平成２７年第７回酒々井町議会定例会

　　　　　　　　　　　　　　 平成２７年第７回酒々井町議会定例会

議　事　日　程（第３号）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２７年１２月１０日（木曜日）午前９時開議
日程第１　一般質問
日程第２　議案第１号ないし議案第９号一括審議
　　　　　（委員長報告及び質疑・討論・採決）

本日の会議に付した事件
　　日程第２まで議事日程に同じ
追加日程第１　発議案第１号


出席議員（１６名）
　　　　　１番　　　濵　　口　　信　　昭　　君　　　　　　　２番　　　須　　藤　　伸　　次　　君
　　　　　３番　　　酒 瀬 川　　健　　一　　君　　　　　　　４番　　　那　　須　　光　　男　　君
　　　　　５番　　　御 園 生　　浩　　士　　君　　　　　　　６番　　　川　　島　　邦　　彦　　君
　　　　　７番　　　齊　　藤　　　　　博　　君　　　　　　　８番　　　内　　海　　和　　雄　　君
　　　　　９番　　　佐　　藤　　修　　二　　君　　　　　　１０番　　　江　　澤　　眞　　一　　君
　　　　１１番　　　平　　澤　　昭　　敏　　君　　　　　　１２番　　　越　　川　　廣　　司　　君
　　　　１３番　　　竹　　尾　　忠　　雄　　君　　　　　　１４番　　　地　　福　　美 枝 子　　君
　　　　１５番　　　小 早 稲　　賢　　一　　君　　　　　　１６番　　　髙　　﨑　　長　　雄　　君

欠席議員（なし）

地方自治法第１２１条第１項の規定により出席した者の職氏名
　　町　　　長　　　小　　坂　　泰　　久　　君　　　　副　町　長　　　横　　尾　　貞　　昭　　君
　　教　育　長　　　木　　村　　俊　　幸　　君　　　　教 育 次長　　　鈴　　木　　正　　義　　君

　　参　事　兼　　　斉　　藤　　　　　広　　君　　　　税 務 住民　　　河　　島　　幸　　弘　　君
　　総 務 課長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　

　　参　事　兼　　　赤　　地　　忠　　勝　　君　　　　企 画 財政　　　大　　﨑　　智　　行　　君
　　健 康 福祉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　
　　課　　　長

　　住 民 協働　　　岡　　野　　義　　広　　君　　　　経 済 環境　　　芝　　野　　芳　　弘　　君
　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　

　　まちづくり　　　松　　本　　有　　二　　君　　　　上 下 水道　　　清　　宮　　高 由 起　　君
　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　

　　農業委員会　　　芝　　野　　芳　　弘　　君　　　　こども課長　　　大　　塚　　正　　徳　　君
　　事 務 局長

　　学 校 教育　　　猪　　鼻　　慎　　二　　君　　　　生 涯 学習　　　木　　内　　達　　彦　　君
　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　課　　　長　　　　　　　　　　　　　　　　

　　会計課長兼　　　河　　合　　昭　　男　　君　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　会計管理者

本会議に出席した事務局職員
　　事 務 局長　　　福　　田　　良　　二　　　　　　　書　　　記　　　五　　代　　よ り 子
　　書　　　記　　　斉　　藤　　良　　尚

　　　　◎開議の宣告
〇議長（内海和雄君）　これから本日の会議を開きます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（午前　８時５９分）

　　　　◎議事日程の報告
〇議長（内海和雄君）　本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。

　　　　◎一般質問
〇議長（内海和雄君）　これより日程に入ります。
　　日程第１、一般質問を行います。
　　順番に発言を許します。

　　　　　　　　　　◇　川　島　邦　彦　君
〇議長（内海和雄君）　通告順に基づき、６番議員、川島邦彦君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔６番　川島邦彦君登壇〕
〇６番（川島邦彦君）　皆さん、おはようございます。６番議員の川島邦彦でございます。
　　役場庁舎は、分庁舎が完成し、一部組織が移転いたしました。今後は、本庁舎の耐震工事などを実施する予定もあり、工事中は業務に制約が出る事態も想定されます。そこで、役場庁舎の工事予定あるいは今後の活用方法等についてお伺いをいたします。１、本庁舎耐震工事の段取りと日程をお伺いいたします。２、西庁舎の耐震診断あるいは耐用年数等を踏まえて、耐震工事を実施するのか、取り壊すのか、使用可能期間の判断はどうかなど、西庁舎活用の考えをお伺いいたします。３、耐震工事を実施する場合、工事中の組織移転、また工事完了後の配置変更の有無をお伺いいたします。４、地域包括支援センター、社会福祉協議会、あるいは検討中の組織などを役場組織内に集約することの是非を含めて敷地活用の将来構想をお伺いいたします。
　　２点目は、第５次酒々井町総合計画についてであります。前期基本計画の５年間は、既に４年目後半を迎えております。そこで、前期基本計画の目標に対する現時点の評価と課題について認識をお伺いいたします。総体的な観点からお伺いいたします。なお、総合計画の冊子が発行されておりますが、この中から特に以下についてお伺いいたします。１、67ページ、公共施設等のバリアフリー化の推進に努めますということについて、その進捗と今後の計画についてお伺いいたします。２、69ページ、ひとり親家庭の生活安定に寄与するため、医療、教育、経済支援等に努めますということについて、支援の実績と今後の検討項目をお伺いいたします。３、89ページ、町の顔づくりとして本佐倉城保存整備及び文化財等の保護と活用を推進しますということについて、実績と後期計画の方向性をお伺いいたします。
　　４、149ページ、地域情報化の推進につきまして、以下２点お伺いいたします。ホームページ充実を目指し、各部署から多彩な情報を発信するため、コンテンツマネジメントシステムを導入することについて、現状をお伺いいたします。なお、個別内容では、都市計画図を掲載する考えはないかお伺いいたしますという項目については、既に掲載されているということを確認いたしましたけれども、通告どおり質問しますので、よろしくお願いいたします。
　　２点目は、クラウドコンピューティング等の共同利用により経費の負担軽減や災害時の業務継続が期待されており、調査検討を行いますということについて現状をお伺いをいたします。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔町長　小坂泰久君登壇〕
〇町長（小坂泰久君）　皆さん、おはようございます。昨日に引き続きまして、一般質問にお答えをさせていただきます。
　　それでは、６番議員、川島議員からは２点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。なお、政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは副町長または担当からお答えをいたします。
　　２点目の第５次酒々井町総合計画についてでございますが、前期基本計画については平成24年度にスタートし、まちづくりにおいては、厳しい財政状況の中、簡素で効率的な行政経営に努め、職員の意識改革と行財政改革により、持続可能な町への財政基盤づくりを行いながら各種施策に取り組んでまいりました。特に保育所待機児童ゼロの実現、中学校３年生までの子ども医療費の助成、保育園から中学校卒業まで一貫した英語教育と中学生のオーストラリアへの海外派遣の実施、小中学校の全教室にエアコンを設置、保育園及び小中学校の耐震化のほか、介護支援ボランティア制度の創設、介護予防制度の導入、地域で支え合う高齢者施策の充実や交通施策など、子育て支援や教育環境の整備、安全安心や高齢者、障害者に優しいまちづくりなど、町民の皆様のさまざまなニーズに対応したまちづくりを計画との整合を図りながら進めた結果、一定の成果が得られたものと考えております。
　　今後は、我が国の少子高齢化、人口減少社会の急速な進展を見据え、本年10月末に策定しました酒々井町まち・ひと・しごと創生、人口ビジョン・総合戦略が平成28年度末までに策定する後期基本計画に包含されるアクションプランとして位置づけられることから、両計画において整合を図りつつ各施策等を戦略的に推進することが大変重要であり、今後の最も大きな課題と考えております。引き続き前期基本計画の効果的な施策の推進が図れるよう議会の皆様とも力を合わせ、鋭意努力してまいります。よろしくお願いいたします。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　副町長、横尾貞昭君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔副町長　横尾貞昭君登壇〕
〇副町長（横尾貞昭君）　私からは役場庁舎に関するご質問のうち１点目、本庁舎耐震工事の段取りと日程等及び３点目、耐震工事後の役場組織の配置についてお答えいたします。
　　中央庁舎の耐震補強工事の実施に当たっては現敷地の駐車場の一部を使用する必要があることから、まずは利用者の方々に支障が及ばないように進めていく必要があるものと認識しております。耐震補強工事等を実施するための環境整備に向け、今年度に分庁舎を完成させたところですが、次に東庁舎の解体と中央公民館の耐震補強工事を平成28年度から平成29年度にかけて実施した後、中央庁舎の耐震補強工事を進めてまいりたいと考えております。
　　また、耐震補強工事については、災害対応の拠点となる分庁舎が整備されたことにより、中央庁舎に求められる機能が変わることから、経費節減や執務環境への影響等を含めて検討を進めているところでございます。
　　なお、耐震工事実施後の役場組織の配置については、現時点では中央庁舎と分庁舎に役場組織を置くということ以外、検討はしておりません。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　企画財政課長、大﨑智行君。
〇企画財政課長（大﨑智行君）　私のほうからは役場庁舎の西庁舎についてお答えをいたします。
　　役場西庁舎は、平成９年度に建設をした新耐震基準の建物であり、耐震性に問題がないものと考えております。このたびの分庁舎の完成に伴いまして、西庁舎に配置しておりました課を一部分庁舎に移転させたことから、その場所が現在あいている状態となっておりますので、その有効活用について検討を進めてまいります。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　健康福祉課長、赤地忠勝君。
〇参事兼健康福祉課長（赤地忠勝君）　それでは、私のほうから役場分庁舎のうち４点目の地域包括支援センターと社会福祉協議会、それと第５次総合計画のうち公共施設等のバリアフリー化、それとひとり親家庭の支援につきましてお答えさせていただきます。
　　まず、酒々井町社会福祉協議会から平成25年５月、役場敷地内への事務所の設置要望書が提出されました。社会福祉協議会や地域包括支援センターの業務は、健康福祉課の事務事業と密接に関係し、高齢者の増加に備えて相互の連携強化が必要となりますので、事務所が近くにあることにより、より連携がしやすくなるものと考えております。こうした中、西庁舎１階に入っていた経済環境課と農業委員会事務局が分庁舎に移転することになったことから、本年10月７日の社会福祉協議会の理事幹事会や評議委員会で役場西庁舎に移転することについて審議され、承認されたところです。現在社会福祉協議会や地域包括支援センターが西庁舎に入ることについて関係各課で検討を進めております。
　　続いて、公共施設等のバリアフリー化につきましてお答えさせていただきます。障害者福祉に関しては、３つの基本方針、３つの施策を掲げている中で、１つ目の施策として障害者施設の整備、バリアフリー化の推進を掲げています。平成24年度以降の公共施設の主なバリアフリー化の状況につきましては平成24年度、大室台小学校の手すりの設置、平成25年度、酒々井コミュニティプラザの外トイレの設置、平成26年度、役場中央庁舎のトイレの洋式化、平成27年度、役場分庁舎の新設に伴うエレベーターやスロープの設置等をそれぞれ実施したところです。課題と今後の予定につきましては、既存施設をバリアフリー化する場合、制約された条件での改修となることから、一定の工夫が必要となりますが、今後も継続して公共施設等のバリアフリー化を進めることとしております。
　　続いて、ひとり親家庭の支援につきましてお答えさせていただきます。ひとり親家庭福祉に関しては、２つの基本方針、３つの施策を考えています。基本方針は、生活安定と自立促進のための各種相談や経済的な助成、社会参加の促進と関係機関との連携、施策としては、支援制度の充実、環境づくりの推進、地域交流の推進です。施策の１点目の支援制度の充実では、ひとり親家庭の生活安定と自立の促進を図るため、民生委員や印旛健康福祉センターに配置されている母子自立支援などによる相談、千葉県による児童扶養手当の支給や母子・父子・寡婦福祉資金の貸し付け、町による医療費助成などの経済的な助成を行っています。施策の２点目の環境づくりでは、就業を支援するため千葉県が行っている就業相談、自立支援給付金などの案内をしています。施策の３点目の地域交流の推進では、地域交流事業を実施している町の母子寡婦福祉会に運営費補助を行い、社会参加を促進しています。主な実績は、平成26年度、民生委員による相談が57件、児童扶養手当の支給者は本年11月現在で153人、平成26年度の医療費助成としては、150人に298万1,000円を助成し、母子寡婦福祉会に８万5,000円を補助しました。目標値として掲げたひとり親家庭向け事業参加者数については、64人以上を目標に掲げましたが、平成26年度は38人と、目標を下回っている状況です。個別の課題につきましては、平成23年に実施された全国母子世帯等調査によると、母子世帯の平均年間収入は291万円で、児童のいる一般家庭658万円と比べ、低い水準となっており、国や県においては子供の貧困対策が検討されていることから、国等の動向を注視し、必要に応じて対策を検討してまいりたいと考えております。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　生涯学習課長、木内達彦君。
〇生涯学習課長（木内達彦君）　私のほうからは文化財に関しての回答をさせていただきます。
　　本佐倉城保存整備及び文化財等の保護活用ということと後期計画等の検討の方向性ということでございます。酒々井町の文化財保護に関しては、町の総合計画、将来都市像「人、自然、歴史が調和した活力あふれるまち酒々井」の実現に向けて各種施策を進めているところでございます。本佐倉城跡保存整備については、整備実施計画に基づき、来訪者の便宜を図るため、平成24年度から入口広場整備事業を開始し、駐車場、トイレ等の便益施設の整備を平成29年度を目標に段階的に進めています。
