平成17年第9回酒々井町議会定例会会議録(第1号)
議 事 日 程(第1号)
平成17年12月16日(金曜日)午前9時開会
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期決定
日程第3 決算認定の件
日程第4 議案第1号ないし議案第10号一括上程
(所信表明並びに提案及び細部説明・総括質疑・委員会付託)
日程第5 印旛衛生施設管理組合議会議員の補欠選挙
日程第6 印旛利根川水防事務組合議員議員の補欠選挙
日程第7 休会の件
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(18名)
1番 引 地 修 一 君 2番 菊 地 宏 君
3番 永 井 勝 君 4番 平 澤 昭 敏 君
5番 越 川 廣 司 君 6番 木 村 亨 君
7番 江 澤 眞 一 君 8番 秋 本 和 仁 君
9番 原 義 明 君 10番 竹 尾 忠 雄 君
11番 森 本 一 美 君 12番 山 口 昌 利 君
13番 篠 原 岩 雄 君 14番 石 渡 一 光 君
15番 地 福 美 枝 子 君 16番 小 早 稲 賢 一 君
17番 ア 長 雄 君 18番 岩 澤 正 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名
町 長 小 坂 泰 久 君 教 育 長 津 田 藤 人 君
参 事 ・ 齋 藤 甲 一 君 企 画 課長 内 田 博 道 君
総 務 課長
財 政 課長 宮 川 義 典 君 税 務 課長 水 藤 正 平 君
住 民 課長 遠 藤 泉 君 福 祉 課長 仲 田 義 秀 君
人 権 推進 石 井 八 仁 君 健 康 課長 矢 部 雄 幸 君
課 長
生 活 環境 神 保 弘 之 君 農 政 課長 京 増 孝 一 君
課 長
商 工 観光 嶋 田 孝 男 君 参 事 ・ 戸 村 喜 一 郎 君
課 長 建 設 課長
都 市 計画 本 橋 宗 明 君 下 水 道 石 川 丈 夫 君
課 長 課 長
水 道 課長 福 田 和 弘 君 庶 務 課長 山 崎 信 二 君
学 校 教育 角 井 一 郎 君 社 会 教育 岩 舘 實 君
課 長 課 長
農業委員会 佐 藤 悦 朗 君
事 務 局長
本会議に出席した事務局職員
事 務 局長 幡 谷 公 生 書 記 小 川 淳 一
書 記 藤 平 享
◎町長就任あいさつ
(午前 9時30分着席)
〇議長(ア長雄君) 開会に先立ちまして、町長、小坂泰久君から発言の申し出がありますので、これを許します。町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) それでは、議長より発言のお許しをいただきましたので、ごあいさつさせていただきます。
おはようございます。平成17年第9回酒々井町議会定例議会が開催されるに当たりまして、議長さんのお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。過日行われました酒々井町長選挙では、議会議員の皆様を初め多くの町民の皆様方の温かいご支援によりまして当選することができましたことに対しまして、心より感謝を申し上げる次第でございます。
私は、このたびの町長選挙を通じ五つの政策と三つの約束、これを実現するため有権者の皆様に強く訴えてまいりました。具体的な内容につきましてはこの後の所信表明で述べさせていただきますが、これからの政策を推進していくには、町民の皆様との対話を通じ、常に町民の立場に立って協働を基本としたまちづくりを進めていかなければならないものと考えております。町民の皆様からいただきましたご支援の1票1票の重さと町長としての責任の重大さをしっかりと心に受けとめ、町民の利益を第一に考え、今後の町政運営に渾身の努力を傾注してまいる所存でございます。今後とも議会議員の皆様方の格別なるご指導、ご鞭撻と町民の皆様方のご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げまして、町長就任のごあいさつとさせていただきます。(拍手)
◎開会の宣告
〇議長(ア長雄君) ただいまから平成17年第9回酒々井町議会定例会を開会します。
(午前 9時32分)
◎開議の宣告
〇議長(ア長雄君) これから本日の会議を開きます。
(午前 9時32分)
◎議事日程の報告
〇議長(ア長雄君) 本日の議事はお手元に配付の日程に基づき行います。
◎諸般の報告
〇議長(ア長雄君) 日程に入る前に諸般の報告を行います。
初めに、本日議案の送付があり、これを受理しましたので、報告いたします。
次に、地方自治法第121条の規定による説明員の通知は、お手元に配付してありますので、ご了承願います。
次に、一部事務組合議会の報告を行います。
初めに、印旛衛生施設管理組合議会議員、秋本和仁君。
〔印旛衛生施設管理組合議会議員 秋本和仁君登壇〕
〇印旛衛生施設管理組合議会議員(秋本和仁君) 寒い中ご苦労さまです。おはようございます。
