平成18年第4回酒々井町議会定例会会議録(第2号)
議 事 日 程(第2号)
平成18年12月12日(火曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(18名)
1番 引 地 修 一 君 2番 菊 地 宏 君
3番 永 井 勝 君 4番 平 澤 昭 敏 君
5番 越 川 廣 司 君 6番 木 村 亨 君
7番 江 澤 眞 一 君 8番 秋 本 和 仁 君
9番 原 義 明 君 10番 竹 尾 忠 雄 君
11番 森 本 一 美 君 12番 山 口 昌 利 君
13番 篠 原 岩 雄 君 14番 石 渡 一 光 君
15番 地 福 美 枝 子 君 16番 小 早 稲 賢 一 君
17番 ア 長 雄 君 18番 岩 澤 正 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 教 育 長 津 田 藤 人 君
参 事 齋 藤 甲 一 君 参 事 戸 村 喜 一 郎 君
総 務 課長 神 保 弘 之 君 企 画 政策 京 増 孝 一 君
課 長
財 政 課長 宮 川 義 典 君 税 務 課長 内 田 博 道 君
住 民 課長 遠 藤 泉 君 福 祉 課長 仲 田 義 秀 君
人 権 推進 石 井 八 仁 君 健 康 課長 矢 部 雄 幸 君
課 長
生 活 環境 福 田 和 弘 君 経 済 振興 嶋 田 孝 男 君
課 長 課 長
建 設 課長 水 藤 正 平 君 まちづくり 石 川 丈 夫 君
課 長
水 道 課長 櫻 井 照 嘉 君 会 計 課長 本 橋 宗 明 君
庶 務 課長 山 崎 信 二 君 学 校 教育 角 井 一 郎 君
課 長
社 会 教育 岩 舘 實 君 農業委員会 佐 藤 悦 朗 君
課 長 事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 幡 谷 公 生 書 記 小 川 淳 一
書 記 藤 平 享
◎開議の宣告
〇議長(ア長雄君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(ア長雄君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。
◎一般質問
〇議長(ア長雄君) これより日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
◇ 越 川 廣 司 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、5番議員、越川廣司君。
〔5番 越川廣司君登壇〕
〇5番(越川廣司君) 皆さんおはようございます。議席5番、しすい会の越川でございます。しすい会を代表いたしまして質問をさせていただきます。
私たちしすい会は、公正・誠心をモットーに開かれた町政を目指しまして、町民、行政、議会が一体となりまして、議会から改革をしてまいる考えで活動しておるところでございます。近年は特に地方自治体を取り巻く環境が地方分権、三位一体改革の影響を受けるなど、酒々井町の行政運営は年々大変厳しい状況に置かれております。そのような中において町長は豊かな自然と伝統を大切、活力あるまちづくりを目指し、1年を経過をしたところでございます。
それでは、通告に従いまして質問をいたします。私の質問は大きく分けて3点でございます。町長が就任されまして今日まで、助役、収入役の欠員のまま1人で三役を務めてまいり、大変ご苦労をされている様子を察するものでございます。国においては地方制度調査会の答申を受けまして地方分権に資するとともに、地方公共団体の自主性、自立性の拡大を図るため、必要な措置を講ずるとした地方自治法の一部改正、関係法律の整備を進めております。その内容から助役の制度を変えて副町長に改正をし、現在の内部的な長の補佐的役割に加えまして、長の命を受けまして自治体に係る政策及び企画についての役割を明確化した改正でございます。また、収入役につきましては、特別職である収入役を廃止をいたしまして、一般職である会計管理者を置くこととしております。そこでお伺いをいたしますが、町長は国の考え方、近隣町村等の状況、また酒々井の現状を考えた中で、副町長及び会計管理者の設置条例をいつごろ、どのような考え方で改正をしようとしているのか、お聞かせをください。
次に、新合併特例法についてお伺いをいたします。11月14日の新聞報道によりますと千葉県は11月13日の県市町村合併推進審議会の市町村合併推進構想の素案を明らかにいたしました。県は審議会の議論を踏まえまして、年度内に構想を作成するとしております。また、11月の15日にアンケート調査の結果が掲載をされておりました。アンケート調査に対しまして町長の感想をお聞かせをください。酒々井町の現状を考えた中で、どのようなお答えをしたのかをもあわせてお願いをいたします。
また、国の方策を受けて千葉県が素案を明らかにしましたが、町が置かれている現状、そして将来を見据えた中で町長の考え方をお聞かせください。
次に、新年度予算についてお伺いをいたします。町長は五つの政策、三つの約束を掲げ就任をして、初年度の18年度の予算編成においても大変厳しい中での予算編成をしたとご答弁をいただいておりますが、1年ごとに厳しくなると思われます。来年度はどのような点に力を注ぐのか。また、その重点施策について詳細についてお聞かせをください。
さらに、自立のためのまちづくり推進会議、また安全・安心なまちづくり推進会議の提案がまとまりつつあると聞いておりますが、新年度予算にどのように反映をされるのか、お聞かせをください。
最後に、予算編成にあって三位一体改革の酒々井町の影響についてもお聞かせを願いたいものでございます。
以上で私の第1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) 皆さんおはようございます。よろしくお願いします。きょうから一般質問をお受けすることになりました。逐次お答えしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
まず、5番議員、越川議員からは2点のご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。なお、具体的な内容によるものは担当がお答えいたします。
1点目の町長の政治姿勢についてのご質問でございますが、副町長及び会計管理者の設置条例の考え方につきましては、平成18年6月7日に公布され平成19年4月1日から施行されます地方自治法の一部を改正する法律において、市町村の助役及び収入役制度の見直し等の措置が講じられたことによるものでございます。これらの措置につきまして具体的にご説明申し上げますと、助役制度の見直しでは、市町村の助役にかえて副市町村長を置くこととし、副市町村長の定数については条例で定めることとされました。なお、従前の助役と同様、条例で副市町村長を置かないこともできることとされております。また、収入役制度につきましては、収入役が廃止され、普通公共団体に会計管理者を1人置くこととし、一般職の職員のうちから地方公共団体の長が命ずることと規定されております。こうした法律の改正に伴い、当町における助役制度の見直しにつきましては、平成17年度から助役空席の状態が続いておりますが、その間参事職を配置して助役の役割を果たしておりますことと、厳しい財政状況を考慮する必要があると考えております。ただこのことにつきましては、周辺町村の動向を見ながら3月議会を予定しております。また、収入役制度の見直しにつきましては、法律に基づき対応していく考えでございます。
次に、読売新聞のアンケート調査に関することにつきましては、10月に読売新聞社より全国市町村アンケート質問票が送付され、38の質問項目のうち合併関連の質問が26項目あり、選択方法によるアンケートでございました。アンケートでお答えした内容を幾つか申し上げますと、「将来、合併または再合併は必要だとお考えですか。必要な場合、いつごろまでに実現したいですか」との設問がございました。この設問につきましては、「必要かどうかを検討する」を選択いたしました。また、「新合併特例法は知事に合併協議会の設置勧告やあっせんの権限を持たせるなど、都道府県主導の色合いが強くなっております。このことについて、最も近いものを一つ選んでください」との設問につきましては、「合併の枠組みを示す自主的な合併推進構想を示し、後は自治体に任せるべきだ」を選択、回答しております。
次に、町の現状につきましては、新合併特例法では県は総務大臣が策定する基本指針に基づき、市町村の合併推進に関する合併推進構想を策定することとなっており、このたび県はその構想案を発表いたしました。現在12月15日まで意見募集を行っており、結果を踏まえて千葉県市町村合併推進審議会で審議され策定されるものと考えております。構想案における市町村合併の組み合わせは中長期的な視点を持って、県がおおむね人口10万人程度以上の規模を基本として示したものと認識しておりますが、町といたしましては、平成17年3月に実施した住民投票の結果を尊重し、自立した行政運営ができる基盤づくりを築くため鋭意努力しているところでございます。
2点目の新年度予算についてのご質問でございますが、明年度の町財政の見通しから申し上げますと、国においては経済は回復基調にあると言われておりますが、自主財源の主なものが住民税と固定資産税中心の当町におきましては、依然として財源の増加は期待できない状況にあると言えます。また、あわせて国の構造改革の断行による三位一体の改革の影響などにより、危機的とも言えるような厳しい状況にあるものと認識しております。そこでこのような状況にございますが、財政の健全化を図り、適正な行政水準の確保と、それによる安定的な住民福祉行政の堅持を基本として現在予算編成方針を定め、鋭意作業を進めております。
初めに、重点事業につきましては、ご承知のとおり現在町では第4次酒々井町総合計画の第3期基本計画の策定作業を進めておりまして、明年度はそのスタートの年となります。したがいまして、19年度予算の重点事業につきましてもこれに沿って計画的に実施してまいる考えでございます。現在計画につきましても、予算につきましても作業中でございまして、確定ではございませんが、大きな事業といたしましては南部関連事業、中川流域防災事業を具体的に実施段階に移行することなどを考えております。また、少子高齢化対策といたしまして、子育て支援事業の充実や生涯学習関連事業の充実などに意を注いでまいりたいと考えております。いずれにいたしましても大変厳しい財政状況下でございますので、どこまで予算に反映できるか、現段階では明確に申し上げることができませんが、各方面からのご意見を参考にさせていただき予算編成に努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
次に、自立のためのまちづくり推進会議及び安全・安心のまちづくり推進会議の提言につきましては、新年度予算にどう反映されたかというご質問でございますが、両会議とも現在進行中でございます。また第3期基本計画、そして予算編成につきましても作業中でございますので、現段階では具体的に申し上げることができませんが、会議の中でさまざまなご意見をいただいておりますので、その中で予算に反映できるものは積極的に取り入れてまいりたいと考えております。
次に、三位一体の改革における平成19年度の予算への影響につきましては、明年度からは今までの所得譲与税による暫定的税源移譲から本格的な税源移譲になります。このあたりが影響の大きなものと認識しております。
なお、具体的な影響額につきましては財政課長がお答えいたします。
以上です。よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) 三位一体の改革におきます平成19年度予算への影響額につきましてお答えを申し上げます。
今回の制度改正では所得譲与税が廃止され、個人町民税所得割が増額となるわけでございます。この差額が当町への影響額でございまして、基準財政収入額ではこの税源移譲額が100%算入されるのに対し、個人町民税所得割の方では徴収率の関係もございまして、試算数値ではございますが約1,600万円ほどマイナスになることが予想されます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 5番議員、越川廣司君。
〇5番(越川廣司君) ただいまご答弁をいただいたわけでございますが、私の質問に対して全体的にやはり国、県の状況、あるいは近隣市町村の状況等、また町の状況考えながら、よりよい住みよいまたまちづくり進めていただきたい、こんなようなことで私の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) それでは、5番議員、越川廣司君の一般質問が終了しました。
◇ 木 村 亨 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、6番議員、木村亨君。
〔6番 木村 亨君登壇〕
〇6番(木村 亨君) 議席6番、しすい会の木村でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。
最初に、財政問題について何点かお伺いをいたします。まず初めに、財政健全化緊急対策計画についてお聞かせください。町の本年度の予算編成につきましては、平成16年10月に策定された酒々井町財政健全化緊急対策計画に基づき、現状に合わせて見直しを行い編成されたものであることと認識をしておりますが、本年度も既に上半期を終了した現在を踏まえて、来年度予算の見通しについて現時点ではどのように考えていらっしゃるのか、より一層の予算縮減が必要であるのか、また必要であるとすれば、その方針についてお伺いをいたします。
次に、普通地方交付税についてお尋ねをいたします。町の平成18年度一般会計当初予算の概要によりますと、普通地方交付税については国の平成18年度地方財政計画の中でその総額が前年度比9,906億円、5.9%の減と大幅な削減になっております。この大幅削減の影響は大きく、地方交付税の交付額は6億2,500万、前年度比1億9,500万、23.7%減という形になってあらわれてきております。政府税制調査会の次年度財政改正の基本的な考え方をまとめた答申が発表された今、町財政の今後の見通しについてお伺いをいたします。
続いて、地方自治体の財政破綻についてお伺いをいたします。北海道夕張市破綻のニュースが流れて以来、自治体の破綻が現実にあり得るという事実に酒々井町でも大きなショックを受けている町民の声が聞こえてきます。夕張市では360億円の赤字を20年で完済する財政債権計画の骨子を策定し、2007年度から自治体を財政再建団体に移行すると報道されております。町長は自治体破綻とはどのようなことであると考えておられますか、お聞かせください。
また、財政難に陥った地方自治体を再生するために国が歳出抑制や増税措置などを直接命令できる破綻法制について、その具体的内容を検討する新しい地方財政再生制度研究会が諮問機関として発足されたことも報道されておりますが、破綻法制の動きについて町長がどのようにとらえておられるのか、お尋ねをいたします。
次に、酒々井ちびっこ天国についてお伺いいたします。町長は前回の酒々井ちびっこ天国の取り扱いについての質問に対しまして、庁内で検討会を設置して検討をしているというご答弁をいただきましたが、その後の進捗状況についてお尋ねいたします。特に千葉県との協議はどのようになっているのか、お聞かせをください。
最後になりますが、酒々井町健康ビジョンについてお伺いをいたします。健康ビジョン策定後、これまでにどのような成果があったのか、お聞かせください。また、生活習慣病予防対策についての考え方をお聞かせください。
以上で私の第1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、木村議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えさせていただきます。なお、具体的な内容によるものは担当からお答えさせていただきます。
まず、第1点目の財政問題についてのご質問でございますが、初めに財政健全化緊急対策計画についての予算編成方針は、予算単年度主義の原則により若干は数年単位の展望を持ちながらも次年度を主眼とした考え方で策定されてきました。しかしながら、現在の厳しい財政環境の中では中長期的観点を明確にした上で次年度の予算編成に取り組む必要があることから、この計画を平成16年10月に策定したわけでございます。また、財政環境も刻々と変化いたしますので、本年度も19年度の予算編成方針策定の前に計画の見直しをしたところでございます。その概要につきましては、具体的な内容になりますので、財政課長がお答えいたします。
次に、普通交付税につきましては、地方分権改革の一環として平成19年度から地方交付税制度が見直され、基準財政需要額ベースで交付税全体の約10%程度が新型交付税として導入されます。内容としましては、人口と面積を基本として算定されることとなっており、今後さらに3年間で制定される地方分権一括法等による国の関与の縮小と併せて順次拡大し、全体の3分の1程度の規模を目指すこととされております。そこで新型交付税を含めた来年度の普通交付税の影響額の試算につきましては、具体的な内容になりますので、財政課長がお答えいたします。
次に、自治体破綻につきましては、北海道夕張市の財政破綻による財政再建団体への転落ということで話題となりました。これを契機として検討が進められております自治体破綻法制度は、自治体の財政が行き詰まった場合の債務の取り扱いや再建策をめぐり、民間企業の場合と同じように対処するという考え方に基づく法制度でございます。現在、国と地方の関係の見直し、いわゆる地方分権問題の中で地方債の発行の許可制から協議制へ移行、また一方では民間の連結債務の考え方を取り入れた実質公債費比率の概念の導入など、自由度、裁量度の拡大と併せて自治体運営の責任、いわゆる民間企業で言う経営責任でございますが、の明確化が進められておるように認識しております。この問題は地方交付税改革などとともに、今後本格的な検討がなされると聞いておりますが、いずれにしましてもこのようなことにならないよう十分慎重に財政規律を引き締め運営してまいりたいと考えております。
2点目の酒々井ちびっこ天国についてのご質問でございますが、長年にわたり町内外の子どもたちに親しまれてきた町の代表的な施設でありますことから、今後町が施設を譲り受けて運営することを前提とした場合、県からの支援として耐震強度補強工事費及び施設撤去工事費等として少なくとも3億円以上の県負担を要望しております。今月あるいは来月初めには県からの回答をいただく予定ですので、その結果を踏まえ結論を出したいと考えております。また、県との条件が折り合い譲り受けた場合は、運営方法など施設の有効活用等につきましてもさらなる検討を重ねてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、齋藤甲一君。
〇参事(齋藤甲一君) 担当参事の齋藤でございます。
それでは、続きます酒々井町健康ビジョンにつきまして、私の方からご答弁をさせていただきます。町健康ビジョンにつきましては、健康なまちづくりを進める上で町民一人ひとりの健康に関する意識を高めるような取り組みを促進し、さらにそれらを支援する環境の整備を図ることを目的に、酒々井町健康ビジョン推進計画を定め推進しているところでございます。なお、推進計画につきましては既に5年を経過しようとしておることから、現状に合わせて見直しを行い、先般健康ビジョン評価委員会を開催いたしまして、ご提言をいただいた意見をもとに、現在修正作業を行っておるところでございます。
ご質問のこれまでの成果についてでございますが、施設建設事業など長期的に検討を必要とするものもありますが、おおむね9割程度の事業につきましては計画に基づき実施しているところであり、町民の健康への意識も高まってきていることから一定の成果は上がっているものと考えております。