　　また、文化財等の保護活用に向け、旧酒々井宿の整備を進める町の顔づくり推進事業や酒の井の碑広場整備及び飯積の泉の整備への協力、また今年度から開始した旧石器時代の東日本最大級の環状ブロック群である墨古沢南Ｉ遺跡の保存整備事業などを実施しています。平成29年度からスタートする後期基本計画では、現在進めている事業に加え、今年度取りまとめる予定の酒々井町歴史文化基本構想に基づき、町の歴史文化を地域資源として掘り起こし、町の顔として発信し、魅力あるまちづくりを実施していきたいと考えております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　総務課長、斉藤広君。
〇参事兼総務課長（斉藤　広君）　それでは、私のほうからは地域情報化の推進についてのご質問にお答えをさせていただきます。
　　初めに、コンテンツマネジメントシステムの導入につきましては、旧ホームページデータの変換作業と新ホームページの公開に向けたサーバーの設定作業が完了し、本年３月30日から一般公開をいたしました。また、これらの作業を行ったことによりまして、各課においてホームページの作成が可能となり、迅速な情報発信ができるようになりましたが、今後ともさらなる情報の充実に努めてまいりたいと考えております。なお、都市計画図の掲載につきましては、既にホームページ上に掲載をしておりますので、よろしくお願いいたします。
　　次に、クラウドコンピューターにつきましては、これまで調査検討を重ねながら、住民基本台帳システムを中心とした基幹系システムや電子入札システム等をクラウド化し、共同利用を開始しております。また、そのほかクラウド化していないシステムにつきましても、システムの切りかえや導入時期に合わせることで移行経費を抑えることが可能となることから、今回蔵書検索や貸し出し予約を行うための図書館システムは、９月に三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社と長期継続契約を結びましたが、これが来年１月から開始します。また、11月12日の臨時議会において補正予算で提出いたしました地域創生に関する事業の一部でございますが、地図情報を活用して情報提供を行う地理情報システムの一部機能につきましても今後クラウド化するということで予定をしております。
　　以上をもちまして私のお答えとさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長（内海和雄君）　６番議員、川島邦彦君。
〇６番（川島邦彦君）　ありがとうございました。
　　まず、役場庁舎の関係につきまして申し上げますが、質問の前に私の思いを先に話をさせていただきます。イメージとしては、耐震工事を実施をすると。その際に、古い庁舎でございますので、耐震プラス内装工事など、使い勝手のよい庁舎としてリニューアルも考えるべきではないのかなと、そんな思いでおります。そのときに、今分庁舎ができて一部あちらに移転しましたので、そのあいたスペースをある意味では内装工事などを実施する際の一時避難的なスペースとして活用するなどすればですね、非常にスムーズな工事ができるのではないかと、そんな思いでおりました。そんな中で包括支援センターとか社会福祉協議会がそこを埋めちゃうということになると少し窮屈だなと、こんな思いでおりまして、そういう意味でのどういう段取りで進めていくのかというような疑問点を持っておりました。
　　それから、本庁舎耐震工事などが終了した後にですね、一番最後の質問に持ってきましたけども、将来的にこの敷地の中にはどういった組織が集約されるのかと。ホンチャンの業務だけではなくて、社会福祉協議会とか包括センターとか、あともう一つは、出ておりましたファミリーサポートセンターどうするのかなとかと思っていましたけど、岩橋保育園のほうに考えているということが全協のところで明らかになったので、ああ、そういうことかと。言ってみれば、住民の皆さんが役場に来ていただければいろんな手続などがワンストップで済むよというような最終的な役場の敷地内の集約構想ということを考えたらどうなのかと、こんな問題認識の中での質問でございました。
　　その上で質問に入りますけど、耐震工事については、駐車場の問題などもあり、東庁舎の解体、それから中央公民館の工事の後ということの今副町長からのお話がございました。ということは、再確認みたいになりますけれども、中央公民館の工事、ニューしすいに工事期間、貸し出し停止期間が載っていましたけれども、今のところ平成28年11月から平成29年５月までということでございますので、同時に工事をして、さらに駐車場が狭くなるようないわゆる制約がないということで、本庁舎工事とは中央公民館工事は期間はバッティングしないというようなことで受けとめてよろしいのか、再確認させていただきたいと思います。
　　それから、質問の前に思いを申し上げましたけれども、耐震工事のほかに現在の実態にふさわしい使い勝手のよい室内改装などについてはお考えになっていないのかいるのか。例えばＬＥＤ照明に変えるとか、あるいは空調が古くなったとか、あるいは今ネット時代ですから、床の配線などもそれにふさわしいような形でこの建設当時とは違った環境に大きく変わっているわけですけども、そういった改装工事ということについてはどういうふうなお考えなのか質問させていただきたいと思います。
　　それから、社会福祉協議会あるいは包括センターが引っ越してくるというようなことですけど、私のその問題認識との関係で、いわゆる一時避難的なスペースとして活用すると。工事が窮屈にならないかと。一時的に例えば西庁舎に逃げて、そのあいたところを改装工事するなりしてやればスムーズに。内装工事をやればという前提ですけど、そういったことの中で対応できるのではないかという問題認識を持っているんですけども、改装工事を実施するのかしないのかという返事をもらう前に、やるんだったらという質問になりますけども、その辺のやりくりというのは、仮にやるとしたらどういうふうなことになるのか、その辺についてもお考えを聞かせていただきたいと思います。
　　それから、将来構想としては、ワンストップサービス、行政サービスというのができるような最終的な役場敷地内への集約ということが望ましいと私は思っておりますけども、耐震工事後のこの役場敷地内のあり方というか、こんなイメージの最終構想を新時代にふさわしい役場としてリニューアルしたいと、こういうようなもう少し先のあり方というか、構想についてお考えがあれば、それについてもコメントをいただきたいというふうに思います。
　　役場関係は以上でございまして、２点目に関連する総合計画に関連して幾つか個別の部分を質問いたしました。順番に質問させていただきますけど、バリアフリーの関係につきましては課長からお答えいただいた各年度の実績があります。そうすると、残りといいますか、あとはここが残っているというのを再確認の意味で。今後実施しなければならないというような公共施設のバリアフリー化が残っているところですね。宿題になっているところについて質問させていただきたいと思います。また、なぜそれが残っているのかと。いろんな課題があるとさっきおっしゃいましたので、お金の問題のほかに何か改修が難しいというようなところがあれば、それも含めて答えていただければ幸いでございます。
　　それから、２点目のひとり親家庭の問題ですけど、収入面では厳しいというお話がございました。そのことに乗るような形で申し上げたいと思いますけど、今相対的貧困率というのが、いわゆる格差社会と言われる状況が拡大しているという、日本人の６人に１人が貧困だというような報道もされております。この貧困の中の特にシングルマザーは、半数以上が貧困であると、こういうことも言われております。働くことも、子供を抱えながらですから、制約が大きいんだろうというふうに認識しております。当然のことながら、子供の貧困ということにも連動するということだろうと思います。そういう観点からは、ひとり親家庭に対するある意味ではフォローというのは重要な福祉政策ではないかと、こんな思いでおりまして、今実績をお話しいただいたような相談ですとか、扶養手当ですとか、医療費の補助とか、そういったもののほかにですね、こういったことについては考えられないのかという部分で水道料金の基本料を減免できないかということについてお考えをお聞きしたいと思います。ほかの市町村では県営水道について申し込みすると減免しますよというようなパンフレットがありましたので、それを適応すれば、町営水道部分でもそれに準ずる形でできるのではないかという思いがしておりまして、ひとり親の経済環境などを考慮すると、この程度の減免については実施できるのではないかと、こういう思いでの質問でございます。
　　それから、３点目の本佐倉城、それから文化財、こういったところの保護と活用、あるいは整備でございますが、再質問の中身としては、歴史文化基本構想について平成27年度策定予算が計上されていると。それを進めているという状況だろうと思います。その辺の進捗度合いといいますか、この歴史文化基本構想の検討段階、どういう状況になっているのか、もう少し内容的にも踏み込んでコメントいただければ理解が深まりますので、その点について再質問したいと思います。
　　それから、地域情報化の推進の部分ですけれども、クラウド化につきまして幾つか、図書館システムですか、それから地図情報などについてクラウド化を予定しているということですけれども、あと残りはどういうものがあるんでしょう。つまりクラウド化をできるんだけれども、まだ実施をしていないというシステムは何がありましょうか。また、それができないという理由がはっきりしていればお願いしたい。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　企画財政課長、大﨑智行君。
〇企画財政課長（大﨑智行君）　私のほうからは役場庁舎の関係につきましてお答えをいたします。
　　工事等につきましては、利用者に支障が出ないように進めるというようなことから、公民館と役場庁舎の同時というような工事はないものと考えております。それから、役場中央庁舎の関係でございますけれども、これまでに室内照明や空調、それからトイレの改修を行ってきております。今後につきましては、バリアフリーの観点からも中央庁舎のエレベーター設置等を考えております。そういったことで内装等につきましてはその段階で十分検討した上で進めていきたいというふうに考えております。その工事の際のやりくり等につきましては、一時的に会議室等が不足するというようなこともあろうかと思いますが、そういった会議室等によって対応していければというふうに考えております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　生涯学習課長、木内達彦君。
〇生涯学習課長（木内達彦君）　酒々井町歴史文化基本構想の進捗ということでございます。歴史文化基本構想は、いわゆるマスタープランという名前が一番ふさわしいのですが、内容はその位置づけ、さらに酒々井町の歴史文化の概要、それと３番目に特徴、４番目にその中から重点施策として選ぶべきものの抽出というような構成になります。現在、酒々井町の歴史文化構想の位置づけの部分、そして歴史文化の概要の前段の部分の原稿の執筆等を行っております。若干おくれておりますが、半分ぐらいの原稿が整っているような形になっております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　総務課長、斉藤広君。
〇参事兼総務課長（斉藤　広君）　川島議員から残りのクラウド化できるものとできない理由ということでございますが、全体的にはですね、今現在町はクラウド化しているシステムとしては19システムございます。基幹系のネットワーク、それから人事給与、財務会計、それから例規類集の検索システム、ホームページ自動翻訳サービス、これを全て合わせて19システムクラウド化しております。それから、前にちょっとシステムでやっておりました電子予約システムですか、施設予約システム、これは千葉県電子自治体共同運営協議会共同運営システムでやっているんですが、千葉県内の団体でやっているんですが、うちのほうでクラウド化してやったんですが、余り利用者がなくて廃止してしまったということもございます。あと中では、戸籍とか、それから選挙とかですね、幾つか残ってきてはいるんですが、こちらにつきましてはなかなかクラウド化できないというのが理由でございます。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　健康福祉課長、赤地忠勝君。
〇参事兼健康福祉課長（赤地忠勝君）　それでは、水道料金の減免についてということで、この辺は私のほうではちょっとあれなんですけど、いろいろ水道料金に関しての減免規定等があると思いますので、それに基づいてやっていると思います。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　企画財政課長、大﨑智行君。
〇企画財政課長（大﨑智行君）　先ほどもお答えをしたところでございますけれども、役場中央庁舎につきましてはエレベーターの設置のほうを今後考えております。
〇議長（内海和雄君）　総務課長、斉藤広君。
〇参事兼総務課長（斉藤　広君）　もう一点お答えが漏れていまして、庁内の将来構想の関係ということで、敷地内の将来構想ということでございますが、先ほども副町長のほうからご答弁させていただきましたとおり、現時点では中央庁舎と分庁舎に役場組織を置くということ以外は決定していないということでお答えさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　６番議員、川島邦彦君。
〇６番（川島邦彦君）　ありがとうございます。役場の庁舎については順次進めていると、残りがエレベーターぐらいかと、そんなような答弁でしたけど、ぜひ職員のためだけじゃなくてですね、酒々井町のある意味じゃ顔にもなりますので、十分検討していただいてですね、使い勝手のいい庁舎をぜひ目指してください。
　　それから、歴史文化基本構想なんですけど、今の内容的なことを答弁いただきましたけど、それを今度は観光資源というか、どう生かしていくかというようなところまでこの歴史文化基本構想の中身として検討されているのか。検討されていないとすると、全庁舎的にといいますか、アウトレットだけじゃなくてですね、この文化財をどう生かしていくかというような観点での検討をお願いしたいという思いで再質問しますけど、今後のその生かし方、これとこれとこれみたいな指定をするような構想なんでしょうけど、それをどう生かしていくかということについてはどのようにお考えかということについて伺って３回目を終わります。
〇議長（内海和雄君）　生涯学習課長、木内達彦君。
〇生涯学習課長（木内達彦君）　歴史文化基本構想はマスタープランに当たるもので、個別な計画まではやっておりません。ですが、次年度以降、地域創生の戦略プランの中に個別計画を位置づけたいと考えております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　６番議員、川島邦彦君の一般質問が終了しました。

