平成24年第2回酒々井町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                           平成24年3月14日(水曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問

本日の会議に付した事件   議事日程に同じ 出席議員(15名)      1番   金  塚     学  君       2番   那  須  光  男  君      3番   篠  田     誠  君       4番   御 園 生  浩  士  君      5番   川  島  邦  彦  君       6番   齊  藤     博  君      7番   内  海  和  雄  君       8番   佐  藤  修  二  君      9番   江  澤  眞  一  君      10番   平  澤  昭  敏  君     11番   越  川  邦  司  君      13番   小 早 稲  賢  一  君     14番   竹  尾  忠  雄  君      15番   地  福  美 枝 子  君     16番     ア  長  雄  君 欠席議員(1名)     12番   原     義  明  君
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   町  長    小  坂  泰  久  君    教 育 長   東  條  三 枝 子  君   総務担当    遠  藤     泉  君    民生担当    矢  部  雄  幸  君   参  事                     参  事                   経済建設    神  保  弘  之  君    総務課長    幡  谷  公  生  君   担当参事   経営企画    鈴  木  正  義  君    財政課長    櫻  井  照  嘉  君   課  長   税務課長    大  坂  俊  男  君    住民協働    岡  野  義  広  君                            課  長                   住民課長    秋  元     廣  君    健康福祉    仲  田  義  秀  君                            課  長                   人権推進    河  合  昭  男  君    生活環境    越  川  光  司  君   課  長                     課  長                   産業課長    京  増  孝  一  君    まちづくり     山  信  一  君                            課副課長                   上下水道    布  施  秀  夫  君    こども課長   赤  地  忠  勝  君   課  長   学校教育    齋  藤  喜  一  君    社会教育    濱  野  敏  幸  君   課  長                     課  長                   会計課長兼   浅  野  恵 美 子  君    農業委員会   綿  貫     清  君   会計管理者                    事務局長                
本会議に出席した事務局職員   事務局長    斉  藤     広       書  記    宮  ア  純  子      書  記    若  松  恵  介                            

    開議の宣告
議長(越川廣司君) 皆さんおはようございます。
  これから本日の会議を開きます。
                                (午前 9時00分)

    議事日程の報告
議長(越川廣司君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。

    議長報告
議長(越川廣司君) 日程に入る前に議長報告をいたします。
  本日、酒々井タウンカレッジカレッジコース2年生の皆さんが行政について学習のため、見学の申し出があり、これを許可いたしましたので、ご報告申し上げます。
  なお、傍聴人の皆様におかれましては携帯電話の電源はお切りいただきますようご協力をお願いをいたします。

    一般質問
議長(越川廣司君) これより日程に入ります。
  日程第1、一般質問を行います。
  順番に発言を許します。

           御園生 浩 士 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、4番議員、御園生浩士君。
               〔4番 御園生浩士君登壇〕
4番(御園生浩士君) 皆さん、おはようございます。議席番号4番、御園生浩士でございます。お許しをいただきましたので、ただいまより一般質問通告に従いまして質問をさせていただきます。町民の皆様には、お忙しい中、本日はタウンカレッジの皆様がおいでということで、議会の傍聴いただきまして、まことにありがとうございます。今議会は、平成24年度の予算が決定される重要な定例会でございます。心して審議を尽くしてまいりますので、最後まで傍聴をよろしくお願いいたします。
  さて、3.11東日本大震災の悲しみから1年がたちました。この場をかりまして、改めて亡くなられた皆様へ哀悼の意を表すとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、震災直後よりボランティア活動や義援金をお寄せいただいた皆様に厚く感謝申し上げます。日赤に集まった善意は、国内で3,493億円に達したそうです。国民としては被災地の復旧、復興に向けての手助けを至るところでできるだけのことをしている感覚があるのに、この無常観は何なのでしょうか。国の対応が遅々として進まず、東電を初めとし、責任の所在がはっきりせず、誠意ある反省の弁もなく、全体の復興への道筋も明かりも見えず時が過ぎてしまったからではないでしょうか。被災者にとって、これからは悲しみから怒りの1年になってしまうのか、あきらめの1年になってしまうのか、私は心配いたします。日本国民は、被災地を、被災者を手助けしようと思う一方、瓦れきは私たちのところへは持ってくるななどとの意見があり、その結果瓦れき処理が全体の6.3%しか進まず、復旧、復興の足かせとなっているのが現実です。今後、国や県知事、市町村長、そして影響を受ける住民の決断や判断が問われるのではないでしょうか。
  我が酒々井町に目を移しますと、取り巻く環境は依然として厳しいものがございます。その中で、10年先の町の輝かしい未来の設計図、第5次酒々井町総合計画はどのように運営されていくのでしょうか、お聞きしたいと思います。
  まず初めに、第5次酒々井町総合計画と平成24年度予算についてお伺いいたします。この総合計画は、町の今後10年間の指針となるガイドブックであり、住民アンケートを初めとして、各種団体、各層、識者、そして中学生等の意見を聞き、今後の町の人口の推移、町税の増減なども加味し、集大成したものと私は考えております。本年、平成24年度が第一歩となりますが、平成24年度予算とあわせまして以下の点についてお伺いいたします。
  1つ目に、前期基本計画の特筆すべき概要と、総合計画の初年度に当たり、平成24年度予算にどのように反映されているのか、町長の方針をお聞かせください。
  2つ目に、駅前交流センターと井戸端の運営に当たり、当初掲げた目的の達成状況と今後の運営について担当課より詳細にお聞かせください。
  次に、酒々井町地域防災計画についてお伺いいたします。私が平成19年4月に初当選したときにウグイス色の立派な本2冊をいただきました。こちらでございます。私と一緒に当選された方はお持ちだと思いますけど、こちらの本2冊です。その本のタイトルは、「酒々井町地域防災計画資料編」1冊、「震災編・風水害等編」の1冊の計2冊です。ともに平成11年に修正されたものでした。また、職員の皆様のお手元には災害時の職員行動マニュアル、初動期の行動手引、平成12年3月発行のものを常に持参しているものと思います。平成7年の阪神・淡路大震災の教訓により全国各地で防災意識が高まり、いろいろな計画や見直しが行われました。当町では、先ほど申しましたほかに酒々井町耐震改修促進計画や地震ハザードマップなどもその影響のあらわれではないでしょうか。平成24年度この計画の見直しに当たり、第2章、災害予防計画、第8節、災害弱者対策の整備、担当課のほうは福祉課だと思いますが、2ページにわたる内容をぜひとも拡充のお願いをしたくお伺いいたします。
  1つ目に、災害時要援護者の避難支援について。昨年の全員協議会で福祉課より説明がございました。その後自分で調査いたしましたところ、国では平成18年3月にガイドラインを発表し、各都道府県、市町村に対して進捗状況を調査し、発表しておりました。当町においては災害時要援護者の避難支援の工程表をどのように進めていくのか、担当課よりお聞かせください。
  2つ目に、町では災害時要援護者の避難支援を考える懇談会について、酒々井町社会福祉協議会を初めとし、ボランティア団体、各種団体、介護の関係団体及び事業所との会議に町のほうは参加しているが、今後この会及び提言に対して町はどのような体制にするのか、担当課よりお聞かせください。
  3つ目に、災害時要援護者の避難支援を酒々井町地域防災計画にどのように反映させるのか、担当課より詳細にお聞かせください。
  次に、子ども手当についてお伺いいたします。厚生労働省は、2月14日、昨年10月以降の子ども手当について、対象者の約1割に相当する150万人が受給に必要な申請を行っていない可能性があると発表いたしました。関係各所を訪ね調査したところ、昨年10月に子ども手当特別措置法が施行されたことを受け受給要件が変更され、10月以降の手当を受け取るには、これまで手当を受け取っている世帯であっても、居住する自治体に対して新たに認定請求書を提出して申請することが求められております。現時点で未申請の人は3月末日までに申請すれば10月分にさかのぼって半年分を受給できるそうです。
  そこで、子ども手当の申請について、150万人が受給に必要な申請を行っていない可能性があると厚生労働省の発表があったが、当町の申請手続は100%完了済みかお伺いいたします。状況について担当課より詳細に、かつ具体的に説明をお聞かせください。
  これで第1回目の私の一般質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) おはようございます。きょうから一般質問をお受けすることとなりましたので、よろしくお願い申し上げます。
  まず、4番議員、御園生議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
  それでは、1点目の第5次酒々井町総合計画と平成24年度予算についてのご質問ですが、前期基本計画では、基本構想で示された基本理念「みんなが主役、未来へつなぐまちづくり」に基づいた「人 自然 歴史が調和した活力あふれるまち 酒々井」を将来都市像として、その実現に向け6つの基本目標を定め、その目標に沿った重点施策を安全・安心づくり、魅力づくり、健康づくりの3つのテーマから各種施策に取り組んでおります。
  予算への反映ですが、初めに安全・安心づくりでは、防災拠点となります役場庁舎の耐震工事等のための設計を行います。また、木造戸建て住宅への耐震診断及び耐震改修工事費用の補助事業を行います。高齢者支援への充実としては、高齢者世帯に対する救急医療情報キットの配付事業を行うなど、きめ細かな対応に努めます。
  魅力づくりでは、子育て支援の充実として、医療費の自己負担額の助成事業を中学生の入院まで拡大を図ります。まちの顔づくり推進事業としては、旧酒々井宿を酒々井町の顔として保存整備を行います。また、酒々井ブランドの推進及びマスコットキャラクターの作成による町のイメージアップを図ります。
  健康づくりでは、予防接種事業として、ヒブ、小児肺炎球菌、子宮頸がんへの無料接種の継続、高齢者に対するインフルエンザ接種費用の助成額を増額いたします。また、新たに不育症治療費に対する助成事業を行うなど、子供からお年寄りまでの健康づくりの支援に努めます。
  以上の重点施策やその他の事業も含め、効果的かつ効率的な行政を推進していくことで将来都市像である「人 自然 歴史が調和した活力あふれるまち 酒々井」の実現に向け各種施策を展開してまいります。
  次に、酒々井町駅前交流センターにつきましては、犯罪のない安全、安心なまちづくりを推進するため、地域住民と町との連携により防犯意識の高揚を図るとともに、地域住民による防犯活動実施のための拠点となる施設として設置したものでございます。現在も地域の防犯活動団体によるパトロールの実施を初め、ボランティア団体や自治会等の町民及び町内の各種団体等で利用されておりますが、今後も防犯活動の拠点としてできるだけ多くの方々に利用していただけるようPRに努めるとともに、町内の観光施設案内等の情報発信の施設として活用してまいります。
  次に、酒々井町交流サロン「井戸端」につきましては、住民活動を推進し、すそ野を広げるため、地域住民が集い、話し合い、課題を見つけ、自ら取り組み、情報発信等を行うための交流拠点として開設され、住民活動団体ばかりではなく、ボランティア等に関心のある個人の方でも気軽に立ち寄れる施設となっております。また、高齢者の閉じこもりの防止や話し合い、地域の皆さんが互いに知り合い、交流を深めることのできる場となるよう運営、充実を図ってまいりました。
  今後の運営につきましては、単に利用者数を上げるということだけではなく、今までの利用状況を十分分析の上、最終的には住民が住民のために運営をしていけることを目標に、住民活動団体、ボランティアの一層の活動拠点となるよう、引き続き井戸端の有効的な活用、運営に努めていきたいと考えております。
  2点目の酒々井町地域防災計画についてのご質問ですが、近年、地震や集中豪雨等の自然災害により、ひとり暮らし高齢者などの災害要援護者の被災が懸念されています。このため、町では災害時の要援護者の避難支援を迅速かつ的確に行うため、「ともに支え合い助け合う地域の手」酒々井町災害時要援護者名簿登録制度を創設したところであり、要援護者の自助と地域の共助を基本に、今後全町的な取り組みをもって地域の安心安全体制の強化に努めることとしております。
  ご質問の趣旨は制度の運営についての内容と認識しておりますが、町としても実効性を確保する上で極めて重要であると考えております。
  1つ目は、国のガイドラインとの整合性についてのご質問でございますが、平成17年3月30日の中央防災会議において示された災害時要援護者の避難支援ガイドライン、これは平成18年の3月に改定をされておりますが、これでは情報伝達の整備、災害時要援護者情報の共有、災害時要援護者の避難支援計画の具体化等を課題として挙げ、一人ひとりの要援護者に対しての複数の避難支援者を定める等、具体的な避難支援計画の策定等の取り組みを市町村に要請されているところであります。
  これを踏まえて、町では、警察、消防、防災関係課、福祉関係課、福祉関係機関、民生児童委員、自治会、自主防災組織、消防団等が連携の上、一人ひとりの災害時要援護者に対して複数の避難支援者を定める等の具体的な避難支援計画、個別計画でございますが、を定めることを目標としております。既に防災事業に先進的に取り組んでいる地域もありますが、民間団体が自主的に立ち上げた酒々井町災害時要援護者避難支援を考える懇談会の意見を伺いながら制度の細部を検討しており、新年度明けには広報等で制度の周知を図った上で行政連絡員会議で制度の概要説明を行い、その後新しい体制となった各自治会等にお伺いし、制度に対するご理解とご協力をお願いしたいと考えております。あわせて、町で把握している75歳以上のひとり暮らし高齢者世帯、75歳以上の高齢者世帯で一方が介護認定を受けている世帯との調整を行いながら、登録に向けた作業を進めてまいります。
  2つ目は、ボランティア団体との連携についてのご質問ですが、災害時の初動態勢においては、要援護者の実態を知る福祉関係事業者やボランティア団体、福祉関係団体等が中心的に取り組むことが効果的であるとして、既にこれらの方々により自主的に酒々井町災害時要援護者避難支援を考える懇談会が組織され、災害弱者のニーズを出し合い、自助と共助の取り組みのもとに改定中の酒々井町地域防災計画へ反映すべく懇談会が開催されております。その上で、ご質問にある避難支援計画、いわゆる個別計画のさらなる実効性を確保するための避難支援ネットワークの構築についても課題として視野に入れていると伺っております。町といたしましては、懇談会がさらに発展し、災害時に限らず日常においても新たな公として今後の地域福祉の推進につながっていくことを期待しているところであります。
  次に、災害時要援護者の避難支援につきましては、災害時に援護が必要なすべての方々に対し、災害情報を初め避難情報や避難所での情報の速やかな伝達が重要となっております。また、在宅の要援護者の状況把握や避難支援についてはどのような対応が必要で、どのようにすべきかなど、地域防災計画に具体的に盛り込むことを考えております。また、昨年福祉関係事業者や団体等が中心となり組織されました酒々井町災害時要援護者避難支援を考える懇談会における要援護者のニーズへの対応等についても地域防災計画に反映してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
こども課長(赤地忠勝君) それでは、子ども手当につきましてお答えさせていただきます。
  現行の子ども手当は、平成23年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法に基づき、対象者からの認定請求により昨年10月から今年3月までの6カ月分を支払うこととされています。
  当町では、昨年の10月19日、対象者1,479人に認定請求書を郵送したところです。2月末現在、未提出の方は11人で、全体の0.7%になります。未提出の方に2月21日付で3月中に認定請求書を提出すれば昨年10月分にさかのぼって支給できる旨を記載した通知を郵送したところです。
  今後とも広報紙等による周知や電話連絡により支給漏れのないよう努めたいと考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) 住民協働課長、岡野義広君。
住民協働課長(岡野義広君) 住民協働課長の岡野でございます。よろしくお願いいたします。私からは、井戸端の当初掲げた目的の達成状況ということにつきましてご答弁させていただきます。
  酒々井町交流サロン「井戸端」の当初掲げた目標の達成状況につきましてでございますが、井戸端は既に住民活動をしている方やこれから活動を始めようとしている方の交流、情報収集、資料作成、会議、打ち合わせ等に利用されております。平成22年度の実績につきましては、延べで約5,700人の方がご利用しているということから、団体や地域での交流等に寄与しているものと思われます。
  今後の運営につきましては、町長の答弁のとおりでございます。
  以上です。
議長(越川廣司君) 4番議員、御園生浩士君。
4番(御園生浩士君) 細部にわたりご答弁いただきまして、ありがとうございます。非常にいい答弁をいただいたと私は思っております。では、2回目の質問をさせていただきます。
  初めに、駅前交流センターと井戸端についてですが、町民から愛され、町を訪れる人にとっては便利な施設として効率的な運営を図ることは当然として、コストは毎月幾らかかっているのか、お手元に資料があればで結構ですから、お聞かせください。
  一般常識では、200メーターくらいの距離で、目的は違うにせよ、似たような施設があるのは非効率的で、1カ所に集約し、コストの削減に努めるのですが、お考えをお聞かせください。ちなみに、私は小さなこのような施設がまちのあちこちにあり、来るもの拒まず地域住民または利用住民の手で運営されているのが望ましいのではないかというふうに思っております。
  次に、酒々井町地域防災計画についてお伺いします。1回目の関連質問ですが、資料等手元にないときはお答えのほうは結構ですので、お尋ねいたします。防災計画の防災の調査、勉強をしていた中に、環境省が動物愛護法を改正し、自治体に対処計画を盛り込む方針を固めたそうです。議員立法の形をとる改正案では、都道府県が定める動物愛護管理推進計画に災害時の対応が盛り込まれるほか、1として各自治体が委嘱する動物愛護推進員に飼い主と行政のパイプ役を担ってもらう、2に既存の愛護施設で災害時を想定した人員配置をするというふうなことが追加される見通しです。ぜひとも地域防災計画でペット対策を盛り込んでいただきたいと思います。今回の法改正についてご存じでしたでしょうか。また、このことについてお考えをお聞かせください。
  次に、子ども手当について、あと11名というふうなお話でございましたが、お答えの中に電話でのというふうな答弁ございました。ぜひとも11名の方に電話をかけていただきまして、100%を当町としては達成をしていただきたいというふうに考えておりますが、その意気込みについて一言お聞かせいただければと思います。
  以上で2回目の質問を終わります。
議長(越川廣司君) 執行部に申し上げますが、通告に若干ない点等あったようですので、その点については答弁しなくてもいいと思いますので、よろしくお願いします。
  それでは、住民協働課長、岡野義広君。
住民協働課長(岡野義広君) 井戸端につきましてのランニングコストの点のご質問いただきましたが、ちょっと手元に正確な数字がございませんので、また概算でいきますとちょっと間違いのもとですので、後ほどお願いできればと思います。
  以上です。
議長(越川廣司君) 御園生議員、よろしゅうございますか。
4番(御園生浩士君) はい、結構でございます。
議長(越川廣司君) 総務課長、幡谷公生君。
総務課長(幡谷公生君) それでは、私のほうから何点かお答えをさせていただきたいと思います。
  初めに、駅前交流センターの件でございますけども、光熱費等ちょっと詳細な部分はあれなんですが、1名、女性ですが、留守番というふうな形で賃金で支払いしておりまして、それが大体150万ほど年間で支出をしております。交流センターは、町長からも申し上げましたけども、基本として防犯の関係の団体の方々に活用していただくという趣旨を持って設置したものでして、そうした活動をかなりやっていただいている状況にはございます。ただ、当初の目的の中でもう一つ、町長最後に申し上げましたけども、町内の施設ですとか、町の観光案内ですとか、そういうところが正直申し上げまして欠けている部分がございますので、そうしたところをできるだけ発信していけるような、そういう施設にしたいなというふうには考えております。
  それから、ペットの関係でございますけれども、今お話のありました災害時のペット動物に関してでございますけれども、こうしたところにつきましては、町だけではなくて県の関係機関、それから動物愛護団体、ボランティア団体、NPO、そうしたところの方々との連携を図りながら、どのような対応が望ましいのかというのを今後検討をしていかなきゃいけないというふうに考えておりまして、それが新たな防災計画にどのようにできるかというのはまだこれからの検討段階ということでご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
こども課長(赤地忠勝君) それでは、子ども手当の関係でお答えさせていただきます。子ども手当の100%支給に向けまして、その100%達成に向けまして取り組みたいと考えております。
議長(越川廣司君) 4番議員、御園生浩士君。
4番(御園生浩士君) では、3回目の質問をさせていただきます。
  現政権での国会運営は、与党、野党入り乱れて国民を無視した自分たちの利害だけのバトルが繰り広げられています。先ほどの子ども手当についてもそうですし、それから高速道路の無料化云々も話もそうですけれども、現政権が右へ行ったり、左へ行ったり、政策自体が安定しておりませんけれども、職員の皆様におかれましては、国の施策が変わりますが、町民のために周知徹底をお図りくださるようお願いいたします。
  それから、先ほど町長の答えの中に自然災害の中で集中豪雨のお話がございましたので、自然災害、当町については津波の心配がほぼないのかなというふうに私は思いますが、事自然災害、豪雨についてはかなり悲惨な思いをしている住民の方もたくさんおりますので、いま一度町長に水、津波でなくて浸水のことについて何かご意見があればいただいて、3回目の質問を終わらせていただきます。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 議員ご質問のとおり、酒々井ではまず津波のおそれはないということだと思います。ただ、議員がおっしゃられるように水害については本当に被災して困っている人がいます。そういうことについて、町としてもそれを解決するのは責務であると、こう認識しております。ぜひとも議員の皆様方の合意をお願いいただければ予算化も可能でございますので、その辺を逆にお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。
  以上です。
議長(越川廣司君) それでは、4番議員、御園生浩士君の一般質問が終了いたしました。