ただいまから過般11月に行われました印旛衛生施設管理組合議会報告を行わせていただきます。議案は2件ありました。少なからざる議論もあったことをまず初めに述べさせていただきます。
それでは、皆さん、お手元に資料が配付されていると思いますが、それに基づいて報告させていただきます。
平成17年11月印旛衛生施設管理組合議会報告。
印旛衛生施設管理組合議会定例会は、平成17年11月17日、印旛衛生施設管理組合会議室において開催されました。議案審議に先立ち、八街市議会から選出されました組合議員の京増良男氏より辞職願が提出されましたことから、印旛衛生施設管理組合議会会議規則第72条の規定により辞職を許可いたしました。
提出議案は2件で、議案第1号は平成16年度印旛衛生施設管理組合会計歳入歳出決算の認定についてでありました。歳入総額6億6,012万2,130円に対し、歳出総額は6億5,238万4,117円で、歳入歳出差引額は773万8,013円でした。この議案第1号につきましては、印旛衛生施設が立地されている宮本地区への補償問題等が議論になりました。
議案第2号は、印旛衛生施設管理組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定についてでありました。この議案第2号は情報公開ということで、できることから始めるということで、人事に関してということで限定されておりますけれど、できることから情報公開始まったということであります。これについても若干の議論がありました。
議案第1号は結果的には原案どおり認定され、議案第2号も原案どおり可決されました。
以上、報告いたします。
〇議長(ア長雄君) 次に、佐倉市八街市酒々井町消防組合議会議員、江澤眞一君。
〔佐倉市八街市酒々井町消防組合議会議員 江澤眞一君登壇〕
〇佐倉市八街市酒々井町消防組合議会議員(江澤眞一君) 佐倉市八街市酒々井町消防組合議会定例会の議会報告を行います。
平成17年10月佐倉市八街市酒々井町消防組合定例会は、去る10月の18日に消防本部において開催されました。八街市選出の2名の議員の交代がございまして、それぞれ議会の承認を得ております。そして、本議会に提出されました議案は2件であります。
議案第1号は、平成16年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額42億2,462万6,937円に対し、歳出総額は41億7,597万785円で、歳入歳出差引残額が4,865万6,152円で、このうち2,440万円を財政調整基金に繰り入れたものでございます。
本案は原案のとおり可決をいたしました。
次に、議案第2号は、平成17年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計補正予算(第1号)についてであります。歳入歳出それぞれ211万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億5,674万5,000円とするものであります。歳入の補正は、繰越金を増額するものであります。歳出の補正は常備消防費で、主なものは研修会等の旅費、需用費で大規模災害用資機材の購入費及び通信指令装置のプロジェクター修理費、備品購入費ではチェーンソーなどの購入費をそれぞれ増額するものであります。
本案は原案のとおり可決をされました。
以上で報告を終わります。
〇議長(ア長雄君) 次に、佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合議会議員、原義明君。
〔佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合議会議員 原 義明君登壇〕
〇佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合議会議員(原 義明君) それでは、ただいまより平成17年10月佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合議会報告を行います。
平成17年10月佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合議会定例会は、10月17日に葬祭組合会議室において開催されました。初めに、事務局から6点の行政報告がありました。
提出議案は5件で、議案第1号は、平成16年度佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでありました。歳入総額6億9,102万1,709円に対し、歳出総額6億7,306万8,771円で、歳入歳出差引残額は1,795万2,938円でした。
議案第2号は、人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定についてでありました。
議案第3号は、財政状況の作成及び公表に関する条例の制定についてでありました。
議案第4号は、佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合監査委員設置条例の一部を改正する条例制定についてでありました。