　　　　　　　　　　◇　須　藤　伸　次　君
〇議長（内海和雄君）　通告順に基づき、次に２番議員、須藤伸次君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔２番　須藤伸次君登壇〕
〇２番（須藤伸次君）　おはようございます。２番議員の須藤です。通告はシンプルに１個なんですけれども、細部にわたっては３つほどございます。担当の課長さんに口頭でこういうことを伺うということは事前に言っております。
　　それでは、質問に入りますが、ここに書いてあるとおり、先般11月14日、15日の両日、ふるさとまつりが中央台公園で開催されましたが、集客自体、地元に認知されて盛大にとり行われたわけですが、あいにくの天候で会場の中央台公園は田んぼ状態になってしまったと。そこでですね、本来単なる公園だけではなく、防災の避難場所に指定されている公園であのようなことがあっては全く話にはならないんじゃないかと。ちなみに千葉の美浜区にあるウエザーニュースというところに13日、14日、15日と３日間のこの近辺の降雨量を確認したんですけれども、13日はゼロで、14日は18.5ミリ、15日は11ミリと、１日で極めて雨量としては少なくて、最高に降ったというのは14日の22時が4.5ミリという、そんな状況の雨の降雨状況の中であんな田んぼ状態になるということは全く考えられません。それで、議事録を見させていただいたんですけれども、平成22年の６月からですね、議会では23年の３月議会で中央台公園の整備事業が３カ年事業として取り上げられて、造成工事を施工したというふうに書かれてありました。それで、質問なんですが、造成工事の施工業者に手落ちというか、余りにもひどいので、瑕疵があったのではないかという質問を１回目の質問とさせていただきます。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔町長　小坂泰久君登壇〕
〇町長（小坂泰久君）　２番議員、須藤議員からの通告には、中央台公園の改修についてご質問がございました。今後は防災公園として町行事等の会場利用に支障がないよう早急に排水機能を向上させるための検討を行い、整備できるように計画をしております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　工事における施工業者の瑕疵というご質問がありましたので、お答えいたします。
　　瑕疵とは、いわゆる手抜き工事のことでございまして、発注者の意に反し、設計どおりに行われなかったことによる欠陥工事ということでございます。中央台公園は設計どおり行われた工事でありますので、瑕疵には当たりません。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　２番議員、須藤伸次君。
〇２番（須藤伸次君）　それでは、その業者さんなんですけれども、議事録によれば、２社の１期工事、２期工事、２社の業者さんが落札をされたんですけれども、業者さんの過去の実績というか、業績というのは、町としてチェックされたのでしょうか。それならば、その選んだ根拠と、落札した２社は存じているんですけど、入札業者は何社ぐらいあったんでしょうか。その辺をお答えいただきたいと思います。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　業者の選定につきましては、入札方式は一般競争入札ということでございます。資格条件を町でつけまして、自由に応募ができるという方式でございます。応募した業者については、酒々井町指名審査会のもとでその内容について精査し、応札業者については審査しております。その後、競争という形になります。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　２番議員、須藤伸次君。
〇２番（須藤伸次君）　ちょっと納得はしないんですけれども、最後の質問として２つほど。平成23年度の３月の議会で同僚議員が当初8,400万円の事業だということを述べているんですが、8,500万円もの計画で、でき上がったのがあの程度というのは何かいささかどうかなと。それが１つと、あと最後になりますが、いつ改修工事がこれから行われ、そしていつまでに完成するのか、災害はいつ訪れるかわかりませんので、早急にアクションしていただきたいと思います。
　　以上で私の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　冒頭で担当課長のほうには詳しく言ってありますというふうなお話がありましたけれども、私の答えられる範囲でお答えします。
　　実は防災公園の改修につきましてはですね、議会でも賛否がいろいろ分かれたということは皆さんご記憶のことと思うんですが、そういう中でですね、ただいま8,000という数字が出ましたけども、防災公園の改修につきましては、事業費を最小限に抑えるという状況がありました。そういう中でですね、直後に東日本大震災が起きたりいたしまして、それを機に一気に防災意識が高まったわけでございますけども、当時の議会の状況としては、事業費により、防災公園ができるかできないかという、そういう状況でありましたので、縮減に努めたということでございます。それとあと、時期につきましては、町長が申し上げましたとおり、早急に排水機能を向上させるための検討を行いまして、整備できるよう計画してまいりますという内容のとおりでございます。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　２番議員、須藤伸次君の一般質問が終了しました。
　　ここでしばらく休憩します。
（午前　９時５３分）

