、洪水をとめてもどうしても発生するものは、あの地区へ降った水が、雨が各うちからこれはいけないと言っちゃえばいけないんですけども、各家の庭の水をはくために自分でポンプをつくって、中川へ入れてるんですね。これは私的なもんだと思います。それは普通であれば中川へ入って何の支障もないんですけども、中川が上がっちゃえばそれが逆に庭のほうへ戻ってくる。だから、あの道があふれるということに私は思っているんですね。この解決策、これを具体的にしないとやっぱりあそこはあふれるんではないかなというふうに心配をしているんです。町の回答はですね、あれは私のものだから公でお金を注ぎ込めないよというのが私は結論だったように思う。違ったら言ってください。そういうふうに思います。ただ、下水道でも水道でも受益者負担みたいなものは当然とりますわね。そういう中で本人たちが、地区の人たちが何分かの応分の負担をしながら大きなところは公がですね、その排水設備を整える。そういうことは可能なんじゃないですか。何回も何回ももう洪水が出て、もうあふれるのはわかっている。ね、それを大きく言えば排水対策の問題だといえばそのとおりなんですから、そういうところへですね、特段の政策をね、実施することはそんなに難しいことではないんじゃないか。ただ、ただでやってくれよというのは、それは虫がよすぎるかもしれせないけども、何らかの受益者負担を徴しながらやることは可能ではないなかと思うんですが、その点もし町でその内水対策のそれ以外にこういう部分がありますよというものがありましたら教えてください。中川については以上でございます。
それから、これは南部です。これは町長のほうで言えば尾上飯積線、これは当面やらないという、これだけは確認できました。それでね、町長ね、私は思ってんですが、結果的に来客数が減った。だから、交通量も減ってきていろんな必要性がなくなってきた。それもひとつ私原因があると思うんだよね、やらなくてもいいね。すぐ渋滞しちゃうからやる必要がない、初めから。だけども、同じ今度尾上飯積線と同じ目的で3億円の道路が出てきたじゃないですか。あれはどういうことなんですか。あれ市街地から、市街地と区画整理事業地を結ぶと、交付申請によりますとね、両方そうやって書いてあるんですよ、第2回目の変更のときのやつには。まだ尾上飯積線消えてないから、うん。同じ目的でこう来て、片方が5億かな、片方が3億というようなことで、いずれ尾上飯積線がなくなるのは町長が説明しているからわかるんだけども、町民はわかりませんよ。あの尾上飯積線がなくなってね、町道が、3億円の町道が出てくる理由、これ町民にわかるように教えてください。尾上飯積線についてお金が、いろんなことでお金も足らないからちょっと待ちましょうということは一つの判断の中でそれはね、あるでしょう。町長があれだけ尾上飯積線はいいと、やるんだと言ったのに、だんだん言わなくなっちゃったことはね、これはまあそれなりの私は批判はしますけども、結果的にそういうことであればそれはそれでもやむを得ない。だけど、じゃ変わった3億円の道路というのは何のためにできているのということでございます。
それから、税収についてですけども、結果的に町長の認識はですね、私と同じになったということなんですよ。町長は県で幹部をやられてたわけですから、7億円の増収が即増収にならないというのは、もう就任してあるいは就任する前からこれはご存じだったと思うんですよ。17年の11月に受かって、12月の議会でそういう話をするのとですね、今になってあるいは今年の3月になって7億円は来ませんと、そういう言い方はしませんけどもね、25%というような言い方をするというのは、私には解せない。もっと前にこれだけどやるんだというコメントはね、それまで聞けなかったんですから。尾上飯積線だってそうでしょうよ。額は下げましたけど、やんなくちゃしようがないといって、回覧、18年の7月に流した。1年後くらいに、じゃないか3月だから8カ月か9カ月後くらいに事業費は下げましたけども、必要性を説いたでしょうよ。あのときだって7億円という数字出しているでしょうよ。それをどうして今ごろになってそういう話をするのか。だから、それならば、ね、下がっても町民に約束した財政の確立、これは増収という意味ですよ、どう考えたって。自主財源が増えたからそれが増収という、じゃない、基盤ができたということにはならない。それは詭弁なんでね。だから、それをやることによって借金も返せる、福祉関係、いろんな意味での事業もできる。これを目指してやろう。その根拠が7億だったんじゃないですか。その7億が、7億が入らないというのを承知しながら、なぜ今までそういうことをコメントしないのか。そういうのを町民に発してくださいよ。その上でこの事業が必要かどうかの議論が始まるんでしょう。私はそういうふうに思います。
そういう意味でこれは町長をね、町長だけを攻めているようなことになるのかもしれませんけども、私が申し上げたいのは前から言っているとおり、結果的に宣伝文句じゃなくて、実際上そうなるよという指摘は前からあったじゃないですか。負担も大きい、42億はできないと言ってたじゃないですか。だから、結果的にできないでしょうよ、22年度の間に。40億の予算の町が5年間で四十何億の事業をやり、なおかつ中川もやり学校もやり、できるわけないじゃないですか。それはみんなわかっているんですよ。だから、先延びになっていくの、これはしようがないんですよ、だから。だけども、それであるならば、こういう理由でこうだからこう延ばしていくんだよと、この説明をはっきりやってくださいよ。
南部につきましては、私は言えば来年の3月というお話になるんでしょうけども、オリックス不動産がそれなりの計画、これはある程度わかっていると思いますよ、町当局は。ただ、公表できるできないはそれはある程度あるでしょう。だけど、事業の骨格はもうわかるはずですよ。その時点でもう一回税収想定と負担増とこれをやってですね、町民に示してくださいよ。それが直接町民に最初やってもらえば一番いい。でなければ議会へかけてほしい。議会の議決事項には入りません。やる必要はないからやらない。それも一つの正解です。だけども、これだけ大きな問題ですから議会で話しましょうよ。そのようにお願いをしておきたいと思います。それについては、町長ご見解あればぜひお聞きをしたいと思います。新しく、新しい何というかな、来客数あるいは税収あるいはその事業費の変動、こういうものに伴って、町長が少なくても描く何年か後のビジョンと見通し、これを明らかにしていただいて、できれば議会で議決なり承諾なりをとるような姿勢、そういうものをお示しいただければというふうに思います。
長くなっちゃいました。済みません。最後に職員の定数の問題でございますが、私ひとつ提案なんですけど、町長言われたようにまだまだ努力目標がずっとあるということで、それについてはそうだと思います。どこの市町村でも職員の定数をどこを基準にしてどうやるかというのは共通のこれ課題ですから、簡単に答えなんかは出ないというふうには私は思っています。私が思うには、例えば経常経費の率が今93%だ。それが例えば80%まで下げるためには、人件費というのはどのぐらいの額に抑えなくちゃいけないだろうかというようなことも一つの考え方に入るんじゃないかな。いわゆる財政の弾力度が高くなればなるほどいろんな意味での事業はできるわけですね。そのためにいわゆる義務費という償還金だとか人件費だとか扶助費、この公債費はだんだん下がってくるわけですから、人件費も定年では下がります。そういうことから考えて何年後かにこの人件費というのを何%にすればこれだけの財源ができる、自由にできる財源が出るよと、そういう目線で1回ご検討願えないものかな。これはどこでもやってないと思いますけどもね、私がちょっと思った制度のことなんですが、実際に財政を運営するには何%の金が自由裁量権があるかというのは結構大きいと思うんですよ。この2億なら2億というお金を使って新しい事業をやろう。うん、こうしよう、そういう考えられるには、やっぱり自由に使える経常経費以外のお金を増やさなきゃいけないわけですから、そういう観点で職員定数、人件費ですね、そういうものを考えていただくと、また見方が違ってくるんじゃないなかと思いますので、ひとつ提案というか、そんな意見を申し上げます。もし町長がお答えいただければありがたいなと思います。
それからですね、あと職員のモチベーションにつきましては、私は最終的に何を申し上げたいかというとですね、職員の給与条件がかなり下がっています。これは町長が就任したからだけではありません。平成15年以降から公務員関係はどんどん、どんどん前から見れば給与条件は悪くなっています。それは国全体が下がっているから公務員も下がるということなんですが、それに輪をかけまして、酒々井町についてはいわゆる財政事情が悪いという理由で幾つかの縮減策がとられてました。58歳の職員に対する勧奨退職制度、これも私はその一つだと思っています。今までの先輩がそういう意味では協力をして退職をされております。これから我々世代がもっと多くなりまして、そういう方が対象者は増えてまいります。職員の定数の削減というのも必要だろうとは思います。
ただ、私はちょっと率直に感じておりますのは、退職の勧奨退職になる職員といわゆる町長の対話、そういうものが私はないんではないかなと。通常でありますとね、いいか悪いか別として組合というのがありまして、職員組合とその使用者側の町長がいろんな話し合いをします。こうこう、こうだから協力してくれと。そういう形のものがあって初めて職員も合意をし、町長も合意をし、そして何年か計画でやっていくというのが私は筋といいますかね、普通のやり方ではないかと。私はそういう情報が少ないんで知らないだけかもしれませんが、私は町長とそういう方々が一つの団体の中で話し合いをして、そして給与もこうします、定年制についてもこうします、どうだろうというようなことを実施されたというのを私は聞いておりません。そういう意味でもしありましたら、私が謝るしかないんですけれども、そういうことで町長から職員へ浸透させていかない限り、管理職手当を上げたって私はモチベーション上がらないんじゃないかと。私も含めてですね、60で定年だったものが58になるわけですから、その2歳、2年というのは非常に大きいんですよ。たまたま選挙で選ばれた4年間の首長がそれを変えるだけのね、ものが私はないと思う。あるのは対象者と町長の話し合いです。お互いが納得するということですよ。そこから初めてもらわなければ私はならない。そんなふうな思いから私はこのモチベーションについてお話をさせてもらったわけでございますが、具体的な質問としては、現在考えている職員定数の中には58歳の勧奨制度による退職、これは加味されているのかどうか、それをお聞きをしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 質問がいっぱいありましたので、全部時間内に回答できるかどうかわからないんですが、まず町の財政ということでございます。これは要するに去年は齋藤議員お話のとおり、経常的な経費とプロジェクトをわざと分けました。それはなぜ訴えたかったかというと、経常経費ではやはり経常経費自体でも非常に苦しいというわかって、そういう中でですね、分離してプロジェクトはプロジェクトで抜き出したということでございます。そしてまた、中身については、ある程度やったわけでございますが、その後例の四川の大地震じゃございませんが、耐震の問題が出てきまして、当初は酒々井小学校だけしか頭に入れていませんでしたが、これほかのやつもやはりやらざるを得ないと。印旛郡の全体を見ても酒々井のほうが今の段階では低い。今はむしろ本埜とか印旛村は、新しく町ができたもんで、建物は新しいものでそういうことなんですが、そういうことである意味でメニューがかなり変わってきていることは事実でございます。その辺については、先ほどお話しましたやつのいわゆる見通しの中でですね、入れて説明していく必要があるのかなと、こう考えております。
それから、防災対策の中で10分の1の計画をやってて、何で70分の1なら対応できるんだ。しかも、全部のメニューをやらずに池だけでという話があります。これはもうだれが見てもですね、そういうふうに思うのは普通でございます。ただ、いわゆる10分の1というのがですね、利益条件というのは一応将来ということで、さらに市街化するものと、類するものは出るものとしております。それと同時にですね、河川計画上では、要するにフリーボートと申しまして、余裕高がございます。その余裕高が大体20%ぐらいになるというのがありまして、これは細かくどこがどうだという話じゃないんですが、一般論で。そうすると、10分の1というのが53ミリなんですね。それに対して2割ということになると、もう60ミリ相当になると。そういうことから判断ボリュウムを入れていけばですね、おおむね70ミリ相当近くはいくでしょう。ただし、満配ですよ。余裕は何もありませんと。だから、長いときにおいては、やはり町の財政が整えばですね、やはり下流からゆっくりやっていかなくちゃいけないもんでしょうと。だけど、今は酒々井町に35億円も出すような財政力はありません。そういうことでございましてですね、一応最低限でしかも効果があるものということで考えたときに池がいいと。
それで先ほど話が出ましたが、確かに池のあるところから上流は1.8平方キロか、半分ぐらいかもしれません。ただし、上で受けますので、その残余が入ってくるということでございますが、やはり下流への低減効果は十分あるということでございます。