現在、当町の生活習慣病予防対策につきましては、各種の事業が健康ビジョン推進計画に盛り込まれておりまして、年齢に応じた健康相談や順天堂大学の協力を得て行っております運動による健康づくり講座などの予防を目的とした事業のほか、病気の早期発見、早期治療を目的に各種の健診事業を行うとともに、コレステロール教室など健康教育を実施しているところでございます。また、老人保健法の改正に合わせまして、今後は成人病予防としてのメタボリック・シンドロームの概念を導入した生活習慣病の予防としての住民健診や保健指導などの実施内容について検討しながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) 私の方からは財政問題の細部についてお答えを申し上げます。財政健全化緊急対策計画の概要と、それから新型交付税の導入によります当町の影響額予測、これについてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、財政健全化緊急対策計画の概要でございますが、平成19年度から平成21年度までの3年間の中期財政見通しの中で平成18年度予算をベースにした場合、平成19年度で約3億4,100万円、平成20年度で約4億1,900万円、平成21年度で約3億3,400万円の財源不足が生じ、財政調整基金を繰り入れても3年間で約8億8,100万円の財源不足が見込まれております。これは平成18年度予算をベースにした場合ということでございます。内訳を若干申し上げますと、このうちプロジェクト的な事業に係ります一般財源を除いた通常の予算だけ見ましても、3年間で約5億6,000万円の財源不足を起こすということを見込んでおりまして、またこれに南部関連事業、中川流域防災事業等の大きな事業等が加わるというものでございます。これに対処するため3年間で、歳出では内部管理費の徹底した削減、投資的経費の削減及びその他行政経費の削減に努めまして約4億2,700万円を削減し、歳入では税の徴収率の向上や受益者負担の適正化等に努めるとともに、企業会計からの借入金も含め約4億5,400万円の確保を図るという計画でございます。ただし、この計画は予算編成における中・長期的な視点での指標でございますので、当初予算編成におきましては現在作業中でございますが、この作業の中でさらに事業の精査、選択を行いまして歳出の削減を図ってまいりたいと考えておりますので、先ほど申し上げましたのは財政健全化計画の中の財源不足額ということでございます。
次に、2点目の普通交付税でございますが、新型交付税を含めた来年度の普通交付税の影響額を平成18年度ベースで試算いたしますと約4,600万円ほど増額になるということが見込まれます。しかしながら、現段階ではあくまでも試算数値ということでございますので、ご了承いただきたいと思います。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 6番議員、木村亨君。
〇6番(木村 亨君) どうも細部にわたりご答弁ありがとうございました。
私の質問これで終了します。ありがとうございました。
〇議長(ア長雄君) それでは、6番議員、木村亨君の一般質問が終了しました。
◇ 森 本 一 美 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、11番議員、森本一美君。
〔11番 森本一美君登壇〕
〇11番(森本一美君) 議席11番、森本一美でございます。しすい会に所属しております。私の質問は通告のとおり酒々井インターチェンジと南部開発産業団地についての質問から始まります。
まず、第1点目は酒々井インターチェンジについて伺います。酒々井インターチェンジにつきましては、広域な道路ネットワークを図ることから地域活性化インターチェンジ制度を活用して、県等と(仮称)酒々井インターチェンジ及び関連道路整備に関する基本協定書を締結し、それに基づいて事業が進められていることと思いますが、その現状と今後どのように進めていこうとしているのか、細目協定も含めて、その詳細についてお聞かせください。
それとともに、次に南部地区産業団地につきましても毎回質問してまいりましたが、この開発につきましては新たなまちづくりでありまして、町民雇用の場の確保と自主財源の確保、さらに地元業者の育成の観点から町の活性化を図るため早期着工を私は応援するものであります。そこで事業化に向けた、その後の進捗状況について細部にわたりお聞かせ願います。
次に、酒々井インターチェンジと南部産業団地の事業化に向けた関連事業につきましては、主体性を持って新しい発想で経費の縮減と優先順位をつけて段階的な整備手法を視野に入れて地元業者参入も考えながら実施するということでございますが、その財源はどのように考えているのか、年度別にお聞かせ願いたい。
質問の第2の教育問題でございます。教育問題の中で今全国的に問題になっているのがいじめ問題についてでございます。質問します。全国各地において小・中学校内のいじめ問題が毎日のように新聞、テレビで暗いニュースとして報道されております。国においても全国の小・中学校に対して調査を始めるなど大きな社会問題となっております。いじめ問題は力による暴力から言葉の暴力等さまざまであります。これはもう本当に千差万別でございます。特に言葉の暴力は受ける人の考え方、とり方によって大変大きな問題となっております。本年の12月1日の読売新聞の報道によりますと、佐倉市においては子どもたちのいじめの相談を受け付けるコーナーを11月から市のホームページに開催いたしまして、これまでに2件の相談メールが寄せられ、市長自ら励ましのメッセージを返信することによりまして、感謝する内容の返信があったようでございます。また、旭市においては学校教育課に相談窓口を設置し、電話相談カードを市内全部の児童・生徒に配布する対応としているようでございます。そこでお伺いしますが、酒々井町内の小・中学校においていじめ問題がまずあったのか、また現在もあるのか、もしあったとすればその対応として解決策について学校ごとお聞かせください。
以上で私の第1回の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、11番議員、森本議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。なお、2点目のご質問は教育分野になりますので教育長がお答えいたします。
1点目の酒々井インターと南部地区新産業団地についてのご質問でございますが、初めにインターチェンジの現状と進捗状況につきましては、県において9月19日から10月6日までの日程で関係土地所有者の境界立ち会いが実施され、地権者の方々のご協力により立ち会いが終了し用地測量が進められているところでございます。また、あわせてインターチェンジ本体及びアクセス道の地質調査や詳細設計が進められております。今後、本事業の早期完成を図るため、町が用地取得事務の一部を県から受託することとなり、そのための覚書を12月中に取り交わし、その後さらに年度ごとの用地事務委託契約を締結し用地取得に入る予定で進められております。地権者の方々に用地の協力をいただき、計画年次で完成できるよう促進してまいりたいと考えております。
なお、細目協定につきましては、現在千葉県と町で区域及び費用分担について、本年度末の協定締結に向けて詳細を詰めております。
次に、南部地区新産業団地の進捗状況につきましては、独立行政法人都市再生機構、以下都市再生機構と述べさせていただきます、が行う土地区画整理事業の地権者説明会が10月7日に開催され、地権者意向調査の結果報告、埋蔵文化財調査の実施状況及び実施予定等の説明がありました。その中で進出予定事業者の一つと思われるWDJ、トーブマンからも会社概要などの説明があったと聞いております。また、現況といたしましては、進出予定事業者との土地売買に係る譲渡予約契約の締結に至っていないと聞いております。
なお、都市計画の変更の手続につきましては、去る11月7日に町の都市計画審議会が開催され、都市計画道路の変更、土地区画整理事業の変更及び南部地区の地区計画の変更について、それぞれ原案に対して異議がないものとして答申をいただいております。また、今月、県の都市計画審議会が予定されており、町の原案が審議されるところでございます。
次に、関連事業につきましては、(仮称)酒々井インターチェンジ及び関連道路の整備に関する基本協定書の第6条の細目協定でございますが、現在事業施行区分等について町事業費の圧縮を念頭に鋭意協議中でございます。さらに、酒々井インターチェンジ事業、酒々井南部土地区画整理事業の進捗状況を見据えた中で、まちづくり交付金事業を活用して展開していきます。
さらには、基本協定書第6条の費用区分及び細目協定につきまして、現在県と施行区分、費用区分についての協議を進めており、年度内の締結を予定しております。
また、事業計画といたしましては、酒々井インターチェンジにアクセスいたします都市計画道路墨七栄線の整備を最優先とするとともに、尾上飯積線の一部もあわせて着手する予定でおります。したがいまして、町の一般財源にも限りがありますので、財政規律を保ちながら最初の5年間、本年度、平成18年から平成22年まででございますが、を1期とし、墨七栄線で約10億円、一般財源ベースで1億5,000万円、尾上飯積線でおおむね5億円、一般財源ベースで7,500万円と想定しております。その後の進展を見て、第2期、平成23年から27年まででございます、を実施する方向です。つまり段階的に優先順位をつけていくことを検討していく予定でございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 教育長、津田藤人君。
〔教育長 津田藤人君登壇〕
〇教育長(津田藤人君) 改めましておはようございます。教育長の津田でございます。よろしくどうぞお願い申し上げます。
11番議員、森本一美議員より当町の小・中学校のいじめの問題とその対応と解決策についてご質問をいただきましたので、お答えいたします。
報道等にある一連のいじめ問題、そしていじめを起因とする自殺につきましては極めて遺憾であり、深刻な問題であると受けとめております。町内におきましても早々に各学校のいじめ問題の取り組みについて調査を実施し、教育相談、生徒指導体制の点検を行ったところでございます。さらに、10月から11月にかけて全児童・生徒を対象にアンケート形式で調査を実施いたしました。その結果、緊急性のあるケースはありませんが、ことばによるからかいや携帯電話のメールによる中傷、そして持ち物を隠されるなど数件あり、いずれも個別に指導済みでございます。また、スクールカウンセラーに寄せられた相談の中でいじめを訴えたものはございませんでした。以上の状況から現在のところ深刻ないじめはないものと考えておりますが、どの学校でもどの子どもにも起こり得る問題であることを十分認識して、学校及び家庭で児童・生徒が発する兆候を見逃さないよう早期発見、早期対応に努めてまいります。
なお、各学校における対応の一例を申し上げますと、早期発見の方策といたしまして、児童・生徒に向けた相談箱を校内に設置、いのちの電話を初めとする各種相談窓口の利用を周知、そして全校児童・生徒を対象にした教育相談の定期的な実施、保護者対象に学期末の個人面談の実施など、日常の取り組みとして行っているところでございます。そして、中学校にはスクールカウンセラー、小学校には子どもと親の相談員を配置しておりまして、教員以外の相談窓口も整えております。いじめの問題の解決は集団生活をしている子どもたちがお互いの違いを認め合える豊かな心を持って、よりよい人間関係を築くことが大切です。この点、道徳の授業の充実や全校行事を生かして、いじめや人権、思いやり、命などをテーマとした学習活動の実施、さらには人権作文や標語作りを通して意識の高揚を図るなどして心の教育が行われておるところでございます。特に人権教育の充実を何よりも大切にしている当町の3校におきましては、人権教育を学校経営、学級経営の柱に位置づけて、好ましい人間関係づくりに取り組んでおり、児童・生徒の心の根底にはこの指導が生きているものと思われます。また、日ごろより家庭や地域との情報交換を密にして連携を強化し、万が一問題が発生した場合、その問題を隠さずに学校、教育委員会と家庭、地域が連携して対処していくべきものと考えております。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 11番議員、森本一美君。
〇11番(森本一美君) 今、私の質問に対して町長は酒々井インターチェンジと南部開発新産業団地についてのご答弁いただきました。これから町としてはもう本当に、先ほどの財政課長の話のようにもう財源不足という状況に置かれている町をこれから活性化させていくためには、ぜひとも先ほど町長述べられたようなことを肝に銘じて全職員で頑張っていっていただきたいと私はつくづく感じました。
次に、教育長のいじめ問題に対する答弁でございますが、私は子どもたち自らがいじめをしないというような方策を考え出すような仕組みをつくったらどうかなと、子どもたちが主体性を持って自分たちのことは自分たちでというような思いの、親たちとか周りの先生方がそれに仕組むようなことをしてもしょせん隠れてまたそういうことが行われやすいのが現状だと思うんです。だからこれからは子どもたち自らがいじめをしないという意思表示をぜひできるような社会に、学校教育としてもそういう社会にしてもらいたいと。さすれば必ず子どもたちというのはそれなりに自分たちの立場、置かれた状況によってはきちっとしたお答えを必ず出せる能力あると思いますので、ぜひ教育長そういうとこでも考えて行動してもらいたい。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) それでは、11番議員、森本一美君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午前 9時52分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前10時05分)
◇ 引 地 修 一 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に1番議員、引地修一君。
〔1番 引地修一君登壇〕
〇1番(引地修一君) 4番目に登場します引地でございます。日程の時間の都合上、1時間きっちりやろうと思っておりますけども、ご清聴のほどよろしくお願いします。
私はここ1年間の間、この南部開発の話が持ち上がって、議会でずうっと4回、南部地区開発の進捗状況について聞いてまいっているんですが、町当局の説明ではちっともよくわからんなと。粛々とやるんだというようなことで、ここにいらっしゃる町長も前町長の路線を粛々と進んでいくというふうに言われておるんですが、粛々と進んでいる割については、町民に対して何ら情報公開とか詳しい情報がなされていないと。考えてみるに、町の町税、あるいは国税、県税、42億も使うこのプロジェクトにつきまして、粛々とやるのはいいけども、町民の一番大事な町税をこういう計画で使っていくということについて、何ら具体的な説明がなされていないというのは果たしてどんなものかと、私は1年間ずっと言い続けてまいっておるんですが、まだでもやはり粛々としているだけであって、基本的には町民には何ら知らされていないと。
この1年考えてみますと、昨年3月広報ニューしすいで突然と南部地区の開発のアドバルーンが上げられたんですね。これは住民投票の直前でありましたけども、思い起こせば去年の3月、ですから来年になると約2年になるんですが、その後、くしくも先ほど町長の答弁で進出する企業と思われるという発言がさっきあったんですが、17年の9月には全員協議会が開かれて、そのときに町当局からの紹介ではWDJという会社の女子社員が来ましてプレゼンテーションをやったわけですね。ここのときも何らよくわからなかった。質問の機会もなかった。昨年11月ですね、町長選の最中に突然、町と県とそれから都市再生機構、これが議会に相談もなく、町民に連絡もなく、突然基本協定書を締結したんですね。これは私どもがそういう事前のことを知らなければ町はずうっと隠し通したかもしれないというような感じもあるんですが、我々6人ぐらいで、議員でどうしてこういうのを突然結ぶのかというような疑義を問いただしましたけども、あにはからんやもう私どもが知って行ったときには、11月25日でしたが、11月21日の日付で基本協定書を結んでしまっていると。この基本協定書を結んでも町としては金額といいますか、この事業における金額が書いてないんで、これはいいんだというような発言でもありまして、なおかつ町長は12月議会でこういう基本協定書についてはどうかというような質問を私がいたしましたら、町長はそのとき非常に、議事録に載っておりますけども、いい答えをしたんですがね、当然こういうのを議会に私は諮らにゃいかんよと、こういうように思っているというような答弁だったんですね。したがって、町長も町長選の公約どおり情報公開、こういうことをどんどんなさっていくのかというふうには思っておったんですが、私としては先ほど言いました広報ニューしすいの後に町はだんまりを決め込みまして、今年の7月20日に全戸配布というような形で、Q&Aという形で町の南部地区とインターチェンジについての進捗状況といいますか概要を知らせたんですが、私に言わせるとこれは情報公開にはほど遠い。なぜかといいますと回覧配布は7,500名しか、とどまっている。全町内8,700世帯あるんですけど、7,500しか回していない。1,200世帯はどうなったんだろうかというような感じもあるわけですね。
私は南部開発を考える会の会員でもあるんですが、その中で町民に対していろんなアンケートをとってみたんですね。そうしますとこの南部開発の回覧配布につきまして、町民の反応はですね、町配布資料を読んだという人は、この回覧は50%、半分しか読んでないんですね、やっぱりね。やっぱり全部読むのは全然大変なんでしょうけども、町として回覧を配布したからいいんだというふうにどうも胸を張って情報公開したんだと、こういうようなことだと思うんですよ。その後ですね、7月20日から全然何のナシのつぶてでもありますから。それから、読んでないという人が33%。全くこういうのを知らないという人も16%いるんですね。
それから、税金42億円。これはまちづくり交付金もあるでしょうけども、42億円を投入することについては、私どもの統計資料では賛成はわずか0.1%、1%もないんですね、10%もない、0.1ですよ。投入することに反対が88%。ようわからんなという人が10%いますけども、こういう状況なんですね。こういう状況下で町が42億円、先ほど言いました交付金もありますけども、この金をやはり町民の方の理解を得ながら、これは町は当然やらなきゃいかんと私は思っておるんですが、このことについては町は正式に町民の方にどういう状況で、どういうふうに今後進んでいくか。この進出企業がどういう会社でどういう理念を持ってこの町に居つくのか、こういうことも全然まだ説明もしていない。問いただしてみるとよくわからない。例えば決算期の説明においてもWDJなんていう話はしないんですよね。今、けさですね、町長から10月7日に地権者の説明にWDJと進出してくるであろうトーブマンか知らんけども、それが説明したと。今我々は聞いているわけですね。42億円もの金を投じる、そういう事業に対して、どういう会社が来るのか、どういう性質の会社なのか。この町は全然知らないというか、知っているでしょうけども、我々議員にも言わない、町民にも言わない。というのはこれはどういうことなんでしょうかね、甚だ疑問なんですね。私は今ここに議員必携の本を今出しているんですけども、これは私は町民に何にも知らせないというのは、私、公務員の義務を逸しているんではないかと、こう思うんですね。公務員は、第15条、憲法のですね、公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではないと。私、地方公務員も町民のために奉仕する者であって一部の奉仕者であってはならないと思うんですね。憲法15条に書いてある。したがって、私は町民の方にこの血税42億円、まあ二十七、八億でしょうけどね、町税としては。これをきちんと知らせる必要があるんです。主権者たる町民に奉仕しなければならない、地方公務員は。国家公務員は全体の国民に対して奉仕しなければならない。憲法15条に書いてある。そういう意味で私は町が今までやってきた情報公開というのは憲法にも抵触するんじゃないかと、ほど遠いなと、かように思うわけであります。そうはいっても1年間これを言い続けましたけども、町はだんまりを決め込んでおるんで、仕方がないんで私はちょこちょこといろんな調べをして聞くわけですけども、真に本当に情報公開というのは、私が言うようにいち早く情報をつかんだら、42億円はこういう金に使うんですよとか、全体の町民に知らせなければいけないと私は思うんであります。具体的にじゃあ南部地区開発の状況についてお聞きします。先ほど森本議員からの質問にもありましたけども、何も基本的に余り進んでないなという感じもしますけども、1番は先ほどの森本議員の質問と同じです。どういうこう、先ほどと同じという答えが出るかわかりませんけども、先ほどと同じであればそれはそれで構わないです。何も言わないなというような感じがしますので。