〇議長（内海和雄君）　休憩前に引き続き再開いたします。
（午前１０時０９分）

　　　　　　　　　　◇　佐　藤　修　二　君
〇議長（内海和雄君）　通告順に基づき、次に９番議員、佐藤修二君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔９番　佐藤修二君登壇〕
〇９番（佐藤修二君）　９番議員の佐藤修二でございます。私は、今回の議会で大枠で３点について質問させていただきます。
　　１点目は、中央台公園の関連についてであります。中央台公園につきましては、昨日酒瀬川議員、そして先ほどは須藤議員からの質問がございましたが、私は土木施工にかかわってきた者として別の視点から質問させていただきます。この中央台公園、本来の整備工事と同時に防災の拠点としての整備工事が２年前に終了しております。しかし、この現地は、利用している人たちから、雨天後に水たまりができるとか、あるいは公園全体が水はけが非常に悪いというような指摘が出されておりました。先月11月14日、15日にはふるさとまつりの会場として使われましたが、会場自体は以前の会場と比べて非常に広々と、そして効率的なテントの配置等もできておりまして、すばらしいふるさとまつりの会場になっていたなと、私はそう思っております。しかし、ふるさとまつりの１日目、11月14日の午後から雨が降り出して、そして夜間も降り続き、15日の昼ぐらいまで雨が降っておりまして、私も心配になって15日の早朝に現地に行ってみましたところ、公園の中央部を中心にしてプリミエール側に向けて水浸しになっておりまして、私もどのくらいの水深になっているかなと思ってスケールではかってみましたが、深いところでは20センチぐらいありました。そして、水浸しになっている箇所は大体10センチぐらいの深さになっておりまして、この中央台公園の整地自体が不均一であるという証明を見せておりました。そして、雨がやみましてもなかなか排水の機能が発揮されておりませんで、全く表面水の処理対策がなっていないというように感じております。この中央台公園は、防災の拠点として２年前に整備をされております。その過程では、重要な部分として、大型のヘリコプターが離着陸すると。それに耐えられる地盤であるべきだということで整備をされております。ところが、現地はぬかるみとか水がたまる部分が多くて、とてもそんな状態ではないと思っておりまして、２点について質問させていただきます。
　　１点目は、この公園自体は整地が不完全ということでございますので、全体の高低測量を全面積やり直して、そして特に中央部分を中心としてプリミエール側、この広い範囲の水たまりやぬかるみの土砂を取り除いて土砂を入れかえると。そして、整地をするという必要があると思います。また、この公園自体は全体的に表面水の処理が全然されていないということで、表面水対策として、今はすばらしい管がありますので、暗渠を縦横に配置して、雨天時でもヘリコプター等がとまれるような、離陸できるような地耐力のある公園にしなければならないと思いますが、町の考え方をお伺いいたします。
　　２点目は、南部地区開発関連についてでありますが、南部地区の開発関連の主要な事業であります南部土地区画整理事業72.2ヘクタールにつきましてはＵＲの事業主体で進められました。事業のほうもほぼ工程どおりに終了したと思っておりますが、当初の町とＵＲとの協定では、ＵＲは事業が終了した段階で道路や公園、調整池、雨水排水路等の公共施設を速やかに町に引き渡すという協定になっていたと思いますが、その協定どおりにことしの27年３月31日で町は区画整理内の全ての公共関連施設を引き取ったという答弁が９月議会でありました。全部が全部ではありませんが、私は首をかしげるところがあるなという感じもしておりまして、といいますのは、大型の造成工事なんかが終わりますと、公共関連施設を行政に引き取ってもらうということは当然のことでありますが、その条件として、工事の成果物を相手に引き取ってもらう場合には、特に引き取る側の注意としては、やはり安全面、この構築物の安全面がどうなっているか、また今後の維持管理がどうなのかと、こういうことを綿密に慎重に精査して、そうでなければなかなか引き取ってもらえないというのが通常であります。
　　そこで、２点についてお伺いをいたします。この区画整理事業の外周であります。ちょうどアウトレットの外周の駐車場の裏側になります。町で山高神代桜を植栽しましたが、あの下の部分から約800メートルぐらい今管理用道路ができておりまして、調整池に向かう管理用道路でありますが、大型のＵ型側溝が開渠になってですね、それに沿って布設されております。この側溝は自然勾配で流下して調整池に流入しておりますが、このＵ型側溝は既製品でありまして、寸法が１メートル、深さが現地は大体１メートルから２メートル50ぐらいあるような部分がありまして、しかもこのＵ型側溝は道路と平行すると同時に、側溝の天端と、そして道路の面が同じ高さになっております。普通遠くから見ますと、溝があるなんていうことは全くわかりません。私も地元の方と現地を歩いてびっくりしたんですが、そういうような形で引き取ったのかなと。現地の立ち会いをして引き取ったのかなと不思議に思っているところでありますが、しかしながら引き取った以上は町の管轄になりますし、町で管理責任があるということで、少なくとも今の段階から気候のよくなる来春あたりの前に、水路と道路の境目をですね、安全柵にならなくても、水路があるというような、そういう施設を町として設けるしかないと思うんです。本来ならば、こういう施設があって引き取るというのが通常でありますが、そういう現実がございます。安全対策のために、子供たちがどういう行動をするかわかりませんので、そういう安全柵を敷設する等の考えをすべきだと思います。
　　２点目は、こういう造成工事等を完了して公共関連施設を引き渡しますと、それだけでは済まないわけでありまして、以後故障したりとか、あるいは決壊したりということになりますと、瑕疵担保条項は必ずついているはずであります。普通は瑕疵担保条項は10年といっていますが、先日も横浜のマンションの件で石井国交大臣が言っていましたけれども、やはり瑕疵担保は10年というのが大体一般的であると思いますが、この辺について町とＵＲでの瑕疵担保条項はどのようになっているのかについてお伺いをいたします。
　　大枠の３点目は、安全安心のまちづくり関連についてでありますが、最近小中学校での運動会あるいは体育授業で組み体操あるいは跳び箱等で骨折で入院したり、また視聴覚に障害が残るというような件数が多くなっているということを報道等でもいろいろと報道されておりますが、放課後子ども教室に来られるお母さん方から酒々井町の取り組みはどういうふうになっているのかというようなことも聞かれておりまして、町としてこの問題にどのような取り組みをしているのかについてお伺いをいたします。
　　２点目は、酒々井プレミアム・アウトレットの２期の工事が終わりまして、４月に2015パワーアップオープンとして２期工事区域の営業がされておりますが、当初は２期工事が終わると交通渋滞も起こるんじゃないかと思っておりましたが、そういう土日祭日を除いてほとんど渋滞も感じられないような状態で今進んでおりますが、しかしながら、当初から心配をしておりましたけれども、アウトレットへの近道として団地内、特に中川踏切を渡って東酒々井の団地内、信号が３カ所ありますが、ここを猛烈なスピードで通り過ぎるタクシーや乗用車がこのところふえております。住民の方から、速度制限をしたらどうだと、あるいは信号のところに監視員を立てるべきだとか、こういう話も伺っております。警察との合同パトロールの際にも打ち合わせの中で取り上げておりますが、警察のほうではパトロールによる監視をふやしたいというようなことも言われておりますが、しかし直近の問題として、速度制限あるいは監視員は難しいということで、一つの方法として、以前にも質問に出しておりますが、急カーブでの一時停止の白線、あるいは丁字路での白線、そして信号での横断歩道の白線をはっきりと目で見えるようにすることも一つの方法ではないかというような見解をいただいております。ただ、これらの交通標識につきましては、立柱式の交通標識、そして路面標示の交通標識がありますが、いずれにしても県の公安委員会の許可が必要になってきます。また、許可を出すについては、当然町当局からの申請がないとなかなか受け付けてもらえないというような状況が現実にあります。町として現地を確認していただいてですね、前向きにこの公安委員会等に申請する等の対応をしていただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。
　　１回目の質問をこれで終わります。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔町長　小坂泰久君登壇〕
〇町長（小坂泰久君）　それでは、９番議員、佐藤議員からは３点のご質問でございますので、通告に従い、順次お答えいたします。なお、政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当からお答えをいたします。
　　まず、１点目の中央台公園の改修についてのご質問ですが、当該公園につきましては、町行事の会場としての使用も多く、防災拠点としても位置づけられていることから、今後は早急に排水機能を向上させるための検討を行い、整備できるよう計画してまいります。また、舞台として利用されている部分につきましては、屋根の設置が可能なのかも含め、災害時の有効利用についてどのような方法が可能なのかを検討してまいりたいと考えております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　上下水道課長、清宮高由起君。
〇上下水道課長（清宮高由起君）　私からは２点目の南部地区開発関連についてお答えします。
　　まず、１点目の南部地区調整池に流入する水路の安全対策につきましては、管理用道路を含めた水路用地への進入防止柵とあわせ、開渠の安全対策を早急に検討してまいりたいと考えております。
　　２点目の瑕疵担保条項についてですが、調整池、水路等の公共施設は、ＵＲが区画整理事業として整理を完了した後、町が移管を受けたものでございまして、町発注事業とは異なり、瑕疵担保に関する条項はございません。したがいまして、移管施設に瑕疵がある場合には、町よりＵＲに対処を申し入れ、是正を図ることになります。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　学校教育課長、猪鼻慎二君。
〇学校教育課長（猪鼻慎二君）　私からは安全安心まちづくりの中の１点目、小中学校の運動会や体育授業のことについてお答えいたします。
　　運動会や体育授業で実施されている組み体操や跳び箱、ムカデ競走等に関するご質問についてお答えいたします。まず、組み体操についてお答えいたします。組み体操は、小学校、中学校ともに実施をしております。２人組、３人組、５人組などの小集団で演技を行っていますが、その中のピラミッドについては、酒々井小学校では男子約90名と女子70名でそれぞれ四角錐型の７段のもの、中学校では約15名で一般的なピラミッド５段までのものを、またタワーは小学校、中学校ともに３段までで行っております。種目やわざは、児童生徒の能力、体力の実態を考慮して設定しており、事前指導としてわざの説明やそれに関する注意点を述べるだけでなく、児童生徒の意欲喚起に努め、実技場面では集中力を絶やさないように指導しております。
　　次に、ムカデ競走についてですが、中学校で実施され、３年生では男女混合クラス全員で１チーム、２年生は男女別で15人から16人が１チーム、クラスで２チームのリレーです。１年生は、男女別５人から６人が１チームでリレーをします。一糸乱れぬ動作が必要なため、学級の団結力向上に結びつくことから、学級担任も交え、連日早朝及び放課後に練習しております。この競技は、転倒することが多い運動ですので、学校ではジャージのズボンを必ず着用させ、急激にスピードを上げないなどの約束事の徹底に努めております。
　　最後に、跳び箱についてご答弁いたします。酒々井町の小中学校では、小学校３年生から体育の授業において、学習指導要領に従って、器械運動としての跳び箱を実施しております。跳び箱運動は、達成型かつ挑戦的スポーツであり、今できるわざを一層美しくしたり、できなかったわざに挑戦して、できるようになったときの喜びを味わうという特性があります。各学校では、いたずらに難しいわざに取り組むことなく、児童生徒の実態に即して、今できるわざに磨きをかけたり、少し頑張れば達成できそうな新たなわざに挑戦させる指導を行っております。学校における体育指導は、生涯スポーツの基礎を培うものであることから、今後も全ての子供たちに体育、スポーツの楽しさを味わわせられるよう、授業や学校行事の充実に向け学校を支援してまいります。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　総務課長、斉藤広君。
〇参事兼総務課長（斉藤　広君）　それでは、私のほうからは３点目の安全安心のまちづくり関連のご質問の中で、道路標示についてお答えをさせていただきます。
　　議員ご指摘のとおり、町内の横断歩道の白線や十字路、丁字路の一時停止の白線標示が一部消滅していることから、これまでも議会や住民から道路標示の白線の引き直しについての要望があり、町としましても毎年佐倉警察署に要望を行っているところでございます。また、現在ボランティア団体から道路標示消滅箇所の現況写真や位置図などの資料をいただいておりますので、それらの資料を取りまとめた上で今後も引き続き佐倉警察署に要望を行ってまいりたいと考えております。ご理解のほどお願いいたします。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　９番議員、佐藤修二君。
〇９番（佐藤修二君）　先ほど中央台公園の件でちょっと質問し忘れたんですが、今グラウンドより約１メートル盛り上げている、ふるさとまつりで舞台として使われているところ、多分これは災害時の搬入搬出や積み込みとか仮置きとか一種そういう搬入搬出のヤードとして設置されたものだと思いまして、災害とか防災等にとっては非常に有効な築堤の場所ではないかと思います。ただ、現地を見ますと、ちょっと狭いんじゃないかと。左右に少し広げることと、51号側に広げられるんじゃないかと。緊急の場合は、こういうヤードは非常に役に立ちます。そういう意味で今後検討すべきじゃないかと思います。
　　それから、この舞台に立っております鉄骨の骨組みというのはずっと雨ざらしになっております。今まだ２年ぐらいですから、腐食とかさびはないと思いますが、いずれそういう事態が起こってくると思います。簡易屋根みたいなものもありますから、そういうものを敷設すべきじゃないかと思いますが、町の考え方をお伺いいたします。
　　それから、この南部地区の開発関連について、町が公共関連施設を全て引き取っているということを６月議会で答弁いただいておりますが、この引き取りはですね、現地を直接確認して引き取られているのか、それとも書類上での引き取りになっているのかについてお伺いをいたします。よろしくお願いします。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　中央台公園の舞台として利用されている部分についてのただいま議員のご質問につきまして、ご質問の内容にできるだけ沿うように検討してまいりたいと考えております。
〇議長（内海和雄君）　上下水道課長、清宮高由起君。
〇上下水道課長（清宮高由起君）　現地の引き取りに当たりましては、現地を確認しまして、また書類上でも確認をしております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　９番議員、佐藤修二君。
〇９番（佐藤修二君）　現地を確認されて引き取ったと言われると、ちょっとおかしいんじゃないかなと思うんですが、あれだけの大きな水路が開渠として、道路の安全柵もないまま800メートル近くにわたって続いているわけです。こういうのというのはですね、本来だったら我々が造成をして行政にそういうことを示してもですね、決して受け取ってくれません。これはもう誰が見てもそうだと思いますが、現地を見ていただければわかると思いますが、ちょうどアウトレットの外周の駐車場の裏側になりますから、子供たちはどういう行動をするかわかりませんので、その辺は今後気をつけていただきたいなと思いますが、これをもちまして私の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　９番議員、佐藤修二君の一般質問が終了しました。

