平成17年第9回酒々井町議会定例会会議録(第2号)

議 事 日 程(第2号)
平成17年12月20日(火曜日)午前9時開議
日程第1 一般質問                                       

本日の会議に付した事件   日程第1まで議事日程に同じ   追加日程第1 議員定数調査特別委員会設置の件 出席議員(18名)      1番   引  地  修  一  君       2番   菊  地     宏  君      3番   永  井     勝  君       4番   平  澤  昭  敏  君      5番   越  川  廣  司  君       6番   木  村     亨  君      7番   江  澤  眞  一  君       8番   秋  本  和  仁  君      9番   原     義  明  君      10番   竹  尾  忠  雄  君     11番   森  本  一  美  君      12番   山  口  昌  利  君     13番   篠  原  岩  雄  君      14番   石  渡  一  光  君     15番   地  福  美 枝 子  君      16番   小 早 稲  賢  一  君     17番     ア  長  雄  君      18番   岩  澤     正  君 欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   町   長   小  坂  泰  久  君    教 育 長   津  田  藤  人  君   参 事 ・   齋  藤  甲  一  君    企 画 課長   内  田  博  道  君   総 務 課長   財 政 課長   宮  川  義  典  君    税 務 課長   水  藤  正  平  君   住 民 課長   遠  藤     泉  君    福 祉 課長   仲  田  義  秀  君   人 権 推進   石  井  八  仁  君    健 康 課長   矢  部  雄  幸  君   課   長   生 活 環境   神  保  弘  之  君    農 政 課長   京  増  孝  一  君   課   長   商 工 観光   嶋  田  孝  男  君    参 事 ・   戸  村  喜 一 郎  君   課   長                     建 設 課長   都 市 計画   本  橋  宗  明  君    下 水 道   石  川  丈  夫  君   課   長                    課   長   水 道 課長   福  田  和  弘  君    庶 務 課長   山  崎  信  二  君   学 校 教育   角  井  一  郎  君    社 会 教育   岩  舘     實  君   課   長                    課   長   農業委員会   佐  藤  悦  朗  君   事 務 局長
本会議に出席した事務局職員   事 務 局長   幡  谷  公  生       書   記   小  川  淳  一   書   記   藤  平     享

    ◎開議の宣告
議長(ア長雄君) おはようございます。これから本日の会議を開きます。
                                     (午前 9時00分)

    ◎議事日程の報告
議長(ア長雄君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。

    ◎一般質問
議長(ア長雄君) これより日程に入ります。
  日程第1、一般質問を行います。
  順番に発言を許します。

          ◇ 森 本 一 美 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、11番議員、森本一美君。
               〔11番 森本一美君登壇〕
11番(森本一美君) 皆様おはようございます。議席11番のしすい会の森本でございます。しすい会を代表いたしまして質問させていただきます。私どもしすい会は、誠心・公正をモットーに開かれた町政を目指しまして、町民、行政が一体となって議会から改革をしてまいる考えで活動しているところでございます。先般の酒々井町長選での当選、町長おめでとうございます。心からお祝い申し上げますとともに、町民生活向上のために尽力されますことをご期待申し上げるものでございます。
  さて、この選挙戦でございますが、町長選ではかつてない激しい選挙戦であり、楽なものではなかったと私は思います。このたびの選挙戦を通じ、小坂町長は多くの町民方々と接してきたと思います。町民の皆様の意見、要望等をどのように感じ取ったかをまずお聞かせくださいませ。また、そのような要望等を町政にどのように反映させていくかもあわせてお願いいたします。
  次に、このたびの町長選挙で、小坂町長は豊かな自然と伝統を大切にやさしさと活力あるまちづくりを目指し、国、県との太いパイプで政策を実行すると、五つの政策、三つの約束を掲げ当選したわけであります。その五つの政策を具体的にお聞かせください。また、三つの約束につきましても、それぞれどのように具体化していくのかをお聞かせください。その五つの政策とは、高齢者がいきいき暮らせる酒々井町にします、子供たちが健やかに育つ酒々井町にします、歴史と文化を大切にした魅力ある酒々井町にします、活力と活気にあふれた酒々井町にします、自然災害に強い安心・安全な酒々井町にしますという五つの政策でございます。それとともに三つの約束では、情報公開に努め、住民参加、明朗行政を推進します、むだを省き行政効果を高め税金は大切に使います、自然と環境を大切にします、以上三つの約束でございます。
  次に、公開個人演説会でもテーマの一つになっていましたが、開かれた町政とはどのようなものか、どのようにそれを実行していくのかをお聞かせください。
  それとこれは町長に急に言っても判断のしかねるところだと思いますけど、それなりに町長はこういうことを質問されたら、どういう考えでいるかということをわかってもらいたくて提出させていただきました。
  公共用地の有効利用についてお伺いいたします。中央台と東酒々井を結ぶ跨線橋建設計画については過去にも質問してまいりましたが、その建設予定地はいまだ建設開始の予定がなく空き地となっていることは、皆様もご承知のとおりでございます。不法駐車が一掃されましたことは喜ばしい限りですが、建設開始までの間だけあけておくのはもったいない気がします。これは町民感覚でございます。そこで提案ですが、一時的にでも有料駐車場などに活用してはいかがでしょうか。それというのも町の財政状況等を考えた場合、そこで得た収入を、これは例えばです、今社会問題になっている児童の通学上のいろいろな問題が生じています。通学路の整備や防犯パトロールなどの経費に充てることにしてはいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。この公共用地の有効利用ということは、これからの酒々井町にあちこちにこういう問題が出てくると思います。そのときに町長はどのように対応してまいりますのか、まずお聞かせください。
  以上で1回目の質問を終わります。再質問のないよう答弁をお願いいたします。私の質問とします。以上です。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、森本一美議員からの質問に回答させていただきます。11番、森本一美議員からは2点のご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。
  1点目のご質問は私の政治姿勢についてでございますので、順次お答え申し上げます。このたびの町長選挙を振り返りますと、私といたしましては大変厳しい選挙でありましたが、多くの有権者の皆様方の温かいご支援とご支持によりまして当選させていただきました。町民の皆様から寄せられた責任の重さに身の引き締まる思いをいたしております。私は町民の視点から町民の立場に立った町政運営を行うとともに、酒々井の豊かな自然と伝統を大切に、やさしさと活力のあるまちづくりに渾身の力を傾注してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
  次に、五つの政策について具体的にとのことでございますが、一つ目の高齢者がいきいきと暮らせる町では、平成20年にはいわゆる団塊の世代の退職者がピークを迎えることから、本町におきましても今後高齢化率の増加が予想されます。そこで町民が高齢期を迎えられてもはつらつとした日常生活を送れるように、それまで築いてきた知識と経験を積極的に活かせる社会参画システムを確立することが必要であると考えております。
  さらに、子供から高齢者まで一生涯を健やかで豊かに暮らしていくため、一人ひとりが自分の健康は自分で守り、自分でつくるという意識を持ち、自らが主体的に健康づくりに取り組むことへの支援、また積極的に健康情報の提供や各種検診の機会の提供など、健康促進に十分配慮するとともに、健康、福祉、介護、生涯学習を担当する分野が横断的な連携により町民の健康な生活が営めるよう努めてまいります。
  二つ目の活力と活気にあふれる町では、これからのまちづくりは町民が豊かさやゆとりを実感できることが重要であり、緑にあふれた潤いのある環境と産業経済の活力ある町を目指していかなければならないと考えております。このため酒々井インターチェンジの早期開設と南部地区産業団地の事業をしっかりと受け継ぎ、一刻も早い完成に向けて渾身の力を傾注してまいります。
  また、産業経済では産地直売システムを支援し、農産物の生産振興に努めるとともに、地場産業の育成、商工業の活性化にも取り組んでまいります。
  さらに、町民サービスの向上として利用機会の拡大を図るため、役場の土曜・日曜の開庁とシフト勤務制による開庁時間の延長を早急に検討いたします。そして、活力と活気の主役は町民の皆様であることを再認識し、町民一人ひとりの暮らしを重視し、町民の立場に立ったまちづくりを進めてまいります。
  三つ目の自然災害に強い安心・安全な町では、昨年から異常気象による大型台風の上陸や集中豪雨、新潟県中越地震など各地において大規模な自然災害が発生しております。本町におきましても昨年9月の集中豪雨によりまして床上浸水等の被害が発生しております。私といたしましては、いつ起こるかわからない自然災害を未然に防ぐため重要な施策として中小河川の治水対策の強化を図るとともに、防災に対する町民意識の高揚を図ることが大変重要であると考えております。また、11月から12月にかけて下校時の児童を襲った悲惨な事件や凶悪な犯罪が多発しております。そこで町民の皆様が安心・安全に暮らせる町にするための防犯体制の整備にも努めてまいります。
  四つ目の子供たちが健やかに育つ町では、現在男女共同参画の時代であり、女性の社会進出等の社会変化に伴い安心して子供を産み育てることができる社会は時代の要請であり、その実現に向けて子育て支援や教育に全力を尽くします。また、地域・家庭・学校が一体となって個性豊かでグローバルに活躍できる健全な青少年の育成環境の改善に取り組んでまいります。さらに、生涯学習施設でありますプリミエール酒々井と中央公民館を核として生涯学習の振興にも努めてまいります。
  五つ目の歴史と文化を大切にする魅力ある町では、本町は四つの駅と国道51号及び国道296号、さらには県道が通過している、とても利便性の高い地域であります。また、自然と歴史が息づき、国指定史跡本佐倉城跡などの歴史的文化遺産が残されております。そこでさらなる自然環境の保全と町の景観形成と観光面の活性化を図ってまいります。また、道路交通の利便性を活用し、産業振興に大きく寄与する地場産品の販売や観光コースの拠点となる道の駅の設置を検討していきます。
  さらに、各地域の均衡ある発展を図るため、地区単位で話し合っていただく地域のまちづくり事業を町民の皆様と協働で進めていきたいと考えております。議員各位を初め町民の皆様のお力をおかりしながら精いっぱい努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
  次に、三つの約束について具体的にとのことでございますが、一つ目は、情報公開に努め、住民参加・明朗行政の推進でございますが、これは町政報告会や公募による各種審議会への町民の参加、さらに町長交際費の原則公開であります。二つ目は、むだを省き行政効率を高め、税金は大切に使いますということですが、特別職を2名に減員、また職員に働きがいを強く持ってもらうために目標管理システムの導入、指定管理者制度の制定などであります。三つ目は、自然と環境を大切にしますということでございますが、残土処理条例の見直しを検討いたします。さらに、町民の参加を得て、豊かな自然環境の保全と創造に取り組んでまいります。
  次に、開かれた町政をどのように進めていくのかとのことでございますが、町民の皆様が主役の行政、そして町民の皆様に信頼される行政を推進することが行政運営の基本であると思っております。そこで町が積極的に情報を発信することが情報公開の第一歩であります。特に町のホームページは情報の発信源でありますことから、新たに町条例の掲載や町長交際費の公開などを掲載してまいります。また、町政報告会の開催や各種委員会委員の公募、選出など積極的に検討してまいりたいと考えております。このようなことから町と町民の皆様が一体となって情報を共有することが重要でありまして、町が積極的に各種の情報を提供し町民参加による明朗な行政を展開してまいりたいと考えておりますので、議員各位と町民の皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
  続きまして、第2点目でございます。第2点目は公共用地の有効利用についてのご質問ですが、都市計画道路中央台・尾上線の跨線橋建設予定地について、この用地を管理する立場からお答え申し上げます。
  跨線橋の整備に取りかかるまでの間、その用地があいているので有料駐車場として利用したらどうかというご提言と受けとめております。ご質問の用地はご指摘のようにここしばらくは整備の計画はございません。ただ、この中央台・尾上線を路線としてとらえた場合、当然のことながら町道認定をして供用開始の手続を行い、未完成の跨線橋部分を除いては一般に利用されている路線でございます。したがいまして、空地部分も行政財産としての取り扱いとなりますので、目的外の利用や貸し付けについてはかなりの制約がございます。しかしながら、今回のこのご提案を真摯に受けとめさせていただきまして、道路管理者の設置による路上駐車場等、他の市町村の事例調査や関係法令上の制約等を研究させていきたいと存じますので、ご理解をお願いいたします。そういうことでいわゆる先ほどもありましたが、どのような対応をしていくのかというお話でございますが、その辺につきましては未利用部分のこういう行政財産じゃなくて一般財産的になっているところにつきましては、やはり活用を前向きに考えて検討していきたいと思っております。これは行政の方もありますので、その辺のところで少し研究させていただきたいということでございます。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 11番議員、森本一美君。
11番(森本一美君) 町長どうも細部にわたりご答弁いただき、ありがとうございました。ただし答弁の中で、検討または研究する部分につきましては、なお一層の実施に向けた、さらなる努力をお願い申し上げまして、私の質問を終わりといたします。
議長(ア長雄君) それでは、11番議員、森本一美君の一般質問が終了しました。