2番目に、先ほど言いました、くしくも町長からWDJとトーブマンという話が出ましたけども、メガモールに進出してくる事業者は何という企業者かと。果たしてWDJがやるのか、トーブマンがやるのか。先ほどの町長の説明では、WDJかトーブマン、どちらがやるかわからんけどというようなお話であったんですけども。私の調査ではトーブマンというのはアメリカにある業者で、1950年に設立されている業者でありまして、WDJよりもトーブマンの方が歴史も古いし、それからモールの経営がトーブマンの方がたくさんのモールを経営しているわけですね。果たしてどこがやるかわからんというようなことじゃなくて、もう3年後ぐらい進出するのは決まっているんですから、どこがやるかというのは大体決まっているわけですね。トーブマンというのはこのアジアには、日本には拠点がなくて香港にあるんですね。10月7日、あるいはそれからくしくも今年の賀詞交歓会のとき町長はトーブマンと会っていたというような話も出てきたんですが、そのトーブマンの人間は香港から来ているというような話を私は聞いているわけですね。香港支社長は、余談ですけども、モルガンスタンレーの出身の男でありまして、トーブマンの背後には投資の管理会社としてモルガンスタンレー銀行が名を連ねていると、こういう構図が見えるわけですけども、これに関して町はどういうふうな話をURから聞いているのか、お答え願いたい。町はこんなの全然わからないよというのは甚だ私はおかしいと思うんですね。こういう進出企業者が出てくるのに42億円ものお金を使うわけですから、URに任せているというのはこれは全く無責任な感じだと思うんですね。本当にその業者がきちんとした経営理念で、この町を騒音もなく、公害もなく、きちんとして10年、15年のスパンで位置づけるのか。そういう施策をするのか、これを初めて町は検証して、それで公共設備の道路をつくるとか公園つくるとか、これが私は筋だと思うんですね。そういうやり方がむだな税金を使わない方法だと思うんですけども、そういう意味でこの事業者は何という事業者か。まだ、でも知らないとおっしゃるかもしれんけども、どういうことか、お尋ねしたい。
それから、3番目に、県の事業費が当初予定されていた金額が67億円ということで、これは聞いておりますし、それから県議会でもある議員が67億円ということで確認をしております。しかし、最近私に入った情報によると、測量中だということで先ほども答弁がありましたけども、地質その他詳細設計をし始めているというところでしょうけども、詳細設計その他に入った段階での県の担当者は今頭抱えておるんですね。67億円というのが、これはちょっとこれじゃあ間に合わないと、100億円超すよというような情報が県会議員を通じて私のとこに入っておりまして、そこの道路局の担当者は非常に頭抱えていると、どうしようかと。財政緊縮の県の中でどういうふうに出そうかというようなことを言っているようなんですが。しかるに県のこの費用が67億円から100億ぐらいかかると。となるとこのやっぱり影響はこの町も必至なんですね、必ず出る。42億円とはじいているけども、私はやっぱりこんな工事は安く済むということはあり得ないことですね。やっぱり予想外のものが出て、やっぱり工事費はどんどん、どんどん膨らんでいくと、こう思うんですね。もう県がやっている、そういう地質調査でそういうことが判明した、67億円が100億円と。ここれは同じような地質で、町にも当然影響があるのは避けられないと思うんですが、このあたりを町当局はどう思っておられるのか、どういうふうに把握されているのか、お聞きしたい。
4番目に、先ほどの答弁もありましたようにこれを最優先すると、墨七栄線ですね、最優先して事業を進めていくよと、10億ぐらいかけるということですけども、この道路整備、町がやる約530メートル、中はまあ業者でしょうけど、これはどういう目的があるのか、どういうふうな考えでつくるのか、はっきり理由をお示しいただきたいと、こう思うんですね。何のためにこの道路をつくるのか。いわばだけど、それは進出する企業者があるので、そこの交通を円滑にするためと、こう言われるでしょうけども、町道としてふさわしいのかどうか、これをお聞かせ願いたい。
5番目には、請願にも出ておりますけども、この開発の町民への説明会の開催をどう考えておられるか。先ほどから言いましたように広報ニューしすい、それから突然出た回覧、この2点だけで町は情報公開何もしてないわけですよね。私は町長が町長選における約束、三つの約束、情報公開真っ先にしますよと、こういうふうにおっしゃっていたけども、町民に対しては情報公開まさしく何もなされていないと、かように思うわけですね。行政報告では、この議会の冒頭、町長が座布団集会を今後やるよというように言われておりますけども、座布団集会は座布団集会でいいでしょう。これは自治会の役員とか、あるいはそこあたりの何人かが出席するんですが、座布団集会もおやりになればいいでしょう、南部問題は説明すればいいと思うし、ただ不特定多数といいますか、たくさんの町民を一堂に会して、やはりそういう説明会を開かないと、やっぱりこんな問題は町民に一番大事な問題なんですから、屋上屋を重ねてもいいんです。何回でも何回でも町民の理解を得るために、こういう説明会を開くべきなんですが、今まで私が問いただしても、こういうプリミエールその他を使った情報公開についてはほとんど考えておらないというような感じがしますから、どういうふうに考えておるのか、ぜひともやっていただきたいと思うんですが、どう考えておられるでしょうか。
6番目に、実質25億円という町の税金が公共施設、道路、公園、それから上下水道に使用されるんですが、という予定ですけども、回覧に載ってましたね。これは地方財政法上の支出という面からどういうふうに考えておられるのか、お伺いしたい。
それから、7番目には、どんどん、どんどん情勢は変化しておりまして、我が酒々井町に来るショッピングセンターは、せいぜいまあ今から3年か4年後でしょうけども、ここの段階ではいろんなショッピングセンターが今もうどんどんふえておりまして、新聞報道その他おわかりだと思いますけど、三井不動産が一大攻勢をかけてショッピングセンターをどんどん、どんどん今開いておりますね。例えば柏にもららぽーとができるし、それから豊洲にももうららぽーとができたと。それぞれやっぱり集客は1,000万とか1,500万とか言っているわけですね。三井不動産が一大攻勢をかけて、あとはイオンのジャスコ、これは例えば東村山あたりに集客2,000万、そういうショッピングセンターがもうオープンしておる。例えば印西の千葉ニュータウンの印西エリアはですね、これ朝日新聞ですけども、商業施設進出ラッシュで年2,000万人の見込みと、印西ですよ、千葉ニュータウンに2,000万人と。全く酒々井と競合するところ、ここに2,000万人の見込みということで、今イオン、それからコンプレックスの映画館、その他ができているんですね。これは何とやっているところはどこかと言いますと、それは当然イオングループとかやっているんですが、この仕掛け人はやっぱり都市再生機構なんですね、URなんです。都市再生機構はエリアの年間集客力を2,000万人、2,000万人ここも来るよと、こういうふうにやっぱり都市再生機構は言いましてね、印西につきましては土地を賃貸で安くして10年分の格安で安くしたと。ここはやっぱり集客力はあると、こういうふうに言っているんですが、酒々井にもそういうことを言いながらですよ、2,000万人来ると、片や印西でも2,000万人来るよと。都市再生機構はどこの地区でも2,000万人来るよ、1,500万人来るよと、こういうような表現をしているわけですね。例えば蘇我のハーバーシティ、これも都市再生機構ですけども、これも1,500万人来るよと、今オープンしてますけどね。全くこの千葉県の区域が競合すると。それぞれの業者が集客力というのは人口を想定して、やっぱりおれのとこに2,000万人来るよと、こういうことを言っているわけですね、重複ですよ。果たして都市再生機構の言うことを、こんないいかげんな調査といいましょうか、私はいいかげんだと思うんですけども、まともに相手にできないんじゃないかと思うんですけど。いや、まともに相手にできるならば、町はやっぱり都市再生機構の言うことは正しいんだと、正しいんでやっぱり成功すると。なおかつ公害もその他もないと、だから42億円出すんだというような証明をしなければいけない。町民に対してそういう証明をしなければいけない。この財政破綻がといいますか、夕張その他ありますけども、例えば先ほど財政課長から答弁があったように、この町でも単純にいろんなことをしなければ、8億8,000万の3年間で不足になると。例えばこの商業施設がもし仮にですよ、成功したらいいでしょうけど、仮に3年か4年間ぐらいでやっぱり見込みが立たないと、撤退したらどうなります。町が出した26億、既に道路はでき上がっているわけですから、26億は要するにどぶに金捨てるようなもんですよ。26億はそのまま借金として残る。町民負担として残る。それ計画どおりといいましょうか、言われるように年間7億の税収が入ると、どんどん入ってくるよと。7億入っても借金その他あるいは道路整備に使われて、実質的に町の財政に潤うのは1億数千万、まあ1億数千万でも潤えばいいでしょうけども、それは5年、10年、15年というスパンで必ず入ってくるのか。町が42億ないし26億の町の預金の金を出すということであれば、これは町民の方心配するなと、10年でも15年でもこの事業は成功するんだからと、そういうヒアリングも済んでいると。その確信は町民に言わなきゃいけないんじゃないでしょうかね。主権者の町民の税金を使うわけですから。その部分は全然伏せていながら、いや実は都市再生機構に任せているとか、全く町民の税金を何と考えておるのかという、私は愕然とするんですが、そのあたりをどう考えておられるんでしょうかね、町はこの成功の可否を事業者からどう聞いておられるのか。都市再生機構がやっているからわしゃ知らんぞと、こんなことじゃ許されないと思うんですね、26億の金使うわけですから。そこあたりをきちんと、今言いましたように商業施設の進出ラッシュ、その他あたりを考えてお答え願いたいんですけども。
ちなみに朝日新聞の、この間千葉版に載りました11月19日の記事では、商機か投機かと、「ショウキ」というのはあなた正気ですかということじゃないですよ、商売の機会か、商機か、あるいは投機かと、こういうことですけども、私は正気だと思っているから言っているんですけどね、それはね。商売の商機か投機と、こういう見出しが載っておるんですが、まさしくそのとおりですよね。競合をどんどんしているところに、アクセスが非常に不利な酒々井にですよ、ここに2,000万人の来客者が来るのかどうか。いや来るであればいいじゃないですか。いろんな公害その他騒音問題が解決して、15年でも20年もいて、いや、何ら町民に不利はないですよと、私は大歓迎しますよ。しかし、3年か4年で撤退したらどうなるんですか。たちまち町は不足額の8億8,000万もありながら、また毎年毎年道路をつくってしまうわけですから、1億5,000万ほど、18年間はだって払わなきゃいけない。まさしく私は小規模ながら第2の夕張になるんじゃなかろうかと、こう思うわけですね。そうでなければ、再三言いますけども、この26億を使う理由はあるんだと、そういうふうにやっぱり説明しなきゃいけない、町民に対して。
もう一つ言うと、私はこの町を、じゃあURその他、この業者が失敗して撤退したらどうするのかと。そのときの担保は何もとってありませんよね。例えば道路の建設した分は、自分たちが要求したんだから、では26億は進出したときに約束したけども、勝手に撤退するんだから26億、これは面倒見ましょうと、これならまだ救われますよ。そういう手だても何もしてない、この町は。だから私は甚だ疑問に思うし、こんなに過当競争のときに東の外れの酒々井に来るのかどうか、客が。私も再三言っておりますけども、若い人から、それから町民の方、もう何十人とも話しておりますけども、ほとんどの人はやっぱり失敗するよと。特に若い人たちは酒々井なんかに来ますかというような反応が大きいんですね。なぜかといいますと、やっぱりアウトレットの高級品なんておっしゃっていますけども、もともとアウトレットというのは高級品でもなくて、棚卸、格外品なのですね。そういうのがやっぱりアウトレットなんですけども、流行おくれのやつを出すかもしれません。しかし、今高級品のアウトレットというのはアウトレットと言いません、もう、高級品は。これは今銀座に一極集中している。驚くべきほど銀座に専門店がどんどん、どんどん出ているんですね、銀座に集中。もうシャネルからエルメス、ブルガリ、ありとあらゆるメーカーが銀座の並木通り、本通りに集中しているんですね。若い人に聞きましたら、やはり高級品を買うのならば、私は銀座でと。酒々井で買ったなら、やはりアウトレット品の二流品、三流品と思われがちなのね。これはそういう人、若い人の反応ですよ、銀座で買うと、こういう反応なんですね。私自身にとってもやはりブランド品のいいもの買おうとすれば、私も銀座に行って買いたいですね、酒々井よりも銀座の方が。そういうような状況の中で、本当にこの事業が成功するのか、しないのか、26億円ですね、投じる価値があるのかどうか、ここを町がどう判断しているのか。すべからく町はやはり財政支出をするからには、やはりいろんな情報を集めて、それが公にかなうのか、そういう判断のもとに財政支出をしなければいけない。地方財政法上そういうふうになっている。そこをどう判断しているのか。ちっともそういう意見といいますか回答がないんで、あえてここできょう質問いたします。もう時間がなくなってきたんで。
2番ですね、公益通報者保護法についてですね、これはいわば内部告発といいましょうか、地方公務員のですね、こういうことも今福島、和歌山、宮崎知事における談合とか、こういう不祥事が起こっております。成田もそうですね。前から成田もああいうふうにささやかれていたんですけど、とうとう成田の市長も捕まっておる。私はこの内部告発制度がきちんとつくってあれば、みすみす成田市長の随意契約の2億何千万のやつが、通常1億でできるのに1億以上も払う必要なかったと思うんです。わいろも成田市長に行かなかったと思います。この随契との差とか、それからわいろというのは、だれの金かというとこれ成田市民の金ですよね。市民の金がああいうふうに横流れしていくと。みすみす高い金で随契を結ぶと。これは内部告発の取り組みがおくれているからですね。国は公益通報者保護法を4月に施行したんですね。そこで間もなく半年がたつんですが、この取り組みに対して、この町はどういうふうに取り組まれるのか。私はぜひとも内部告発制度で町のトップの悪口とか、そういうことではなくて、町民にとって不利益なるものが、もしそういうものが出てくれば、やはりそういう制度をきちんとつくってあげて、町民のむだな税金を使わせないというようなやっぱり取り組みをすべきだと思うんですけども、早急にやっぱり整えてほしいんですが、2番に書いておりますように国では各自治体に制度を早急に整えなさいという通告を出しているんですね。これをどう思われるのか、お答え願いたいと思います。
以上で第1回の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、1番議員、引地議員からは2点のご質問でございますが、1点目の南部地区新産業団地の進捗状況は細部にわたっておりますので、私からもお答えいたしますが、具体的な内容によるものは担当からお答えさせていただきます。
1点目の酒々井南部地区開発の進捗状況についてのご質問でございますが、初めに都市再生機構が行う土地区画整理事業の地権者説明会が10月7日に開催され、地権者意向調査の結果報告、埋蔵文化財調査の実施状況及び実施予定等の説明とともに、進出予定事業者からは会社概要などの説明があったところでございます。また、都市再生機構からは進出予定事業者との土地売買に係る譲渡予約契約の締結に向けて協議を進めているところであり、現段階においては明確にできる状況ではないと聞いております。
都市計画の変更手続に関しましては、去る11月7日に町の都市計画審議会を開催し、都市計画道路の変更、土地区画整理事業の変更及び南部地区の地区計画の変更について、それぞれ原案に対し異議がないものとして答申をいただいております。
次に、進出予定事業者の企業名及び運営主体に関することにつきましては、都市再生機構としては土地譲渡に関する予約契約に至っていないことから公表できる状況にないことと聞いております。また、運営主体についても現時点では明確にお答えできる状況にはないとのことでございます。いずれにしましても都市計画の変更手続が完了してからの契約となるものと思われ、そのためだと思います。
次に、町民説明会につきましては、情報公開が原則ではありますが、現在の状況といたしましては都市再生機構において進出予定事業者と事業計画等について協議中であるということで明確にお答えできる状況とはなっておりませんが、今後公表できる情報につきましては、関係機関等と協議の上、その都度お知らせしてまいる所存でございます。
次に、成功の可否に関する説明でございますが、進出予定事業者としては他の事業者の出店状況等確認した上で当地区への進出を判断したいとのことと聞いております。また、都市再生機構におきましても当然南部地区の事業化の中止による弊害を避けるとともに、酒々井町の将来も考えての誘致を行っており、成功に向けて鋭意努力していただいているところでございます。
2点目の公益通報者保護法についてのご質問ですが、近年国民生活の安心や安全を損なうような企業不祥事の多くが事業者内部の関係者等からの通報を契機として相次いで明らかになりました。このような状況を踏まえ、事業者による国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁護等にかかわる法令遵守を確保するとともに、公益のために通報を行ったことを理由として、労働者が解雇等の不利益な取り扱いを受けることのないよう公益通報者保護法が平成16年6月に成立し、平成18年4月1日から施行されております。この法律の概要は、労働者が事業者内部の一定の犯罪行為やその他の法令違反行為で最終的に刑罰規定が規定されているものについて、事業者内部、行政機関、その他の事業者外部のいずれかに対し、通報先に応じた保護要件を満たし通報を行った場合、公益通報者に対する解雇の無効、その他の不利益な取り扱いの禁止等、公益通報を受けた事業者や行政機関のとるべき措置を定めております。当町といたしましては法の趣旨を十分踏まえて、そのようなケースが生じた場合には公益通報者に不利益とならないような対応を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、戸村喜一郎君。
〇参事(戸村喜一郎君) 担当参事の戸村でございます。町長の補足説明をさせていただきます。私からは南部開発のうち3点目と4点目につきましてお答え申し上げます。
まず、ただいま県が事業を進めております酒々井インターチェンジ及びアクセス道路についてでございますけども、先ほど来申し上げておりますように今現在は用地測量と詳細設計を実施しているところでございまして、先ほど100億円みたいな話が出ておりましたけども、まだ事業費は確定していないということでございます。なお、仮に県の事業費に変更があったとしても、県、それから酒々井町、都市機構によります基本協定書によりまして事業区分が定めておりますので、今後は現在進めております協議の中で詳細設計を詰めまして町事業費の圧縮を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
それから、4点目の墨七栄線の目的ということでございます。ご質問の墨七栄線の整備区間は、県道富里酒々井線から酒々井インターチェンジを経由いたしまして、国道296号に通じる都市計画道路でございます。広域的に八街市及び富里市方面からインターチェンジへの連絡する幹線道路として、そんな位置づけをしてございます。そういった機能も十分果たしてくれる道路というふうに考えてございます。酒々井インターチェンジから主要地方道富里酒々井線のアクセス線を強化することによって、南部地区とあわせて周辺地域の活性化を図る道路として位置づけた路線でございまして、当該道路整備、町で行うところは、先ほどおっしゃっておりますように530メートルなんですけども、それは先ほど申し上げましたように協定の中で町が行う区間というふうに位置づけてございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) 私の方からは1点目の南部地区開発関連のご質問のうちの6点目、地方財政法関係のご質問をいただいておりますので、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。
地方財政法の基本理念の一つでございます地方財政の健全性を確保するという観点から、長期間を通じて起こる財政変動に耐え得る弾力性のある財政を確立し、もって住民福祉を増進し、町の発展に資することを基本として予算の編成及び執行に当たりましては、中長期的な財政運営に配慮し、健全な財政運営を行ってまいりたいと考えております。そのためにも財政健全化緊急対策計画というようなものをつくって対応しておるところでございます。したがいまして、この南部地区関連の事業につきましては、実施段階におきまして各事業ごとに規模、優先度、事業手法など、あらゆる項目において十分精査し、必要最小限の事業費負担で実施できるよう努力してまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 1番議員、引地修一君。