　　　　　　　　　　◇　地　福　美枝子　君
〇議長（内海和雄君）　通告順に基づき、次に14番議員、地福美枝子さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔14番　地福美枝子君登壇〕
〇14番（地福美枝子君）　日本共産党の地福でございます。ことし最後の一般質問、１回目を行いたいと思います。
　　きょう、昨日といろんな方の同僚の意見がありましたけど、大分ダブっている状況もあります。ここで、今回質問の中にはありませんが、分庁舎が建てられた後、公共施設が移動したり、あるいは改修をしたり、私たちが使う施設がどんなふうになっていくのか、いつどのようになっていくのか、なかなかよくわからない状況が続いているというふうに本当に思いました。私も一人の議員なんですが、聞かれてもわからないということもありまして、今回公共施設のこれからの管理の面で計画をするみたいな話がありますけれど、ぜひ全容を示していただきたいというふうに痛切に思います。予定ですから、変更が当然あると思うんですけれど、ぜひその辺は私たち議会には一応こんなふうに全体の公共施設を考えていると、建設も含めて、改修についてもぜひ全容を教えていただきたいというふうに思います。それにはいろいろ時間がかかるかと思いますが、これまでもその場でその場で聞いて、どうなるんだろうということが非常に多かったんですが、全体的な計画をきちんと示していただきたいというふうに思います。今のような意見を以前にも言った記憶があります。それをぜひお願いしたいと思います。
　　それでは、質問に入らせていただきます。皆さんもご存じのように、９月19日の未明に強行採決されました安保法制についてまず伺いたいと思います。６月、９月議会においても、私はこの戦争法案、安保法制案について町長にお尋ねいたしました。そのときの段階では、残念ながら、現在法となっていますが、あのときは法案でしたが、町長は国会の議論に委ねるという旨の回答をされていました。今現在安全保障法制が通りまして、戦争法になりましたけれど、どのようにお考えなのか、３回目ですが、伺いたいと思います。
　　私たちは、安保法制を戦争法と言っています。必ず廃止するとの決意で現在全国でいろんな分野の団体、個人が活動しています。また、29団体が日本全国で廃止のための署名を統一文書で作成し、これも各分野団体、個人が日本全国で署名を集めています。目標は2,000万人ということです。もちろん日本共産党も同じ署名で集めているところです。各地の地方議会でも、住民が意見書を出したり、また議会一般質問等で私のように取り上げたり市町村長に考えを伺ったりをしていました。現在も同様です。そこで、私も今回３回目の質問になります。またまたこの質問かと言われるかもしれませんが、この戦争法、いろんな法律ありますけれど、戦後最悪の法律だと私も思います。その戦争法の危険性を再認識する機会と思っています。
　　今回まず１回目は、３点について質問したいと思います。１点目は、日本国憲法９条があるわけですが、この憲法９条があるもとで、この安保法制、戦争法及び集団的自衛権、この行使は必要だと町長はお考えでしょうか。また、憲法にも違反しないともお考えでしょうか。きのうの発言の中で、安倍首相が、国民の命と暮らしというか、それを守るためにはこれは必要だと言っているというお話がありましたが、以前も報道の中で私もそれは聞きました。平和を願う気持ちは、誰もが同じだと思います。町長も私も全く同じだと思います。平和首長会議にも加盟している小坂町長ですから、この点についてどのようにお考えなのか、まず伺いたいと思います。２点目ですが、日本は民主主義の国です。また、立憲主義の国でもあります。この点に照らして、今回の強行採決についてどのようにお考えか伺いたいと思います。３点目です。この戦争法によってどのような行政の役割があるのか、行政としてどんな影響があるのか、そういう点で伺いたいと思います。
　　次に、子育て支援について伺います。町長の公約の一つに子育て支援の充実があります。これまで要望していた子供の医療費、中学３年までの助成が実現しました。本当にその努力については歓迎したいし、その成果を喜びたいと思っていますが、そのほか、きのうもですか、子育てについていろんな要望がありました。この中学３年までの助成について、これは子供を持つ親にとっては本当に最大の負担軽減だと思います。とはいっても、現在の経済情勢から見ますと、子供の貧困が今話題になっていますけれど、年々子供を育てる世帯の収入が減ってきている、非正規雇用も多くなってきているという中で、子供の貧困はよくなっているどころか、ますます大きくなっているのが現状です。子育て支援は、若い世代への支援にもなりますし、人を育てることにつながる重要な分野でもあります。これまでもいろんな点で子育て支援について要求してきましたこと、私は繰り返し実現できるまでいろいろ伺いたいと思っております。また、その役割でもあると思っております。ぜひ具体的に、丁寧に、そして正直にお話しをいただきたいと思います。限りある財源とよく言いますから、何でもかんでも無料にしろと、助成をしろと言っても、それはできないと当然お答えになると思うんですが、限りある財源の中で千葉県一の福祉にするためには、財源はやっぱり必要ですから、できるだけ予算を大きくしていただきたいというふうに思います。まず、その子育てについて最初の質問ですが、最初に少しずつ具体化されています子育て拠点施設について、拠点センターというか、子育て支援センターというか、それについて伺いたいと思います。これまでもるるいろんな質問がありました。今現在、新しい駐車場、盛り土を済ませたんじゃないかと思うんですが、この駐車場はいつ完成するのか伺いたいと思います。
　　議会の初日、その子育て支援施設の場所と面積、これが公表されました。2,350平米ですか、そういう公表はされましたが、報告は聞きましたが、検討して具体化しつつあってもですね、面積と場所だけは聞きましたけれども、中身についてどうなのかという点で私は聞きたいと思います。調査の重要性について、私は、病院が隣に来るとか、どこに来るとか、どうもあそこに新施設が来るらしいとか、いろんなことを聞くんですけれど、最初に言ったように、どんなものができるかというのは直前までわからないという点ではですね、箱は何とか考えたけど、中身はこれからだというようなことなので、ぜひ具体的なところで報告を受けたいというふうに思いましたけれど、でもこれから考えるのであれば、ぜひいろんな意見を聞いて中身の濃いものにしていただきたいというふうに思います。
　　まず、子ども・子育て支援施設、敷地は2,325平米ですが、その予定している中身ですが、３つの事業を進めていくということで報告がありました。それぞれの規模を教えていただきたいと思うんです。今予定している面積とか、何階建てなのか、１階なのか２階なのか、どういうものを入れていくのかということですね。それぞれの３つの事業には、専門職が当然必要なわけです。箱物を入れたとしても、人がいなければ支援施設になりませんので、専門職の配置についてどのようにお考えなのか伺いたいと思います。マンパワーについてどのようにお考えか伺いたいと思います。
　　それから、ファミリーサポートセンター事業を行うとありました。このファミリーサポートセンターというのは、会員を募るわけですよね。支援を受けたい人、支援をしてもいい人、そういうような会員登録をしてお互いに調節をしていくファミリーサポートセンターなんですけれど、その概要、どのようにしていくのか伺いたいと思います。そういう中で、子育て拠点施設、ここにこれだけの面積でできますよということでしたけど、中身の全容について伺いたいと思います。それが１番目です。
　　次に、２番目ですが、保育士さんの状況を伺いたいと思います。昨日那須議員の質問に対して、正規雇用、非正規雇用、人数をざっと伺いまして、本当に非正規雇用が多いんだなというふうに思いましたけれど、今回は私は保育士さんだけ伺いたいと思いますが、正規、非正規の人数、そして何とか足りているというふうには聞くんですが、改めて今の配置基準に照らしてどうかということも伺いたいと思います。それと、２番目ですが、保育士さんの有休の取得、今現在どのような状況になっているのか伺いたいと思います。
　　それと、前から気になっていたんですが、保育園の事務職の配置について伺いたいと思いますが、中央保育園は事務職の方が現在いらっしゃいます。ただ、岩橋保育園は、以前いらっしゃったんですが、今はいらっしゃいません。事務職というのは、それぞれの保育園で絶対必要な人なんです。私は、あるところで、酒々井町ではないんですが、ほかの市で公立の保育園の園長をしている方と話をする機会があって、そこは事務局の人がいないんです。事務をやる方がいらっしゃらないので、園長は保育士さんですから、若い保育士さんがいますから、保育士さんがどうしても休まなきゃならないときは応援に行かなきゃならないので、事務室が空っぽになってしまう。結局時間外で事務的な仕事をしたり大変だということを聞きました。ですから、そういう点では専門職、事務職の配置はやっぱり岩橋保育園に絶対に必要だというふうに思いますけど、前はいらっしゃったわけですが、今いませんけれど、この専任の事務職についての配置をどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
　　そのほか、岩橋保育園は給食設備が非常に狭いというふうに聞きました。今度子育て支援施設には、食事の相談とか、そういうこともできるというふうに聞きました。その岩橋保育園の給食の設備と今度そちらにできる支援センターの中の給食はどのようにするのか、一体化するのか、その辺について伺いたいと思います。
　　子育ての最後ですが、子供の医療費の関連で、これも何回か聞いているんですが、病院に子供をつれていくために１回200円を何とか無料にできないかという質問を過去にも２度ほどたしかしたと思うんですけれど、これはどうなんでしょうか。地方創生の中には、子育て支援を重要視しています。新型交付金が出るということなんですが、子育て支援に重きに置いている国ですから、酒々井町も子育て支援を充実しようと町長は思っているわけですが、そういう点で何らかできないのかどうか、町独自か、あるいはその新型交付金を使ってでもできないのか、ぜひその点を考えていただきたいと思いますけど、現時点でどうでしょうか。
　　次に、病院については何人かの方が質問されていましたし、報告にもありました。特に中沢病院が、保育園の裏あたりというか、どのぐらいの規模でできるのか全くわかりません。ただ、診療科は公表されていましたから、伺いました。子育てと医療の拠点のエリアにするということが地方創生の町の構想の中にも出されましたけれど、この中沢病院ですが、改めて伺いたいんですが、建つようだということだけは聞きましたけれど、岩橋保育園周辺にできるということであれば、小児科がないというのは、私としては、せっかく病院ができるんだし、近くに保育園があるし、病後保育なんかも今後さらに充実させていくということだとかになると、病院があるというのはある意味ではいいかなと思っているんですけど、小児科をつくってほしい要望ができるかどうかわかりませんけれど、そういう話は全くなかったのかどうか。一町民とすれば、できるんであれば小児科を診療科目の中に入れてほしいなというふうに思いますけど、それはどういうふうにお考えなのでしょうか。
　　それと伺おうと思っていたんですが、既に同僚議員が伺っていたので、できる協力範囲というか、そういうのが報告の中であったんですけれど、どんな協力かということについては今後協議をするというふうな回答ではありました。できる範囲というのは、その事務的な関連機関との協議のための協力なのか、それも含めてなのか、あるいは財政支援も含めてなのか、その辺はどんなふうに考えているのか再度伺いたいと思います。
　　最後に、介護の問題で質問いたします。町内の介護事業所の経営の状況をどのように把握されているのか伺いたいと思います。今事業所はあってもなかなか人材が来ない、あるいは経営が大変だという事業所の話もよく聞きます。それは、町民にとっても大きな影響があるわけです。介護現場の人材不足が言われている中で、何らかで行政の援助が必要ではないかというふうにも思います。介護事業所がやっていけるかいけないかは大きな問題ですので、何らかでできないかというふうに思います。独自で介護現場の人の研修の補助をしている市町村も一部にはありましたが、そういうふうにも聞きましたが、町としてどのようにお考えなのか、今後考えていってほしいなと思って伺います。
　　２つ目に、現在要支援者は何人の方がいらっしゃるでしょうか。その辺も伺いたいと思います。その方々は保険外になりました。介護保険制度の中で、酒々井町が行う総合事業への移行というふうになっています。この町が行う総合事業への移行の進捗について伺いたいと思います。前にも伺いましたけれど、現在検討みたいな話がありました。その中で、要支援者が保険外になっただけではなく、特養の入所も３までの人は入れなくなったというように聞いていますし、それと通所、それから在宅ですか、そういうのも保険外になりました。それは、中沢病院で受け入れる通所介護というふうになっていたようですが、そういうことからして受け入れるところがなかなかなければ病院でということになっているのかというふうには思いましたけれど、総合事業への移行の進捗について伺いたいと思います。
　　３つ目には、政府が2017年の通常国会に提出しようとしている内容についてです。既にいろんな報道などで聞いてはおりますが、介護保険制度の改悪です。私たち町民からすると改悪になる内容です。それについてどのようにお考えなのか伺いたいと思います。改悪の内容については後でお話ししますが、多分ご存じのはずです。決まっていない、仮定の話はできないというふうに言われそうですけれど、この内容はますます介護を必要とする高齢者にとって経済的に追い詰めることにもなりますし、重症化することも十分考えられる内容ともなっています。町への影響は大きなものがあるはずですが、国や県の言いなりということでは困りますので、町民の暮らしや健康を守る地方自治体としても黙っているわけにはいかないのではないかというふうに思いますけれど、もしそういうことが出されるということであれば、ぜひ国への意見を言っていただきたい。要望していただきたいというふうに思います。市町村にとっても決してこれはいいわけではない内容のものですので、そういう用意はあるのか、最後に伺って１回目の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔町長　小坂泰久君登壇〕
〇町長（小坂泰久君）　それでは、14番議員、地福議員からは４点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。なお、政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当からお答えをいたします。
　　まず、１点目の安保法制についてでありますが、安全保障関連法案については、国権の最高機関である国会において採決されたところであります。また、安全保障法による行政の役割については現在のところ不明であります。
　　次に、２点目の子育て支援についてでありますが、ご質問の子育て拠点については、町の地方創生計画総合戦略の一つとして、子ども・子育て支援施設について、京成、ＪＲ両駅から比較的アクセスのよい岩橋保育園に接する場所に、就学前の親子が温かい雰囲気の中、憩える場所として設置を予定しています。この施設では、新規に妊娠期から子育て期に関する情報を収集し、必要な情報提供ができるよう専門の職員を配置した利用者支援事業と住民相互援助活動として、子育て支援を必要とする方と支援を行える方を結びつけるファミリーサポートセンター事業の実施を予定しています。また、現在実施している地域子育て支援拠点事業、いわゆるあいあいルームでございますが、この拡大、充実を予定しております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　こども課長、大塚正徳君。
〇こども課長（大塚正徳君）　それでは、私からは質問事項２の子育て支援についての１点目の子育て拠点の財源についてと３点目の子ども医療費についてお答えいたします。
　　まず、子育て拠点の事業用地の購入につきましては、12月補正予算として本議会に上程しているところであり、財源につきましては、地域活性化事業債として申請を予定しているところでございます。
　　次に、子ども医療費の完全無料化につきましては、モラルハザードの問題もあります。また、200円の個人負担を全て無料にした場合の町の財源について今までもご説明してきたところでございますが、国、県の動向や制度拡大に伴う財源の確保等に関してはいまだ示されていない状況にあります。町としては、多くの施策の中で優先順位をつけて実施することとなります。なお、引き続き近隣市町と情報連携を図りながら検討してまいります。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　教育次長、鈴木正義君。
〇教育次長（鈴木正義君）　私からは質問事項２の子育て支援について、その中の２点目、保育士の現状についてお答えします。
　　当町における保育士につきましては、中央保育園では正規職員５名、非正規職員６名でございます。また、岩橋保育園では、正規職員８名、非正規職員18名で、園児の年齢別に対する保育士の配置基準に適合しております。前年の有給休暇の取得状況につきましては、正規職員で約20％、非正規職員では約80％であります。専任の事務職の配置につきましては、現在中央保育園に１名の事務職の職員を配置しておりますが、現在の１名以上の職員配置は考えておりません。また、給食設備の調理室につきましては、現在岩橋保育園増築工事基本設計業務を発注し、調理室や保育室をふやすための検討を行っているところでございます。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　健康福祉課長、赤地忠勝君。
〇参事兼健康福祉課長（赤地忠勝君）　それでは、私のほうから病院の進捗状況と介護の現状につきましてお答えさせていただきます。
　　まず、病院の建設計画につきましては、本年８月11日の全員協議会でご説明したとおりです。なお、11月26日、正式に事業者である医療法人社団千葉光徳会から協力依頼があったところです。
　　続いて、介護の現状につきましてお答えさせていただきます。１点目の介護事業者の経営状況につきましては、町では把握しておりません。また、介護人材の研修につきましては、介護予防・日常生活支援総合事業を検討する中で調査研究したいと考えております。
　　２点目の要支援者の数は、本年10月現在、要支援１が77人、要支援２が118人、合計195人です。また、介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、研修会への参加や先進事例を調査研究しているところです。
　　３点目の介護保険制度の改正につきましては、国の財政制度等審議会などで議論されていますので、国の動向を注視していきたいと考えております。また、国への意見や要望がある場合は千葉県町村会や全国町村会を通じて行いたいと考えております。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　14番議員、地福美枝子さん。
〇14番（地福美枝子君）　さらっとお答えいただきました。ありがとうございます。
　　最初の安保法制について伺いたいと思いますが、法になった後も意見としては全くないんですね。安保法、集団的自衛権、必要か、またはどうかという質問をいたしました。それについて全くお答えがなかったのは非常に残念です。安保法について、私たちは共産党ですが、いろいろ言っていますし、共産党以外のいろんな団体、それから法曹界でもこれは違憲だと言っているわけです。この安保法制、戦争法は、３つの本当に大きな危険があるというふうにも言っています。何といったって違憲性です。これは、憲法に違反するということは法曹界でもほとんどの弁護士さんが言っていますし、内閣法制局長を過去にされた人もですね、これは違憲だと言っているわけです。ということはですね、全く違憲立法だということははっきりしているわけです。