          ◇ 越 川 廣 司 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、5番議員、越川廣司君。
               〔5番 越川廣司君登壇〕
5番(越川廣司君) 議席5番、しすい会の越川でございます。
  質問に入る前に、今回の町長選挙におきまして見事当選をされました小坂町長に心よりお祝いを申し上げる次第でございます。大変おめでとうございました。新生酒々井町が、町長が言っております豊かな自然と伝統を大切に、やさしさと活力あるまちづくりへ改革できることを大いに期待をするものでございます。私どもしすい会は、先ほども代表が申し上げましたように、誠心・公正をモットーに開かれた行政を目指しまして、町民、行政が一体となって議会から改革をしてまいる考えで活動をしておるところでございます。酒々井町におきましても財政化健全化緊急対策を見てもわかるように、17年から19年の3年間で約13億4,000万円を超す財源不足となっておるわけでございます。財政当局は厳しい中でも県内においては大変よい状況にあるとも言われておりましたが、私はここ数年見てまいりましたが、ますます厳しくなり、自立を選んだ酒々井町は本年度よりも年々、まして18年度は大変また厳しい財政運営が予想されると思うわけでございます。町長はまず歳出を省き、行政効果を高め税金を大切に使う。そして、歳出を抑えた中でもやるべきことはやるんだということで明言をしてまいりました。そして、五つの政策、三つの約束を掲げてまいったわけでございます。そこでお伺いいたします。18年度の予算編成にあっての基本方針はどのように考えているのか、お聞かせを願います。また、特にどのような事業に力を注いでいくのか、重点施策等もあわせてお聞かせをください。また、今後の財政運営をどうされていくのかをもお聞かせを願いたいものでございます。
  次に、酒々井インターチェンジと南部地区の産業団地についてお伺いをいたします。酒々井インターチェンジにつきましては、酒々井町はもとより近隣市町村の活性化を図るため、酒々井町が先頭になり、7市町が陳情に陳情を重ねまして、地域活性化インターチェンジ制度に基づき決定をされたわけでございます。前町長がとってきた経過につきまして敬意を表するものでございます。本事業につきましては千葉県が事業主体となりまして、既に測量等が開始をされたと聞いておりますが、現時点での進捗状況と事業予定についてお聞かせをください。また、町もそれなりに協力をしていくこととなると思いますが、現時点で予想されるかかわり方はどのようなものか、お聞かせをください。
  次に、前綿貫町長が都市再生機構との協定を結んだと報告がございました。その中でまちづくり交付金制度を導入するほか、都市再生機構の立替制度を活用して極力町の財政への影響を少なくすると説明があったわけでございます。そこでそのまちづくり交付金はどのようなものなのか、お聞かせを願います。また、都市再生機構の立替制度の仕組みはどういうものなのか、具体的な内容についてお聞かせをください。
  次に、治水対策についてお伺いをいたします。我が同士、木村議員の地先においては、平成16年9月4日に集中豪雨による被害が発生し、特に上岩橋、中川地区では、地区内を流れる中川の増水、はんらんによりまして、床上浸水26棟、床下浸水29棟という大変大きな被害も記憶に新しいところであります。二度とこのような災害を繰り返さないよう、中川の抜本的な治水対策を願うものであります。町長の政策にもあります自然災害に強い安心・安全な町、そういったことから中川の治水対策につきまして具体的にお示しをください。
  次に、本佐倉城址についてお伺いいたします。本佐倉城址につきましては、16世紀前半において下総の政治経済、あるいは文化の中心として栄えたところであります。私も何回か質問をさせていただきましたが、この国の指定の実現につきましては、地元はもとより関係者の方々の大変なご努力とご協力の中で国指定を受けたところであります。そこで質問をいたしますが、前町長と教育長が本佐倉城址の周辺整備につきましては、国、県、佐倉市及び地元と協議を重ねながら検討していきたいと、こういったご答弁をいただいたわけでございますが、今まで何をしてきたのでしょうか、お聞かせを願いたいものでございます。また、今後どのように地元と協議をし事業を進めていこうとしているのかをもお聞かせを願います。
  次に、進入路についてお伺いいたします。前町長は旧国道296号線から根古谷地区に至る町道は、本佐倉城址整備に向けたアクセス道路として大変重要なものであるということでご答弁をいただいたところでございます。そのようなことから平成7年から9年の実施計画の中で実施設計をも行ったわけございます。この実施設計の終わった計画道路を小坂町長はどのように活かしていこうとするのかをお聞かせを願います。
  最後に、道の駅の設置についてお伺いをいたします。この道の駅の設置につきましては平成15年6月議会でも質問をさせていただきました。私は県内の道の駅、何カ所か状況を聞いてまいりましたが、どこも以前は観光地と観光地を結ぶ通過地点であったところが、道の駅を設置することによりまして他町村より多くの人が訪れ、新たな観光資源、そして町の活性化につながったそうでございます。酒々井町には他市町村に負けないいろいろな資源がございます。条件は十分にそろっておると思います。道の駅の設置とその方法についてお聞かせを願いたいと思います。
  以上で私の第1回目の質問を終わります。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) 5番、越川廣司議員からは5点の質問をいただいておりますので、順次申し上げます。
  1点目は、平成18年度の予算編成方針についてのご質問でございますが、明年度の町財政の見通しから申し上げますと、国においては経済が回復基調にあると言われておりますが、自主財源の主なものが住民税と固定資産税中心の当町におきましては、住民の方々の所得が上昇してきませんと財源の増加は期待できない状況にあると言えます。また、国の構造改革の断行による三位一体の改革の影響、そして国においては一応の決着を見ておりますが、地方においては具体的な税源移譲や新たな児童手当等の負担割合の変更やこの拡充問題等がいまだ不透明であること、さらには千葉県の財政改革による県補助金の廃止や削減、町の預金とも言える一般財政調整基金の減少などがあり、一方歳出面では社会保障関係経費や公債費等の義務的経費の増加が顕著であることなど、財政運営は近年にない大変厳しい状況にあるものと認識しております。そこでこのような状況にございますが、財政の健全化を図り適正な行政水準の確保と、それによる安定的な住民福祉行政の維持というものは何としても守らなければなりません。それなくして町民の期待におこたえすることは困難でございます。したがいまして、町といたしましては、昨年度策定いたしました酒々井町財政健全化緊急対策計画を現状に合わせ見直すとともに、これに沿って平成18年度の予算編成方針を策定し、現在予算編成作業を進めております。ともかくこのような大変厳しい状況でございますので、住民サービスの質と量をできる限り落とすことなく、酒々井町財政健全化緊急対策計画で定めた歳出の大幅な削減という目標に取り組むことが予算編成方針の柱でございますので、ご理解を賜りたいと思います。
  なお、このような予算編成方針のもとに、私の初年度の予算となるわけでございますので、所信表明の中でも申し上げましたが、公約の実現に向けて編成を進めたいと考えております。経常的経費につきましては削減を図りながらも、特に福祉関係予算においては少子・高齢化対策を初めとする扶助費的な予算につきまして特段の配慮をしてまいります。また、計画的経費につきましては、酒々井インターチェンジ関連事業及び南部産業団地事業の着手や中川地域の治水対策事業に着手するための予算措置を考えております。
  次に、今後の財政運営につきまして申し上げますと、このような極めて厳しい財政状況の中で自立の道を選択したわけでございますし、また私の公約の実現のためにも相当思い切った行財政改革というものに取り組まなければならないと認識しております。それには職員の意識の改革はもちろん、議会を初め住民の方々のご理解とご協力が絶対に必要な条件ではなかろうかと考えております。したがいまして、この実現のためには財政状況などの情報の積極的開示を進め、さまざまな方面から意見を取り入れることができるよう、そのようなシステムづくりなどの検討が必要ではなかろうかと思っておりますので、そう思っておりますので、これに早急に取り組んでまいります。よろしくお願い申し上げます。
  2点目は酒々井インターと南部地区産業団地についてのご質問ですが、東関東自動車道の建設計画が示された時点から要望し、昭和60年には関係市町による東関東自動車道酒々井インターチェンジ設置促進期成同盟を組織し強く要望活動を続けてきた結果、平成15年に国土開発幹線自動車道建設会議において、長年の悲願でありました酒々井インターの設置が決定されたところであります。また、南部地区産業団地は地元からの強い要望で始まり、この完成を待ち望んでいる方も多いものと認識しております。この南部地区産業団地の完成は、将来的なまちづくりに必要不可欠となります自主財源の確保や町民の皆様の雇用の場の確保につながることなどから、本事業を積極的に推進しているところであります。(仮称)酒々井インターチェンジにつきましては、南部地区の開発に起因して増加する開発交通量を考慮した構造形式の変更等を行うため、事業化に向けて千葉県並びに都市再生機構と町との間で費用負担を含めた役割分担等について協議が進められてきたところであり、3者間における合意が得られたことから、去る11月21日に3者間の役割分担等に関する基本的事項を定めた協定書を締結したところでございます。現在、県におきまして、この協定書に基づき国土交通省にインターチェンジの構造形式、接続位置の変更協議を行っているところでございます。また、現在県で測量を実施しているところでありますが、この測量範囲は既にインターチェンジの拡大を想定したものであり、これは本年7月末に3者間で実質的に合意したことによるものであります。
  なお、この測量の完了後、インターチェンジやアクセス道路の設計に入り、その後、来年度には用地取得が開始されるところであります。
  次に、酒々井南部土地区画整理事業に関する協定書の締結につきましては、インターチェンジの協定範囲に含まれるアクセス道路部分が南部地区の関連公共施設整備対象事業に含まれることから、県道富里酒々井線へのアクセス道路事業の確実性の担保として早急な協定締結を求められていたものであり、また都市再生機構との間におきまして事業化に向けた役割分担等の協議が調ったことにより、去る11月25日に締結したものでございます。両協定書の締結につきましては、事業の進捗に向けた第一歩であり、必要不可欠なものであると認識しております。
  また、南部地区の事業の進捗状況を申し上げますと、既に地元説明会、第1回目の地権者説明会も終了し、土地区画整理事業の事前準備作業は第一歩をしるしたものと考えております。当計画地の事業化に向けて必要となります関連公共施設整備につきましては、国土交通省で勧めるまちづくり交付金制度を活用するとともに、都市再生機構の立替施行により事業を推進しようとするものでございます。このまちづくり交付金は、地域の歴史・文化・自然・交通環境等の特性を活かした地域主導の個性あふれるまちづくりを実施し、都市の再生を効率的に推進することにより、地域住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図るための制度であります。当町におきましては、酒々井インターチェンジ周辺地区の都市再生整備計画を策定してまちづくり交付金を要望しております。内容につきましては、(仮称)酒々井インターチェンジを核とした総合的な整備を平成18年度から平成22年度までの5カ年で行い、地域経済の活性化と新たな雇用の創出を図ることを目標に置き、これを実現するため三つの目標を設定しております。一つ目は、国道296号線から(仮称)酒々井インターチェンジを経由して、主要地方道富里酒々井線と連結する道路整備を行い、交通アクセスの向上を図ること。二つ目に、中心市街地と南部地区を連結する道路及び関連公共施設の整備を実施し、土地区画整理事業内への企業誘致を促進させ、新たな雇用の創出、観光拠点の形成を図ること。三つ目は、南部地区整備に当たっての地元要望でもあります既存集落を整備し住環境の向上を図ることでございます。
  次に、立替施行制度でございますが、これは一定規模以上の開発事業等を行う場合について、地方公共団体の財政状況などによりまして、これらの事業に関連する公共施設を適時に整備することが困難な場合に、地方公共団体と協議の上、都市再生機構が民間資金を借り入れ、地方公共団体にかわって関連公共施設の建設を行い、施設の整備後、地方公共団体が長期分割により、その費用を支払うという制度でございます。このインターチェンジ及び南部地区産業団地に係る進捗状況等の議会並びに町民の方へのお知らせにつきましては、既に役割分担のもと、各事業主体が事業化を決定し推進しているところでございますので、公表の内容について関係機関と協議の上、お知らせしてまいる所存でございます。私の公約にもございますように活力と活気にあふれる町を実現していくため、酒々井インターチェンジの早期完成、南部産業団地事業の推進につきましては、議会を初め関係者の皆様方にご理解、ご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
  3点目でございますが、中川排水路流域の治水対策についてのご質問ですが、自然災害に強い安心・安全なまちづくりのための喫緊の課題であり、対策を全力で進めてまいる所存であります。対策の目標としましては、中川の現況から判断しますと、調整池を設ける対策が有効であると考えておりまして、水害を未然に防ぐ調整池から、さらに子供たちが環境学習の場として日ごろから水に親しむことができる親水公園的な機能を有する調整池を可能な限り目指したいと考えております。また、厳しい財政状況で山積する懸案事項の処理も数多くある中で、事業費の財源確保についても重要なことでありますので、どの程度の規模の整備にするのか。まずは調整池の整備計画を立てまして、早期に治水対策が実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
  4点目は、本佐倉城址についてのご質問でございますが、歴史と文化を大切にした魅力あるまちづくりは、私の政策の柱でございます。酒々井町にとって貴重な文化財である本佐倉城跡整備は重要な施策として、城跡を共有する佐倉市と共同で保存・整備、活用事業を実施していく所存であります。整備事業は平成15年度に策定した史跡本佐倉城跡整備実施計画に基づき実施することとし、城跡の復元整備、調査研究、未指定地の追加指定の準備等を進めます。周辺整備と進入路につきましては、城跡の活用の利便性を高めるに必要な事業であると認識しております。周辺整備と進入路に係る計画を策定し、事業の実施を進めてまいりたいと考えております。また、計画の作成に当たっては、地元と対話を大切にしながら進めるとともに、厳しい財政事情の考慮と種々の補助金事業を精査し、その活用を図りながら実施することができるよう考えてまいります。なお、保存整備事業の現状につきましては、教育長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。
  5点目でございますが、道の駅についてのご質問ですが、駐車場、トイレ、電話等の基本的な休憩施設と地域の自主的工夫のなされた施設で構成され、だれでも気軽に休憩ができ、その地域の特産品や文化に触れたり地域住民と交流することができる施設でありまして、平成17年8月現在、国道、主要地方道を中心に、全国に830カ所、千葉県内では18カ所が登録されております。市町村や観光協会、JA、第三セクターなどにより運営され、皆さんに親しまれております。ご質問の道の駅を設置し、町の活性化を図る考えはとのことですが、町の活性化、産業の振興に寄与する方策と考えておりますので、町の地域性、道路交通状況、観光などの適正を含め前向きに検討してまいりたい。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) 教育長、津田藤人君。
               〔教育長 津田藤人君登壇〕
教育長(津田藤人君) おはようございます。教育長の津田でございます。5番議員、越川廣司議員の本佐倉城址についてのご質問お答えをいたしたいと思います。
  ただいま町長から申し上げました本佐倉城跡の保存整備事業の現状につきましては、私から答弁させていただきます。これまで議員の皆様には指定地区内の見学等いただいておるところでございますが、史跡本佐倉城跡は関東地区を代表する中世城郭として平成10年に国の史跡指定を受けました。指定以後、城跡は全国的に注目されており、休日などには多くの見学者が来訪しております。町教育委員会では城跡の保存・整備、活用について、史跡本佐倉城跡整備実施計画に基づき城跡内の整備事業を佐倉市と共同で進めております。整備事業は平成15年度からおおむね10カ年を短期整備期間といたしまして、城跡の発掘調査と復元整備、歴史資料の調査研究、未指定地の追加指定の準備を進めることとしております。現在、厳しい財政事情の中ではございますが、指定地内整備につきましては文化庁補助事業として、酒々井町では発掘調査、復元整備を進めており、佐倉市では発掘調査を実施しておるところでございます。当町では御殿跡、矢倉跡、門跡等が発見されており、整備事業に係る貴重な資料が蓄積されております。また、今年度末には調査整備に係る専門家による史跡本佐倉城跡調査整備委員会の開催を予定しており、資料を検討し整備への準備を進めることとなっております。今後、調査結果について機会をとらえ報告させていただきます。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) 5番議員、越川廣司君。
5番(越川廣司君) 議席5番、越川でございます。大変前向きなご答弁等も含めて大変ありがとうございました。ただそうじゃなかった部分等につきましては、なおさらなるその実施に向けた検討をお願いをしたいと思います。
  そこで1点だけ教育長の方に、未指定の部分についてというお話がございましたが、場所的にどの辺なのか、現時点でおわかりになれば、いただければありがたいと思います。
議長(ア長雄君) 社会教育課長、岩舘實君。
社会教育課長(岩舘 實君) それでは、本佐倉城跡の関係の未指定地の今後の予定でございますが、向根古谷地区を考えてございます。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) 5番議員、越川廣司君。
5番(越川廣司君) 議席5番、越川でございます。大変ありがとうございました。これで私の質問を終わらせていただきます。
議長(ア長雄君) それでは、5番議員、越川廣司君の一般質問が終了しました。
  しばらく休憩します。 
                                     (午前 9時57分)

議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
                                     (午前10時05分)

          ◇ 山 口 昌 利 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、12番議員、山口昌利君。
               〔12番 山口昌利君登壇〕
12番(山口昌利君) 12番議員、山口昌利でございます。
  一般質問に入る前に小坂町長、先の町長選挙での初当選まことにおめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。さて、これから町の発展と町民2万一千有余人の幸せのため、県庁で得た豊富な知識と経験を活かしていただきたいと思います。さらに、決断と実行力を持って行政の運営をしてほしいと強く望むものです。
  それでは、これから本題に入ります。1、選挙で公約した五つの政策について伺います。各項目について一層実りあるものとするため、具体的に説明をお願いします。
  (1)、高齢者がいきいきと暮らせる町。
  (2)、活力と活気にあふれる町。
  (3)、自然災害に強い安心・安全な町。
  (4)、子供たちが健やかに育つ町。
  (5)、歴史と文化を大切にした魅力ある町。
  二つ目の質問です。行政改革についてお伺いします。今、当町の財政状況では現状維持が精いっぱいで、新規事業がほとんどできない状態にあります。今ここで思い切った手段を講じなければ、行政が停滞し町の発展を阻害しかねない状況にあります。先日、政府は2010年までに衆議院議員を300名、それから参議院議員を150名に削減する方針を打ち出しております。私は新町長が町民の利益を第一に酒々井財政再建に全力で取り組むとしておりますが、何が何でも改革を断行してほしいと強く願っております。
  (1)、町の財政が逼迫している中で歳出の削減と財源確保の具体的な施策について伺う。
  (2)、町長の報酬カット及び助役、収入役について、どのように対処するのか、お伺いします。
  3番目としまして、町政システムの総点検について、各課におけるやり残しや問題になっている課題について、すべて洗い出しし、一つでも多く解決できるよう真剣に取り組んでいただきたいと思います。それが住民サービスに直結しているからです。
  そういうことで(1)、組織の見直し及びその具体策を伺う。
  (2)、各課における諸問題について、特に選挙公約した点についてお伺いいたします。
  4番目といたしまして、道路についてお伺いします。緊急課題の中でも消防署に至る道路は5年ほど前に中央台各自治会長と東酒々井の各自治会長の連名で要望書を提出した結果、前町長が約束をしたことでありますが、結果として予算がなく、道路の拡幅の問題などからそのままになっているものであります。今交通渋滞が大問題になっている現在、早急に対策を講じていただきたいと思います。
  (1)、中央台1丁目から消防署に至る道路について。
  (2)、東酒々井と中央台を結び、JR成田線をまたがる跨線橋について。この(2)につきましては、今まで森本議員が何度か質問しているものと同一です。
  最後、5番目でございますが、職員の意識改革とレベルアップについて。職員にやる気と意欲を持たせる有効な手段を講じていただきたいと思います。やはり制度も長年やっておりますと中だるみじゃないですけど何か流される。せっかく提案制度でいい話を出しても、何か現実の中でさほど重きを置かれないでそのままになっているというような話もちらほら伺っております。
  そういう中で、(1)、研修制度の見直しについて。
  (2)、職員提案制度の現状と、その対策について。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、お答えさせていただきます。
  12番、山口昌利議員からは5点のご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。
  1点目のご質問は五つの政策についてどのように取り組んでいくのかということでございますが、初めに高齢者がいきいきと暮らせる町では、保健福祉体制と社会福祉体制を充実させ、急激な高齢化対策に備え、また健康促進事業を推進するともに、アクティブに活動できる体制を整えます。
  次に、活力と活気にあふれる町では、特に酒々井インターチェンジの早期開設と南部地区産業団地の一刻も早い完成に向けて渾身の力を傾注してまいりますとともに、雇用の増加や自主財源の確保に全力を注ぎます。
  次に、自然災害に強い安心・安全な町では、いつ起こるかわからない自然災害を未然に防ぐため治水対策の強化を進めます。また、防犯体制の整備にも取り組んでまいります。
  次に、子供たちが健やかに育つ町では、子育て支援の強化と教育環境の改善、個性豊かでグローバルに活躍できる健全な青少年の育成に取り組みます。
  次に、歴史と文化を大切にした魅力ある町では、自立を選んだ酒々井の自然と歴史が生きる町の景観形成の推進や本佐倉城跡などの歴史的文化遺産を活かした観光面の活性化、さらには農業、商工業の振興にも努めてまいります。これらの五つの政策につきましては、厳しい財政状況の中ではありますが、町民の皆様の利益を第一に考え、町民の皆様としっかりと議論を深め、町民の立場に立った新しい視点で、その政策の推進と町政運営に全力で取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
  2点目は行財政改革についてのご質問ですが、初めに財政問題につきましては、先ほど5番、越川議員のご質問にお答えする中で、私の財政問題に対する基本的な認識と今後の財政運営に対します基本的な考え方をお答え申し上げましたが、これを基本に歳出の削減と財源確保について具体的に取り組んでまいりたいと思っております。先ほども申し上げましたが、思い切った行政のスリム化を図り歳出の削減を実現していくためには、当然痛みを伴います。したがいまして、これを断行するに当たっては、議会を初め町民のご理解とご協力、また執行部、各職員のさらなる意識改革などが不可欠の要素でございます。このため町の財政の現状と今後の見通しなどを情報開示を進め、まずは多くの皆様に状況をご理解いただいた上で、さまざまな話し合いの場をつくるなどしてご意見等をちょうだいし、何をどうすればよいかを議論してまいりたいと考えております。こうしたことを経て、最終的には行政のスリム化を実現してまいりたいと考えております。
  次に、財源の確保につきましては、これには短期的なものと中・長期的なものがあると考えております。短期的にはやはり町税の徴収体制の強化と受益者負担の適正化ではないかと思います。したがいまして、これらにつきまして就任したばかりではございますが、まず現状をしっかり把握いたしまして、改善すべきところは早急に見直しを行ってまいります。また、中・長期的には南部産業団地の推進や働く世代の人口の確保、人口誘導や流出への歯どめのための支援施策の検討などに努めてまいりたいと考えております。
  次に、私の給与についてのご質問ですが、町の厳しい財政状況を勘案し、平成17年度におきまして特別職及び教育長の給与の5%減額を現在実施しているところであります。18年度以降も引き続き減額を実施してまいりたいと考えておりますので、そのための議案を明年3月定例会に上程する考えです。
  次に、助役、収入役についてどのように対処するのかというご質問ですが、報道等によりますと、現在、地方制度調査会において、地方の自主性、自立性の拡大及び地方議会のあり方に関する答申案が首相に提出されたところです。この答申案では都道府県知事や市町村長を補佐する特別職の体制について、情報技術の進展や効率化が進んでおりますことなどから、出納長、収入役を廃止し、市町村の助役の名称を副市町村長に変えて権限を強化する副知事・副市町村長制を導入するよう求めております。自治体のトップ体制を3役から2役に変更するもので、政府は来年の通常国会に地方自治法改正案など提出する方針と聞いております。私自身も同様の考えを持っておりまして、今後の国の動向を注視してまいります。当面町の特別職についても新たな収入役を任命せずに2役体制で町政運営を行ってまいりたいと考えております。
  3点目は、町政システムの総点検に関するご質問ですから、あわせてお答え申し上げます。行政の効率化と住民サービスの向上を目指し、町民の立場に立って庁内組織の見直しを考えております。初めに、現行の各課における事務分掌について総点検を行い、その上で見直しをすることから取り組んでまいります。つまり町民サービス向上を図ることを基本とし、総合的で効率的な行政運営を推進していくため、特に重点事業や特定の課題に取り組むための職員の配置や各課間の連携を強化するとともに、事務事業以外の外部委託を進め組織の簡素化に努めてまいりたいと考えております。
  4番目ですね、中央台1丁目から消防署に至る道路についてでございます。このことにつきましては以前地元自治会から要望書が提出されたこともあり、中央台地区の幹線道路を消防署前まで延伸することが必要であるということも認識しております。しかしながら、延伸ですね、これはいわゆる中川排水路に新たに橋梁を設置し、用地買収した後、消防署前の幹線道路へ接続ということでございますが、この延伸する工事をするためには、新たな交通量の発生や、これを受ける国道51号方面に連絡する町道の歩道拡幅を伴う交通安全対策、さらには現状としての厳しい財政状況の折、他の多くの道路整備に係る要望との調整など、総括的に検討していかなければならないことからも、事業化を図ることはいましばらくの時間が必要な状況でございます。現在は中崎橋付近において運転者に注意を促すための反射式路面標示と注意看板等の施設を設置することで交通安全対策に努めております。よろしくご理解をお願い申し上げます。
  2点目の次に跨線橋は酒々井町の中心市街地を形成している東酒々井団地と中央台団地がJR成田線により東西に分断されていることから、交通の利便性向上のため、国道51号線と国道296号線を結ぶ道路として、平成3年3月に都市計画道路中央台尾上線として都市計画決定されたものでございます。当該路線の事業推進に当たっては、現況道路のすりつけなど工法の検討を行う詳細設計を実施し、関係機関の協力が必要となります。また、地域住民の説明会においても交通量の増加による危険性の増大や騒音等のコンセンサスが得られていない状況にあります。さらに、現在の厳しい財政状況の中では予算的な措置も困難な状況となっております。しかしながら、町としては必要な都市計画道路であることから、今後は財源の確保、騒音や安全対策等について地域住民の理解を得ながら事業を推進してまいりたいと考えております。
  5点目の職員の意識改革とレベルアップについてのご質問でございます。初めに、研修制度につきましては、職員一人ひとりに毎日の業務においてどのようにしたら効率よく業務をこなせるか等、常に意識を持って業務に取り組んでほしいと考えております。そうした意識改革を推進する上で研修制度を充実する意義は大きいと思います。現在、自治実務研修として千葉県への派遣を初め、自治大学校、市町村アカデミー、千葉県自治専門校などの各種研修機関で職員研修を行っており、これらの研修を通じて政策を形成し、制度を組み立てる能力、情報を収集し処理する能力、状況の変化や危機に適切に対応できる柔軟性や国際的な視野等の多様な能力を持った人材の育成に取り組んでいるところでございます。今後さらに現行の研修制度に加え、職員の意識改革や資質の向上を図るため、外部から講師を呼んで行う研修や職員相互による内部研修等にも力を入れてまいりたいと考えております。
  次に、職員提案制度につきましてでございます。事務事業の改善等について、職員の提案を奨励し、これを採用、実施することにより、事務事業の効率化等に資するとともに、職員のモラルと士気の高揚を図ることを目的として制度化しているところでございます。この制度により実施された提案の主なものとしては、楽しく待つことのできるホールの設置、これは庁舎1階の壁面や階段などを利用し、写真で伝える町内のニュースやサークル活動の作品を飾る小さなギャラリーとしているものです。また、挿絵入り年賀はがき事業や色別課名案内板などの設置のほか、記念事業におけるイベント案などが具体化された提案事業でございます。現状は本制度が必ずしも機能しているとは言えない状況でありますが、事務事業の改善や効率化、さらに職員の士気の高揚につながる制度であると考えますので、今後は募集方法等を含めた制度の再検討など、現行制度の見直しを検討し、職員の提案を奨励していきたいと考えております。
  以上で私の答弁を終わります、よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 12番議員、山口昌利君。
12番(山口昌利君) 再質問を行います。
  まず、1点目の選挙で公約した五つの政策、おのおのわかりやすく回答いただきました。どうか効果のある方法で即実行していただきたいと思います。
  次に、行政改革についての回答でございますが、やはり歳出を削減する、この町では、どこでもそうですけど、少子・高齢化が進んでいる中で年々サラリーマンの方が、60歳あるいは六十何歳でやめていく。多いときは80人、この町でも80人ぐらいと伺っております。その分税収が減るということだと思います。これからも歳出の削減を縮小して頑張っていただきたいと思います。その中で町長の報酬カット、来年3月に5%、議会の中で提案していただくということで、ありがとうございました。
  それといま一つ、収入役を廃止して2役体制でいくということで、ありがとうございます。新聞でちょっと見たんですが、収入役廃止について、昨年の地方自治法改正で人口10万未満の市や町村の場合、収入役を置かず市長か助役が事務を所管することが可能になった。つい最近の報道でも大網白里町、人口約4万8,000人、この大網白里町では来年4月から廃止ということになっております。それから、御宿町、これは人口約8,000人、現町長が収入役を廃止するというような記事が載っております。したがって、今回酒々井町でも町長が2役体制ということで発表していただいたものですから、非常によかったかなと思います。ぜひ実行していただきたいと思います。
  それから、道路問題について、これ私が一般質問してからもう10年以上たっております。いずれにしましても51号から進入道路の問題、あるいは中川治水との連結、種々問題があります。でもこの道路については、中央台が造成されて三十数年、40年近くたつと思います。そういう年数や何かを考えると、道路が拡幅しなければ、あるいは中川治水の関係でということでよくわかりますけど、やはりそのためにはどういう方法で、今まで一般質問して、あるいは回答していただいた中で、じゃあそれがあるからできないんですよと、それだけではちょっと私たち納得しないんですね。じゃあそのためには51号から消防署へ進入する道路どうするんだと。2メーター拡幅する、じゃあその買収計画とかいろんなことをやらなくちゃなりませんよね。ですからそういう本当にネックになっている点を改善していただいて、何が何でも道路をつくるんだと、そういう方向性というか意欲をぜひ示していただきたいと思います。今回中川治水との関係がありますもので、それとの関連で解決していきたいというようなことですから、これについては納得といいますか了解はいたしますけれど、ぜひ治水対策とともに早く建設していただきたいなと考えます。
  最後に、職員の意識改革とレベルアップについて。職員を県に派遣したり、あるいは外部講師を呼んで、非常にいいことだと思います。ただ残念ながら何かせっかく研修やら何かしても、まあ私たちもそうなんですけれど、後で時間が過ぎるとそれが希薄になるといいますか、やはりこの酒々井町では県に派遣する、外部講師を呼んで、今までより数段レベルアップしているんだよと。要するに職員の質ですね、内容、質、それとともに私が一番お願いしたいのは、新しいものに取り組む、その姿勢をお願いしたい。どこの行政でも、あるいは一般の民間の会社でもやはり競争しているわけですよね。例えばじゃあ法律ができた、条例ができた。それから、周りを見回して印旛郡の中でどうだ、県内ではどうだ、じゃあそれから重い腰を上げようか、これは間違いないんですね。でもそれでは先へいかないと思う。後塵を拝することになりますね。この自治法が決まって、先ほど回答いただいた収入役を置かない、大変ありがたいことです。ですからそういうものを率先して取り組んでいただきたい。そうすることがこの町の発展と、それから住民サービス、まさしく住民サービス、直結していると思います。
  以上で2回目の質問終わります。お願いします。
議長(ア長雄君) すべて要望でよろしいですか。
12番(山口昌利君) 質問ありました。私、再質問やっているんだから。
議長(ア長雄君) 要望と受けとめていいのかな。何か発言あれば回答。
12番(山口昌利君) 一応質問いたします。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) それでは、一応今回の2回目の質問という趣旨ということでは、特に職員の意識改革といいますか、その辺かなということでとらえて回答させていただきたいと思います。この意識改革といいますか、職員のやる気といいますか、これは酒々井町職員も優秀でございます。皆さん非常に優秀な人だというのがよくわかりました。そういうことの中で、県ではチャレンジプログラムというのをやっていまして、それでさらにチェックしていく体制ができております。そういうことの県の体制を持ってくる気はございませんが、やはり先ほどもありました職員提案とか、そういう話の中で早急に取り組むということで、次の3月の議会といいますか、その辺で概要くらいの報告できたらいいかなと、こう思っております。ちょっとその辺はお時間等いただきたいと思います。それでまだ今のところでちゃんと3月にお出しするということまで約束できませんが、そういうことでしっかりやりたいと思っています。よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 12番議員、山口昌利君。
12番(山口昌利君) では、小坂町長よろしくお願いいたします。
  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
議長(ア長雄君) それでは、12番議員、山口昌利君の一般質問が終了しました。