           金 塚   学 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に1番議員、金塚学君。
               〔1番 金塚 学君登壇〕
1番(金塚 学君) おはようございます。1番議員の金塚学でございます。ただいま議長より登壇のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
  初めに、3月6日に開催されました全員協議会において、私から議場への国旗並びに町旗の掲揚について提案をさせていただきましたところ、多くの先輩議員の皆様にご賛同をいただきまして、この議場にも国旗と町旗を掲揚していただくことが決まりました。この場をおかりしまして、ご賛同いただきました皆様に改めてお礼を申し上げます。
  国旗は国のシンボルであり、町旗はまちのシンボルでございます。自国の国旗に敬意と誇りを持つことは既に世界の常識になっております。また、他国の国旗に敬意を払うことは相手の国の人々に敬意をあらわすことでもあり、国旗を大切にすることは国際儀礼であり、国際社会に生きる基本的なマナーでございます。当町においても、夏からは中学生の国際交流も始まります。学校教育の中でも、生徒の皆さんが将来国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長していくためには、国旗に対して一層正しい認識を持ち、それらを尊重する態度を育てることが重要であり、小学校、中学校の入学式や卒業式などで指導をされております。未来を担う子供たちがますます国際化する世界で自らの国と住むまちに誇りを持ち、日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てるとともに、他国の国旗を尊重し、敬意を払うという国際感覚を養うことは極めて重要であると考えます。
  私は、これからも国旗とともに国を愛し、町旗とともに自らの住むまちに誇りを持ち、未来を担う子供たちのために、酒々井町のさらなる発展のために、そして何よりも町民の代表としての責務を果たすために活動させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
  それでは、通告に従い順次質問に入らせていただきます。町長、教育長並びに担当課長の皆様には明快なるご答弁をお願いいたします。今回も5つの項目について質問をさせていただきます。
  初めに、学校教育についてでございます。4月から中学校の男女の保健体育において武道が必修化されます。つまり男子も女子も全員が受けることになります。具体的には柔道、剣道、相撲から選択し、各学校で授業に取り入れられます。
  あえて説明をさせていただきますと、平成18年12月15日、当時の安倍晋三政権において新しい教育基本法が成立し、同年12月22日に公布、施行されました。この教育基本法には、教育の目標として、第2条5に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が新たに規定されたわけです。我が国の伝統的な運動文化である武道を学ぶことによって国際社会に通用する人材を育てる、つまり武道が伝統と文化を尊重し、郷土愛をはぐくむという目標を実現する役割を担うことになるのです。対戦相手に礼を尽くし、勝敗よりも人間形成に重きを置く武道の精神から学ぶべきことは多いと思います。学生時代合気道部に所属していた私にとって、まさに共感すべきところでございます。ぜひ中学生の皆さんにもスポーツとは違う武道の精神を学んでいただきたいと思います。
  そうした中、酒々井中学校では柔道を導入すると聞いておりますが、柔道は事故やけがが多いことなどを大手新聞各社が連日掲載し、保護者から心配の声が上がっております。中学校の部活動における死亡事故を調べた名古屋大学准教授の内田良氏の記事によれば、生徒10万人当たりで換算した死亡者数は1位が柔道で2.37人、2位がバスケットボールの0.37人、3位がサッカーの0.27人などとなっており、2位以下に比べて柔道の死亡率が極めて高いことがわかります。しかし、別の記事ではスポーツ事故は主に部活動中に起きており、普通の授業ではほとんどないとして、必要以上に武道必修化を危険視する考え方に疑問を投げかけております。
  ただ、私が思うには、日本の3倍近い柔道の登録競技人口60万人を持つフランスでは、近年死亡を含む重篤な事故がほとんど起こっていないことであります。フランスの柔道指導者は国家資格であり、380時間以上の研修が義務づけられているそうです。学校現場で必要なのは、武道場などの設備面だけでなく、しっかりとした指導者の確保が重要であると考えます。体育指導に優秀であり、経験があっても、事故が多いと言われる柔道についての経験はあるのでしょうか。柔道に対し素人の教員が素人の生徒を指導する、そういうことがないよう十分に配慮していただかなくてはなりません。
  新学習指導要領により武道が必修化され、県内では柔道を指導できる教員の確保にどの地域の学校も取り組んでおります。酒々井中学校においても、柔道に対し適切に指導できる教員の確保に今後も継続的に取り組んでいただかなくてはなりません。
  そこでお伺いします。4月から中学校の保健体育で武道とダンスが必修化されますが、酒々井中学校において特に武道の授業指導計画と指導者に関する問題点はないのか伺います。
  次に、町の活性化推進についてでございます。町長の施政方針にもありましたが、千葉日報の記事によると、千葉県の人口が昨年、大正9年の統計開始以来初めて減少することがわかりました。原因としては、東日本大震災の影響による液状化や放射線量のホットスポットなどにより、今まで人口増を引っ張っていた東葛地域の県外からの入り込み人口が激減し、以前より人口減少が進んでいた県東部や南部の人口減少をカバーできなくなったとされております。もともと少子高齢化の影響から千葉県の人口も平成29年には減少に転じると予想されており、今後の行政運営はとても厳しくなることが予想されております。
  元横浜市長の中田宏氏の言葉をかりると、成長と拡大の時代から非成長と拡大の時代へと突入していくわけであります。製造業で見れば、人口の増加という後ろ盾のもと、必要とされる商品をつくり続ければ自然と売れる時代から、人口減少していることにより必要とされる商品を今までと同じようにつくっても余る時代になってしまったのであります。
  そうした中、酒々井町では来年度、平成24年度から第5次総合計画の前期基本計画の5年間に入るわけであります。計画には、微増ではありますが、5年後の平成28年には2万1,632人、後期基本計画の期間にはなりますが、10年後の平成33年には2万3,000人と目標を定めております。この計画には町長と町執行部の皆さんの熱い思い、未来への挑戦がぎっしり詰まっていると理解しております。子育て支援や教育の充実、農業の活性化や商工業の振興など、本当に厳しい時代でも町の人口をふやすという町民からの期待を裏切ることがないように実現していただきたいと思います。
  そこで、魅力あるまちづくりを目指す施策に本佐倉城を中心とした観光や町の歴史、自然、文化遺産を地域資源として掘り起こし、まちの顔づくりとして再発見するとともに、地域のブランド力の向上に努め、交流人口の増加を目指しますとしっかり目標が掲げられております。一人でも多くの人に酒々井町に足を運んでいただき、酒々井町の魅力に直接触れる、やがては酒々井町に住んでいただく、そういう発想でなくてはいけないと思います。単なる歴史遺産でなく、酒々井町の観光シンボルとして国指定史跡本佐倉城跡はあるべきと思います。平成25年春の酒々井インター供用開始やインター開通と同時にオープン予定のアウトレットモールにも多くの期待が寄せられておりますが、町外から酒々井町を訪れる方がいかに南部地域だけでなく既存地域に人を呼ぶことができるか、それが本当の町の活性化であり、酒々井町の将来を決めると言っても過言でないと思います。
  そこでお伺いします。平成25年春の酒々井インターの供用開始に伴い、交流人口の増加が見込まれておりますが、計画されている国指定史跡本佐倉城の整備実施計画の進捗状況について、どのようになっているか伺います。
  次に、安心、安全に暮らすための対策についてでございます。我が国の道路や橋など社会資本整備は、昭和20年の終戦から昭和30年ごろの戦後復興期を終えた昭和30年代から40年代の高度経済成長時代を中心に急激に整備をされ、この地域においても成田空港の開港に合わせて建設された東関東自動車道など、昭和40年代後半にかけて社会資本整備が進んだものと聞いております。当時建設された橋や道路は一般に寿命が50年とされ、近年この高度経済成長時代につくられた多くの橋や道路などの社会資本が大量に老朽化を迎え、橋などについてはかけかえの時期を迎える状況であります。
  しかしながら、すべての橋をかけかえるのでなく、補修や予防で工学的に橋や道路の寿命を永久化させようという方法があり、国では橋梁長寿命化修繕計画を定め、県でも長寿命化修繕計画を策定しているようでございます。当然ですが、かけかえとなると財政負担が増大となるために、それぞれの自治体でこの工学的寿命の永久化を目指しているのであります。
  酒々井町でも平成22年度から橋梁長寿命化修繕計画を策定され、点検や補修がされていると伺っております。24年度には、東関東道にかかる2つの橋について、耐震化補修のために予算が計上化されておりますが、3月7日に文部科学省のプロジェクトチームがまとめたものが発表になりました。首都直下型地震の一つ、東京湾北部地震での予想震度が震度6強から震度7へと修正されました。今後も引き続き町内の橋梁について十分な安全対策を行っていただかなくてはなりません。
  そこでお伺いします。町内の既存橋梁に関する耐震化及び長寿命化の計画について、現在どのように進捗しているのか伺います。
  次に、子育て支援についてでございます。ちょうど3年前、平成21年春、元気モリモリ千葉日本一、中学校3年生まで医療費無料と言って、現在の千葉県知事森田健作氏が当時候補者として、あちらこちらの会合や主要な駅でご自分の政策を一生懸命お訴えになっておりました。確かに当時は小学校就学前までの幼児しか医療費無料化の対象になっておりませんでしたので、中学校3年生までの医療費が無料になるなんてすごい政策だなと感心しておりました。それから早いもので知事が就任し3年が過ぎました。その間何とか公約を守ろうと努力をされておりましたが、小学校の3年生までが入院、通院無料というのが千葉県の現実でございます。先月、就任4年目、知事1期目最後の年であります来年度予算が発表されましたが、結果は通院が小学校3年生までと変わらず、何とか入院に関しては中学校3年生まで12月診療分からという結果となりました。もちろん現実を見れば小学校4年生から中学校3年生までの6学年分の負担には莫大な公費が必要であり、東日本大震災の復旧、復興の費用負担が大きい千葉県としては保護者の負担が大きくなってしまう入院費の補助を優先されたことは仕方がないと思います。
  酒々井町に目を移しますと、平成21年、知事選から9カ月後の12月には小坂町長も医療費補助、無料化と政策を掲げて2期目の政策を訴えておられました。2期目を無事就任され、ご努力により平成22年10月には県より進んだ小学校6年生までの入院、通院医療費無料化を実現されております。1年以上間はあきましたが、今回、来年度予算では、ついに入院に関しては公約どおり中学3年生までの無料を実現できる予算を計上されております。あとは通院を3学年分、何とか今小学校6年生までになっているものを中学校3年生まで組み込んでいただくという状況でございます。
  酒々井町では子育て世代に向けた予算をそれぞれ配置していただいていることは承知しておりますが、先ほどからるる申し上げていますように、人口減少、少子化の時代でございます。自治体間においても子育て世代の獲得競争が激化をしておりますので、一般の方にわかりやすい通院補助という優遇策は子育て世代の人口確保に大変有効な政策でございます。ぜひ中学校3年生までの通院医療費補助、無料化を実現していただきたいと思います。
  そこでお伺いします。小学校6年生までを対象にしている医療費の助成を中学校3年生までの拡大について、どのように計画されているのか伺います。
  最後に、防災対策について3点お伺いします。3月11日東日本大震災から1年が経過をし、14時46分黙祷が行われました。自宅や職場などそれぞれの場所で、それぞれの思いで祈りをささげた1分間であったと思います。死者1万5,854人、行方不明者3,155人、今も自宅に戻れず避難している方が34万人を超えております。本当につらく悲しい1年でありました。しかし、私は日本人の強いきずなと勇気を感じることができた1年であったとも思います。改めまして震災により亡くなられた方々とご遺族の皆様に心から哀悼の意を表します。また、今もなお行方のわからない方々のご家族を含め、被災をされたすべての方々に心からお見舞いを申し上げます。
  政府主催の追悼式で消防団活動に向かい亡くなられたお父さんへの思い出を語った福島県遺族代表の村岡美空さん、14歳の言葉がございました。人の役に立つことが好きで、優しかった父。学校行事にも積極的に参加し、小学校のときにはバレーボールも教えてくれました。私は、こんなお父さんが大好きでした。捜索に当たっていただいた皆さん、父を見つけ私たち家族のもとへ届けてくれた皆さん、ありがとうございました。1年たってもいまだに行方不明の方がいる、そのことに心が痛みます。将来は少しでも人の役に立つ仕事につきたいと思っています。また、復興に向けてみんなで力を合わせ頑張っていきたいと思います。このように追悼の言葉を述べられました。美空さんは来年高校受験で、夢は看護師さんになることだそうです。中学2年生が自分の父を亡くしているのに、捜索をしてくれた方や運んでくれた方に感謝をする気持ち、いまだに行方不明の方に対する心配をする気持ち、そして将来は人の役に立つ仕事がしたいと思う心、本当に胸が痛みます。悲しみを乗り越え生きていく、それが彼女の歩む道なのであります。
  このような思いを子供たちにさせてはいけないのであります。もちろんすべての災害を防げるわけではありません。少しでも災害を減らす努力が必要なのであります。
  天皇陛下は、こうお言葉を述べられました。「この大地震の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心がけをはぐくみ、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。今後人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同とともに願い、みたまへの追悼の言葉といたします」。
  私たちは、この震災を決して忘れることなく、強い気持ちでこの国難を乗り切り、未来を担う子供たち、そしてまたその子供たちへと震災の教訓を伝えていかなくてはならないと思います。すべての災害を防ぐことはできなくても、私たちは少しでも災害を減らす減災への取り組みを続けていかなくてはならないのであります。
  そこでお伺いします。1つ目は、酒々井町地域防災計画について、23年度、24年度の2カ年で作成されると聞いておりますが、現在の進捗状況はどのようになっているのか伺います。
  2つ目は、東日本大震災を教訓に全国的に注目をされている自主防災組織でございますが、設立準備段階を含め自主防災組織に対する町の支援体制はどのようになっているのかお伺いします。
  最後の3つ目は、昨年12月に一般質問をさせていただき、検討していただくというご答弁をいただきましたが、今回来年度予算に計上されております防災行政無線の補完設備としての防災ラジオの運用方法についてどのようになっているのか伺います。
  以上で私の1回目の質問とさせていただきます。明快なるご答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、1番議員、金塚議員からは5点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、教育分野は教育長がお答えをいたします。なお、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
  2点目の町の活性化推進についてのご質問でございますが、本佐倉城跡の整備事業につきましては、平成15年度に策定した史跡本佐倉城跡整備実施計画書に基づき、これまで国、県の補助金を活用して発掘調査や伐採、斜面保護などの環境整備を中心に進めてまいりました。そして、平成22年、23年度につきましては遺跡の表現方法や公開、活用等の諸施設などを検討し、さらに具体的な設計図書としてまとめる基本設計の作成を実施しているところであります。平成24年度以降は、この基本設計に基づき、トイレや駐車場などの便益施設を整備する東山馬場の入り口広場整備を実施して、見学者等に対する利便性の向上を図り、観光拠点の一つとしてさらなる活用を図っていきたいと考えております。また、主郭、城山郭や大手口、東山虎口などについては、本佐倉城跡史跡整備委員会では、国の指定史跡であり、現状の保存が重要であると、そういうことにされておりまして、そういうのが現状でございます。また、整備については補助金を活用した事業になることもありますので、今後国、県、佐倉市と詳細な内容を詰めながら進めていきたいと考えております。
  4点目の子育て支援についてのご質問ですが、子ども医療費の助成につきましては、町では平成22年10月分から町独自で助成対象者を就学前から小学校6年生まで拡大し、千葉県では平成22年12月分から小学校3年生まで拡大をしました。
  中学生の医療費の助成については、町独自で平成24年4月分の入院費から中学校3年生まで拡大することといたしました。そして、平成24年度当初予算案に計上したところであります。
  一方、千葉県でも平成24年12月の入院費から助成対象を現在の小学校3年生から中学校3年生まで拡大する方針であります。今後は、広報紙やホームページに加え、中学校を通じて保護者に文書を配付し、制度改正の周知を図ってまいります。
  なお、中学生の通院費の助成につきましては、県の動向や町の財政状況などを踏まえ、今後総合的に検討していきたいと考えております。
  5点目の防災対策についてのご質問でございますが、酒々井町地域防災計画の修正業務につきましては、当町における地域性を踏まえ、災害の発生を想定した防災アセスメントを実施するとともに、防災アセスメントの結果や近年発生した災害の教訓、関係法令等の改正等や国、県の防災方針を反映し、経年に伴う変化を踏まえて、実情に沿った現実的で実効性の高い計画にすることを考えております。また、平成23年度及び24年度の継続事業で実施しておりますが、今年度は災害履歴調査、自然条件調査、社会条件調査、地震被害想定調査、災害危険箇所・防災関連施設調査など、防災体制についての検討を行っています。24年度は、地域防災計画の素案を作成、防災会議の開催、職員の防災対応を基本としたマニュアルの作成、地域防災計画概要版の作成等を行う予定であります。
  次に、自主防災組織についてですが、災害が発生したときに早急に実効性のある対策をとるためには、国、県、町などの公助による対応には限界があり、まず自分自身の努力によって守る自助とともに、地域や近隣の人々が互いに協力し合いながら防災活動に組織的に取り組む共助が必要となります。現在、東酒々井及び中央台地区の各自治会には自主防災組織が設立されておりますが、その他の地域についての設立の働きかけを行うとともに、防災備品の貸与や防災訓練の協力など支援を行ってまいります。
  次に、防災ラジオについてでありますが、防災行政無線の屋外子局からの放送の聞き取りづらさを補うため、平成24年度は有償により希望者に配布する予定です。また、防災関係機関等や要援護者世帯には無償による配布を考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
               〔教育長 東條三枝子君登壇〕
教育長(東條三枝子君) それでは、私からは学校教育についてお答えいたします。
  酒々井中学校では、従来より保健体育の授業の中で1、2年生男子が柔道を行ってきたところです。来年度は、男子は1年から3年生まで行い、女子は1、2年生で行います。3年生男子は1学期に、1、2年生は男女ともに2学期に9時間計画で行う予定でございます。
  柔道は、男女とも指導経験のある男性教諭が指導を行います。特に柔道については事故が懸念されるところですが、柔道の指導内容は、着装、礼法から始まり、受け身、寝わざを中心とした簡易なわざの練習を計画しております。安全対策としては、習熟の段階を踏まえて指導を行い、打ち込みマットを畳の上に重ねて使用するなどの措置を講じます。
  県教育委員会では、指導者を対象とした事故防止研修の実施と指導資料の配付を予定しております。町教育委員会としましても、それらを活用しながら安全対策について十分指導してまいります。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) まちづくり課副課長、山でございます。よろしくお願いいたします。私のほうからは、3点目の既設橋梁の耐震化及び長寿命化の計画についてお答えいたします。
  町内の既設橋梁に関する耐震化及び長寿命化の計画について伺うとのご質問ですが、まず既設橋梁の耐震化については、重要路線をまたぐ橋梁のうち、東関東自動車道をまたぐ南酒々井橋と平台橋は平成17年度に橋台部の落橋防止工事を実施済みで、来年度に橋脚部の落橋防止工事を予定しております。なお、2橋とも橋脚の耐震性は確保されています。また、JR成田線をまたぐ台橋、伊篠大橋及び上野作跨線人道橋は平成19年度に落橋防止工事を実施済みで、平成25年度に橋脚を有する伊篠大橋及び上野作跨線人道橋の耐震化を予定しております。
  次に、既設橋梁の長寿命化については、町管理の32橋に関して、今年度末の計画策定に向け作業を進めております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
1番(金塚 学君) ご答弁ありがとうございました。それでは、2回目の質問をさせていただきたいと思います。
  まず初めに、学校教育についてなんですけども、今細かく1年生、2年生、3年生の授業体系について教えていただきまして、ありがとうございました。ただ、ちょっと私心配をしているのは、これだれでも見れるんだと思いますけど、文部科学省の新学習指導要領・生きる力というところがありまして、そこに1、2年生で武道を教えるというページがあります。そこに次の運動について、わざができる楽しさや喜びを味わい、基本動作や基本となるわざができるようにする、ア、柔道では相手の動きに応じた基本動作から基本となるわざを用いて投げたり、押さえたりするなどを攻防を展開する、2番目に今の教育長からお話のありました武道を積極的に取り込むことで相手を尊重し、伝統的な行動の仕方を守ろうというようなことが書いてあるんですけども、やっぱり武道をやる中で相手を投げたりということが、そういう攻防を展開するというふうに書いてあるんです。そうすると、やはりわざを教えないわけにはいかなくなってきますので、そうすると先ほどお話しした危険な状況というのが生まれてくるということでございます。その辺に対してはどのような対策をされるのかということと、あとご提案というほどでもないと思いますが、ラグビーのヘッドギアみたいな形で柔道用のヘッドギアというものも市販されております。これは今まで男子には教えていたということですが、これから女子も教える形になります。やっぱり投げ技とかということを全くしたことがない子たちも受け身から習っていくわけですけども、そういう子たちにも後頭部を保護するということでヘッドギアみたいなものがあるんですけども、そういうものに対する導入みたいなものは考えていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。
  次に、2項目の町の活性化についてなんですけども、今整備計画をされていて、これからも町の観光シンボルとしてということで、よくわかりました。ただ、私が思うのは、今対外的にということで交流人口をふやすということでご努力されていることはよくわかるんですが、町内の皆さんにも触れてというか、知っていただく、もともと酒々井でお生まれで酒々井で育ったという方はよくご存じなのかもしれませんけども、やはりこれだけ住宅ができて新しい皆さんが引っ越してきました。小学校では4年生で本佐倉城跡の勉強を少しされるそうですけども、それ以外ではしないので、なかなかあそこの場所に行くこともなくなってしまうと。いわゆる町民一人ひとりが営業マンみたいな考え方で、町民が本佐倉城を気に入るというか、そういうことが必要だと思うんです。そういうことで例えば小学校の遠足、徒歩遠足とかに本佐倉城を活用するとか、そういう計画があるのかないのかお聞きしたいと思います。
  3番目の安心、安全に暮らすための対策なんですけども、これ町の橋については、当たり前ですけども、町の管理ですので、今るる17年、19年にもう既にお直しいただいている部分、それから24年、25年と修繕計画をしていくという部分お聞きしました。私ちょっと気になるのは、時々駅などにも立たせていただいて、朝、ごあいさつ程度ですけども、駅で皆さんに対して多少政策を訴えたり、ごあいさつしているんですけども、そうすると町民の方からナリタヤさんとマクドナルドを結んでいる歩道橋、あの橋が床のタイルがはがれているですとか、さびが浮いているということを言われるんです。以前議会からも質問させていただいた方がいらっしゃって、あの歩道橋自身は構造上の問題はないということをご答弁いただいているんですけども、やはりあそこを通られる方がそういうふうに思って、訴え先がないので私のところに言ってくると思うんです。町の管理じゃなくて、あれは国道だから国の管理なんだと、国の管理だから、町は国のほうに言ってくださいよというのは余りにも不親切だと私は思うんです。当然窓口が違うので、町としても町としての意見は言ってあるんだけども、答えはないんですということになってしまうと思うんですけども、ただ町民にとっては県が管理している橋だろうが、国が管理している橋だろうが、酒々井町の中にある橋には変わりがないわけです。そういうことに対してもぜひ積極的に対応していただくということが必要だとは思うんですけども、その辺今までもう既に対策されているんであればそれをお聞かせいただいて、今後どういうふうにしていくのか、もしあれば教えていただければと思います。
  最後の防災対策についてなんですけども、東酒々井、中央台には防災組織ができてきているということなんですが、ただその防災組織がどれぐらいの規模かということもありますし、どれぐらいの方が知っているかということもあると思うんです。防災組織できたから、この人たちが何でもやってくれると思われても困りますし、酒々井の町民の方が知らないというのも困ると思うんです。もう少し広報みたいなものをしていただいて、それに積極的に参加すると。もう自分たちのお金で発電機買ったり、そういう工具を購入されているところもあると聞いておりますので、そういうところに対して支援をしていただけるということなんですけども、支援をしていただけるということは今聞きましたけども、そういうものの広報、どれぐらい支援をするのかとか、そういうものもしっかり打ち出していただくという方法がよいと思うんですけども、その辺まで含めてお考えになられているかどうかお聞きさせていただければと思います。
  以上で2回目の質問終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 私からは、51号と、それから県道、宗吾・酒々井線といいますか、酒々井小のところの横断歩道橋、その辺については非常に見た目では老朽化しているように見えるということで、私どものほうも県とか、それから酒々井にそこに出張所がございます。それからまた、千葉の支社といいますか、そこにも行ってお話は申し上げております。ただ、やはり国の予算の関係か知りませんが、十分でないということです。これは常々町のほうでも要請をしていきたいと思っております。若干少しいじくってくれたような気配もあるんですが、何か余り目立たないというのもあります。
  それから、いわゆる自主防災組織、この辺につきましては広報でということで、例えば広報紙の中でそういう自主防災組織の紹介みたいな、活動しているやつをちょっと載せていただくとか、そういうことを町はしていこうかなと思って、大体町としていろいろなことをやっていこうとするのは表紙をめくった次の2ページ、3ページになるかどうかわかりませんが、そこに主要なものを載せていっているわけですが、その辺で取り上げていきたいなと、こう思っております。
  以上です。
議長(越川廣司君) 学校教育課長、齋藤喜一君。
学校教育課長(齋藤喜一君) 学校教育課長の齋藤です。よろしくお願いします。私のほうからは、学校教育についての2点についてお答えします。
  まず、1つはわざの危険対策についてということでございますが、学習指導要領の解説に盛り込まれている柔道のわざは6種類ございます。その中で特に基本的なわざを中心に練習をするということで、例えば体落としとか大腰というような受け身のとりやすいわざについて練習をすると。後ろに倒れるような大外刈りみたいな、そういうわざについては指導から除外するという計画でおります。
  2点目のヘッドギアの導入につきましては、目下その予定はございませんが、必要に応じて検討してまいりたいと思います。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 社会教育課長、濱野敏幸君。
社会教育課長(濱野敏幸君) 社会教育課長の濱野でございます。よろしくお願いいたします。
  本佐倉城跡の遠足の計画があるかとのご質問でございますけれども、現在は行われておりませんけれども、ご意見を参考にさせていただきたいと思っております。
  なお、本佐倉城跡の見学会につきましては、毎年10月に実施しております酒々井町史跡ウォーキング、3月に町と佐倉市の共同で開催しております本佐倉城跡見学会、そのほか酒々井町ふるさとガイドの会では7月、8月、10月、1月、2月の夏、冬、それから史跡ウォーキングのある月を除く毎月第4土曜日に定期見学会を行っているほかに、希望者には随時ガイドを行っているところでございますので、これらを活用していただければというふうに考えております。よろしくお願いします。
議長(越川廣司君) 1番議員、金塚学君。
1番(金塚 学君) 詳細な面までご答弁をいただきまして、ありがとうございました。検討課題も多少お聞きしましたので、ぜひ執行部の皆さんで検討していただいてお進めをいただければと思います。
  3回目のちょっと質問というか、お聞きしたいことがありましたので、ちょっと忘れていた部分もあったんですけど、まず酒々井町防災計画というか、防災対策なんですけども、酒々井町防災会議条例というのが定められていますが、防災計画を定める際には招集して、またもしくは今回のような大規模災害があった場合には検討する場となっているそうですが、もし今回招集されたのあればいつごろ招集されたのか、それからそのときの、国の問題ではありませんが、議事録等は残っているのかどうかお聞きしたいと思います。
  もう一つ、さっきの町の活性化についてなんですけども、ちょっと教育長にお伺いしたいんですが、本佐倉城イメージキャラクターの勝っタネ!くんがございますけども、このすばらしいキャラクター、僕も気に入って、昨年はうちわなど使わせていただきましたが、このキャラクターは既に教育長が就任前に決まっていたものだと思いますが、正直4月に就任された際勝っタネ!くんを見て最初に思ったイメージ、これはどのようなイメージだったか、それから今後その勝っタネ!くんをどのように活用していきたいのか、もしあればお聞きさせていただければと思います。よろしくお願いします。
議長(越川廣司君) 教育長、東條三枝子さん。
教育長(東條三枝子君) 勝っタネ!くんを初めて見た印象ということで、いわゆるさまざまな自治体がゆるキャラと言われているものをさまざま出しているわけですけれども、それとは一線を画していて、非常に個性的なすばらしいキャラクターだなというふうに感じました。
  今後の活用ということでございますけれども、それを登録するための予算も24年度に計上もしておりますし、今後もそれを活用して広く推進していきたいと、また本佐倉城をさらに多くの人に知っていただけるようにしていきたいというふうに考えております。
議長(越川廣司君) 総務課長、幡谷公生君。
総務課長(幡谷公生君) 私からは、酒々井町防災会議がいつ開催されたのかというご質問に対してお答えをさせていただきたいと思います。
  酒々井町防災会議条例に基づきます酒々井町防災会議ですが、これにつきましては現在あります酒々井町地域防災計画を修正策定したときに開催をしているというふうに承知しております。したがいまして、平成11年ごろになるのかなというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) それでは、1番議員、金塚学君の一般質問が終了いたしました。
  ここでしばらく休憩をさせていただきます。
                                (午前10時19分)