議案第5号は、佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合管理運営費の負担割合の変更についてでありました。
議案第1号は原案のとおり認定され、議案第2号から5号は原案のとおり可決されました。
以上、報告いたします。
〇議長(ア長雄君) 次に、佐倉市、酒々井町清掃組合議会議員、森本一美君。
〔佐倉市、酒々井町清掃組合議会議員 森本一美君登壇〕
〇佐倉市、酒々井町清掃組合議会議員(森本一美君) 佐倉市、酒々井町清掃組合議会議員の森本でございます。ただいまより平成17年10月佐倉市、酒々井町清掃組合議会報告を行います。
佐倉市、酒々井町清掃組合議会定例会は、平成17年10月5日、酒々井リサイクル文化センター会議室において開催されました。
提出議案は1件で、議案第1号は平成16年度佐倉市、酒々井町清掃組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでありました。歳入総額35億5,117万2,673円に対し、歳出総額は35億309万520円で、歳入歳出差引残額4,808万2,153円は、全額平成17年度へ繰越金とするものでございます。
なお、平成16年度のごみの搬入量は5万7,310.24トンであり、うち酒々井町は6,401.17トンで、全体の酒々井町分は11.17%でございました。
本案は原案のとおり認定されました。
なお、詳細についてはお手元の報告書をご参照ください。
以上で報告を終わります。
〇議長(ア長雄君) さらに、印旛郡市広域市町村圏事務組合議会定例会につきましては、総務課長から報告を行います。
総務課長、齋藤甲一君。
〇総務課長(齋藤甲一君) 総務課長の齋藤でございます。
定例議会が行われました11月4日の時点で組合議員ということでございましたので、それで出席いたしておりますので、私の方から報告をさせていただきます。
平成17年第2回印旛郡市広域市町村圏事務組合議会定例会が、平成17年11月4日、佐倉市議会棟において開催されましたので、その概要をご報告させていただきます。
議席の指定に続き議長選挙が実施され、八街市議会議長の小澤定明議員が議長に選出されました。
提出議案は11件、報告1件でございます。
議案第1号から第4号は専決処分の承認を求めることについてであります。
第1号は、印旛郡市広域市町村圏事務組合一般職職員の給与に関する条例の一部改正について、第2号は印旛郡市広域市町村圏事務組合一般職職員の旅費に関する条例の一部改正について、第3号は印旛郡市広域市町村圏事務組合特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてで、調整手当の減額や旅費日当の廃止に伴う改正でございます。
第4号は、新たな旭市が設置されたことに伴い、千葉県市町村総合事務組合規約の変更について、日程の関係から専決処分としたものでございます。
本専決処分4件につきましては、原案のとおり承認されました。
議案第5号は、印旛郡市広域市町村圏事務組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定についてであり、地方公務員法の改正により本条例を制定するものでございます。
本件につきましては原案のとおり可決されました。
議案第6号及び7号につきましては、印旛郡市広域市町村圏事務組合一般職職員の給与に関する条例の一部改正及び印旛郡市広域市町村圏事務組合一般職職員の勤務時間、休暇に関する条例の一部改正についてでございます。こちらにつきましては条文中及び本則中の「再任用短時間勤務職員」を「短時間勤務職員」に改めるものでございます。
本件につきましても原案のとおり可決されました。
議案第8号は、平成16年度印旛郡市広域市町村圏事務組合一般会計歳入歳出決算認定でございます。地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定を求めるものでございます。歳入決算額3億6,060万8,598円に対し、歳出決算額3億4,187万8,506円でございます。実質収支額は1,873万92円となり、全額平成17年度へ繰越とするものでございます。歳出の内訳でございますけども、議会運営事務費として134万2,400円、職員研修、職員採用試験、広報等発行事業の総務費として1億2,257万2,844円、軽費老人ホームよしきりの運営費である民生費が1億6,184万6,870円、二次救急医療事業運営費であります衛生費が5,611万6,392円となっております。支出総額の3億4,187万8,506円は、軽費老人ホームの改修経費でございまして、3,964万7,425円であったことなどから、平成15年度に比べ7.4%の増となっております。
本件につきましても原案のとおり認定されました。