          ◇ 平 澤 昭 敏 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、4番議員、平澤昭敏君。
               〔4番 平澤昭敏君登壇〕
4番(平澤昭敏君) 4番議員、公明党の平澤昭敏です。
  先に行われました町長選におきまして当選されました小坂新町長まことにおめでとうございます。財政困難の中、大変厳しい町のかじ取りを任せられた新町長に多くの町民が期待しております。住んでよかった、暮らしてよかったと言われるまちづくりをぜひお願いいたします。
  公約に三つの約束、五つの政策があります。その中の何点かについてお伺いいたします。一つ目は、むだを省き行政効果を高めるとありますが、今後歳入の減少は避けられないため、徹底した歳出の見直し、削減が先決であります。徹底的に行政のむだを省き、町の全事業を洗い直す事業仕分けを実施すべきと思いますが、いかがでしょうか。事業仕分けは民間の専門家による視点を導入して徹底した論議を行うため、行政担当者の意識改革にもつながり、納得の上で歳出削減を実現しようとする点も評価されています。既に一部の地方自治体で、千葉県は11月10日、11日で実施しております。行政の仕事として本当に必要かどうかを洗い直し、不要、民間委託、他の行政機関の事業、引き続きやるべき事業に仕分けた結果、不要、民間委託が合わせて平均1割に上り、大幅な削減が見込まれています。事業計画書をベースに個々の事業をチェックしていき、むだを省き行政効果を高めるための施策が必要と思います。厳しい財政状況の中でむだを省く施策のみではなく、自立する町として存続させていくためのまちづくりの将来展望について考えをお伺いいたします。
  二つ目は、幹部交番の設置についてであります。平成15年12月議会で国道51号の交番をJR酒々井駅西口に移設するという質問をいたしました。平成16年2月27日前綿貫町長に5,842名の署名を提出しております。これを受けて前町長は6月3日に千葉県警察本部地域部長に提出されました。また、平成17年6月議会でも一般質問しましたが、その移設は可能なのか。駅に交番があれば町の中心地でもあり、未成年の非行防止にもなり、地域防犯の拠点にもなると思います。安心して暮らせるまちづくりのために早期実現を要望いたします。また、公約の中にある幹部交番とは具体的にどのような形態で、その可能性があるのかどうかもお伺いいたします。
  三つ目は、中川の治水対策についてでございます。平成16年9月にも一般質問した中川の治水対策についてであります。平成16年9月4日に起きました集中豪雨で、上岩橋地区では床上浸水の被害が出ました。避難勧告が出て外に出たときには腰まで水があり出るに出られず、避難するのに大変怖い思いをしたという方がいっぱいいました。また、情報伝達も遅く、雨が降っていて防災無線が聞き取れなかった、高齢者家族のため畳も家財も出せなかったという災害弱者の声が多々ありました。災害からとうとい人命を守るための災害対策が必要と思います。市川市の真間川での全国模範的な川づくりの実績を持つ新町長に期待しております。自然災害に強い治水対策、特に被害の出た中川の治水対策についてお伺いいたします。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、お答えさせていただきます。4番、平澤昭敏議員からは3点のご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。
  1点目は、個々の事業を精査し、むだがなく行政効果の高い事業執行が必要とのことですが、現在重要な事業につきましては実施計画事業に位置づけ、緊急性、かつ必要性の高く重要な事業を対象として事業効果等を十分検討、精査した上で計画を策定しております。さらに、予算査定時におきましては、平成16年度より実施しております財政健全化計画により事業の徹底した見直しと合理化を図り、財政をスリム化し財政構造の体質強化を図るべく財政健全化緊急対策を実施しており、今後とも限られた財源の範囲内で最大の効果が得られるよう創意工夫に努めてまいりたいと考えております。町といたしましては、地域経済の活性化、産業の振興、雇用の確保及び町財政基盤の確立につながる重要な施策であると考えております酒々井インターチェンジの早期開設と酒々井南部地区産業団地の積極的な推進を図るとともに、協働のまちづくりの推進を図り、町民の皆様方が生きがいを持ち生涯を健康に暮らしていけるまちづくりを進めていくなど、第4次総合計画の将来都市像の実現に向け、鋭意努力してまいりたいと考えております。
  2点目は、安全・安心なまちづくりのために以前から交通安全及び防犯関係団体にご協力をいただきながら各活動に取り組んでいるところでございますが、交通事故及び犯罪は前年より増加傾向にあります。こうしたことから地域の治安を保つことは非常に重要なことであり、そのかなめとなる酒々井交番の警察官の増員を県警に引き続き要望してまいります。その中で交番規模を拡大する警視、または警部の職にある警察官を所長とする幹部交番設置も千葉県に強く要請してまいります。この実現にはしばらく時間がかかると思われますので、その間、警察OBの皆様を初めとした関係者の方々のご協力をいただきながら、防犯体制の強化を図ってまいりたいと考えております。議会におかれましても機会をとらえてご協力いただけるようお願い申し上げます。
  3点目の中川の治水対策についてのご質問ですが、5番、越川議員のご質問の中でお答え申し上げましたが、最近は異常気象の影響と思われる集中豪雨が当町を含め各地に多発しており、今後ともさらに増加することが予測される状況でありますので、これらも考慮した調整池の整備計画を策定していく考えでございます。
  以上で答弁を終わらさせていただきます。
議長(ア長雄君) 4番議員、平澤昭敏君。
4番(平澤昭敏君) 先ほど事業仕分けのことについて提案したと思うんですけども、そのお答えがなかったもので、よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 総点検した上でその辺をきちっと定めて、必要性があれば仕分けをきちっとするということでいきたいと思います。今多分外部委託とか一部始めておりますので、事業仕分けはなされていると思うんですが、それをさらに精査するということでご了解いただければと思います。よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 4番議員、平澤昭敏君。
4番(平澤昭敏君) どうかよろしくお願いいたします。
  以上で質問を終わります。
議長(ア長雄君) それでは、4番議員、平澤昭敏君の一般質問が終了しました。
  しばらく休憩します。 
                                     (午前10時49分)

議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
                                     (午前11時00分)