議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
                                (午前10時31分)

           那 須 光 男 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に2番議員、那須光男君。
               〔2番 那須光男君登壇〕
2番(那須光男君) 一般質問の3番手として私那須が質問いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
  質問に入る前に、大変おわびかたがた申しわけございませんが、質問通告書の(5)、電力の(5)について一部訂正させていただきます。(5)では、通告書ではペットボトルの回収協力報奨金約250万円となっておりますが、私再度調べたところ、正式にはペットボトル回収業務等約160万円と訂正をお願いしたいと思います。
  では、一般質問に入らせていただきます。最近の新聞、テレビの報道は、電力の不足だとか電力料金の大幅な値上げだとか、電力の問題が重点的に取り上げられておりますけど、そういう観点から、町の財政にも大きな影響力はあるということで、以下電力については6項について質問させていただきます。
  東京電力は大口利用者の電気料金を17%値上げしようとしていますが、当町において現在支払っている料金の額と17%値上げした場合の東電からの説明を受けている値上げ額についてお聞かせください。
  2点目は、先月2月14日の臨時議会で小中学校のエアコン設置の補正予算3億1,951万円が全会一致で可決されましたが、この工事完了の時期にもよりますが、エアコンの電気料金は一体全体どのように積算しているのか金額を示していただきたいと思います。
  3点目は、東京電力福島第一原発の大事故以降、電力が逼迫する一方で、代替措置としての火力発電に大きく依存してきています。その結果、この燃料費が相当高くなっているために化石燃料がずっと値上がり傾向が続いておりまして、電気料金を大きく押し上げようとしています。そこで、町所有の施設に太陽光パネルを設置する考えがないか、町長の考えをお聞きします。
  4点目は、現在佐倉市、酒々井町清掃組合の焼却施設で焼却発電を行っているのか、もし行っているのであればその発電量及びその使途、売電しているのか、あるいは他の施設に賄っているのか、それを伺います。
  5番目に、配付の新聞記事、既に町長以下担当課には配付してありますけど、これ大変記事としては古いものですが、現在町はペットボトルの回収等業務金として22年度で約160万円を支出しています。協力してくださっている各店の負担も大変大きいとお聞きしています。ペットボトルのリサイクルをやめて焼却し、発電、売電することにはリサイクル運動に熱心な町民の方からは大変異論も大きいと思いますが、町として時間をかけて議論してはどうか、町長のお考えをお聞かせください。
  6点目のクールビズについて、昨年は私当選した後すぐ直ちに実施すべきということで申し上げたんですが、昨年は実施させず、6月からでした。しかし、この猛暑続きの傾向、あるいは電力不足の傾向からもぜひ今年度は5月からクールビズを実施していただきたい。町長のお考えをお聞きします。
  2つ目に、放射能の問題についてですが、1項めとして、昨年12月20、22日の両日実施された町内公共施設等放射線量一斉測定の結果、公共施設で21カ所、通学路で2カ所、計23カ所で0.23マイクロシーベルトを超えた箇所があったと、このように報告されています。しかし、本年1月10、11日の再測定の結果では23カ所いずれも0.23以下になったという理由についてどう考えているのかお聞かせいただきたいと思います。
  3つ目は、一斉測定はミリオンテクノロジー社製を、再測定には日立アロカ製を使用した理由についてぜひお聞かせください。
  4点目は、測定の結果すべての箇所で0.23マイクロシーベルト以下だったので、町内公共施設等一斉測定は今回限りということなのか、町長のお考えをお聞かせください。
  5点目、放射線測定器貸し出し件数について報告をお願いいたします。
  以上が私の1回目の質問であります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、2番議員、那須議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えをいたします。
  1点目の電力についてのご質問ですが、東京電力からの説明では、平成24年4月1日から契約電力50キロワット以上の事務所や工場、店舗など大型施設が値上げの対象とのことであり、平均約17%値上げするとの報告を受けております。また、東京電力から2月初旬に契約電力及び使用電力量等をもとに値上げ額の概算額を試算した電気料金比較表が各施設あてに送付されてきております。
  次に、町所有の施設で太陽光パネルの設置する考えがないかとのご質問でございますが、太陽光発電は、太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電であり、蓄電池を組み込んだ太陽光パネルの公共施設への整備につきましては、電気料金の削減や災害時において非常用電源として活用できるものと思われます。しかしながら、技術開発の推進とともに設備の寿命や性能の向上が期待されており、さらに設置費や維持管理費も安価になるものと思われます。こうした状況をよく見きわめながら、過大投資とならないよう慎重に検討してまいりたいと考えております。
  2点目の放射能問題についてのご質問ですが、昨年12月に実施した町内公共施設等の一斉測定の結果、基準値の0.23マイクロシーベルトを超えた施設及び通学路で、1月の再測定の結果、すべての箇所で0.23マイクロシーベルト以下となった理由とのご質問でございますが、数値が低減された要因を特定するのは難しいところでありますが、先に行政報告いたしましたとおり、自然的要因のほか、馬橋地区の中之尾余南、北公園においては樹木の剪定や清掃等が行われたことも低減の一因ではないかと考えております。
  次に、町内公共施設等放射線量一斉測定は今回限りかとのご質問でございますが、今後も定点観測を実施するとともに、継続して子供が多く利用する保育園、幼稚園、小中学校及び公園などの施設を優先的に実施してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 財政課長、櫻井照嘉君。
財政課長(櫻井照嘉君) 財政課長の櫻井でございます。よろしくお願いします。私からは、町の電気料金と東京電力からの値上げ額についてお答え申し上げます。
  当町において今回の電気料金の値上げ対象施設は、役場庁舎ほか7施設が対象となります。この8施設の平成23年度の電気料金の決算見込額は5,681万6,000円で、東京電力が試算した増額分は646万2,000円の増額となる見込みでありますので、約11.4%の値上げになるものと想定されております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから小中学校のエアコン設置に伴う電気料についてお答えさせていただきます。
  小中学校へのエアコン設置に伴う電気料金に関するご質問ですが、エアコンを設置することにより電気料金の増加が見込まれます。小中学校へのエアコン設置が完了している自治体に確認したところ、町内の小中学校と電気料金が同程度の学校では、エアコン設置前の平成21年度の電気料金と設置後の平成22年度の電気料金を比較すると、平成22年の記録的な猛暑による影響もあると考えられますが、14から35%増になっています。エアコンの使用方法を工夫することにより電気料金の増加を20%とすると、小中学校の電気料金は、平成23年度決算見込額が937万8,000円ですので、エアコンの設置により187万6,000円の増になります。
  今後、運転期間や設定温度などを定めたエアコン運用基準を設け、さらに節電に心がけるなど、適切な利用を小中学校へ指導していきたいと考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) 生活環境課長、越川光司君。
生活環境課長(越川光司君) 生活環境課長の越川でございます。それでは、私からは1番目の電力についての4点目、5点目及び放射能についての2点目、3点目、5点目についてご答弁を申し上げます。
  佐倉市、酒々井町清掃組合では、ごみを焼却する際に発生する余熱を利用して発電を行っております。発電電力量は、平成22年度実績で年間1,280万4,180キロワットアワーです。発電電力は事務所や焼却施設など組合内の全施設に供給しております。また、余剰電力は東京電力に売電し、平成22年度は108万1,080キロワットアワー、金額で申し上げますと1,038万6,728円の収入を得たとの報告を受けております。
  次に、ペットボトルの回収につきましては、容器包装リサイクル法に基づき、一般廃棄物の減量及び資源の有効利用を目的に実施している事業で、現在タイヨー酒々井店、ナリタヤ酒々井店、大谷屋酒店東酒々井店の3店舗にご協力をお願いしております。
  ご質問のペットボトルを焼却し、発電、売電をしてはどうかということですが、確かにペットボトルを焼却することで高い熱量を得ることができるとの見解もあるようですが、定着しつつあるごみの減量化及び廃棄物循環型のリサイクル社会を形成するためには容器包装廃棄物の発生抑制、再利用の推進が重要課題と考えていますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
  また、なお22年度160万という金額をさっき訂正されておりましたけども、これにつきましては、まずそれぞれの協力いただいたペットボトルを収集いたすわけです。それの収集業務、それに係る費用、またそれを中間処理施設のところに運びまして、ここで圧縮こん包いたします。そういったものに係る経費の160万でございます。そして、協力いただいた3店舗につきましては無報酬で協力をいただいているものですので、ご理解お願いいたしたいと思います。
  続きまして、放射能のほうでございますが、まず2点目でございますが、一斉測定時に基準値を超えた場所と数値及び再測定の数値をなぜ公表しないかとのご質問ですが、酒々井町高放射線量低減対策対応方針で、地表から50センチメートルの高さの空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルトを超える数値を示す箇所があった場合は詳細調査を実施することを規定しております。この詳細調査による再測定の結果、対象箇所すべてにおいて基準値未満であったことから、一斉測定時の数値は一時的なもので継続性はないと判断し、再測定の実数値を公表したものでございます。なお、一斉測定時の数値の問い合わせにつきましては、その都度お答えを申し上げております。
  続きまして、3番目でございますが、一斉測定時に使用したミリオンテクノロジー社製を再測定時に日立アロカ製を使用した理由とのご質問ですが、ただいま申し上げました低減対策対応方針の7で地表から50センチメートルの高さの空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルトを超える数値を示した箇所において詳細調査をすることとしております。当町が現在使用していますミリオンテクノロジー社製RDS―30は簡易測定器で、一方、千葉県の日立アロカ製シンチレーションサーベイメータは独立行政法人放射線医学総合研究所等の専門機関が用いている機器であることから、詳細調査時に千葉県の機器を使用し再測定したものでございます。
  次に、放射線測定器の貸し出し件数についてのご質問ですが、12月が24件、1月が24件、2月が9件の2月末で計57件でございます。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 総務担当参事、遠藤泉君。
総務担当参事(遠藤 泉君) 総務担当参事の遠藤でございます。クールビズにつきましてお答えさせていただきます。
  クールビズについては、温室効果ガス削減のため、夏のエアコンの温度設定を28度Cにすることに伴い、職場の事務環境対策を目的として衣服の軽装化を6月から9月までの4カ月間実施しているものでございます。
  本年度については、東日本大震災とそれに伴って起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故等による東日本全体の電力不足が想定されたことから、国等では5月から10月までと1カ月前倒し、延長の措置をとったため、当町におきましても、開始は例年同様としたものの、期間を1カ月延長し10月までといたしました。
  今後も電力不足の状況や他団体の実施状況等を考慮し、実施期間の前倒しや延長について柔軟な対応をとりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 2番議員、那須光男君。
2番(那須光男君) それでは、2回目の質問に入らさせていただきますが、最初に放射線の問題から入りたいんですが、ニューしすいによると、これです。ニューしすいの2月号の2ページに示されておりますけど、「特に雨水等の集まる排水溝や側溝などについて、適正な機能管理に努めていきます」となっているんですが、この一斉測定では側溝や排水溝について調査された、計測されたのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
  次に、臨時放射線情報や広報では側溝、雨どいなど局所的に高線量を示す箇所の存在が考えられると初めから断定されて、しかもそれを測定したというふうに書いていない、ニューしすいでは書いていないというのは、雨どいとか側溝のところは調査していないというふうに読むべきなのか、そこを明快にお答えいただきたいと思います。
  それから、0.23を超えた箇所が23カ所あった。計測器をかえてやったら全部軒並み0.23以下におさまったと。それだけで済むのかという問題があると思うんですよ。確かに高いところが下がったという場合もあるでしょうけど、低いところが上がる可能性だってあるわけじゃないですか。その23カ所だけ調べて、0.23以下になったから、すべて万々歳だというような書き方をされると非常に町民としては納得いかないと思うんですよ。先ほどの答弁では、この情報では、臨時情報では50センチのところで0.23を超えたということをおっしゃったのか、1メートルで0.23を超えた場合だけを指すのかよくわからなかったんですけど、いずれ50センチであろうと、1メートルであろうと0.23を超えたということは事実なわけですから、それを2回目はかったから、もうそれで解決だという、そこが町民はわからないと思うんですよ。1月にやった。2月は全然やっていない。3月になっても全然再測定していないわけでしょう。そういう姿勢を見ると、もう1月の再測定で0.23を超えたから、もうそれですべて終わりだとしか見えないんですよ。今後も引き続きやりますなんて言っているけど、引き続きやるということは最低限1カ月に1回は再測定していくべきなんじゃないでしょうか。私はそう思いますが、ぜひその辺はお答えいただきたいと思います。
  それと、町民の皆様には配られておりませんけど、我々議員に配られた行政報告によると、自然的な要因が考えられるとこれ書いているわけです。自然的要因とは何か明快に答えてください。
  それから、一部の公園、先ほど申された公園でしょうけど、ついては年間管理業務の実施中だったから、再測定のときには終わっていたから下がったというような印象で書かれておりますが、その年間管理業務というのは一体何なのか明快にご答弁いただきたいと思います。
  そこのその下に樹木の剪定や除草が放射線量を低減させた一因ではないかと思われると言っているだけですよ。思われると言っているだけで決定的な要因とは書かれていないわけです。それじゃ、この樹木の剪定したものや除草した雑草はどこへ持っていったんでしょうか。それをお答えいただきたいと思います。
  それと、計57件の町の計測器の貸し出しがあったというふうにお答えいただきましたけど、私も何回かお借りしていますけど、返すときに報告書を書かされるわけです。2カ所書く、どことどこを幾らだったかという報告書を書かされるんですが、私ばかりじゃなくて0.23を超えたところはほかの人も言っているんですよ。0.23超えたところいっぱいあると。それを報告しているんだけど、その報告に対してどのような対応したのかぜひお聞かせいただきたいと思います。
  それから次、電力の問題に入りますけど、先ほど町長はまだ様子を見ていれば太陽光パネルも安くなる、それで電池のシステムもよくなるというふうな意味のご答弁をされましたけど、日々刻々と電力料金が上がっていくということはもう目に見えているわけだから、ぜひ早目に設置するということが私は今求められているんではないかと思うんです。ここに新聞がありますけど、保育園で既にもう自らパネルをつけてやっているところあるわけです。それで、町長は今のはまだ開発途上だから余り性能はよくないなんて言っていますけど、そういう保育園でもこの1号機をつけたために、この売り上げ等の節電の部分で2号機、3号機が買えているといって書いてあるんですよ。だから、私の主張は、小学校、中学校、それから保育園というのは休日が多いのと夜間は使わないと、夏休みあって、春休みあって、冬休みあるとその間はほとんどが売電に回されるということでなっているわけですから、普通の家庭より全然効果が大きいと思うんですけど、そういう点を踏まえてぜひ早急に最低限3つの小中校と2つの保育園にはぜひ今年度中に補正予算を組んででも設置するべきではないかと思います。なおかつそのことによってこういうモニターがついてくるんですけど、これはすごく性能がよくて、1日の発電量、1週間の発電量、1カ月の発電量、1年間の発電量、全部モニターに出てくるわけです。これを見ることによって家庭の人も、あるいは小中学校の人もいかに自然エネルギーが大切なのか、重要なのかということをわかるわけで、小中学校の学力、それから自然に対する考え方にも大きく寄与できると思うので、ぜひもう一度町長に24年度中に何とか設置をするよう取り組んでいただきたいというふうに思っております。
  以上、2回目の質問を終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 私からは、太陽光発電ということでお答えをさせていただきます。
  学校に太陽光発電をつけてという事例が鋸南町であります。これは先生方がいる職員室、これが防災とか避難のときにそのいわゆる中心的なあれになるということで設置した例がございまして、これは大体二千五、六百万かかっております。ですから、教室全部賄う云々ということではなくて、その程度でそのくらいかかるということでございますので、その辺も含めて町のほうでは慎重に検討しているということでございます。そういうことで回答とさせていただきます。
議長(越川廣司君) 生活環境課長、越川光司君。
生活環境課長(越川光司君) それでは、生活環境課長の越川でございます。8点のご質問をいただいたと思いますので。
  まず、この一斉測定がどういうものかというと、おっしゃるとおり比較的そういう雨どいとか、各施設とも全部そういうところを、局所的なものを測定したものでございます。ですから、2番目のものについても同じですから、そういった各施設でそういったことが高くなることが考えられそうなところをそれぞれそういう局所的なことを測定いたしました。
  それから、計器をかえてこれで終わりかということでございますが、先ほども町長がご答弁申し上げましたが、今後とも子供の使う施設等を中心に測定をしていくと。また、これにつきましては1月に再測定をした際は、先ほど申しましたように県の専門的な機械を用いましたものですから、2月にかけて、大変期間かかりましたが、再度測定をしてございます。これについては、町の機械、県の機械、双方で測定をしてございます。これについても結果を申し上げますと、いずれも超えておりません。ただ、これは1度それぞれの機械だったものですから、まだ今取りまとめている最中でございますので、また公表の時期等は今後検討させていただきたい、そのように考えております。
  また、先ほど50センチでも1メートルも0.23ということに申し上げておりましたけれども、基本的に50センチで0.23としております。それは、50センチのほうが当然1メートルよりも高い数値が通常的に考えられ……とれば、高い数値があるのであれば出るということですから、50センチで0.23ということでございます。
  それから、行政報告で自然的要因とは何かということでございますが、これは原子力災害対策本部が出している基本方針の中でこのようにされているわけです。年間1ミリシーベルト以下の地域というのは、放射性物質の物理的減衰及び風雨などの自然要因などによる減衰を勘案すると。そうすると、市町村単位での除染は必要のない水準ですよという一つの基本方針を出しております。ですから、何かといえばやっぱり風雨とかそういったものによる、自然要因とはそういうものでございます。
  次に、樹木、これにつきましては実際測定をして、定点測定もずっとしております。また、今回の103カ所及び通学路については先ほど申しましたように局所的なものやったものでございまして、それがなぜじゃ下がったかということについては、その原因を特定するのは非常に難しいと考えます。ただ、先ほど言いましたように、ガイドラインなんかでありますと、そういったところについては通常の清掃をやることで低減できる、また先ほどの自然要因とはまた別に清掃あるいは樹木の剪定等が効果があるというふうにうたっているものでございまして、これについては当然その基準値以下のものでございましたので、それについてやったことが、年間の管理業務の中でやったことも一つの要因ではないかということに推測をされるということでございます。
  それから、貸し出しにつきまして、返すときに報告書って、これ義務づけているものじゃなくて、皆さんに貸し出しをしておりますものは皆さんの身近な放射線量をある程度目安として見ていただくというもので貸し出しを申し上げているもので、どういった状況があるかご報告をいただければありがたいということでご協力をいただいているものでございます。
  以上でございます。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
生活環境課長(越川光司君) 今申しましたように、測定器の貸し出しは個々に貸してあるものでございまして、公共的な施設のところがあるのであればそういった再測定をいたしますが、各個人のお宅のものについては、それは参考としていただいているにとどめております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) よろしいですか。いいですか。
  2番議員、那須光男君。
2番(那須光男君) 3回目の質問に入らせていただきますが、文科省の平成23年10月21日に出された福島県以外のところで標準値を、標準値といいますか、周辺より高いところの結果が出た場合は文科省に報告をお願いしますというこれ通達が出ていると思うんですけど、私はこれ非常に町のやり方おかしいと思うんですけど、文科省が言っているのは1メートルの高さで0.23を超えるようなところがあったら文科省に報告しなさいと言っているのに、1メートルのところははかっていないというのはおかしいと思うんですよね、はっきり言って。事実、一斉測定のとき50センチしかやっていないわけでしょう。50センチで0.23を超えた場合は、本来は報告しなきゃいけないんだけど、文科省は1メートルだからということで逃げているんじゃないんですか、これは。文科省のお願いを無視するためにわざわざ50センチしかはかっていないということになるんじゃないですか。その辺ぜひ明快にご答弁いただきたいと思います。
  先ほど町民が貸し出しを受けて報告するのは義務じゃねえということ言っているんだけど、だれも借りる人は義務だと思っているから書いているんじゃないんですか。それを書かせておいて、0.23を超えるところを私のところに報告してくる人も三、四人いますよ。0.23超えているところがあると。それを任意だからとかそういうことで、実際側溝や雨どいのところを報告されたときに、なぜ役場として、生活環境課としてどうして再測定しないのか、私はこれ傍聴している方も納得いかないと思うんですよね。そこをもう一度お聞かせいただきたいと思うんですから、要するに放射能というのは、我々原爆を受けた国だけど、わからないところいっぱいあるわけですよ。下がったからって一喜一憂していないで、それはどこかへ動いているだけの話で、全体は半減期が8年とか30年と言われているものがそんなに急激に下がるわけないわけですよ。ただ放射能が移動しているだけなんですよ。車の通行によって移動するだとか、風によって移動するだとか、雨によって川に流れるとか。そういう程度のものを1回再測定したからもうこれでいいんだと断定するのには余りにも私は納得できない。私だけではないと思いますけど、その点をぜひご答弁いただきたいと思っています。
  次に、町長は今検討されているということをおっしゃったんですが、そのとおりでよろしいでしょうか。太陽光パネルね。やっぱり検討されているんじゃなくて先進的に取り組んでいるところを、さっき鋸南町の学校のことを私も知っています。あそこは避難場所だから、太陽光パネルをつけて蓄電池に充電しておいて、それで災害の3.11のときにそれで職員室の光が停電にならなくて済んだという記事読んでいますよ。それ朝日新聞に出たんですが、私も知っていますよ。まさに今一刻も早く取り組むという姿勢がないとおかしいと思うんですよね。日本であちこち今そういう取り組みをしていますけど、これ2月20日付の読売新聞に梼原なんていうところはもう何十年前から自分のところの発電で地域のエネルギーを賄おうと、そういう取り組みをしているわけです。せんだってのNHKの7時半からの番組でも、東京都の国立市は3.11後、もうこれは電力絶対上がるということ読んで、市の21施設をPPS、特定規模電気事業者に切りかえたと。契約を。大きな経費の節減ができたと。残りも全部やりたいと思ってその会社に言ったところ、もう今引っ張りだこで、当然契約なんかできませんというぐらい日本全国で今このPPSに切りかえているところがあるわけですから、そういう先進的なところをもっと見て、一刻も早く最低限3つの学校、2つの保育園について太陽光パネルを設置すべきだと。そして、そのことが園児のエネルギーに対する考え方に大きく寄与してきますし、ましてや小中学生には本当に今までエネルギーを無駄遣いしてきたということがよく理解されるように、教育的見地も相当貢献すると思いますので、その点重ねて町長にご答弁をいただきたいと思っています。
  最後に、庁舎の問題ですけど、庁舎が一番電気使っているんじゃないかと思うんですけど、庁舎については25年度に耐震化工事をするわけですから、そのときにはぜひこの庁舎に太陽光パネルをつけて、学校と同じように昼間しかほとんど使わないわけですから、夜間は保守点検、機種のあれのために使っていると、スタンバイ電気を使っていると思うんですけど、そういうことも含めてぜひ、庁舎についても25年にエレベーターもつけるわけですから、今度、そういうことも兼ねて経費節減のためにもぜひ庁舎にも太陽光パネルをつけるよう今から検討していただきたいということをもって3回目の質問を終わらせていただきます。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 町のほうでも当然PPSについては検討をいたしました。残念ながら酒々井はだめであったということでございます。新聞記事にもありますが、千葉市でも電力入札不調ということで、もともとPPS自体が非常に容量が少ないというところに希望者が殺到している中で、やはり早急に手当てをしたところがなかなか都合ついたところもあるようでございますが、そういうのが実態でございます。それからまた、いずれにしましても太陽光等につきましては町といたしましても総合的に検討いたしまして、何せ初期投資もかなりかかりますので、その辺を優先順位をつけてやっていくという話になろうかと思います。そういうことで答弁にかえさせていただきます。
  以上です。
議長(越川廣司君) 生活環境課長、越川光司君。
生活環境課長(越川光司君) 生活環境課長の越川でございます。
  それでは、50センチだけはかったのかということでございますが、これ全箇所50センチ、1メートルはかってございます。ただ、2月の見ていただいたとおり大変詳細に載せましたことから、紙面の都合上1メーターは載せてございません。ただ、これについてはいつでもおいでいただければお見せできるし、公表できますので、お願いいたします。
  また、先ほどおっしゃっていました福島県以外の地域における周辺より放射線の高い箇所への対応についてということで、これについては、議員がおっしゃっていたのは文部科学省原子力災害対策支援本部が出した対応についてのご質問かと思います。これについて言っていますのは、そういう局所的な箇所を周辺より0.23ではなくて1マイクロシーベルトです。ですから、周辺が当町は平面的といいますか、ところでは0.23を超えておりませんが、そういう局所においてはその周辺よりもなおかつ1マイクロシーベルト以上高い場合には連絡をしろと。ですから、毎回はかっているものが0.14であれば1.14、そういう数値が出た場合には文科省へ報告をしろと、そういうふうになっているものでございます。そして、当町の対応方針については、それの4分の1以下の0.23という基準を設けております。ですから、はかった箇所においてこれよりはるかに下でございます。それで、それは各公共施設のものについて0.23としておりますが、ですから各ご自宅でのものについては国の指針の1マイクロシーベルト以上ということでよろしいかと思います。これを超えた場合にはやはり簡単な清掃や何かをしろという、そういうお話をさせていただく予定をしておりますけれども、今のところその周辺より1マイクロシーベルト出たという報告は受けておりません。
  それから、再測定1回だけでなく、納得できないとおっしゃっていましたけれども、ですから1月に再測定をして、2月に再々測定をしてございます。これにつきましては、町の機械と県の機械と50センチ、1メートルそれぞれはかってございますので、これについては先ほど申し上げましたように状況見て公表してまいりたいと、そのように考えています。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 民生担当参事、矢部雄幸君。
民生担当参事(矢部雄幸君) 矢部でございます。よろしくお願いいたします。
  先ほど放射能の関係でございますけども、やり足りていないんではないかというご質問ございました。ただ、私どもも今回の一斉測定に当たりましては全課から応援態勢を募ってやっている状況でございます。それをご理解いただきたいと思います。その中で今後やっていくわけでございますけども、限られた職員の中でそれを計画的にやりながら進めていくと。ですから、一斉に全部、前回は103カ所プラス通学路二十数カ所やってございます。これを全部一気にやるということはなかなか、何回もやることできませんので、計画的にやっていきたいというふうに考えてございます。
  それと、今後ですけども、これは国、県の車載搭載されました測定器を使いまして、これを車での測定も実施してまいります。そういうこともございます。
  それと、先ほど1メートルをはかっていない、広報に載っていないということでございますけども、これはホームページでは1メーター載せてございますので、よろしくお願いいたします。
議長(越川廣司君) それでは、2番議員、那須光男君の一般質問が終了いたしました。