〇1番(引地修一君) それでは、再質問に移りますけども、情報公開については相変わらず町長は段階が来て、公表できる段階でやると言っておられますけども、やっぱり毎回毎回私と食い違うんですけども、それから地方財政法の支出についても食い違うんですけども、私が言っているのはやっぱり26億も金を使うと。それならばやっぱり町民に知らせなきゃいかんじゃないかということが第1点でありまして、なおかつこの進出事業者の成功についても可否はどうかと聞かれても、まあ都市再生機構に任せているし、まだよくわからんと、先ほど、ちょっとこれ問題発言だと思うんですけどね、進出するのかしないのか、まだよくわかってないと、こういうことを今答弁なさったわけですけどね。再三言っているように、よくわかってない、進出するか、しない業者に26億も支出するという、よくそういうのをお決めになったなと。なおかつ今年の予算で調査費を5,000万とか、それから下水道合わせて1億近い調査費を出しているんですけども、進出する企業者が来るかどうかわからないと言いながら、そんな多額な金を出費するというのはどういうことでしょうかね。わらべの森とか何かありましたよね。これ保育園が、施設がつぶれて、何とかしてちょうだいというような依頼もありましたけども、そのときはほんの四、五十万でもいいような、そういうような感じでしたけどね。そんなのは全然もう財源もないと言いながら、進出するか、しないかわからんと、まだ今のとこわかってないと、こういう業者のために1億近い調査費を今すぱんと出していくというのは、甚だちょっと私は問題だと思うんですね。進出するのがわかってから出したらどうですか、それなら。それが当然ですよね。それでも時間がまだあるわけですから。こういうふうに町の情勢を情報公開もせずに、税金を1億近い金を今年も出すと。これが許されるもんでしょうかね。
それから、これ宮川さんが今おっしゃった地方財政法上、そういうふうに健全に何年かにわたって、中長期にわたって、そのために地方財政法上はそうしていくんだと。これは法律読むと第3条に書いてあるんですけども、もともとはそうですよね。ただし、だけど進出するか、しないかわからん企業に中長期化のために26億円も出すという、この基本協定を結んでしまったと。これは健全財政といいますか、地方財政法上から非常にかけ離れているんじゃないかと私は思うんですが。なおかつこの墨七栄線の道路整備530メートル、これにつきましてはインターチェンジのアクセスというふうに言われましたけども、去る11月7日の都市計画審議会、このときの説明では、傍聴人何人かいましたけども、はっきり私ども聞いているんですが、この道路はここのプロジェクト長はこれは業者の専用道路かと、こういう発言をしたんですね。議事録見られてもいいと思いますけども、私はっきり聞いているんです、これは。もし専用道路であれば、業者の専用道路であれば業者につくらせればいいんです。業者がインターチェンジの通常のインターチェンジを拡大してトランペット型と。そのためには20億かかると。業者が出すんですよ、これは。県が出すということになっていますけども、業者が出すと、これも都市計画審議会ではそういうふうにおっしゃった。業者が出すんですよ。ならば業者の専用道路であれば、業者につくらせるべきなんです。これも私は地方財政法上抵触すると思うんですね。地方公共団体はあらゆる情報を集めて、あらゆる資料をもとにして支出をしていかなければいけないというふうに地方財政法には書いてあるわけですね。ところが、あらゆる情報というか、そういうことは全然わからん。出てくるかどうかわからんと言いながら、26億の基本協定書を結んだり、今年は1億金を出すと。これは非常に僕は地方財政法に僕は抵触すると思うんですよ。こういう例はたくさんありまして、八王子近くのイオンが出店したんですが、イオンに出店するために市は道路を拡幅したんですね、町道の拡幅だと。これはやっぱり市民から提訴されていまして、地方財政法上出資はまかりならんじゃないかと。行政裁判今係争中ですけどね。業者のための拡幅まかりならんと、こういうことなんですけどね。私は11月7日の都市計画審議会で、この墨七栄線は専用道路だという発言があったんで、あえて聞いているわけですね。専用道路ならば業者がつくるべきであって町民のためのものではないと、町民も使うかもしれないけども、それは地方財政法上逸脱するわけですね。そこをどう考えておられるのか。専用道路だとこの間おっしゃったからね。だからあえてこの530メートルのことを私は聞いておるんですが。そう戸村参事が説明したとしても、私はやはりこれは業者のための拡幅道路と判断せざるを得ないんですけどね。判断せざるを得ないんだけども、いや専用道路ですとおっしゃっているんで、じゃあこのためのお金はやはり地方財政法上逸脱しているんじゃないかとこう思うわけですね。
それから、進出するかしないかわからんというふうにおっしゃっているんですけど、まさしくそのとおりで、この業者は進出するであろうというトーブマンに朝日新聞社がメールを送ったわけですね、WDCに送って、共同事業者になるとうわさされる会社、まさしくこれトーブマンですけどね。この返事のメールを町長が今言われたように香港支店から返事のメールが来ておるんですが、日本市場に進出する機会を今見きわめていますと、現時点では明確にお答えできませんと、こういうことを言っているんですね。さっき町長が言われたように本当に今はまだ進出するか、しないか、わからないと、こういうふうにおっしゃっているんですけども、これトーブマンとかWDC、ちょっと今の日本の現状を見ながら考えているところだと思うんですね、果たして進出していいのかどうかと、こんなに過当競争になっていいのかどうかと。ところが、そこを町当局は都市再生機構に迫らずに、本当にどうなのかと、そういうこともしなくて26億も出すとか、今年の予算、最初に言います、1億円出すとか、そういう甚だまあ気前がいいといいましょうか、そういう出費を出すんですね。ここをどう考えておられるかですよね。はっきり進出企業者が決まって、こういう過当競争の中、だけども酒々井はやっぱり勝算のチャンスがあるんだと、そこから予算措置してもおかしくない、まだまだ時間はある。そこをどう考えておられるか、私は明確なるご答弁をお願いしたいと思うんですけども。
それから、公益者通報制度は町長言われたようにそういう制度なんですが、国は早く制定しなさいと、こういうふうに言っておりますので、これは町もやっぱり早目に制定するかどうかを私は今聞いているんで、性質のことは聞いていないわけですね、その考えを聞いているんで、そこの返事をいただきたい。言いますと東京都千代田区なんかは非常に先進的なこういう制度をもうつくったようですから、この中で千葉県ではやっぱり県と千葉市ぐらいしか今ない。どこの市町村でもおくれているんですけども、町がそういう制定するのかしないのか、制定する気がある、まあしなきゃいかんですけども、そこを聞いておるんで、制度の説明を求めているわけじゃないです。
以上、お答え願います。
〇議長(ア長雄君) 答弁者に申し上げます。時間が差し迫っていますので、答弁は簡潔にお願いします。
担当参事、戸村喜一郎君。
〇参事(戸村喜一郎君) 先ほどの再質問の中で墨七栄線が都市計画審議会の審議の過程の中で区画整理のための専用道路というような認識を受けたという発言がありましたけども、改めて誤解が生じて申しわけありませんけども、申し上げておきますけども、当然都市計画道路でございますから専用道路ではございません。立派な町道でございますので、ご認識ください。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、神保弘之君。
〇総務課長(神保弘之君) それでは、私の方からは公益通報者保護法についての再質問につきましてお答えさせていただきます。
この制度、要綱等を当町でつくるかどうかということでございますけれども、この要綱の性質から申し上げますと、当町においては組織的にも小さな規模でございますし、職員も200強でございます。お互いにすべて知り得た状況の中にあるわけでございますので、改めて要綱というような行政機関の内部的な規定というものを設けなくても、現あるこの法律の中で十分対応はできるというふうに考えております。また、この要綱の制定につきましては、決して義務づけではございませんので、あくまでも地方公共団体の状況等に応じて整備を検討していくことが望ましいというようなことでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 1番議員、引地修一君。
〇1番(引地修一君) まだちょっと回答がないような感じなんですけど、進出する企業のために26億といいますか、こういう予算を今後つけていくんだけども、それを町がどう思って、都市再生機構にどう情報を問うのかと、こういうことを私は言っているんだけども、そういうことが全然回答なされてないし、それから都市計画道路は都市計画に従う道路、それはそれでいいんですけども、性質としてはやっぱり専用道路というような、八王子の場合もそうなんですが、専用道路を都市計画道路にものっとって、法にはかなっているでしょうけども、そういうものに対する支出はこれはいかがなもんかと、こういうようなことで行政裁判が行われているわけですね。そういう意味でのこの間の都市計画審議会では専用道路と解釈すると、こういうふうにおっしゃったんで、それは法的にはそうでしょう、都市計画道路でしょうけども、そこが私は問題だと言っているんですよ。
公益者通報制度につきましてはね、神保課長ね、この220人の〜(終了5分前のベルの音あり)〜町なんで、それは要らないと思うと。成田でもどこでも要らないと、そういうふうになるんですね。そこがやっぱり、この町が起こるとは言いませんよ。それでそういう緩みがあって不祥事が出てくるんで、こういう法律ができたんで、つくりなさいよと、要綱を定めなさいよと、こういう国の指針なんですね。だからみんな和気あいあいとしているんで何もないよと、こういうことじゃないんです。こういうことがあったら困るからつくりなさいと、こういうような内部通報告発の取り組みの要綱なんで設定しなさいと、こういう国の指針なんです。だからそこをどうするかと。まあ仲よしクラブだからいいよと、仲よしクラブだからいろいろ今まで問題が出てきたと。この町のことを言っているんじゃないですよ。ほかの町のことも言っているけど。そこの2点ちょっとまたもう一度お答えください。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、神保弘之君。
〇総務課長(神保弘之君) それでは、公益通報についての再々質問についてお答えさせていただきます。
この法律の目的は、端的に申し上げますと公益通報した人の保護が1点でございます。また、そういうことがないように事業者による法令の遵守の促進、この2点について法律ができているわけでございます。ですのでこの法律に基づいて、当町においてはこの法律の制度の中で十分問題なく対応できると。強いて加えれば通報者の保護というケースについては、我々地方公務員についてはさらにこの法律以外に地方公務員法の中でも当然職員の分限等については決められてございますので、公務員法の中でも十分対応できるわけでございます。ですのであえてここで、さらに要綱までつくることは必要ないんではないかなということでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、戸村喜一郎君。
〇参事(戸村喜一郎君) 順番が入れかわって申しわけございませんでした。何度も申し上げますけども、町道認定の認定を受けておる町道でございますので、ご承知おきください。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) それでは、1番議員、引地修一君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午前11時05分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前11時16分)
◇ 平 澤 昭 敏 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、4番議員、平澤昭敏君。
〔4番 平澤昭敏君登壇〕
〇4番(平澤昭敏君) 4番議員、公明党の平澤昭敏です。6点の質問をいたします。町長、教育長初め担当課長のご答弁よろしくお願いいたします。
町長が公約として進めようとしている中川にかかわる水害対策についてお尋ねします。計画の進みぐあいはどうなのか、お伺いいたします。現在、中川は高崎川や江川に比べ水質は比較的よい方であり、上流部には水生動物も多くいると聞いております。この中川の抜本的な水害対策は、安全・安心のまちづくりにとって大事な施策であります。町長は先の議会で水害対策事業の概要として、遊歩道や水辺の環境に配慮した調整池として治水対策を進めるとありましたが、一つだけ心配するのが水質に対するものです。川は流れているからこそ自然の浄化作用が働きます。これが一時的にもためるとなれば、あちこちで見られる調整池のようにヘドロがたまりごみの散乱などで水質の悪化は避けられないと感じます。中川は高崎川や江川のような通過河川ではなく、酒々井町に端を発し、印旛沼に注ぐ酒々井町だけの川であります。このことは私たちの努力によって昔のような生き物がたくさん生息して、子供たちが遊べるようなきれいな川にできる可能性を持つ川であります。調整池には水生植物等を配置し、ある程度の浄化作用を考えていると思いますが、何か対策を考える必要があると思います。全国あるいは県内の河川等でも大量の炭を使ったりEM菌などを利用して水質浄化を図っているところがあり、一定の効果が出ていると聞いております。しかし、これらの方法はお金がかかったり、ある程度の技術が必要であったり身近な方法とは言えません。そこでお伺いしますが、治水対策を優先することは当然です。中川の災害対策計画について、具体的な計画があればお聞きしたいと思います。
次に、比較的良好な中川の水質を調整池ができても良好な水質に改善できるような方策をお考えかどうか、お伺いいたします。
2番目は、子育て支援についてでございます。9月に町長の行政報告にも子育て支援について2点具体的な報告がありましたが、社会の変化が進む中、家庭を取り巻く環境は急速に変わり、衣食住の変化や核家族の増加、さらに人々の意識は個人を尊重する風潮へと変わり、地域の連帯感も希薄化している今日であります。そのような中において親の子育てに対する価値観も多様化してきています。さらに、核家族化が進む中、親の子育てに対する知識不足から来る不安、家庭での教育の仕方の変化から、さまざまな課題を引き起こしています。子供の望ましい成長を願う親が適切な対応や判断に基づいた子育てができるよう、子供が伸び伸びとゆとりと安心を持って子育てができる環境づくりも大事となっていくと思います。児童福祉法の第39条の保育に欠ける、その乳児または幼児とありますが、子育てをする女性の中で仕事を持つ人よりも家庭にいる人の方が子供と相対する時間が長く、子育てに問題を抱えている人がふえてきました。しかし、保育に欠けるという文字が書かれているために、子育て支援を必要とする人に必ずしもそれが提供されていません。保育に欠けるという部分を見直し、いかなる家庭の子供であっても、公私の格差、認可、無認可の格差、保育教育の格差をなくし、子供にとって必要なサービスを公平に提供するというユニバーサルな保育サービスについて町の考えをお伺いいたします。
3番目は、特色ある学校づくりについてであります。人を育てる行為は本来医療や芸術と同様、文化的行為であることから、教育の自主性を確立することが大事と思います。教育にとっても何よりも重要なのは教員です。今一人ひとりの教員の教師力が求められている時はありません。教師力向上のための取り組みや授業において教師をサポートする教員サポート制、または教員OBが進路指導、生徒指導等を担当する校務専任教員と現職教員をサポートする制度がありますが、当町ではどのような学校づくりで教員づくりをしているのか、また財政支援も厳しい中ではありますが、特色ある学校づくりに対して町はどのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。
4番目は、酒々井小学校体育館耐震改築についてであります。4回目の一般質問となりますが、酒々井小学校体育館耐震改築についてお伺いいたします。我が国では毎年のように台風、豪雨、地震などの自然災害が発生しています。特に近年は地球温暖化の影響等により集中豪雨や台風が発生したり大型地震が相次いでいます。このような甚大な災害を防止、軽減するためには、その被害を最小限に抑える減災という考えに基づいた事前の準備が重要と思います。2005年に改正した耐震化改修促進法により補助率も引き上げられています。耐震診断結果も強度不足である酒々井小体育館と耐震診断もできない町民体育館の両方を併設した効果的な新しい体育館を改築できないものでしょうか。大変厳しい財政状況であると思いますが、子供たちの安全のためにもぜひ最大限の補助を引き出し、町の負担を極力抑え実現させていただきたいと思います。町の考えをお伺いいたします。
5番目は、子供の体力向上にはバランスのとれた食事が欠かせません。また、子供が生涯にわたって健康で豊かな人間性をはぐくむためにも食育というのは大事だと思います。地産地消、食育推進で当町では小学校、中学校の学校給食では実施されていますが、保育園の給食にも地元でとれた野菜を目で見て、さわって食べるという食育をその小さな子供のうちから体験させればと思いますが、どうでしょうか、町の考えをお伺いいたします。
6番目は、飲酒運転についてです。現在、日本の至るところで飲酒運転による交通事故が後を絶ちません。被害者はもちろんですが、加害者も人生を狂わせています。後悔してもしきれないと思います。これから年末年始にかけてお酒を飲む機会が多くなってきます。そこで飲酒運転撲滅の町、酒々井をアピールし、ニューしすいにも載せて町全体として撲滅運動をしていきたいと思いますが、いかがでしょうか。飲んだら乗らない、飲むなら乗るなの町民意識を高めるよう、ぜひ運動を展開していただきたいと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、4番議員、平澤議員からは6点のご質問でございますので順次お答えさせていただきますが、3点目のご質問は教育分野になりますので教育長からお答えいたします。また、具体的な内容によるものは担当からお答えいたします。
1点目の中川の水害対策及び水質についてのご質問ですが、これまで事業化に向けた協議や申請を県と行ってまいりました結果、中川流域防災事業としまして、この11月にまちづくり交付金事業に事業採択されたところでございます。また、今年度からの事業執行に向け、町の予算の組みかえとあわせ国費の交付申請を行っている段階でございます。事業の計画につきましては、将来計画を計画時間最大雨量54ミリ、おおむね10年に1度程度の降雨確率とし、当面の整備といたしましては計画時間最大雨量46ミリ、これはおおむね5年に1度の降雨確率でございます、に対応した計画としております。なお、整備計画につきましてはJR線から上流域の調整池の設置を最優先とし、その他の河川構造物等の整備計画につきましては、調整池の効果を確認した後、整備してまいりたいと考えております。また、水質の保全につきましては、流水の減少や滞留は水質悪化の原因と考えられるため、滞留を防止させる構造の検討とあわせ、平常時におきまして河川の健全な水量を確保するために、今後も開発や住宅建設時の雨水浸透施設の設置、要するに雨水浸透升でございますが、の指導等も重要であると考えております。
2点目の子育て支援についてのご質問ですが、児童福祉法に規定されている児童福祉施設はそれぞれの施設ごとに入所要件が定められております。具体的には保育園では保育に欠けることが入所要件になっているなど、保護が必要な児童を対象に公的な負担を伴う事業として実施されております。そこでご質問のユニバーサルな保育サービスの展開についてですが、児童が保育に欠けるか否かなど、保護が必要か否かにかかわらず、いかなる家庭の子どもであっても同一のサービスを提供するには、児童福祉法を初め関係法律の改正はもとより、公的負担のさらなる増大が必要となります。とはいえ子育てをする女性の中で仕事を持つ人よりも家庭にいる人の方が子どもと相対する時間が長く、子育てに問題を抱えている人がふえている中で、国、都道府県、市町村には保護者とともに児童の健全育成を図ることが求められていることから、保育園では保育に欠けるか否かにかかわらず、子育て中の保護者を対象に園庭開放や育児相談などを実施しているところですが、9月議会において全会一致で採択された子育て支援にかかわる請願の趣旨にこたえるべく、さらに東酒々井連合自治会からの具体的な提言もいただいておるところでありまして、これらを参考といたしまして関係者と話し合いを持ちながら子育てしやすい環境づくりに向けて努力してまいります。一方、いわゆる認定こども園では都道府県知事の認定を受けて、幼稚園で保育に欠ける児童の保育や子育て支援事業が行われるようになりますので、そうした取り組みにも期待しているところでございます。