その何といいますか、あと内水問題の、要するに調節池十分であるという理由という、十分ではないんですが、やはり緊急的に対応するにはこれが一番速効性がいいだろうと。まちづくり交付金自体も平成22年とわずか今から3年くらいしかありません。そういうときにできるものは何かということでいくわけでございます。
それから、いわゆる護岸の話につきましては、これはまだ話し合いの中で、護岸というか穴あいているやつですね、それは地元と話していく話になろうかと思います。
それから、あとですね、尾上飯積線の話が出てきました。それでですね、尾上飯積線は当初からですね、仮に尾上飯積線をつくったとしても296のところ、いつももう富里方面から来るやつでいつも渋滞しているわけです。あれを右折車線をつくったとしても、要するに交通量が非常に多いございます。今海宝モータースぐらいまで通勤のときは滞留しています。そういう中でさらに要するにいわゆる南部から持ってくるということになれば大変な話になります。それがふじき野とか中央台、それから東酒々井に入ってくる量がまた大きな交通問題になるというのがあって、ただ金がないだけじゃなくて、交通政策としてですね、その辺のところの疑問点もあるわけです。それはたまたまこちらへ来て東酒々井と中央台を結ぶいわゆる何といいますか、道路ができてればこのプリメイのところへ出てくれば、まだ交通処理も違うと思いますが、そうじゃなければ袋小路に交通量をいたずらに入れるようになるというのがあって、その交通政策上もいろいろ問題があるということでございます。
そして、そのときにですね、尾上飯積線自体については、296の右左折等つくんなくちゃいけません。町がやるということになると、296まで手を出すということ、これは大変な金になるということで、単純に20億か21億かかってしまうだろうと。これはとてもやり切れないなという話がありました。それで私どもが平成22年までの非常に短い期間において、やはり南部の道路部分とインターと。そして、そうは言っても南部に乗客といいますか、客を行く場所をつくらなくちゃいけません。そのときに選択したのがその3億円という道でございます。それはただ単にその交通処理だけじゃなくて、学生、中学生等の通学路にもなってて、危険だ、危険だと言われているところでございますので、これもあわせて機能を発揮してJRから結べればいいなという話でございます。
それと尾上飯積線につきましてはそういうことでございますので、ある意味で今の時点のその22年までの中には入らないと。ただし、今の現道については、まだ舗装幅から土地の余裕があります。その辺を含めた中で対応をしていきたいというような考えはございます。そういうことでございます。
それとですね、42億どうのこうのという話あったんですが、あの当時のあれは、立てかえ施行ということで、URの進捗があれば、URのほうでつくってくれるよという話があって、そのメニューを示しております。ただ、その事情あって、向こうのほうの企業の応募もずれてたという中、そしてまた軟弱地盤の土地のところを通るということで、やはりこれは時間をかけてやらなくちゃいけないということもありました。そういうことの中の事業が変わってきたわけでございます。
それで、あと就任当初私自身は、ですからそういうことにおいてですね、社会資本整備だと言っておりました。それは当然インターができて、県道富里・酒々井線まで道がつながれば、墨の既存工業団地とかそういう面も活性化するということで、非常にいいものだというふうに考えておったわけでございます。
それとまた増収の話でございますが、市街地がそれなりに、市街地といいますか、新市街地が醸成されて、きちっとした完成型の都市になれば、当然税収は増えるわけでございます。当時7億と話ししましたのは、WDJの計画があったときでございますが、その後の計画については、まだ最終的な開発行為とかその辺のところのやつが出ておりませんので、それを算定するまでに至ってないということでございます。
それと同時に、これは何といいますか、7億、仮に7億でも5億でもいいんですが、きちっと税収が入るということは、当然地方交付税は減らされますが、いわゆる自主財源が増えていくということで裁量権が出てくると。安定してきたまちづくり、財政構造になってくると、そういうことで考えておる次第でございます。
それからですね、いわゆる給与、モチベーションの話でございますが〜(終了5分前のベルの音あり)〜モチベーションということではですね、もともと酒々井町には、いわゆる58歳の勧奨退職制度がございました。そういうことでですね、私のほうは平成18年のときに非常に財政厳しい折に50歳以上の職員からアンケートをとりまして、そのときにいろいろな自由なことを書いていただいたわけでございます。そういうことでですね、まず一番初めの意見がある中で話がないということなんですが、おまえやめろということは、私は言っておりません。ただ、その辺の町の状況等を十分考えていただいた中で、率先して勧奨退職をされてしたものだと思っております。嫌だということであれば、別にいいわけでございますので、そこまでいいからやめろという話をしているわけではございません。自分たちが今まで育ててくれた酒々井町にどう考えるのかという自覚の問題と考えております。
それとですね、まだ先ほどお話しました経常経費の今93%ということで、それを89、80は大変な話でですね、これを人件費だけで行こうというのは無理な話なんですが、1つのですね、わかりやすいところではですね、隣の佐倉市があります。佐倉市の場合、これ要するによく職員の目安というのは、人口1,000人当たり何人いるということなんですが、佐倉の場合は5人ちょっとでございます。酒々井は8人ちょっと。これを佐倉並みにですね、いわゆる計算してしますと、やはり仮に酒々井が佐倉と合併するかしないかは別としまして、佐倉と同じ組織になったと考えますと、今15億幾らの人件費が11億ぐらいに4億余り減ります。これは何かなと重ねましたら、酒々井町の行政システムは職員が全部すべてをやっているわけでございます。佐倉の場合は約職員が1,100人くらいいて、そうして嘱託とかそういう職員が約600、700といます。そういうことで、これはどちらかというとアウトソーシングに近い形なんですが、そういう方たちを入れてやっている形の中で進めています。要するに分担といいますか、これは新しい公ということで、これは国のほうでは随分話しているわけでありますが、そういうことに佐倉はもう既になっているということでございまして、そこは手本にする一つの方法があるのかなとは思うわけでございますが、またもっと徹底したところは、たしか4万3,000人くらいの愛知県だと思いましたが、高浜市というのがあります。高浜市は高浜市総合サービス株式会社というのを市が100%持っているところなんですが、そこで効率的な仕事をしております。それは佐倉市よりもさらにすごいです。ですから、役場の中に職員の半分は、4割ぐらいはその会社の職員と。だから、サービスがいいというのがあるということで、それはよく出ております。ただ、役所が意外とそういうのをやるとなかなかうまくいかないというのがあるもんで、ですからそこはいわゆる会社の社長云々は商工会とかそういう方たちが皆さんやってます。徹底した民間の発想でやっているところがあります。それと同じような形で動きをしている、日本全国幾つもあるんですが、今年の3月に日の出町、東京都の日の出町で始めました。そういうことで、そういう動きもあるのかなと。まあまあ我が町といたしましては、日の出町の今後の進捗等も勉強していきたいなとこう考えております。
いずれにしましても、やはり職員を無理やりやめさせるということじゃなくて、自然減の中で要は行政サービスを低下しないように進める形でですね、いわゆる嘱託職員なり何なりを採用していくと。そうすることは酒々井町の中で雇用が生まれるというのもございますから、それでしかも人件費といいますか、行政経費を下げられる。そして、サービスが向上する。単純に言えば大体嘱託ですと、200万から250万の、あっても300万だと思いますが、職員ですと六百幾らという、それに保険が入りますから1,000万近くかかる。それを考えたときに1人に対して3人雇えます。もしくは4人かもしれない。そういうことを考えたときに、自然減に対してはそういうことを考えることも一つの方法なのかなとこう考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) はい、もう持ち時間……
〇4番(齋藤 博君) ごめんなさい。一つだけ中川の件で要望させてもらいます。
緊急対策でかさ上げしていただきまして、トケ崎より上はありがたいんですが、その下、何だ、県道へ行くまでの間、あの辺の緊急かさ上げですね、私は緊急にやるべきだというふうに思っていますので、要望させていただきます。
〇議長(ア長雄君) それでは、4番議員、齋藤博君の一般質問は終了しました。
昼食休憩します。
(午後 零時20分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 1時29分)
◇ 川 島 邦 彦 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に3番議員、川島邦彦君。
〔3番 川島邦彦君登壇〕
〇3番(川島邦彦君) 3番議員、川島邦彦でございます。酒々井町ホームページが9月1日、住民活動情報サイトが開設をされました。行政の一方的な情報提供だけできない、町民参加型の新たなホームページ運営のスタートと受けとめております。本サイトには、町内で活動するNPO、ボランティア団体等が紹介されており、掲載を希望する団体は情報発信ができることなど、地域住民の出会いの場としての機能が追加されたことになります。行政活動の枠にとらわれることなく、町民の自主的活動が本サイトへのアクセスを介してコミュニケーションが広がり、地域が支えるまちづくりへ発展することを願ってやみません。
さて、一般質問は3点でございます。第1点は、特定健康診査についてお伺いをいたします。本年度からの実施が義務化された特定健診は、酒々井町国民健康保険及び後期高齢者医療広域連合加入者のうち前期分が終了をいたしました。過日開催をした酒々井町国民健康保険運営協議会において、実施結果の報告がありましたので、この内容を踏まえてお伺いをするものでございます。1つは、受診率の目標に対する実績をどのように評価するかであります。生活習慣の改善は健康診断結果を自覚することが必要であり、そのためにはまず受検をすることがスタート台となります。したがって、行政としてこの受診を促すとともに親身になった保健指導等きめ細かな取り組みが重要と考えます。そういった意味で前期健康対象者の受診率31.3%についてどのように受けとめているか。また、後期実施に向けた取り組みについてお伺いをいたします。2つは、保健指導区分の集計結果をどのように受けとめるかであります。実施結果は4段階で集計され、具体的には以下のとおりでございました。すなわち1つ、異常なし5.1%。2つ、要指導18.6%。3、要医療29.3%。4、治療中47.0%ということでございます。つまり保健指導対象者の割合は2つ目と3つ目を合わせた47.9%であり、受診者の約半数に達しております。果たしてこの数値は想定内と言えるのか。また、他市町村との比較はどうかなど町民の健康度が危惧をされます。認識をお伺いしたいと思います。
また、広域連合に移行した後期高齢者医療の健診結果も同様の集計が行われております。すなわち1つ、異常なし1.3%。2つ、要指導8.7%。3つ、要医療10.5%。4つ、治療中79.4%でありました。75歳以上が対象者という状況から国民健康保険との比較ではある程度数値は悪くなるであろうことは想定されましたが、既に治療中の方が約8割に達しております。この結果をどのように受けとめているのか、あわせてお伺いをいたします。
3つは、保健指導を補完する施策が必要ではないかとの視点でお伺いをいたします。健康結果に伴う生活習慣改善は、日常的に心がけることは何かあるいはどのような方法で実行するかの問題となります。家族の理解や協力も必要であります。つまり本人の生活スタイルを変えることは家族単位の意識や生活スタイルを変え、さらにはそうした知識も必要となります。そこで家族を含めた意識の底上げと広がりを図るため、保健指導にプラスをした行政サポート施策が必要ではないかと考えます。具体的施策には、例えば1つ、医師等の専門家による健康講座。2つ、食生活改善に向けた料理教室あるいは栄養講座。3つ、ちびっこ天国健康ひろばとの連携及び利用料割引等による運動習慣の動機づけなどが考えられると思います。そういった意味での認識をお伺いをいたします。
第2点は後期高齢者医療であります。当事者は75歳以上の高齢者であり、細かな文字の判読や難しい説明文を理解するには時間を要する状況であることが一般的でございます。本制度の導入に当たり、広報等で説明はされておりますが、理解の進行が十分とは言えない状況と判断されます。町への問い合わせの大部分は制度が理解できないための内容であったとの報告がございましたが、疑問があっても問い合わせするまでの行動には達しない町民が圧倒的多数と推測をされます。また、口座振替による保険料納付を選択できる制度変更も行われております。そういった意味において広域連合とも連携をし、高齢者向けのポイントを絞ったシンプルな広報活動が改めて求められていると思われます。認識をお伺いをいたします。
2つは国民健康保険制度に合った人間ドック費補助が後期高齢者医療にはないなど国保からの移行に伴う格差是正に向けた取り組みが望まれます。広域連合あるいは県との対応などサービス格差に対する考え方についてお伺いをいたします。