          ◇ 引 地 修 一 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、1番議員、引地修一君。
               〔1番 引地修一君登壇〕
1番(引地修一君) おはようございます。午前中最後になりましたけども、11時から12時まで1時間みっちりできるかどうかわかりませんけども、1番議員、引地でございます。
  小坂町長におかれましては、今般酒々井町の町長ということで、県職の聞いておりますところ、この4月に課長さんにおなりになったばかり、そのやさきにこの酒々井町のためにその職をなげうって、町長になっていろんな改革を酒々井町のためにやっていくと。非常に私はとうとい使命感といいますか、そのあたりを聞きまして感銘しておるわけでございます。どうぞ今後もその初心を忘れられずに、この4年間徹底的な歳出削減とか町政の見直しで奮闘努力されることを望む次第であります。
  一般質問に移りますが、午前中といいますか、先ほどの4議員の中に質問があった、ダブルとこもありますでしょうけども、一応お答えいただきたいと思います。1番は、質問事項で町長の政治姿勢についてと大きくくくっておりますけども、選挙期間中、小坂町長が町民の方に言われた言葉の中で、私は三つほど非常に再三言われていた言葉が頭の中に残っておるわけですね。それは何かといいますと、一つは徹底的にこの町の行政、あるいは歳出を精査するということを何回も言っておられましたんで、非常にこれはいいことだなと、私自身もやはり現状の国の三位一体の改革、地方交付金がどんどん削減されていくという中では、いわば入るを図りて出を制すという意味では、歳出その他の徹底的な精査というのに非常に共鳴するものであります。1番目の言葉として、小坂町長、徹底的に精査するよというふうにおっしゃっておられた。
  それから、選挙公報の公約にも書いてありますが、あと2番目は町長のやっぱりお話の中でスピードアップをするよと、これは広報にもいわばスピードアップというふうに載っておりまして、これも非常にいいことだなと。いついつまでにやっていくということをきちんと表明されれば、このスピードアップというのはなかなかやっぱり大変で、非常にいいことですね。スピードアップしていくよということが非常に私は頭の中に残っておりまして、最終的には精査の後、歳出の徹底的な見直しをするということを言われておりましたんで、以上のことを念頭に置きながら、歳出を厳しく精査し見直すと今まで述べられておりますが、次の点についてどのように対応するのか、伺います。
  1番、町長の報酬について。先ほどお答えがちょっとありましたけれども、5%特別職は今ダウンしているんで、来年についても議会に条例案、また5%カットということで上げたいというふうにおっしゃっておりますが、町長の非常にこの町に徹底的に歳出を見直してやるよと。それから、なおかつ個人演説会その他で福島県の矢祭町のことを非常に例に出して言っておられまして、矢祭町みたいな、そういうことやらなきゃいかんなというふうにおっしゃったんで、私はそれも私と同じような意見なので感銘しておるんですが、しかし矢祭町のことをちょっと言いますと、矢祭町の根本町長の報酬は、現在は73万あったのが今53万なんですね。約3割カット。それから、県の県知事、堂本暁子さんですね、この方も今報酬は恐らく私の記憶では現在12.5%のカットをなさっておるというふうに聞いておるんですが、そういう意味でこの町のやっぱり財政が厳しい中、矢祭町の例も再三挙げておられましたんで、私は思い切って町長が3割カットぐらいの考えを出されるかと思っておりましたけども、先ほどの答弁じゃ5%と、従前と変わらないというような答弁を聞いてちょっとがっかりしておるわけでございますが、そのあたりをどうお考えなるか。
  2番目に、助役、収入役の有無、これは先ほどおっしゃいましたね。収入役はなしにするよと。地方制度自治の審議会も収入役はなしというふうに答申をしておるようですから、それはそれでいいんですが、助役、2役でいくということは、答弁の中でははっきり言われなかったんですけども、助役を置くということだろうと思うんですが、これにつきましては助役をいつの時点で置かれるのか、あるいはその助役の報酬もどういうふうにお考えになるのか。町長がいたく感心なさっている矢祭町は、町長も助役も総務課長並みの報酬と、こういうふうに推移しております。そこをどういうふうにお考えなのか。それから、教育長も含めた報酬について、今5%カットでしょうけども、そこをどう考えられるか、これにお聞かせ願いたい。
  3番目は町長公用車、今黒塗りの町長公用車ありますよね。これ恐らく6年か7年たっていると、そういうように聞いておるんですが、やはりこの町の規模ではもう黒塗りの公用車は私は不必要ではないかと私は思うんですね。最近、つい最近、読売新聞にも載っておりましたけども、佐倉市は黒塗りの公用車を廃止したんですね、やめるよと。栄町については去年でしょうか、公用車廃止して競売にかけまして、何と百何十万ぐらいで高い値段で売れたんですね。そういうことをどうお考えになるか。
  それから、群馬県の太田市あたりは、これやっぱり公用車はありませんで、あったとしても黒塗りではなくて白い乗用車あって、それは市長自ら運転してやっていると。群馬県太田市は人口が21万ぐらいの大きなまちなんですが、自ら市長、助役、その方たちが運転なさっているということをつい最近テレビでも言っておりました。そこを町長、今後どうするか、前町長にも私は質問したんですが、お聞かせ願いたい。
  4番目、新規採用職員についてですね。私はやっぱり再三言いますけど、矢祭町というのは2003年から職員の新規採用をストップしております。従前あった職員137人が今85人に、さらにきょうの新聞では、朝日に載っておりましたけども、77人なっておりますね。根本町長は団塊の世代がやめていくんですが、職員も、矢祭町、8年後には40人にするというふうにきょうの朝日には載っておりました。40人になってどうするかとなりますと、役場のOBの方をNPO法人化して、NPO役場OBということで第2役場みたいにして、その役場のOBの知識を活用すると。それによって矢祭町は経費が3割ダウンになると、こういうふうにも報じられております。いずれにしても町長が感心なさった矢祭町はこういうふうに次から次にやっぱり自立する町ということで、条例もきょうの新聞に載っていたのは合併しません条例なんていうのを矢祭町でつくるんですね。1条では人口減に歯どめをかけようと、第6条に職員は補充しないと、こういう条例を今度つくるんですね。1条の人口減に歯どめというのは、これもまたなかなかおもしろいんですけども、第3子が生まれたら出産手当100万円あげるよと。100万円ですよね。だから3番目産もうかという気にもなるような厚い手当ですから。そういう意味で矢祭町の例を挙げておりますけども、選挙中は再三矢祭町のことを町長おっしゃっていたんで、新規採用職員についてもどうするか、これをお答え願いたい。
  2番目は、これはじかに町長に答弁してもらうものと担当課長に答弁してもらうものがありますが、インターチェンジ及び南部地区開発について次の点を伺います。これもうお聞きと思いますが、前町長が、答弁にもありましたが、既に県と都市再生機構の間で協定書を締結しました。これは私は最初は11月25日と聞いていたんですが、きょうの答弁によるとインターチェンジの締結は11月21日、都市再生機構との締結は11月25日と、この締結を町長、この開発について自主財源確保のため支援していくというふうな答えでしょうけども、どのように考えておられるか。なおかつ、先ほどの答弁では7月に、私の聞き間違いではないかと思いますが、7月に3者間で合意をしたんだよというような答弁がありましたですね。3者間というのはもう恐らく都市再生機構と県と町だと思うんですが、その7月から11月21日までの本協定締結まで、議会にも町民にも合意の内容が何ら知らされてないんですね。我々議員は知らないと思いますよ。9月の議会にもそういう内容が全然知らされてなかった。こういうふうな締結書を情報公開も何もせずに締結したんですけども、この南部の開発と、それからこういう締結の仕方についてどう考えられるか、お答え願いたいと思います。それは1番と2番とまたがっておりますけども、1番、2番あわせて、要するに大多数の町民に何ら知らされることなく、11月25日、先ほど言いましたけども、これは21日に締結したというのもありますけども、これをどういうふうにお考えになっているのか。町長の公約の中にも、三つの約束の中にも情報公開するよというふうに公約がなされておりますんで、早速に私はこの件をビラないしはやっぱり全戸配布でもやっぱり知らせなきゃいけないと思うんですね、こういう協定を結んだと。町はこういう開発をするということを知らせなきゃいけないと思うんですね。これはですからそういう意味じゃ町長の公約でもあるわけですから、情報公開を早速するべきだと私は思うんですが、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。
  3番目ですね、南部地区開発には町として一体幾らの税金を投入していくのかと。前回若干聞いたんですね。財政課長からの答弁もありまして、非常に町の負担金はどのくらいなのかということで、現段階での金額をお聞きするんですが、前回では総事業費45億から50億かかるよと。その中でまちづくり交付金その他が出て、純然たる町の正味の負担額は20億ぐらいかなというふうに聞いておるんですが、もう一度この金額は現段階ではどのくらいなのか。これをお聞かせ願いたいと思います。
  4番目に、南部地区の開発面積は、これ私当初聞いていた広さと、どうも敷地面積その他違っているように思うんですが、確認するためについても、詳細についてどういうふうになっているか、お聞きしたいと思います。この部分については町長は余り引き継ぎが済んでないかもしれませんから、担当課長でもよろしいです。
  3番の入札について、いろんなやっぱり歳出の見直しということで、こういうことは当然町長もお考えになっていると思うんですが、入札については佐倉市と同様に、佐倉市は既にもう電子入札やっておりまして、電子入札制度を取り入れる考えはあるのかどうか、伺います。
  佐倉市は電子入札をやりまして劇的に落札価格が減ってきております。激減しておりまして、最近の数字は新聞に載っていたのは58%とか60%というふうに載っておりまして、このあたりのお考えは小坂町長としてどう考えるか。長として歳出削減のためにこういう制度を取り入れるかどうか、そこのお考えをお聞かせ願いたい。
  4番目、一部事務組合について、この町の負担金額を一部事務組合については町長は見直すと。これは町民の前で言われておりまして、見直して歳出を1億円ほど軽減させると、負担金を、というふうに町民の前で表明なさったんですが、これはどういうふうな方法で、どの組合をどのくらいの金額で見直すのか、そのお考えをお聞かせ願いたい。具体的な数字を挙げていただけれはありがたいと思います。
  以上、町長の政治姿勢についてといいますか、具体的な細部についてのことをお聞きします。
  2番目は、これは内部障害者・内臓疾患についてということで、議員の方も内部障害者の方がおられるというのは余り聞いておられないと思うんですが、私も実は余り聞いてなかったんです、内部障害者の方が、この町にいらっしゃるということを聞いていまして、何人ぐらい内部障害者の方がいらっしゃるのか。あるいは内臓疾患、特定疾患ですけども、何人ぐらい認定されておられるのか、このあたりをお聞きしたいと思います。全国では内部障害者の方から聞いているんですが、全国にはやっぱり100万人ぐらいの内部障害者の認定患者がいるようですね。障害者手帳も県の認定によって発行されているようです。この町は内部障害者の方と特定疾患の内臓疾患の方がそれぞれ何名ぐらいいらっしゃるのか。それから、なおかつ内部障害者の方は身体障害者の方と同じような本当は扱われ方をされるべきなんですが、見た目には内部障害者、内臓疾患者の方は健常者と変わりません。したがって、そこが非常に健常者の方から見たら、この方は何をやっているんだろうとか、そういうふうに偏見の目で見られがちなんですね。一例を言いますと、例えば電車に乗りますと優先席ありますね、老人、子供ね。本当は内部障害者の方とか内臓疾患者の方は非常にそういう障害を持っておられるんで、体が非常にきついんですね。そこに座ろうとする、座ったと。そうすると健常者の方から何だ立派な若者が、こんなにもうぴんぴんしているのに何で座るんだというような白い目で見られがちだと。したがって、内部障害者がいると、内部障害者の方のやっぱり患者さんで内部障害のマークを広く国内に認知してもらいたいというような要望があるわけです。もう例えば心身障害者の方は車いすのマークありますね。あれはもうほとんど国、あるいはそこでもうきちんと認知されているんですが、ハートフルマークなんていうのがその内部障害者の方にあるようなんですが、そこを広めていきたいと。この町は福祉に厚い町、人権尊重宣言都市でありますんで、そういう意味でこの患者さん方の社会的な理解の促進について、ぜひともこの酒々井町からでもやはり千葉県、あるいは全国に先駆けて発していってもらいたいと私は思うわけでありますが、福祉について町長は重点的に施策を目指すとおっしゃっていましたんで、この点を町長としてどうお考えになるか、お聞きしたいと思います。
  以上大きい項目、1点、2点、最初の質問としてお伺いいたします。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、引地議員からのご質問についてお答え申し上げます。1番、引地議員からは2点のご質問をいただいておりますので、順次お答えさせていただきます。
  まず初めに、総務関係のご質問についてはあわせてお答えします。それで先ほど山口議員の質問の中でお答えさせていただいたわけでございますが、私の給与並びに教育長、収入役のことについてですが、これちょっと順番狂って申しわけございませんが、まず5%カットを3月の議会に出すということじゃなくて、今5%のカットをしておりますと。ですからその後は上乗せも考えながら出すという意味のあれを提案しますと言ったんです。それはちょっとご理解いただきたい。ですから5%をそのまま平然といいですよということは言っておりませんので、そこをそのご認識いただいた中で議論を進めていきたいと思います。よろしゅうございますか。
  それでまず、ではちょっとざっとお話しして、その中でまた解説等であれしていきたいと思います。私の給与並びに、助役、収入役の有無についてのご質問につきましては、12番、山口議員のご質問でお答え申し上げたとおりですと。なお、教育長の報酬についてのご質問につきましても、引き続き私と同様の減額を考えておりますということでございます。
  また、町長公用車ということは、今後も維持するのかというご質問でございますが、町長としての公務の状況から必要なものと考えております。現在の公用車は導入後8年になりますが、故障もなく十分利用できる状態でありますので、できる限り大事に使っていきたいと思っております。このために新たな支出をして車を買うということはやはりどうかと思います。
  さらに、新規採用職員についてのご質問でございますが、今後団塊の世代と呼ばれる職員が多く退職することや年々複雑多様化する行政ニーズへの対応等、職員を増員させる要因はございますが、定員適正化計画に基づき、事務事業の統廃合、縮小、事務改善等を積極的に推進し、採用につきましても退職者をすべて補充するのではなく、職員の年代別不均衡を是正していくという観点から、最小限にしていくということが必要と考えているということでございます。
  それでですね、先ほどの話の中で誤解があってはいけませんので、はっきり申させていただきたいのですが、矢祭町の例ということで、私がいわゆる、要するにあれは討論会ですか、その辺を含めて話したやつは、矢祭の例ということで、矢祭町の町長の方はいわゆる総務課長並みに町長の報酬はしていると。それと同時に議会も18人を10人にしていると。ですからこれは30%相当なんです。ですからそれは定員の数は減るか減らないかは別にしまして、町長と連動で考えているという趣旨をはっきり申しましたので、その点はご容赦いただきたいと思います。そういうことの話の趣旨でございますから、それは十分理解していただきたいと思います。
  それと先ほど新規採用職員の中でNPOというので第2役場OBの活用とありますが、確かにNPOという観点は非常にいい話だと思います。ただ役場の事業の性格上、やはり私がスピードアップと言っておりますので、スピードアップは若者じゃないとできないだろうと。やはりその第2の人生という感覚でやるのは、正規な職員としてはちょっと問題があるかなということで、職員の部分、先ほどもありましたが、事務事業見直しの中でやれる分野といいますか、そういうのは活用していきたいと、こういうことだと思います。その辺で大体ご回答できているかとは思うんですが、そういうことで回答させていただきます。
  続きまして、2番目の開発に対してのインターチェンジ関連でございますが、開発に関しての考え及び町民の皆様への説明に関しての質問です。5番、越川議員のご質問の中でお答え申し上げましたので、よろしくお願いいたします。
  南部地区産業団地関連公共施設整備の総事業費につきましては、概算ではありますが、おおむね45億から50億円を想定しているということで聞いております。また、この事業は国のまちづくり交付金制度と都市再生機構の立替制度を活用することにより、急激な一般財源負担を抑制した事業として考えておりますと。このうち町の支出は概算事業費で50億円とした場合、計算上なんですが、事業開始後おおむね5年間で3億円と想定しております。
  次に、南部地区の開発面積でございますが、都市計画決定をしている面積は全体で約72ヘクタール、そのうち都市再生機構の所有地と保留地を合わせた約48ヘクタールを活用しての施設誘致が予定されているということでございます。
  それから、入札についてでございます。県及び構成市町村の共同運営による電子調達システムにつきましては、平成18年4月からの稼働が予定されているところであります。当町におきましても町発注の工事等の透明性の確保、公平な競争の促進、不正行為の排除、適正な施行の確保等の観点から導入を検討してまいります。
  次に、一部事務組合の負担金の件でございますが、ご承知のとおり当町は現在八つの一部事務組合に加入しておりますが、特に消防組合、清掃組合、葬祭組合及び印旛衛生施設管理組合の4組合が大きなウエートを占めております。平成16年度決算で見ますと、負担金の総額は約6億2,000万円、構成比で歳出全体の11%を占めております。したがいまして、それぞれの組合を構成する市町村の財政が大変厳しい状況にあるわけでございますので、当然一部事務組合の予算につきましても厳しい編成をお願いしております。特に平成18年度の予算編成に当たりましては、近年初めてでございますが、構成市町の財政担当課長連名で文書によりまして削減の申し入れを行っております。今後とも一部事務組合の負担金につきまして、その負担割合も含めて構成市町村で十分検討し合いながら、その適正化と歳出の削減を図るための努力を求めてまいりたいと思います。
  第2点目の内部障害者・内臓疾患者についてのご質問ですが、1番目、2番目のご質問につきましては担当課長より答弁させていただき、私からは3番目のご質問にお答えいたします。内部障害者に対する町の対応についてのご質問ですが、身体障害者手帳の交付の際に必要な診断料の助成、また他の身体障害者の方と同様に、補装具の交付、日常生活用具の給付、更生医療費の給付等を行っており、より重度な方に対しましては、医療費の助成、福祉タクシー券の交付も行っております。また、内部疾患者につきましては、酒々井町特定疾患見舞金支給規則に基づき見舞金を支給しております。また、社会的認知を拡大していく上では、内部障害者・内臓疾患者の団体が推進しているハート・プラスマークがあります。そのほか視覚障害者マーク、聴覚障害者マーク、補助犬同伴可マークなど、さまざまな障害者のマークがありますが、車いすの形をしたマークが障害者のマークとして一般的であります。特に内部障害者の方々は見た目では障害者とわかりにくいため、他人の目を気にして障害者専用の駐車場にとめることができないなど、社会的偏見や誤解によるさまざまな問題が生じているものと認識しております。しかし、このような問題は内部障害者の方だけではなく、すべての障害者にも同様なことが言えるものであることから、町といたしましては広報等で障害者に対する理解を促進し、障害者が行事等に積極的に参加できるような環境整備に努めるとともに、町民一人ひとりが差別のない安心して暮らすことができる地域社会の構築が不可欠なものと考えております。
  以上でお答えを終わります。
議長(ア長雄君) 福祉課長、仲田義秀君。
福祉課長(仲田義秀君) それでは、内部障害者・内部疾患者につきまして、二つほどお答え申し上げたいと思います。
  まず、1点目の内部障害者で身体障害者手帳を交付されている方は何名かというご質問でございますけども、まず内部障害でございますが、心臓機能障害、肝臓機能障害、呼吸器機能障害、膀胱・直腸機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害を言います。酒々井町では平成17年11月末現在でございますけども、身体障害者手帳をお持ちの方は466名おられます。うちご質問の内部障害者につきましては122名で、身体障害者全体の約26%を占めております。