4点目の酒々井小学校体育館耐震改築についてのご質問ですが、耐震診断及び耐力度調査の結果、建物の耐震性が大きく基準を下回ることが判明いたしましたことから、早期改築に向けて各種検討を重ねてまいりました。ところが、町の財政状況は財政健全化緊急対策計画が示すとおり依然として厳しい状況であり、このような時期に多額の経費が必要とされる改築工事を実施することが可能なのか苦慮しております。しかしながら、町の将来を担う子供たちの教育環境の整備や安全確保は何事にもかえがたいものがあることから、今後の財政状況を見きわめながら、改築に当たっては町の単独費用を極力抑えるため国庫補助制度を利用するとともに、町の財源として公共用地など町有財産の売却も視野に入れて検討していくこととしたい。なお、平成20年度には酒々井小学校が創立100周年を迎えることから、事業に着手する方向で検討してまいりたいと考えております。また、改築に当たりましては議員のご意見も踏まえ、町体育館や既存の酒々井小学校屋内運動場を利用するスポーツ団体等の利用や防災面からの避難場所等も考慮するなど、さらに検討を重ねてまいります。
6点目の飲酒運転撲滅運動の推進についてのご質問ですが、飲酒運転による死亡者の数は全国で平成13年の1,191人から平成17年には707人まで減少しておりましたが、今年に入り1月から8月末までの調査では474件となり、前年同期比で9件の増加となっております。このことを受け国では飲酒運転の根絶についてを交通対策本部決定し、また飲酒運転取締り強化週間、9月12日から18日です、これを設定するなど、飲酒運転の根絶に向けて各種の取り組みを実施しております。県においても飲酒運転の追放を喫緊の課題としており、飲酒運転緊急対策会議の開催、また飲酒運転追放キャンペーンの実施など、さまざまな施策により飲酒運転の撲滅を目指しております。町といたしましては飲酒運転の危険性を周知徹底するとともに、警察、交通安全関係者、各区、自治会などと連携しながら、職場、家庭、飲食店など、地域全体での取り組みに向けて検討してまいりたいと考えております。なお、町職員の飲酒運転に関しましては、人事院が定めた懲戒処分の指針についてを参考とし、周辺自治体の例も参考にするなど、人事院の指針よりもさらに厳しい処分内容とする基準を本年8月に施行したところであります。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 教育長、津田藤人君。
〔教育長 津田藤人君登壇〕
〇教育長(津田藤人君) それでは、4番議員、平澤昭敏議員より、特色ある学校づくりの状況等から教師力向上のための取り組みと教員をサポートする事業についてというご質問いただきましたので、順次お答えをします。
まず、教師力向上の取り組みにつきましては、それぞれの校務を受け持つ教員の資質を高めるために、町教育委員会が主催して、教務主任、研究主任研修会、養護教諭研修会、生徒指導研修会等を行っております。また、県内でも当町独自の取り組みとして1年ごとに町内3校を人権教育推進校に指定し、授業研究を中心に指導力の向上に努めているところです。
一方、教員をサポートする事業につきましては、平成14年度より立ち上げたスクールサポート指導員事業により各学校1名ずつ指導員を配置しており、各校の教育課題を解決する上で有用な一員となっております。小学校においては集団の中で指導が困難な児童や軽度発達障害等により特別な支援を必要とする児童に対する指導、中学校においては英語の授業における少人数指導を行う指導員として教育活動をサポートしております。これらの教師力向上の取り組みやスクールサポート指導員の配置とあわせて、豊かな心をはぐくむCTSプラン事業、すなわち特色ある学校づくりを推進するための補助金交付事業により補助金を交付し、各校で勤労生産活動や職場体験などの体験活動等に取り組み、特色ある学校づくりを進めておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、齋藤甲一君。
〇参事(齋藤甲一君) 担当参事の齋藤でございます。
4番議員の5点目につきまして、私の方からお答えをさせていただきます。保育園は乳幼児が1日の大半を過ごすところであり、保育園における食事の意味は大きく、食事は空腹を満たすだけではなく人間的な信頼関係の基礎をつくる営みでもあります。子どもは身近な大人から援助を受けながら、他の子どもとのかかわりを通して豊かな食の体験を積み重ねることができるわけでございます。現在、保育園では園外活動の中で農作物の作業を行っているわけですが、地域で栽培された野菜を給食の食材にすることにより、一層地域に関心を持ち郷土への親しみを持つことにつながるものと考えております。そこでご質問の給食にということでございますが、地元でとれた野菜を食材に使うことにつきましては、園児はゼロ歳から5歳までおりまして給食の質と量に幅があること、また日によっては多くの欠席者がございまして、毎日の給食数が変動することなど、きめ細かな給食づくりが必要なことや、必要な食材に質、量ともに確実に安定して購入できるかなど課題として考えられますが、十分調査、研究していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 4番議員、平澤昭敏君。
〇4番(平澤昭敏君) 前向きなご答弁いただきましてありがとうございます。特に酒々井小学校体育館の計画をしていただけるということですので、どうかよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) それでは、4番議員、平澤昭敏君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午前11時40分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 1時02分)
◇ 永 井 勝 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、3番議員、永井勝君。
〔3番 永井 勝君登壇〕
〇3番(永井 勝君) 3番議員の永井でございます。通告の内容につきまして一般質問をさせていただきます。
私が用意しました質問事項3点ございますが、いずれも午前中に皆さんこういった関係については質問をなされ、執行部の方からもしかるべきご答弁をいただいているということで、二番せんじということですが、私の質問に対してもある程度、町長のお答えはまず前に言ったとおりだと、こういうことになる可能性もないわけじゃないんですが、そういう部分につきまして担当課長の方から多少具体的なものをお答えいただくような、そういうことでよろしくお願いいたしたいと思います。
それでは、質問に入らせていただきます。まず、1問としまして、第2ステージの市町村合併推進構想案についてと、こういうことでございます。報道によりますと11月13日、県はいわゆる第2ステージの市町村合併推進構想案なるものをまとめたと聞きますが、この案に対する町長のお考えをお伺いしたい。これは町長のお考えをお伺いしたいということでございます。特に過去、佐倉市と酒々井町につきましては、皆さんご存じのとおりやるの、やらないのということで、結局合併しなかったということもございます。ところが、県の方としては今回の第2ステージにつきましても佐倉と酒々井を一緒にしたいような、そういう案になっております。これについて町長の方から、そういったことについて特にお考えといいますか思いといいますか、それをお聞かせいただければありがたいというふうに思います。
それから、2番目でございますが、自立のためのまちづくり推進会議、これにつきましては前9月の議会でも私はお尋ねさせていただきました。自立のためのまちづくり推進会議に関する再度のお伺いでございます。12月ごろに提言書が出るとお答えをいただいておりましたので、その経過及び結果をお尋ねするものです。冒頭申し上げましたようにこれにつきましてはもう既に前の議員さんたち何人かこういうことについてお伺いいたしておりますので、これにつきましては具体的なことをできるだけ担当の課長さんにお伺いできればと思っております。
次に、3番の子育て支援策の具体的実現についてでございます。先の議会では町の将来を担うべき、若年層人口の増加の方策にもかかわることとして、家庭的保育事業、町立保育園の時間外保育、保育料の見直しというものについて、ある程度具体的なことのご答弁いただいておりまして、これも実施予定と聞いております。それについてそれじゃあ具体的にどういう形でされるのか。その他、私、前の議会では請願の紹介者ということで請願にかかわり合いがございます。その具体的な内容と言いますが、それについて、その後聞くところによりますといろいろな具体策が施されておると、あるいは用意されておるというふうに聞いております。これにつきましても担当の課長さんないし、そういった方々から具体的な部分についてお聞かせ願えればありがたいと、そのように思っております。
以上で1回目の質問を終わらせていただきます。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、3番議員、永井議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えさせていただきます。
1点目の第2ステージの市町村合併推進構想案について町長はどう思うかというご質問でございますが、県においては千葉県市町村合併推進審議会を設置し、4回の会議を経まして、千葉県市町村合併推進構想案をまとめ、現在意見募集を行っているところでございます。12月15日の期限となっております。組み合わせの基本的な考えといたしましては、中・長期の視点でおおむね人口10万人以上の規模を基本とし、県下10地域40市町村に対して自主的な市町村の合併を推進する必要があると認められる市町村として組み合わせ案が提示されました。その内容は近隣であります四街道市、八街市においては、一定程度の総合性、自立性を備えているという理由から今回の構想案の対象から外れておりますが、酒々井町は人口10万人規模に達していない町ということで合併推進対象となりました。なお、佐倉市と酒々井町の組み合わせについては、歴史的背景や佐倉都市計画で両市一体的なまちづくりが進められていること、また消防、ごみ処理、し尿処理、火葬場など、多くの事務を共同処理していることなどが理由に挙げられております。また、一方では一部事務組合の再編・統合について、県の要請により印旛郡市を印東地域、印西地域に分け、印東地域につきましては佐倉市を中心に成田市、四街道市、八街市、富里市、酒々井町を対象として検討しております。そういうことで今回の市町村合併推進構想案の組み合わせとの整合性はありません。いずれにしましても平成17年3月に実施された住民投票の結果を尊重し、公募による自立のためのまちづくり推進会議でご検討いただいているところであり、自立した行政運営ができる基盤を築くため鋭意努力しているところでございます。
2点目の自立のためのまちづくり推進会議についてのご質問でございますが、前回の9月定例議会においてお答えした以降、自立のためのまちづくり推進会議を4回開催し、全部でトータル8回会議を開催しております。会議の内容につきましては、委員の皆さんで決定した項目を各項目ごとにさらに一歩踏み込んだ具体的な意見等を取り交わしながら会議が進められ、第8回会議で意見等の交換がおおむね終了したところでございます。その中でいただいた新しい意見を幾つか申し上げますと、町の行財政関係として「一部事務組合負担金の負担率の見直し」、協働関係として「協働システムを構築するため、住民を主体とする町政諮問会議の創設」、また全体意見として「行政は十分な説明責任を果たし、住民は行政依存から脱却して身の丈に合った行政運営が必要である」などの意見等をいただいております。現在第8回会議終了時までにいただいた意見等を取りまとめ提言書を作成中であり、次回の会議で素案ができ上がる予定であります。なお、具体的な意見等の詳細につきましては総務課長がお答えいたします。
3点目の子育て支援策の具体的実現についてのご質問でございますが、子育てしやすい環境づくりに向けた新たな町の取り組みの具体的内容につきましては行政報告で申し上げたとおりでございます。そこで平成19年度は18年度にも増して厳しい財政状況が想定されますが、町立保育園の時間外保育の延長や保育料の見直し、家庭的保育事業といった、これら施策に加え、9月の議会において全会一致で採択されました子育て支援にかかわる請願の趣旨にこたえられるような事業を東酒々井連合会の自治会からの提言等も参考といたしまして、皆様方とともに検討してまいる所存でございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、神保弘之君。
〇総務課長(神保弘之君) それでは、私の方からは自立のためのまちづくり推進会議についての具体的な内容につきまして、さらにご説明をさせていただきます。
なお、この会議につきましては当初年内に提言書等が提出される予定であるということを申し上げましたけれども、若干ずれまして最終的には1月の会議で出るというふうになっております。といいますのは、結構会議の中で委員さんたちが大変活発な意見等をちょうだいいたしておりますので、せっかくの機会でございますので会議をふやしているというのが実情でございます。
それでは、具体的な意見等につきまして申し上げさせていただきます。一応大きく6項目に分けまして、それぞれ意見等いただいているわけでございますが、まず町の行財政関係につきましては、使用料、手数料等の額を見直し負担の公平化を図ると、また優良企業を誘致し法人町民税の増収を図ると、また町から発送する文書等について安価であるメール便を活用すると。また、2項目めの協働関係につきましては、住民と行政職員の意識改革が必要であろうと。住民と行政が十分に納得できるまでの議論ができる環境づくり。また、3項目めの町産業関係につきましては、滞在型市民農園の開設、町の地の利を活かした酒々井ならではの産業育成。次に、観光といたしましては、子供から大人までだれでも気楽に参加できる生涯スポーツ、例えばパークゴルフ等でございます。また、5項目といたしましては、福祉、サービスを受ける家族が理解できるような研修会の実施。最後、教育関係では、環境教育を推進し豊かな自然の中で育つ子供の教育など等の意見等をいただいております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 3番議員、永井勝君。
〇3番(永井 勝君) 懇切丁寧なご答弁をちょうだいしましてありがとうございました。
第2ステージの合併のことにつきましては、現在県がどういう過程でこういう案になったかというご説明をいただきましたが、国の方針としましては将来日本の行政組織は道州制に持っていきたいという基本構想があるよと聞いておるわけです。そうしますとそのステップとすれば、今この2次的に出てきた案というのは中途半端な位置づけではないかなというふうに考える次第です。特に佐倉と酒々井みたいな小さい、小さいといいますか小規模なところ、10万云々ということを言いながらも、そういう形でまとめるよりはいっそのこと、市原市というのは市原郡が市になったと。それから、千葉市というのは旧千葉郡が千葉市になったというような、そういう脈略の上から旧印旛郡というのは言うなれば印旛市になった方がいいんではないかと。少なくとも人口の面からいきましても、印旛郡市が全部一緒になると七、八十万ぐらいの規模になるというふうに考えられますので、そういうような形のものが進むまで、この第2次合併みたいな中途半端なことにかかわり合うのは余り、特に自立の今まちづくりを進めている当町としては適当ではないのではないかというのが私的な意見でございます。
それから、子育て支援のことについてでございますが、町長の方の答弁の中で既に東酒々井のお話が出てしまったので、これ実は私、第2質問でそういうものが要望書として町長の方へ出されるというふうになった結論が出たということを担当の人たちから聞きましたので、それについてのご説明をちょっとさせていただこうと思いましたんですが、せっかく原稿つくりましたんで、ちょっと説明させてください。今、町長からご答弁いただいた子育て支援の施策についてはるる述べられておりますが、えきまえ保育園わらべの森開園に伴う緊急支援に関する請願書と並行して、請願者その他関係者たちから具体的に町当局に出された要望にこたえられたものと理解しますと。一方、今後の町の発展のために若年人口の増加を願う住民の思いを裏づけるものとして東酒々井自治連合会、それから東酒々井、ふじき野地区の住民に対して実施されたアンケートをもとに町への要望書が出されると聞いております。内容としては、1、保育園のあり方について、二つ、酒々井のすべてゼロ歳児から小学生を対象とした子育て支援の充実、3番目としまして学童保育の充実と、こういった項目についてアンケートから得られた住民の思いがまとめられております。町としてもこれらについて真摯に受けとめられ、有効な施策をつくっていただけるように期待するものでありますと、これが実は私の用意した原稿です。そういうことでございますので、この子育て支援につきましては、次年度すべてのそういったものにつきまして、予算化できるものについてはぜひともそういう措置をとっていただきまして進めていただけるようにお願いしたいと思います。
以上、要望でございます。これで再質問を終わらせていただきます。
〇議長(ア長雄君) それでは、3番議員、永井勝君の一般質問が終了しました。
◇ 山 口 昌 利 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に12番議員、山口昌利君。
〔12番 山口昌利君登壇〕
〇12番(山口昌利君) 12番議員、山口昌利でございます。午後の2番目ということで、若干お耳を拝借したいと思います。今回2点質問を行います。
まず最初に、教育問題についてお伺いします。我が国においてここ数年、心の教育やゆとり教育を掲げてまいりましたが、その成果がさほど上がっていない状況にあると考えます。なぜなら子どもの学力が低下していること、いじめが原因と思われる自殺が全国で発生していること、さらに学校によっては国の指導を無視した授業を行っていること、その他さまざまな要因が重なり、教育現場での指導が大変難しく徹底していない事態ともなっております。スタートは家庭に一番問題がありますが、今それだけを言っているわけにはいきません。特にマスコミは先生が悪い、学校が悪いなど騒ぎ立てております。これもまた当然です。しかし、今どんなことがあってもですね、大事な子どもたちをいじめによって、あるいはそのほかの理由で死なせてはならないということだと思います。それは私たち大人の責任でもあると思います。今般教育基本法の改正が決定される見通しですが、その前に町として子どものいじめや自殺などの事件を防止するための対策が急務ではないかと考えております。以上のことから次の質問を行います。
(1)として、11月16日、教育基本法改正案が衆議院本会議で可決、参議院に送付された。法案が成立する見通しであるが、改正案をどのように考えているのか、お伺いします。
(2)として、改正案の中で「愛国心」、「教育行政」とあるが、教育現場にどう反映しようとしているのか、伺う。
(3)番目として、全国的にいじめが原因と思われる子どもの自殺が多発しているが、家庭、学校、地域などが連携して、いじめや自殺を防ぐ方策についてお伺いします。
四つ目として、酒々井小学校、大室台小学校、酒々井中学校のいじめと不登校の現状について、それぞれお伺いいたします。
次に、2点目ですが、ちびっこ天国についてお伺いします。酒々井町では言うまでもなく酒々井インターチェンジと南部産業団地を最優先として取り組み、この事業を成功させなければ町の将来が危ぶまれることを強く認識しなければなりません。今後町の体育館に始まり中川河川の整備など、予算を必要とする事業が数多く見込まれております。それに伴いまして莫大な費用を必要としているのが実情です。そこで今最も大事なことは採算の合わない事業は中止すべきものと考えますが、いかがでしょうか。今、何も急いでやる必要はないと思いますが、いかがでしょうか。以上の観点から質問いたします。
まず、(1)として、町長は9月議会の一般質問の答弁で、改修費や取り壊し費用などの県負担を前提に施設の引き受けを前向きに考慮すると述べておりましたが、県からの回答について伺います。
(2)として、老朽化している建物や施設の耐用年数及び取り壊し費用の詳細について伺います。
(3)、過去5年間の決算ではトータルで3,484万円、平均697万円の利益であるが、現状から判断して継続運営には無理があると考えるが、いかがでしょうか。
(4)、仮に運営しようとする場合、根拠となる向こう5年間の決算の予想についてお伺いします。
以上、第1回目の質問終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、12番議員、山口議員からは2点のご質問でございますが、1点目は教育分野になりますので教育長と担当がお答えいたします。また、2点目のご質問につきましては私からもお答えいたしますが、具体的な内容によるものは担当がお答えいたします。
2点目の酒々井ちびっこ天国は長年にわたり町内外の子どもたちに親しまれてきた町の代表的な施設でありますことから、今後町が施設を譲り受けて運営することを前提とした場合、県からの支援として耐震補強工事費及び施設撤去工事費等などとして少なくとも3億円以上の県負担を要望しております。今月あるいは来月初めには県からの回答をいただく予定でございますので、その結果を踏まえ結論を出したいと考えております。