第3点はブロードバンド通信の地域環境についてであります。ブロードバンド光ファイバー回線は都市部から整備が進み、通信事業者による整備は設備投資額を回収できるかの見きわめが必要な地域への投資段階にあります。つまり人口密度が低く、一方で地域が広い地区への設備投資はリスクが高いという経済原則に基づく判断が働いている状況に至っております。
一方、流通するコンテンツはブロードバンドならではの技術から例えば地上デジタル放送やBSデジタル放送がアンテナなしで視聴する地域が拡大しております。ソフトウエアの開発においては、ブロードバンド基盤を活用したセキュリティー管理、電気製品のコントロール、動画によるコミュニケーションなど生活スタイルを大きく変える可能性のある企業間競争が回線インフラ整備の進展を意識しながら急速に進化しております。このような進化は光ファイバー基盤が地域の付加価値を生むこととなり、ある意味では自治体の魅力ランキングの判断基準ともなる状況にあります。
ひるがえって酒々井町における光ファイバー基盤はNTT回線では東酒々井、中央台など約65%のカバー率であり、100%となっておりません。NTT設備投資計画もめどが立っておらず、最悪の場合は計画されないことを危惧しております。県内には行政が商工会等と連携し、危機感を持って誘致に向けた活動を行っている自治体も存在をしております。光ファイバー基盤の有無から発生する付加価値格差及びいわゆるデジタルデバイド解消に向け、町内が均一となるインフラ整備促進が必要ではないかと考えております。認識をお伺いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、3番議員、川島議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事がお答えいたします。
1点目の特定健診についてのご質問でございますが、特定健康診査の受診率の目標に対する実績評価につきましては、40歳から74歳までの国民健康保険加入者を対象としました特定健康診査につきましては、6月16日から21日までの6日間、前期地区の方を対象に実施したところ、662名の方が受診され、約31%の受診率となりました。実施計画における20年度の目標値は29%であること、また昨年度の一般健康診査の受診率20%からは大幅に増加していることからおおむね良好にスタートしているものと考えております。
次に、健診結果につきましては、異常なしの割合が極めて低い結果となっておりますが、これは異常なしの判断基準が昨年度に比べて厳しくなったことが原因であると考えております。また、治療中の割合が高い状況にございますが、これは昨年度まで健診の対象外でありました治療中の方が今年度は健診対象としていることによるものでございます。
なお、特定健診につきましては、今年度が初年度でありますので、今後は健診結果の分析を行いながら健診方法や保健指導の検討を行ってまいりたいと考えております。特に特定保健指導につきましては、特定健診の結果、動機づけ支援や積極的支援に該当した方を対象に特定保健指導を行うとともに保健センターで実施しています運動を通じての教室への参加や酒々井ちびっこ天国の健康ひろばの利用を進めております。
なお、運動教室の参加は無料で、健康ひろばの利用は1カ月の利用料3,150円のところを1,500円に割り引いて利用いただけるようにしております。このほか健康増進事業として栄養面においては、食育推進事業としてホテルのシェフによるメタボ予防に適した料理講習会を開催し、受講者から好評であります。
また、生活習慣病予防について学ぶ健康と栄養の教室を6月から年9回予定しております。運動面では順天堂大学と連携し、生活習慣病予防のための運動教室、ボディーマネージメントスクールを開催しております。
さらに、町の医師部会の協力をいただき、医師を講師にメタボリックシンドローム予防教室を予定しております。今後も引き続き健診結果の説明会の実施と合わせながら健康への意識をより一層高めていけるような教室を開催してまいりたいと考えております。
2点目の後期高齢者医療についてのご質問でございますが、制度の周知につきましては、昨年度から広報、回覧のほか直接郵送による最新情報をお知らせしてまいりました。ご質問にあるように世論の動向もあり、年金天引きから口座振替への変更、低所得者へのさらなる保険料軽減策など2つの改善策を急遽実施することとなり、これらの点につきましても回覧並びに対象者への直接郵送によりできるだけ平易な内容のお知らせに努めてきたところでございます。今後も高齢者の方に理解をいただけますよう広報活動を行ってまいりたいと考えております。
次に、後期高齢者の方への人間ドックの件でございますが、国民健康保険で行う特定健康診査と同時に実施しております75歳以上の方を対象とした高齢者の健康診査を受診していただくとともに、各種検診事業として行っておりますがん検診をそれぞれ受けていただくことによりまして、人間ドックの基本項目は補完できるものと考えております。しかしながら、信頼性のある人間ドックの受診を望む声と制度間の不公平感をなくすためにも要望してまいりたいと考えております。
また、その他制度移行によるマイナス面がある場合は、保険者としての千葉県後期高齢者医療広域連合に要望してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 総務担当参事、水藤正平君。
〇総務担当参事(水藤正平君) 私からはブロードバンド通信の地域環境につきましてご答弁させていただきます。
現在当町では利用可能なブロードバンド系の回線としては、NTTの電話回線を利用したADSLがおおむね町内全域、NTTの光回線が町内の約65%、高速広域ネット296のケーブルテレビ回線が町内ほぼ全域をカバーしていると把握しております。確かに光ファイバーの通信能力はADSLを超えるものであり、利用者の生活環境を大きく変える可能性を持っているものと考えます。また、通信事業はまちづくりにおいても町の魅力を高めるための付加価値となる要素の1つではあると思います。現状では公共性の高いものの、基本的には事業者間による競争原理に基づくものであることから整備促進につきましては、地域の状況を含め対応について検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 3番議員、川島邦彦君。
〇3番(川島邦彦君) ありがとうございました。その上で申し上げます。特定健診の受診率の関係でございますけれども、本年度の目標から次年度、次々年度というふうに目標値としては高くなっていくという計画がございます。そういった意味も含めまして、やはり先ほど申し上げましたとおり、新たに保健指導等によってですね、その生活習慣を変えていこうという自覚の問題とそのアクションというところに結びつけるためにも受診をしていただくということがまず大前提になるわけです。ですから、そうした意味での第1回目は31%ということでございますが、じゃあその反対に受検しなかった人はなぜ受診しなかったのかという調査もある意味では高めるための分析としてですね、必要できないかというふうに思います。ですから、そちらのほうもですね、広報だけではなく、なぜ受診されなかったのかという受けない人のほうの割合が多いという現状を踏まえてですね、そういった対策を要望を含めて申し上げておきたいと思います。
また、具体的な問題としては、広報なり通知文なりでお知らせをしているということでございますが、もう一歩踏み込めば、例えば気がつかなかったという方がいるとすればですね、個別に電話をするとか、ある意味では6日間ですから集中的な期間としてですね、できる施策ではないかということもございます。あらゆる手段を使って受診率をとりあえずスタート台についてくださいというような町としてのですね、積極性をお願いをしたいと、こう思っております。
それから、後期高齢者の関係でございますけれども、答弁をいただいたような内容を受けとめるところですけれども、その上で広域連合になったということをもってですね、例えば私が申し上げた改めて広報の強化ということをどうなんでしょうということに対してですね、予算のことはどうなのと。つまり広域連合という県単位ということになった場合にですね、酒々井町独自で例えばもう一度町民の皆さんに広報したいとした場合に、これは町が独自で予算化しなければならないとかあるいはこれは広域連合という性格の中で県のレベルで予算化をしていただけるのかあるいはその補助という形の独自で実施をする場合には補助といういわゆる対応があるのかどうか。こういったことも含めて、その現時点でですね、把握している状況についてお聞かせをいただきたいと思います。
3点目のブロードバンドの関係でございますが、基本的には通信事業者の問題であることはそのとおりでございます。この設備投資は通信事業者がやるべきものなんですけれども、アクセスをしたいという場合の今基盤がないわけですね。ですから少なくとも光ファイバーにアクセスをしたいという人たちが今そういう条件に至っておりませんという状況を解消してほしいということでございまして、投資するのは通信事業者ですから町が予算化するものではないわけです。したがって、例えば当事者としてNTTという事業者の状況としては、一定の需要が見込めれば何とか計画を立てたいという状況にあるわけでございまして、ですからその需要者の把握というその意味での行政としてですね、その地域の付加価値が高まるとあるいは必要であるという認識に立ったバックアップというのはできるんではないでしょうかと、こういうことを申し上げたわけでございます。そういった意味での通信事業者間の競争にゆだねるという視点とは別にですね、行政としての積極性を求めたいとこう思っております。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 住民課長、秋元廣君。
〇住民課長(秋元 廣君) 後期高齢者医療制度の周知ということでございますが、これにつきましてはですね、7月に保険料の決定通知を送付いたしましたが、この際に直接制度を周知するための案内文を入れております。こういった形での制度周知につきましては、広域連合から助成金がありますので、今後も機会をとらえて活用してまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 総務担当参事、水藤正平君。
〇総務担当参事(水藤正平君) 私からはブロードバンドの関係につきましてご答弁させていただきます。
議員からは両団地のほうについては、光ファイバーが入って思いますけれども、そのほかのところについてはまだそういった設備が整っていないと、需要に対してどう考えるのかというようなことでございますけれども、その辺も踏まえて町のそういった対応について今後ですね、そういったものが高まるということは当然でございますので、その辺も踏まえてですね、対応してまいりたいと、検討してまいりたいと思いますので、よろしくどうぞお願いします。
〇議長(ア長雄君) よろしいですか。
それでは、3番議員、川島邦彦君の一般質問が終了しました。
◇ 原 義 明 君
〇議長(ア長雄君) 次に、11番議員、原義明君。
〔11番 原 義明君登壇〕
〇11番(原 義明君) 11番議員の原義明でございます。ただいまより一般質問させていただきます。
本日はきしくも国政を託します総裁戦の告示日であり、私は地方議員でありますが、町の将来ビジョンのために常に先見性を持った視点から生じますスパンの必要なテーマでも憶することなく提案することも私のコンセプトとするところでありますので、通告書に沿って質問させていただきますので、しばらくご清聴をよろしくお願いいたします。
それでは、住民の自由な自治体選択に対する将来のまちづくりの推進策についてであります。近年地方分権が定着し、地方が原点で自立は当然となり、行政も経営体との視点から住民本位の様相が日々増してきております。住民サービスの質、子育て支援、環境問題、企業誘致、団塊の世代の移住等住民が自由に魅力や活力ある自治体を選択する時代になりつつあります。
さらに、最近中央集権時代にはすべて行政にお任せであったさまざまな施策も情報公開の推進やまた特に住民との協働型社会の行政運営の推進に対してまちづくりに対する住民の関心を高めると同時に自由な自治体選択にさらに拍車をかける要因とも考えます。そこで自治体選択競争に生き残れるような将来のビジョンを行政側として確固たる視点と発想を基本計画作成時より町の将来も時代のニーズも当然変化あることを常に認識し、先見性のあるプログラムの再構築する必要のあるテーマも何点かありますが、特に次の4点について見解をお伺いをさせていただきます。
まず、1点目は企業誘致の3月議会答弁以降の推進についてであります。企業誘致の成功は雇用の確保を増やし、次の質問に申し上げます定住人口にも貢献し、町の活性化にも自主財源捻出にも常に重要な項目であり、インターチェンジ開設を契機に道路などの基盤整備等が着々と進むのでありますから、片時休むことなく企業誘致のための専門のプロジェクトづくり、具体的な推進する方向性が必要であることを行政は経営体との視点からは当然の発想と中断することなく推進していただきたく見解をお伺いします。