  次に、内部疾患で特定疾患を受けている方何名いるかというご質問でございますが、特定疾患につきましては、対象疾患は121疾患あります。うち45疾患が特定疾患医療受給者証の交付対象となっているもので、県が認定を行っております。当町での特定疾患医療受給者証が交付されている方は72名おられまして、うち内部疾患の方は21名で特定疾患医療受給者証被交付者の約30%を占めているというのが状況でございます。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) 1番議員、引地修一君。
1番(引地修一君) 再質問を行います。
  町長ね、その1番の町長の方針については、私理解しているんですよ。今5%カットで、さらに来年3月また5%上乗せするか、あるいは5%でいくかということを言われたんで、そこは理解しているんですが、私が言っているのは、まださらに踏み込んで、堂本さんは12.5%のカットをしているよと、あるいはほかのとこでもやっぱり矢祭の根本町長は3割カットしているよと、そういうお考えがあるかどうかということを聞いておるわけです。5%カットしているのはもう承知の上です。それプラスで、歳出の削減を徹底的に見直すということなんで。
  なおかつその議会が矢祭町はいわゆる18人が10になっているんですね、議員が、ここの部分についても言われるように3分の1でしょうけども、ですから矢祭の町長が根本町長が自分の報酬も3割もカットしたよと。連動ではないでしょうけども、議会の議員もそういうふうな思想に共鳴して18人を10人に矢祭はしていると、こういうことなんですね。精神的に連動しているということがこれで言えるわけですね。私はだからそういう面での小坂さんが、小坂町長が5%ではなくて踏み込んでいかれるのかと、15%、20%、そこをお聞きしておるんですよ。もちろん議員の削減については特別委員会、今後つくろうということにしておりますから、これはこれで議会でもやるわけですが、報酬についてはそういうふうなことを再度またお聞きしたいと思うんです。それは収入役も助役も教育長も同じですよね。もし助役を置かれるとすれば、そのときはやはり同じような扱いをするのかどうかということを聞いておるわけです。
  それから、新規採用職員については、これやっぱり思い切ったとこで、やっぱり5年とか、団塊の世代がやめるころぐらいまではやっぱり補充をやめるというのが一つの考えだと思うんですが。それから、ただ特別に特別職といいますか、例えば保育士さんとか、そういう特別職の方についてはこれは一律にはできないかもしれませんけども、職員の方のやっぱり新規採用については、こういう事態ですから、民間企業はこれはそういうおっしゃったように段階ができるかもしれないです、段階。固まりじゃないですよ、四十歳、五十歳の人間と二十歳の採用の人間と、そういう段階の差は平気であって、企業はもうからないとすぐもう5年でも10年でも補充しないんですよね。それでも会社は回っていくというのが通常の民間のやり方です。だから町もやはり非常に厳しい非常体制なんで、そういうことをお考えになったらどうかと。それが小坂町長のやっぱり歳出の徹底的な見直しということで、新町長らしい発想方法じゃないかと私は思うんですが。ちなみにこの町の職員数は総トータル220人と、特別職も合わせて、こういうふうに言っておるようですけども、職員としては195人ですか、この予算書に載っているのは。木更津あたりのNPO法人の自治体研究所なんていうのがありまして、そこの調べではやっぱり酒々井町は160人ぐらいじゃなかろうかというような一つの数値もあるわけですね。だからそのあたりも念頭に置いて、やはりぜひとも検討のほどお願いしたいと思います。議会で今度議員の削減も言いますけども、議員は年間約400万ですよね、報酬はね。職員の方は今、今年の予算書を見ますと195人で、共済費を除いて約633万ですね、この町の、職員の方の給与というのは非常にウエートが高いんですね。ちなみに千葉県の民間の全産業の平均は四百五、六十万ですね。そういう意味からするとやはり企業的な発想をすると人件費というのは非常に大きいんですね。特に交付金その他を活用されてきていますんで、そこをやっぱり頭の中に入れられてお考えになったらどうかと、どういうふうにまた思われているか、再質問しますけども、お答えください。
  それから、インターチェンジにつきましては、私ちょっと町長に言ったのですけども、11月21日に協定書が結ばれたわけですね。我々は11月25日と聞いたんですが、もう既に21日に結ばれて、その前の7月には何か合意がなされていたという話を聞いたんで、そういうふうに議会も何ら知らされなくて、そういうことで進んでたんですけども、情報公開という前提では町長はもう素早くやるよと、三つの約束の一つだとおっしゃっているんで、即情報公開すべきじゃないかと私は言っておるんです。こういう協定を結んだよと、そこの考えが小坂町長の情報公開と三つの約束の一つとどう連動していくのかというのをお聞きしておるわけです。新町長になったらスピードアップということなんで、合い言葉はスピードアップと、公約に載っておりますから、スピードアップ化して情報公開をなさるのかと、こう私は期待しておるんです。そこをどう思われますかね。
  それから、町の負担金については大体よくわかりました。この間の説明どおり45億から50億ということで、当初20億かかるんだけども、5年間で3億円ぐらいかかるというような説明がありましたんで、ここではっきりしたわけですけども、いずれにしてもやっぱりこの開発には20億はかかると、町でね、正味ということですね。
  それから、敷地の問題については、ちょっと私聞いているのは、ここをやっぱりきちんとどういうふうな違いがあるのかということをお聞きしたいんですね。これ町長ご存じないと思いますけど、2月の18日に全員協議会でWDJからもらった資料なんですね、これ、このカラーのやつね。ここの整合性をちょっとお聞きしたいんですけども、このWDJの中には、この説明には、敷地面積、要するにWDJの敷地面積ですよ。施設概要と、これが72ヘクタールと書いてあるんですね。あの説明の中ではWDJの女性は72ヘクタール使って調整池もつくると。その調整池はフィッシングができるよと。それから、あるいはボートも浮かべるとか親水公園並みの調整池をつくるというふうに説明があったんですね。その中で72ヘクタール全部使えるという説明だと思ったんです、WDJは。ところが、土地区画整理事業計画の素案の概要、これは地権者にご説明をなさったんでしょうけども、これでは民有地と機構保留地58ヘクタール、公共用地が14ヘクタール、72ヘクタールだと。このアウトレットモールの敷地は48ヘクタールと、敷地面積は。こういうふうな説明なんですよね。そこの関係がどうかというのを私はちょっとお聞きしたかった。どう違うのか。WDJのこの資料は、敷地、WDJの敷地の面積が72ヘクタール。だから私はこのWDJが全部72ヘクタール買って、都市再生機構から、そこで事業を営むと、こういうふうな概念と考えていたんですね。ちょっとこう変わってきているんじゃなかろうかというのが私が質問しているとこなんで、そこをちょっと整理してお答え願いたいと思うんですが。
  なおかつ、この地権者の説明で、整理後の公共用地が約14ヘクタールあるとなっていますけども、この14ヘクタールというのはこれは何かと。道路か、あるいは公園か、この14ヘクタールの公共用地ができるわけですね、どういう性格の公共用地か、ちょっとお聞きしたいんです。
  あと南部は終わりますけども、町長、一部事務組合については、関係市町村構成の財政課長か知りませんけども、一緒に集まって見直すというように言われておりますが、町長の答弁といいますか、答弁ではないんでしょうけども、これ10月16日、この町の公民館で実は内海さんと、それから小坂さん、酒々井町を良くする会がお二人を呼んでといいますか、お呼びして、いろんなことを質問、聞いているわけですね。その中の設問の中で町民を前に、住民を前に、小坂町長は財政の中で各種事務組合の分担金の見直しで1億円削減しますと、節減しますと、こういうふうに言っておられるんですね。この内容については、ただ酒々井町を良くする会は、こういうふうな発言をなさいましたよということでチェックを内海さんないしは小坂さんにも受けて、それでこのビラ出しているんですね。まさしくこのビラの中に1億円削減するよというふうな一部組合がなっているんで、だから具体的にはどういうことなんですかというのが私がお聞きしたんです。私は前議会で聞きましたけど、消防組合ね、これ年間40億、佐倉、八街、酒々井ありますけども、人口比ですると酒々井は7.6%ぐらいなんですね、佐倉、八街、酒々井で。負担金は40億のうちの3億9,000万とか、昨年4億ぐらいあったんですね、約4億と考えてください、1割。人口比ですると2.4%ぐらい違うわけですね、3%近くね。人口比の負担をしますと人口比は7.6%ぐらい、7%ぐらいね。酒々井町が現在出資している負担金の負担は3億9,000、約4億と、全体が40億だと、10%なんですね。本来人口比にすると7.6%。だから人口比ばかりではよくないでしょうけども、それは違うような局面があって均等割とそれから人口割というのがあるでしょうけども、ただそのあたりで町長が東酒々井の良くする会の方に言われたように、私もこれ聞いていましたけども、そういうアイデアがあるかどうかというのをお聞きしたんです。1億円、一部事務組合で減らすよとこう言っておられるんで。さらにつけ加えますと具体的な優先順位をつけて、行政経費の見直しで1億円、一部事務組合の見直しで1億円と、約2億円の節減をすると。県は予算編成に当たって10%のシーリング枠をつけて割り振りしているよということで、こういうのもあわせて優先順位をつけて配分して、このようなやり方も検討してやると合わせて2.5億円は捻出したい、捻出するよ。だから2.5億円がどうか知りませんけども、一部事務組合については相手の組合もあるんで、だからそこのアイデア、1億円がどういうふうにして酒々井町の負担金を、構成市町村の負担金をなくす、一緒に減らすんじゃなくて、酒々井町独自で1億円減らすと、ここをどうお考えになっているのか、具体的にお聞かせ願いたい、こう言っているわけですね。
  最後に、内部障害者についてはよく数字わかりました。かなりの方が内部障害者がいて、やっぱりハート・プラスというマークの普及をやっぱり町としても積極的にやっていただきたいと思います。なおかつこの町で町独自の一般財源で特定疾患者等について月3,000円の見舞金でしょうか、これが支給されているというのは非常にこれは進んだ福祉のあり方だなと、私はこれは高く評価するものであります。
  以上、ちょっと時間なくなってきましたけども、私の質問にちょっと簡単にお答え願えませんか。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) まず、給与等のさらにカットといいますか、それに踏み込むのかと。これは先ほどお話しされました知事も12%と、周辺の市町村も多いのは10%とかやっているあれがあります。そういうことですから、当然それは幾らにするかは別にして踏み込むということでございます。そういう意味も込めた来年度という話でございましたので、そういうことでご承知していただいて結構でございます。
  それから、収入役はそういうことでもう置かないと。それと同時に助役につきましても、先ほどの話の中で副町長だとか副市長だとか副村長なんていう話で、要するに国の制度がありますので、要するにそれが定まるまで置かないということですから、単純に言えば3人の2人カットですから、今の現状では、6割カットでございます。その辺もひとつ頭に置いていただきたいと思います。
  それと補充の話ですが、新規採用の補充の話、この辺につきましては、先ほどの話ではございませんが、内容を精査しまして、それで要するにもう来年度の職員は内定等いろいろ出しておりますので、今度は19年度採用についてどうかということだと思いますので、それはそういうことで検討していくということであります。それはまた議会等も諮っていきたいと思います。
  あと何といいますか、南部地区のやつで情報公開を即すべきだという話がありましたが、私自身は基本的に今度町としても情報公開していくということだけども、この綿貫町長がやられたときのやつは、まだ相手ときちっとした枠組みが決まってない。交渉してて大体この辺でいきましょうというようなスタンスでいて、拡大インターの問題がありましたよね。初めのときにはただ単なる単純の、要するに変則的なインターの感覚だったと思いますが、そういうのを続けることによって費用負担割合も決まってくるもんで、原則は合意だけれども、その詳細についてはまだ公開するとかえって要するに交渉がまとまらないということがあって、そういう作業でしてきたと私は思っているんです。当然これはもうどこでもそうなんですが、意思決定の過程にあることまでべらべらとしゃべって出していったんでは、これぶっ壊すのと同じでございますので、そういう認識の中で、ちょっと詳しくはわかりません、私はそう思いますので、当然ね。あとまた都市機構の面積とか、その辺につきましては担当課長の方から回答させていただいた方が要するに間違いがないと思う。ただ72ヘクタールというけども、そん中には当然道路もあるわけですよ。これは公共用地ですから、それが機構の土地になるわけないで、道路法の支配の中でいくわけですから、72ヘクタールイコール72ということはないんですよ。それはもう常識の話で、まずそれで基本的な問題を認識の上で課長の説明を聞いていただきたいと思います。
  それから、10月16日の良くする会という話のやつでございますが、これは1億円ということで、私目標でございまして、トータルで2.5億と、もうやんなければ町も苦しいというのは十分わかっておりましたので、その中でこれはやはり相手の組み合わせの人たちがいますので、その辺との話し合いもございますので、またこれも一つは意思決定の過程だと。ただ費用を出しているやつが、まあ消防の場合は人件費がほとんどなんですが、清掃組合とかその他のやつにつきましては、いわゆる先ほど言いましたが、平澤議員からもお話があったんですが、事務の内容といいますか、ほとんどこれは委託費なんですよ、電気だとかいろんなやつの、会社にね、委託料。要するにそこの職員が運転しているわけじゃないんですよ、ボイラーとかいろんな管理を。それはそれを請け負った会社がずっと委託やっているわけですが、これは1社でずうっといくんじゃなくて、競争性を導入すれば当然節減できるんですよ。そういう問題もありますから、その辺は当然これ議員の方もいますので、その一部組合には。ですから議員の方と私どもできっちり話をしていくということだと思うんですよ。ただ単に酒々井町の負担分が多いからまけろとか、そんな話じゃなくて、まずそん中でやられている事業がどういう形態になっているのだと。それから、例えば3億、4億とどーんと委託するわけですよ、その会社にね。その辺はきっちりやればかなり出てくる。ただ負担割合の見直し、ただ単に計算すると酒々井町は余り出してないもんで、それがぴったり節減額イコール酒々井町負担減歩にはならないけれども、その辺はありますので、そういうことでとにかく今の段階で、そういう細かい話は別にして、要するに総点検した中で、そういう何といいますか、ことは当然、そのとき選挙受かりたいためにリップサービスした覚えはありませんので、その辺はひとつご承知おきいただきます。ただし、また議会としても協力してください。よろしくお願いします。
  これで終わりですよね。済みませんね。あとは課長の方から。
議長(ア長雄君) 回答者に申し上げます。時間が迫っておりますので簡単明瞭にお願いします。
  総務課長、齋藤甲一君。
総務課長(齋藤甲一君) それでは、先ほどのご質問の中で新規採用につきましてお答え申し上げたいと思います。新規採用につきましては、新規採用だけではなくて、定員管理全体に及びますので、これはなかなか全国平均でやっておりますので、全く動きのある町村、ほとんど動きのない町村、これらを平均してやっておりますので、当町につきましてもご案内のように大変動きのある今状況、これからまた今後もありますので、ただ町長が申し上げましたとおり新規採用等いろいろ全体的に含めまして、向こう10年間で、現時点で30名ほど減にする、そういう予定で進めております。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) 商工観光課長、嶋田孝男君。
商工観光課長(嶋田孝男君) それでは、土地区画整理事業の面積の関係でございますけども、大体は町長答えていただいた内容となっておりますけども、その内訳でございますが、全体で約72ヘクタールと、それから先ほど公共用地14ヘクタールは道路、また公園等でございます。それから、あと残りが民有地ということで、未買収になっている部分が約20ヘクタールございます。あと機構所有地が45ヘクタール、それから保留地が3ヘクタールで48ヘクタール、それで今事業者が計画しているのは機構所有地と言っております48ヘクタールを活用しての施設誘致となりますので、ご理解よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) 1番議員、引地修一君。
1番(引地修一君) ちょっと時間が少なくなりましたけども、町長、報酬については5%をさらに踏み込んで、近隣10%ぐらいもあるよというようなこともあるんで、それは見直してやるというような強い答弁だったんで、私はいたく感銘しているんですけども、ぜひともスピードアップをして、検討ではなくて来年の4月以降にもうやるというようなことで、そこはやっぱり小坂町長らしい、精査してスピードアップと思いますので、その部分については矢祭町並みに近いとこを、今3役は、2役いないから60%の削減と、そういう数字ではなくて、それはそれで削減でいいんです。さらに、町長の報酬もやっぱりそういうふうな扱いでお願いしたいと、こういうふうに思うんですね。
  それから、この締結書は町長今言われましたけどね、いろいろ見直し段階の締結というふうに言われていましたけども、これ見直し段階の、酒々井インターチェンジね、それから南部の開発協定ね、見直し段階じゃなくて、もうそれぞれの役割が決まって、そこでの締結書だと私は思っているんですよ。というのは、いずれも別添図あたりも示してありまして、別添図はまた変わるかもしれんよということですけども、費用区分及び細目協定等、こういうのもきちんともう締結してあるんですね、これ。例えば相互協力で甲、乙、丙、これインターですけど県と都市再生機構、酒々井町ですけど、事業の実施に当たり平成21年度中に施設の供用を図るため相互に協力すると。それから、アクセス道路、甲、乙が施行するアクセス道路は酒々井インターチェンジの供用に合わせて整備するとか、こういうのがどんどん役割が決まっているんですよね、これ。だから未公表の検討段階のことではなくて、もうここまで決まってきたということなんです。私はそういうふうに解釈していますよ、これは、この協定書は。だからそことの町長のやっぱり理解と私の理解はちょっと違うんです、これ。これちょっとよくお読みいただければ私はわかると思うんですが、もういろいろな県、町、例えばだけど費用は今後出てくるやつは、これちょっと細目協定で今後は結ぶよというようになっているんですが、大枠は決まったんです、負担区分とかその他。そこを私言っているわけです。今までの検討段階ではないということなんで、ならばこういうのは情報公開したらどうですかということです。時間来ましたけど、どうですか、これ。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 要するにずうっと7月から交渉してきて、今言っておられるのは大きな役割分担、要するに全体の形が決まらなければ、どこからどこまでどこがやる話が決まらないわけですから、それが出た段階で、今おっしゃられたお話は、協定を結ぶ前に議会になぜ諮らないのかという話。要するに11月なら11月に大体結べる状況ができたといったときに、その段階で入らないのかという話なのか、負担率もっと安くしろなんだという話まで議会に話せというのかですね。
  それともう一点、通常ですとそういうのは仮契約じゃないけど、結んだ中で議会報告して、それで承認いただくというのが普通のルールなんですよ。じゃないと決まらない。そういうことですから、その手続の話のやつは、ちょっとその前に全員協議会でいろいろ報告したとかいろいろとありますので、そういうこともあるから、私はそれを引き継いできているという形でございますので、その辺はご理解いただきたいと思う。ですから今後いくやつについてはそういうルールをちゃんと、当然常任委員会があるわけですから、そこに付託して、必要なものについて、特に金のかかるものについては、まだ今やる区分だけだと思いますから、ただ想定したのが45億だ、50億だというひとくくりの話でしょうから、今度は結ぶのはもっと精査してやりますので、その時点では当然なされるものだと思っています。
               〔何事か言う者あり〕
町長(小坂泰久君) ですから、そう、みんなそうです。大きなものはそうですね。仮契約して契約して、その後でやるという、そういうスタンスだと思いますから、金の入るやつは当然そういう形だと思うんです。ただ今まではあくまでも区分だとか、そういう基本原則をやっているやつですので、これはやっぱり綿貫町長のやり方が間違っていたとは私は思っていないんです。そういうことで、その辺でご了承いただければ、あと詳しい内容については、ちょっとその辺のとこ、私もちょっと知り得ないとこあるもんで、余り予測で話すのは適当ではございませんので、以上で終わらせてもらいます。
               〔「これ議会承認してないですね、これは。議会承認してな
                い」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) それでは、1番議員、引地修一君の一般質問が終了しました。
  しばらく休憩します。 
                                     (午後 零時02分)