議案第9号は、平成16年度印旛郡市広域市町村圏事務組合水道用水供給事業決算の認定でございます。地方公営企業法第30条4項の規定により議会の認定を求めるものでございまして、年間の用水給水量は1,804万9,241立方メートルでありまして、対前年度比1.34%の減量となっております。用水供給にかかわる平成16年度の収益的収入の決算額は38億3,057万8,410円となり、それに対して収益的支出の決算額は36億9,762万3,966円であります。1億3,295万4,444円の純利益となっております。また、施設の建設などにかかわる資本的収入の決算額は6億6,436万6,825円となり、資本的支出は13億6,996万3,265円となっております。主な支出としては、八ツ場ダム建設分担金、供給地点計装設備更新工事等であります。
本件につきましても原案のとおり認定されました。
議案第10号でございますが、平成17年度印旛郡市広域市町村圏事務組合一般会計補正予算についてであります。当初予算において県補助金として見込んでいた千葉県救急医療機関整備事業補助金、病院群輪番制病院運営事業補助金が、国の三位一体改革により一般財源化された関係で、不足額の負担金増額を求めるものでございます。
本件につきましても原案のとおり可決されました。
議案第11号は、監査委員の選任について同意を求めるものであります。識見を有する監査委員の任期が満了となることから、組合規約第11条第2項の規定により、成田市監査委員である野中憲男氏を組合識見監査委員に選任すべく、議会の同意を求めたものであります。
本件につきましても原案のとおり同意されました。
報告第1号の平成16年度印旛郡市広域市町村圏事務組合水道用水供給事業の継続費繰越計算書について、3,485万3,154円を翌年度へ逓次繰越するもので、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定により報告するものでございます。
以上、会議結果につきましてご報告させていただきます。
〇議長(ア長雄君) 以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
次に、陳情第5号、庶民大増税の中止を求める陳情書及び陳情第6号、小児慢性特定疾患医療費助成についての意見書の採決に関する陳情書並びに陳情第7号、児童扶養手当の減額率の緩和について陳情につきましては、写しをお手元に配付してありますのでご了承願います。
次に、10月14日に議会及び議員活動の研さんを積むことを目的とした議員派遣につきましては、結果報告書の提出があり、これを受理しました。なお、写しをお手元に配付してありますので、ご了承願います。
次に、監査委員から例月出納検査の結果報告があり、写しをお手元に配付してありますので、ご了承願います。
次に、議会運営委員会から本定例会の議会運営につきまして答申をいただいております。
以上で諸般の報告を終わります。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(ア長雄君) これから日程に入ります。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第120条の規定により議長から指名します。
7番議員 江 澤 眞 一 君
8番議員 秋 本 和 仁 君を指名します。
◎会期決定
〇議長(ア長雄君) 日程第2、会期決定を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、議会運営委員会から答申のありました本日から12月21日までの6日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は、本日から12月21日までの6日間とすることに決定しました。
なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付してあります会期日程表のとおりですので、ご了承願います。
◎決算認定の件
〇議長(ア長雄君) 日程第3、決算認定の件を議題とします。
平成16年度酒々井一般会計及び各特別会計並びに平成16年度酒々井町水道事業会計決算の審査結果について、決算審査特別委員会の報告を求めます。
決算審査特別委員会委員長、森本一美君。
〔決算審査特別委員会委員長 森本一美君登壇〕
〇決算審査特別委員会委員長(森本一美君) 決算審査特別委員会審査結果報告を行います。
本特別委員会は9月定例会において設置されると同時に、平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について並びに平成16年度酒々井町水道事業会計決算の認定について付託を受け、かつ閉会中の継続審査の議決を経て、10月3日、10月4日、それに11月1日の3日間にわたり委員会を開催いたしました。同時に執行部から詳細な説明を聴取しつつ、厳正な審査を行ってまいりました。その結果、各会計とも監査委員の監査意見書のとおり、過誤なきものと認められました。