また、県との条件が折り合い譲り受けた場合は、運営方法など施設の有効活用等につきましてもさらなる検討を重ねてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 教育長、津田藤人君。
〔教育長 津田藤人君登壇〕
〇教育長(津田藤人君) それでは、12番議員、山口昌利議員より教育問題について4点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。
まず、1点目の教育基本法改正案をどのように考えているかというご質問でございますが、現行の教育基本法が制定されてから半世紀以上が経過し、この間、科学技術の進歩、情報化、国際化、少子・高齢化など、社会の変化に伴い教育をめぐる状況も大きく変化してきております。また、さまざまな課題が生じ、教育改革が求められているところであります。本改正案は、中央教育審議会等での十分な審議を経て今国会に提出されたものと認識しております。時代の要請にこたえ、現在及び将来を展望して重要だと考えるものを内容とし、幼児期の教育から家庭教育、生涯教育まで多岐にわたりますが、今日的教育課題に応じたものであると思っております。
次に、改革案の中の愛国心と教育行政について、教育現場においてどう反映するのかというご質問ですが、まず愛国心については、第2条の5で「伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」とあります。殊さら「愛国心」だけをピックアップするのではなく、全教育活動の中で日本の伝統文化や外国の文化、さらには我が町に関するさまざまな学習を深化することが国を愛する心や郷土を愛する心をはぐくむものと考えております。具体的には学習指導要領に沿った学習活動が展開されることになってまいります。
次に、16条の「教育行政」についてですが、一つは「この法律及び他の法律の定めるところにより行われる」。次に、「地方公共団体はその地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し実施しなければならない」との条文が加わっております。今後も学校教育法等関係法令にのっとり、学校の主体性を損なうことなく児童・生徒の実態に合った施策を推進し、教育活動が円滑に展開されるよう支援してまいります。
次に、いじめが原因での子供の自殺が多発している中、家庭、学校、地域が連携していじめや自殺を防ぐ方策ということですが、いじめ問題に対する取り組みは学校内だけでは有効ではなく、家庭や地域との連携が肝要であると認識しております。各学校には学校だよりや保護者会等を通じて現状や取り組みについて情報を発信するとともに、家庭で見られた兆候についても学校との連携、協力を求めることなど指示したところでございます。また、保護者や地域の方々を巻き込んだ取り組みとしては、我が子をいじめによる自殺で亡くされた方の講演や盲目のオルガニストの方の講演など、保護者や地域の方とともに聞く会が中学校で催されておりますし、小学校ではいじめ問題をテーマにした映画会を保護者とともに見て、親子共通の話題とするような取り組みもございます。さらに、PTAや学校評議員等関係団体といじめ問題について協議する機会を設定することも大切であると考えております。今回のことをきっかけとして、学校、家庭、地域の連携を一層強化し、教育委員会も連携づくりを支援してまいります。
次の4点目の質問ですが、町内の小・中学校のいじめと不登校の現状につきましては、学校教育課長より申し上げますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 学校教育課長、角井一郎君。
〇学校教育課長(角井一郎君) それでは、教育問題の4点目の3項のいじめと不登校の現状についてお答えいたします。
いじめの問題の現状につきましては、先ほど11番、森本議員のご質問の中で教育長がご答弁したとおりですが、現時点で深刻ないじめは確認されておりませんが、いじめは人間として決して許されることではないという認識のもと、早期発見、早期対応に努めているところでございます。
次に、不登校の現状でございますが、病気や家庭の事情など以外の理由で30日以上欠席した児童・生徒を不登校と申しますが、11月末で酒々井小では1名、大室台小では1名、酒々井中では19名でした。ただこれらの数字には一たん不登校と計上されてしまいますと、その後、解消あるいは好転しても、その年度中は不登校として扱われてしまいますので、解消、好転した生徒も含んでいるということでご了解いただきたいと思います。
また、欠席の理由として最も多いのは、本人の精神的不安や情緒的混乱などによる不適応、次に怠学傾向であり、いじめによるものはございません。また、その対応として、小学校には子どもと親の相談員を配置し、また中学校では校内適応教室を開設して、スクールカウンセラーや養護教諭と連携しながら、個々に応じた指導を行っているところでございます。また、教育委員会に学校適応専門相談員を配置しておりますが、町のふれあいルームでの指導に加えて、適宜学校に派遣いたしまして相談指導に当たっているところでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、戸村喜一郎君。
〇参事(戸村喜一郎君) 担当参事の戸村でございます。
ちびっこ天国のご質問に関しまして若干補足説明をさせていただきます。先ほど町長が大筋ではお答え願ったんですけど、細かい点幾つか出てございますのでご答弁申し上げます。
まず初めに、耐用年数と取り壊し費用の積算というようなことでございました。ちびっこ天国既に開設してから32年余りがたとうとしておるわけでございます。したがいまして、今までもプール関連の施設につきましては大規模な改修等が時々行われてきたというふうに聞いております。そんなことから耐用年数を何年かと言われても非常に出すのが難しいんですけども、どちらかというと正常な運営を続けるにはどの程度の改修等をしていくのかというふうにお考えいただいた方がよろしいんじゃないかと思います。さらに、管理棟につきましては一応鉄筋コンクリートづくりでございますので、それから申し上げますと約50年程度の耐用年数があるというふうに言われております。
それから、施設の取り壊しにかかる費用でございますけども、これも跡地をどんなふうに、取り壊した後の跡地をどんなふうに利用するかで若干違ってくるんですけども、例えばくいを残していいのか、それも引き抜いちゃうのかというようなことで違ってくると思うんですけども、今町の庁内の方で検討中でございます。
次に、仮に町が継続して運営する場合のことについてでございますけども、それとあと無理があるのか、あるいは決算の様子はどうだかということをあわせてご説明申し上げさせていただきますと、仮に5年間、決算を予想した場合なんですけども、これもちびっこ天国の入場者というのは非常に天候に左右されて多く入ったり少なく入ったりというようなことで非常につかみづらいんですけども、あくまでも今までの平均的な数字で申し上げますと、その収支の見込みは大体支出の方が7,000万前後、7,500万ぐらいのときがあるんですけど、平均してそのぐらいかかっているんです。お客さん1人当たりの単価というのが大体1,000円ぐらいなんです。したがって、7万人から8万人入ってとんとんと申しますか、プラスマイナスゼロぐらいかなというような予想を立て、今まで現にそんなことで言いますと平均的には大体七、八万人ぐらい、ここ10年ぐらいは入場者があるということでございます。そんなことであくまでも平均的な数字で申し上げたんですけども、天候に左右されますからちょっと前後するかもしれませんけど、総体人数を読むことができれば収支は若干プラス方向にいくんじゃないかな、そんなふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 12番議員、山口昌利君。
〇12番(山口昌利君) それでは、再質問を行います。
まず、教育問題についてですが、いろいろ教育長答弁ありがとうございました。一つだけお伺いしたいんですが、学校と教育委員会のかかわりについて、私たちわかっているようでなかなか何かわからないものですから具体的に教えていただきたいと思います。
それと私、小学校と中学校、これボランティア活動で年一、二度お伺いしています。酒々井小の校長先生、それから大室台小の校長先生、このお二方もなかなかしっかりしておりますし、いじめによる自殺など起こらないなと安心はしております。さらに、中学校はご存じかと思うんですが、あいさつ日本一を目指して頑張っていると。これもまた私は非常に心強く思っております。知らない方もおいででしょうから一応ご披露申し上げます。
それから、ちびっこ天国ですが、9月の答弁の中でも入園者が七、八万人いないと赤字になるというような説明受けております。今回も同じような回答でしたが、今成田市の公津の京成駅前に、これはキッツスポーツスクエアというスポーツジムと、それから温水プールとを完備した施設がございます。これは会員制になっておりまして、平日利用の方が何か月間6,900円、そのほか日曜、祭日でも利用できる、この場合には9,000円、この2種類があるんだそうです。この町からも年配の方かなり利用しているというようなことをお伺いしています。今年の4月ですから施設とか、あるいはスポーツ機具類新しいもので大変好評のようです。しかも、インストラクターがおりまして、泳げない人でも懇切丁寧に教えていただけるというようなことになっております。このちびっこ天国が約34年経過しているということで、それから考えますと天候に左右される、当然なんですが、施設そのものの改修をそれこそ考えないとお客さん呼べないんじゃないかと私は考えます。日本全国、今観光事業、あるいはそういうもので成功しているところはほとんどないんですね。千葉県で一番注目された市原、県子どもの国ですか、発足当時はこんなに近くでいい施設はないというようなことで大変好評であったようです。でも今年に入って県から市原市に譲渡の申し出があったようですけど、それを運営ができない、費用がかかるというようなことで断ったというような記事が載っております。ちびっこ天国を考えた場合、とんとんの採算ではすぐに運営を、あるいは引き受けをすべきではないんじゃないかと私は考えます。施設の取り壊し費用そのほかははっきり出ておりませんでしたけれど、これが例えば2億、3億かかった場合に、このままちびっこ天国を運営して、毎年例えば1,000万、2,000万の黒字になったとしましても、減価償却といいますか、それを補うだけの収入が得られないんじゃないかと思います。ですから先ほど公津の杜にできたスポーツジム、これは単純に比較はできませんけれど、そういう間接的に競合する施設もできているというようなことですから、そういうことも十分勘案して、これからちびっこ天国をどうするのか。最初に私が申し上げた採算の合わない施設は中止すべきというのはそういう点からも心配するものですから、再質問ということするわけです。あと何かありましたら回答をお願いしたいと思います。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〇町長(小坂泰久君) 県との話し合いにおきましてもですね、私どもが、あくまでも条件が整っての話でございますが、引き継いだとしても何が何でもやるということではないんですね。要は要するに特に機械類はいわゆるかなり経過しておりますので、それが例えば5年くらい使ってて壊れてしまったというときには、いさぎよく閉園すると、これにまた金をかけて直すということはしないつもりでおります。というのはそういうことをやれば当然収入よりも支出が多くなるわけでございます。ですからこれはあくまでも「たら」、「れば」の話ですので、いわゆる維持補修、通常維持補修を適切にやって使える範囲という認識でおります。そういうことでございます。そういうことでごしんしゃくいただきたいと思います。
〇議長(ア長雄君) 学校教育課長、角井一郎君。
〇学校教育課長(角井一郎君) 再質問にお答えさせていただきます。
教育委員会と学校との関係ということでございますけれども、直接的な教育活動は学校経営として各学校が関係法令、それから国、県、設置者の教育委員会の指導、助言のもと主体的に行っているところでございますけれども、教育委員会のかかわりといたしましては大きく分けて3点あるかと思います。一つは物的管理ということで、設置者の教育委員会として施設設備、予算等の管理をする。二つ目が人的管理ということで、教職員を含む監督。3点目が運営管理面ということで、学校の教育活動そのものに対する指導、助言と、こういったことになるかと思います。形としては教育委員会が学校に対して指導、助言、学校は教育委員会に対して指導、助言を求めるというような関係になっているかと思いますが、よろしいでしょうか。
〇議長(ア長雄君) 12番議員、山口昌利君。
〇12番(山口昌利君) いろいろご答弁ありがとうございました。ぜひこの町が教育問題、それからちびっこ天国、これもよりよい施設になるように期待して質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(ア長雄君) それでは、12番議員、山口昌利君の一般質問が終了しました。
しばらく休憩します。
(午後 1時50分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午後 2時00分)
◇ 原 義 明 君
〇議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、9番議員、原義明君。
〔9番 原 義明君登壇〕
〇9番(原 義明君) 9番議員の原義明でございます。早くも師走の半ばとなり1年が過ぎるのもあっという間であります。今年最終の一般質問を始めさせていただきます。お疲れのところ恐縮ではございますが、しばらくの間ご清聴よろしくお願いいたします。
さて、本日はお伺いすることは2点ございます。第1点目は、中心市街地活性化に向けた駅周辺における方向性についてお伺いするものであります。中心市街地の活性化は町民生活の日常的利便性を維持するためだけではなく、地域中心の繁栄は人の心に安らぎを与え郷土愛を盛り上げることには欠かせない要件であります。最近までは中心市街地活性化は駅中心にして商業構造の改善等、商工業振興対策を講じてまいりましたが、遅々として解決されておりません。もはや今日の活性化とは商店街の復活だけで考慮しても、社会の変化、動向によっては限界が生じてきました。そこで城は外堀から埋めよの例えもありますように、今までより視点を変えて中心市街地となり得る駅周辺に向けてのアクセスを長期的な展望での検討を図ることを提案したく思います。地域の中心までの地形、交通の利便性があれば人はおのずと集まります。そこで中心市街地活性化に向けた土地計画、土地利用計画をベースにしての具体的な論議も別の視点からの検討方法であると考えます。幸い当町は四つの駅があるという近隣の市町村に比べて大変恵まれた地域であるにもかかわらず、有効利用がなされているとは言いがたい現状であります。そこで中心市街地活性化を違った視点、角度から、駅までのアクセスを長期的展望とはいえ、それでも早急に検討していただきたいのであります。
そこでその一環として京成酒々井駅西口の整備を図るために、まず駅に向かっての道路混雑の改善や将来中心市街地とのアクセスづくりに貢献できる段階的な道路の整備が肝要ではないかと思います。既にマスタープランにも掲げられております県道宗吾酒々井線の整備もありますが、さらに中平橋から宗吾酒々井線に出る信号とわずかな距離にもかかわらず京成酒々井駅西口に入る2カ所の信号のために大変な渋滞を招いている現状を踏まえ、西口からダイレクトに中平橋方面に行ける新しい道路の建設は西口へのアクセスに大変便利になるはずであります。また、最近は生活環境の整備の必要性も言われており、ランドスケープ、つまり景観、風景ということが強調される時代でもありますので、その点この新道路は水路がある田園風景が見えて美観的にも逆に好ましいのではないでしょうか。新道路が実現された暁には駅周辺の顔づくりや身近な店舗等の誘導による魅力ある商業地への形成に向けた具体的な方策も出てくるのではないでしょうか。現在の財政の厳しい折、クリアするためには多くの問題があることは十分承知しておりますが、中心市街地活性化は交流人口がふえ、さらに住民に将来の酒々井町のビジョンに夢を持っていただけるという観点から必要不可欠ではないでしょうか。きょう私がここで申し上げたいことは既に都市マスタープランにも掲げられており、まちづくり基本方針にも京成酒々井駅西口を町の拠点にふさわしい魅力とにぎわいのあるまちづくりを目指すと計画されております。あえてきょう改めて私が申し上げたことは、中心市街地活性化も道路問題もともに遅々として進展の気配がなさ過ぎて、住民の方から絵にかいたもちと指摘を受けても反論の余地はありません。道路が改善されることにより将来の市街地及び集落地との連絡強化が図れ、懐の広い京成酒々井駅西口を拠点とした中心市街地活性化にも弾みがつくはずでありますので、現在までの具体的な推進状況及び今私が提案いたしました道路の件にはどこまで理解して推進していただけるのか、見解をお伺いいたします。
2点目であります。遊休地の有効利用についてお伺いをさせていただきます。再三町管理の遊休地について、その有効利用策の提案をしてまいりましたが、どこの土地も具体的な方策が実現されておりません。現在どこの市町村も行財政改革を迫られております現状は周知のごとくでありますが、この財政危機をうまく乗り切るための仕組みを構築しなければならないことは当然でありますし、また行政がそのための推進を検討されていることは周知して理解をしております。しかし、特にどのような状況になっても行政としての生産性を上げることも、そのための仕組みを導入することも、今後重要な課題になってくると考えます。そこできょうは幾つかあります遊休地の中でも、私なりに即実行できるのではないかという提案をさせていただきますので、よろしくお願いします。
まず、そこはJR南酒々井駅前の町管理の土地であります。以前この土地の購入理由をお伺いしましたとき、いずれ開発されたときのために事前に購入されたとの答弁をいただいた覚えがあります。しかし、いまだに南酒々井駅前には具体的な開発計画も推進されておらない現状を憂慮し、駐車場にして住民サービスの一環として利用できないものでしょうか。駅周辺の管理、整備は行政の責務であります。現在南酒々井駅を最寄りの駅として利用されているネオポリス団地や開運団地の住民のためにとりあえず駐車場として開放または貸し出しを検討していただきたいのであります。現在駅前は大変荒れております。駐車場にすれば多少の整備もできることでしょうし、安価な料金にても町の財政に協力していただけるようなシステムは図れないものでしょうか、見解をお伺いいたします。
以上で最初の質問を終わりにさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、原議員からは2点のご質問でございますので、お答えいたします。なお、具体的な内容によるものは担当からお答えさせていただきます。
1点目の中心市街地活性化に向けた駅周辺における方向性につきましては、ご指摘のとおり大変重要なことと認識をしているところでございます。京成酒々井駅西口周辺地区は後背地が印旛沼であり、かつ農振農用地区となっております。そのような制約の中におきましても県道宗吾酒々井線に面した地区につきましては、町の都市マスタープランにおきまして良好な農業環境を維持しつつ、駅の近接性の高さに応じた適正な市街化の誘導を図る地区として位置づけてございます。また、ご質問の道路につきましても、同じく都市マスタープランにおきまして県道宗吾酒々井線のバイパス的な役割を果たし、町域北部での東西間を連絡する幹線道路として将来的に整備が必要な道路と位置づけてございます。しかしながら、ほかに優先しなければならない事業も多く抱えておりますことから、中長期的な視野で検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 建設課長、水藤正平君。
〇建設課長(水藤正平君) 私からは2番目のご質問、遊休地の有効利用についてお答えさせていただきます。
JR南酒々井駅前の土地につきましては、路線バスの回転予定地として平成14年に取得した土地でございますが、現在は定期バスの運行もないことから遊休土地となっています。ご提案の駐車場としての開放または貸し出しということでございますが、近接している民間の月極駐車場におきましても空きがある状況でございます。現在、庁内において比較的活用の低い公共用地等の町有財産について有効活用を図るため検討を行っているところでございますが、この土地につきましても駅に近接する貴重な財産として今後のまちづくりの展望を踏まえ、十分検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 9番議員、原義明君。