議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
                                     (午後 1時16分)

議長(ア長雄君) 日程に入る前に執行部より発言の申し出がありますので、これを許します。
  商工観光課長、嶋田孝男君。
商工観光課長(嶋田孝男君) 1番議員、引地議員の再質問の中で、南部産業団地の面積でちょっと数字が違ってしまいましたものですから訂正をさせていただきたいと思います。この地区については現段階では全体で約72ヘクタール、そのうち公共用地が約4ヘクタール、それから宅地、そのうち民有地としまして約20ヘクタール、これは田んぼ、畑、宅地等でございます。それから、機構所有地等で約48ヘクタール、足して全体で72ヘクタールが整備前の数値となります。これを土地区画整理事業を終わった後の面積が、公共用地が約14ヘクタール、それから民有地と機構所有地全体、整備後は約58ヘクタール、足して72ヘクタールになります。そのうち約58ヘクタールの宅地を活用しまして施設誘致を図っているという面積となりますので、よろしくお願いいたします。申しわけありませんでした。

          ◇ 江 澤 眞 一 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、7番議員、江澤眞一君。
               〔7番 江澤眞一君登壇〕
7番(江澤眞一君) 7番議員の江澤眞一です。
  一般質問に入る前に、今年1年、昨年度の12月議会は市町村合併、佐倉市との合併が取りざたされた議会でございました。また、年間振り返ってみますと、合併問題、そして知事選挙、そして衆議院の選挙と、そして最後に11月27日に酒々井町の町長選と、そういう意味では大変忙しい1年であったかと思います。そんな中で先の町長選におきまして小坂新町長が誕生しました。この議会は初議会ということで、私も選挙に出るときに幾つかの公約というものを掲げております。その中で小坂町長とは同じものが幾つかあります。そういった中では私も議会人として、また町民の皆さんの生活とかを考えた場合には、政策面であるものに関しては前向きに検討しながら、ともに行っていければというふうに私も考えておりますので、そういった意味も込めまして一般質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
  私は今回大きくやると一つなんですけども、来年度、平成18年度以降、それからの町政ということで、来年度については前綿貫町長の大体色が出ている、そういうような予算編成、事業内容になろうかと思います。そこで来年度以降のこの4年間、来年度から小坂さんが4年間、そういう意味では町政を担うということで、今後の方向づけですね。予算とか、その事業の方向づけ。今まで行ってきた第4次総合計画に基づいてというようなお話はございますけれども、やはりこれから厳しくなる財政一般見たときに、優先順位をどこに持っていくのか。それが大変私にしてみれば、五つの公約と三つの約束の中で、これすべてやるとうちの町の財政は破綻してしまうのではないかと。大変いいことであるのは私もわかります。そういった中でどこに優先順位を持っていってこれからの町政を行っていくのかということ、大変私もそこが知りたいという意味を込めまして、この点を質問したいと思います。
  1点目が来年度からの一般会計及び特別会計の取り組みについての考え方ということなんですけども、一般会計は午前中の質疑にも各議員がそれぞれ質問しておりました。また、私も町長の答弁を聞いていると、私も同じようなことかなというふうには思っております。そこで私は聞きたいのは特別会計ですね、今六つの、うちの町は六つの特別会計があるんですね。国民健康保険特別会計と下水道事業特別会計、あと住宅新築資金等の貸付事業特別会計というのは、これ事業的にはなくなっている、載っていますけども、実質的には行っていない事業、あと老人保健の特別会計、学校給食センター事業特別会計、さらに介護保険特別会計とこの六つの特別会計があるわけであります。一般会計はもとより、これからはその特別会計の方も、これはきちんと私は取り組み方をきちんとやっていかないと、やはり大枠の1年間の事業自体は同じなわけなんで、この辺も少しもう見通しもつけたり、変えるところもやっぱり変えていかなければいけないのかなと。国の方でも小泉総理は特別会計もこれからはどんどん見直していくよというような方向も打ち出している中でありますので、ぜひ一般会計については午前中の答弁でよろしいかと私も思いますので、ぜひ特別会計のこれからの取り組みについて町長の考え方を伺いたいと思います。
  それで次に、2点目が学童保育についてということで、私はこれは議員になってからずっと取り組んでいる課題であります。というのは、今置かれている状況、県内、郡内見回しても、酒々井町の今取り組んでいる学童保育が本当にそういう意味では満たされているのか。実は3年前にも百四十何名の大室台小学校関係の署名をいただいて請願も上げました。酒々井小学校に関しても請願を上げて、ぜひその学校に置いてくれというようなPTAの方々からの請願でございましたが、どちらも不採択というような結果を得ております。そういった中で今置かれている現状を核家族の中でやっぱり両親が働いているのはどこでも同じなわけですね。そういった中で子育て支援という中で、じゃあどのように、働いている人に見ると、ご家族にしてみますと、やはり働いている間には安心な学童保育、県内どこでも市町村、各市町村がやっていると同じような、やっぱり公設公営の学童保育というのを望んでいるわけですね。と申しますのは、利用料金も当町が一番、群を抜いて県内でも高いんですね。ふだんですと1万3,000円、おやつ代2,000円ということで、1万5,000円1人かかるんですね。隣の佐倉市なんかはもう安いんですよ、とても。この辺の一番高いとこでも1万と500円。隣の印旛村も、平賀の小学校には校庭内にそういう施設をつくってやっております。大変厳しい財政の中であっても印旛村の、村役場の方から、一般会計から補助金等が出されていて、そういった中で充実した学童保育をやっております。なぜその公設公営にこだわるかといいますと、やはりこれは各市町村、自治体がこれ行うべき、教育の一環、子育て支援の一環としての事業としての位置づけなんですね。これを民間に委託して今行っている昭苑幼稚園さんに委託しているやり方というのは、これはとてもじゃないんですけども公設公営とは言えない。もちろん言えないんですけどもね。そういった中で要望が多い中で、やはりこれを解決することは小坂町長も公約にうたっている子育て支援の私は一環だと思います。学童の充実ということも選挙のときにもうたっておりました。その充実というのはじゃあどこを指して充実なのかというふうに私は思いますので、そういった中で……それとつけ加えますと、夏がもっとひどいんです、夏1人2万5,000円かかるんですね。夏2万5,000円かかるんです、1人預けると。2人預けると5万円になっちゃうんですね。そうするとパートに出ているお母さんがそうした場合に収入から、今年間百何万超えると所得税関係とかいろいろひっかかってくる中で、所得のうちのほとんどが保育に持っていかれる、持っていかれるということないんですけども、保育料として納めなければならないということは、何のために働いているのかわからなくなるというような現実があるわけですので、あわせて現在行われている学童保育を町長はどのようにとらえているのかを伺いたいと思います。
  また、小さな2番目として、小学校内に設置することについての考えということで、先ほど申しましたようにぜひ学校に置いてくれというような、公設公営はまあ学校でやるべきだと思っていますので、その辺についてもどのように考えているのかを伺いたいと思います。
  それで小さな(3)番目として、現在は学童保育所まで歩いて通っていますが、安心・安全な学童保育の実現についての考えを伺うということで、これは以前は昭苑幼稚園さんの方で酒々井小学校なんかには保育園のバスで迎えにいっていたんですね。ところが、園の事情で忙しいからということで、行けないということで今歩いていっています。大変町長も午前中にも言っていましたように、今本当に11月、報道でも毎日のようにやっていますよね、そういう小学校とかの安全面で、大変今全国的な中でやはり子供さんが1人で、集団下校じゃないんですね。歩いてて、私も見てますけども、そして駅の駅舎のとこの上を自由通路を通っていっているのが現実なんですね。1人で行っている子もいますし2人で行っている子もいます。もしあそこで事故とか事件に巻き込まれたときに責任はどこにいくのか。私は前綿貫町長にも聞いたことがあるんですけども、それは明確にはしていただけなかったんですね。それが通学中であれば当然町の方の責任になろうかと思います。学童という中の位置づけであれば、これは園の対応になろうかと思いますけども、事故が起きてからではこれ本当に責任問題にもなりかねないので、ぜひそういう面では安心・安全な学童保育実現についての、どのように考えているのかを伺いたいと思います。
  次に、4番目に補助金の関係なんですけども、ここ何年、当初予算にも載っていますし、結局補助金が今昭苑さんに300万円、年間300万の補助金を委託しています。先ほど申しましたように個人からもそういう保育料をいただいているという現実の中で、財政厳しいとか、いろいろ財政これから見直すんだといった中で、この300万円の補助金を、来年度も、またその以降も支出をするのか、この辺についても伺いたいと思います。
  次に、高齢者及び障害者に対しての今後の福祉事業についての考え方ということで、町長は所信表明の中でも高齢者がいきいき暮らせる町ということで五つの政策のうちの一つとして掲げております。私は高齢者がいきいきと暮らせるまちづくり、これは大変私も必要だと思います。ですが、これも一つとしてとらえていますけども、これから高齢者がふえていく中で、じゃあ高齢者の福祉、介護保険制度の見直しももちろん今やっておりますけども、高齢者のその介護保険ではない部分の福祉事業というのが、町でも幾つかやっております。それでそういった中でどのようにというのが見えないのが、私その保健福祉体制と社会福祉を充実ということで、保健福祉体制と社会福祉を充実するという、この中身がちょっと私には見えないんですね。社会福祉とは何ぞや、保健の場合にはある程度保健福祉、福祉とつけた場合に、だからじゃあ福祉事業、高齢者の福祉事業に対してはどのような考え方と、今まで町で取り組んでいる事業もあります。これは介護保険を抜いた部分で、じゃあどのように取り組んでいくのか。というのは町単独事業で去年、16年度からなくなってしまった事業もあるんですね。家族介護手当の1万2,600円とかという、そういう利用者は少なくても、はからずも施設に預けなくて家族で見るんだという人に、家族の慰労金ということで1万2,600円支給をしておりました。これが16年度からは廃止されてしまったような状態の中で、どのようにそういう充実をさせていくのかというのが、私はその方向性がちょっと見えないので、あえてお聞きしたいと思います。
  また、あわせて障害者に対してということなんですけども、障害者自立支援法等にかんがみたときに、じゃあ町として一番これからの課題というのは障害者の方が高齢になったときの福祉事業をどのように行うか。これは障害者を持っておられる方の家族のこれからの一番の問題なんです。これ実は介護保険制度の中でできる範囲と、障害者に対してはできない部分が出てきてしまうんですね。そうした場合に障害者に対しての高齢者になった場合の福祉事業をどのように行っていくのかということも、これ大変な大事なこれからの課題になろうかと思いますので、あわせてこの辺についても考え方を伺いたいと、そうふうに思っておりますのでよろしくお願いします。
  最後に、酒々井小学校の体育館の建てかえについてということで、これは綿貫町長も以前もほかの議員さんがいわば質問した中で、これは耐震からいってももう問題なので、速急にこれはというようなお話は伺っております。しかし、やはりその予算的な問題がやっぱりあろうと思うんですね。直ちにやろうといっても、すぐにできるのかどうかというのは私はわかりませんけども、ここで聞きたいのは優先順位なんですね。例えば町長は選挙中に調整池もつくりますとか、こういうふうにうたっている中で、じゃあ小学校のこの体育館の建てかえというのはどの位置に自分が持っていくのか、優先順位ですね、ここをちょっと確認したいんですね。というのは今町の体育館等で使っているあの体育館自体も昭和40年ちょっとくらいに建てたと思うんですけど、私小学校のときに建っていましたので、あそこもう既に使えない体育館になっているわけですよね。使えないといったらおかしいんです、耐震等やれば問題なくひっかかるような体育館なんですね。だからどうせ小学校、酒々井小学校の体育館を建てるのであれば、一般の合わせて町民の人たちも利用できるような体育館等も私は検討すべきだと思います。以前だと補助金の関係でうまくできたけど、今はその辺の補助金の関係がどうなっているとか、ちょっと詳しいことはわかりませんけども、あわせてそういうような計画を持ってやった方が私はいいと思っていますので、優先順位とその辺の考え方についてもあわせてお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) それでは、お答えさせていただきます。
  一応来年度からの一般会計及び特別会計の取り組みについての考えということで、午前中に聞いたということで、特に一般会計ではなくて特別会計というお話しございました。特別会計のうち統計上、普通会計としましてまとめられる給食特会と、それから住宅特会については、今後事業の状況を見まして、行政のスリム化の一環として、一般会計に統合することも視野に入れ、総合的な管理を行っていくことを検討していきます。他の国保、老人、介護につきましては、国の制度の問題もあり、特に国保においては国における抜本的な制度改正を求めていくということが必要と考えておりまして、いずれにしましても各特別会計の運営について十分配慮していきたいと。行政の効率化と住民サービスの向上ということで目指して、町政システムの総点検ということで町民の視点に立って実行してまいりたいと、こう考えております。
  それから、続きまして、学童保育のことでございます。ご質問の趣旨は学童保育についてということで、子育て支援を充実させることにより、子育ての中の若い世代が集い活力と魅力にあふれたまちづくりにつなげたいと考えております。ご質問が細部にわたっておりますので一括してお答え申し上げたいと思います。そこで当町の学童保育につきましては、保護者の方々からの要望を受けまして、事業の実施に向けて、近隣市町村の状況などを調査、検討した結果、学校法人堀口学園にお願いして、平成7年度から同法人に補助金を交付する方式で、途中当初の利用希望者の調査結果に反しまして児童が集まらずに休止した時期もございましたが、現在まで同法人のご努力によりまして運営されております。また、平成15年の9月の定例議会におきまして、酒々井小学校、大室台小学校のそれぞれに公設公営する学童保育の設置要望の請願が提出されまして、審議の結果、不採択の決定がされたという事実がございます。こうしたことから来年度以降も引き続き学校法人堀口学園が運営している酒々井児童クラブに補助金を交付する方式で実施していきたいと考えております。こうしたことは民間でできることは民間で、官から民への小さな政府の実現を目指している国の施策とも符合しており、民間の力を活用したものでございますので、今後も継続したいと考えております。
  補助金の金額につきましては、現在予算編成作業中であり、具体的な金額はこれからとなりますが、小学校2校の校内に学童保育を設置することにつきましては、必要な施設や備品の整備費、運営経費の財源確保、今までお願いしてきました堀口学園との関係など、さまざまな問題がございますが、今後も引き続き調査、研究してまいりたいと思います。いわゆる学童の今堀口学園では20名前後ということで、定員40に対して満たしていないということもあります。そういうこともある中で、今の実態ですとそういうことを考えています。また、学校から学童保育までの通学路の安全確保につきましては、最近小学校からの下校途中や学習塾で児童が殺害されるという悲惨な事件が相次いで発生しておりまして、こうした事件が繰り返されないためには関係者が工夫し協力していかなければならないと考えております。
  次に、高齢者福祉に関するご質問ですが、平均寿命の伸長による高齢者の増加と少子化の進行による年少人口の減少によりまして人口の高齢化が進んでおります。当町におきましてはまだ高齢化率は千葉県や全国的に見ても低く、比較的若い方々が多く住む自治体の一つでありますが、ここ数年における高齢化の率の推移を見ますと、今後急速に高齢化が進むものと予想されます。そこで長寿により社会とのかかわりの中で豊かで活動的な高齢者が増加する一方で、加齢により介護や支援を必要とする方々も確実に増加するものと思われます。これからの明るく豊かな高齢化社会を築いていくためには、今後の人口構成の中で大きな役割を占める高齢者が社会の中で積極的な役割を果たしていくことができる環境を整備していくことが大切であり、また引き続き社会を支える人材として活躍していただけることが期待されております。介護が必要な状態にあっても高齢者自身が希望する適切なサービスを利用しながら、できるだけ住みなれた地域で自立した生活を送れるような社会の創造が求められております。このため高齢者が経験と能力等を活かして生きがいと実益を得られる多様な就労機会の確保やボランティア活動の促進、さまざまな世代との交流などを通して、引き続き生涯にわたり社会とのかかわり合いを持ったライフスタイルが実現できるような地域社会の創造を目指していくこと、健康や介護に対する不安を解消し安心して生活できるよう健康増進から疾病予防、介護予防など、高齢者の健康づくり及び介護支援体制の強化を図っていくこと、加齢に伴う高齢者の特性を考慮した権利擁護を図る体制を整え、さらに高齢者が日常生活を営む上で、また社会参加を促す上での活動を支援するため、公共施設や鉄道駅などのバリアフリー化を促進するとともに、歩行者の視点に立った交通安全施設の整備など、高齢者に優しいまちづくりを目指していくことなどが必要なことと考えております。また、ご質問の障害者福祉の取り組みについても、障害者自身が地域社会の中で自立した生活を営む意識が高まりを見せている中で、障害者の多様なニーズにこたえる環境づくりを進めていくとともに、障害のある方もない方も、だれもが同じ社会の一員として心豊かに暮らせる地域社会を築いていくことが重要と考えております。このため保健福祉施策の充実を通して障害者の自立と社会参加の促進を進めていくと同時に、心身に障害のある児童に対しても充実した学校生活を送ることができるよう、よりよい教育環境の整備に努めていくことが必要なことと考えております。
  次に、酒々井小学校体育館の建てかえについてのご質問ですが、耐震診断の結果、使用されている構造材が補強に耐えられないということから、耐震化補強ではなく改築として対応していく方向で検討しております。三位一体の改革による国庫補助金等の行方と町の財政状況を見きわめた上で対応することとしたいと考えております。先ほどの優先順位はどうかというお話しございます。この優先順位につきましても、いわゆるその辺を慎重に検討してつけていきたいと思っております。
  それから、町民利用の体育館としてはどうかというお話でございましたが、この辺につきましては十分その検討の余地はあるということでありますので、いろいろ使い方も含めて少し総合的に検討してまいりたいということでございます。
  ですからちょっと先ほどの中で、いわゆる公設公営というのは非常に基本的にはいいことではあるんですが、いろいろ経緯の中でありますので、この辺についてはどうしても検討していかなくちゃならない面がございます。それとあと移動の中での事故という話がございましたが、これは学校からそこまで行くまでの間を、下校時間にもよるんですが、いわゆるふれ愛タクシーか何かがうまく利用できれば一番いいのかなとは思うんですが、その辺についても検討課題ということでやっていきたいと思います。
  そういうことで以上で答弁を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 7番議員、江澤眞一君。
7番(江澤眞一君) それでは、再質問を行いたいと思います。
  特別会計の取り組みというのは今の答弁の中で統合するものはこれからするだろうというようなことで、私もその方向でいいと思っておりますんで。
  それで、その学童については、ちょっとそういう意味では町長が最後にふれ愛タクシー等というようなお話がありまして、それは私も同じような考え方実は持っているんですけども、実は公設公営の意味なんですよね。民でできるものは民といっても利用料金が高いわけですね。これ教育の一環として見るのか、福祉、子育て支援の福祉的な問題で見るのかというの、その見方の問題であって、官から民へやればいいというような、教育とか、そこが私はちょっと違うと思うんですね。そこだけはちょっと考え方違うんです。というのは、公設公営というのは、これは教育の一環として見れば、今まで全国的には小学校内に置いてあるんですね。学校の中において見ることが教育の一環としての位置づけなんですね、今ね、学童保育というのは。今そういう位置づけでもって、学校の中にやって一緒に共同生活をしながら教育の一環として、地域の人を取り込んだりして地域の中で育てるとかと、そういう一貫性を持った意味合いのもとの今学童保育というのが展開されているわけなんです。ただ子供を預けるというのではないんですね、今。その辺の感覚から言いますと、官から民というのは私はちょっと、ほかにもやるとこあるんじゃないかと。例えば教育とは、そこはちょっと私は納得できない部分ですね。
  それと問題は平成7年から、その経緯なんですね。確かにわかります。前綿貫町長も言っておりました。私も何度かお話ししまして、過去の経緯があるんだと、それがあるから、頼んだ経緯があるから、それができないんだよって、町長でもかわればできるよって私には言ってたんですね、そこなんですよ、問題は。これ本当、担当課も随分行っても、それで堀口学園にも行ったんですよ。そしたら、いや変えるんならいつでもいいですよ、うちは、変えてください、町の方でそういう方針ならばというようなお答えもいただいているんですね。これは首長がかわらないと変えられない事業なんですよ。だからここは思い切って事情を説明すれば、私は向こうは、ああそうですかと言ってくれるというふうに私は思っておりますんで、これは本当に担当課でもとてもじゃないけど交渉できない内容になっていますので、ぜひ、ちょうど町長かわったばかりなのであえてこれ質問入れたんですけども、そういう前町長は、いや首長かわればなんていうようなお話もあったので、ぜひその辺はざっくばらんに町長の方から、こういう要望がちょっとどうしても多いのだと。さっき定員40名と言いましたけども、今あそこの学童の中の施設の内容を言いますと、40名というのはちょっと受け入れ体制厳しいんですね。と申しますのは、幼稚園の今園児が使っているあのいすとテーブル、あのまま使っているんですね。小学生今大変体格も大きくなって、とてもじゃないけど、何ていうの、園児の机でまず宿題できないんですよ、実際には。そういう問題も細々にあるんですね。だからじゃあそういうのを全部改善した中で、じゃあ堀口学園さんの方で見てくれるかというと、それは多分やってくれないと思うんですね。その辺も含めて利用者からも、あの園児のこんな小さいいすではとてもじゃないけど、そこで宿題やれと言ってもできる状態じゃないというのもこれ現実なんです。ぜひ一度そういう面ではごらんになって、目で1回確かめていただければというように私は思いますので、そういうもとでぜひお願いしたい。これ要望になっちゃいます。
  それとやはり一番の問題は安全なんですよね。今父兄が一番心配しているのはここの部分なんですね。安心して預けられる状態かというのは、先ほど申しましたように歩いていっている状態というのは、これはこれから工夫してやるとかといっても、これいつ起きるかわからないわけですよね、事件、事故に。だからこれはそういう意味では早急にやらないと私は大変な問題になろうかと思うんですね。そういうことを考えた中で、逆に言えばそれだけの責任を持たせて、今のところは堀口学園さんに預けているんであればですよ、その分補助金300万あげている中であればですよ、そのくらい私は行ってもいいと思うんですね。以前はだってお迎えに行っていたんですから、園のバスで、酒々井小学校まで。先ほど言ったように、町長が言ったようにふれ愛タクシーでというのであれば、それも町から言って私やらせた方がいいと思うんですよ、絶対にこの部分だけは。そういう面というのは本当に親がすごく望んでいますので。今預けている子が1年生から3年生なんですよ、今預けている子。本当小さい子なので、なおさらその辺は心配しておりますんで、ぜひ町長この辺は、私は英断というくらいの覚悟を持ってぜひ取り組んでいただきたいと、そのように思います。これまあ答弁は要らないですけども。
  それと高齢者に関しては、ちょっと私が言ったのとちょっと高齢者のそのいきいきとか何か、元気な高齢者に対しての施策、支援の例えば仕事の関係とかって、そういうようなことかというような、ちょっと答弁聞いていると、それもいいと思いますけども、要は介護保険を使えない、使わないような高齢者に対しての町のさまざまな福祉事業があるわけですよね。そういうことに対しての町長の取り組み方を聞きたいわけです。ということは、先ほど申しましたように平成16年度に町単独事業が幾つかこれ切られていますよね。その辺を町長、今度私になったら、またそういうのもやるよ、そういうのを聞きたいとこなんです。元気なお年寄りに対しては、もちろん私それでもいいと思います。それではなくて、これからというのは介護保険も十分使えないような場合出てきます。介護保険制度も来年からもう上がりますし、施設利用者に対しても今度ユニットケアになった場合、月十何万とかというような利用負担になります。食事とかに対しても個人負担ということで、介護保険制度に照らし合わせても、これからだんだん厳しくなってくるので、その足りない部分を町でどのようにこれから行っていくのかという、その部分を聞きたいわけなんですね。それと障害者に対しても取り組み方はそれで私はいいと思います。障害者に対しても同じように障害者が高齢になった場合の家族、結局老老介護に似てるんですけども、高齢になってきますと見る方も高齢になってきます。障害者の場合はまた介護保険制度の中で全部できないんですね。その辺があるので、その辺も町としての障害者に対してどのように取り組んでいくのかと、その方向性を、具体的に何々やるというのはいいんですけども、そういう答弁じゃなくてもいいんですけども、そういう支援体制をどのように考えて、町長が考えているのかというのが知りたいんですね、私。細かい事業内容じゃなくて、自分はこういう方向に持っていくよという、そういう方向づけがちょっとお聞きしたいんです。
  それと体育館についてはそのとおり検討していただければというふうに思いますので、その辺はお願いしたいと思いますんで。
  答弁は学童とその今言った高齢者と障害者に対しての答弁だけをいただきたいと思います。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) 先ほどの学童保育の関係でございますが、これにつきましては今現地をよく調べろというお話もございましたもので、その辺は率直に調査して対応、しかるべき形でしていきたいと思っております。そういうことです。
  それから、あと高齢者と、それからまたその高齢者でも予算がないということで町単独事業を16年廃止したと。これは財政の緊急健全化計画の中でやっていったものと思われますが、この辺、それと障害者の要するに支援、要するに元気な、何といいますか、高齢者であるけど、高齢者といっても元気な人が要するに何といいますか、おかしくならないように元気なままで生きていただく。それからまた、そうやっていてても最後は人間困るとこありますから、これについてはやはり社会保障の観点から、最大限町の財政が許す限り取り組むべき課題であるとは思っております。そういうことでありまして、今これで具体的にどうのというのはありませんが、財政健全化計画の話につきましても、今年度また見直すというような、16年に対して見直していくということで、そういう中で取り組めるかどうかも含めて、いろいろ検討してまいりたいとこう思っております。
  以上です。
議長(ア長雄君) 7番議員、江澤眞一君。
7番(江澤眞一君) 今町長前向きな答弁。だから私それでこれ要望になりますけども、予算配分するときに、これ決算のときにも言ったんですけども、やはり削るとこは削ってもいいと思うんですよ。でも何度かほかの議員さんも言っていますけど、例えば螢雪学園の問題とか、削らないところにやっぱり削らないような予算配分もやっぱりこれはやるべきだと思うんです。そういう意味で言うと福祉とかというのは、私は削らない方の部分に入れてもいいと思うんですよ。削るとこというのはもっとあると思うんですね。だから予算配分の方を、予算編成するときですね、町長、予算編成するときにその配分の仕方ですよね。やはり福祉とか教育に対しては、その辺というのは一律何%カットではなく、その辺もきちんとぜひ考えた中で予算配分を町長として各担当課にでもやっぱり方向づけをぜひお願いしたい。1万2,600円の家族の慰労金というのは、使っている件数は少ないんですよ、何人もいないんですよ、実際には。いないんだけれども、町単独事業として、そういう町の方向性としてよかったわけですよ、これはね。そういう面で見ると、年間的な予算もすごい低いですけども、いただいている方からしてみたら、これはすごく感謝していたわけです。だからその辺、繰り返しになりますけども、ぜひ予算配分もそういうような方向づけでやっていただきますように要望して、私の質問を終わりにします。
議長(ア長雄君) それでは、7番議員、江澤眞一君の一般質問が終了しました。
  しばらく休憩します。
                                     (午後 1時55分)

