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本佐倉城跡のタイトル画像

「本佐倉城跡」の位置図 「本佐倉城跡」の鳥瞰イラストへ

 本佐倉城は下総守護千葉氏が文明年間(1469~1486)に築城し、天正十八年(1590)に豊臣秀吉に滅ぼされるまで関東有数の大名千葉氏の居城でした。
 千葉氏は享徳三年(1454)に始まる関東の戦乱によって千葉(現千葉市中央区)の城を捨て、新たな城を印旛沼に面した交通の拠点である「佐倉(現酒々井町本佐倉)」に移しました。
 16世紀前半には城下町も整い、本佐倉城は下総の政治・経済・軍事・文化の中心として繁栄します。
 天正十八年(1590)年、豊臣秀吉が小田原を攻めると、北条氏の支配下に入っていた千葉氏も共に滅亡、本佐倉城は徳川家康の支配となりました。
 現在でも本佐倉城跡は大規模な空堀・土塁・櫓台に守られた郭群などが明瞭に残っており、戦国時代の息吹が感じられます。
 平成10年9月には重要な文化財として国指定史跡となり、その保存整備が進められています。

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『本佐倉城跡』 パンフレット1
『本佐倉城跡』 パンフレット2

城山のタイトル
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『本佐倉城跡 散策マップ』
城山のタイトル
 平成15年からの発掘調査により主郭である城山郭では、出入り口部である虎口から建物群が建つ内部まで全貌が調査され、城主が執務や接待をする空間と考えられる主殿や会所と推測される大型の掘立柱建物跡、櫓跡、門跡、塀跡、庭園跡などが見つかっています。
城山郭の発掘調査状況をお知りになりたい方はこちらをダウンロード。
『眠りから覚めた本佐倉城跡』
奥ノ山のタイトル
 千葉氏の氏神である妙見尊を祀る郭で儀式や儀礼のための場所でした。 発掘調査によって郭の西側に妙見宮と考えられる一辺約15mの方形の基壇が見つかっています。
倉跡のタイトル
 古くから倉址と呼ばれている場所で、かつて炭化した米が見つかったと伝わります。大きな郭で上段と中段、下段に分かれます。上段からは大型の掘立柱建物が広範囲に分布する事が分かっています。
 また陶磁器や鍛冶道具なども多く見つかっていることから、倉庫だけではなく人の生活する空間も存在していたことが考えられます。
Ⅳ郭のタイトル
 郭の名前についての伝承はありません。虎口と主要郭をつなぐ位置にあり大型の内升郭です。「捨郭」に相当すると考えられます。郭の東側に主要郭への道が通り、大型の門が発掘調査で見つかっています。
東山のタイトル
 本佐倉城の内郭への玄関口です。2つの門と蛇行した狭い坂の通路、内枡形の長方形の空間によって非常に厳重に守れるよう造られています。
東山のタイトル
 東西に細長く、この郭自体が内側の主郭「城山」を守る巨大な防塁としての機能を有していたと考えられます。
 また、東山の真中あたりから北側に突き出す先端には物見台があります。
東山馬場のタイトル
 搦め手口の内側に位置します。その名の通り馬場と考えられます。広い面積を有し2区画に分かれていることが確認調査においては分かっていますが、建物跡などは見つかっていません。
東山ビョウのタイトル
 城の北側にあり、北側に突出する2つの物見台のよって守られた広大な空間です。
セッテイ山のタイトル
 その名から「接待郭」、またはその郭の形状(厳重な虎口の形態・土塁無し・大規模な空堀)から「人質郭」とも考えられています。
 確認調査において、建物跡存在が分かっており、供膳具や調理具、貯蔵具や、他の郭ではあまり見られない碁石、茶壷、火箸などが見つかっています。
中池のタイトル
 この場所は以前、中池と呼ばれる池と中島があり、中島には弁天様が祭られていました。戦国時代には城内部の貴重な水源となっていたでしょう。
 現在、弁天様は根古谷の館の脇にあります。
水ノ手のタイトル
 すり鉢形の郭で井戸郭としての役割をはたしていました。今でも水が湧き、水神様が祀られています。中池と同じく、城の貴重な水源だったと思われます。
向根古谷のタイトル
 本佐倉城の外郭の一つです。内郭群の南側にあり、突出した台地を2重の空堀で切断して郭が形成されています。虎口構造は徳川氏入封時のものと考えられます。
荒上のタイトル
 本佐倉城の外郭の一つです。内郭群の西側にある最大の面積を有する郭で、700mに及ぶ長大な空堀・土塁に囲われています。大手口にあたる郭で掘立柱建物跡群や空白地が交互に存在し、家臣屋敷地や馬場施設の存在が考えられます。
佐倉根小屋のタイトル
 本佐倉城の外郭の一つで根小屋と呼ばれています。内郭群の南西側に位置し大手口にあたります。発掘調査は行われていませんので詳細は不明です。
 

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