　　それと、これは対米従属性が非常に強いと。日米で協議している新ガイドラインの中には、もう既に先取りをして、８月にはこれは決まって、その後はこういうことをするともう全部文書になっているんです。ご存じのように、アメリカでこの戦争法、安保法制は決めますよって安倍さん言っていますけれど、何といっても日米の軍事同盟の中でどんどん進んでいる中身になっている、国会で議論する前に。まさしくアメリカに追随するものだというふうに思いますし、３つ目にですね、これは何といっても歴史に逆行する中身だというふうに思います。安倍さんは、歴史的には日本の過去の戦争はやむを得ないと、侵略戦争では決してないということを常々言っていますけれど、しかし安倍政権は、美しい国とよく安倍さんは言っていますけど、過去の日本の侵略戦争についても、植民地支配についても肯定、美化している、そういう団体から支えられている方です。そういう意味で、この戦争法が通ってしまったということは、あらゆる法律に際立ってですね、これは悪法だと。希代の悪法だというふうに私も思います。それについて、国の決めたことだからというふうにおっしゃっていました。
　　ある市長が……全国でこういう質問を議会でするんです。共産党の議員もほかの方もやりますよね。そのときに必ず言うのは、これは国が決めることだし、国の所管のことだと。市町村にはその決める権利もないと。権限も判断する力もない、能力もないんだというようなことを大体言っている人が多いんです。そこまでは町長はおっしゃいませんでした。非常に簡単にお答えされていましたけれど、私はその内容について、国の所管業務だというか、所管のことだと言うには当たらない、これは国民の命と健康にかかわる問題で、ほかの法律とは全く比べられない中身だと思うんです。そういう意味では、地方自治体が物が言えないかというと、団体自治がありますから、これは言えるはずです。首長として平和会議に参加しているわけですから、その辺は大いに地方自治、団体自治としてですね、これは保障されています。憲法99条か何かにあるんですよね。団体自治と地方自治体は言えるはずなんです。これは国民の命にかかわることですから、その影響は非常に大きいことですので、そういう認識が私は薄いんじゃないかというふうに思うんです。薄いか濃いかは本当のところはわかりません。思っていても言わないのかもしれません。でも、ぜひ発言していただきたいと思うので、何度も質問しているわけです。地方自治そのものに影響を及ぼす、このような法律ですから……
　　　　　　　　　　　　　　　〔何事か呼ぶ者あり〕
〇14番（地福美枝子君）　いいえ、言いたいことは言います。95条ですね。憲法にこの戦争法に関して２つの歯どめがあると私たちは言っているんです。憲法に国民主権がうたわれていますし、またもう一つ憲法95条には地方自治、団体自治がうたわれていますから、これを抜いてですね、無視して決めることができないんです。時の政府の数の力によって決めることはできないと憲法で書かれてある。立憲主義ですから、それは強行採決できない中身のものなのにやってしまったということは、これは独裁政治につながる。ほかにも最優先してこれは絶対だめだと立憲主義に反することだというふうに思うんです。こういう法律をつくってほしいとかいろいろありますけれど、だけど最優先して全くレベルの違うものだというのが安保法制だと。戦争法だというふうに私たちは思っています。それについて地方自治体の首長としてきちんと町民の命を守っていく立場で考えれば、意見を言うべきではないか、立憲主義に反するのではないかと判断できるのではないかと思うんですけれど、なかなかそうはいかないというふうに思って非常に残念です。いろんなことがありますけど、これは最優先をして、どんな法律にも、そういうレベルではないというのが安保法制です。立憲主義そのものを壊してしまうのが今回の強行採決した安保法制、戦争法です。これは決めてはならない。国会議員は守らなきゃならないというふうに書かれてあります。最高法規として99条に、国会議員は守らなきゃいけないですよ、時の政府の数の力によって通してはならないというのが憲法99条に出ているんですよね。国会議員はこれを守らなかったわけです。数の力で押し切ったわけですから、これは立憲主義に全く反することだという、ほかの法律とは全く違うようなことをしてしまったという点で私たちはもっと怒らなきゃいけない。立憲主義を破壊しているんじゃないかということは、きちんと誰であっても、首長はもちろん町民を命を預かるわけですから、健康を預かるわけですから、そういう立場に立ってほしいというふうに思いましたけれど、何かあればまた発言して回答していただきたいと思います。
　　次に、子育てのほうなんですが、行政報告の中でいただきましたこの内容を回答でまた改めて聞いたわけですが、人材について専門職を配置するというふうにたしかなっていますよね、ここに。どのように配置するのかということまでは考えていないということなんでしょうか。それと、ファミリーサポートセンター事業をやると言っているわけですから、これからどのように会員を募集していくのかということもこれからなんでしょうか。
　　それとですね、事務職について考えていないと、全く私は考えられません。保育園には、保育士さんは絶対必要ですけど、事務職も絶対必要なんですよ。じゃなければ保育園は成り立たないということはありませんけれど、さっきも言いましたけど、園長先生は保育士さんですから、保育士さんが休んだときは応援に行かなきゃならないから、事務所は空っぽになるということが多いので、そうならないように必ず誰かいるようにはするというふうにはしているようですけれど、事務職は絶対必要ですから、なぜ中央保育園にいて岩橋にいないんでしょうか。その辺も伺いたいと思います。
　　子育て支援施設をつくるということで、本当に私は期待したいと思うんです。中身を濃いものにしたいと思うんです。ネウボラの話ありました。これはフィンランドで言われていることですが、かかりつけ保健師みたいな形で生まれたときから学校へ行くまでの間いろんな相談に乗りますよということをやっている。北欧のフィンランドでアドバイスの場を意味する言葉だそうです。ネウボラということだそうですが、これは前の少子化対策大臣がフィンランドでそういう話を聞いて日本にも導入したいと、日本版ネウボラの構築をしていきたいというふうに発言されたそうですが、それが切り札になっているということでした。具体的な中身についてなかなか知り得ないんです。面積等はお金の都合でだと思うんですが、2,325平米確保しました。だけど、中身は後からというのは私は逆だと思うんです。ファミリーサポートセンターに必要な人といろんな備品も含めてですね、どういうものにしていくか。次に、あいあいルームを今度入れる、給食の食事もそこでできますよ、相談も受けますよというのはどのぐらいのものが必要なのか、それを積み上げた上でどれだけの敷地が必要なのかという積み上げて決めるものではないかというふうに思うんです。せっかくつくるものですから、先ほど中央台公園の話がありましたけれど、だとしたらもっとちゃんとしたものをつくればよかったとか、いろんな声を聞きましたけれど、どの施設も結局そうだと思うんですよね。公共施設をもっと多目的化してコンパクトにしようという国の方向があります。職員もなるべく減らしてコンパクトにするということでありますけれど、私はそれには反対です。必要なものはきちんとつくるという点で、何か施設をつくる場合には、先にお金、この範囲で、先に土地の範囲、この範囲でということになると、結局小さいもの、中途半端なものができるというふうになるんですよ。そういう点で、中身について全くこれから皆さんの意見を聞いてやっていくのかという、どうもそうらしいんですが、改めてその辺どうなのか伺いたいと思います。
　　それと、休暇と、それから保育士さんのことなんですが、私が入手した人数とちょっと違っていました。千葉県の保育運動で毎年１冊の本を出しているんですが、そこで毎年出る中身、2015年版のを見たんですが、多少人数が変わっているのはやむを得ないですから、現実の数字なので、それはいいんですけれど、その中でどっちにしても非正規の臨時の方が多いことははっきりしています。その中で、先ほど聞いた人数でいきますと、正規、非正規を合わせて何人いるのか、もう一度伺いたいと思います。ちょっと書きそびれた部分もありますので、改めて伺いたいと思います。その中でですね、保育士さんの資格がある人とない人の人数はわかるでしょうか。前の私の資料では、正規と臨時の方を合わせて63人のうち46人が資格者で、17人が資格がないと。それを見ますと、有資格者の中の非正規、非正規の中でも資格を持っている人も当然いるわけですね。そういう点で、せっかく資格を持っているのに正規で働けないという状況については、私は何とかならないのかというふうに思います。
　　それでですね、通達が総務省から何年か前に来ているはずなんです。その中で、非正規、そういう扱いについてこのようにするように通達があったはずです。その内容を私もざっと読みました。休暇についても入っています。正規の方が20％、非正規は80％ということで、正規の方がなかなか休暇がとりにくい状況なのか、状況についてパーセントではなくて伺いたいと思います。
　　今話をした総務省の通達は、平成26年７月４日に通達が出されています。臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等についてということで通達が出されています。こんなにたくさんあるので、全部は読み込みはしないんですが、その中で幾つか取り上げますと、任期付職員制度をぜひ活用してほしいということもありました。これは、もう少し具体的な労働条件もよくなるわけですが、時間外の報酬だとか、それについてもきちんと出すようにとか、休暇も正社員と同じように、報酬についても、時間外についても、費用弁償についても出すように、考慮するようにというふうに書かれています。そういう点で、労働条件ですね、今どういう状況なのか、臨時と正規の方の収入の格差ってどのぐらいあるのか、わかれば教えていただきたいと思います。酒々井町の保育園でということはちょっと別として、全体として休みが取りにくいという状況がやっぱり保育園ではある。子供の命が相手ですから、とりにくいという状況があるので、職員が多いほうがいいわけです。ただし、臨時ではなくてきちんと採用してほしいというふうに思うんですけど、この総務省の通達から見ていくと、なるべく労働条件をよくして向上させるようにという内容の通達だというふうに私は読み込みました。それについてどのようになっているのか伺いたいと思います。
　　最初に質問した中でお答えいただけなかった病院についてですが、財政的支援も含めてできる範囲の協力というのは財政も含めてということなのか、再度伺いたいと思います。それと、介護についてなんですが、把握していないとおっしゃいました。把握すべきだと思うんですね。補助をする、助成するとは別にです。酒々井町の介護の状況を把握するのと同様に町内の介護をされている方の状況を知るためには、事業所の状況も把握しなきゃならないと思うんです。そういう意味では、私は今経営状況が大変なところも多くあると聞きましたので、町としてどういうふうにしているのかなというふうに聞きました。研修補助を実施している自治体という例をとりましたけれど、あるところでは介護職員の初任者研修費用、最大５万円を助成しているところがあります。ただし、もちろん研修を終了した後その市内で働くことが条件ですけれど、それが条件で、研修終了後６カ月以内に申請すれば最大５万円まで助成しますよというところもあるんです。ぜひこういうことも考えて、酒々井町の介護事業所の状況も把握すべきだというふうに思うんです。それについて今後把握するのかしないのか、すべきことだと思うんですけれど、これは町内の事業者、それから介護される人をどう支えるかということでは非常に重要なことだと思うんです。利用者負担の軽減なども含めて、やはり今どういう状態になっているかというのはつかむ必要がある。これから町の総合事業に移行するということになっているわけですから、その総合事業の移行の状況もいま一つ回答としてはよくわからないと思いました。その辺は、もう少し町の総合事業の進捗状況について再度伺いたいと思います。
　　たくさん聞きましたけれど、この介護について、ことし９月16日に医療法の一部を改正する法律が採決されました、共産党は反対しましたけれど。その中で、地域医療構想区域、２次医療圏、ここは２次医療圏だと思うんですが、その一つの新法人に地域医療連携推進法人を創設できるということになったようです。ということはですね、酒々井町に受け皿がなければ新法人をつくってもいいよということなんですね。そういう方向になりました。生活支援を地域の補助に依拠する制度改変というふうになるわけですが、担い手の確保が展望がない場合には、この法人を取り組んで制度外のサービスを担わせるという状況になったわけです。そういうことからすると、酒々井町の総合事業をこれからどうしていくのか、通所介護、訪問介護をどのようにしていくかが重要になるわけです。その点で町の総合事業の進捗状況を聞いたわけです。改めてどういう状況なのか伺いたいと思います。
　　たくさん聞きましたので、整理できないかもしれませんが、回答していただける範囲でぜひわかりやすく教えていただきたいと思います。
〇議長（内海和雄君）　教育次長、鈴木正義君。
〇教育次長（鈴木正義君）　私からは事務職の件についてお答えをいたします。
　　現在、事務職ということですが、園長、副園長が事務的なことを行っている状況でございます。また先ほどもお答えしましたとおりですね、現在の１名以上の事務的な職員の増加ということについては、現時点については考えておらないという状況でございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
〇議長（内海和雄君）　こども課長、大塚正徳君。
〇こども課長（大塚正徳君）　子育て支援拠点施設についてでございますけれども、こちらに関しましては、岩橋保育園の近くにということで、今回用地を取得するに当たっての予算を議会に計上させていただいているものでございまして、岩橋保育園はあくまでも保育園ということでございます。こちらは子育て支援拠点施設ということで、先ほどございました利用者支援事業、ファミリーサポートセンター事業、地域子育て拠点事業を行うために取得する施設でございます。面積は決まっておりますが、規模、内容につきましては、この事業を行うためにどのような施設になってくるかという検討につきましては現在しているところでございますけども、最終的にはこれからでございます。
　　それと、保育園における保育士の人数のお話がございましたけれども、先ほどご答弁させていただいたものにつきましては、１日の中で保育をしている正規職員、非正規職員という考えの中で答弁させていただいたものでございます。非常勤の正規保育士につきましては、勤務が一時保育等のクラスといいますか、クラスを持っていないお子さんへの対応もございますので、若干違っております。それと、非正規職員の保育士につきましては主に非常勤嘱託員としているところであります。また、本人の希望に沿うような勤務時間等の対応も行っているところであります。非正規は、非常勤の嘱託職員という位置づけで勤務していただいているものでございます。それと、人数的には、保育園のその調査がちょっと私の手元に結果がありませんので、わかりませんけれども、保育園の中には、職員としまして、給食のほうの関係の職員もございます。先ほど言いましたように、一時保育の非常勤でございます。それと、子供たちの時間外の対応の職員もいるというものでございます。その資料との違いはそこにあるのかなということで回答させていただきます。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　残り時間が少なくなりましたので、答弁は簡潔にお願いいたします。
　　健康福祉課長、赤地忠勝君。
〇参事兼健康福祉課長（赤地忠勝君）　それでは、私のほうから、何点かご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。
　　まず、協力依頼に対しますできる範囲ということで、これは今後事業者側と協議していくことになります。それとあと、事業者の経営状況ということでご質問がありましたが、これにつきましては、国の社会保障審議会介護給付費分科会という組織があるんですが、そこで介護事業者の経営実態を調査する予定になっておりますので、その動向を注視していきたいと思います。それと、総合事業につきましては28年度までの実施に向けて研修会への参加とか先進事例を調査研究したいと思っています。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　14番議員、地福美枝子さん。
〇14番（地福美枝子君）　余りにも簡単な回答なので、私がいろいろ言うだけになってしまうんですけれど、安保法制は先ほどお話ししたとおりです。共産党は、どれにも増してこの法案は……法案じゃなくて、もう法ですね。戦争法はだめだと。廃止すべきだということで、全国で共産党だけではなくて、いろんな人が反対運動に、これは廃止すべきだということで、日本全国で、津々浦々で今署名活動なりいろんなことをやっているわけですが、共産党は国民連合政府をつくろうと。何にしても優先して、この廃止のために一致点で頑張ろうということで提案しています。そういう点では、この立憲主義を破壊するような安保法は即座に廃止すべきだという運動を強めていきたいというふうに思いますし、地方自治体としても、国の所管だからというようなことではなくて、日本国民それぞれの命を守るという立場で考えていただきたいと思います。
　　子育てなんですが、まだまだ中身がこれからだということがわかりまして、そうかなと思いつつも質問したんですけれど、保育園と施設は違うというのは、それは当然だと思うんですよね。でも、隣ですから、いろんな形でいろんな関連をしていくと思うんですけれど、これからその中身についてぜひ具体的な検討をして示していただきたいと思います。ファミリーサポートセンターは、成功するかしないかは、支援してほしいという人もいないと、これは成り立ちませんし、宣伝をして、具体的に中身については考えていただきたいと思います。
　　それから、事務職について考えていないということでした。現時点では考えていないということは何度か聞きましたけど、これから考えていただきたいと思うんです。これから検討して、必要な人だというふうに位置づけていただきたいと思います。それは、子育て支援につながるものです。保育士さんが豊かに子供たちを見ることができるという、実務に追われることなくできるということについては、看護師さんが事務のことはできないのと同様ですから、事務職についてはぜひ今後考えていただきたい。必要な人だということで考えていただきたいと強く求めたいと思います。
　　それから、１回200円については今後云々というふうに言いましたけれど、これも同様です。地方創生の中でどういう位置づけなるのかわかりませんけれど、この要望もありますし、きのう、きょうと子育てについていろんな要望がありました。どれもこれもやったらいいなと思いますが、何を優先をするか、それぞれその担当のところで考えていかなきゃならないというふうに思っていますので、何か優先するにしてもぜひ進めていただきたいと思います。保育園の保育料についても、保育園の給食費等についても、ぜひ考慮していただきたいというふうに思います。
　　最後に、中沢病院ができるということの協力について、財政支援も含めて……
〇議長（内海和雄君）　地福議員、もう時間が参りましたので……
〇14番（地福美枝子君）　終わります。財政支援についてありませんでしたので、あればお答えいただきたいと思います。
　　これで私の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　健康福祉課長、赤地忠勝君、簡潔にお願いします。
〇参事兼健康福祉課長（赤地忠勝君）　先ほど私、総合事業の開始年度につきましては28年度までとお答えしましたが、29年度ということで訂正をお願いしたいと思います。
〇議長（内海和雄君）　14番議員、地福美枝子さんの一般質問が終了しました。
　　ここでしばらく休憩いたします。
（午前１１時４０分）