議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
                                     (午後 2時05分)

          ◇ 永 井   勝 君
議長(ア長雄君) 通告順に基づき、次に、3番議員、永井勝君。
               〔3番 永井 勝君登壇〕
3番(永井 勝君) 3番議員の永井でございます。ここ数日の寒さでちょっとのどを痛めておりまして、お聞き苦しい点はご容赦願います。
  一般質問の通告質問事項としては、これからの町政についての基本理念を問うという点と、それから自立する町の今後の体制についてと、こういう大きな項目として通告させていただきました。それで中身につきましても、いろいろ新町長おいでいただいた後のことですので、どういうことになるかということで、具体的には書けませんでしたので、今回につきましては多少具体的なことについてお伺いさせていただきたいと、このように思っております。それにつけましても、まずこのたびの町長選では綿貫町長がご推薦になられた後継者として、町民の支持によってというよりは、まさに筋書き通りの当選を果たされたということに対して敬意をあらわすものでございます。本議会の初日の所信表明を初めとして、町民の立場に立った町政運営に全力で取り組まれると。また、綿貫前町長が進めてきた、何といいますか、第4次総合計画の基本目標に沿った政策の実現を目指すと述べられております。私の質問事項につきましては、今申しましたようにその内容について、本日既に何人かの議員の質問にお答えされているということで、具体的な事例をもって質問させていただきたいので、そのようにご答弁をいただければ幸いだと思います。
  第1点まいります。選挙中に開催をされました合同個人演説会というのがございましたね。ここで町長は合併問題について提起されたことにつきまして、このようにお答えされたというふうに記憶しております。こちらから佐倉市に合併を申し入れておいて住民投票で反対をされたからやめますといったぐあいでは、当分どこからも合併話はないだろうと、自立していくしかない、このように言われたというふうに記憶しております。しようがないから自立していくと聞こえるような分については、これは私のひがみかもしれませんが。そこで町長にお尋ねしたいのは、綿貫町政の後継者たる町長の先の佐倉市との合併についての考え方、同時に綿貫前町長が演じられた一連の合併劇についての総括は一体どういうものなのか、お考えいただいていることをお聞かせいただけるとありがたいと。その上で羅列されるお題目のようないわゆるご説明でなくて、今後この町の運営についての町長としての本当のお考え、これを自分のいわゆるお口でお答え願いたいということでございます。
  もう一点でございますが、この町長選の選挙への出馬をお決めになった点について、出馬される意志からというふうに申し上げたのはまさにそのとおりなんですが、財政問題を初め町の将来に大きな不安を感じ、早期退職をしてまでも町のために尽くしたいとお考えになった、このように述べられておると記憶しております。私もその意気については大いに期待いたしたいと。ただ何かひとつ反りが合わないというような気がいたしております。笑わないでください。例えば選挙公約の大きな目玉として掲げられた国、県の太いパイプ、あるいは県職の間培われた人脈を活かしてインターチェンジやら南部開発の早期実現ないし完成を進めるということを大きな公約として掲げられておりました。町民の中にも町の将来に不安を持つ多くの人たちがおりまして、この人たちの支持票は確かにお集めになられたのではないかなというふうに思います。これが仮にも町民にとって満足のいく形で実現しないということになれば、町長はどう責任をとられるつもりか、身を引くか、あるいは豊かと言われる私財を町民のためにもなげうって、そういう覚悟を持って進まれるとでも言うのであれば、私の町長に対する意気込みに対しては本当に共鳴したいと思います。いずれにしましてももう一度しっかりとこの場で町長の町政への理念を表明していただきたいというふうに思う次第でございます。
  それから、第2点の自立する町の今後の体制についてでございますが、町長は選挙期間中のいわゆる掲げられた公約の中で、町政の運営の中で町民の協力を得る形での地域まちづくり事業というのを挙げられております。私は前6月、9月の両議会において、既に綿貫前町長に対して町民参加による町の活性化のための具体的な施策として、区会、自治会、この制度の見直しを含む新組織づくりを提案し、その内容はほぼこの地域まちづくり事業と一致していると見受けております。これについては綿貫前町長の答弁でも実現に努めると承っておりますので、新町長の小坂町長としても早急対応をお願いいたしたいと、かように思います。この内容につきましては、既に担当の齋藤課長の方にもいろいろお話は申し上げておりまして、町の各種審議会、委員会の委員、それから保護司とか民生委員とか、こういった方々の選出方法についても含まれておりまして、行政主体の従来の方法から一般町民に開かれた選出のやり方、これに変えていくことを趣旨としております。直ちに庁内に関係課による検討委員会などを立ち上げまして、新町長の言うスローガンどおりスピードアップを地でいく取り組みをお願いいたしたいと存じます。
  第1回目の質問は以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) 3番、永井議員からのご質問に答えさせていただきます。
  合同個人演説会で佐倉市との合併について非常に前向きでない発言があったと、しようがないから自立していくというような言い方をしていたということで、そういうことはどういうことだと。そしてまた、佐倉市との合併についての総括をしてないんじゃないかとのご質問だと思います。この辺につきましてはもう自立の道を歩んだということでございますので、とやかく前の議論をする必要はないと。ですから自立していくためのまちづくりをすると。それへ議会、町民ともども進めていくということだと思います。
  それから、今後のまちづくりへの思いということで、早期退職をしてとあるんですが、早期退職というのは千葉県で言いますと退職金を満額もらって、ばいばいと出てくる人を言うんです。私は違います。ある意味辞任と同じですから、そういうことをしてきたわけではない。これだけはきちっと、言葉をきちっとやってもらいたいと思います。
  それから、国、県への太いパイプという話ございましたが、これはもう当然の話で、金がない酒々井町が自主財源がないのに国、県にやってもらわなきゃ仕方がない。だから酒々井インターのやつにつきましても、インター事業というのはインター料金所の出口までは、今は株式会社になりましたが、旧公団、それからその出口から296まではこれは千葉県がやるんです。こういうのを速やかにやってほしいということで、これはもう直接人的な信頼関係がある中で強力に進めるわけです。それからまた、機構についてもそうです。南部開発は酒々井町がやっているわけじゃありません。機構がやっているんです。それはもう当然町として両事業がスムーズにいくために支援をしようということで、ただ若干の道路の接続道路とか、その辺については町が施行するというでございます。そういうことを進めるのにはやはりきちっと、何か太いパイプがあって銭が来るみたいな話じゃありません。そういうことじゃなくて、きちっと行政調整をしてやっていくということでございます。
  それから、もう一つ、私財をなげうってという話があるんですが、これ公職選挙法違反ですよ、こんなことしたら。こんな話をこの議会でやってもらっちゃ笑われちゃうから、ちょっと慎重にお願いします。
  それから、地域づくり事業ということで、区会、自治会と、そういうようなことで、話でございますが、これにつきましては町内の区、自治会等の自治組織の代表者に行政連絡員としまして、広報、簡易な調査、報告、広聴、住民自治組織の振興など、住民と行政とのパイプ役として活動いただいております。広報活動や広聴活動を積極的に実施していただくことで行政への住民参加を促し、人材発掘にもつながるなど、今後もさらに充実してまいりたいと思います。
  なお、地域まちづくり事業というお話でございますが、これはやはり意欲ある町会、自治会が名乗り出る中、行政が積極的に協力して行政と協働してやっていくものでございます。そういう認識でおります。
  それから、あといわゆる公職の委員の選出方法ということでありましたが、今もたしか公募で選んでいる委員会等もあると思います。ですからこれにつきましては住民に開かれた体制というものはさらに進めていく必要があると、こういう認識でございます。
  以上で答弁を終わらせていただきます。
議長(ア長雄君) 3番議員、永井勝君。
3番(永井 勝君) 町長どうも答弁ありがとうございました。
  2番目の点でございますが、これもう少し具体的に内容にわたって担当の課長さんからでもご説明いただければありがたいと思いますが、できましたらよろしくどうぞお願いいたします。
  第2回目です。
議長(ア長雄君) 総務課長、齋藤甲一君。
総務課長(齋藤甲一君) 過日の9月の議会でございましたが、永井議員さんからのご質問にも似たような、ちょうだいしたわけでございますけども、議員さんのおっしゃる自治会組織の中でもそれぞれ町内にあります自治会の運営が皆さん内容が違った運営活動を常々しておるわけでございまして、議員さんのところの自治会につきましても若干内容的には聞いておりますので、あくまでも地域の組織ということで、何か町にご提案、そういうものがございましたら積極的に私どもの方も入ってまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
  以上でございます。
議長(ア長雄君) それでは、3番議員、永井勝君の一般質問が終了しました。