〇9番(原 義明君) それでは、ご答弁いただきましたけど再質問させていただきたいと思っておりますが、私が申し上げた中心市街地の駅周辺における方向性ということは、都市マスタープランを担当課も町長ご存じだろうと思って僕は申し上げたわけでございますが、既にこの立派な冊子をつくってございます。私はこれに基づいてお尋ねをさせていただいたわけでございます。この件について西口の周辺についての渋滞緩和というものの中でやはり交通体系について、まず1点目について再度お尋ねさせてください。要するにこの改善策とか将来の市街地とのネットワークづくりということに向けた段階的な幹線道路への整備を図りますということで、行政さんはこのようにきちんとしたプランを掲げておるわけでございます。この辺はどのように私はまちづくりの基本にのせてプランを作成したのか、私はどうも不思議でならないわけでございます。ですから要するに京成酒々井駅前、西口の県道宗吾酒々井線というものにつきましては、現在も住民の方からいろいろな意見が出ております。大型車輌は進入禁止でございますけど、頻繁に通行されております。何か私の質問に対して何かあれですか、ざわざわしてますけど、よろしゅうございますか。参事、前向きでお願いいたします。要するに私は県道宗吾酒々井線のバイパスの整備の検討についてでありますよ。要するに県との協議は何回ぐらいもう行っておるんですか。西口の駅前のところ、あれは大型車輌は進入禁止でございます、町長ご存じだと思うんですが、頻繁に大型車輌が通行されております。信号が2個もあるということで渋滞のもとになっているわけでございますが、そういった中で新しく、要するに県道宗吾酒々井線というバイパスの整備というものが検討に入っているわけですよ。これは平成11年か、何年の中にきちんと位置づけされております。これは県道宗吾酒々井線バイパスとなっております。この辺はきちんとなっております。ですからこういったものをどのように県との協議を何回ぐらい重ねておったのか、あるいは内部検討、行政の方でやっぱり内部検討、状況どう進行しておるのかというものもきょうお尋ねできればありがたいと思っております。さらにはまた、この都市マスタープランにまた期待をして継続させていただいてやっていくのかどうだか、その辺もさらにきょうはお尋ねをさせていただきたいと思っております。参事、私の顔見てにこにこしてますけど、これは前にご経験あると思うんですが、このように立派な中部地区のもので出ております。ですからやはり一つの目的意識と申しましょうか、ビジョンというものを達成するための計画というものは運営されることは当然ではないでしょうか。そういう意味で私は基本計画の認識というものに対して、基本計画の策定というものに対して、私期待を申し上げて皆さんに申し上げたわけでございますので、ご理解いただきたいと思っております。
それと今2点目の駐車場については民間の方のというような話も出ておりましたけど、駐車場が空きがあるということでございますけど、これもやはり今職員の方々が大変苦労していろいろ整備図ってやっていらっしゃるようでございますけど、これも基本的には南酒々井駅前地区の開発というものはマスタープランに昔記載されておりました、当初はですね。いつの間にやら総務課が清掃業務に携わって清掃ばっかりして張り紙をして、駐車場がないかわりに駅前に行っていただくとわかります。常に二、三台はとめられています。正面から左側にとめられています。それを町民の方は非常に困っております。近隣の方々いろいろ生活道路ですから、ですからそれを総務課さんは行って張り紙しているだけです、駐車は困りますと張り紙をしているだけでございます。これでは何の効果もないです。せっかく駅が四つもございます。駅広というものの活かし方、顔づくりというものに対して、私はどうも美観的に駅前の整備ができないのかなということできょうお尋ねをさせていただくわけでございますけど、いずれにいたしましても今後においてもやはり厳しさ、予想される厳しい財政状況であります。何といっても自主財源の確保が今まで以上に大きな課題となってくるわけでございます。したがって、僕は先ほど触れたようにせっかくのあの駅前の土地をただ荒らしておくだけでは何の価値も出てこないと思います。やっぱり行政の住民サービスとして低価格な安価な値段で1日置いても1,000円以内でいいんじゃないですか。あるいは差し当たっては砂利の駐車場にするとかそういう形で、あるいはコインでやれるような、コイン方式も今出ております、リースで出ておりますので、そういったものでもう少し整理をしていただいて、美観、美的の面からも、私は今のままでは非常に美観が悪うございますので、その辺を再度どのように具体化されているのか、職員の皆さんの前向きな意欲あるご回答をいただきたいなと思っています。いずれにしても今後のまちづくりの私は大きな課題の方向性だと思っておりますので、何といっても自立を目指した場合には交付金のカットを伴うとか、いろいろな面で厳しさはありますけど、職員のやっぱりやる意欲の知恵の、知恵といいましょうか、そういうものを私期待しながらご回答いただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) まちづくり課長、石川丈夫君。
〇まちづくり課長(石川丈夫君) 西口の関係でございますけども、これにつきましては都市マスタープラン、確かにいろいろと計画は立ててございます。これは京成西口につきましての計画につきましての内容は、現在県道宗吾酒々井線ございますけども、そちら側までが市街化区域となっておりまして、それ以降が調整、それから農振区域というような形になってございます。ですから調整区域を含めたその中で、もう少し懐のある市街化区域をつくりまして、西口の方にも活性化を図ったらどうだろうかという構想をつくってございます。したがいまして、そこに議員おっしゃられました県道宗吾酒々井線バイパス、これについても成田から佐倉まで結ぶというような路線、これがもっと大きな内容になってございます。そういった計画でそういう位置づけをしてございますけども、これについては今後そういうふうな町の活性化につながるように、広くそういうものが手法がありまして、拡大できればいいかなというような内容で、あくまで都市マスタープランでございますから将来の都市づくりということで掲げてございます。そういった関係でこういう内容になってございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 建設課長、水藤正平君。
〇建設課長(水藤正平君) 私からはJR南酒々井駅前の土地につきまして再質問にお答えさせていただきます。
議員からの貴重なご意見大変ありがとうございました。先ほども私から申し上げましたとおり、近接している民間の駐車場の月極駐車場もございますので、そういったものが空きが出ているというのが現状でございます。そういったことを踏まえまして先ほどご答弁させていただいたところでございます。今後も駅に隣接する貴重な財産であるというようなことを十分認識しながら検討してまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 9番議員、原義明君。
〇9番(原 義明君) ご答弁いただいておりますけど、何かいま一度遊休地の有効利用というものが図れないような、私はあえて申し上げたのは、要するに今厳しくなってくるこの財政面に対して少しでも協力できるんじゃないかなというような思いできょうはお話をさせていただいたわけでございますが、いずれにしてもこういう形で基本的なマスタープランに掲げてあるわけでございます。ですからやはり一つの目的意識といいましょうか、ビジョンを達成するための計画性というものは運営されていることは私当然だと思っておりますけど、基本構想であるから基本計画であるということをよく十分認識していただいて、これをやはり要するに基本計画を十分に公表して実現できる保障の体にするような方向性というものをこれから私は推進していただきたいなと思っておりますので、せっかく基本計画を立てても絵にかいたもちで終わってしまっては何の効果もございません。せっかく町民の意見とか、あるいは今回は新たに議員の意見もいろいろ取り入れたようでございますので、その辺を踏まえた中でやはりこのまちづくりに向かって進めたいと思っておりますので、私もそういう意味では皆さんに期待もさせていただくし、また自覚していただきたいと思っておりますので、そういうことでさらにまたこの有効活用をいただけるように、また駅前の顔づくりにもなれるように私も期待申し上げて、皆さんの答弁はこれ以上進んでも進んでこないようですから、私これで終わりにします。ありがとうございました。
〇議長(ア長雄君) それでは、9番議員、原義明君の一般質問が終了しました。
◇ 菊 地 宏 君
〇議長(ア長雄君) 次に、2番議員、菊地宏君。
〔2番 菊地 宏君登壇〕
〇2番(菊地 宏君) それでは、本日最後になりましたので、あと20分ぐらい目をちょっとあけててください。済みません。もう皆さんお疲れだと思いますけど、あと20分ぐらいで終わりますからよく聞いててくださいね。よろしくお願いいたします。
〔何事か言う者あり〕
〇2番(菊地 宏君) 大体20分ぐらい。結構でございます。答弁の内容にもよりますけどね。
町長がこの町の新しい町長として就任されて約1年たちました。おめでとうございます。無事に何の大きな何もなく、よろしくお過ごしでおめでとうございます。確かに新しい町長のもと少し変わったかなと思われる点はございますね。これは感激しております。というのは皆様の、住民さんの意見聞いていますと、町長あちらこちらの会合によく顔を出しますねという話を聞いております。そういう意味では今までの前町長とは違って新町長は少しは前と違うのかなという期待を持っています。これはいいなという印象を持っています。特に新町長がこの町の首長となられたときに公約した印象を私はよく覚えております。すなわち行政の効率化と住民サービスの向上を目指して、これまでの町政システムの総点検を町民の立場から新しい視点で実行しますと、合い言葉はスピードアップでございますと、こう町長はっきり言っております。これを町長もう一度自分のメモでも見られて、おれはこういうことを言ったんだということをぜひ念頭に置いていただきたい。要するに住民の立場から新しい視点で実行しますと、こう言っているんです。合い言葉はスピードアップです、こう言っています。そして、この三つの約束の中で第1点の約束みたいなもんで、情報公開に努めて住民参加、明朗行政、これは必ずやりますと、こう言っております。私は大賛成でございます。ここには100%支持いたします。この新しく町長となった小坂町長がこういうことを言われたというのは、まあ前の町長も聞かれたらば、ううん、ちょっと違うことやるなというふうに思われたと私は思います。ただしかし、現実のこの町の行政に目を移したとき、果たして町長の言われるとおり、特に三つの約束のうちの一つ、情報公開、こういったものはどうだろうということをやっぱり問わざるを得ません。ここで私は町長にこの1年間を振り返ってみて、私が前の町長と違うこういう情報公開をしたんだということを摘記、一つ一つ取り上げていってほしいと思うんです。こういうことはやっていなかった、私はこういうことやった。こういうことやったけども、前は全然なかったということがあったらばですね、あったらばですけど、ということをぜひ挙げていただきたいと、こう思います。ただ姿勢、立場が違いますんで、町長と私とは意見が違うところいろいろあると思いますけど、ただこれはおかしい、妥当でないという点は、私は指摘できると、こう思います。
本年6月の定例会で町長は私の質問に対して次のように答えています。情報は原則公開するもので隠すものではないと、情報は段階を経ながら町として説明したいと考えている、こういうふうに私にはっきりお答えしたんです。ちゃんと本にも書いてあります。これが町長の言葉なんです。ところが、こういう意見を住民に言いますと、そうだろうかと、菊地さん本当にそうだろうかと、私は余り変わってないように思うなという意見が出てきます。今までとどこが違うんですか、それをはっきり示してくださいと、こういう意見がかなり多いというのも実情でございます。住民から見ればこれでは従来と何ら変わってないんじゃないのという疑問が出てくるわけでございます。
具体的に問題をちょっと整理していきますと、まず前回の議会で満場一致で賛成を得た、先ほども出ましたわらべの森の請願の取り扱い方でございます。これはちょっと私請願の取り扱い方というのを最近勉強したんで、ちょっと違っているかもしれませんけど、その場合お許しください。私は永井議員と一緒にいわゆる請願者としてその結果を待っていたんですけれど、紹介者の1人として待っていたんですが、今日現在に至るまで何の通知もないというのは、これでいいんでございましょうか。というのは、私の情報公開を原則としますという町長の言葉とは違うんじゃなかろうかということに疑問が出ています。請願者から話は大体聞いておりますけれど、皆何とかという話ですとか何とかという伝え聞きに終わっているわけです。もし私が途中中に入っていれば、その段階で必要な問いや要求をすることは恐らく可能であったということは言えると思うんです。この請願書というのは議長に問うべきかもしれませんけれど、一体どのように取り扱われて議長の手元にいって、それが町長の手元にいってどういうふうになっているんだろう。それから、紹介者に対しては何の連絡もないんだろうか。何か理不尽のような感じがしますけれど、情報公開ということに限って考えますと、これはちょっとおかしいんじゃないかなと思わざるを得ないと思います。町も苦しいと思いますけれど、しかし住民サービスの向上というのを目指している町長であれば、いま一歩の改善が必要ではないんでしょうか。この間の案件の推移をご説明ぜひ願います。一体どういうふうにして、この請願というのが扱われていったんだと。我々紹介者には何の一言の連絡もないんだ。これでいいんだろうか。ほかの請願者も全部そうですよね。それで終わってしまっている。これは僕は問題だと思います。よろしゅうございますか。
次に、南部開発とインターチェンジについてでありますけれど、町はですね、先ほどから何回も出てきますとおり7月21日にある広告を出しましたですね。この町は何か情報公開を住民に対して、我々に対してじゃなくて住民に対していたしましたかということをお尋ねいたします。先ほど我々にはいろいろ会議があった、どうだこうだというのがありました。ただあれだけでもいいですから、あれをなぜ町民に還元しようとしないのか、なぜあれを町の議会だけにとどめておくのか。僕はこれに非常な疑問を感じるんです。何月何日どこそこでだれそれと会いました、何月何日どこそこでだれそれと会いました。それだけで結構ですから町民には非常にこれ役に立つんですよ。我々が説明せんといかんわけですよ。何で菊地さんそれ出ないの、町長が悪いんだよ、僕はいつも言ってますけれど。町長悪いという言葉をちょっと誤解しないでください。やっぱりこれは異常な問題なんですよ。町長はいるのって、こういう感じですよ。ああ、そういうことやってんの、だったら我々にも教えてよということなんです。これは先ほどの原則から言わせると、情報公開の原則という点から言わせると、完全に間違いだと私は思います。
自分としても11月7日に都市計画審議会がございました。あの都市計画審議会、町長も出席されて、あと何人かここにも出席されたからわかると思いますけれど、あれ要するに賛成者のための集まりですよね。我々が出ていって、また変なこと言っているのが1人か2人いるなと、まあ無視しておけ。はい、賛成の方手挙げて、賛成ほとんどですよ。はい、賛成多数、よって可決、これですよ。これが原則なんですよ。ところが、これはやっぱりおかしいんですよね。これはやっぱり議論すべきなんですよ、あの場では全然議論にならない。議長は議長ですからね、議論にならないんです。もう完全に一方的で、はい終わり、これで審議会を終わりますと、こういうことですよ。ところが、これはやっぱりおかしいんです。我々に対しても何にもその前後に説明はありません。地元はあのときの意見書を見たらおわかりかもしれませんけど、大体おおむね賛成で、他の人はみんな疑問をぶつけて反対しているんです。飯積の方は賛成なんですよ。いいじゃないか、しようがないからやれよ。ところが、ほかの酒々井町とか中央台の方は皆さん反対している。こんなことを酒々井につくってどうするんだ、困るじゃないか。ちょっとよろしいですか。立ち話じゃなくて話されているようですけど、よう聞いてください。そういうことでは僕はいけないと思うんです。私の耳には町はWDJだとか、さっき出たミスター何とかさんという人が来て説明したらしいよと、らしいと、みんなこれで終わっているんですよ。ところが、これをなぜ町民に一言も隠さずに何で発表しないんですか。そんなビラつくるのが嫌ですか。私がビラつくりましょうか、本当ですよ。これは町長としての立場がなくなっちゃいますよ。みんな課長に任せて、これは細かいことですから課長以下にお任せします。みんな課長以下にお任せして、私は何にもしないと。これはやっぱり町長として僕は失格だと思いますね。町長は自分の意見で自分の行動を述べなきゃいけませんよ。あの7月21日のクエスチョン&アンサー見ておわかりでしょう。あれは各課の答えの寄せ集めなんですよ。町長の意見は全然出てない。あんなのは町の意見とも何とも言えませんよ。そこをよくおわかりいただきたい、こう思います。町はこういったことは別にして、住民に対してもう少し状況を提供すべきじゃございません。でなきゃ今までと全く一緒ですよ。この間も前町長とどっかで会いましたけど、いやあ頑張ってますねと言ったら、何かちょっと笑われましたけどね。ただ前の町長と今の町長どこが違うかというと、どうも最初は違うなと思ったんだけど、だんだんその乖離点が小さくなってきましたね。非常に悪い方に悪い方に吸い寄せられている、こう思わざるを得ないんです。私は住民からこれ言われておりますから。その住民連れてきてもいいですけど、これ本当ですよ。そういう方が非常に多いんです。
例えばさっきだれか言っていましたけど、今度の南部工業開発なんていうのでもって反対の人が9割いるんですよ、ご存じですか。これアンケートのとり方いろいろ問題あると思いますけど、9割の方が反対ですよ。そういう状況なんですよ、今。ですから今町長の頭に入っている部分と課長から上がってくる頭とよう相談して決めるんでしょうけど、僕はそれは大分ずれているなと、実際と、この町の実態とは大分ずれていると、こう思わざるを得ません。もう少しこの町の住民に情報を提供すべきだと私はそう思います。そこからすべての判断をなすべきなんです。県がこう言った、千葉県庁がこう言ったということは別にして、私はこう思うという意見をはっきり明示すべきだと思います。もしも町長が来年4月以降までは協議中で話ができないんだから、それまではいいよ、もうほっとけほっとけという姿勢をだれかにお示しであるならば、これは間違いでございます。それだったら町長なんかここで必要ありませんよ、本当。それを皆さんに諮って、自分の意思でこなして、それを我々にぶつけるべきなんですよ、課長以下にもそれをぶつけるべきなんです。そこをよくご理解願いたいと思います。町長の情報は段階を経ながら追って説明したいと言っていますけど、段階はずうっと経てきているけど、全然説明がないんですよね。欠落しているんですよ。そうでしょう。7月21日から我々に何にもないわけですよ、住民に対して説明できるものが。これは原則情報公開ということを原則にして考えていただいた場合に、これはおかしいな、これはまずかったなと町長思っていると思いますけど、それを自分の手で口で実行していただきたい、こう思います。
去る11月15日の朝日新聞にこの概要が載っておりますね。あれはだれがしゃべったのか知りませんけど、全部出てますね。ただあの中でいろいろ質問が来ました。本当なんですかと、この話はと。まず、そういう質問が来ましたよ、何せ9割が反対なんですから、この話本当ですか、できるんですかというところから質問はさまざま参ります。なぜ町は住民の皆様にこの計画を予想を入れたとしても、協議中でも何でもいいんですよ。今の時点でよくわかんなければわかんないでいいから、それを一歩絞ってですね、明らかにすべきだと思うんです。私は疑問に思いますからもう一回繰り返しますけどね、年間集客数が2,000万ですか。これ町長はだれかから言われて、2,000万だからおまえやれやと言われたのかもしれませんけれど、これはようく考えてください。今この町の周りで一帯大きな計画がたくさんあるわけです。そこで2,000万なんて人が集まるのかどうか、これが第1点です。これは質問、答えてください。だれがその事業者なのか、だれが実際一体やるんだと。WDJなのか、それともさっき出たトーブマンとか何とかという人なのか。WDJとトーブマンとはどういう関係なのだ。この町でもトーブマンというのは何回も来ているわけですよ。皆さんご存じですか、もう四、五回来ているわけですよ、この町に。ところがトーブマンに対しては我々に全部口をふせいで何も言わない。この間、ちょっと資料もらいましたけどね、そういうのがこの町の姿勢なんです。最後、来年4月まではほうっておけ、来年4月になったら全部出るからいいじゃないかと、それまでは答えなくていいや、ほっておけほっておけというのが町長の姿勢なんですよ。これは町長、姿勢としては極めてまずいと思います。今町長の姿勢としてとるべき態度は、住民に情報を少なくとも知っている範囲で、公開できる範囲で、限定つきで結構ですから公開すべきなんですよ。そして、住民に判断させるべきなんです。その判断を見て自分はどうなんだ、反対だ、賛成だ、そういう意見決めたらいいんです。今我々は全然真っ暗ですからね、そういう中で方針を決めるというのは僕はどうかなと思います。