次に、2点目の定住人口問題の行政としての問題意識についてであります。国も2006年には人口減少社会に突入したそうであります。しかし、人口動態は都市と地方は違いますが、今後はこれまでの大都市ばかり人が集まり、地方が衰退するとは言えないそうであります。住民サービスの質や環境のよい、比較的首都圏の近い中核都市には逆にその自治体の施策や手法によれば、新たな住民を増加させ、発信していくことも可能であるそうであります。その点からいえば当酒々井町もそのイメージとも合致してはいないでしょうか。と考え、まず少子化対策であります。人口増加でありますから出産に際しての助成金、子育て時の医療費援助等さまざまな優遇策を講じて、それが若年世代の定住の家族形成につながります。また、次は雇用機会の確保も定住人口も促すのではないかと考えます。特に2007年問題と社会問題となった団塊の世代が人口問題には大きな影響があることは周知のことでありますが、リタイアした団塊の世代も次のライフステージにはより高い質の生活や条件のよい地域に移り住むためには、まだ雇用の場は必要な要素であり、また子育て期以降の母親の社会復帰できる場があることは、雇用の場も大切なやはり要素であります。いずれにしても人口減少には町の活性化を防止いたします。人口減少到来は危機感を持ち、早めに想定し、定住人口増加のための推進策を早急に検討することが町の将来ビジョンを描く上には必要不可欠でありますので、見解をお伺いいたします。
3点目、市街地拡大構想についてであります。魅力や活力ある町を形成するためには、企業誘致や人的交流による外部からの活力導入と同様に内発的発展に力を入れていくことも大変重要な推進策の考え方ではないかと思いますので、酒々井インターチェンジ完成に伴い、企業誘致の営業や町のPRのためにも現在の町の都市計画の用途変更に再検討する必要の件であります。もともと総面積19キロのうち28%ぐらいだろうと私は思っておりますが、市街化区域分しかございませんから将来の町を見据えたとき、慎重に大事にし、時代も町の将来も変化してまいりましたので、申請にも時間も要しますので、そろそろ再検討を始めてよい時期が来たのではないかと考え、変更したい箇所は方々にございますが、とりあえず県道296の街道沿いゆえで企業誘致や町のPRのために市街化区域にしたい箇所もピックアップするとか、また定住人口対策の住宅建設のために駅付近の利便性のよい遊休地で、第一種住居地域に用途変更とか町の将来ビジョンを照らし合わせて目標を定め、行政と知恵を駆使していただき、都市計画の市街化拡大に向けて用途変更の推進について見解をお伺いいたします。
4点目であります。選択される側の町の特色とPR方法についてであります。地域格差の言葉も耳なれた現在ですが、選択される側の町としても魅力や活力のある町として地域間競争に生き残らなければならない時代でありますが、風光明媚、アクセスよくして首都圏も近くてと似たような市町村は全国たくんありますが、その中で光り輝く特徴のあるまちづくり、ブランド化させるぐらいの地場産業の推進やそのPR方法は地域の知恵比べと発想の重要性を認識していただきたく、行政の見解をお伺いいたしまして、第1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、11番議員、原議員からは1点のご質問でございますので、お答えさせていただきます。
住民の自由な自治体選択に対する将来のまちづくりの推進策についてのご質問でございますが、企業誘致の3月議会答弁以降の推進は墨工業団地につきまして、地区内で未使用となっている土地は2社ございます。マルエツとディスコでございますが、この所有しております社にトップセールスとして私が自ら会社を訪問し、インターチェンジの設置やアクセス道路、主要地方道富里・酒々井線などの周辺関連道路の整備についての説明を行い、酒々井町への進出を要望してきたところでございます。(株)マルエツにつきましては、売却を予定していることから現在も継続して千葉県及び町のホームページに企業誘致情報として工業用地施設情報のPRを行っており、問い合わせ等があった際には、特にインターチェンジ設置を強調してPRを行っております。また、(株)ディスコについては、半導体、電子部品向けの切断、研磨装置等で国内外合わせて7割のシェアを占めている会社であることから、当墨工業団地への進出を強く要望してまいりました。そのほかには平成18年度墨地先に企業誘致を図った雪印種苗(株)のパークゴルフ場が本年10月31日にオープンし、11月1日より営業をする運びとなったところでございます。首都圏で最大級の36ホールを設置する本格的なコースで、名称は酒々井の森パークゴルフ場と聞いております。町といたしましては、雇用の場の確保や税収増に結びつくことから今後も遊休地の解消に向け、所有する企業と情報の共有を図りながら企業誘致を進め、活力ある自立のまちづくりを強力に進めてまいりたいと考えております。
また、企業誘致につきましては、議員の皆様方にもぜひともご協力をいただきたいと存じます。
次に、定住人口問題の行政としての問題意識につきましては、人口の減少と経済のグローバル化の時代を迎え、また地方分権が現実のものとなった今日、首都圏地域の自治体といえども企業や住民などから全国の都市との比較の中で選別される時代に入ってきております。酒々井町における人口は昭和40年代の住宅開発等により増加し、平成19年7月にはピークとなる2万1,687人を数えましたが、新たな住宅開発など定住人口の増加につながる要因がないことから緩やかな減少傾向が続いているのが現状です。昔から人集まらずして繁栄なしという言葉がありますが、自主自立による活力ある町として発展していくためには、定住人口や交流人口の増加が不可欠だと考えております。そのため平成18年度に策定された第3期基本計画では、自主自立による活力ある町として発展していくため創意工夫により地域の課題に柔軟に対応していくとともに、地域の特色や資源を生かして個性豊かで魅力と活力にあふれた地域社会を実現していき、町民一人ひとりがふるさと酒々井に愛着と誇りを持ち、健康で生き生き暮らせる町の実現を目指すこととしており、具体的には平成18年度に行財政改革、平成19年度子育て支援に重点的に取り組み、今年度におきましては、住民協働の推進に軸足を置いて施策を推進しているところです。
次に、市街地拡大構想につきましては、私としては当町の中心市街地周辺につきまして、市街地が拡大する素地が十分に残されていると考えております。付言すれば、駅に隣接する土地が農地等であるということは、近郊整備地帯の中では珍しいことです。高齢化が進む当町におきまして若い層の方々に酒々井に移り住んでいただけるようなまちづくりを進めていくことは大変重要なことと考えております。その意味におきましては、酒々井インターチェンジやそれに伴うアクセス道路の整備、南部地区の開発は町の自立と魅力を高める大きな要素でありまして、限られた財源ではありますが、その他の都市基盤整備もあわせて進めていかなければならないと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
次に、選択される町としての特色とPR方法につきましては、酒々井町は田園風景や水辺などの自然環境と市街地のバランスが調和した中で、成田空港の10キロ圏内に位置し、鉄道3線4駅、国道2路線が町内で交差しているほか、県道3路線、さらには東関東自動車道(仮称)酒々井インターチェンジが供用開始に向けて整備が進められているなど、交通体系も比較的充実しており、定住人口や交流人口の増加、産業集積など首都圏近郊整備地帯としての機能を発揮できるまちづくりを現実的なものとしています。都市間競争に生き残る魅力あるまちづくりとは、とりもなおさず個性あるまちづくりであり、そのためには町の特色とともに創意工夫を懲らしたまちづくりをPRすることもさることながら、引き続き市街地の計画的な整備や南部地域での新産業団地の整備促進に取り組むとともに、(仮称)酒々井インターチェンジによる波及効果を農業振興や観光振興だけでなく、まちづくり全体に生かしていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 11番議員、原義明君。
〇11番(原 義明君) ただいまご答弁ありがとうございました。それでは何点かかみ合わないところがちょっとありますので、私のほうからまた再度質問をさせていただきたいと存じます。
まず、1点目のですね、ただいまこの企業誘致の件についてご説明をいただいたところでございますけど、町長自ら何か会社訪問を行ったという今ご答弁いただいたところでございますが、大変ご苦労さまでございます。いずれにいたしましても、この企業誘致の推進策については、前々から申し上げておりますけど、マニュアル化されたものはあるんじゃないのかなという気がしておりますが、あるんであれば私は職員の方でも十分営業は図れるのではなかろうかなということで、当初昔でございますけど、部長制をとったらということで申し上げたわけでございますが、そんなことでマニュアル化されてあればお願いできる、これいただきたいと思っております。
また、この2社訪問いただいた企業さん側からですね、どのような要望が出されているのか。また、行政側として優遇制度、優遇的な措置としてどのようなマニュアルされたものがあるのかなというものがございましたらお聞かせをいただきたいと存じます。
それから、また今申し上げたいろいろご答弁いただきました定住人口問題の行政としての問題意識でございますけど、これはもう先の先のスパンを見たことで私は申し上げたわけでございますので、ただこれ要望か見解かということになろうと思いますけれども、何か皆さんのほうで見解があるんだらご答弁いただいても結構でございますけど、私はこの今定住人口問題は現状の今の町長のご答弁ですと、現状をご答弁いただいたというふうに私は理解をいただいておるところでございますが、もう少し具体的な私はこの先々の推進策があれば、ご答弁いただきたいのでありますが、要するに問題意識が強くなければ私は具体的な打開策というものが何か講じておる、講じてなければというような思いでいずれこれは問題点が生じてまいりますので、私はそういう推進策か何か検討の余地があるんではなかろうかなという思いで申し上げておきますので、その辺の具体策があるようであればご披露いただきたいと思っております。
それから3点目のですね、今言った市街地拡大構想でございますけど、こちらも今町長のご答弁でございますと、町の、中心市街地の周辺につきましては、まだまだ拡大する余地が、素地が残されているんですよということでございましたので、私も幾つか先ほどちょっと触れましたし、また構想もあるわけでございますが、やはり今町長が申し上げたその何点かということの十分残されているんですよということで、その場所は町長はどのようにその辺のどこの地域なのか、私は基本計画等見ますと、いつも毎回のようにですね、内容が記載されておるわけですけど、やっぱり行政として具体的な構想をお持ちなのかどうかということも私はちょっと気にするところでございますので、その辺の構想をお持ちならばご答弁いただきたいと思っております。
それから、4点目のこの選択される側の町の、町としての特色とPR方法についてということでございますけど、これはやはり何といっても今いろいろご指導いただいた町の特色等がございますので、そのようなものをどのような私はPR方法で行っているのかあるいはホームページ等でも活用しているのか、記載されているのかというものもお尋ねできればなと思っておりますので、よろしく賜りたいと思います。
それとあともう1点ついでにこれ再質問じゃありませんけど、一応総体的にちょっと触れさせていただきたいと思っておりますが、要するに年々今地球温暖化の時代でございます。こういう温暖化の影響というものは今いろいろな学者とかいろんな方々の方々の大学から出ております。2013年になりますと、さらにですね、私は人口の減少とかあるいは雨水ですか、雨水というものがさらに減少傾向に向かうという話がもうあっちこっちでいろんな角度から出ております。これはやはりいずれそうしますと、地球は砂漠化されます。これは必ずや5年、6年を境にしてそういう傾向に入ってまいります。ですから、その辺を見定めた上でやっぱり各自治体は競争力間をというものに力を入れながら行政に携わっていただかないと差が出るときがまいってくるのではなかろうかなという思いがしております。
そういうような中で先のご答弁いただきました町の将来ビジョンですか、自主自立による活力ある町として発展していくためには、定住人口や交流人口の増加が不可欠でありますということ、私もそのように私も考えて、同感でございますので、前向きに私もそういうものには力を入れていきたいと思っておりますが、いずれにしても本日私が提案しましたことはですね、町の将来ビジョンを考えたときには、今からそういう危機感を持たなければ間に合わない時間のかかる、間に合わなくなってまいりますし、また時間のかかるテーマばかりでありますので、先ほど町長いろんないい話してくれましたけど、私はこんなたとえを申し上げたいと思います。「ローマは一日にしてはならずや」、要は「備えあれば憂いなし」でありますので、町長公務の日々ご多忙であることは承知しておりますが、将来ビジョンを考えたとき、スパンの長いテーマも抜きにしては考えられませんので、町長として町の将来ビジョンはどのように描いていらっしゃるのでしょうか、お聞かせいただきたいと存じます。よろしくお願いいたしまして、私の再質問は終わります。よろしくお願いします。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) まず、1点目の企業誘致ということで企業から行った先でどんな話があったかということでございます。1つは、マルエツのほうにつきましては、インターとかこういうのが進んでいるという話をさせていただきましたところ、少しその土地活用の、ただ売るだけじゃなくて、その道もあるのかなみたいな話はそういう感触はありました。ですから、そういうことも両方含めてぜひとも酒々井町で活動してほしいというお話をさせていただきました。