           内 海 和 雄 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に7番議員、内海和雄君。
               〔7番 内海和雄君登壇〕
7番(内海和雄君) 7番議員の内海でございます。ただいまから一般質問をさせていただきます。
  最初に、南部開発についてお伺いいたします。まず、(仮称)酒々井インターチェンジでございますけれども、これは計画どおり25年4月に開設できるものというふうに工事は進んでおるのかお聞きします。あわせまして、チェルシージャパンの進出も計画どおり進出するのか、あわせてお伺いしたいと思います。
  それと、そのインターチェンジの工事とあわせて、今県、町の関連事業といいますか、アクセス道路を進めておるわけでございますけれども、私の感じているところでは、どうもこの工事は4月まで間に合うのかなというふうに心配している一人でございます。どう見ても来年の5月、4月ですか、開設ということであれば、この道路についてももうこの12月あたりがある程度めどというんですか、目安ですか、線形というのがきれいにできていないと無理なんじゃないかなと、私はそういうふうに思っているのですけども、私の心配だけで済めばいいんですけども、その辺の計画は、県、町のアクセス関係は計画どおり進んでいるのか。特に私はいまだ296の交差点あるいは県道富里・酒々井線との交差点改良についても全く、特に富里・酒々井線については、話に聞きますとまだ用地買収も終わっていないというようなお話も聞いていまして、それで来年の4月までに間に合うのかと非常に心配しているところでございますけれども、その辺の町のほうの考えをちょっとはっきりと明確にお知らせしていただきたいと思います。
  その工事とあわせまして今インターの下のカルバートを設置した町道3B―012号線も、これも当然インターも整備、カルバートも整備したわけですから、この道路についても、ただあのまま道路補修ということじゃなくて新たに整備すべきだと思うんですけれども、その点もお伺いしたいと思います。
  それから、当然地元対策として、この南部開発については地元とも最初からもう約束もしてあります。地元対策としてのインフラ整備計画、これについても来年の4月にチェルシーが進出するともう決まっているということであれば、地元対策についても当然そのインフラ整備等約束しておるわけですから、これが計画が来年度から計画するよということではちょっとおかしな話だと思いますので、この整備計画についてもできるものからもう確実に実行していっていただきたいというふうに思っています。
  それとまた、町道02―012号線、これについても今工事に使っておるわけでございますけれども、これについてもチェルシーがオープンするということであれば同時にこれも道路もちゃんときちっと整備しないと非常におかしな問題になるんじゃないかと。まだそのチェルシーが進出した後にこの工事をやるということであれば交通量も多くなって、非常に工事も大変な工事になってくるんじゃないかという観点からも、この道路も一斉に行うべきだというふうに思いますけれども、町の考えをお伺いします。
  それから、5点目の移転家屋の合併浄化槽設置についてということでございますけれども、今回の地元の移転の家屋があるわけですけれども、下水についてはもう現在その移転家屋の近くには本管は通っておるわけでございますけれども、この本管が使えないということで、移転の各家屋は合併浄化槽で全部処理するということで、すぐわきに下水道の本管が通っているのに流せないということでございます。聞くところによりますと、下水の流末のほうの工事がまだ終了していないので使えないということだそうです。そういうことから合併浄化槽設置ということであれば、町の合併浄化槽に対する補助もあるわけです。たしか当然要綱では下水道計画がある地域には合併浄化槽の補助はできないんですけれども、この場合は特別な措置としてやっぱりそれ適用してやるべきじゃないかと私は思うんですけれども、その辺の町の考え方をお聞きしたいと思います。
  次に、2番目の子育て支援についてですけれども、各保護者につきましては保育園、幼稚園、小中学校に係る経費等負担しているといいますか、そういうことで保護者の経済的負担の軽減を図るために新たな施策が必要と思いますけれども、その必要性といいますか、まずお聞きしたいのは、保護者の負担というものは、保育園、幼稚園、小中学校に係る経費というものはどのくらいの金額になるのか、まずその1点を教えていただきたいというふうに思います。
  特に私は、保育園については階層制によっていろいろ保育料の金額が違うんですけれども、もしできましたら例として、いろいろ層がありますから、所得300万の家庭で2歳の保育園児については保育料どのくらいになるのか参考までに教えていただければと思います。
  次に、3番目の平成24年度予算についてですけれども、平成24年度予算についてはなかなかきめ細かに編成されていると思いまして、大変評価するものでございます。しかし、私から見て特に重点施策といいますか、何か重点項目といいますか、そういうのがどういうものなのかなというの私ちょっと見えなかったもんですから、その辺についてお伺いしたいと。
  また、教育費については、その中でも特にどのような点に重点を置いて編成されたのかをお伺いいたしまして1回目の質問を終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、7番議員、内海議員からは3点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
  1点目の南部開発についてのご質問でありますが、インターチェンジの開設につきましては、現在関係機関で工程調整を図りながら鋭意工事を進めているところであります。3月6日には東関東自動車道の佐倉インターチェンジから成田インターチェンジの夜間通行どめを行い、Cランプ橋の架設及び第1高松橋の撤去を実施いたしました。引き続き平成24年度末の供用に向けて工事を進めてまいりますと県から伺っております。
  次に、チェルシージャパン株式会社のオープン時期についてのご質問でありますが、チェルシージャパン株式会社に確認をいたしましたところ、平成24年4月に都市再生機構から土地の引き渡しを受けた後、直ちに着工できるよう準備を行っており、平成25年春の開業を予定して計画を進めているとのことであります。なお、プレスリリースにつきましては、平成24年、今年の4月中に行う予定と聞いております。
  町では、現在、幼稚園や小中学校の児童生徒の保護者の経済的負担の軽減を図るため、私立幼稚園就園奨励費補助金や就学援助費の支給、スクールバスの運行、中学校への部活動補助金の支給、子供の医療費助成、子ども手当の支給などを行っているところであります。さらに、平成24年度当初予算案に子ども医療費の助成対象年齢の拡大や私立幼稚園就園奨励費の補助単価の増額を計上するなど、現行制度の維持、拡充に努めてまいりたいと考えております。
  3点目の24年度予算における重点施策についてのご質問でございますが、平成24年度からスタートする第5次総合計画による6つの基本目標と、さらに大きな視点でとらえた安全・安心、魅力、健康の3つのテーマにより自立したまちを目指すものであります。
  安全・安心づくりでは、防災拠点となります役場庁舎の耐震工事等のための設計を行います。また、木造戸建て住宅への耐震診断及び耐震改修工事費用の補助事業を行います。高齢者支援への充実としては、高齢者世帯に対する救急医療情報キットの配付事業を行うなど、きめ細かに対応してまいります。
  魅力づくりでは、子育て支援の充実として、医療費の自己負担額の助成事業を中学生の入院まで拡大を図ります。まちの顔づくり推進事業としては、旧酒々井宿を酒々井町の顔として保存整備を行います。また、酒々井ブランドの推進及びマスコットキャラクターの作成による町のイメージアップを図ります。
  健康づくりでは、予防接種事業として、ヒブ、小児肺炎球菌、子宮頸がんへの無料接種の継続、高齢者に対するインフルエンザ接種費用の助成額を増額します。また、新たに不育症治療費に対する助成事業を行うなど、子供からお年寄りまでの健康づくりの支援に努めてまいります。
  さらに、教育費における重点でありますが、町民のだれもが歴史と文化、そして自然豊かな郷土酒々井に愛着と誇りを持ち、しなやかに健やかに生き生きと暮らすことのできるまちづくり、人づくりを目指して各種教育施策を実施する予定であります。
  学校教育関連では、国際化に対応できる人材を育成するため、新規事業としてALTの町単独雇用を新たに行い、保育園から始める英語授業や中学生の海外派遣事業など町の英語教育の充実を図ります。また、大室台小学校を拠点に地域ボランティアを活用した学校支援地域本部を設置し、地域教育力の向上を図る事業を新たに推進することといたしました。さらに、懸案事項であります酒々井小学校用地の借地についての買い取りを計画的に進めてまいります。
  なお、酒々井町単独事業としては、学校図書館機能の充実と児童生徒の図書館活用のための学校図書館支援事業、特色ある教育活動を支援するための小・中学校スクールサポート事業、教職員の特色ある教育活動支援事業を継続していきます。
  次に、生涯学習分野としては、公民館事業として町の歴史ある学習の場、青樹堂を復活させ、生涯にわたり学び続けられる環境づくりと住民参加のまちづくりを進めます。また、30年が経過している中央公民館について、より安全にお使いいただくための耐震診断を実施いたします。
  次に、歴史、文化の分野では、新規事業として、先ほども触れましたが、まちの顔づくり推進事業として、酒々井町役場入り口交差点周辺の一部地域を対象に、景観に配慮した歩行者通行帯の設置等、まち並みの保存、整備を進めてまいります。また、本佐倉城跡の入り口広場の整備やJR、京成両駅への案内看板の設置、史跡ウォーキングによる文化財や自然との触れ合い、人々の交流を引き続き深めてまいります。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
こども課長(赤地忠勝君) それでは、私のほうから保育園の保育料につきましてご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。
  まず、保育料の関係でいきますと、現在階層別に保育料を決めているわけですが、大体全体の50%ぐらいの方が保育料の段階でいきますと5階層、6階層の方で、金額に直しますと、年齢によって金額が違うわけですが、2万5,500円から5万1,800円です。それで、先ほど年収300万で2歳でどのぐらいの保育料になるかということでありますが、これにつきましては1万6,500円になります。
  以上です。
議長(越川廣司君) 生活環境課長、越川光司君。
生活環境課長(越川光司君) 生活環境課長の越川でございます。
  それでは、家屋移転の合併浄化槽についてのご質問でございますけれども、先ほど議員がおっしゃっていたとおり酒々井町高度処理型合併処理浄化槽補助金交付要綱というのございまして、これに基づいて高度処理型設置者に対して補助金を交付しております。なお、本要綱では対象区域を定めておりますけれども、補助対象というのは先ほどおっしゃったように当分の間見込まれない区域と、そういうことになってございます。私どもの現行の浄化槽の設置要綱においては特例を設けておりませんことから、現状の制度でご理解をお願いしたいと、このように思います。
  以上です。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 私のほうからは、南部開発の(2)の県、町の関連事業の進みぐあい並びに(4)の地元対策についてお答えいたします。
  まず、(2)の関連事業の進みぐあいについてのご質問ですが、県施工のインターチェンジから国道296号へ至るアクセス道路につきましては、今年度盛り土工事を実施しているところであり、来年度は盛り土の残留沈下量を確認して道路改良工事に着手する予定と県から伺っております。町の施工のアクセス道路については、平成24年度末の供用に向けて現在盛り土工を実施中で、順次次の盛り土工、のり面工、舗装工に着手していく予定です。また、県道富里・酒々井線に取りつける道路については、現在用地買収等に着手しており、今後も県と協力しながら、地元関係者や地権者の理解を得た上で、平成24年度末の供用に向けて本工事に着手していく予定です。
  次に、町道3B―012号線の整備についてのご質問ですが、このことにつきましては、まずインターチェンジの供用開始後の状況を見ながら検討していきたいと考えております。
  続きまして、(4)の地元対策についてのご質問ですが、(4)の地元対策及び町道02―012号線の整備についてのご質問ですが、インターチェンジの供用開始及び土地区画整理事業地内の進出企業の開業後に地元と話し合い、道路整備と下水道整備が二重投資とならないように整備計画を立てていくこととしております。
  なお、町道02―012号線の国道296号から東関東自動車道の区間については、インターアクセス道路の完成後、舗装修繕を行うこととしております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 7番議員、内海和雄君。
7番(内海和雄君) 再質問させていただきます。
  インターチェンジ、チェルシージャパンについても計画どおり来年の4月にはオープンできるというふうに聞きました。それでよろしいんですね。
  それから、今地元対策と道路については全部整備されてから計画するというのは、ちょっとこれ遅いんじゃないかと思うんですけど。今年度から計画してもうすぐ事業やる、少なくてもこれ、じゃ計画は25、26年度に計画するとなれば、事業始まるのはもう5年先とかになっちゃうと思うんですよ。やっぱり地元だってそういうのはもう、活動するということなら地元だって当然もう整備は進まなくちゃいけないわけですから、これは一刻も早くすべきだと思うし、もう一つ、今浄化槽ができないという、できないのはわかりますよ、この要綱では。だけど、このできない原因が、すぐそこに下水が入って、入れようと思っても入れない。当初からあそこはもうそういう計画で下水入れたわけで、入れない。その原因は、だからURか町かわかりませんよ、それは。入れない原因は。だけども、それ実際もうすぐなんてできない。本来であれば下水へ放流したいというのできなくて、あえて合併浄化槽で対応しなくちゃいけないということなんですから、これは町長特に、それは今の要綱ではできないようになっているかもしれないけど、特例か何かで設けて、要綱ですね、合併浄化槽の補助金の、そのくらいの対応してやってもこれいいんじゃないかなと思うんですけど、その辺は町長のちょっと意見をお聞きしたいと思います。
  それから、今聞いた保育料ですけど、1万6,500円というのは、2歳の園児で300万の所得の人で月1万6,500円ということの解釈でよろしいんですね。
  あと、私思うのに、いろいろ町では子育て支援、大変きめ細かくして支援していると思うんです。それには大変感謝している一人なんですけど、もう少しできれば、小学校あるいは中学校なんか修学旅行とか遠足とか行くわけです。特に中学の修学旅行とか行くのには、これは全部個人負担だと思うんですけれども、そういう費用についても町で負担もしてやってもいいんじゃないかなというふうに思うわけです。特に私はここを何で子育て支援といいますのは、若い夫婦といいますか、人たちに酒々井町に住んでいただくということは、やはり子育てだと思うんです。ですから、幼稚園、保育園も県並みあるいは普通並みという料金でやっているよというのはそれぞれわかるんですが、それを当たり前だという感じじゃなくて、酒々井町に行けば保育料も安い、また小学校、中学校で係る経費も父母負担も非常に少ないというようなことで、できればそういう酒々井町においては特に佐倉市、成田市と比較しても保育料も安い、小中学校の子育ての父母負担も安いというような、それはゼロにしなくてもいいですから、少なくても安いような方向に持っていって、酒々井町においては子育てが十分なんだというような酒々井町のイメージといいますか、そういう方向に持っていったほうがいいんじゃないかなというふうに思う、そういう観点からこの子育て支援は特に、今もしかりで、もうわかっていますよ。十分やって、町としてはもう対応していると思うんですけども、よりそれ以上にもう少し、どうせやるならもう一踏ん張りしてもらって、できれば保育料についても成田市、佐倉市よりも安く設定できるような形でひとつお願いできればという考えでございます。その辺、町長、意気込みをひとつ聞かせてください。やはり酒々井で子育てしたいというようなまちに持っていくのにはこれじゃないかなと思います。
  それとあと、教育費については簡単ですよ、こんな安い金額であれですけど、きのうも中学の卒業式参加させていただきました。教育委員会から記念品というんですか、あれが賞状挟むホルダーというんですか、あれが教育委員会から記念品として今配ったホルダーが記念品ですなんてやっていましたけど、あれは記念品というよりも、賞状についてはもう一体のものなんじゃないですかね。賞状挟むホルダーって、もらって、畳んでこうやってやっていましたけど、あれは記念品というよりも賞状については附属品というか、そんなふうに私はとれたんです。それは今ではもっとひどくて、名前わかんないんですけど、賞状入れる何ていうんですか、名前ちょっとわかんない。それを教育委員会は記念品だと言ってやっていましたけど、あれはどう見たって記念品、非常に前からそれ疑問を持っていたんですけど、その辺はひとつ改善して、私何がいいかはわかりませんけれども、ホルダーはホルダーでもうセットでいいと思うんですよ。そのほかにやっぱり、何がいいというのわかんないですけど、やっぱり卒業ですから、卒業の記念といえば何かそういう記念品差し上げたほうがいいんじゃないかなと感じましたから、その辺もひとつ教育長、もし何か思っていましたらひとつ。
  以上です。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) まず、飯積地区の道路とかその辺のインフラの関係でございますが、これは当初インターアクセスをつくる計画するときにまちづくり交付金事業ということで計画を入れておりました。しかしながら、議会の賛同が得られなかったこともありまして、まちづくり交付金事業は終了したわけでございます。そういうことで、今度また新規事業を進めるために計画を策定しながら補助者と検討していくということでございます。
  それから、合併浄化槽の対応については、これは補償内容ということで、京増課長のほうが知っておりますので、京増課長より答弁をさせます。
  それから、旅行の費用云々と、それから保育園の話と、それから記念品については内海議員からのご提案ということで受けさせていただきたい。真摯に検討はいたしますので、全然知らないということではございませんが、ひとつよろしくお願いいたします。そういうことで答弁にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
議長(越川廣司君) 産業課長、京増孝一君。
産業課長(京増孝一君) 町長からご指名いただきましたので、ご回答させていただきます。
  都市再生機構からお聞きしましたところ、合併処理浄化槽につきましては、議員からもおっしゃっていましたけど、下水道に現在のところ接続できないということでございますので、接続、撤去につきましては補償費のほうで対応しているというふうにお聞きしております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 7番議員、内海和雄君。
7番(内海和雄君) 今の合併浄化槽のちょっと今聞いたところ、設置費を補償するということ、それと今接続費を補償するんだか、ちょっと聞こえたんですけど、私の聞いたのでは、これ聞き違いかどうかわかんないですけど、地元に聞いたのにはその補償費はないというふうに聞いていましたから、あえて今、じゃ補助金ということだって、もしそういう補償が出たら私は必要ないと思います。その辺、じゃはっきり後でしておいてください。
  終わります。
議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、神保弘之君。
経済建設担当参事(神保弘之君) ただいまの合併浄化槽の件でございますけれども、この合併浄化槽につきましては、公共下水道に接続するまでの一時的な対応ということでございますので、これらにつきましては建物移転補償契約の中に設置と撤去費を含んでおるというふうに聞いております。
  以上です。
議長(越川廣司君) それでは、7番議員、内海和雄君の一般質問が終了いたしました。
  ここでしばらく休憩をさせていただきます。
                                (午前11時45分)