それと先ほどからいろいろ出てますけど、道路渋滞は本当に大丈夫ですか。296、51号というのは今でも非常に狭い。あれは51号はここから千葉までの道を考えたときにところどころ2車線にもなっていますけれど、あれが2車線で全部できるということはもう相当時間がかかりますよ。296なんて今だって走れないでしょう、あそこ。そういうとこにこんな大きなのつくって、どうやって走り抜けられるんですか。これは無理です。そう思います。これらに対して町として、町の責任で明確な返事をお願いしたいんです、我々はこう思っているんだと。千葉県は通ると言ったけど、我々は疑問を持っているよ。千葉県は疑問を持っているけど、我々は通ると思うよ。このどっちの意見でもいいですから、自分の意見をはっきり出していただきたいと思います。これがもしだめならば住民説明会をぜひ一日も早く行っていただきたい。来年4月まで待つということは不可能なんですよ。住民説明会を早くやってください。あんなどこか飯積の方でやって、説明会やりました、五、六人が何か集まって説明会やりましたなんていうのはやったうちに入らないんです。この案件というのは酒々井町の案件ですからね、一部の地域の問題じゃないんです。そういう意味で説明会をぜひやっていただきたい。これはぜひお願いします。町として住民にはふたをしておけというような大々的なスローガンは、これは絶対今はだめです。
先ほどから北海道の夕張市の話がいろいろ出てきていますけれど、夕張市っていうのはなぜああなったか、ご存じでございましょう。議会も悪いんですよ、市長も悪い。何にも議論しなかった。短期間で借りていたやつを違う項目で全部処理しておった。あけたら、えっ、これ今年返すの、ああじゃだめだよ、アウトだよってことでしょう。先ほどどこかの課長がこの町の実情言ってたような気がしますけれど、そうじゃないんですよ。皆さんが本当に議論して徹底的に討論して、これだったらいける、いけないということを議論すべきなんです。いけなかったらやめるべきなんですよ、これ。町長としての判断の一つは、やめるということも入っていますからね、これ。前の町長がやったやつだと、私は反対なんだということでいいんですよ、これ。前の町長がやったからしようがないおれやるわ。これじゃあ新しい町長とてしての姿勢が僕はできてない、こう思います。この町が北海道の夕張市のようにならないようなことにぜひ努力していただきたいと思います。いま一度情報公開について町長の態度を表明していただきたいと、こう思います。
次に、また移りますけれど、JR酒々井駅と中川踏切でございます。この間ある課長さんからあるメモをもらってこの交渉経緯を全部聞きました。ここにございますけどね。建設課はJRについて、平成18年度中にJRが概要イメージと概要金額を作成する予定と説明していますけれど、今の現在の進展状況をもう一度問います。
また、中川踏切については先般担当課長から、これ11月7日ですけど、回答得ましたけど、これはJRの言い分を全くそのまま聞いただけで、ここに酒々井町の町の課長としての立場が全然入ってないんです、これ。これ全部回覧してもようございますよ。何と言っているか。中川踏切の件についてと題して、遮断機が閉じられている時間を短縮できないかというのは僕の質問なんです。これに対するJRの回答いろいろ書いてあります。でね現在の技術ではできないとの回答である。結論として、これは課長ですけど、上記のことから現状では中川踏切の遮断機の閉鎖時間、鳴動時間を短くすることは、列車運行の安全上から困難である、これが回答なんです。これ皆さんわかりますか。先ほどもいろいろ質疑応答がありましたけど、町がこういう姿勢で自分の姿勢を全然言わないとなったら町長の価値がないでしょう、これ。JRのドアをたたいてですね、あれ何とかなりませんか、なりません、ああ、そうですか、結構でございます、わかりました、そうやって帰ってくるんですよ。これじゃあ我々ちょっと任せられないなという感じはしますね。皆さんご存じのとおり酒々井駅というのは、これ成田の支社になっているわけですよ。成田から電車に乗っかって6時ごろ来て、何時かに帰るわけですよ。だからここの踏切が要するに何だこれ、120キロメートル時を想定して1,305メートルを通過する時点で全部閉めちゃうんです、危ないから。だから下りは全然これ時間かかるわけですよ。そういう意味で町としてこれは何とかならないのか。これをなぜ課長として言えないのかなと。私はこれこの間も言いましたけどね、これ議会で言いますからと言いましたけど、課長さんもその辺で聞いているでしょうが、これは回答にはなっていないと、こう思います。酒々井町として列車運行の安全上問題なしという結論の詰めをやっていただきたいんですよ。自分であれは上げ下げすればいいわけですよ、そんな踏切なんていうのは。そこに人が来て、JRから来て踏切上げ下げしたらいいわけですよ。それをぜひやっていただきたい、こう思います。
最後に、ちびっこ天国ですけど、これはいろいろ回答があったんで、私からは質問はやめさせていただきます。ただ3億円ぐらいかかるという話ですけど、3億円のちょっと内容をわかりましたらちょっと教えていただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、菊地議員からは5点の質問でございますので、順次お答えさせていただきます。なお、具体的な内容、詳細にわたるものは担当がお答えいたします。
1点目の町長就任後の成果と結果についてのご質問でございますが、この1年、私は町民の皆様を初め議員各位のお力添えをいただきながら、私の公約を実行すべく鋭意努力してまいりました。特に町政システムの総点検では、自治会等に出向き行政情報の提供などを行う「地域担当員の配置」、行政サービスの利用拡大を図るため月1回の「日曜開庁の実施」、町民の皆様方からの要望や相談に応じる「町民相談室の設置」と「町長への手紙の創設」、公募委員による「自立のためのまちづくり推進会議、安全・安心のまちづくり推進会議の設置」、町の将来を担う子供たちの意見を聞くため「中学生模擬議会」などを実施してまいりました。また、町長への手紙等による意見から、庁舎内の手すりの設置や玄関わきスロープに屋根を設置したところであります。さらに、住民課前にある各種申請用紙の記載台を低くし座って記入できるようにするなど、庁舎内のバリアフリー化にも努めてまいりました。また、広く町民の意見を聞くため、東酒々井自治会連合会、東酒々井1・3丁目自治会、上本佐倉1丁目自治会、馬橋ネオポリス自治会、上本佐倉区及び本佐倉区との座談会を行い、そこで町の厳しい財政状況や施策について説明し、町民の皆様のご意見もお聞きしてまいりました。しかしながら、いまだ座談会の機会がない自治会等もありますので、現在地域担当員を通じて「まちづくり座布団集会」のお知らせを行ったところであります。この座談会は現在町が置かれている状況をつぶさに報告し、町民の皆様と情報の共有化を図る目的として大変重要であることから随時実施してまいりたいと考えております。
次に、特に町長の立場として情報公開に値するとのことでございますが、本年4月、今年の4月から町長交際費の支出状況を町ホームページで公表したところであります。また、7月には(仮称)酒々井インターチェンジと南部地区新産業団地についてのQ&Aを全戸配布し、7月時点での町が町民の皆様にお示しできる情報を公開いたしました。さらに、町長への手紙に寄せられた意見や提案で承認をいただいた方の要旨と町の回答について、Q&A形式により町内回覧及び町のホームページで公表したところであります。また、9月には議員各位のご了解をいただき、議会終了後、直ちに町民の皆様にお知らせするため、議会会議録ができるまでの間、執行部側の答弁内容についていち早く公表したところであります。また、10月には国からのまちづくり交付金が採択されたことに伴いまして、都市再生整備計画、(仮称)酒々井インターチェンジ周辺地区の整備内容について町のホームページで公表いたしました。さらに、第4次総合計画第3期基本計画の策定に伴う地域別懇談会、分野別懇談会や議員の皆様からのインタビューにつきましては、掲載のご了解を得て、その会議録を町のホームページで公表したところであります。また、現在広報ニューしすいに町内3校の小学校が交代で学校に関する情報を掲載できるよう検討しているところであります。これからも町民の皆様と情報の共有化を図るため、情報公開を実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2点目の請願結果後の状況についてのご質問ですが、9月定例議会におきまして全会一致で採択された子育て支援にかかわる請願の趣旨にこたえるべく、その施策の一環については行政報告で申し上げましたとおりであります。そこで認可外保育施設、えきまえ保育園わらべの森は本年9月に閉園したわけですが、同園に通園していた児童の保護者や勤務していた保育士の共同運営による認可外保育施設くるみの森保育園を10月から開設した旨伺っております。なお、開設後もこれらの方々と園の円滑な運営に向けて何度か意見を交換しているところでございます。
なお、請願採択された案件の取り扱いについては、行政として効果等いろいろ含めて判断して行うこととなりますが、そのルールと詳細、処理の流れは、担当または事務局より説明をさせていただきます。
3点目の南部開発と酒々井インターチェンジについてのご質問ですが、前回の広報以降、町として住民に説明できることがあったのではないかとのことですが、南部地区につきましては都市再生機構において進出予定事業者との土地売買契約に係る譲渡予約契約の締結に向けた協議が進められております。なお、インターチェンジにつきましても、現在、県と町との間で用地取得に向けての協議が進められております。都市計画の変更につきましては、素案縦覧、公聴会、案の縦覧を経て、町都市計画審議会において原案どおり答申されたところであり、この原案をもって今月県の都市計画審議会での審議が予定されているところであります。なお、町事業に関しても概算事業費の段階で既に公表しておりますので、現時点では新たに町民の皆様に説明ができるほどの情報はないものと考えております。なお、10月7日の地元地権者説明会につきましては、機構が主催したものでございます。その経過等につきましては担当課長より説明させていただきます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 建設課長、水藤正平君。
〇建設課長(水藤正平君) 私からは4番目のご質問、JR酒々井駅エレベーターと中川踏切に対しましてお答えさせていただきます。
JR酒々井駅のバリアフリー化及び中川踏切につきましては、これまでの議会でもお答えしているところでございます。JR酒々井駅のバリアフリー化について、JR東日本千葉支社では平成22年度までに整備したいと考えており、現在JRで概要イメージ図及び概算事業費を作成しているところでございます。これらにつきましては本年度中を目途に作成したいとのことであり、作成後町と具体的な協議をしていきたいとのことでございます。今後とも鉄道事業者であるJRと一体での整備が不可欠でございますので、JRと連携を密にしながら協議してまいりたいと考えてございます。
次に、中川踏切でございますが、抜本的な改善を図るためには、オーバーまたはアンダーにしなければならなく、現在の踏切の場所では物理的に難しい状況であることから十分検討する必要があると考えております。また、渋滞を緩和するため遮断機がおりている時間を少しでも短くするようJRに要望した中で町の立場をはっきりし交渉しないのかとのことでございますけれども、JRから踏切の遮断機の開閉については国土交通省の省令で技術基準を定め、これを受けて社内基準で定めているとのことです。中川踏切はJR酒々井駅の構内踏切であり、上り列車では52秒から60秒、下り列車について、特急を除く列車はホームでの停車時間もあることから約1分30秒かかる状況となっております。また、中川踏切はホームに近接する踏切であり、万が一列車が停車位置を超えるような状況になった場合、大きな事故に発展する可能性があり、安全上からも現在の時間を短縮することは困難な状況にあると理解しております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、戸村喜一郎君。
〇参事(戸村喜一郎君) ちびっこ天国の3億円という値段の中身ということでございますけど、これは先ほど来申し上げておりますように、県の方に3億円以上くださいというような要望している段階でございまして、その中身は取り壊し費用とか、それから今後運営していく費用の若干そういった助成金的なものを含めていただけないかということで、実際その取り壊し費用とか、ちゃんと見積もってみないとわからないんですけど、やっぱり2億前後は最低でもかかるというふうに言われておりますので、それを含めて要望しておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、神保弘之君。
〇総務課長(神保弘之君) 請願に関します紹介議員の対応についてということでございますけれども、この件につきましては議会運営委員会等の申し合わせ事項ということで対応していただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 経済振興課長、嶋田孝男君。
〇経済振興課長(嶋田孝男君) 私の方からは先ほど町長が申し上げました10月7日の都市再生機構が主体となって実施いたしました地元説明会について若干ご説明をさせていただきます。今回の地元説明会については、この当地区の地権者に対して説明会を行っております。これは第3回目の説明会となっております。その内容につきましては、1回、2回等で地区内の中の意向調査等を行っておりますので、その意向調査の結果報告、地権者さんが34名ほどいらっしゃいますので、その方たちの考え方等をまとめてお話をしております。
それから、もう一点については、当地区にはやはり埋蔵文化財調査等が実施済みのところ、また未実施のところございますので、今後18年、19年度以降で埋蔵文化財の調査を行うと、そういう場所等を明示いたしましてご協力をしていただきたいという説明を行っております。
それから、もう一点につきましては冒頭町長の方からご説明ありましたけども、当地区に進出予定である事業者として会社の概要説明がございました。その会社の概要説明につきましては、どういう会社であるというような説明を口頭であったと。このとき資料等は配布しておりませんので、パワーポイントで皆様にその会社の概要を説明したと、そういう程度で終わっております。あと全体的には1時間半程度の会議の中で地元地権者の方の意見等が何点かございましたですけども、そういう点につきまして、都市再生機構の方から回答できる、そういう範囲をお答えしたという形で終わっておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) 2番議員、菊地宏君。
〇2番(菊地 宏君) どうもありがとうございました。ちょっと私の聞いているのと今の回答大分ずれているんですよね。ここで言うとちょっと気の毒ですけれど、要するに私はなぜ住民に途中わかったことを何でもっとまじめに報告しないのかということを言っているんですよ。今もこちらの課長さん言っていましたけど、そういうことをやっているんであれば、それを町長の名前で出してくださいよ、住民に。そうすれば、ああ町はこういうことをやっているんだなというのが一遍でわかるわけです。それが1回も出ない。我々はここで聞きますけれど、それ皆さんに今また書いてビラつくって教えるわけですよ。ところが、それを何で町がやらないんですかというのが住民の疑問なんです。ここは町長ようく考えてください。これ我々に説明すれば済む問題じゃないんですよ。この地方自治というのはそういうもんじゃないんですよ。そこをどういうふうに地方自治をとらえているかわかりませんけれど、地方自治というのは地方の住民が主権を持っているんです。その主権を持っている地方住民に、町長が私はこういうことをやってきた、いいんか悪いかということを聞く場なんですよ。今ここで課長さんから説明受けても、これ全然意味がないんですよ。まあ多少は意味あるでしょうけどね。これまた私説明し直さんといかんわけですよ、皆様に。それよりも町長が一発つくってくれたら、それを持ってぐるっと回りゃいいわけです。今の皆さんの回答そうでございましょう。何か回答があるような感じで私らがしゃべっていますけれど、実際にその回答を与えるような感じじゃないわけですね。だからこれは町長にお願いしたいのは、自分の気持ちで自分の文章で上げてください、住民に上げてください。僕は住民に聞かれてこういう質問をしているんですから。何も私がここで質問を受けて、皆さんから質問して回答を受けようと思っているわけじゃないんです。それがずれているんですよ。それをぜひおやめいただきたい。やめるというか、それをやめてね、住民に回答していただきたいと、こう思います。
それと先ほど企画課長だったかな、請願書は議運で云々ということを、ちょっと意味がわからないんで、もう一度説明してもらえますか。ちょっと私鈍いんでね、その辺よくわかりませんので、ちょっと子細に教えてください。
〇議長(ア長雄君) 担当参事、齋藤甲一君。
〇参事(齋藤甲一君) 担当参事の齋藤でございます。
議員からご質問いただいた件、通常で申し上げますと、町の方に請願をする場合に紹介議員になっていただければということでお願いがございます。それ紹介議員として町の方に提出されるわけですけども、請願そのものにつきましては採択、不採択、いろいろ結果はございますけども、それによって、今くるみの森がお出になりましたけども、採択されたものにつきましては、あとは執行にゆだねられるということでございます。
なお、その結果につきましては、本会議でもその採決、あるいは質疑がございましたら、そういう形で採決いたしておりますので、あとは町の執行にゆだねられるものと、もう一つは議会活動の中でいま一度対応もしていただければと、このように考えております。よろしくお願いいたします。
〔「ちょっと町長、回答お願いします」と呼ぶ者あり〕
〇町長(小坂泰久君) いわゆる町の方針とかいろいろなものにつきましては、町のホームページ等で基本的にはやっております。それ以外に、いわゆる先ほどもお話し申し上げましたが、こういう議会でやったことについても即いわゆる公表していくと。なおかつ今度座布団集会にはその辺のやつにつきましても、持ってお話に上がるということでございます。ですから私が余りいろいろな予測みたいなものを持ってビラをまくと、これは議員活動でございまして、長がやるのはいかがかなと思いますので、それはもうそれなりに、要するに段階を経てございまして、今回7月にやったわけでございますので、ちょびちょびと変わったものではなくて、それはもう総合的な判断に基づいてなされるべきものと思っております。ですから先ほど申しましたが、それからの変化を、言ってみれば南部地区につきましてはその地権者説明会ということ等ございますので、その辺で私が一々ビラをまくというのは今の段階では差し控えていきたいと、こう考えております。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 2番議員、菊地宏君。
〇2番(菊地 宏君) 町長勘違いしてもらっては困るんですけど、ビラをまくというのはこういうビラをまくことじゃないですよ。町長の意見を、皆さんの意見を代弁して町長の名前で出すわけですよ。それを何千世帯か知りませんけど、お配りするわけですよ。それを言っているわけです。何もビラをまけなんて言っているわけじゃないんです。ただ私が問題にしたいのは、南部工業開発団地のことについて、住民は非常に懸念を持っています。本当にあの町長大丈夫なのかと、こういう懸念持っているわけですよ。何せ9割が反対なんですよ。町長これようく頭に入れてください。9割の方が反対しているんです、これ。皆さんだめでしょう、だめでしょうと、こう言っているわけですよ。僕はだめでしょうね、こう言っていますよ。町長から何の説明もないんですと、こう言っていますよ。ここは町長として政治姿勢を持って何とかいい返事出してください。そういうふうに住民にこたえるような回答を与えていただきたい。そうすれば住民はみんな安心するわけです。安心した結果どうなるかわかりませんけどね。だからその1点は、いわゆる新しい町長とこれまでの町長との違いなんだということを僕は盛んに言っているんで、そこをちょっと消されちゃうと、何だ変わってないじゃないのという先ほどの発言になるわけです。それよくお願いしますね。ぜひお願いします。
〇議長(ア長雄君) それでは2番議員、菊地宏君の一般質問が終了しました。
◎散会の宣告
〇議長(ア長雄君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれにて散会します。
(午後 3時10分)