それから、ディスコにつきましては、超優良企業でございます。非常に元気でございまして、広島県とか長野県の事例をお話しいただきました。企業進出するんであれば、県からお金幾らもらえるという話でございました。要するに優遇措置のあるところに行くと、競争をすると。ですから、そういう話がございました。非協力の地域には行きたくないというスタンスだと思いますので、そういうことでございました。その辺については、十分県のほうにもお願いしていきますという話はしてきました。
それから、定住人口問題というより行政の先々の推進策はどうかということでございますが、基本的に今いろいろな南部関連の道路とかいろいろな整備をしております。そういう事業を立ち上げる中で基盤整備が推進に結びつく、つながろうとこう考えております。
それから、市街地拡大構想はどうかという話でございます。これは具体策はあるのかという、今の時点でどこどこという話はございません。ただ、町のほうでたしか5年くらい前かな、いわゆる市街地拡大の話をいろいろしてたと思いますが、その辺ところはそれを変えてはいませんので、そういうやつは残っていると考えております。そういう制度はあると思います。
それから、あと特色のPR方法ということでございますが、これはいろいろあるわけでございますが、いわゆる観光が千葉県も国もそうなんですが、観光庁ができるという話があるので、そしてまた成田空港のすぐそばの町であるということで、インターが酒々井インターができれば10分以内で酒々井に来れるという状況でございます。ただ、その前段といたしまして、平成19年には「歩き・み・ふれる歴史の道」誘致をしましたし、20年度は今年度は本佐倉の10周年記念ということで、人が集まる工夫をしていると。それから、今ホームページにつきましてもさらにさらに充実していこうという作業がございます。これは地味ではございますが、少しずつでも着実にしていくと。また、それと同時に行政主体というよりは、やはり民間の方々、町民の方々が縦横に活躍していただくのが一番いいわけでございまして、とにかく町はそれを何といいますか、お手伝いする立場がいいわけでございますが、有志による新酒まつりと、これは非常に毎年毎年何といいますか、盛況になってきていると。周辺の首長さん方も何か随分出席するようになってきているということでございまして、ここでは農家の野菜とか何とかすぐに売り切れるというような、物すごい勢いでございまして、非常に成功しているのかなと思っております。
また、町の将来ビジョンを早く出していくべきということでございます。確かにすばらしいたとえで「ローマは一日してならず」という話は、そのとおりでございまして、やはりいろいろな施策、それからまた国においても環境問題を初めとしましてですね、新しい産業政策というのを取りかかろうとしております。酒々井町といたしましてもそういう流れに乗りおくれないことを常に念頭に置きながら、まずは一歩ずつ着実に今今日的問題を解決していくのがその方法でいいのかなと、こう考えております。答えになったかどうかわかりませんが、答弁させていただきます。
〇議長(ア長雄君) それでは、11番議員、原義明君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午後 2時29分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 2時40分)
◇ 引 地 修 一 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に7番議員、引地修一君。
〔7番 引地修一君登壇〕
〇7番(引地修一君) 7番議員、引地でございます。ラスト前から2番目なんて眠たくなるところでしょうけど、おつき合い願います。昔某国際政治議員が質問する前にいつも飲んでおりましたので、私もちらっと飲ませていただいて、のどがちょっと枯れているんでですね、某議員のですね、まねをするわけじゃないんですが、若干ですね、最近の新聞記事から政府が言っているコメント、その他ですね、ちらっと拾ってみますと、もうご存じのようにですね、景気の後退が局面を来て、非常に未曾有のですね、不景気になるというようなことが経済学者、またテレビで見てもですね、当たり前のような感じであります。特にですね、直接消費者の動向を知らせる街角景気の景気ウオッチャーという、こういう方たちがいるんですが、このウオッチャー調査によると最悪になっていると。その景気ウオッチャーというのは何かというと、個人タクシーの運転手とかですね、それから商店主とかね、こういう方がですね、直接の消費の動向について景気のウオッチャーをやっているということなんですが、直近のですね、7月の判断では、最悪に来ているなというようなことなんですね。そのGDPもですね、政府発表は年2.4%の減ということで、実に日本のGDPはですね、どんどん、どんどん落ち込んだ。私はGDPね、日本は今まで世界で2位とか3位とかこういってたんですけども、GNPとは違いますけども、GDPは何と今日本は世界で18位なんですね。非常に落ち込んでしまっているんですね。これは外に生産をですね、持っていっておるからそういうこともあるんですけども、グロスのドメスティック・プロダクト率が非常に悪くなって、2.4%年率、こういうような動向ということだそうです。
その中でですね、消費がどんどん、どんどん落ち込んで、物を買わないと。それから原油が高くなって車を使ってショッピング行かないと、こういう状況が続くわけですね。ご存じかどうかわかりませんけども、直近の情報によりますと、印西にオープンしたビッグホップ、親会社はですね、関西のミキシングというとこですが、このミキシングはですね、今年の6月に民事再生法を申請しまして受理されました。ということは、ビッグホップの親会社のミキシングは倒産したということであります。負債総額が200億円ぐらいです。京都の木津川というところにショッピングセンターを持っておりましてね、このショッピングセンターが売れ行き悪いということで足を引っ張って、ビッグホップの親会社のミキシング、これは民事再生法を申請し、受理されて、今は裁判所の管轄のもと弁護士2人の管財人のもとに営業を続けているわけであります。現在もですね、ビッグホップは営業を続けておりますけども、これは管財人のもとにですね、再建をしようとしているところですけども、再建ができない場合あるいはですね、次にビッグホップをですね、再建しようという業者があらわれない場合はですね、あえなく倒産ということになるんですね。非常にこう消費動向がですね、冒頭言いましたようにどんどん、どんどん悪くなっていく中で、そういう業者がですね、民事再生法に申請して受理されて、いわば倒産していくと、こういう状況の中でですね、本当に巷間言われるオリックスがですね、来るんだろうかと、こんなにどんどん、どんどん景気が悪くなっているのに、この生き馬の目を抜くといいますかね、利益に非常に厳しいオリックスがですね、この町にあって本当にそういう商業施設をつくるんだろうかということが私のですね、非常に危惧しているところであります。したがって、再三言っておりますけども、そういう中でやはり事業の進捗にあわせて町も公的な資金を出す、公的な施設をつくると、こういうのが肝要ではなかろうかとこう思うわけであります。
午前中もですね、酒々井の南部地区に住民に対する事業の縦覧が6月13日からあったわけですが、約30名の方がですね、縦覧に行かれたと。その後ですね、縦覧後ですね、意見書を述べるという機会もありまして、午前中町長はですね、町民から3名意見書が出たと。そのうち2名は議員であるというふうに言われましたが、2名の議員は何かわかりませんけども、悪いことしたのかなと、何かそういうふうなね、言われ方みたいな感じで私はとったわけであります。遠藤参事がですね、菊地さんの質問に自分は告白しますというふうにね、先ほど職員が言ったというやりとりがありましたけども、実は私もですね、告白でも何でもないですけども、議員2名と言われた中のですね、意見書を出した議員は私であります。告白するまでもなし。非常にだけど、ちょっと問題があるのは、こういうことを意見書の陳述あるいはですね、都市計画審議会が10月の末28日あるんですが、その前に議員がいたとか何とかということはね、県が漏らしたかどうか知りませんけども、こういうことを平気で言うというのはちょっとそれこそ個人情報保護に抵触するんじゃなかろうかと、こういうふうに思っておりますけども、これは私が今から勉強するところであります。
なおかつですね、これもちょっと聞いたところによりますけども、私はそのビラ、回覧は見ておりませんが、飯積のですね、地区には意見書をですね、出した人間が3人いるぞというような回覧が回ったようであります。私はだけど、これはこの回覧は直接見ておりません。何を意味するのか、何を目的としてそういう回覧が出たか。URが出したのか、町は出してないと思いますけどもね、あるいは地区の回覧なのか、これはわかりませんが、そういうふうな回覧が出たということを聞いております。したがって、そういうことを念頭に置きながらですね、簡単でありますけどね、2点だけ一般質問します。
1つは冒頭言っておりますように、南部地区新産業団地の進捗状況と酒々井インターチェンジの進捗状況と。1番にですね、8月末現在までのですね、酒々井インターチェンジの県の用地買収と町がつくる予定のアクセス道路、これを伺っておりますけども、午前中に回答出ておりますね。県は10.6ヘクタールのうち42%を取得。それから町は2ヘクタールのうちの91%。これは6月に聞いた数字と変わっていない。したがって、私はですね、この6月から直近の8月末あるいは9月までに全然用地取得が進んでないのはどういうことか。事業が本当に進んでいるのだろうかあるいはですね、事業の進捗状況が思わしくないのかどうかわかりませんけども、そういうところがあるかどうか。そういう状況を伺いたいと思います。ほかにはですね、県の用地取得もですね、あるいは町のアクセス道路でもこれで地権者のですね、何人かがまだ売らないと言っておるのか、このあたりの状況を伺うものであります。
それからずっとですね、この本来ならばこういう事業を進めていくのには県と町がですね、きっちり細目協定を結んでそれぞれの役割をですね、やってこの事業あるいは道路をやるんだよということを再三再四前町長のころからずっとね、こういうことがあったんですけども、いずれにしてもこの県と町のですね、細目協定はもう2年か3年間結ばれないままというふうになっておりまして、果たしてこれはね、どういうふうになっているのかということをですね、具体的にお聞かせ願いたいと思います。
それから、3番目はURとオリックスのその後の動きについてと、具体的にいうとこういうふうに言うんですが、町長はですね、それはまだ動きがないからわからぬと言われるかもしれません。あるいはですね、6月議会のときに言われたように、オリックスに、じゃないURに直接聞けばいいんじゃんとこういうふうに言われましたからね。私はまあ直接は聞いておりますけどね、URも言いませんけどね、ええ。ただ、それは今回もそう聞いたのは、やはりこの事業を進めるのにはやっぱり町がどう判断していくのか、どういう規模なのか、言われているように土屋の成田のですね、一回りも二回りもちっちゃいわというような先般の議会答弁がありましたけども、そこあたりをですね、本当に具体的にですね、つかまれているかどうか。このURのですね、募集要綱を見ますとね、議会で3月にですね、オリックスが来ると、6月ですか、というときにですね、行政報告にあったんですが、読んでみるとおもしろいんですね。この酒々井南部地区におけるですね、募集要旨ですね。地域活性化、経済活性化に資する施設、事務所、研究所、生産・流通施設、店舗、サービスということを書いてあるんですが、行政報告にもですね、オリックスが来るですね、目的は何かと、どういうことを考えているのかというと、この写しがですね、そっくりこういうことを書いてあるんですね、同じような文言がね、行政報告をチェックしてみなさったらわかると思いますけどもね。ということはですね、何をやろうとしているのか、具体的に、何なのと。生産だの研究だのですね、流通だの店舗だの言ってますけどもね、本当に何なのというのが私の疑問なんですね。したがって、町もですね、やはりそういうやっぱり事業の概要をですね、つかんで、それに合う道路、それに合う公的設備、これをね、やる必要があるんですね。まちづくり交付金が平成22年度末、平成23年度までということなんですが、オリックスがもし来るとしてもですね、平成25年以降、2年間のブランクがあるんですね。当然それまでに税収も入らない。といいながらも、やはり町はまちづくり交付金のためにしゃにむにやっていくと。午前中齋藤議員が聞いておりましたけども、小川ピーナッツのところの道路、3億円、事業がスタートしないのに平成25年以降あるいは26年以降なのに、平成22年末までにですね、何で3億円のあの道路をね、つくる必要があるのか。私はまさしくそれがですね、この事業者の進出の意思と希望とそこをチェックしないままですね、そういう3億円の当てずっぽうの道路をつくると。尾上飯積線はですね、当初の計画ではこの道路は要るんだと、42億円の事業のときに。この道路をつくらなければ、これは来客2,000万人ですけども、この道路をつくらなければ混雑するよと、大混雑するというのが町のですね、今までの説明だったんですね。いつの間にか尾上飯積線はですね、もう来ないんじゃなかうろかと。それよりも小川ピーナッツの3億円、あそこがやっぱりどうもね、あそこをやっぱり混雑を緩和するんだというような話なんでね、どうもね、よく私はですね、理解できない。そういう意味でURとオリックスのその後の動きについて具体的に聞いているのか聞いてないのか。URに聞けばいいじゃん、聞きました。余り言わないですけども。そこは町としてはね、やっぱりきちんと把握すべきだと思う。URのですね、それに伴って区画整理事業の進みぐあいを伺います。当初はURは縦覧をして事業の計画を、8月には事業認可というような予定だったんですけども、私は私の信念でこの事業のですね、やり方が一町民としておかしいと思うということで意見書を出したわけであります。その意見書が採用され、それから都計審に移るんですけども、その結果ですね、この事業認可はですね、ちょっとおくれるんですけども、どのぐらいおくれるのか、どういうふうになっていくのか、ここをですね、具体的に聞かれているならば教えていただきたい。