さらに、本特別委員会は平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定については、賛成多数にて、平成16年度酒々井町水道事業会計決算の認定についてを全員賛成にて、それぞれ認定すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において、適正で経済的かつ効率的な予算執行の観点から、今後の予算執行に関しては、各委員から意見や要望が出されましたので、それらの諸点について執行部において適切な対応するよう期待するものでございます。
ここで主な意見、要望事項について、以下順次申し上げます。
全般的事項について。一つ、各種委員会・協議会・団体について、補助金や委員構成など、いま一度目的及び効果などを検証されたい。
一般会計では、一つ、防災体制の確立のため、非常備消防団の組織体制の見直しやOBの活用など幅広く検討されたい。
一つ、電話交換業務について、経費節減の観点などから他の方法による方策を引き続き調査・検討されたい。
一つ、老人福祉大会については、記念品等を含め開催方法を検討されたい。
一つ、しすいふれ愛タクシーについて、町民の利用向上に向け運行システムを再検証されたい。
一つ、生きがいデイサービス事業について、町民に好評であることから、広く展開されることを期待したい。
一つ、水質保全事業については、町民の安心感を得るための検査として継続されたい。
一つ、健康推進員制度の業務内容について検討するとともに、町民への周知を図られたい。
一つ、梅の郷事業について、いま一度、事業の再構築を検討されたい。
一つ、ふるさとまつりについて、日程やまつりの実施方法など、町産業発展のための方策としても総合的に検討されたい。
一つ、コミュニティプラザについて、ハーブガーデンや酒々井パーキングなど周辺地域との活用について検討されたい。
一つ、町道について、バリアフリー化の段差解消を要望に応じた対応を引き続きされることを期待する。
一つ、町民体育祭については、いま一度、住民の要望や意見等に十分配慮され、開催方法のあり方などについて、全般的に再検証されたい。
一つ、児童・生徒の通学については、一層の安全確保が図られるよう配慮されるとともに、通学費の補助について検討されたい。
一つ、豊かな心をはぐくむCTSプラン推進事業については、引き続き継続されることを要望するとともに、当町の特色ある教育活動を実践されることを期待する。この中のCTSプランというのは、チャイルドティーチャースクールソサエティーというものであるそうです。
一つ、小中学校における児童・生徒の読書活動について、一層の充実が図られることを期待するとともに、中学校の図書室の配置について検討されたい。
以上が本特別委員会での主な意見・要望事項であります。
以上で報告を終わります。
〇議長(ア長雄君) 以上で決算審査特別委員会委員長の報告が終了しました。
これから決算審査特別委員会委員長報告に対する質疑を行います。
1番議員、引地修一君。
〇1番(引地修一君) 1番議員、引地でございますが、決算委員長にちょっとお聞きしたいんですが、決算書の73ページ、職員向上会補助金306万3,000円、これの性質は何だったか。ちょっと決算委員会で内容を検討されたか。
それから、これは平成15年316万9,000円、予算も305万3,000円載っているのですが、聖域なき財政改革でいろんなことが、10%ずつぐらいカットされていっているんですが、このカット率も職員向上会補助金というのが300万の実績にすると10%ぐらいカットするということで、30万ぐらいカットされるのも当たり前かなと思うんですが、私が言っているのは螢雪学園の補助金なら20万円を、1割2万円どすっとカットしていますんで、そういう意味からいかがなもんかと思うんですが、これはどういう性質のものか。それから、そういうものを論議されたか、お聞かせ願いたい。
次に77ページ、仮設庁舎購入215万9,850円、これにつきましては補正予算か何かになっていると思うんですが、私が見逃していると思いますけども、16年度の予算には、当初は載っていないんですね。仮設庁舎購入がどういうものであるか、これもちょっと決算委員会で論議されたか、お聞かせ願いたい。
それから、8款消防費、169ページ、防災備蓄倉庫、平成15年が、これ3基目で大室台小学校に設置したと思うんですが、書いてありますけども、平成15年はこれは205万8,000円で2台目買っておるんですね。決算では208万9,500円、3万上がっている。これ3台目ですので、もうちょっと買い方として3台まとめて買うからコストを下げんかというような買い方ができないのか。
なおかつ私が指摘するのは、これは私予算の段階で指摘しましたけども、昨年ですが、私はこのメーカーに見積もりをとったところ130万から140万なんですね。もちろんこの防災倉庫は町の答弁では、ステンレスを使っているので高くなっているというふうに言われておりましたけども、私のとこの物置でも二、三万のやつでも15年、16年もつわけですね。その論議をしているわけじゃないんですが、そういうふうなまとめ買いのやつとか、何でこのように3万上がっているのか、このあたりの論議はなされましたですか。