議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
                                (午後 1時00分)

           齊 藤   博 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に6番議員、齊藤博君。
               〔6番 齊藤 博君登壇〕
6番(齊藤 博君) 6番議員の齊藤博でございます。これから通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回は、大きく分けまして5つの質問でございます。町長初め担当の皆さんには簡潔、明瞭にご答弁をいただきますようお願いを申し上げます。
  まず、第1点目、財政計画の策定についてでございます。平成24年度から33年度までの10年間に町が目指す姿あるいは目標を定めた基本構想が昨年の12月議会で可決され、さらに5年計画である前期基本計画もまた精査をされ、24年度スタートを待つばかり、そんな状況になっております。計画書では各種の事務事業が展開されておりますが、一方で計画の裏づけとなる歳入及び財政状況についての見通しについては確たる部分がありません。今議会に提案をされております24年度一般会計予算案では、2億7,000万円を貯金から取り崩さなければ赤字になる、そういう予算になっております。経済活性化などのために国が無理してふやしている地方交付税が1億円増加するにもかかわらず歳入が不足しているのであります。基本計画の策定に対しては、厳密な歳入想定などは必要ではないではありましょうが、将来にわたる財政見通し、これを無視することはできないと思います。ましてや他の市町村にはないアウトレット誘致の大型プロジェクトを政策の中心に据えて、その事業からの税収を財源に町の発展を果たそうとしている我が町にとって、この財政見通しは最も重視されるべきものだと私は思います。
  そこでお尋ねをいたします。基本計画に沿った財政計画を早急に策定すべきだと思いますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。
  2番目は、河川における放射線量の測定についてでございます。私は、前議会から、前の議会等において一般質問させていただいた内容について、その検討経過なり、その後の経過を確認をする質問をさせていただくことにいたしました。2番目、3番目はそのものでございます。
  河川における放射線量の測定について、昨年の12月議会の一般質問をさせていただきました。その中で町内における河川の堆積土砂放射線量を把握していないとの答弁がありましたので、私は町民の不安を事前に払拭するために積極的に把握に努力していただきたい、そのような旨の要望をいたしました。その後の対応をお尋ねいたします。
  3番目は、災害時要援護者名簿登録制度の活用についてでございます。昨年12月の一般質問でさせていただきましたが、この制度の説明だけで、それだけの答弁で、実りのあるものではありませんでした。そこで、改めてその後の進捗について、自治会等関係機関との話し合いの状況も含めてお尋ねをするものであります。本日、御園生議員の質問の中にも内容がございます。重複を承知でお尋ねをさせていただきます。
  次に、地域防災計画に組み込む具体的な方針についてでございます。町長は、前回の答弁で災害時要援護者名簿登録制度の活用により要援護者の方々への防災情報の伝達や避難誘導などの支援体制の整備が図れると、この答弁をされておりました。その後、このより具体的な整備手法などは検討されておりますか。まとまったものがあればご答弁をいただきたいと思います。
  大きな4番目、町道の整備についてでございます。町内各地区、具体的には馬橋、根古谷、伊篠あるいは伊篠新田、この地区におきまして道路整備事業が始められております。伊篠新田の道路拡幅も数年を経過をしております。現在の進捗状況はいかがでしょうか、お尋ねをいたします。また、平成22年度予算で繰越明許をしたバーミヤンわきの歩道整備ももう1年を過ぎようとしております。歩道整備事業の一環だと思いますが、岩橋保育園では園庭のセットバックがされ、非常に園庭が狭くなり、ほとんどの遊具も撤去をされている状態であります。歩道整備の現況はどのようなものなのかお尋ねをいたします。
  最後の5番目は、南部開発事業についてでございます。これも内海議員と重複する部分がございますが、あえて質問をさせていただきます。1つ目は、チェルシージャパンの整備計画についてでございます。開業が25年4月ということで記者会見をされ、それも期日ようやく今1年前になってまいりました。チェルシージャパンの整備計画について、町は今もって情報を得ていないという状況なのかどうか、情報を得ていれば内容をご説明いただきたいと思います。
  2番目は、平成24年度以降の整備計画についてでございます。町執行部から議会へ説明をされた内容でいきますと、平成25年度から尾上・飯積線の一部、既存集落の2路線の整備、町道02―006号線、合わせて当時の事業費で約10億7,000万円の整備を始めると説明をされてまいりました。いよいよ開業が迫る中、この計画はそのとおり実行されるのか、あるいは変更があるのか、その辺の点につきましてご説明をいただきたいと思います。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、6番議員、齊藤議員からは5点のご質問でございますので、順次お答えをいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えをいたします。
  1点目の財政計画の策定についてのご質問でありますが、財政計画につきましては、将来のまちづくりに必要な財政収支の見通しを示し、健全な財政運営に努めるための指針になるものと認識しております。
  当町においては、中期的に目標数値を3カ年に設定した酒々井町財政健全化緊急対策計画を策定し、予算編成方針の指針としているところであります。平成24年度は前期基本計画の初年度であり、基本計画に基づく実施計画との整合性を図りながら、財政計画の策定について検討してまいりたいと考えております。
  3点目の「ともに支え合い助け合う地域の手」酒々井町災害時要援護者名簿登録制度の活用方法についてのご質問でありますが、御園生議員にお答えしたとおり、町としても実効性を確保する上で極めて重要であると考えています。現在、酒々井町災害時要援護者避難支援を考える懇談会の意見を聞きながら制度の細部を検討しており、新年度明けには広報等で制度の周知を図った上で、行政連絡員会議で制度の概要説明を行い、その後新しい体制となった各自治会等にお願いし、制度に対するご理解とご協力をお願いしたいと考えております。
  次に、災害時要援護者の避難支援につきましては、災害時に援護が必要なすべての方々に対し、災害情報を初め避難情報や避難所での情報の伝達が重要となります。また、在宅の要援護者の状況把握や避難支援については、どのような対応が必要で、どのようにすべきかなど地域防災計画に具体的に盛り込むことを考えております。災害時要援護者名簿登録制度を活用することにより、地域防災計画における要援護者の方々への支援体制の整備が図れるものと考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、神保弘之君。
経済建設担当参事(神保弘之君) それでは、私からは南部開発事業について、チェルシージャパンの整備計画につきましてお答えさせていただきます。
  チェルシージャパン株式会社に確認をいたしましたところ、現時点でお知らせできるのは、平成25年春の開業に向けて、土地の引き渡しを受けた後、直ちに建設着工できるよう、建築確認申請、大規模小売店舗立地法に基づく届出書の提出の準備を行っているとのことでございます。
  以上です。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 私のほうからは、2点目の河川における放射線量の測定、続きまして4点目の町道の整備について、続きまして5点目の南部開発事業についての24年度以降の整備計画についてお答えいたします。
  まず、2点目のご質問ですが、ご質問の河川の放射線量の測定につきましては、環境省が水環境放射性物質モニタリングを実施しており、調査内容は、水質及び底質の放射性物質濃度の測定を行っております。
  なお、酒々井町等より流入しています崎川、鹿島川の下流点で測定を実施しており、水質についてはいずれも不検出で、底質については放射性セシウム134で1キログラム当たり58ベクレルから140ベクレル、セシウム137で1キログラム当たり72ベクレルから210ベクレルを測定しております。町としましては、今後も国のモニタリングの測定結果を注視してまいります。
  続きまして、4番目の町道の整備についてでございます。各地区の道路整備の進捗状況のご質問ですか、今年度につきましては、上岩橋の02―006号線は用地取得を実施し、用地取得開始時からの取得率は面積比で42%です。伊篠の02―003号線は、地元との話し合いを行いつつ用地調査を実施しました。続いて、伊篠新田の02―004号線は路線測量を実施し、地元との話し合いを行いましたが、事業に対する地元の合意形成ができませんでした。続きまして、根古谷の02―011号線は用地取得を実施し、用地取得開始時からの取得率は面積比で22%です。馬橋の01―011号線は用地取得を実施し、用地取得開始時からの取得率は面積比で88%です。
  続きまして、5点目の南部開発事業の24年度以降の整備計画についてでございますが、(2)の南部開発事業の平成24年度以降の整備計画についてのご質問ですが、まず土地区画整理事業区域内の道路整備に関しましては4月より着手する予定でして、都市計画道路墨・七栄線及びチェルシージャパン引き渡し街区周辺の区画道路については平成24年度末完成を予定していると都市再生機構より伺っております。
  また、造成及び下水道等の整備に関しましては、平成23年度から着手している工事を引き続き行っていくと都市再生機構よりあわせて伺っております。
  次に、地元対策等につきましては、先ほどの内海議員からの答弁と同じように、インターチェンジの供用開始及び進出企業の開業後に地元と話し合い、道路整備と下水道整備が二重投資とならないように整備計画を立てていくこととしております。なお、町道02―012号線の国道296号から東関東自動車道の区間については、インターアクセス道路の完成後、舗装修繕を行うこととしております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 6番議員、齊藤博君。
6番(齊藤 博君) ありがとうございました。まだ15分過ぎで時間もありそうなんで、順番に1つずつお願いしたいと思います。2回目の質問をさせていただきます。
  まず、財政計画の策定についてでございます。いつもながらですが、故意かどうかわかりませんが、質問の趣旨とはちょっと違った答弁内容でございまして、大変残念でございます。答弁にあった実施計画との整合性をとってということなんですが、今時点で財政計画と執行部がおっしゃっているのは、例えば25年度予算ができたときに、その25年度の実施計画にその数字を入れると、これを実施計画に合わせた財政計画だというように今言われております。私は、それでは全く意味はないんだと、もう現実に決まったものだけを財政計画と称して出すんであれば、これは何の見通しにもなっていない、そういう意味でそれは意味がないと私はかねがね申し上げてきたわけです。そうではなくて、これから先の少なくとも5年、前期基本計画、その前提全期間にわたっての将来見通しというものを財政という数字の中で示していただく、これが大事なんだということを申し上げているわけなんですが、それについて策定をするのかということをお聞きしているわけなんですが、その辺のお答えは全くございません。そういう意味で、もう一度そういう観点からお答え直しをいただきたいというふうに思います。通常、酒々井町みたいに大型プロジェクトを抱えて、これからどうするんだという自治体の場合、歳入の見通しもなくて、そして事業の進展だけを唱えると、あるいは推進するということだけは大変私は無責任な姿勢であるというふうに思っております。やはりこのような見通しの中で町が豊かになる、そのためにこれだけのものを投資してこういうことをするんだと、その裏づけとして財政計画をこのように考えているんだと、こういうことを私は町民に示すべきであると、そういうふうに考えております。そういう意味でもう一度、私の申し上げる財政計画、こういうものを策定する意思があるかどうか、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。
  2つ目の河川における放射線量の測定についてでございます。ご答弁ありがとうございました。新聞情報などで国、県のモニタリング、この件については承知をしておりましたが、具体的に崎川、鹿島川ですか、下流というんですから、多分酒々井じゃなくて佐倉だろうかなとは思うんですが、そちらの測定については環境省で既に実施済みであるということでございました。それにつきましては特に申し上げることはございませんが、しかし国、県のモニタリングの測定は、私が知り得る限りでは主要河川、これが対象でございまして、例えば町内を流れる中川とか、そういったいわば中小河川、そういうものに対しては私は対象外だというふうに思っております。これからも多分なされないだろうというふうに思います。
  ここに3月1日付の読売新聞の記事でいきますと、県内の千葉市内の調整池の中の土、これが堆積した土を地区の住民の方が取り上げて、これを県の環境財団のほうへ測定を依頼したと。そしたらばかなり高い測定値がわかった。そこで千葉市が改めて測定をしたところ、地上1メーターの高さで0.9マイクロシーベルト、我々よく言っている0.23、そんな数字からいけばかなり高い数字が検出をされました。千葉市はこれを受けて調整池の土が飛ばないような、そういう対策をとられたということでございますが、このような事例に私ども接しますと、今お答えであったように国、県のモニタリング結果、これを注視するということだけではなく、実際に他の測定結果を類推する、それだけにとどまらず、現実に実際に身近な河川あるいは調整池を町が測定をする、あるいは適切な、ここの新聞情報でいけば県の環境財団などにその測定を依頼する、そういった前向きの姿勢をとっていただいて町民の不安を事前に払拭をする、そういう積極的な姿勢をとるべきではないのかと私は思うのでございます。その点、そういうお考えがあるかどうかお聞かせをいただきたいと思います。
  当然我々が予想はされながらもまさかと思うような、そういう場所に放射線量が高いというふうなことがたくさん出てまいります。そういう多方面にわたる測定、これには、実施するに当たってはマンパワーの問題もありましょう。経済的負担の問題もありましょう。いろんな障害はあるかと思うんですが、私はその障害を乗り越えてやはり町民の不安をなくすためにご努力をいただく、そういう意味で経費負担、その点のことにつきまして、改めて問題が、あるいは障害があるんであれば、それもあわせてお話しをいただければというふうに思います。
  3番目は、災害時要援護者名簿登録制度の活用についてでございます。私もその質問をしながら、実際に本当に機能的にするには言葉ではどうもなかなか、言えても実際は機能しない、そういうのをずっと見てまいりまして、何かいい方法ないのかなというふうに思うんですが、今確かに自主防災組織というものございます。能動的に動いてくれている組織というのはたくさんありますけど、今答弁にありましたとおり自治会長だけを相手にというふうなことではまずもう無理なんではないかと、要するに自治会という組織は大き過ぎる、個々の人間が見える範囲の中の組織の中でこの防災なり、こういう援護というものは考えたほうがいいんではないかというふうに思っているわけでございます。したがって、これから自治会の方々との打ち合わせというか、説明というか、そういうものが始まるんですけれども、そういう説明なりのそれをもう一歩進めていただいて、その中で1つの組織として小さくても、実際にそういう機能的な動きをしようという方々、こういう方々を選んでいただいて、あるいは申し出ていただいて、モデル地区といいますか、そういうものを一回試しでやっていただくと、その実際やった結果の中から具体的な発想が出、仕組みが出てきて、それを今度町の全体に波及をさせていくと、そういう一つの、簡単にできそうもないですけども、そういう積み上げみたいなものが私は一番大事なんじゃないかなというふうに思っております。そういう意味で、これから各組織の方々と会合なりをされる場合に一つのモデル地区を設定するというような考え方を持って臨まれるような意思がおありなのかどうか、ちょっとこれはお聞きをしたいというふうに思います。
  それから、4番目の町道整備についてでございます。道路整備についても用地取得ができれば仕事は半分終わったと、半分以上かもしれませんが、終わったというのがこれ言われるほど用地買収というのは大変困難なことだと思います。答弁によればどの事業も、パーセントは違いますけども、用地取得はまだ完了していない、そんな状況にあることがわかりました。確かに困難な部分はあると思いますけども、用地取得、これがなければ始まりませんので、ご努力をいただきたいと思います。