南部についてはですね、本当によくわからないことばっかりで、その中に今後も町がですね、税金をどんどん、どんどんつぎ込んでいくというようなことについては、甚だ疑問に思っているわけです。ただし、私はですね、南部地区についての活用をですね、鼻からやっぱり反対しているわけじゃありませんよ。やはりあそこに物流施設とかですね、そういうきちんとした企業が来ればですね、これはやっぱり町の税収にもなるし、アップになるし、それからどういう規模なのか、どのぐらいの雇用があるのか、これを町の、町民の方にきちんと知らせて、コンセンサスを得て、それで事業を進めるべきだと思うんですね。鼻から私は反対して、何でも反対なんて何か言われているようですけどもね、そういうつもりは毛頭ございません。本当に立派な企業が来てですね、この町のためになる。雇用がですね、100人でも200人でもね、創出できるということになればですね、これはいいことじゃないでしょうかね。「頑張る地方応援プログラム」でね、雇用が2,000人になるって書いてありましたけどもも、議会初日に私言いましたけども、こんなのはやっぱりまゆつばもんのね、2,000人なんて雇用がですね、この酒々井町の2万人の町でできるわけありません、これは。だって8,000世帯でしょう。8,000世帯の中のですね、2,000人ですから4人に1人は働きに行かなきゃいけない、どこかに、そこにですね。そういう雇用を創出できるわけじゃないんですけども、これはまあ「頑張る地方応援プログラム」で交付税を取らぬがためということなんでね、どうも国も町もね、まやかしのそういう資料でね、お金、税金をですね、貴重な国民の税金をですね、どうもむだ遣いしているなと。私はちょっと企業にいましたけどもね、こういう感覚じゃ企業は通りません、本当に。たったA4ぐらいのぺらっとした資料だけでね、通す国も国、申請する町も町と、かように私は思うんですけども、そういう意味で今後オリックスの動き、それから区画整理事業の進みぐあい、具体的に伺うものであります。
次にですね、中川治水問題についてちょっとお尋ねします。いろいろ論議がありましてね、私はもう素人なんでよくわからんところもある。ただし、たけど、それは大半の町民の方がですね、やっぱりそういう状況だと思うんですね。本当にどれが有効なのか。京成の橋梁化なのかあるいはやっぱり調節池をつくったほうがいいのか。これがね、はっきりね、わからないところなんですね。したがってですね、5億円とかですね、6億円とかあるいはですね、総事業費35億円とこういう数字が飛び交っておりますけれども、35億円もするようなですね、こういう膨大な事業についてはですね、やはりこれは南部と同じようにですね、幅広く町民の方にね、知らせて、この間こういうぐあいにしてやっぱり費用対効果で、この部分が一番効果があるということでやっぱり知らせるべきだと思うんですね。情報公開は町長は努めてやっているというようなことですけども、確かにトケ崎とか中川地区の方と打ち合わせもなさっていると思いますけども、全町民にですね、この件がですね、幅広く知らされたということがないんですね。確かに回覧回りましたよね。だけど、回覧はやっぱり菊地さんが指摘するように読みづらいとか読めないとかね、こういうような回覧でした。だからやはりそれはですね、きちんとですね、町民に知らせるべきだと思うんです。果たしてやっぱりそういうですね、機会をつくる考えがあるのかどうか。
それから、強いて、あえて言えばですね、私はですね、例えばこの町のですね、何人かの町民の方はやっぱり京成の橋梁の下がいいというような意見もある。町はですね、中川の調節池と、調節池をつくると、これ一本ですね。どっちをこう判断するのか、よくわからない。よくわからないときはですね、私の素人が一番わかりやすいんですけども、やっぱり第三者のですね、有識者といいますか、そのそういう河川とかですね、治水の防災のですね、非常に大学の先生でもいいですから、その方たちにですね、費用対効果、将来の発生するですね、費用、こういうことを総合的に網羅したようなね、調査をですね、委託して、やっぱり町民がだれでもわかるというようなことをね、私はすべきじゃないかと思うんですね。いわばですね、今は泥仕合みたいになっているんですね、ある意味じゃね。ある一部の町民の方が言いましたように、調節池なんかとんでもないと、そういうことも言われる方もいますし、私もちょっと何だかとんでもないと思うんだけども、だけども町は調節池がいいという。だれが判断するのかというとね、やっぱり最終的には町民の方が判断するんで、町民の方が判断しやすい資料を出して、本当に費用対効果、将来に伴う費用対効果がね、どれがいいかということをですね、判断しやすいやっぱり資料をつくるべきだと思うんですね。そこがどうも抜けているんで、町は調節池、調節池と言ってますけどね、判断がつかないわけです。したがって、そういう意味で中川全体のですね、調節池を設置するとすればですね、本当に費用がね、幾らなのか。5億円とか言っておりますけどね、5月23日に全員協議会でもらった資料にはですね、中川6億と書いてあるんですね、35億のうちに。京成橋梁の下もね、6億と書いてあるんですけどね、この数字がですね、行ったり来たり行ったり来たりする、5とか6とか。本当は幾らになると。京成橋梁の下もですね、この5月23日の全協では、まあ6億円と書いてあるんですね、このね。皆さんもらったと思うんですね、これ。ところが町は京成橋梁の下のですね、拡幅についてはね、京成とはまだ打ち合わせしてないから言ったことあるけどということで、具体的な金額は出さないですね、今までね、幾らかというのは。何か平成18年に京成に話をしに行ったとは言っておられますけどね、どこか違うような場所で5億円か6億円かかったと言っておられますけども、ならばその京成の橋梁の下がでね、本当に幾らかかるのか。京成電鉄ないしは京成建設なんかとね、打ち合わせする必要があると思うんですけどね、そういうところはなさってない。そういうところをなさらずに、この全員協議会の資料には京成橋梁は6億円と出ている。
それからまちづくり交付金の申請についてもですね、これもやっぱり当初は中川についてはですね、京成とそれから調節池ということで、当初第1回目に14億3,000万というふうに載ったんですね。それがいきなり第2回でもう京成橋梁はどすんと切られて、調節池聞いたら6億というふうに変更になっているんですが、このだから数字がですね、動くんでね、ちっともわからないんですね。この酒々井町のですね、50億の一般会計予算の町がですよ、1億とか2億という金がですね、平気で動くと。これもうゆゆしきことだと私は思いますね。民間なら考えられないことですよね。それも1億の、6億と言ったのが5億となったりすると。あるいは5億が6億と1億がですね、町民の負担が6,000万なんですね、これ1億でね。6,000万の負担のね、金額がね、平気であっという間に1日か2日で動いてしまうと。本当にね、精査した数字なのかと。再三前から私は言ってますけど、地方財政法の34条は、予算を予算化する、予算にね、町の予算化をするときにはですね、精査して最少の金額を予算化しなきゃいけないと書いてあるんですね。ところが町の今のやり方は右左動いて、あっという間に1億減ったりあっという間に1億上乗せになったりとかね、いうことで、どうもね、本当に精査しているのかというような感じがしますですね。したがって、やっぱりもう一度ですね、本当に改めて問いますけども、一体幾らなのか。一たんですね、この中川については議会は否決したんですけども、町はやはり調節池ということで再三再四我々議員にもそういう説明をしてるし、ならば本当にそれをやるについて、その金額が幾らなのか。それから齋藤議員も言っているように、私もそうですけども、5万トンの貯水量なのか5万5,000万トンなのか、そのあたりもよくわからない。そのあたりをお聞かせ願いたいと思います。
その午前中も話題になっている、じゃ町の考えどおりですね、調節池をつくるとしたら、平成16年クラスのですね、豪雨があった場合にこの調節池にたまる水の量、5万トンか5万5,000万トンでしょうけども、何分でたまるのか、何分で流れていくのか。あるいはゲリラ豪雨があったときね、これはもうしようがないということはありますからね、そういう意味でのことをですね、やっぱりきちんとこう把握しているのかどうか。それから調節池をつくってですね、どうも親水公園みたいにやるよというふうに言われてますけども、親水公園みたいにやるとね、じゃゲリラ豪雨とかですね、平成16年並みの豪雨が来たらその安全性はだれが、どういう方法でね、チェックするのか。神戸の都賀川でね、あれは河川でしたけどもも、あっという間に10分で増水して、小学生4人死んでおりますよね。そうするとこの調節池もゲリラ豪雨とか77ミリの雨が降ったらあっという間に満水になって、子供たちとかだれか遊んでいる人は大丈夫だろうかと、こういう心配もあるわけですね。公津の杜に調節池ありますよね、公津の杜に宗吾参道からずっと成田のほうへ行く。あそこもですね、大雨が降ったら入らないようにと言ってありますけれども、警報装置も何もないわけですね。だから、そういう意味でね、やっぱりそういう調節池というのも一見ゲリラ豪雨に対しては弱いところがあるということで、河川のですね、やっぱり修復から、それから親水公園、これやっぱり国交省はですね、よくチェックしろよという指示をですね、出しております。そういう意味でこの調節池がですね、設置したらどういうふうな安全対策をとっていくのか、どういうことを考えているのか、設置するとした場合ですよ。私は京成のやっぱり調節池というのは、ちょっとこう余り好ましくないなと思っているわけでありますが、町は調節池、調節池と言っているんで、そういうことまで考えているんじゃなかろうかということで質問するわけであります。
以上、簡単で2点の質問をいたします。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、7番議員、引地議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。
1点目の酒々井インターチェンジと南部地区新産業団地の進捗状況についてのご質問でございますが、2番議員、御園生議員にお答えいたしましたとおりでございますが、酒々井インターチェンジ整備事業における用地買収状況につきましては、県事業で実施されているインターチェンジ本体とアクセス道路に係る部分は現在事業計画面積約10.6ヘクタールのうち約42%の取得状況であります。また、町事業で実施するアクセス道に係る部分は、計画事業面積約2ヘクタールのうち約91%の取得状況であります。今後も引き続き地権者や関係者の方々のご協力をいただきながら、用地取得を進めてまいります。
次に、平成17年11月21日付で千葉県、都市再生機構、町の三者による基本協定を締結しておりますが、ご質問の細目協定の調印につきましては、細部について調整を行っているところです。
なお、時期につきましては、調整ができ次第、締結してまいりたいと考えております。
次に、都市再生機構とオリックス不動産株式会社のその後の動きにつきましては、平成21年3月末の土地譲渡請負契約凍結に向けた鋭意協議が進められております。また、オリックス不動産株式会社においては、事業計画を作成中であり、その内容といたしましては募集要綱に基づき、地域経済の活性化に寄与する施設導入が検討されているとのことでございます。
次に、都市再生機構の区画整理事業の見込みぐあいにつきましては、都市再生機構は平成20年5月19日に国土交通大臣に対し酒々井南部土地区画整理事業の事業計画認可申請を行い、6月13日から同月26日まで施行指定及び事業計画に係る関係図書の縦覧を行いました。その後、7月10日まで当該縦覧に対する意見書の受付を行った結果、地権者以外の3名の方から千葉県知事あてに意見書が提出されました。今後当該意見書について10月28日開催予定の県都市計画審議会で諮問され、順調に推移した場合、年内の事業認可を予定しているところでございます。
2点目の治水問題についてのご質問でございますが、本定例会初日の全員協議会で説明があったとおり、河道の改修、調節池の設置、流域における貯留浸透対策を行い、総合的な治水対策を推進することとした基本計画を策定しました。整備に係る事業順位は、中川流域の特性を考慮した上で費用対効果、事業期間等の優位性から調節池を優先して整備していくことと考えております。特に今年度からは新たに設置いたしました中川流域の治水対策に関する町内検討会において具体的な事業実施方針を決定するとともに、その内容についてトケ崎、中川、上郷地区を対象とした事業説明会や被災地域住民の代表の方々との合同現地調査を行い、説明を行っているところであります。今後もこれらの内容等につきましては、広報資料や町のホームページ等のさまざまなツールを活用し、広報に努めてまいります。