それから、そのページの消防費、町分団運営補助金102万、もちろんこれ予算は102万になっていますけども、平成15年68万5,000円だったんですね。これは恐らく当町で消防大会をやっていたので、運営費がふえたのかなと、こうは思っておりますが、そのあたりの確認はなさったかどうか。
以上ちょっと4点ほど、ご議論なさったかどうか、決算委員長にお聞かせ願いたい。
〇議長(ア長雄君) 議長の方から申し上げます。数字的なこともありますので、しばらくここで休憩します。
(午前10時09分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開します。
(午前10時22分)
〇議長(ア長雄君) 決算審査特別委員会委員長、森本一美君。
〔決算審査特別委員会委員長 森本一美君登壇〕
〇決算審査特別委員会委員長(森本一美君) どうも失礼しました。先ほど引地議員より個々の決算の内容ということなので、それに対してのお答えを申し上げます。
1番の向上会の補助金については、名称についての意見はありました、いろいろとございました。内容についてはそれほど深く議論したわけではないんですけど、それなりに皆さんが納得するように、そういう判断が出ました。
2番の仮庁舎の購入については、これはもう議論されませんでした、はっきり言って。
3番の防災備蓄倉庫について、倉庫の備品についての意見はございました。これも各方面からの見方で、それなりの判断はして、そのことは皆さんにお答えしました。
4番目の町分団運営補助金についての、これははっきり言って議論されませんでした。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 1番議員、引地修一君に申し上げます。
委員長報告に対する質疑は審査の経過と結果についてお願いするものです。したがいまして、個々の内容については質問できませんので、あらかじめ申し上げます。
引地修一君。
〇1番(引地修一君) 引地でございますが、詳細についての数字を個々に述べろというようなことも、今言われましたけども、それはそれで納得できるわけですが、ただ決算委員会でやはりすべてをきちんと精査しろということはなかなか難しいとこでしょうけども、今度の町長はいろんな費用を精査するというのが選挙期間中の公約でもあったんで、そういう意味ではこのやはり論議がなされなかったというようなこともありましたんで、これについては私はこの場ではもう追及しませんが、個々のご担当者ですね、町のね、ついてちょっと後から個人的に説明を聞こうと思っております。したがって、決算委員長の今の説明は甚だ私にとっては不十分でありますが、いずれにしてもその報告を受けたということにとどめおきます。
以上。
〇議長(ア長雄君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) なければ質疑なしと認めます。
これで決算審査特別委員会委員長の報告に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
初めに、原案に反対者の発言を許します。10番議員、竹尾忠雄君。
〔10番 竹尾忠雄君登壇〕
〇10番(竹尾忠雄君) それでは、平成16年度の決算について、その中での一般会計についての反対討論をさせていただきます。
9月の定例議会で16年度の決算にかかわる主要施策の成果説明書が配られました。この中でも前町長が述べておりますが、国の三位一体改革の初年度である平成16年度は地方分権改革にはほど遠く、国の財政再建を優先させる余り、地方交付税の大幅な減少により地方財政は危機的な状況に至っているところである。このような状況の中、平成16年度の当町の財政は、歳入においては引き続く景気低迷等による影響から前年度に続き町税が減少し、また三位一体の改革の一つである地方交付税制度の見直しによる影響で地方交付税及び臨時財政対策債が大幅に減少した、このように述べております。
私は、歳入面を見ると、町税が前年度比1,355万4,000円、率でいきますと0.6%減、一方で地方交付税は三位一体の改革の影響により対前年度比8,479万2,000円、率でいきますと9.8%の減となった。このような国の交付税の大幅な削減が町財政の一層の悪化を及ぼしている、このことを私は町民に明らかにし、国に対して地方交付税の大幅な削減をするなと、もっと要求をすべきです。また、町民の切実な要求である特養施設の待機者、あるいは保育所の待機児がふえ続けている中で改善がされてきませんでした。