〇議長（内海和雄君）　休憩前に引き続き再開します。
（午後　零時５９分）

　　　　　　　　　　◇　竹　尾　忠　雄　君
〇議長（内海和雄君）　さらに、13番議員、竹尾忠雄君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔13番　竹尾忠雄君登壇〕
〇13番（竹尾忠雄君）　日本共産党の竹尾忠雄でございます。ただいまより一般質問をさせていただきます。
　　まず初めに、町長の政治姿勢についてお伺いいたします。（１）のＴＰＰ、環太平洋連携協定についてです。10月の大筋合意では、米はアメリカなどに対して関税ゼロの特別輸入枠が設けられ、牛肉は38.5％の関税が９％にされます。豚肉では、高価格品の関税が撤廃されます。聖域としてきた農産物の重要５品目でも３割の関税が撤廃されます。これは、段階的な関税撤廃も含め、認めないということとした国会決議に明らかに反すると思いますが、町長の認識をお伺いします。
　　（２）でありますが、農業へ与えるＴＰＰの影響はきわめて深刻です。特に米については、アメリカ枠７万トン、オーストラリア枠8,400トンの輸入、さらに既存のＷＴＯ枠で77万トンが毎年輸入されております。今でさえ過剰で、米価が３年連続低価格で生産費も償えなくなっているのに、大筋合意で必要もない米を約８万トン輸入するとされるならば、米価暴落に拍車をかけるものです。町長の認識を伺います。
　　（３）でありますが、今回の大筋合意で全ての野菜の関税が撤廃されます。深刻な打撃を受けることは間違いないと思います。ＴＰＰでの日米合意文書では、ポストハーベストや日本が認めていない食品添加物の承認に日本政府が取り組むことが明記され、食の安全も危うくなります。アメリカ企業は、遺伝子組み換え食品の表示義務の緩和を要求しており、今後ＴＰＰ産業部会でアメリカからの圧力が強まることは必至です。ＴＰＰで食の安全が脅かされることがあってはなりません。町長は、先日ふるさとまつりの開会の挨拶でも町内の安全な農産物をＰＲされましたが、輸入農産物が増大し、食の安全が脅かされると思いますが、町長の認識を伺います。
　　続いて、大きな２番目でありますが、下岩橋地先の排水路改修についてお尋ねいたします。下岩橋第２幹線排水路は、既に整備されておりますが、第１幹線排水路はいまだ未整備です。この２つの排水路は、現在町管理であります。隣接する成田市と下岩橋地区は市街化区域となっており、宅地化が進み、県道宗吾線からの雨水が下流の幹線排水路に流入しております。3.11地震でののり面の崩落も見られます。地元からも300筆を超える議会請願を提出され、議会でも全会一致で採択されております。下岩橋地区の皆さんは、都市計画税も納付されております。排水路整備の財源についても国の補助金が適用可能です。民意に応えるべきと思いますが、町長の見解を伺います。
　　３点目でありますが、県道宗吾線、県道の維持管理、歩道の整備についてお尋ねをいたします。県道宗吾酒々井線の歩道整備について、京成酒々井駅西口から宗吾霊堂柏木方面に向かって中川と柏木の２つの河川があります。２つの河川の前後は整備されておりますが、河川の上に歩道を整備すべきと思いますが、県の対応についてお伺いいたします。
　　２点目でありますが、柏木地先の上り坂付近の路面が傷んでいるが、舗装工事の見通しについて伺います。県道用地の雑草、竹の除去についてあわせて伺います。
　　３点目でありますが、県道富里酒々井線の歩道についてお伺いします。高速道路の古沢橋先の用地買収済み、もう既に10年を経過をしておりますが、ここの歩道でございますが、文化財の調査をするということで、県は平成27年度実施するとの回答でありますが、年度内に実施されるのか、また歩道の見通しについて伺います。
　　大きな４つでありますが、街路樹の落ち葉等の清掃についてお伺いします。現在きょうもシルバー人材の皆さんが街路樹の清掃を行っております。今この時期に毎日のように落ち葉が落ちておりますけども、無料のごみ袋を配布し、近所のお宅にお願いしている自治体もあります。町では、近所の方が現在家庭用のごみ袋にて収集所に出しております。落ち葉等清掃に協力してくださる方には、町として無料のごみ袋を提供すべきではないでしょうか、提案します。ぜひ町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
　　以上で１回目の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔町長　小坂泰久君登壇〕
〇町長（小坂泰久君）　それでは、13番議員、竹尾議員からは４点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。なお、政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当からお答えをいたします。
　　まず、１点目のＴＰＰについてのご質問にお答えいたします。ＴＰＰ大筋合意を踏まえた総合的な政策対応に関する基本方針では、今回の合意の実施に伴い生ずる諸課題に係る対策について検討し、全体像を取りまとめ、対策の実施に当たっては政府全体で責任を持って対応するとしております。米については、アメリカとオーストラリアからの年間７万8,400トンの輸入枠が新たに設けられることから、国は備蓄用として毎年買い入れる米の量をふやすことで影響を抑えることとしています。また、牛肉と豚肉に対しては所得補填を拡充することとしているほか、全ての農産品を対象とした収入保険制度の導入の検討や、畑作や果樹、野菜などを対象とした高性能機械の導入支援や意欲ある農家への金融支援の拡充を打ち出すとしております。町といたしましても、米の価格安定のため引き続き飼料用米の推進等を行うこととし、農業経営の安定化対策を講じてまいりたいと考えております。
　　また、食の安全に関し、政府は、食の安全に関する規制や制度は引き続き各国が決定するものであることから、必要な措置を適切に実施し、輸入食品を的確に監視すると説明していますので、今後の動向を注視してまいりたいと思います。なお、町内の野菜については、安全性を積極的にＰＲし、輸入品との差別化を図っていきたいと考えております。
　　次に、４点目の街路樹の落ち葉等の清掃について、無料のごみ袋を提供すべきとのご質問ですが、町では既に散乱ごみ等の回収用途のみならず、公園や駅前、街路樹等、公共用地からの落ち葉等、清掃を実施される団体に対し、地域清掃袋を無料で配布しております。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　上下水道課長、清宮高由起君。
〇上下水道課長（清宮高由起君）　私からは下岩橋地先の排水路改修についてでございますが、町内には中川流域を初めとする治水対策が必要な河川や水路があり、下岩橋地区と同様に水害被害を受けている箇所があることは認識しておりますが、下水道の雨水処理に当たっては、まずは住宅地の人的あるいは財産の被害をなくすことを最優先に対策を講じる必要があるものと考えています。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　私からは３番目の県道の維持管理と歩道の整備についてお答えいたします。
　　１点目の県道宗吾酒々井線において中川地先と柏木地先を流れる河川上に歩道を整備すべきとのご質問ですが、現地の地形や前後の状況について調査を行うということを県から伺っております。
　　２点目の県道における舗装工事につきましては、現地調査により損傷ぐあいを確認し、管内全域における路面の損傷ぐあいや緊急性などを勘案して修繕工事を実施しているとのことです。また、道路用地の雑草、竹の除去については、予算の都合もあり、基本的に道路端より１メートルの範囲を年１回実施し、道路用地外からはみ出している竹などについては、土地の所有者に除去を依頼していると県から伺っております。
　　３点目の県道富里酒々井線の歩道整備に係る文化財調査につきましては、平成27年度に調査を実施する予定でしたが、文化財担当課との調整に時間を要しており、今年度の実施は難しい状況とのことであります。また、歩道整備の見通しにつきましては、県道にあるアウトレット入り口交差点から古沢橋側の用地買収済みの一部区間におきまして10月から工事に着手したと県から伺っております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　経済環境課長、芝野芳弘君。
〇経済環境課長（芝野芳弘君）　それでは、私からは４点目の街路樹等の落ち葉等の清掃についてのご質問で実施方法についてお答えさせていただきます。
　　先ほど町長からありましたが、無料の配布袋につきましては、団体のみならず、個人ボランティアとして落ち葉清掃等を含めた地域清掃を実施していただける方には、経済環境課窓口で申請書に記入していただければ無料でごみ袋を配布しておりますので、ご活用くださるようよろしくお願いいたします。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　13番議員、竹尾忠雄君。
〇13番（竹尾忠雄君）　それでは、２回目の質問をさせていただきます。
　　まず初めにですね、ＴＰＰの問題で町長にお伺いします。このＴＰＰの問題については、大筋合意があって、その後国会も開かれていない状況の中で、政府のほうも小出しでその内容を現在出しているというような状況でありますけども、現在出ている範囲でもですね、多くの皆さんがこのＴＰＰ大筋合意で特に農業での打撃が大きいと、こういうことでございますけども、先日11月18日に、町長も出席しておられると思いますけども、全国町村会大会が東京都内で開かれました。この全国大会でＴＰＰ協定大筋合意についての特別決議も行われました。この内容を私いただいたんですけども、読み上げますけども、環太平洋パートナーシップＴＰＰ協定に関する特別決議というようなことで、平成27年10月５日、環太平洋パートナーシップＴＰＰ協定交渉の大筋合意がされ、今回の合意は幅広い分野に影響を及ぼすとともに、農林水産業においては、中山間地のみならず、相対的に条件が整った農業地域も深刻な打撃を与える懸念がある。このことは、食料自給率の低下を招くとともに、美しく活力ある農山漁村の構築が妨げられ、地方創生を推進する上で支障となりかねない。全国町村会は、昨年９月に農業農村政策のあり方について提言を行い、その中で都市・農村共生社会の創造を主張し、国土保全や水源の涵養、環境、景観維持等、農山漁村が有する価値の重要性を訴えてきました。こういうようなことで、今回のＴＰＰについて影響を受ける農林漁業者が希望を持って経営に取り組めるよう下記の事項を要望するというようなことで、国内農業生産の振興、あるいは農山漁村の活力の維持というようなことで、全国大会で特別決議がされております。また、11月19日のＪＡ千葉県大会では、国会決議の内容を逸脱、生産現場に不安と怒りの声が広がっていると決議がされております。また、日本農業新聞でアンケート調査が行われました。10月28日付によると、農政モニターの意識調査結果では、大筋合意は農産物の重要５品目の聖域確保を求めた国会決議に対して違反すると考える人が69％に上ったと。同じく遵守しているという方は７％だったと。また、大筋合意でみずからの経営が悪化する及びやや悪化すると答えている人が70％に上り、中でも特に専業農家が悪化するとの回答が多かったことは担い手の将来展望を奪う内容であることを示しております。また、県内の首長さんに対する千葉日報のアンケートもございました。県内全体では大筋合意に反対するというアンケート結果が出ましたけれども、町長はどのような回答をされましたか。後ほどお答えを願いたいと思います。
　　そして、先ほども言いましたけれども、何といっても当町においてはお米に大きな影響を及ぼす。特に鈴木宣弘東京大学教授のまとめではですね、今回の大筋合意による農業分野の被害額は試算して１兆1,000億円を超えるとされています。平成25年の農業生産額は８兆5,000億円余りですから、13％もの減少になると、このように鈴木教授は試算しております。そういう点で、米価の暴落問題については、ＴＰＰ大筋合意以前から、平成25年から米価が低下し、26年度は１俵当たり9,700円、27年度、今年度は１万700円と。全国平均の生産費は１俵当たり１万6,000円と言われております。ですから、労賃を初め肥料代も今はないと。こんな中で８万トンも新たにＴＰＰによって大筋合意で輸入されると。まさに米価暴落に拍車をかけるのではないでしょうか。私も昨年の12月に……ことしの３月ですか。米価暴落についての質問をいたしましたけれども、酒々井町でどのくらいの減収額かということで、25年度と26年度の2,000円の下落によって3,940万円の減収だということで町が試算しておりますけども、このＴＰＰによってですね、大変大きな米価の暴落がですね、これはもう回復しないと思います。町長が先ほど言いましたけれども、輸入される約８万トンについては、備蓄米として国が管理すると、こういうことでありますけれども、これまで備蓄米として国内のお米を政府が買い上げていたやつが当然減るわけですから、米の過剰ということで米価の暴落に一層拍車をかけると思いますけども、その辺の町長の認識を改めて伺います。
　　先ほども申しましたけども、大筋合意のうち既にミニマム・アクセス米で77万トンを輸入している米のうち36万トン、新たに設けられた輸入枠を含めると、総計でアメリカから50万トンを輸入することになります。米が過剰なのに、なぜ必要もない米をアメリカから輸入する必要があるのか。先日閉会中の国会の農林水産委員会が開かれ、日本共産党の紙智子議員が甘利議員に質問しましたが、市場に出ないように工夫をすると。これまで米価暴落に対して、千葉県の町村会、市長会を初め東北６県の知事さんなども、政府に対して買い取りを要求しても一向に対策をとろうとせずに、今度の輸入される８万トンについては備蓄米として確保するということでありますけども、まさにアメリカ言いなりの今回の大筋合意だと、こう私は思います。
　　それから、３点目の食の安全安心ということでですね、一番近いところで生産したものを安心安全だと私は思います。特にその中で、学校給食についても今回の大筋合意でＴＰＰによって非常に心配されます。昨日も学校給食の問題で取り上げられておりましたが、今回のＴＰＰの大筋合意によって全国教職員組合の中央執行委員の山元幸一さんはこのように述べています。学校給食で地産地消の取り組みが進められています。酒々井でも地元の農産物を野菜を給食に使われております。私も毎年冬のホウレンソウを出荷しております。その地域でつくり、生産者の顔も見られるから安心安全、ＴＰＰで農畜産物の関税が撤廃され、何が入ってくるかわからない。安い食材が今まで以上に入ってきたら、食の安心安全が壊れてしまいます。ＴＰＰに含まれるＩＳＤＳ、投資家対国家紛争解決条項によって、地産地消や国産畜産物の採用など国内の学校給食の取り組みがアメリカ企業にとって不都合だと、もっとアメリカ食材を買えと訴えられるおそれがあります。子供たちが食や農の大切さを学ぶ上で重要な役割を果たす学校給食、全ての子供たちの健やかな成長を願う上でもＴＰＰは大きな問題がある、こう訴えておりますけども、先ほど町長は野菜については差別化を図ってということでありますけども、農家というのは野菜だけではありません。米づくりを中心として野菜をつくっている。この米がだめになれば野菜もつくれません。そういう点でですね、学校給食の食の安全という点からしてもですね、私は、このＴＰＰ大筋合意、そしてＴＰＰから撤退する、それが最も大切ではないかと思います。国会決議違反について、町長、もう一度、違反ではないか、あわせてお尋ねします。
　　次に、２点目の下岩橋地区の排水路についてお尋ねします。先ほど担当課長のほうからございましたが、状況については認識しているということであります。この排水路については、土地改良でつくられたわけですけども、上流の市街化地域からの宅地化が進み、相当の量がいわゆる土地改良でつくられた排水路に流れてきています。ですから、上流は町の600ミリぐらいの管から道路の排水などの雨水がその土地改良の排水路に流れております。そういう点からしてもですね、そして何よりも町として目的税である都市計画税を昭和25年から徴収しているわけですから、そういう点からしてもですね、整備が必要だと思います。幸いに第２排水路は整備されておりますけども、第１排水路は第２よりも受益する面積が多いわけですから、住宅被害が優先ということではなくて、そして何よりも300名の皆さんの署名や議会の請願への採択、この民意を町長は受けとめて、ぜひ整備に取り組んでいただきたい。約800メートルの距離がありますので、当然単年度では整備するのも大変でしょうけれども、ぜひ国の補助事業などを活用しながら整備をするよう求めたいと思います。
　　３点目の県道維持管理についてお答えがありました。中川、柏木の河川の上に歩道をと。先ほどのお答えでは、県は調査するということでありますけども、現在大変交通量の多い県道酒々井宗吾線、橋の川のところは歩道がありませんので、車道に出て皆さん歩いております。大変危険な状況であります。以前私が質問したときにもですね、県は用地が確保されれば歩道の整備を進める、このようにおっしゃっておりましたけれども、ぜひ町のほうからも働きかけていただいて、橋の上の歩道を設置され、車道を通らずに安心して駅や買い物に行けるようにしていただきたいと思います。
　　次に、柏木地先の傷んだ道路の改修についてでありますけども、私ども共産党で昨年６月に土木事務所に行って要望をしました。そのときにも、県は予定はしているんですが、そのときですね、現在佛頂寺の県道の台風による崩落によって片側通行のために、その下でまた工事中に片側通行では皆さんに迷惑がかかるということで、先延ばしになっている状況でした。このように説明を受けました。ぜひ担当課長さん、県としても傷んだ道路として認識されておるということでありますので、改めて申し出をしていただき、道路の改修をお願いしたいと思います。私も新聞配達をし、オートバイをしていますけども、非常に今危険な状態になっておりますので、よろしくお願いします。
　　道路の雑草、竹についてですが、県は年に１回ということでありますけども、私どもの集落では町一斉のごみゼロのときと秋と２回、町内にある町道を草刈りをしておりますが、年に１回ではとても対応ができません。年に２回でも雑草が伸びてしまいます。ぜひ維持管理の予算をふやしていただくよう町長からも県に要望していただきたく、竹についてはですね、これから雪が降ると、毎年竹が道路をふさいで交通渋滞となります。ここについてはですね、県の廃道用地なんですね、この今竹が出ているところは。以前私が質問したときには、県の用地の場合は県が管理すると、こういうふうにお答えがございましたけども、あの竹の部分は前の県道の廃道になっているわけですから、県の用地なんです。ですから、県の責任でぜひ竹を雪の降る前に除去していただくよう要望していただきたいと思います。
　　それから、古沢橋の文化財調査についても、私ども昨年６月の土木への申し入れのときに約束されたことなのです。来年度予算で文化財を調査し、こういう話でありましたけども、先ほど課長の話では今年度は難しいということでありますけども、それはどういうことですか。予算の関係ですか、技術的にですか、もう一度お答え願いたいと思います。そして、来年度は実施されるのかどうか、あわせてお伺いします。
　　４つ目の街路樹の落ち葉等清掃についてでありますけども、先ほど課長さんからお話がありましたようにですね、経済環境課の窓口に来ていただければ個人でもお渡しするということでありますけども、ぜひそのように皆さんにも、知らない方もかなりおると思いますので、周知を図っていただきたいと思います。ぜひお願いいたします。
　　以上で２回目を終わります。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
〇町長（小坂泰久君）　私からはですね、11月18日にＮＨＫホールで行われました全国町村長大会、これはですね、千葉県関係の国会議員の参加はほぼ皆無でございました。また、出席されました国会議員の皆様方も名前を紹介されますと順次退席という状況でございました。特別決議が行われるときには、ひな壇の壇上には国会議員の姿はほとんどありませんでした。そういう状況を私はつぶさに見てまいりました。この辺につきましては、議員各位におかれましても、ぜひ自分たちが選んだ国会議員を叱咤激励していただければと思っております。
　　続いてですね、千葉日報アンケートというよりは、千葉日報に掲載されていました共同通信社のアンケートだと思います。これにつきましては、私はどちらかといえば反対だといたしました。これは、ＴＰＰ、農業問題だけではございませんので、町としては特に米価の下落が予想されるとしたところでございます。
　　以上でございます。
〇議長（内海和雄君）　上下水道課長、清宮高由起君。
〇上下水道課長（清宮高由起君）　水路の改修につきましては、多大な費用と時間を要することとなりまして、まだ中川の治水対策が進んでいない状況の中では、この排水路の改修の優先度は低いと考えております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　まちづくり課長、松本有二君。
〇まちづくり課長（松本有二君）　私からは県道の維持関係について再質問にお答えいたします。
　　１点目の河川上に歩道ということでございますけども、これについては印旛土木事務所の維持課に位置図と写真を添えて申し入れしております。また、２つ目の柏木地先における舗装打ちかえ工事につきましても、印旛土木の回答はですね、一度最初にお答えしたとおり、損傷ぐあいや緊急性などを勘案して修繕工事を実施しているということで、明確な回答は得られていないわけですけども、今後とも路面の状況等を見据えてまいりたいと思います。
　　それとあと、３つ目の富里酒々井線の文化財調査、本来今年度にやる予定だったということでございますが、文化財課のスケジュールが多くて今年度は無理だというお話を伺っております。こちらにつきましてはですね、来年度、買収済みの箇所、約150メートルあるんですけども、上半期に文化財調査を実施して、下半期に調査したところを整備する計画だと伺っております。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　13番議員、竹尾忠雄君。
〇13番（竹尾忠雄君）　先ほど町長のほうから、全国大会に出席して、いろいろ感想を述べていただきましたけども、自分たちが選んだ議員さんですので、叱咤激励をということでありますけども、残念ながら私が選んだのは当選できなかったんですが、今度は何としてもですね、そういう国民の声に応えられる議員さんを選んでですね、国民の声が通る政治、国会に変えていくためにも頑張ってまいります。特に町長も言っていましたけども、当町においては米が一番大きな問題だと思います。この数年、米価暴落、政府の規模拡大政策に沿って大きな規模を経営している皆さん、そして生産組織までが離農に追い込まれる、こういう状況です。私たちの柏木水稲生産組合も12軒ほどで40年間、町と県と助成をいただいて共同化でやってきておりますけれども、それでも今新しい機械が買えない状況、いわゆる中古でしのぎを削っている状況であります。米の消費が減ったと。その背景には、人口減少や食生活の変化による米の消費減の上、その上にＷＴＯによってミニマム・アクセス米の主食米への影響などで米過剰の状況が解決されないことがあります。農水省は、新たな輸入枠を設けることの対応として、輸入枠をふやした分の米を政府が管理する備蓄米として買い入れると。先ほど町長も言っていましたけれども、買い入れるということでありますけども、それで市場の価格低下を防ぐと言っておりますけれども、備蓄米の枠をふやさない限り、国産の買い上げが減ることになり、米の過剰は到底解消されません。先ほど町長も言いましたけども、政府が力を入れている米過剰の中で飼料用米への転換、この転換にも障害になると思います。また、米粉など加工品の関税引き下げ撤廃も国産米過剰、価格下落圧力になることは避けられません。ミニマム・アクセス米も国別輸入枠も自由貿易ではなく、必要のない米の輸入押しつけであり、主食の外国依存を深めることになります。ということは、当然食の安全にもつながってくるのではないでしょうか。そういう点で、これまでも自由化によってどうなったかといいいますと、大豆の自給率は現在７％、以前は国内で生産されておったわけですけども、菜種も今ゼロです。これもやはり関税撤廃によってですから、どんな対策を講じてもですね、生き残った作物はないんですね。まさにＴＰＰ交渉から撤退して関税を守ることこそ最も有効な対策だと思います。
　　先ほど町長にも申し上げましたけれども、町村会初め全国の農政モニターの皆さん、そして平成22年の12月議会でもこのＴＰＰ問題を私は質問して、町長はこういうように答えられております。ＴＰＰ問題で、これは民主党政権のときでありますけども、平成22年の12月議会でした。地域経済社会の崩壊を招くおそれの強いＴＰＰについては、この参加に反対する特別決議を付議し、採択されたところでありますと。これは、全国町村会が12月１日にやはり今回のように大会が開かれて、町長も出席されておったと思いますけども、採択されたところで、全国町村会として国及び関係機関に要望書を出したところであります。さらに、12月14日、成田市農業協同組合、岩館組合長からＴＰＰ交渉参加反対に関する要請書をいただきました。農業の危機であると考えているところであります。町としては、ＴＰＰもさることながら、農業の現状を見ますと、一部の意欲的な農家、農業後継者のいる農家を除いて、農業の担い手が60代であることを考えると、大変深刻な問題であると認識しております。持続的な農業経営ができる方策がないか、何かよい方策はないか苦慮しているところでありますと、こういうことで私のＴＰＰの質問に対して答えているんです。今こういう状況になっているのは何かといえば、米が１俵当たり5,000円も下落している、この価格の問題なんです。再生産が償える価格であれば、農家も元気を出して頑張れるわけです。何かよい方策というのはですね、やはり輸入をストップさせて、国内生産として安全な食料を日本の大地からつくっていく、この以外に私はないと思います。そういう点で、こういう多くの皆さんの声、そして町長の考えも含めましてですね、国に対して、ＴＰＰ交渉からの撤退、調印中止を要求すべきだと考えますが、町長の答弁を求めて私の質問を終わります。
〇議長（内海和雄君）　町長、小坂泰久君。
〇町長（小坂泰久君）　今申し上げましたとおりですね、国会議員のほうはどうも熱がないということでございます。そしてまた、私ども酒々井町とすればですね、基幹産業が農家でございますので、特に米ですね、その辺のところについてはしっかりといろいろな対応をとっていきたいなと思っております。全国の事例等もございますので、その辺を見ながら対応していくということになろうかと思います。
　　以上です。
〇議長（内海和雄君）　13番議員、竹尾忠雄君の一般質問が終了しました。
　　ただいまをもちまして一般質問は全て終了しました。
　　これで一般質問を終了します。
　　しばらく休憩します。
（午後　１時５２分）