次に、調節池設置に係る全体費用につきましては、現在まで実施した基本設計や地質調査結果の諸条件等により概算事業費といたしましては5億円程度を見込んでおります。
なお、最終的な事業費につきましては、容量の増加や今後の調節池詳細設計、用地取得のための不動産鑑定の結果等により確定してまいりたいと考えております。
次に、各地で多発している1時間に100ミリ以上の降雨があった場合の安全面の対応につきましては、最近の局地的なゲリラ豪雨により被害が全国的にも多発していることは大変憂慮すべきことと思っております。こうした状況等を踏まえ、中川及び周辺地域のような被害の想定される場所につきましては、平常時より気象現象の理解、事例研究をし、さらに事前に避難場所や避難経路の確認の徹底はもとより大雨が予想される場合などについては、地元関係者、町、消防関係機関との速やかな連絡体制による災害の予防対策を初め万一水害が発生した場合には、被害拡大防止のための対策に努めてまいります。
なお、現在中川地区及びトケ崎地区の流域関係者の方々と水害対策に関して協議を行っており、今後も引き続き進めてまいります。
また、河川施設の整備水準はその河川の重要度を遵守するとともに既往洪水による被害の実態、経済効果等を総合的に考慮して定めるものとされております。このことから中川の整備については、おおむね10年に一度程度発生する洪水、時間最大雨量約54ミリメートルでございますが、に対して防御することを基本とし、あわせて現状で既往洪水である平成16年9月洪水規模の再度災害が防止されるよう施設整備を実施してまいります。しかしながら、時間雨量100ミリメートル以上のいわば想定外の豪雨に対しては、ハードである河川施設のみで被害を完全になくすことには事業コストや整備にかかる時間等を考慮するとおのずと限界があり、先ほど述べましたとおり、洪水はんらんした場合の供えを確立して、被害の最小化を図ることが必要となります。このような降雨強度が強い雨に対しましても、上流に調節池があることにより下流への洪水流出量を減らすことなど、減殺効果が期待されるものであります。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 7番議員、引地修一君。
〇7番(引地修一君) 午前中のやりとり同じようで、肝心なところはやっぱり聞けないということですけども、私はですね、やっぱりオリックスがですね、進出するということでどういうふうに事業を展開するのかということはですね、この募集要綱に書いてあるようにどういうことをやるんだということをですね、事前にね、URに言わなきゃいかぬというような条項もあるんですが、言っているはずなんですけどね、しかしそれは町も多分に把握していと思いますけども、まだ来るかどうかわからぬので言わないと思うんですけどね。
それから、事業の規模もですね、再三言いますけど、町長が言われたように、成田の土屋のイオンのね、一回り、二回りも下ということであれば大したことないなと、こういうふうな感じはしておるわけですけども、大したことがないからむだな道路はつくらないようにしようというのが私の考えですが、情報公開という意味ではですね、私はやっぱりニューしすいをもってね、ニューしすいで情報公開をしていくのよというふうに午前中もですね、菊地議員の質問にも言われて思いましたけども、しかしこのオリックスのことについてはですね、町からの正式なですね、企業名をオリックスがね、土地予約契約をしたというようなことはですね、そういう広報はなされてないわけですよね、1つも。1回たりともね、正式にオリックスという名前は出てないんですよね。議会で出ましたよ、私の情報なんかも出しましたよ。広報ニューしすいで私の記憶ではオリックスという名前は1回も出てないと。ちょっと確認してください、それは。私は認知症が近くなったんで覚えてないかもしらぬけど、広報ニューしすいにはオリックスという名前は出てないとかように思うわけであります。
だから、そういう意味では今後のですね、やっぱりオリックスの動向、その他をですね、広報ニューしすいでね、やっぱり伝えていくのかどうか、ここを確認したい。
それからですね、中川の調節池、今町長詳細、その他含めて5億円とこう言われましたね。確かにですね、この平成20年度予算のあらましというね、この冊子が我々議員にね、3月もらいましたよ。最初はこれもらって、このときは6億円と書いてあったんですね。ところが議会初日の冒頭のときにですね、6億円は間違いでありましたと、差しかえてくださいと、5億円ですというふうに冊子の差しかえがあったんですね、数字の差しかえが。これは議員諸氏はね、全部知っておられると思いますけども。今も町長言われたように5億円とおっしゃっておるんで、それと整合性が合うわけでありますが、しかしですね、まちづくり交付金のですね、第2回の変更ですね、平成20年3月10日のダウンロード、国土交通大臣通知という町のホームページを見てみますとね、これ6億円となってますね。この中川の町交付の申請は。6億円となってね、国土交通大臣もですね、6億ということで通知しておるわけですね。何とこれね、ホームページ上ですけども、3月10日の通知なんですよ。ということは。3月議会はね、3月4日から3月12、3日まであったと思いますけどもね、町は6億と最初は出した冊子を5億と変更した。ところが議会の開会中であるにもかかわらずですね、国土交通大臣から通知があったのはですね、このホームページ見ると6億円とこういうふうにまち交の申請がなされているんですね。だから私は言っているわけですね。平気で1億か幾らの数字はね、あっちゃこっちゃ、あっちゃこっちゃ変わっている。何を信用すればいいのとこう思っているわけですけどね。もしそうであればですね、議会の開会中ね、いやいややっぱりまち交の交付金はですね、6億と認められたんですよということをやっぱりまた再度議員にですね、やっぱりこの数字は6億ですというふうに伝えてもらわないと。その部分は伏せるわけですね。何か6億から5億になって1億もね節約できたのよというふうな聞こえがいいですね、そういうふうに思うんですけども、実は精査何もしてないんじゃなかろうかというふうに私は思うんですね。これはまちづくり課のですね、ホームページに載っておりますけどもね、国土交通大臣通知3月10日、このあたりはですね、まちづくり課長、本当に何億なんですか、何を信用すればいい。このホームページの内容が間違っているのか、今町長は5億とおっしゃった。だから、そういう精査といいますかね、本当はきちんとした金額をですね、やっぱり積み立てたやつを、それを町民あるいは議会にね、知らせるのが本当だと思うんですけども、いわば私の口汚い言い方で言わせてもらうと、いいかげんだなと。いいかげんなことでこういう事業を進めているなとこう思うわけですね。そこをどういうふうにね、我々議員にですね、説明するのか、どう精査したのか、どう検証したのか。このまち交の申請のですね、6億と今町長が言われた5億とどっちが本当なのかということを私は聞きたいです。これは担当課のまちづくり課長、ちょっとホームページいろいろつくっておられるのでね、おわかりだと思うんで答えてください。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 6億というのはですね、貯留浸透施設を入れての話です。ですから、それをストリップで取ると池については5億ということです。
〔何事か言う者あり〕
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、布施秀夫君。
〇まちづくり課長(布施秀夫君) まちづくり課でございます。5億か6億かということにつきましては、今町長申し上げたとおりでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 産業課長、京増孝一君。
〇産業課長(京増孝一君) オリックス不動産の関係で広報のほうされてないんじゃないかということでご指摘いただきましたけれども、6月議会終了後、回覧にて酒々井南部地区新産業団地についてということで、6月27日付で自治会を通じまして各戸のほうに回覧をお願いしてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(ア長雄君) 7番議員、引地修一君。
〇7番(引地修一君) 終わりにしますけどね、京増課長に言いたいのは、私が言ったのは広くみんなにね、町長は情報公開をして、それをですね、今後もね、広報ニューしすいをもってね、広く情報公開していくよという午前中の答弁だったんで、回覧はね、これは全戸配布じゃないんで、これは回覧でね、やっぱりよくわからない人がいるんですね、見てない人もたくさんいるんです。したがって、広報ニューしすいでは何にもやってないでしょうと、こういうふうに私は質問したわけなんで、実は広報ニューしすいには載ってないんです、オリックスは。町長は午前中にね、菊地議員の質問に情報公開をね、広報ニューしすいとかホームページね、通じてやるんだとおっしゃってたんで、そこを確認したんです。
それからもう一つ、中川の問題についてね、浸透升を含めてね、6億だとこう言っておられますけども、そういう金額の詰めがね、じゃ浸透升が1億円なのかと、全部でね。じゃその中川については5億とおっしゃってたんでね、さらに1億円がね、その差はね、浸透升も含めてるんだということであれば、1億円の浸透升なんですかと、どこかの家庭じゃないけど、道路とかつくるのにね。この第2回の変更ではそういうのは何にも書いてないんですよね、浸透升幾らとか。この流域のですね、排水路整備事業で5,200万は載ってますよ。だけど、浸透升がどうだというのは載ってない。中川流域防災事業で6億と、これは当初からそういうふうになっている、6億。だから、そういう意味からするとね、3月議会で6とプリントアウトされたこの20年度予算のあらましがですね、これ浸透升載ってたかもしれませんよ。それが今度は浸透升も含めて5になっているかもしれない、5だというふうに数字が訂正になっている。ところがまた3月、3月じゃなくてその第2回変更はね、議会の開催中にあったときにはいつの間にか6になったと。そういう整合性を私は言っているのでね、非常にこの数字があいまいでね、何を信用すればいいのか。大事なのはですね、1億という額はですね、平気でこう上になったり多くなったり少なくなったり、町民の税金のですね、1億、負担はですね、町民は6,000万するわけですよ。4,000万は国からですけども、それが平気で動くというのはね、どうもね、本当にいいかげんな数字だなと、かように思うんです。そこをもう一回本当に何なのというふうにね、聞いてますから最後ですからお答えください。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 利益対策ということで大室台小学校グランドとか含めてですね、トータルな利益対策をしようということで、それ以外にも公園等あったわけでございますが、そういう中の費用ということで掲載、計上されていたものでございます。
それになお、その辺については詳細設計等はまだしておりませんので、確定した数字ではないんですが、要するに池と流出抑制施設の双方を合わせて6億ということだと思いますので、そういうことで何ら矛盾はしておりません。
以上です。
〇議長(ア長雄君) それでは7番議員、引地修一君の一般質問は終了しました。
しばらく休憩します。
(午後 3時29分)
〇議長(ア長雄君) それでは休憩前に引き続き再開します。
(午後 3時40分)
◇ 佐 藤 修 二 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に6番議員、佐藤修二君。
〔6番 佐藤修二君登壇〕
〇6番(佐藤修二君) 6番議員の佐藤修二でございます。私は今回の議会で大枠で2点について質問をさせていただきます。
1点目は、酒々井リサイクル文化センターについてでございます。この酒々井リサイクル文化センター、佐倉市、酒々井町清掃組合の事業として昭和62年の4月に一般廃棄物総合処理施設として稼働を開始をしております。この施設のメーンの焼却炉、日量60トン炉が2基、日量100トン炉が2基、合わせて公称320トンの焼却能力を持つ流動床式焼却炉として現在可燃ごみの搬入量に合わせて稼働していると説明をされております。搬入されるごみにつきましては、公害基準をクリアできる、性能を持つこの施設で処理をされ、再資源、再利用することで埋立ての最終処分量を低減する役目を果たしていると言われております。このリサイクルセンター、焼却炉処理施設のほかに粗大ごみの処理施設、最終処分場、最終処分場の浸出液の処理施設、そしてリサイクルセンター等多用途の施設も含まれておりまして、またエネルギーの有効利用につきましても焼却予熱を利用した場内での発電あるいは周辺施設に蒸気給湯の供給、そして墨コミュニティープラザのおふろへの蒸気給湯の供給等行っておりまして、環境の保全に万全を尽くしているという説明をされております。私も三、四回この酒々井リサイクル文化センター見学をさせていただきましたが、その中で特に私自身焼却炉と温水プールが通常は併設されておりますので、それが併設されてないということで、特にこの焼却予熱より発生する蒸気給湯の供給については、関心を持っておりまして、いろいろとセンターの職員の方に質問をさせていただいております。技術的なことあるいは事務的なことには比較的回答をいただいておりますが、なかなか政策的な問題とか政治的なものということには余り答えられないというようなことでございましたが、この蒸気給湯の供給につきましては、町民の皆さんの中にも非常に関心を持っている人がいまして、町民の健康増進のためにあるいは地域活性化のためにぜひとも温水プールの実現を目指してほしいというような声は町内に多くあります。そこで4点について質問をさせていただきます。