歳出面では町財源の確保といって見通しのない南部地区開発にこれまで多額の調査費を歳出し、結果としてむだ遣いであったことが平成16年度の決算主要施策の成果説明書でも明らかになっております。南部地区開発条件調査事業693万円の事業の概要成果等で次のように述べております。南部地区産業団地は準工業地域として都市計画に位置づけがされており、主に物流系の企業誘致を進めてきましたが、社会経済情勢の変化等により当地区の物流企業系の進出が見込めない状況であった。このようにこれまで物流系企業の誘致を進めてきて町としてのさまざまな調査費を投入してきましたが、結果としてむだであった。こうした中、当地区に商業系企業の進出意向があったことから、南部地区産業団地の土地利用計画を工業系から商業系への転換を図るための条件調査を実施することとした。これが16年度で693万円の調査費であります。この調査結果についても既に9月25日に結果が出ておる中で、この条件調査事業693万円の調査結果については、いまだに議会に明らかにされておりません。また、私は合併問題についても一言触れておきます。町を大きく揺るがした佐倉市酒々井町合併協議会負担金1,359万5,000円についても、金額は全額使わなかったにしても、協議会の性急な立ち上げはまさに押しつけ合併そのものであった、こう指摘せざるを得ません。特例債期限内に合併を押しつけようとしましたが、住民投票の結果、町民は自立の道を選択いたしました。
以上のことから平成16年度決算について反対するものでございます。以上です。
〇議長(ア長雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。12番議員、山口昌利君。
〔12番 山口昌利君登壇〕
〇12番(山口昌利君) それでは、原案に賛成する立場から申し上げます。議席番号12番、山口昌利でございます。
ただいま議題となっております平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計並びに水道事業会計の決算につきましては賛成討論を行います。
平成16年度の当町の財政状況は引き続き厳しい財政環境が続いた中で、歳入におきましては財源確保に苦労し厳しい行財政運営を強いられたものと察するところであります。しかし、財源を効率的かつ計画的に執行し、第4次酒々井町総合計画第2期基本計画の中間点として目標達成に向けて施策を総合的に推し進められ、さらなる町民の福祉向上に向けて努力された跡がうかがえます。
また、歳入歳出決算の細部にわたる執行実績を見ましても、我々議会が議決する前の予算審議の場で納税者の立場に立って大所高所から述べた意見を真摯に受けとめられ、可能な限りそれを実行している痕跡が確認できます。そして、適正な執行がなされたものと評価するものであります。以上から平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計並びに水道事業会計の決算につきましては、町民の負託にこたえるにふさわしい適正な執行成果を上げたものでありまして、賛成の意を表するものであります。
なお、平成17年度決算を踏まえて、いかに18年度の予算に反映させるかであります。そこで平成18年度予算の編成時期を迎えている中で、このほど就任された小坂町長は町民の目線に立った町政運営を抱負で述べられております。その取り組みを円滑に実行に移す上で、この場をかりて幾つかの要望を申し上げたいと思います。
まず、まちづくりの視点から申し上げますと、酒々井町は安全性、利便性、快適性、文化性を備えた都市として成熟させていくためには、住むためのハードな基盤整備と暮らすための活気ある空気を必要とするものと考えます。厳しい財政状況の中ではありますが、このためには中川排水路の雨水対策や中心市街地の活性化、また酒々井インターチェンジの早期完成と南部地区産業団地を中心とする周辺地域の整備、本佐倉城址及び周辺整備につきまして最大限の努力を期待するものであります。
次に、町民の健康づくりに、特に壮年期からの一貫した高齢者の健康づくりを進めるに当たりましては、健康創造都市の実現に向け、行政と町民の協働関係の構築に向けた取り組みの下で総合的に企画、実施されることが重要と考えます。また、高齢者と地域社会とのかかわりは、高齢者がこれまで築いてこられた豊富な知識と経験を地域社会の中で生き生きと発揮できる社会参画のシステムづくりも重要なものと考えます。
最後に、またしても登下校中に子供たちが被害に遭う事件が全国で続発しております。先日も塾の中で6年生の女の子が殺害される痛ましい事故も発生しております。そういうことで登下校時の子供をどうする、どう守るのかという難題はありますが、地域、学校、警察の一層の連携強化を望むものであります。
以上をもちまして、私の賛成討論といたします。ありがとうございます。
〇議長(ア長雄君) 次に、原案に反対者の発言を許します。1番議員、引地修一君。
〔1番 引地修一君登壇〕
〇1番(引地修一君) 1番議員の引地でございます。