  そこで、2回目の質問でございますが、いずれの事業も補助事業あるいは交付金事業でやられていたと記憶をしております。それには対象となる事業費がございます。23年度で当初予定していた事業費、対象額は確保されたのか、いま一度お答えをいただきたいと思います。
  それから、2つ目は具体的な路線になるんですが、バーミヤンわきの歩道整備についてでございます。1回目でも触れたんですけども、ごらんになればわかると思うんですが、岩橋保育園の園庭が非常に狭くなってしまいました。遊具もほとんど撤去をされております。今月の22日には卒園式が予定をされておりまして、保育園の一番大事な優先項目の中にやっぱり保育環境の整備というものが私はあると思うのでありますが、園庭が今狭くなって子供たちの遊びなんかに支障が出ているように私は思うのでありますが、どうしてこのような措置を今年度の中でやらなければならなかったのかお答えをいただきたいと思います。たしかこの園庭の整備については代替の園庭整備についても予算がついておりますが、取得は終わっているようでありますけども、さらにその園庭を整備するには、私の思いでは大体半年くらいかかるんではないかと。そうしますと、半年間は子供たちはあの狭い園庭の中で過ごすわけでございます。保育園には児童1人当たりの必要面積というのが決められております。それをこの6カ月間はクリアできない状態で過ごすのではないかというふうに私は思うわけでございますが、その面積基準、これに達しているんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。
  それから最後に、南部開発事業でございますが、チェルシージャパンの整備計画については予想されたお言葉でございます。私が県の経済部門に確認をさせていただいたところ、まだ大型店に関する届け出、これは出されておらないとのことでございました。担当の話ですと開業前の8カ月前までにはこれ提出義務があるということでございますが、通常、例えば木更津の今回開業されるアウトレットなんかの例ですと、もう1年前には提出をされておったと、それに基づいて交通状況や環境の調べ、そういうものを縦覧をし、意見をもらっていくという段取りになるんだそうでございます。今12カ月といったところでございますが、ちょっと私は遅いのではないかなと懸念をしておりましたんですが、準備をされておるということでございます。そういうことで、出てくるのかなというふうに今そのことはわかりました。その上で私は道路整備とかそういうものが始められるべきことだろうというふうに思っているんです。内海議員が先ほど質問されましたけど、地元対策などは、私は25年の開業になってから始めているんじゃやっぱり遅いというふうに思うんです。こういう交通量想定なりが私は出ると思うんですけども、そういうものに基づいて地元対策を早急にやると、そういう意味で25年度以降の私は町の事業計画を聞いたんです。URがどう言っているんじゃない。町は、私ども議会にこういうことをやりますよ、25年度からは10億7,000万円の事業やりますよと説明をしたんです。町が言っているチェルシージャパンの進出は確実なんでしょうから、そしたらいつから具体的にどうやっていくんですかと、例えばそのときは22年ごろの話ですから、まだまだはっきりわからなかった部分もはっきりしてきたわけですから、具体的に25年度からこれをやる、何を優先させてやります、これをやります、そういう計画で変更がありませんかと、それを教えてくださいと言っているんです。もう一度ご答弁をお願いいたします。
  以上です。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 私からは、財政計画についてお答えをさせていただきます。
  地方交付税の交付団体である当町において、中長期的な財政計画の立案、策定には大変困難なものがあります。しかしながら、段階的に一歩ずつ進めてまいりたいと、こう考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) 健康福祉課長、仲田義秀君。
健康福祉課長(仲田義秀君) 私のほうからは、酒々井町災害時要援護者名簿登録制度の関係で、いわゆるモデル地区を指定してはどうかというお話をいただきました。この本件につきましての実効性を確保するという観点からいたしますと、私どもが考えておりますいわゆる避難援助者、この避難援助者というのはやはり身近な方がそういった方の役割を担っていただけるというようなことで考えております。こういった方々といわゆる共助ということを基本に個人情報を共有するという観点がございます。今後作業進めていくわけでございますけども、作業を進めていく中でいろんなまた課題も出てくると思います。その過程の中で議員がおっしゃったようなモデル地区がいいのかどうか、その辺も見定めていきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) こども課長、赤地忠勝君。
こども課長(赤地忠勝君) 岩橋保育園の園庭の整備の関係でお答えさせていただきます。
  新園庭の用地取得がおくれたことによりまして、その新園庭の造成工事がおくれました。その結果、遊具の撤去とか、あそこにありますフェンスの新設撤去を先行して実施することになりました。先ほど面積基準のお話がありましたが、国の基準でいきますと2歳以上の園児に対して1人当たり3.3平米という基準がございます。それでいきますと現在の園児数で必要面積は370平米ありますが、園庭的には、面積的にはそれクリアできますが、機能的には課題があるというふうに考えています。
  以上です。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 齊藤議員の再質問につきましてお答えいたします。
  2番目の河川における放射線量の測定ということで、町内の水路または調整池についても前向きに測定したらいかがというご質問に対してですけども、先ほども答弁させていただきましたように、国のほうの測定結果を注視してまいりますということでお答えさせていただきましたが、これにつきまして、さらにその測定結果を踏まえて町内についての底質または水質において行うかということは検討していきたいというふうに考えてございます。
  続きまして、町道の整備についての23年度の執行をしたかどうかというご質問でございますが、現在国庫交付金を活用している路線につきましては、上岩橋の02―006号、あとは根古谷の02―011号、あとは馬橋の01―011号でございます。償還につきましては、上岩橋につきましては全部償還をしてございます。根古谷の02―011号線につきましては、現在地権者並びに用地の取得についての部分につきまして翌年度に繰越という措置をとらせていただいております。あわせて、根古谷の02―011号線につきましても同様に用地について繰越をさせていただいているという状況でございます。
  続きまして、南部開発の地元対策の25年度にどうするかというご質問につきましては、インターチェンジ開通してからやはり交通量とかその周辺の状況が当然変わってきますので、その状況を見きわめつつ検討していきたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 6番議員、齊藤博君。
6番(齊藤 博君) じゃ、3回目です。
  まず、南部の関係ですが、交通量がわかんないということなんですが、木更津のアウトレットの進出というか、オープンが報道されまして、木更津市役所のほうへ連絡をとりまして若干お聞きした部分の情報からいきますと、そのあれは三井不動産でしたっけ、そこが記者会見をし、木更津へつくるよと言った時点から、もう市はUR含めて、あそこもURなんです、土地は。だから、そこともう3者で協議をやっているんですよ。ここの事前の届け出がないからわかんないと言って、そんな時点じゃないんです。その前からそれなりの情報、計画を得て、それで道路計画をつくっているんですよ。やはり木更津も区画整理事業の用地からアウトレットの地域までの道路は市が負担しているんだそうです。だから、その辺の計画についたって、それはそれなりの計画に基づいて、その情報を得て計画をしてやっているんですよ。1年前になってもそれはわからない、それでお客さんが来てから道路を始める、そんなこと言ったら、先ほど内海さん言ったように人が通っているところを工事するようになるわけですから、こんな不効率な話はないわけですよ。だから、お役所はそういうことを私はしないと思っているんです。もう全情報を得てちゃんとやっているもんだというふうに私は本当に心の底で思っているんですけど、もう本当にそれがないんであれば本当に残念だなと。そうすると、25年度以降のお客さん対応なんて何ができるんだろうなというふうに非常に不安に感じます。それを言ってみても、ここまでしようがないんですけど、25年度以降、私の最大の関心事である南部関連事業の10億7,000万円、これはどういうふうにやっていくんですか。その中には尾上・飯積線の4億7,000万、一番最初の計画、尾上・飯積線は21億の事業費なんですよ。もう現実になってきたんだから、それがわからないじゃ済まないんじゃないですか。十何億なんて大きな事業を今の町ができますか。そういう意味での私は工事の計画をお聞きしているんです。決まっていないと言われればそれまででしようがないんですが、私どものほうへ、議会へ1度文書をもって説明している内容ですから、これに変更があるのかないのか、こういうふうにやりたいと、この辺のことについてもう一度はっきりご答弁をいただきたいと思います。
  それから、財政計画についてでございます。町長がおっしゃった地方交付税をもらっている立場からするとなかなかつくりにくいと。それはもらっていないところよりはそうでしょうが、交付税をもらっているところは9割なんですから、それが普通なんですから、それが難しいと言っていたんじゃ何もできないわけで、私はちょっと違うご答弁ではないかなと思うんですが、町長になって数年前にプロジェクト事業を含めた財政計画出しているじゃないですか。町長のときに。それを中止したんですよ。中断というのかな。今何年かやっていない。私は質疑のときも申し上げたんですが、今年になってちょっと歳入が不足してくる、借金もちょっとふえ始めるかもしれない、そういう兆しが見えるようなときに、町長としてはやはり将来にわたってはこういう見通しを持っているんだということを町民にこれははっきり示さなきゃならないと思っているんですよ。そういう意味では、今まで過去においてやられて今中断しているその財政計画を再開すべきだと、こういうことを申し上げているんです。恐縮ですが、町長、もう一度その点についてご答弁をいただければありがたいと思います。
  それから、2番目の河川放射線量につきましては前の答弁の繰り返しだったように思いますが、要は予想されないようなことが結構出てくるんです。我々も情報には敏感ですから、うちはどうだろうかなと、酒々井町どうかなとみんな思うんですよ。だから、それを聞かれてからやるんではなくて、こうしたよと聞かれたら言えるような、そういう体制をとれれば本当に住民の方は安心するんじゃないかと、こういう意味で申し上げたんで、ぜひそれはいろんな部門で発揮をしていただきたいと、そんなふうにお願いをしておきます。
  それから、要援護者の問題ですけど、課長言われましたようにいろんな会議の中で検証していくということなんですが、ともするとやっぱり役所は相手方を1つ決めて、その方と話せば終わりというふうなことが私は今まで通常どうしてもあるというふうには思うんですよ。それはよくも悪くもですね。だけど、こうやって実際に名簿を出しただけじゃなくて、それが生かされて連絡体制がとれて、実際にそれが避難できるようにしなきゃ意味がないわけですよ。それをするにはやっぱり自治会単位じゃちょっと大き過ぎるんじゃないかと。自治会を通さなきゃしようがないけども、そういう形の中で町がこれだけのことは用意しますと、だけどそれ以外のことは皆さんで決めてくださいと、なかなか決まらないから、どこかお願いをして、今実際に東酒々井の2丁目のあたりでも実際やられているところはあると聞いていますよ。私は、その人にお会いしましたよ。そういう方々に沿ったような、モデルになっていただいて実践していただいてやったことのほうが逆に早くなるんじゃないかと、こういうことで申し上げている。だから、町が指定するんじゃないんですよ。町が指定したら、言われたからやるような、そういう形じゃなくて、そういう意味でのモデル地区、これを、行政大変でしょうけど、支援をしてつくり上げていく方法を考えられないかと、こういうことを申し上げているんです。もし課長お答えあれば、恐縮ですが、お願いします。
  それから、最後が町道の整備ですが、本当に今課長言われたけど、前倒しを……前倒しじゃねえか。要するに後になっちゃったけども、園庭の整備をやったんだと、こう言うんだけど、何で園庭整備やらなくちゃいけないんですか。というのは、もう6カ月間は庭ができないというふうなことはわかっているわけですから、それ不便をかけるわけでしょう、子供たちに。だったらそれを待つと。例えばですよ、仮の話で恐縮なんだけど、千葉県が道路を整備すると、ついては保育園の園庭を削らせてくれと来た場合にどう答えますか。いいですよと、どんどんやってくださいと、これも1つでしょうね。だけど、園庭が削られるんであれば、代替の園庭がちゃんと使えるようになって、それから工事をやってくださいと、そういうふうに言いませんか。同じ役場の中で保育園のほうと道路つくるほうは違いますけども、それを町が一つの態度として、決定として、両方含めて園庭を今までどおり使える状態にしておいて、園庭の整備ができてから道路整備をやるというようにどうして決断ができないんですかね。本当に私わかりません。もっと赤裸々に言えば、私はもう1カ月以上前からそれ担当課長言っていますよね。両課に申し上げてあります。やはり町民からしたらどう映るのかということで申し上げてありますよ。だけど、結果的にその状況に今なっている。それ考えるとすごく残念なんですが、最後に町長にそのことで最高責任者としてお聞きをしておきたいんですが、町長もこのバーミヤンわきの道路整備、あるいはそれに追随する岩橋保育園の園庭のことについては十分ご承知の上で答弁をされていることだと思いますけど、なぜこのような措置を3月いっぱいでとらなければならなかったのか、補助金絡みであろうかとは推測はできますけれども、園児の利用する園庭、これを狭めてまでもやらなければならない、そういう決定をした最大の理由は何なのかお聞きをしたいと思います。
  私は、この園庭整備につきましては、そのほかに双方代理の禁止という民法上の原則、これを無視した契約がされているようですし、また繰越制度の運用についても私は問題があるというふうに思っておりますが、これは今回の主題でございませんので、また後日質問させていただきますが、やはりしわ寄せは子供たちにやるということは好ましくないと、私はそういうふうに思うんですよ。その点、町長、最後で恐縮ですが、ご答弁をいただければありがたいと思います。
  以上で終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 岩橋保育園の園庭等の状況がどうなったかということで、こういう状況にならざるを得なかった理由は何かという話でございますが、最大の理由は用地交渉契約のおくれでございます。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 健康福祉課長、仲田義秀君。
健康福祉課長(仲田義秀君) 災害時要援護者名簿登録制度の関係で再度質問いただきました。先ほどから申し上げましておりますが、制度に対するご理解とご協力をお願いするということで、今後さまざまな作業があります。まだ予定しております。こういう作業も進めていく過程の中で、基本的には要援護者への避難支援と申しますのは、結局は自助、それと地域の共助、こういったものが基本であります。したがいまして、自主的に自ら取り組んでいただけるという地域が出てくれば、私どもとしてもまた地域の安心、安全を確保する意味でも大変助かるということもございますので、その辺は私どものほうもそういう形になっていただけるような形で作業のほう進めたいと思います。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 先ほどの齊藤議員からの南部開発事業の25年度以降の旧まちづくり交付金で起きた事業についてのどういうふうにやっていくかという話だと思いますが、これについては先ほどの答弁と重なってしまうんですけども、額的にもかなり事業費が膨らむということもございますので、当然ながらその優先順位というものをあわせて検討していく中で、当然その状況、特にインターチェンジの開通後による状況を見きわめつつ、その優先順位を図って検討していくという必要があるというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 財政課長、櫻井照嘉君。
財政課長(櫻井照嘉君) 財政計画につきましては、今後基本計画に基づきます実施計画との整合性を図りながら検討してまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) それでは、6番議員、齊藤博君の一般質問が終了いたしました。
  ここでしばらく休憩をさせていただきます。
                                (午後 1時48分)

議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
                                (午後 2時05分)