〇議長（内海和雄君）　休憩前に引き続き再開します。
（午後　２時０４分）

　　　　◎議案第１号ないし議案第９号一括審議
　　　　　（委員長報告及び質疑・討論・採決）
〇議長（内海和雄君）　日程第２、議案第１号ないし議案第９号を一括議題とし、これから総括審議を行います。
　　各常任委員会の審査の結果について報告を求めます。
　　初めに、総務常任委員会委員長、佐藤修二君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔総務常任委員会委員長　佐藤修二君登壇〕
〇総務常任委員会委員長（佐藤修二君）　総務常任委員会報告をいたします。
　　総務常任委員会に付託されました議案第１号、議案第２号、議案第５号委員会担当分野、以上３議案につきまして審議の経過と結果をご報告いたします。本委員会は、12月３日に、本委員会委員全員、副町長、参事及び関係課長の出席を得て開催いたしました。慎重審議の結果、本委員会に付託されました全ての議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。審議結果につきましては、議案第１号、賛成多数、議案第２号、全員賛成、議案第５号、全員賛成でありました。
　　以上、報告いたします。
〇議長（内海和雄君）　次に、教育民生常任委員会委員長、髙﨑長雄君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔教育民生常任委員会委員長　髙﨑長雄君登壇〕
〇教育民生常任委員会委員長（髙﨑長雄君）　教育民生常任委員会報告。
　　教育民生常任委員会に付託されました議案第３号、議案第５号委員会担当分野、議案第６号、以上３議案につきまして審議の経過と結果をご報告申し上げます。本委員会は、12月４日に、本委員会委員全員、副町長、教育長、教育次長、参事及び関係課長の出席を得て開催しました。慎重審議の結果、本委員会に付託されました全ての議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。なお、参考までですけども、議案第３号は賛成多数、議案第５号は全員賛成、議案第６号は全員賛成です。
　　以上、報告を終わります。
〇議長（内海和雄君）　さらに、経済建設常任委員会委員長、酒瀬川健一君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔経済建設常任委員会委員長　酒瀬川健一君登壇〕
〇経済建設常任委員会委員長（酒瀬川健一君）　経済建設常任委員会の報告をいたします。
　　経済建設常任委員会に付託されました議案第４号、議案第５号委員会担当分野、議案第７号、議案第８号、議案第９号、以上５議案につきまして審議の結果と経過をご報告いたします。本委員会は、12月４日に、本委員会委員全員、町長、町関係課長の出席を得まして開催いたしました。慎重審議の結果、本委員会に付託されました全ての議案はそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。審議結果、参考まででございますが、議案第４号は全員賛成です。議案第５号も全員賛成です。議案第７号も全員賛成です。議案第８号も全員賛成でございます。議案第９号につきましては、賛成多数でございました。
　　以上、ご報告いたします。
〇議長（内海和雄君）　以上で各常任委員会委員長の報告が終了しました。
　　これから各常任委員会委員長の報告に対する質疑を行います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　質疑なしと認めます。
　　これで各常任委員会委員長の報告に対する質疑を終わります。
　　これから討論を行います。
　　初めに、原案に反対者の発言を許します。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　次に、原案に賛成者の発言を許します。
　　13番、竹尾議員。
　　　　　　　　　　　　　　　〔13番　竹尾忠雄君登壇〕
〇13番（竹尾忠雄君）　議案第９号について討論いたします。
　　第９号の工事請負の変更契約ということで、議会の初日に提案説明がございました。
　　　　　　　　　　　　　　　〔何事か呼ぶ者あり〕
〇13番（竹尾忠雄君）　賛成討論ですよ。
　　私は、初日にこの議案に対して総括質疑を行いました。まず１点は、９号に対する変更がされたことについて、いわゆる説明資料が全くない中で審議のしようがないと、こういうことで説明資料を提出するよう要求いたしました。それで、経済建設常任委員会の開催日に９号議案の説明資料が提出されました。それで、委員会でいろいろこれに基づいて担当者に説明を求めました。私は思うんですが、今回の工事は配水管の埋設工事で、延長が約817メートルを超える長い区間の工事であります。そして、埋設された配水管は、300ミリというかなり大きな口径の管が埋設されました。そして、当初の設計状況を聞きますと、工事の出発点と最終の工事区間２カ所に制水弁をつけるという、こういう設計でありました。変更の理由は、その817メートルの間に４つの制水弁をつけるということでの一つの変更理由でありました。私は思うんですが、817メートルもの延長工事を300ミリの配水管を埋設する上でですね、将来的に管理をする上でですね、２つしか設計に載っていない、こういうことは考えられない。事後の自己などでの管理の上でですね、当然住宅地もあるわけですから、今回そういうことで４つの制水弁を追加されたことでの一つは変更理由。そして、１つは地下埋設物があったために曲管材料を多く使われたということでの資材と工賃の増額ということでありましたが、この地下埋設物についても、道路管理者である管理者から地下埋設物に対する占有料を取っておるのではないかということで伺ったところ、取っておるわけですから、工事設計の段階で課同士で打ち合わせしていれば防げたのではないかと、こういうふうに思いました。
　　いろいろ伺ってみると、やはり私は全体的に設計が甘かったと指摘せざるを得ません。そして、何よりも今水道課の職員が６人で全町を対応していると。そういうことでですね、非常に職員体制が弱体化されてきている。以前は十数名おったわけですけども、そして今配水管の布設がえ工事が東酒々井など至るところで行われている中で職員が６人では十分対応できない。そういう中で、委員会でも課長にお尋ねしたわけですけども、技術者がきょうは研修でいないために即答ができないということで、昨日委員会で聞けなかった点について伺いました。そういうことで、委員会の採決時には私は保留ということで、賛成はしませんでしたが、昨日の担当者の説明を受けまして、やむを得ないなということで、賛成するということになりました。ですから、今回のことを受けてですね、せんだっても議会初日に説明がありましたように、この反対側の第１工区の管の清掃のときに赤水が発生してサービスエリアなど周辺の大口事業者にご迷惑をかけたということも含めてですね、職員体制の充実が求められているなと思いますので、ぜひ町長におかれましては、水は一時もとめることはできませんので、十分な職員体制を整えていただき、今後このようなことのないようにしていただくことを願って賛成討論といたします。
〇議長（内海和雄君）　ほかに討論はありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　なければ、これで討論を終わります。
　　これから採決を行います。
　　採決は分割して行います。
　　初めに、議案第１号について採決します。
　　総務常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立多数〕
〇議長（内海和雄君）　起立多数です。
　　したがって、議案第１号は原案のとおり可決されました。
　　次に、議案第２号について採決します。
　　総務常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第２号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第３号について採決します。
　　教育民生常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第３号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第４号について採決します。
　　経済建設常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第４号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第５号について採決します。
　　関係常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第５号は関係委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第６号について採決します。
　　教育民生常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第６号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第７号について採決します。
　　経済建設常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第７号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　次に、議案第８号について採決します。
　　経済建設常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第８号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　さらに、議案第９号について採決します。
　　経済建設常任委員会委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕
〇議長（内海和雄君）　起立全員です。
　　したがって、議案第９号は委員長の報告のとおり可決されました。
　　ここでしばらく休憩します。
（午後　２時２３分）

〇議長（内海和雄君）　休憩前に引き続き再開します。
（午後　２時３９分）

　　　　◎日程の追加
〇議長（内海和雄君）　お諮りします。
　　ただいま竹尾忠雄君ほか３名から発議案第１号が提出されましたので、これを日程に追加し、追加日程第１とし、議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　異議なしと認めます。
　　したがって、発議案第１号を日程に追加し、追加日程第１とし、議題とすることに決定しました。

　　　　◎発議案第１号
〇議長（内海和雄君）　追加日程第１、発議案第１号を議題とします。
　　発議案第１号の提出者である竹尾忠雄君から趣旨説明を求めます。
　　13番議員、竹尾忠雄君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔13番　竹尾忠雄君登壇〕
〇13番（竹尾忠雄君）　発議案第１号、提出者であります私から説明をいたします。
　　今回のＴＰＰ大筋合意の撤回を求める意見書の提出について、上記議案を別紙のとおり酒々井町議会会議規則第14条第２項の規定により提出をいたします。
　　平成27年12月10日。提出者、竹尾忠雄。賛成者、齊藤博。賛成者、那須光男。賛成者、地福美枝子。以上、議員です。酒々井町議会議長、内海和雄様。
　　それでは、読み上げまして説明にかえさせていただきます。
　　ＴＰＰ交渉に関する意見書（案）。
　　趣旨。ＴＰＰ参加国は去る10月５日に大筋合意、11月５日に暫定文書を発表しました。大筋合意は、米国、豪州の主食用産米を合わせて7.8万トンの特別輸入枠を設定し、牛肉の関税を38.5％から９％へ引き下げ、豚肉の関税も１キロ当たり最大482円から50円に引き下げ、バター、脱脂粉乳の輸入枠を設定、甘味資源作物の特別輸入枠の新設など農産物重要５品目の全てで譲歩し、５品目の３割で関税撤廃するとしています。
　　国会決議は、重要５品目について関税の撤廃だけでなく削減も行わない例外であり、満たされない場合は交渉からの撤退も明記されており、国会決議に反する合意内容となっています。さらに、重要５品目以外の野菜、果物、水産物など98％で関税撤廃するとしており、日本農林水産業への影響ははかり知れないものであります。食料自給率のさらなる低下は明白であります。
　　日本農業に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、医療分野への営利企業の参入、食の安全、健康に対する侵害も不安視されております。さらに、ＩＳＤＳ条項など、地域経済、国民生活全般にわたって深刻な悪影響を及ぼす懸念が広がっています。
　　よって、下記の項目について実施されるよう要請いたします。
　　１つ、ＴＰＰ大筋合意の詳細と協定本文を速やかに情報開示し、国会、国民、農家の中で議論を保障すること。
　　２つ、国会決議に反する合意は検証、撤回し、協定の調印、批准は行わないこと。
　　以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
　　平成27年12月10日。宛て先は、衆議院議長、大島理森、参議院議長山崎正昭、内閣総理大臣、安倍晋三、外務大臣、岸田文雄、農林水産大臣、森山裕、内閣府特命担当大臣、甘利明様。
　　以上であります。
　　先ほど私は一般質問でもるる申し上げましたけれども、この大筋合意によって、酒々井町にとってもですね、お米のさらなる暴落で地域経済にとっても大きな打撃があると思います。全国平均で必要経費が１俵当たり１万6,000円、現在27年度、先ほど申しましたが、１万700円ですので、約5,000円以上下回っている。酒々井の米生産販売額は約２万俵です。ですから、年間約1,000万円の減収となっている状況です。ですので、地域経済にとっても大きな問題であり、そして先ほど町長も申し上げましたように、町長も千葉日報のアンケートに反対の回答をしたと。そして、先ほども言いましたけども、ぜひ皆さんの支持する議員さんに叱咤激励の意味でもご賛同を願って意見書の提出をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長（内海和雄君）　提出者の趣旨説明が終わりました。
　　これから発議案第１号に対する質疑を行います。ありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　質疑なしと認めます。
　　以上で発議案第１号の質疑を終わります。
　　これから討論を行います。
　発議案第１号、ＴＰＰ大筋合意の撤回を求める意見書の提出について討論を行います。
　　初めに、原案に反対者の発言を許します。
　　15番議員、小早稲賢一君。
　　　　　　　　　　　　　　　〔15番　小早稲賢一君登壇〕
〇15番（小早稲賢一君）　15番議員、小早稲賢一でございます。ＴＰＰ大筋合意に関する発議案第１号、ＴＰＰ大筋合意の撤回を求める意見書の提出についてに反対の立場で討論を行います。
　　関税の段階的撤廃による日本の農家の農産物や畜産物等の損益は、意見書の内容については、現時点ではそのとおりであると私も推察するものではあります。特にアメリカやオーストラリアからの輸入は、農家にとっては大きな打撃であると考えております。しかしながら、日本の工業製品や自動車などの輸出額を考えたとき、ＧＤＰが10年間で約2.7兆円という大幅な増加になると試算されているところであります。そして日本の高度な技術を世界へ売り出すことは大変重要なものと考えております。また、環太平洋地域が一体となって経済連携がスムーズに行われることによって、互いに国と国とが結び合い、強くなり、テロやその他の紛争による事態に対して、軍事力よりは平和を守る大きな力となるのではなかろうかと、はるかな信頼を前提とした平和な結びつきが大きなものと考えるところであります。米農家の皆さんや畜産農家の皆さんに対しましては、これからは世界に羽ばたく大きなチャンスであると思えるところがあります。そういうことで大いに頑張っていただきたい、そう思っております。
　　簡単ですが、以上のことから発議案第１号に対して反対するものであります。
〇議長（内海和雄君）　次に、原案に賛成者の発言を許します。
　　14番議員、地福美枝子さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔14番　地福美枝子君登壇〕
〇14番（地福美枝子君）　共産党の地福でございます。発議案第１号、ＴＰＰ大筋合意の撤回を求める意見書に対して賛成の立場で述べたいと思います。こういう交渉というのは、あちらを立てればこちらがどうとかという話になるかもしれませんが、しかし内容の濃いこのＴＰＰについて少し意見を言いまして賛成討論といたします。
　　安倍政権は、早期妥結を最優先にしてアメリカへの譲歩を繰り返してきたんです。米ではアメリカやオーストラリアに特別枠を設定して輸入を大幅にふやす、酪農製品の輸入拡大のための輸入枠を設定する、牛肉や豚肉の関税を大幅に引き下げ廃止するなど、そういうことをされています。どれをとっても重要品目、聖域は守るとした公約を安倍政権が公然と投げ捨てたことになっております。その一方で、自動車の関税は日本は無税であるのに、アメリカは今回の合意で関税撤廃の時期をＴＰＰの関税交渉の中で最も遅くするとしました。こうして大筋合意の内容は地域経済や雇用や農業、そして医療、保険、食品の安全、知的財産権など、国民の生活、営業に密接にかかわる分野で、日本の国民の利益と経済主権をアメリカや多国籍企業に売り渡すものであり、断じて許せるものではありません。
　　さらに異常なのは、広範囲に重大な影響を国民経済にもたらす条約であるにもかかわらず、日本政府の諸提案も交渉相手国からの要求も一切明らかにしていません。そうした中で、国民の目から隠れて徹底した秘密交渉で大筋合意に至ったという点です。自民党がみずから賛成した2013年の国会決議でも、交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置することと明記されております。安倍政権の交渉姿勢は、国会決議さえ踏みにじる国民無視の暴走と言わなければなりません。
　　安倍政権は大筋合意をしたが、ＴＰＰ交渉が決着したわけではありません。これから協定文書の作成とその調印、さらに各国の批准、国会承認という段階が残っています。政府にＴＰＰ協定書作成作業から撤退をして調印を中止することを強く求めるものです。国民の食と安全を脅かし、日本の経済と暮らしに深刻な影響を及ぼす大筋合意の内容とアメリカに大幅譲歩を繰り返した交渉の実態が明らかになれば、国民のより大きな反対世論が沸き起こらざるを得ません。
　　ＴＰＰに反対する戦いとともに、既に成立してしまいました戦争法の強行や原発の再稼働や、また沖縄での米軍新基地建設の押しつけや消費税の増税など安倍政権の暴走政治に対して安倍政治ノーの国民的な運動が大きく広がり、安倍政権を追い詰めていくことになります。今回のこのＴＰＰ交渉は、一日も早くこの作業から撤退をして調印を中止することを強く求めまして、今回の意見書の趣旨に賛成し、討論といたします。
〇議長（内海和雄君）　ほかに討論はありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（内海和雄君）　なければ、これで発議案第１号に対する討論を終わります。
　　これから発議案第１号について採決します。
　　本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔起立少数〕
〇議長（内海和雄君）　起立少数です。
　　したがって、発議案第１号は否決されました。

　　　　◎閉会の宣告
〇議長（内海和雄君）　以上で本定例会に付された事件は全て終了しました。
　　平成27年第７回酒々井町議会定例会を閉会します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（午後　２時５８分）