          ◇ 菊 地   宏 君
議長(ア長雄君) 次に、2番議員、菊地宏君。
               〔2番 菊地 宏君登壇〕
2番(菊地 宏君) 本日最後の質問になったんでございますけれど、私かように声がかれておりまして、ちょっと町長に甚だ申しわけないんですが、ここへちょっと一線を引いてください。これ近寄ると鳥インフルエンザかもしれませんので危ないなと、こういうふうに思いますので、ここちょっと一線引いて、こういうふうに聞いてください。よろしくお願いします。
  今月より新しくこの酒々井町の町長ということで登場される小坂氏に対して、その新町長としての抱負を伺うと同時に、スタートに当たり町長の主要施策について二、三点お伺いさせていただきます。その前にひとつぜひ町長にこれお聞き願いたいと思うんですけれど、やっぱりきょうは第1回目でございますので、町長のこの町の町政に対する気概というか姿勢だと思うんですね。これが今まで聞いていますと7割か8割ぐらい、かなり前向きだなと私はそういうふうに評価しました。多少二、三割はあれっ、前と一緒だなというのもありますけれど、かなり前向きじゃないかなというふうに思っております。そういう意味で非常に今まで、僕は綿貫さんには非常にきついこと言っていましたから、やめなさい、やめなさい、やめなさい、特に合併後はそればっかり言っていましたから。この間もちょっと会ったときにまあと、こういう話ですからね。ただ今回小坂町長のやつは、今まで聞いたところですよ、ところは七、八割はいいんじゃないかな、こう思います。あとは二、三割は後でいろいろ直していただくと、こういうことかと思うんですね。ぜひこの町を私はこう変えていくんだという気概、生きがいをぜひ皆様の前で大きな声で出していただきたい。そうすれば我々も応援しますから、何も足を引っ張るのが我々の仕事じゃございませんので、町長がやるよと言ったら我々も応援しますから、ぜひそういう意味でいろいろな点で前向きな情報公開とか相談とか、そういうのを持ちかけていただきたいと、このように思います。
  以上が第1点なんです。第1点というか、この私の討論の最初の部分なんですけど、まず町長の選挙公約についてお尋ねしたいと思います。町長は公約の中で行政の効率化と住民サービスの向上を目指し、これまでの財政システムの総点検を町民の立場から新しい視点で実行しますと。合い言葉はスピードアップでございますと、こう言っています。これは非常に大賛成でございますね。このスピードアップというのは、私のこれまで質問された方、前の方が何人か言われていますけれど、やっぱりスピードアップだと思うんですね。この町の行政を何人かの方に、これ何言うんだと言われるかもしれませんけれど、この町の行政は遅いんですよ。とにかく言ったことが遅い。とにかくこれは町民に聞いてください。町長の耳で自ら、座布団集会いろいろありますから。そういうところでこの町の町政あんたどう思うということをじかにお聞き願いたい。皆さん仕事が遅いと言います。町でもってだあっとたらい回しされて、2月ぐらいたって、ちょっときっかけが出る。また、こうずうっと回して半年ぐらいたってからまた出てくると、こういう段階なんです。ところが、そのうち何件かは消えてしまうんですよ、どういうわけか。これがこの町の一番欠点だと思います。これをぜひ直していただきたいと、こう思います。新町長はそこに目をつけられたのかどうか知りませんけれど、スピードアップという言葉でですね、これまでの町政システムの総点検をやります、こう言われております。ぜひやっていただきたいと、私はこのように思います。
  そのような中で町長が三つの約束として公約している中で、次の点についてお伺いしたいと思います。第1点は、情報公開に努め、住民参加、明朗行政を推進しますというところです。情報公開に努め住民参加、明朗行政を推進しますということです。これは今言っては何ですけれど、前の町長からほとんどこういう言葉は聞こえませんでした。後ろというとおかしいけど、課長さんたちがつくったメモをばあっと読むだけです。間違ったってわからないんですよ。1枚抜かしても、あれっという感じですね。これじゃあだめなんですよね。そういう中で町長は情報公開に努めますと、このことをはっきり言っています。ぜひこれをよろしくお願いしたいと思います。その中で町長は地区集会所等を会場として町政報告会を開催します。これをぜひやっていただきたい、こう思います。住民はこれ、ここでいろいろ言っても何なんですけど、そういうのを待っているんですよ。ここの町長は一体我々に何やってくれるんだろう。何か町長になったら全然来ないな、こういう意見の出ないようにしていただきたい。座布団集会の提案も行われております。これまでの内政に対してどのようにお考えになられてきたかはまだわかりませんけれど、これらの提案をぜひ推進していただきたい。この座布団集会というのはこれ大変なもんですよ、実際やろうと思ったら。これは頭も使いますし、労力も使いますし、体も使います。そういう意味で、ただ住民と接するチャンス、機会でございますので、我々もどこでもいきますから座布団集会というのをぜひやっていただきたい、こう思います。それでまた町の行政の批判になりますけれど、私の目から情報は非公開、この町の行政の情報は非公開、行動は遅く、住民に対して行政は黙っている、こういうことです、この町は。ちょっと申しわけないですけど。まあ何人かの方がそうだ、そうだと言っていますけど、実際そうなんですよ。これは一番この町の議会の悪いとこです。
               〔何事か言う者あり〕
2番(菊地 宏君) 町のね。だからそういうところをぜひ改めていただきたい、こう思います。それを町長は打破していこうというように聞こえて、非常に頼もしい限りでございます。まず、この点を町長ともどもしっかり私たちの頭の中にたたき込んでおきたいと、こう思います。特に町長が、きょうも出ましたけど、町長交際費は原則公開しますと、大賛成でございます。今まで1回も公開したことないんです。こういう町でございますから、そういうところから手をつけていただくというのは非常に我々参考になりますし助かります。ぜひそういうことで町長交際費は原則、まあこれ原則というのがひっかかるんですけど、公開しますと公約されていることは非常にすばらしいことだと思います。交際費の全面公開、その原則などというんじゃなくて公開します、こういうふうにやる気でもって自分の意志を表示していただければなと、こう思います。
  第2点は、公約のむだを省き行政効果を高め税金は大切に使います。これは本当にそのとおりでございます。特別職の減員から始めて、今収入役が多分減員になるんでございましょうかね。人件費等を見直して、年間2億5,000万の節減を目標にしますと述べています。これは非常にすばらしいことです。町長は現在の報酬を幾らにするのか、ご回答をもしできたらいただけたらな。これを今来年3月におれの減収幅議会に出すから、そこで議論してちょうだいよというのは、ちょっと町長の姿勢としていかがなもんかな。きょう私は何割、3割なら3割減らしますと、みんなに言うとみんな響きますよ。これはもう我々ずうっと話してきていますから、これは5%、7%にしようかな、そんなみみっちい話じゃなくて、ぜひその辺の数字をぜひ言っていただきたいな、こう思います。この町の少ない税収を有効に使うためには、まず町長が身を粉にしてやるという心意気を発揮していただきたいんです。自分の給与を3月ごろやるよというんじゃ、これだめなんですよ。今もらった瞬間から下げるというふうなことが一番望ましいんです。その後で特別職、一般人件費の分も切り下げを行っていただきたいと。僕らも減ってもしようがないです、これ。もう大分減っていると思うんですよね。だからこれ減ってもいいですから、町長も減らしてくださいよ。この町の人件費が3割も占めているという、ちょっとこのいびつな体制をもう少しまともにしていきたいと、こう思っております。ぜひ町長の意気込みを示していただきたいと思います。
  さらに、この公約の中で町長はこう言っているんですね。これは先ほどもある議員の質問に出ていましたけど、職員に働きがいを強く持ってもらいますと述べているんですね。何を実際にやっていくのか。また、このような発想の背景には、一体町長の頭の中に一体どういうことが起きていたのか。これをちょっとお伺いしたいな。これは1回町長と話したことあるんですよ。それはそうですと。いやあ、あのときは、ここは言いませんけど、いうふうに言っとったんです。これはこの町の人は何なんですよ、これ。これはちょっと口で言うとまたどの辺から、あの辺から訂正なんて出るんで面倒くさいから言いませんけれど、身を粉にしてやるという心意気をぜひ示していただきたい、こう思うんです。そういう中で特別職、一般人件費の切り下げも行っていただきたい。町長がやらなかったらだれも従いませんよ。僕らだって従いませんよ。だから町長がまずやるんだということで皆さんに範を示していただきたい、こう思うんです。さらに、この中で、いやその背景もちょっとぜひお知らせ願いたい。なぜそういう発想法になったのか。職員に働きがいを持ってもらうんですと。これはいいんですけど、じゃあ今の職員、先ほども非常に立派だとおっしゃっていましたから、だからそういう職員に対してそういうことを言うということは、やはり何か考えられていることがあるんだろうと、そう思います。そういう意味でその意気込みを表面に出すために、裏にあったであろうことを、もしできたらばここで述べていただけたらなと思っています。職員に働きがいを持ってもらい強烈に行政改革を進めていくということは、町の行政にとってこれは本当にかなめでございますんで、これは町の皆様方、我々も含めてかもしれませんけど、やる気をなくしていたら、もうだめなんです。この点をぜひちょっと教えていただきたいと思います。以上が一般的なことでございます。
  次に、ちょっと具体的な施策についてです。まず、第1点目、JR駅へのどちらかにエスカレーターないしはエレベーターを設置するということです。これは前回の綿貫町長の本件に対する回答は、第三者的回答で前向きに取り組んで、これを解決しようとする気概が全く感じられません。この言葉を使いますと、要するに第三者的というのは自分が直接タッチしていないんだと。皆さんがいろいろ議論して何かやってよということなんですよ。ところが、新町長はその政策1の中で高齢者がいきいき暮らせる町として、このエスカレーターを取り上げておられる。これはちょっと個人的にも詳しくは町長からも聞きましたけど、それは本当にそうなんです。これはこの、ご存じでしょうけど、JR成田線というか、この辺でそういう足場がないのは私どもだけですから。京成もあるわけですよ。そういう中でJRには何にもないんだと。あそこ階段を上がっておりてきなさい、こういう格好になっているわけです。ですからこれをとにかく早目にやっていただきたい。この間も値段のこと聞きましたけど、大した額じゃないですよね。施策の順番というのは1、2、3、4と、こうおりてくるんでしょうけど、それほどの額じゃないと私は思うんですけれど、そういう意味でぜひ実施の道をつけていただきたい。ここもやっぱりスピードアップということで町長のその気概に期待したいと、こう思っております。ぜひよろしくこのエスカレーターの件お願いいたします。
  第2点は、土曜日、または日曜日も含めた窓口開放についてでございます。これもちょっとじかに話しておりますけれど、前回の綿貫町長の回答は、先のエスカレーターのときと全く一緒なんです。こう言っています。需要の高まりを見きわめながら検討していると考えている。これが回答なんですよ。これ回答なっていますかね。町長が回答したんですよ。需要の高まりを見詰めながら検討していきたいと考えています、ああそうでございますかと、終わりですよね。これがこの町の行政なんですよ。これはやめてください。これはもう皆様があれはやめてくれ、あれだけはやめてくれと言っていたやつですから、これはひとつ大変かもしれませんけど、ぜひ実行していただきたいなと、こう思います。町長は酒々井町を良くする会主催の会議の席上で、土曜日・日曜日の開庁、それから開庁時間の延長を図ると答えられておりますんで、大いにこれも期待しております。ここでも町長の述べられているスピードアップというのを中心に据えて、この事業を推進してやっていただきたい、このように思います。
  最後に、インターチェンジと南部産業団地でございます。これは今までいろいろの議員さんの質問に対して町長は答えられてきましたので、私からは一つだけ申し上げます。この間これは綿貫町長に私はっきり申し上げました。要するに町長は11月、ちょっとこれ日付が違うようですけど、11月25日に調印したことを我々に述べたんです。我々は何人かな、7人か6人かで押しかけていって町長はこんなサインしたろ。そうしたら、初めは黙っていたんですが、押したと、こう言ったんです。それで我々に対する説明はどうするんだと言ったところ、11月の30日ですか、にやるということで全員協議会で決まったわけです。ところが、これは非常に問題でございまして、これが一番問題になるんですよ。町長は何と言ったか。要するにある程度、町当局はある程度まとまった場合公表するという方向で回答なされていましたんで、それはそれでいいんですけれど、その前の日付の場合は、自分が最後の選挙の2日前に判こを押したということを僕らに言うたわけです。これはどちらから見ても、これマイナスがないわけですよ。町長が済みませんと言えばいいわけですよ。町長はそのとおり、30日の全員協議会で済みませんと言っているんですよ。僕はよく聞き取れなかったのでもう一回言わせましたけどね。だからこれはちょっと僕の言葉はきついかもしれませんけれど、そういうことをこの町はちょっとやってきたなということを感じるんです。要するに今一番大事なのは、今住民は町当局からの説明というのは何にも聞いてないわけですよ、これ。さっきいろいろこれ何か72ヘクタールとか48ヘクタール、いろいろ出ていますけど、これだれも住民知らないんですよ。そうなんですよ。だれも住民知らないんですよ。だからそういうことを町当局はしようとしているんです。どういうふうな答弁書、なっているか知りませんけれど、これは実際そうなんです。これをやられたんじゃ僕らはたまらんなと。住民から物すごい質問来るわけですよ。何か48ヘクタールで終わりかと。48ヘクタールの中にみんなWDJも入れて終わっちゃうんだろう、こんなうわさが流れている。来年2月であそこを借りている農作業者はもう出てくれと言われているわけですよ。もう開墾するなと。ご存じですか、篠原さんの左側のところ。もうあそこは開墾しちゃだめなんですよ。こういうふうにこの町でやられていることというのは、何かちょっとはっきりしないところ、隠すところが物すごい多いんです。だからさっき町長が言われていた、この町の住民に対する説明会、議会に対する説明会もそうなんですけれど、そういうものを真剣に考えて、先ほど引地議員が言っていましたけど、議会にかけてないじゃないかと言ったら、ああそう、こんな感じでしたね。だからそれはそうなんですよ。かかってないんですよ。だれも知らないです、これまだ。この間あそこ、研修会室でやった、3枚目の図面というのが我々だれももらってないんです。3枚目はこれはちょっと差し支えがありますんで公表しませんと言っているんですよ。我々だれも持っていないんですよ、あれ。ただ一部の人は持っているでしょうけどね。だからそういうことをなくしてください。この町を本当によくするためには、そういう一点一点をなくしていかないと、本当によくならないんです。きょうは町長の第1回目の初頭の意見をいろいろ聞いておりますけれど、非常にすばらしいと思います。だからその意気でこの町をぜひ推進してやっていただきたい。
  一つだけちょっとお伺いします。今町が住民に対して、先ほど引地議員からもありましたけど、住民に対して説明できる資料が11月30日以降あれば、この間の企画課長の発言でもありますけれど、ちょっとぜひご提示願いたいな、こう思っております。ちょっといろいろ声がまずくて済みませんけれど、それで第1回目の質疑を終わらせていただきます。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
               〔町長 小坂泰久君登壇〕
町長(小坂泰久君) 2番、菊地宏議員からの質問に回答させていただきます。
  先ほど抱負ということで町政に対する、まあ7割は前向きだけど、3割はどうも今までどおりだというご指摘いただきました。そういう話の中でまあ前向きな情報開示、こういうものは私自身もそれはもう実施すべきと認識しておりますのでやります。それで町政のシステムの総点検でスピードアップというのも、これ私の考えでございますので、そしてまた町民の立場と、これも原則でございます。こういうものを住民参加と情報公開ということで、明朗行政の推進につきましては、本日11番、森本議員のご質問でもお答えしたわけでございますが、そのとおりで進めていきます。
  それから、特別職減員等も含めた、要するに情報公開に努め、住民参加、明朗行政を推進しますというので、これまさにこのとおりで、このとおりの実施を行います。
  それから、むだを省き行政効果を高め税金を大切に使いますと。これもまさに情報公開の中から生まれるしょせんでもあると思いますので、あとはいわゆる前の議員の山口議員、森本議員で大体いろいろしておりますので、それを補足するような形というのは余りないわけでございますが、基本的にそういう認識でおります。
  それから、特別職の減員、人件費等を見直すという話のやつで、ここで大見えを切れというお話がございましたが、その点については、これはどちらかというと、その3割の中の後ろ向きかもしれません。後ろ向きではないんですが、ちょっと調整期間をいただきたいなと、こう思っております。
  それから、あと地区集会、まさに座布団集会ですね。これは私自身そう思っておりますので、まさに住民の声、ある意味で私のかつての上司でございました堂本知事も、いわゆる千葉県じゅうを回っていろいろな会議等出ておりますので、これはもう私自身もそういうことで、それを堂本知事のそれは非常に広い範囲の方ですので、ああいう大きなとこでやるわけですが、酒々井町については各地区各地区と考えれば、座布団集会的なひざ詰めの話でいいのかなと、そういうことでざっくばらんにいろいろお話ししていくのは、これはやはり行政の長としての責任だと思いますので、こういうのは進めていきたいと思います。
  それから、町長の交際費を公開と、これはいわゆる多少準備の都合もあるもんで、ちょっと時間いただきたいんですが、基本的には毎月ごとにまとめて出すように、半年たった、1年たったで出すということじゃないような形にしたいと思っています。これちょっと今技術的なもの等いろいろちょっと調整しておりますので、1月1日からできますよとはちょっといかないんですが、その辺を今調整中でございます。これご理解いただきたいと思います。まさにスピードアップと、これも私どもの職員もそう望んでおりますので、間違いなくこれはできると思います。
  それから、職員に働きがいを強く持ってもらう、その中に背景に何があるのかというのは、ここら辺は非常にあれなんですが、まあ言ってみれば何といいますか、目標を定めるといいますか、何かそういうような形でテーマ、おのおの当然各課いろいろな役割があるわけですが、そういう目標に向かって突き進むといいますか、当然財政上非常に厳しいとこあるんですが、そういうのをおのおの、先ほども山口議員か何かのあれでお話ししているかと思うんですが、県にはチャレンジプログラムとか、そういうのがありまして、そういう中で職員自身が自分の業務に対して目標を持って動けるシステムというのを構築したいと、こう考えておりまして、何かいい方法をやっていきたいと。やはりこれは役場が云々じゃなくて行政が全体にそうなんです。私どもも遅い遅いと言われていましたので、それが住民要望から見るとかけ離れているというのはよく認識しているとこでございますので、菊地議員がおっしゃられたこと、私が歩いてていろいろ言われたこと、これはもう酒々井町に限らず行政に対するあれということで受けとめておりますので、その辺はしっかりやっていきたいと、こう考えています。
  それから、2点目のJRの酒々井駅、エスカレーター等の設置の考え方という質問でございますが、この駅、当駅はご承知のように単に鉄道のための駅としての機能だけを持つものではなくて、中央台と東酒々井を結ぶ自由通路を要した町の顔とも言える施設という認識を持っております。多くの人々が行き交う場所でございます。このことからも高齢化社会に向けてバリアフリー化の必要性を感じているところであり、現在JRが交通バリアフリー法に基づいて全国規模においてエレベーターやエスカレーターの整備を展開しているというのが事実でございます。そういうことでまた先般JR東日本千葉支社と打ち合わせの場を持っております。JR酒々井駅は優先的整備対象となる特定旅客施設として位置づけられているというお話を受けております。今後はJRと酒々井町とで整備の計画協議を進めていくことで意見調整しています。当町といたしましても今後は町の実施計画への位置づけとあわせて、JRと協議をしながら、さらに具体的に事業手法等を検討してまいりたいと、こう考えております。そういうことでよろしくご理解のほどお願いいたします。
  3点です。スピードアップしてということで、これに対しましては土曜・日曜の開庁についてのご質問もありまして、本日、11番、森本議員のご質問でお答えしておりますが、早急に検討していきますと、進めていきますということでございます。
  それから、インターチェンジと南部地区の産業団地ということで、住民への説明といいますか、その辺のところがちょっとはっきりしないというような話もあったわけでございますが、一応基本的な、先ほど引地議員との話の中でも、いわゆる若干私の方の説明が足りなかったかなというのがありまして、この辺についてはもう一度確認のためにちょっと話しさせていただきたいと思いまして、住民と議会に対する説明ということでありますが、県が進める酒々井インターチェンジと都市再生機構が進める区画整理事業でありますところの南部地区産業団地ということで、これが二つリンクしておりまして、説明の中で一緒に説明するもので少し混乱を招くこともあるもんで、それについて再度酒々井インターチェンジ関係では、県が進める事業でありますところから、10月26日にはインターチェンジ及び関連道路の測量に関する地権者説明会が県主催で行われたところでございます。これが事実でございます。それから、南部地区産業団地の第1段階の説明といたしましては、地元並びに地権者の方を対象に進めなければならないため、去る10月2日に地元であります飯積区並びに地元で形成する飯積まちづくり会議へ酒々井南部地区の事業化についての説明会を町主催で開催し、さらには11月23日に南部地区に関する地権者に土地区画整理事業の事業化に係る説明会を、事業主体であります都市再生機構が主催して開催したところでございます。また、議会の皆様方には9月15日に全員協議会の中で酒々井南部地区整備計画及び酒々井インターチェンジの概要につきましてご説明させていただき、その後11月30日には(仮称)酒々井インターチェンジ及び関連道路の整備に関する基本協定と酒々井南部土地区画整理事業に関する基本協定につきましてご説明申し上げたところでございます。
  なお、インターチェンジ及び南部地区産業団地に係る進捗状況等のお知らせにつきましては、既に役割分担のもと各事業主体が事業化を決定し推進しているところでございますので、公表の内容については関係機関と協議の上、お知らせしてまいる所存でございますので、ご理解をいただきたいと思います。要するにそういうことで酒々井町はどちらかというと調整役といいますか、それを支援する立場にありまして、ある意味でこちらで全部いろいろできないところもあって、ちょっとそういうことで少し遅いといいますか、それからまた積極性を欠くというご意見があるとも思います。なお、11月30日以降の資料があれば開示するようにというお話しございました。この点につきましては、今のところそれ以降の進捗は今のところないと思っております。そういうことでございまして、ご理解を賜りたいと思います。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) 2番議員、菊地宏君。
2番(菊地 宏君) ご回答ありがとうございました。
  ちょっと二、三点、確認を兼ねてお願いしたいと思います。一つは、さっき働きがいのある職場にしたいんだと、これは大賛成です。ぜひやっていただきたい。ただこれ言葉だけ挙げて、私はこうやりますよとぽうんと上に上げて、さあっと流れていくんですよ。こういうことのないように町長がその辺をよく見張って、課長さんいっぱいおられるでしょうけど、そういうところに目を配って流れないようにぜひしていただきたいなと、こう思います。
  それから、インターチェンジの件で、これはまだ難しいかもしれませんけれど、ただ我々もいろいろ手を尽くしているんですが何も入ってこない資料が一つあるんです。これはWDJの実態です。WDJというのはご存じでしょうけど、これはアメリカで7カ所か8カ所やっていると。ところが、これが出てこないんですね。どこを調べても。本当にこの会社やっているのかいな、アメリカで。さっきちょっと引地さんが見せた、あの資料というのは本当の資料なのかなと、そういう疑いがあるんですよ。この間も議員に説明したときに、きょうは済みません、時間がありませんのでこれで失礼します、ぱあっと帰っちゃったんです。一言も説明も受けずに帰ってしまったんです。僕はWDJ知っている人がいたら教えてほしいんだけど、本当にあそこはやっていますか。何カ所ぐらい今、これは難しいのかもしれません、何カ所ぐらいと契約しているのか。これがポイントですから、再生機構は、WDJが何も持っていないんだったら、これは、契約するはずないですから。そこをこれ全体がまだ全然クローズアップされてないわけですよ。そういう意味でこの一体インターチェンジとその南部工業開発団地というのがどのように絡み合って、どのような面積で、町はどの部分を負担してという図面が全然出てきてないんです。これは皆さんに聞いたらわかります。だれも知らないんです、これ。これは非常に困るんですよ。ただ町の方は何かやっているような感じがします。多分やっているんでしょう。ただ我々に、まあこの辺はオープンにもしてもいいだろうというものがあったら、今12月ですけど、来年1月、2月、そういう折にぜひちょっとオープンにしていただきたい。関係のない範囲で、うっかりその邪魔をするようなことをやっちゃいけませんから、そういう意味では情報公開というの本当に必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
  それと最後ですけど、さっき座布団集会をこれやりますと、こう非常に温かい発言ございました。これをぜひやってください。これをやればこの町は変わります。本当に変わります。これ今までこの町が変わらなかったのはこういうことをやらなかったからなんですよ。合併でちょこちょこっとやりました、前の町長が。もう全然これ余り言いませんけど、だめでした。だから町長が住民の中に入って、おれはこういうことでやるんだと、私はこういうことやるんだということを町民の中にぜひ教えていっていただきたい。それを月一遍でもいいですから、2カ所でもいいですから、各地区でそういう意味の講演というか話し合いを、座布団集会と言われているとおり、そういう集会を持っていっていただきたい、このように思います。
  以上です。
議長(ア長雄君) それでは、今要望ですね。
2番(菊地 宏君) いや、WDJ。
議長(ア長雄君) 町長、小坂泰久君。
町長(小坂泰久君) その件につきましては、ちょっと私まだ詳細に確認しておりませんので、担当課長の方から説明させていただきます。よろしくお願いします。
議長(ア長雄君) 商工観光課長、嶋田孝男君。
商工観光課長(嶋田孝男君) 今の質問でございますけども、今私どもの方にWDJですか、こちらの実績ということでご質問でございますけども、都市再生機構の方からの確認の情報ではアメリカの方で7店舗ほど実績があるという報告を聞いております。それと今年の夏ですけども、都市再生機構の本社と千葉支社の方からアメリカの本社の方に行きまして、この事業の具体的な内容等の検討もしているという情報もありますので、今進めております事業についてはこのまま信用できるんじゃないかと、そのように確認しております。
  それともう一点、申しわけございません。あと図面というお話でございますけども、今具体的な施設の概要につきましては、都市再生機構とWDJの方が協議をしていると。それで具体的な図面がまだ町の方に来ておりませんので開示ができないということになっておりますので、特に担当の方で資料を隠しているとか、そういう話じゃございませんので、うちの方に来たときには事業主、都市再生機構の方と了解がとれれば皆様方の方にお知らせをしていきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) 2番議員、菊地宏君。
2番(菊地 宏君) WDJの話なんですけれど、それ一体いつごろ大体資料手に入るんですか。もう相当アクション起こしているわけでしょう。多分手元に何枚か来ていると思うんですよ。それを僕らに開放できる範囲で開放していただけません。アメリカの企業というのはご存じかもしれませんけど、すごくややこしいんですよ。あれは僕もちょっと経験ありますけれど、アメリカの企業の実態なんて絶対わかりませんよ、これ、はっきり言って。エンロンが一緒ですよ。あのエンロンの会計詐欺と一緒です。だからWDJの話が、今課長のとこにあるんであれば、どの程度までちょっと我々に公表できるのか、公表できないのか。ちょっとそれひとつよろしく。また、いつごろまでにもらうことになっているのか。それをひとつよろしく。ただ何にもなしにばあっと回っているわけじゃないでしょう。あなた課長さんなんですから、その方のちょっと回答お願いします。
議長(ア長雄君) 商工観光課長、嶋田孝男君。
商工観光課長(嶋田孝男君) 済みません。今申し上げたとおりで、今具体的な施設の配置図そのものはまだできていないということで機構から聞いておりますので、このものが公表できるというふうになったときには皆様方にお示ししたいと思っておりますので。ですから今担当課の方にも具体的な図面がないということで、これは間違いありませんので、よろしくお願いいたします。
議長(ア長雄君) それでは、2番議員、菊地宏君の一般質問が終了しました。

    ◎動議の提出
               〔「議長」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) 森本一美君。
11番(森本一美君) この際、動議を提出します。
  内容は、議長を除く議員全員を委員として構成される議員定数調査特別委員会設置についてであります。議員各位のご賛同をお願いいたします。
               〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) ただいま提出されました動議は所定の賛成者がありましたので成立しました。

    ◎日程の追加
議長(ア長雄君) お諮りします。ただいま森本一美君から提出されました議員定数調査特別委員会設置の件を日程に追加し、追加日程第1とし議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
  したがって、議員定数調査特別委員会設置の件を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。

    ◎議員定数調査特別委員会設置の件
議長(ア長雄君) 追加日程第1、議員定数調査特別委員会設置の件を議題とします。
  動議提出者であります森本一美君から趣旨説明を求めます。森本一美君。
               〔11番 森本一美君登壇〕
11番(森本一美君) どうもありがとうございます。11番議員、森本でございます。
  ただいま議長を除く議員全員を委員とする議員定数調査特別委員会設置について動議を提出しましたところ、議員各位の賛同をいただきまして、まことにありがとうございます。議長の許しを得ましたので、ただいまより動議の趣旨説明をさせていただきます。
  国における三位一体の改革においては、税源移譲として地方に配分される額が明らかになっておらず、また少子・高齢化がますます進展する状況など、自立による行財政運営の道を選択した当町の財政は大変厳しい状況であります。町議会といたしましてもこうした町財政の厳しさを十分認識するとともに、地方分権時代における議会のあり方や地域活性化、住民福祉の向上、さらに行政執行へのチェック機能を今以上に発揮し、よりよいまちづくりを進めていくことを念頭に、あらゆる角度からこれからの酒々井町議会としてふさわしい議員定数を調査したく、ここに議長を除く議員全員を委員とする議員定数調査特別委員会設置に関する動議を提出させていただきました。
  議員各位のご賛同をお願い申し上げます。簡単でありますが、動議の趣旨説明とさせていただきます。
議長(ア長雄君) 森本一美君による議員定数調査特別委員会設置に関する趣旨説明が終了しました。
  お諮りします。ただいま議題となっております議員定数調査特別委員会設置の件につきましては、正規の手続を省略し直ちに採決することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
  したがって、議員定数調査特別委員会設置の件につきましては、正規の手続を省略し直ちに採決することに決定しました。
  お諮りします。議員定数調査特別委員会について、これを設置することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
  したがって、議員定数調査特別委員会についてはこれを設置することに決定しました。
  さらにお諮りします。議員定数調査特別委員会の委員については、議長を除く議員全員とすることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
  したがって、本特別委員会の委員は議長を除く議員全員とすることに決定しました。

    ◎散会の宣告
議長(ア長雄君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
  本日はこれで散会します。
                                     (午後 3時05分)