           川 島 邦 彦 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に5番議員、川島邦彦君。
               〔5番 川島邦彦君登壇〕
5番(川島邦彦君) 5番議員、川島邦彦でございます。
  質問の第1点目は、本佐倉城跡と周辺アクセス道路等の整備についてであります。本佐倉城跡の本格的な復元整備は平成25年度から行われるとのことですので、具体的な内容の検討は現在詰めの段階にあると受けとめております。
  そこでお伺いをいたします。1つは、城跡の復元整備について、計画策定作業の進捗状況及び復元整備の具体的内容を伺います。また、復元整備の工期及び予算額についてもあわせてお伺いをいたします。
  2つは、城跡へのアクセス道路について、旧国道296号線の清光寺入り口から進入路を整備する計画と認識しております。そこで、アクセス道路の詳細を明らかにしていただきたくお伺いをいたします。また、直線化のため既存の道路にバイパス道路を建設するとのことですが、そのイメージをお伺いをいたします。そして、旧道となる部分の整備計画をお伺いをいたします。
  3つは、復元整備の進捗に合わせて来訪者の増加が想定をされます。酒々井町としても観光PRに力を入れると思いますが、PR方法あるいは経費のかけ方等の考え方をお伺いをいたします。また、来訪者の中で車利用者はこの旧国道296号線清光寺入り口から整備されたアクセス道路に誘導することになると考えますが、旧国道296号線について、通行量増加見通しと安全対策の有無をお伺いをいたします。
  4つは、城跡周辺の駐車スペースについて、現状は皆無の状況と言えます。そこで、この駐車スペースの整備計画の有無をお伺いをいたします。
  5つは、来訪者の休憩所あるいは土産品販売所等の施設整備について考え方をお伺いをいたします。
  6つは、文化財発掘調査等による出土品、あるいは直接城跡とは関係ない酒々井町の歴史を紹介できる文化財等の取り扱いについて、展示等のお考えはあるのかお伺いをいたします。
  7つは、周辺整備を含めたグランドデザインを確定する段階で町民の意見等を聞くなど、双方向で整備を進めていくお考えはあるのかお伺いをいたします。
  大きな2点目は、南部地域区画整理事業についてであります。URからチェルシージャパン株式会社へ土地の引き渡しが間近となっており、インターチェンジ工事及びアクセス工事とあわせ平成24年度中の工事が集中的に行われるということを想定し、とりわけ区画整理区域内を中心にお伺いをいたします。
  1つは、建物数、店舗数、床面積など開発計画の内容をお伺いをいたします。
  2つは、平成24年度の区域内作業内容とその工程をお伺いをいたします。
  3つは、工期中の安全について、問題認識と対策をお伺いをいたします。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、5番議員、川島議員からは2点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当課長がお答えをいたします。
  1点目の本佐倉城跡と周辺整備についてのご質問でございますが、本佐倉城跡の整備事業につきましては、遺跡の復元整備に際し、その表現方法や公開、活用等の諸施設などを検討し、さらに具体的な設計図書としてまとめる基本設計の作成を現在行っているところであります。また、本佐倉城跡総合整備事業につきましては、本佐倉城跡調査整備委員会の意見として、当時の記録、文献がなく想像の世界となるため、いたずらに模倣を築造することは文化行政上厳に慎むべきものとされており、今後建物跡等の展示、いわゆる標示ですね、は実施していくものの、一部門等の整備が可能かどうか検討を進めてまいりたいと考えております。
  なお、整備に当たっては、施設の形態について、文化庁の建造物復元検討委員会の承認を得る等、国、県などの関係機関協議や町の実施計画での他事業との調整を図る必要があり、総合整備を行うかどうかを含めて今後慎重に検討し、決定してまいりたいと考えております。それまでの間、平成24年度からは国指定地の外に計画しております入り口広場の用地の手当てを行い、平成25年度以降はトイレや駐車場などの便益施設の整備を予定しております。
  次に、出土品等文化財の展示につきましては、ガイダンス施設において小規模な展示等を計画しております。
  次に、周辺を含めたグランドデザインにつきましては、整備する施設は門等の小規模なものでありますが、必要に応じて関係機関や皆様方からのご意見を伺いながら進めてまいるものと考えております。
  2点目の南部地域区画整理事業についてのご質問ですが、UR都市再生機構が施工している土地区画整理事業の工事、また区画整理事業地区内の進出企業の工事、町が施工するアクセス道路及び千葉県が施工する県道富里邦酒々井線の交差点整備と工事が集中することが想定されます。これらの工事により、近隣住民の方々の日常生活や通行される方々への安全対策に十分な配慮が必要であると認識しておりますので、関係する事業者間の調整を図り、事業スケジュール調整、近隣住民対策、通行の安全対策等の調整会議を検討してまいります。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 社会教育課長、濱野敏幸君。
社会教育課長(濱野敏幸君) 社会教育課、濱野でございます。よろしくお願いします。私からは、本佐倉城跡と周辺整備についてお答えいたします。
  3番目の道案内標識等のサイン整備につきましては、平成24年度にJR、京成両駅に案内板の設置費を見込んでおります。平成25年度以降につきましても、本佐倉城跡までの案内標識の設置について検討してまいりたいと考えております。
  4番目の城跡周辺の駐車スペースにつきましては、町長から答弁のありました入り口広場と旧296号線からの町道整備路線の終点部に駐車場を設ける計画となっております。
  5番目の来訪者の休憩所につきましては、今後の整備では芝生広場やあずまやの設置を計画しております。また、土産品販売所につきましては今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 産業課長、京増孝一君。
産業課長(京増孝一君) それでは、私からはチェルシージャパンの関係についてご答弁させていただきます。
  既に内海議員、齊藤議員にご答弁申し上げたところでございますけれども、チェルシージャパンからは本年4月にプレスリリースを行う予定とお聞きしております。店舗数、床面積などの施設計画についてでございますが、現段階では建築確認申請、また大規模小売店舗立地法に基づく届け出が提出されてございませんので、チェルシージャパンに確認したところでございますけれども、平成25年度、来年春の開業に向けて4月の土地引き渡しを受けた後、直ちに着工できるように準備を行っているとのことでございました。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 私のほうから1点目の本佐倉城とその周辺整備ということで、(2)番のアクセス道路についてお答えいたします。
  ご質問のアクセス道路、町道02―011号線の道路整備につきましては、平成22年度から道路改良工事整備事業として実施しており、昨年度と本年度までは用地取得を実施しております。平成24年度は、引き続き用地及び盛り土工事の一部を計画しております。また、旧道につきましては拡幅道路の歩道として計画しております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 5番議員、川島邦彦君。
5番(川島邦彦君) 本佐倉城跡の関係から再質問させていただきたいと思います。
  その中の1点目の城跡整備ということにつきましては、今基本設計を作成中という段階だということでございますが、それに当たっては答弁にもございました委員会、本佐倉城跡調査整備委員会ということでございましょうか、この中で具体的な文献等がないので、あくまでも想像の中でどう復元するかということを検討していると、こういう答弁だと受けとめたわけですけど、そういうことであればその本佐倉城跡調査整備委員会というものについて改めてお聞きしたいんですけれども、その構成員あるいはその委員会の役割、あるいは任期、改めてその概略について答弁をいただければと思います。その上で整備計画が、どうやって進めるか今基本設計の段階だということでございますけれども、どういう段階でこの調査委員会というのは役割を終えるのかということもその中には含まれると思います。そういった意味での整備計画の終わりということの中までこの委員会が存続して、どういう段階になったらこの復元整備というのがほぼ終了ということになるのかという見通しをお伺いをしたいと。1点目についてですね。
  それから、順番に質問させていただければ2番目のアクセス道路の関係ですけれども、22年度から用地取得を行っていると。先ほど齊藤議員の質問の根古谷の部分と重複するんでしょうか、用地取得については先ほど齊藤議員の答弁の中で22%というような答弁あったと思うんですけど、私の質問のこの道路とイコールなのか、そうだとすると大分おくれているなという印象受けたわけです。ただ、私このアクセス道路については昨年の3月議会の中でも質問させていただいておりまして、当時の布施課長の答弁の中では地権者との成立が2月の段階で成立をしたと、ついては3月にはその登記に向けて完了するために今事務手続を進めていると、そういう答弁をいただいて、大分用地の進捗が早いなという印象をちょうど1年前に答弁の中で印象を持ったわけですけれども、一体あの答弁とこの今の用地取得の乖離というのはどう私認識していいのかというのが戸惑っておりますけど、その点について改めて確認をさせていただきたいということで再答弁いただければと思います。ついでに、その用地の道路の幅員というのはどのぐらい予定した取得を行っているのか、あわせてこの用地買収の関係につきましては答弁をいただければ幸いでございます。
  それから、バイパスになるので、直線化するためにバイパスをするというのは旧道になるという部分が、残る部分があるよと、こういう受けとめ方をしたわけですけれども、今の答弁の中でも旧道については歩道ということで整備を進めていきたいということでしたが、これは歩行者専用という受けとめ方でよろしいんでしょうか。再確認させていただきたいと思います。
  それから、このアクセス道路の突き当たり、終点とおっしゃいましたね、先ほど、というのは城跡の下と、妙見様の隣だという前回、そこにUターンのできるような形で整備を図りたいと、そんなような認識を持ったわけですけれども、今の答弁の中ではそのUターンのところに何台か駐車スペースを確保したいと、こういうことで受けとめ方としてはよろしいのか。駐車場の関係のですね。駐車場の関係は、その突き当たりのUターンをするというところに何台かとめられるような駐車スペースを確保したいと、こういう今答弁と受けとめてよろしいのか再確認をしておきたいと思います。
  それともう一つ、駐車場については、町長のお話では城の入り口とおっしゃいましたでしょうか、合わせて何台ぐらい、そうするとその駐車スペース、それを持って確保できるのかと。それで足りるという認識に立っておるのか。つまり公的な部分ではそこで終わって、あとは民間でと、例えば地主の皆さんがスペースをつくって駐車場にするのは、それは勝手ですと、そんなようなことで町としては考えたいと、駐車場の関係ですね、そんなようなイメージの中で検討されているのかということを駐車スペースの関係では再確認させていただきたいと思います。
  それから、3点目の旧国道296号線から今のそのアクセス道路を使って車利用者については城の下まで来ていただくと、こういうことになりましょうから、そういった意味ではこの旧国道296号線の観光目的とした交通量をどう予測するかということにも関連するんですけれども、いわゆる安全対策、とりわけ歩行者、あそこには歩道がありませんので、ある意味では交通量の増加によって歩行者に対する安全対策が必要かどうかということも十分検証する必要があると、こう思っております。さらに言えば、車の関係では、これは違った意味で問題提起させていただきましたけれども、296号線の上本佐倉交差点、変則4差路といいましょうか、51号線側から右折をする際に非常に曲がりづらいと、右折しにくいという現状があって、右折のための信号機を要望を以前したところでございますけれども、あわせてこの本佐倉城整備と観光の車の増加の予測ということを含めて、改めてあそこの上本佐倉信号機の右折機設置、こういったことについては要望を含めて取り組みをしていただけるかどうかということについて、考え方を伺いたいと思います。
  もう一点あえて申し上げれば、ちょうど高須賀製菓の押しボタン式信号がございますけれども、現在でも特に通勤時間帯でのあそこから右折をしてバイパスに抜けるという信号待ちを避けるための車がございます。地元では、その抜け方がちょっと暴走ぎみの走り方をして狭い道路をバイパスのほうに抜ける車がいて危険があるというような地元からの声も聞いておりますので、そういったこの本佐倉城の整備に伴う車の増加ということで、さらにそういったことが拍車をかけるんではないかと、こう懸念をしているところです。そういった意味では……
議長(越川廣司君) 川島議員に申し上げますが、いや、時間じゃないんですよ。通告に従って、若干違うほうにずれていますので、その辺ちょっと注意をしてください。
5番(川島邦彦君) わかりました。ということでの安全対策についてお伺いをしたいと思います。
  それから、5点目の休憩所とか土産品販売等、いわゆる建物関係につきましては、あずまやとかそういったことを考えたいということですが、いわゆる都市計画上の建物が建てられるかどうかという問題との関連ではどうなのかということを質問したいと思います。いわゆる調整区域だと思いますけれども、そういった意味での建物の建て方について、都市計画との関連を再質問させていただきたいと思います。
  それから、事業の進め方につきましては、門などを小規模に建物としてつくるだけだということなので、相談するような内容はないんではないかというようなニュアンスの答弁だったんですけども、そのほかに今申し上げたようなアクセス道路ですとか、建物のつくり方だとか、つくるかどうか含めてですね、そういったことはとりわけ地元の自治会等との相談とか、あるいは意見を聴取するとか、そういったことは丁寧に進めていただきたいという要望を含めて申し上げておきたいと思います。
  大きな2点目の南部の関係なんですけれども、来月チェルシージャパンからプレスリリースを予定しているということですが、少なくともどういった企業が進出してくるかというのは公表するのは難しいかもしれませんが、地元としていわゆる建築確認4月にまだ申請が出されていないと言いますけれども、実際問題としては相談なりあるはずであります。齊藤さんも先ほどありましたけれども、事前協議といいますか、当然あるはずであります。ですから、申請が出されていきなり工事ということは、本来事前協議がなければできないはずですけれども、実際そんなような形で申請が出された極端に言えば翌日から工事が始まったというようなことも場合によってはあり得るような状況だというふうに執行部の皆さんは認識しているというふうに受けとめております。ですから、特に町民の皆さんにどうこの工事が進められていくのかということについての執行部側としての周知の責任というんですか、そういったことをぜひ考えていただいて、もう少し踏み込んだ意味での答弁というのいただきたい、そんなふうに思います。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 整備委員会の構成、役割、任期等の概略については、担当課長から答弁をさせていただきます。
  いずれにしましても、先ほど申し上げましたとおり、整備委員会の意見は先ほど申し上げたとおりでございまして、想像の建物をつくるわけにはいかないと、それで誤った判断を周知することは問題があるという話でございまして、つくるんであっても鉄筋コンクリートじゃなくて、要するにいわゆる普通とてもそれに近いような類似な惑わすようなのはだめだという言い方でございまして、そういうことでありますので、総合整備なりなんなり整備といっても、基本的なところは柱のあった跡の位置の展示、いわゆる標示ですよね、そういうことをしていくとか、そういうのが中心でございまして、堀を保存するとか、そういうことから、あとはそこに至るまでの史跡を傷めないための歩く道的な歩行空間をつくっていくのが原則でございます。ただ、そういう話になると何だかわけのわかんないみたいなところがあるもので、何らかの形で門とか少しつくりたいというのが町の意見なわけでございますが、それも大変厳しいものがあります。計画書としてはそういうものを織り込んでやっているんですが、個別にはやはり個別個別で文化庁の審査を受けるということになりますので、余り期待するのは大変だなということで、町のほうからといたしましては、その区域外のところに要するにガイダンス的な可能な、しかも先ほど議員からお話ございましたが、都市計画上問題にならない範囲のいわゆる便益施設のトイレだとか、それから簡単な詰所みたいなの、要するにガイドと、それから雨宿りする場所とか、そういうのを基本に、あとは駐車場というのを考えているわけです。
  駐車場の容量はどうだとかって話あるわけですが、基本的には馬場という場所、いわゆるすぐそばに入るところ、馬場という場所の、議員ご承知だと思いますが、その指定区域外に駐車場をあわせたものをつくっていこうということで、それともう一点は先ほど進入路の道路があったエンド、今道路計画のエンドのところ、これは妙見神社があります下のところなんですが、そこに転回場とあわせて駐車するスペースを確保しようと、こういうことでございまして、年間その本佐倉城跡がそういう形になったとしても、アウトレットや何かそういうところで人がわあわあ来るということではなくて、この辺に散歩をする方々とか、もしくは興味のある団体の方が来られるということでございますので、駐車場については今計画している駐車場でおおむね大丈夫ではないのかなと。馬場のところには大型の車は入っていかないということを考えていますので。それから、エンドのところについては中型程度の車は入れるものだと、道路改良している延長の最後のところですね、そこまでは、ということでございまして、そういう総合政策的なもので考えていこうということで、いずれにしろ1番議員がご承知のとおり旧296自体が狭かったり、入り口が大変だというのがございますので、その辺は工夫をしていくような形になると思います。
  それとまた、安全対策という話では、道路の幅員構成等は今課長のほうから話があると思いますが、片側にちゃんとした歩道を旧296の入り口からエンドの駐車場まではつくっていくと。それとは別に旧道は旧道の状況で残るということで、ですからここは今現在車通っておりますので、これをすべて歩行専用というわけにはいかないと思います。現状の維持ということになるかと思います。そういうことで、あと私が述べたことに対して細かいところは担当課長より答弁させていただきます。よろしくお願いします。
議長(越川廣司君) 社会教育課長、濱野敏幸君。
社会教育課長(濱野敏幸君) 社会教育課から申し上げます。
  ご質問の構成員、役割、任期ということでございますけれども、構成員は委員構成として7名でございます。そのうち専門委員5名ということで、大学教授、それから国立歴史民俗博物館の教授など5名が専門委員でございます。考古学とか歴史学、造園学、建築士、そういった方々の専門委員5名でございます。それから、行政委員として佐倉市教育長と酒々井町教育長が入って、全部で7名ということでございます。役割といたしましては、本佐倉城跡の保存、活用のための史跡整備として具体的な整備内容の検討をするということでございまして、具体的に申し上げますと、空間構成として建物配置、道路舗装、それから整備基本図の検討、それから門、さく、塀などをどうするか、それから本佐倉城跡へのルートをどうするかというような、そんなようなことを検討したものでございます。それから、任期でございますけれども、現在の委員は平成22年4月1日から平成24年3月31日まで、この3月までですね、の2年間ということでございます。
  それから、もう一つご質問がございました入り口広場の駐車場のどのぐらい台数が入れるのだろうということですけども、今の予定では40台を予定しております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 産業課長、京増孝一君。
産業課長(京増孝一君) 同じような回答になってしまいますけれども、店舗数、床面積などの施設計画については本年4月のプレスリリースで行うというふうに聞いております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) まちづくり課副課長、山信一君。
まちづくり課副課長(山信一君) 私のほうは、アクセス道のまず用地の進捗の関係で、先ほど齊藤議員にお答えしました町道02―011号線の用地取得の面積比でお答えしましたとおり、22%、23年度末22%の進捗となってございます。道路幅員につきましては、先ほど町長のほうからもご答弁ございましたとおり、総幅員では約10メートルでございます。いわゆる有効幅員といいまして、車道、車が通るところにつきましては片側3メートルが2つあります。3掛ける2。あとは、歩道につきましては2.5メートルということでございまして、残るところにつきましては側溝とか路肩ということで、約10メートルの道路幅員という形になっています。
  あと、先ほど言った旧道の扱いで歩行者専用道路になるかというご質問ですが、これにつきましては歩道になります。歩行専じゃなくて歩道になります。歩道です。
  あと、国道296号、旧296号の安全対策ということでございますが、これにつきましては警察との、公安委員会との協議の中でいろいろ安全対策について協議してございまして、今の計画では標識等でもって交通安全を図るというような計画図になっています。
  あとは用地の進捗が遅いということでございますが、先ほども齊藤議員のほうでご説明しましたとおり、ここの場所につきましては繰越措置させていただきまして、ちょっと用地交渉等で今時間を要しているということでございまして、若干進捗がおくれぎみにとらわれがちなというか、というふうに思います。ただ、24年度も鋭意用地交渉進めてその進捗率を図っていくということで考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 5番議員、川島邦彦君。
5番(川島邦彦君) 最後の質問になると思いますけども、1点だけ。
  東山馬場のところに駐車場スペース、入り口というんでしょうか、40台というふうに受けとめたんですけど、アクセス道路が妙見様のところまで来て、そこからいわゆる東山馬場のところまでのアクセス道路については、以前の話ですと2次的、次の段階に整備をしたいというような答弁だというふうに認識をしておりました。この駐車場との関係では、そちらのほうも一緒に道路整備をしたいと、こういうことでよろしいんでしょうかということです。それが質問なんですけど、要望としては、要望事項として最後に申し上げておきたいと思いますが、今の答弁ですと、城、本丸はなかなか手がつけられないといいますか、文化庁の承認だとか、いわゆる建物が建てられるかどうかということもせいぜい門程度の整備になるだろうと、したがってその周りをある意味では整備をしてPR効果上げたいと、こういうようなお答えだったというふうに思います。だとすれば余計なんですけれども、いわゆる地元との調整というのは当然必要に、より以上に必要になってくると思いますので、そういった意味での協議というか、コンセンサスを十分とっていただいて、この周辺事業、とりわけ周辺事業がボリュームが大きくなってくるような今のイメージで私受けとめましたので、ぜひそういった形でお願いをしたいと思います。
  南部地域につきましては、これ以上言ってもそれ以上の答弁は出てきそうもない状況でございますが、十分安全だけは集中的に24年度に行われるということの認識は町長の答弁でございましたので、事業者間協議も進めたいと、こういうことを受けとめまして、ぜひその辺の安全については十分対処していただくようお願いして終わりたいと思います。
議長(越川廣司君) 答弁のほういいですか。1つだけ。
5番(川島邦彦君) 1つだけ。
議長(越川廣司君) 駐車場だけね。
5番(川島邦彦君) アクセス道路と駐車場と、線と点が結びつかないので。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) その2つの駐車場の間の道路整備ということは、今のところは川島議員お話あったとおり次ということで、その間の道路の整備は今のところしません。ただし、両方の場所で駐車場から施設といいますか、施設というよりは本佐倉城跡の空間を観賞するといいますか、そういう場所が上り口として2口があるということで考えていただければと思います。そういうことで、いずれにしましても地域に密接な関係ございますので、地元の皆さん方と十分お話をして進めていきたいと、こう考えております。
  以上です。
議長(越川廣司君) それでは、5番議員、川島邦彦君の一般質問が終了いたしました。
  ここでしばらく休憩をいたします。
                                (午後 2時48分)

議長(越川廣司君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
                                (午後 2時59分)