1点目は現在可燃ごみの搬入量は佐倉市が9割、酒々井町が1割ということで、搬入量に応じて焼却炉を稼働させているというような説明がされております。ところがこの焼却炉、先ほども申し上げましたように、公称320トンの焼却能力を持っておりまして、60トン炉が2炉、100トン炉が2炉、4炉あるわけですが、実際にこの4炉にどのような、どの程度の余裕があるのか。そして、また現在どの炉が稼働しているのか。といいますのは、これは稼働年数と耐用年数の問題も絡めて質問をしているわけでございますが、と同時に月平均の可燃物の搬入量と焼却によって発生する焼却灰の発生量についてもわかる範囲でお伺いをいたします。
2点目は焼却炉より出る焼却灰、これは埋立処分場に埋立てるわけですが、この1期の工事がこの平成5年9月に埋立てを完了をしております。現在埋立てている処分場については、これが最終的な処分場になると思いますが、この処分場の埋立て完了時期はどのようになっているかをお伺いします。
それと同時に焼却灰を埋立てているということで、この埋立て完了後の土地利用に制約があるのかどうかもあわせてお伺いをいたします。
3点目は焼却炉320トンの能力があるわけですが、稼働順にですね、ローマ字で表示をしておりますが、AB系については、この60トンの2炉、これは昭和62年の4月より稼働をしております。そして、C系のこの100トン炉の1基については、平成2年の3月より稼働しております。一番新しいD系の100トン炉の1基については、平成17年の5月より稼働を開始しております。通常焼却炉の耐用年数は25年から長くて30年と言われております。そうしますと、昭和62年にこの稼働し出した焼却炉あるいは平成2年の分については、だんだんと耐用年数は迫ってきております。今後焼却炉自体は非常に金額の高いものでございますので、今度どのように対応をしていくのかどうか、お伺いをいたします。
4点目は、この焼却予熱を利用した温水プールの実現を望む声は町内には多くあります。現在の酒々井町の財政状況の中で焼却炉をすぐにというわけにはいかないことは私も理解しているわけですが、中・長期的に見て、私は南部の開発、南部の開発のスケジュール的なものは当然順序としてURの造成工事が終わった後に進出企業が参入してくるという順序になると思いますが、私がこういう進出企業の民間活力を導入した温水プールの実現の検討はできないものか、町のほうにお伺いをいたします。
また、その際に民間ということで、蒸気給湯の供給が可能なのかどうかについてもお伺いをいたします。
2点目は町内の放置自転車についてでございます。千葉県警の発表によりますと、酒々井町の犯罪の認知件数は千葉県下56市町村の中で常にワースト10以内にランクされております。その中で特に自転車盗の件数が非常に多いということでこのランクを上げております。私どもは町内に放置自転車が多くあることを考えると、この犯罪件数と放置自転車には因果関係があるんじゃないかと私どもは思っております。防犯ボランティアとしてパトロールをしておりますが、ここ一、二年我々なりにこの放置自転車の実態を調査をしております。特にJR酒々井駅東口、西口には放置と思われるような自転車が6カ月たっても1年たっても取りに来ない、持ち主のわからない自転車が100台単位で放置されているのを我々は確認をしております。以前役場のほうに放置自転車の処理についてお伺いをしたことがありますが、その際は自転車条例だったと思いますが、それによると警告書を張りつけて、一定期限が過ぎた後、なおかつ3カ月を過ぎたものについては処分の対処になるというようなことを聞いておりますが、我々ここ一、二年いろいろと調査する過程ではそういう処分の後は見られておりません。急遽だと思いますが、先々月ですか、7月に町のほうで放置自転車の確認作業を行ったような形跡がございまして、黄色いテープを自転車に張って保管場所に集められているような状況が見られておりましたけれども、正規の手続を経て処分された放置自転車については、早急に処理をしていただきたいと思います。
7月の中旬に私ども自転車のリサイクル作業を行っているリサイクルセンターの見学をさせていただきました。シルバー人材センターの方が一生懸命放置自転車のリサイクル作業を行っておりまして、仕上がりの自転車は統一価格で3,000円で販売をしているということで、売れ行きもよくてですね、私どもが見学をさせていただいた折には、仕上がりの自転車は1台もないような状態でございました。ただ、私たちが驚いたのは、それと同時に作業しようにも放置自転車が1台もないような状態でございましたので、どういうことかということでお尋ねをしましたところ、放置自転車の入荷がないというようなことでございました。なぜ入荷がないのかなということでいろいろ話をしたんですが、わからないというようなお答えしてましたけども、リサイクルセンターとしては100台程度の受け入れは可能だという話をしておりました。そういう話をしている中で、放置自転車の今までの入荷は佐倉市からだけで、酒々井町の放置自転車は入ってこないんだというようなことをお聞きしまして、町内に放置自転車が非常に多いことを考えると、なぜだろうということで見学を終わって帰ってまいりましたが、そこで4点についてお伺いをいたします。
1点目は、酒々井町の放置自転車の処分手続はどのようになっているのか。また、過去一、二年そういう実績があるのかどうかについてお伺いをいたします。
2点目は、正式な手続を経て処分された酒々井町の放置自転車の処理はどういうふうに処理をしているのか。また、先ほどお話ししましたように、リサイクルセンターには酒々井町から放置自転車は入ってこないというようなことを聞いておりまして、特に何か理由があるのかどうか、お伺いをいたします。
3点目は、JR酒々井駅の東口、西口にはこの放置と思われる自転車が先ほども申し上げましたように6カ月たっても1年たっても取りに来ない持ち主のわからない自転車が100台単位で放置されております。7月に多分役場のほうでも確認作業を行ったと思いますが、これからも放置自転車は相当出てくると思います。7月に行った確認作業の結果についてお伺いをいたします。
4点目は、京成宗吾参道駅前、この宗吾参道駅前はちびっこ天国の開園時あるいは宗吾参道の行事のある前にはボランティア団体が周辺の道路を清掃をしております。ちょうど駅からおりてちびっこ天国側の道路沿いには、放置自転車というより鉄くず状になった自転車が六、七台かたまっているのを今年も確認しましたし、去年も確認をしております。酒々井ちびっこ天国を訪れるお客さんには、美観のためにはよくないなというようなことを皆さんで話しております。これについてなかなか町のほうでも処理をしていただけないでいるわけですが、ほかに処分先があるのかどうかわかりませんが、その点について町のほうにお伺いをいたします。
私の質問は以上大枠で2点について質問をさせていただきました。よろしくお願いします。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、佐藤議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えさせていただきます。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えいたします。
1点目の酒々井リサイクル文化センターについてのご質問でございますが、酒々井リサイクル文化センターの施設管理及び運営につきましては、佐倉市、酒々井町清掃組合の副管理者の立場でお答えさせていただきます。焼却炉の稼働状況につきましては、組合の焼却炉は4炉構成でございまして、おのおのの焼却炉をごみの量にあわせてローテションを組み、順次稼働いたしております。通常4炉稼働させることはなく、1炉は点検整備をしてすぐに稼働できる状態で待機させております。4炉の同時稼働では、焼却炉の故障等の緊急時にごみ処理が停滞してしまうおそれがあるため、予備炉的な考え方の稼働ローテションとなっております。また、酒々井リサイクル文化センターへの平成19年度月平均の可燃ごみ搬入量は4,075トン、酒々井町分が466トンでございます。焼却灰の発生量は397トン、酒々井町分46トンであります。
次に、焼却灰の最終処分場への埋立ては、平成13年度までに行っておりましたが、その後は全量をエコセメントの原料として資源化され、現在埋立て処分をしているのは構成市町から分別収集されております不燃ごみが主なものとなっております。この不燃ごみにつきましては、平成19年度の後期から収集袋のごみを再度場内にて分別することにより、埋立て物の減量化及びごみの中の資源物の選別を推進しております。その結果、処分場の延命化が図られ、現状で進めば平成38年度ごろが埋立て完了時期と予測しておりますが、完了後も水質等の検査を継続して行う必要があります。
なお、埋立地は遮水シートを張ってあり、くいを打ち込む建造物の建設には適さないため、土地の表面を緑地等として利用するということは可能でございます。
次に、現在A、B系が21年、C系が18年の稼働期間を経ておりますが、組合の基本計画では3炉とも平成31年度まで稼働することを想定しております。
次に、佐倉市、酒々井町清掃組合では、場内で使用する電力をできるだけ予熱利用による自家発電で賄い、購入する電力を減らしております。
なお、平成19年度実績では、場内で使用した後の余剰電力は東京電力に売電し、約1,100万円の売却益を上げております。また、発電のほかには予熱利用として酒々井コミュニティープラザの浴場への給湯を行っておりますが、佐倉市と酒々井町から発生するごみの量は減少傾向にあります。現施設では施設の能力に対して稼働率が約60%でありまして、さらなる蒸気の余剰は見込めず、稼働率の向上が図られない限り、温水プール等への熱供給量の確保は難しい状況にございます。
なお、議員ご提案の南部地区開発にあわせた進出企業等の民間活力による温水プールの建設等につきましては、町民からの要望も強いことから前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、布施秀夫君。
〇まちづくり課長(布施秀夫君) まちづくり課でございます。よろしくお願いいたします。
では、議員からの町内におけます放置自転車についてということで、4点ご質問をいただいておりますので、順次お答えさせていただきます。放置自転車の処分手続につきましては、放置自転車の台数、防犯登録番号、車体番号等の調査を行いまして、その後佐倉警察署に照会をし、移動保管自転車の告示及び所有者への引き取りの通知を行い、引き取り手のない自転車について処分の対象としております。この期間につきましては、議員のほうからもお話しございましたように90日と、告示後の90日後に処分というような内容でございます。
次に、過去2年、3年の実績ということでございますが、これにつきましては、放置自転車の撤去につきましては、その状況に応じて具体的に対応をさせていただいております。京成酒々井駅の自転車駐車場につきましては、平成17年度に519台、平成18年度に504台ということで撤去させていただいております。ただ、自転車等の腐食が大変ひどうございまして、再利用ができない自転車等があったため、平成19年の7月にリサイクルセンターには搬入せず、廃棄処分とさせていただきました。また、今年に入りまして、6月、7月にJR酒々井駅自転車駐車場に放置されている自転車等ということで541台ございました。そのものに調査票というようなことで票を貼付いたしまして、その結果使用されていない放置自転車等が170台ということが判明いたしました。そのことによりまして、移動保管を行い、佐倉警察署に照会を行って、現在所有者への通知の手続を行っておるところでございます。
なお、過去に移動保管いたしました自転車等250台につきましては、腐食が激しいため同様に廃棄処分にさせていただいたと。
なお、移動保管した自転車等で引き取り手のない自転車につきましては、再利用できる自転車のみリサイクルセンターへ搬入をさせていただく予定でございます。
また、宗吾参道駅前の自転車置き場という内容かと思いますが、具体的には京成の宗吾参道駅前の自転車置き場につきましては、京成電鉄の所有地の広場ということになっております。具体的に平成19年の7月にはその撤去を申し入れをさせていただいております。同年11月に撤去作業をしたということで報告を受けまして、その確認もさせていただいております。また、その後議員からのご指摘もございましたように、ちび天側の自転車の撤去あるいはこちらの反対側の回転広場ということで言っておるんですが、今申し上げました京成電鉄の広場におきましてもその自転車の撤去を今後とも申し入れていきたいと。
また、定期的に町といたしましては、道路パトロールということで実施しておりますので、その際にも注意を払いながら現地確認を行いまして、京成電鉄に適宜撤去をしてくれるよう申し入れを行ってまいりたいということで考えております。
以上よろしくお願いいたします。
〇6番(佐藤修二君) 結構でございます。
〇議長(ア長雄君) それでは6番議員、佐藤修二君の一般質問が終了しました。
◎散会の宣告
〇議長(ア長雄君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。
(午後 4時09分)