           江 澤 眞 一 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に9番議員、江澤眞一君。
               〔9番 江澤眞一君登壇〕
9番(江澤眞一君) 9番議員の江澤眞一であります。お疲れのところとは思いますが、あと2人ですので、執行部の皆さん方にも簡潔な答弁を期待したいところでございます。
  まず、一般質問に入る前に、先般の3月11日に起きました東日本大震災の追悼式が日本各地、また世界の至るところで行われたことは皆さんも十分に承知していることと思いますが、その中で天皇陛下がご出席をなされ、そのお言葉の中に消防団に対してのお悔やみの言葉がございました。それで、私はNHKとかいろんな番組の中で、やはり午前中金塚議員がおっしゃったとおりに、そういう面では残された遺族の方々の心というものは大変つらいものがあるということで、当議会においても補正予算でこの前、消防団の見舞金というか、そういうのが足らないということで私も質問した経緯がございます。そのときに、総務課の課長さんのお答えでは、その補正予算の額をお見舞金に充てるんだというようなお答えをいただきましたが、いまだ実はその消防団員に送られるはずの満額のお見舞金というのはまだ渡っていないと。これは政府の今回の震災に対しての復興のおくれがそういうところにも出ているのかな、そういう思いであります。千葉県にも津波の被害を受けた地区がございますので、東北の3県も大変ですが、千葉県にもあるということで、私は地元の知事さんにももっともっと足を運んでいただき、そして費用でも見てあげればというふうに思います。地元の人にお話を聞くと、仮設住宅に入っている方々にはお金の支給はないそうです。全部旭市のほうで管理していて、そのお金の使い道はまだわからないというようなことで、あと1年で仮設住宅を出る人たちにとってはまさに今回の一番の被害者ではないかと、そう思いますので、私たちも地方議会議員の一人として地方から声を上げて、国に対して一日も早い復興、復旧を促すべきではないかと思いますので、町長も首長の立場としてぜひ機会があればそういうお言葉を発していただければとお願いを申し上げる次第です。
  それでは、一般質問に入らせていただきます。今回は4点について伺います。1点目が南部開発事業について、2点目が町民体育館について、3番目が中川地区の治水対策について、4点目が東京電力の鉄塔撤去後の土地利用についてということで順次質問を行いたいと思います。
  まず、1番目の南部開発事業についてということで、これは酒々井町の第5次総合計画の中に、私は特にこの町のこれからの10年後を占う中でも、その中の特にこの南部開発に関しては最も重要ではないかというふうに思います。町の運命を左右すると言っても大げさではないと、そういう思いであります。なぜかといえば、ここにはもう巨額の町の税金も投入しているわけです。ここが成功するのか、それともここで負の財産になってしまうのかということは、これからの10年後の町のあり方についても私たちは考えなければいけない、そういうふうに思っていますので、成功を祈るばかりでありますけども、世界の今社会状況も大変不安定な時期であります。そういう中では、ただ祈るばかりであります。そういった中で今回質問をさせていただきますが、午前中から何名かの議員さんからも先ほどもありました。そういう中で、私は特に答弁を求めるのはただ1点であります。その内容についてお話をさせていただきます。
  2番目に書いてある雇用についてであります。町と商工会がどのように取り組もうとしているのか、特に町内在住者、またシルバー人材センター等についての考えを伺うものであります。
  そして、2番目の町民体育館についてということで、これは今回の第5次酒々井町総合計画の前期基本計画の概要ということで、この中に体育施設の整備ということで、この中で町体育館検討委員会の提言を踏まえ施設を整備しますというふうにうたってあります。これ全員協議会でも説明等も検討委員会さんの提言ということで伺いました。その中の意見がおおむねこれは必要だというようなお話があったというふうに私は理解しております。そういった中で、朝の全協の中で教育長からスポーツ基本法にのっとって町の社会教育課、体制を変えるんだと、そういう中でスポーツ振興班というのを設けるんだというようなお話がありまして、これはちょうどいいタイミングだなと、一般質問に使わせてもらおうというふうにすぐ思いました。そういうことで、第5次総合計画つくる段階でもたしか住民アンケートの中にもかなり上位にこの体育館についてはランクをされておりました。やはり住民の皆さん方の要望というものは大きいのではないかという認識を持っている中で、次の2点についてお伺いをいたします。
  まず、第1点目が町民体育館建設について、第5次総合計画の前期基本計画に入れるべきと思うが、町の考えを伺うものであります。
  続いて、2点目がその建設委員会ですね、建設検討委員会の設置について町の考えをあわせて伺います。
  以上です。
  それで、大きな3番目の中川の治水対策についてということで、これも第5次総合計画の前期基本計画の構想の中では水害対策の推進ということで、「中川流域において調整池の整備及び河道改修を行い、あわせて水環境系の再生を図る雨水貯留浸透施設の設置を進め、総合的な治水対策を推進します」と、こういうふうにうたってあります。そして、もう一方、3月議会定例会の初日の町長の施政方針の中でうたっている中に、いつも安全で安心して快適に暮らせるまちづくりということ、この中に「中川流域防災事業は、被災地域の水害リスクの軽減を図り、安全、安心な生活基盤を確保するため、調整池の整備推進に向けて引き続き議員の皆さんのご理解が得られるよう説明等を行ってまいります。また、中川流域の地域特性に即した流出抑制対策の着実な実行のため、流域住民の皆さん方と話し合いを進めながら雨水条例等の制度設計の検討を行ってまいります」と、こういうふうにうたってあります。こういう観点から伺いたいのは、実際に来年度はどのような対策を町が考えているのかというこの1点であります。
  そして、大きな4番目の質問の東京電力の鉄塔撤去後の土地利用についてということで、これはいろんな意味が、何でと聞かれても、これ1つの理由は、ああいうあの場所がそういう面ではこれからの将来まちづくりの中で必要になろうかというふうな位置づけがあるわけであります。また、多くの住民の皆さん方からもここへ来て跨線橋のあそこ何とか通れるようにできないかと、中川踏切のところに信号ができたことによって逆に交通渋滞がすごく起こってしまい、朝夕かなりの渋滞を巻き起こしている。特に中央台から東酒々井に行く場合に、踏切を渡るのに向こうの信号赤になって、車が渋滞している中に入る入らない、結構ぎりぎりに危ないというような状態が続いております。そういった中で住民の皆さん方からぜひそういう面では跨線橋が通れればもっと買い物もしやすいというような意見も数多く寄せられているわけです。それが正しいかどうかというのは、ここで結論を出すことは私はできないと思いますけれども、とりあえずあそこの鉄塔の跡地を町が購入して、そして何かに、これから将来町の財産として私は生かせる道もあるのかなと、そういう思いで次の点を質問させていただきます。
  まず、1点目としまして、将来跨線橋をつくることになったとき必要不可欠の土地であると思うが、これについてどう考えるかを伺いたいと思います。
  また、2点目としまして、アイビ・ネオハイツ、ふじき野、東酒々井、中央台地区の中心地になり得ると考え、地域密着型福祉施設として利用できると思うが、いかがかということであわせて伺いたいと思います。
  以上で1回目の質問を終わりにします。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、9番議員、江澤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えいたします。
  1点目の南部開発事業についてのご質問ですが、開業時期につきましては、内海議員へ答弁しましたとおり、チェルシージャパン株式会社の事業計画につきましてチェルシージャパン株式会社に確認しましたところ、現時点でお知らせできるのは、平成25年春の開業を予定して計画を進めているとのことでした。なお、プレスリリースにつきましては平成24年4月中に行う予定と聞いております。
  次に、雇用につきましては、町及び商工会ともに地元雇用などについてお願いしていく考えであります。
  2点目の町体育館についてのご質問ですが、平成22年11月に今後の方向性についての提言を得るための酒々井町体育館検討委員会を組織し、昨年11月に町民だれもが生涯にわたりスポーツに親しみ、健康で豊かに暮らすことのできるまちづくりを実現していくための拠点施設として、災害時の緊急避難施設の機能を兼ね備えた町体育館を整備することが必要であるとの提言をいただきました。
  町といたしましては、現在の利用状況や町民ニーズにこたえるためにも、町体育館検討委員会の提言を踏まえ、町の財政状況やさまざまな施策の優先順位などを考慮し、第5次酒々井町総合計画前期基本計画に町体育館の建設を位置づけております。
  また、建設検討委員会につきましては、提言の中にも建設計画を具体的に進める場合には建設検討委員会を設置することが明記されておりますので、設置したいと考えております。
  4点目の東京電力の鉄塔撤去後の土地利用についてのご質問ですが、鉄塔の跡地については、東電用地株式会社から3カ所の土地買い取りの検討について照会があり、東酒々井地先のさるすべり公園に隣接する土地及び上岩橋地先のふれあい公園に隣接する土地については土地の有効利用ができる用地と考えておりますので、今後東電用地株式会社との協議が調った場合は、用地の購入について予算計上をお願いするものと考えております。なお、その他の1カ所、これは東酒々井5丁目の幹線道路沿いのところでございますが、これについては有効な土地利用ができない土地と考えております。
  次に、地域密着型施設としての利用に関するご質問でありますが、地域密着型サービスは、高齢者が中重度の要介護状態となっても可能な限り住みなれた自宅または地域で生活を継続できるようにするため、より身近な市町村で提供することをコンセプトとしています。こうしたことを踏まえ、今後当該土地を有効活用するための一つのご提言として受けとめさせていただきたいと思います。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 経済建設担当参事、神保弘之君。
経済建設担当参事(神保弘之君) それでは、私からは中川地区の治水対策についてお答えをさせていただきます。
  来年度の中川地区の治水対策についてのご質問でございますが、中川沿川の被災地域における水害リスクの軽減を図り、安全、安心な生活基盤を確保するため、最良な手法である調節池の整備推進に向けて、引き続き議員の皆様のご理解が得られるよう説明等を行ってまいります。なお、事業実施には議会のご意思が重要であると考えております。また、中川流域の地域特性に即した流出抑制対策の着実な実行のための検討を行っております。
  なお、今年度は、平成23年6月から施行した住宅リフォーム補助金制度で、水害防止の観点から、浸透トレンチ等の雨水抑制施設を設置する場合は補助額のかさ上げを行いました。来年度においても引き続き住宅リフォーム補助金制度を実施する予定で考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 産業課長、京増孝一君。
産業課長(京増孝一君) それでは、チェルシージャパンの関係の雇用の関係についてご答弁させていただきます。
  相当数の雇用が見込まれておりますので、期待しておるところでございますけれども、募集方法につきましてチェルシージャパンに確認いたしましたところ、チェルシージャパン株式会社主催によりますジョブフェアを計画しているとのことでございます。これにつきましては、新聞折り込み等で告知をさせていただく予定と聞いておりますので、町といたしましても対応につきまして検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 9番議員、江澤眞一君。
9番(江澤眞一君) ご答弁ありがとうございました。再質問を幾つかしようかなと思ったんですけども、意外と答弁がすごく私なりにはよかったなと思いますので、前向きな答弁がちょっと多かったんで、意外でした。済みませんでした。そういう中で、じゃ要望だけちょっと入れさせていただきます。
  まず、南部開発関係なんですけども、やはり雇用というのは、町が商工会にも補助金出していますよね。やはり今こういう冷え切った社会状況の中で、商工会と町がこの開業までの間にもうどんどん、どんどんチェルシーさんにこっちから圧力をかけるくらいの意気込みがないと、なかなか今の時代であれば雇用は生まれなくなってしまいますので、その辺はもう町と商工会が本当にそういうための別のプロジェクトをつくるくらいの意気込みでぜひこれは行っていただきたいというふうに要望しておきます。
  そして、町体育館については、今14団体の方々が前の町の体育館に対して登録をしておったわけです。そのほかに一般の方々がおりました。やはりこういった方々は今はそれぞれの小学校の施設等を借りて不自由な中ででも活動を続けているのが現状であります。町長の答弁で検討委員会のあれを踏まえ前期基本計画にのせるというような、大変前向きなご答弁をいただきましたので、安心しているわけですので、そういった中で私なりの個人的な考えとして、町長、検討委員会の中では総合公園とか今のところがいいというようないろんなお話ございましたけども、私個人的にはプリミエールの下の公共用地に体育館をつくるべきだというふうに思います。その大きな理由は、これからこの本庁舎も耐震に向けての改修工事を行う、それから公民館も同等の扱い、そういった中でこれから防災関係を考えた場合、どうしてもあそこの場所に置くべきだというのが私の考えであります。この辺について町長がどのように考えるのか、通告にないと言われればそれまでですので、そういうお気持ちがあるかどうかというのもしお答えができるようであれば伺いたいというふうに思っております。
  中川地区というのは、それだけこういうふうにのせていく中で進まないのは、前も私一般質問でも言いましたように地域の方々に町ができないなりの理由をきちんと住民の皆さん方に説明をして、話し合うということが大変必要なわけです。今そういう意味では気象状況がどう変わるかわかんない状況の中で、前にあったああいうふうな豪雨があった場合に、もう二度とああいうのはなってほしくないという切なる地域住民の願いなので、一日も早くできるように引き続き努力をしていただけるよう要望しておきます。
  また、東京電力のさるすべり公園の関係ですが、今回あわせて上岩橋地区のほうもそういう面では買うということで、齊藤博さんは大変喜んでおるんですけども、この迅速な本当に、今回本当に早い決定ということで、私は評価をいたします。そういう中で、これから例えばあの場所にデイサービスができるような事業とか、そういうことがあれば利用価値は私はあるのではないかという個人的な考えも持っておりますので、それもあわせてぜひいい施設ができるようにこれから努力をしていただきたいと思います。答弁できるものがあればいただきたいと思います。
  以上で終わります。
議長(越川廣司君) それでは、要望で受けとめていただいてよろしいでしょうか。
9番(江澤眞一君) はい。
議長(越川廣司君) それでは、9番議員、江澤眞一君の一般質問が終了いたしました。

           佐 藤 修 二 君
議長(越川廣司君) 通告順に基づき、次に8番議員、佐藤修二君。
               〔8番 佐藤修二君登壇〕 
8番(佐藤修二君) 8番議員の佐藤修二でございます。私は今回の議会で、大枠で4点について質問をさせていただきます。
  1点目は、南部地区の開発関連についてでありますが、同僚議員からも重要案件ということでいろいろ質問もされております。視点を変えて質問をさせていただきます。
  1点目の南部開発関連につきましては、平成25年の4月に開通が予定されております酒々井インターチェンジの建設工事を初めとして、インターチェンジから国道296号線への墨・七栄線の道路の新設工事、そして酒々井町が手がけておりますICアクセス道路、延長330メートルの道路の工事、この道路が南部土地区画整理事業の幹線道路に接続するということで、この地域の道路の大動脈が形成されるのではないかと思います。この大動脈の開通に合わせてチェルシージャパンが平成25年4月に大型のアウトレットモールを開業するという発表がされております。これらの新設の道路の築造は、その地域の活性化はもちろん、これを契機に酒々井町のイメージも大きく変わってくるんではないかと思います。そこで3点について質問をさせていただきます。
  1点目は、ICアクセス道路についてですが、現在工事のほうも急ピッチで進められておりますが、全体的には非常に厳しい工程ではないかと私は思っております。といいますのは、このICアクセス道路、延長の330メートルはすべて田んぼ部分に10メートル近くの盛り土をして道路を築造するということで、この早期の盛り土施工が、そして地盤安定をすることがこの道路の成否を左右するのではないかと思っておりまして、また田んぼ面に10メートル近くの盛り土をするということで、のり面勾配も18%と聞いておりますが、のり長も非常に長くなって、のり面積が道路の両側非常に大きなのり面積になるということで、大雨等によって道路の崩壊とか、そういうことも視野に入れておかなければならないということも考えておりまして、こののり面保護についてどのように考えておられるのかお伺いをいたします。
  2点目は、インターチェンジから国道296号線に至る墨・七栄線の道路の新設工事につきましては、県の施工で進められておりますが、昨年の現地見学会の際にこの道路の説明図面を県の担当者に見せていただきました。296号線の接続部、これは十字路の交差点になっておりまして、非常に理想的だなという感じはしましたが、この図面どおりに施工するんだということをお聞きしまして、これはいいなと私は思ったんですが、この十字路に将来町道が接続するようになることになるのかどうかについてお伺いをいたします。私なんかが考えますと、51号から296をつなぐ道路はやはりここの十字路に接続するのが一番いいんじゃないかと感じているわけですが、お伺いをいたします。
  3点目は、URが事業主体で施工をしております南部土地区画整理事業区域内の雨水排水を受ける調整池、この調整池についてはこの事業が終了後にはいずれ町に移管されるのではないかと思います。この調整池の面積、そして容量、機能等、千葉県の宅地指導要綱等には面積に対する容量等もうたわれておりますが、についてお伺いをいたします。
  大枠の2点目は、町の介護認定についてであります。酒々井町の高齢化率は二十二、三%と聞いておりまして、会社勤めも終えて、子供たちも独立し、家を離れて夫婦2人住まいの世帯や、あるいはひとり住まいの家庭がふえているという現実があります。最近は通りに出てみましても子供たちの元気な声や姿もほとんど見えないというような状況で、静かな、そしてひっそりした住宅地に変わってきているなという感じがいたします。地区によっては高齢化率が20%を超えているんではないかというような地区もあるのではないかと思います。私ども地域の会合等にも出ますと、いろいろと高齢化福祉の問題とか、あるいはデイサービスの問題、ショートステイの問題、あるいは介護の問題等の話とか質問を受けることが多くなっております。非常に勉強不足な部分があるんですが、そこで2点についてお伺いいたします。
  町の介護認定については、審査等いろいろな条件があると聞いておりますが、この認定の要件あるいは手順についてお伺いをいたします。
  2点目は、このところテレビ等で孤独死とか高齢のご夫婦がいつの間にか亡くなっているというような、そういう報道もされておりますが、介護認定の申請をして認定がされなかった場合、その方のその後の状況の把握とか、あるいは支援の考え方等についてお伺いをいたします。
  大枠の3点目は、町の地震災害対策についてであります。このところ連日のように震度2あるいは震度3クラスの地震があちこちで起こっておりまして、巨大地震の前ぶれじゃないかというように心配をしている方々も多くおられます。自治会や団体等でも防災関係に取り組んでいるところがありますけども、まだまだ万全な防災とは言えないのではないかと思います。2点についてお伺いをいたします。
  1点目は、首都直下を含む南関東でマグニチュード7クラスの地震が4年以内に起きる確率が70%という東京大学の地震研究所の教授らの試算が出されておりまして、新聞やテレビ等でも報道されて波紋を呼んでいるところでありますが、この試算の発表を受けて、町としてどのように受けとめておられるのかについてお伺いをいたします。
  2点目は、中央台公園の防災拠点としての整備が着々と進められておりまして、心強い限りでありますが、この防災拠点を中心とする酒々井町の震災対策の公助の部分について、ライフラインの確保等も含めてお伺いをいたします。
  大枠の4点目は、住民訴訟についてであります。住民訴訟につきましては、非常に関心を強く持っている方が町民の方にもおられます。今現在どういうふうになっているのかとか、結審したのかというような質問もたびたび受けることがありまして、まだはっきりわからないんだと、決着していないのかもしれないというふうな答えをしておりますが、私はこんなふうに考えておりまして、この裁判は、町の財政が非常に厳しい中、裁判の1審、2審の弁護士費用等、合わせて現在もう740万ぐらいの費用がかかっている。血税を使っての裁判になっているんじゃないかと私は思っております。千葉地方裁判所での1審、そして東京高等裁判所での2審ともに原告側の主張が却下という結果が出ていることを聞いておりまして、この東京高裁の2審で終わったものとばかり思っておりましたところ、どうも話によりますとまだ結審はしていないというような話もございまして、この件につきまして現況についてお伺いをいたします。
  以上、大枠で4点について質問をさせていただきまして、1回目の質問を終わります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、8番議員、佐藤議員からは4点のご質問でございますので、順次お答えいたします。政策的なものは私からお答えし、細部にわたるものは担当参事と担当課長がお答えをいたします。
  1点目の南部地区開発関連についてのご質問ですが、初めにインターチェンジアクセス道路ののり面保護対策につきましては、インターチェンジアクセス道路ののり面は標準の勾配で計画していることから、降雨時の外的要因に対し植生工でのり面の侵食や崩壊を防止し、耐久性を確保することとしております。また、のり面の排水工を適切に配置し、あわせてのり面の侵食や崩壊を防止することとしております。
  次に、将来的に墨・七栄線の新設道路と国道296号十字路交差点に町道を接続させるのかとのご質問でありますが、県施工のアクセス道路工事による国道296号との交差点改良工事で町道を接続させることとなっております。ですから、十字交差点になるということでございます。
  次に、南部土地区画整理事業の調整池は、千葉県における宅地開発等に伴う雨水排水・貯留浸透計画策定の手引に従い、年超過確率50分の1の計画降雨に対して流出抑制される計画で、その詳細については独立行政法人都市再生機構から協議を受けております。また、南部土地区画整理事業区域内の汚水につきましては、町公共下水道を経由し印旛沼流域下水道に流入いたします。
  2点目の介護認定についてのご質問ですが、介護保険は、ご本人やご家族からの申請に基づき、所定の手続を経て結果が出され、サービスをご利用いただくこととなります。
  そこで、ご質問の介護認定の申請から認定に至る過程は、その後の結果やサービス利用に大きな影響を及ぼしますので、介護認定審査会の審議を経て、客観性、公平性の確保に努めているところであります。
  こうした中で、要介護認定がなされず、非該当の判定となる方もまれにいらっしゃいますが、こうした方については、症状の重度化を防ぐための介護予防事業への案内を初め、条件によっては個別訪問による安否確認を実施しています。また、地域包括支援センターなどの関係機関に緊急時に対応するための個人情報を提供するなどして見守りを図っているところであります。
  3点目の地震災害対策についてのご質問ですが、東京大学地震研究所の研究チームがまとめたマグニチュード7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算については、東日本大震災によって首都圏での地震活動が活発になっている状況を踏まえて算出されたもので、首都直下を含む南関東の地震の発生確率を30年以内に70%程度としている政府の地震調査研究推進本部の評価に比べ非常に切迫性の高い予測となっております。さらに、文部科学省の特別プロジェクトチームの研究でわかったことは、マグニチュード7級の首都直下型地震がいつ発生しても不思議ではないと指摘しております。一方、地質構造調査では、プレート境界部が東京湾北部付近で従来想定よりも約10キロ浅いことが判明し、この境界を震源域とする東京湾北部地震が起きた場合、地盤が軟弱な東京23区の沿岸部や多摩川河口付近で震度7が想定されております。このことにより震度6弱の範囲が拡大することによる配慮が必要となっております。町の耐震計画では、震度6強を想定しております。なお、グーグルでは被災の状況や交通、その他の復旧の状況が閲覧できるサイトの整備を進めております。したがって、日本であればどこでもマグニチュード7程度の地震が起きると考えられており、日本で暮らす限りマグニチュード7程度の地震に備えることは重要なことと認識しております。
  次に、中央台公園を防災拠点とした震災対策の公助につきましては、震災時の災害対策の充実を図るためには住民の避難場所や災害対策活動の拠点となるスペースを確保することは重要であります。中央台公園を避難のための広場として、防災テント、災害時炊き出し設備、災害用トイレ、応急手当てスペース、災害物資の集配スペース等を整備することは、災害時の各種機能を複合的に機能させる防災拠点となるものと考えております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 民生担当参事、矢部雄幸君。
民生担当参事(矢部雄幸君) 民生担当参事、矢部でございます。よろしくお願いいたします。私からは、2点目の介護認定の手順や数値につきまして答弁させていただきます。
  初めに、介護認定に関する要件、手順ですが、介護認定は申請に基づき進められ、申請できる方の要件は年齢によって異なります。65歳以上の第1号被保険者は、どのような症状でも申請することができます。一方、40歳から64歳までの第2号被保険者は、脳血管疾患、若年性認知症、末期がんなど、介護保険で定められた16の特定疾病であることが条件となります。
  町では、申請を受けた後、介護認定調査員による訪問調査を行い、これと並行しまして主治医の先生に意見を書いていただきます。この2つの内容を全国一律の認定基準によりますコンピューター判定をし、その後、保健、医療、福祉の専門家などから成る町介護認定審査会の審査を経て、要支援、要介護の判定が行われる手順になってございます。
  判定の結果、非該当、自立となった方につきましては、先ほど町長が答弁しましたように、介護予防事業への案内などの支援を実施させていただいております。なお、平成23年度中に新規申請を行った方は149名、そのうち非該当と判定された方は1名でございます。
  次に、介護認定を受けている方は本年1月末現在で572人、平成12年の制度開始当初から比較いたしますと339人、約2.5倍の増加となっております。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 総務担当参事、遠藤泉君。
総務担当参事(遠藤 泉君) 4番目の住民訴訟についてお答えをさせていただきます。
  住民訴訟につきましては、平成23年10月25日に東京高等裁判所において控訴審判決が言い渡されましたが、原告は同判決に不服として東京高等裁判所に上告受理の申し立てが出されております。
  高等裁判所の判決に不服がある場合には、上告の提起と上告受理の申し立ての2つの方法があり、1つ目の上告の提起は、憲法違反または法律に定められた訴訟手続に重大な違反があることを理由とする場合に限られております。2つ目の上告受理の申し立ては、高等裁判所の判決に最高裁判所の判例と相反する判断がある場合、またはその他の法令の解釈に関する重要な事項を含むものと認められる場合においてこの申し立てをすることができるものとされております。
  現在、東京高等裁判所から最高裁判所へ事件記録等の書類が送付されており、上告要件に該当するか否か現在審理されているところでございます。
  以上でございます。
議長(越川廣司君) 8番議員、佐藤修二君。
8番(佐藤修二君) 2点ほどお伺いをいたします。
  きょうの質問で同僚議員からも質問がございましたが、ICアクセス道路間に合わないんじゃないかというような質問もございました。私も非常にこれ工程的に厳しいと思うんです。といいますのは、確かに軟弱地盤のサーチャージというんですか、押さえ盛り土、これは終わっておりますけども、今現在上に出ているボックスのカルバート、コルゲートのボックスですね、この上部はまだ全然盛り土がされていないんです。ですから、昨年の議会で発生土を使うと、それが出てからの盛り土だというふうなことをちょっと答弁でお伺いしたと思うんですが、なぜ厳しいかといいますと、やっぱりこういうコルゲートの上を例えば発生土が出たから、がらがらとブルで押し込んでいくというわけにはいかないわけです。ですから、そういう点についてはやはり請負業者は多分工程管理をしているはずなんです。工程管理の工程表の中でも一番重要なラインという部分もあるわけです。そういうことも町としてチェックされてやっているのかどうか。私、これ嫌がらせでも何でもないんですが、非常に心配しているのは、やはりこのアクセス道路というのは町長のほうでも25年4月に開通というのを言明されているんです。非常に南部にとっても重要な位置なんです、このアクセス道路は。これが狂っちゃうとほかが狂ってしまうというようなことになりかねないので、内海議員も質問したと思うんですが、私もこの工程的に非常に厳しいんじゃないかということで質問させていただいているんですが、2点目は地震対策について、自治会とか、あるいは団体等が防災組織立ち上げていろいろやっておりますけども、それはあくまでも自助、共助の部分までなんです。公助の部分というのはなかなかできないと。この公助の部分はどういうこと該当するかといいますと、道路が陥没したり、そうしますとやはり重機械、そういうものが必要になるわけです。そういう点で地元の建設業者とか、そういう重機械を持っているところと対応できるような、そういう体制を町として打ち合わせされているのかどうかについてお伺いいたします。
  以上、2点であります。
議長(越川廣司君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 佐藤議員がご質問ございますアクセス道路の盛り土につきましては、工程上大変厳しい状況は十分承知をしております。ですが、その中で工夫を凝らして、やはり25年4月のインターの開設に間に合うように対応していきたいと思っております。
  それから、議員おっしゃるように構造物のところの盛り土、これが一番のポイントです。型押しとかいろいろ管理を怠れば崩壊するという可能性もありまして、私どもはそこは非常に一番気にしているところです。ただし、それにつきましては専門技術者等を委託といいますか、雇った中で管理工程をして進めていくということを考えておりますので、その辺野放図に進めることではないということでご理解を賜りたいと思っております。
  以上でございます。
8番(佐藤修二君) どうもありがとうございました。
議長(越川廣司君) それでは、8番議員、佐藤修二君の一般質問が終了いたしました。

    散会の宣告
議長(越川廣司君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日はこれで散会いたします。
  大変ご苦労さまでした。
                               (午後 3時51分)