先ほども決算委員長に質問しましたけども、私は平成16年度一般会計については反対をいたすものであります。理由を述べますが、先ほど指摘した点、職員向上会補助金、それとか防災倉庫購入、この町の歳入は年々厳しくなってきております。したがいまして、歳出について、現小坂町長も選挙中言われておりましたけども、出るを制すると、徹底的に精査して出るを制すると。私もまさしくそのとおりだと思うんです。国の交付金その他の三位一体の改革、このやりとりについてはある意味じゃ地方の願いがまだ達成されていないという、国は全然地方の言うことを聞いていないなという感じはいたしますが、しかしそこは問題ありますが、ただ現歳入の中で、ではどうやりくりすればいいのかというのは、歳出の徹底的な精査であります。したがいまして、平成16年度の決算につきましては、私が指摘した点、その他もありますが、精査には私はほど遠いと思います。防災倉庫につきましても私個人で例えばこの町の防災倉庫のメーカーに見積もりをとりましたら、何と130万、140万、町の購入価格と70万の差がある。歳出を徹底的に精査するというのであれば、町はこういうような直接的にメーカーから買うとか、あるいは自分でその価格を調べるとか、そういうものが必要であります。16年度にはそういう、この防災倉庫につきましても痕跡が見当たらない。それから職員向上会につきましても、これはどういう性質のものか、よく私わかりませんが、福利厚生か何かわかりませんけども、いずれにしても職員の向上のために税金を使っているわけですね。その税金が306万が全く予算どおり使われ、前年は310万ほど、毎年毎年聖域なき財政改革ということで、シーリングを設け10%ダウンというような思想で言っておられますが、なぜかこのあたりにはちょっと甘いと。引き算してもらえばわかりますけども、300万の1割ダウンは270万ですよね。310万の1割ダウンでも二百七十何万と。一方では螢雪学園その他20万円のところをばさっと1割は削ると。私はこういうふうなちぐはぐなやり方である16年度の決算については全く反対するものであります。精査して、その浮いた分につきましては、かねてから言われてますように老人医療費対策、あるいは福祉に使うべきであります。今後の小坂町長の徹底した精査をして、出るを制するということに大いに期待するわけでありますが、いずれにしても平成16年度のこの一般会計の決算につきましては反対いたします。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。8番議員、秋本和仁君。
〔8番 秋本和仁君登壇〕
〇8番(秋本和仁君) 8番議員の秋本と申します。大きな観点から賛成討論させていただきます。
この町の担税力人口、すなわち税を担う人口が減少しつつあることはどなたもご承知のはずです。そのために自主財源を確保するためには南部地区の開発が、前町長綿貫登喜夫先生の置き土産であるというように認識しています。それはいい方向に進みつつあるということも承知しております。それを進めることなくして、この町がただ単に三位一体の改革の方針のよくわからない、あるいは政府が悪いこと、しているかどうかはともかく、余り地方のためにプラスにならないことばかりやっているということだけでは、発展というのはないのではないかと思います。待っているだけではやはり地方の自治体の財政、すなわち自主財源は十分確保できません。そのためにも先行投資という形で、私の思っているところでは、職員の方もそうだと思いますけれど、従前の工業系から商業系へと転換させられた。もちろん外資系の企業の企業戦略にもよることにもなろうかと思いますけれど、攻めの姿勢もこの町では見えてきたということで、国の三位一体の改革の批判する方、それはもちろんわかりますけれど、やはりこの町自身が努力していかなければいけない。そのために努力させようとして合併も国の方で、押しつけという論法もありますけれど、やってくださいとなっているわけですね。時代の流れに乗って綿貫町長は一定の成果を出しつつやめていったわけですから、それをさらに継続的に発展させていくためには、南部地区の開発ということは、この町はもう不可避であるし、これなくして新規雇用の確保、あるいは自主的な財源ですね、町の要するに依存財源ではない自主財源の安定的な確保というのは非常に難しいのではないかというような認識を持っております。それゆえに私はこの決算審査特別委員会、この1点に関して賛成するものであります。大枠の観点から見て賛成するということで終わりにさせていただきます。
〇議長(ア長雄君) ほかに討論はありませんか。
〔発言する者なし〕
〇議長(ア長雄君) なければこれで討論を終わります。
これから採決を行います。
採決は分割して行います。
初めに、平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について採決を行います。
決算審査特別委員会委員長の報告は認定であります。本案は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を願います。
〔起立多数〕
〇議長(ア長雄君) 起立多数です。
したがって、平成16年度酒々井町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算は認定されました。
次に、平成16年度酒々井町水道事業会計決算の認定について採決します。
決算審査特別委員会の委員長の報告は認定であります。本案は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を願います。
〔起立全員〕
〇議長(ア長雄君) 起立全員です。
したがって、平成16年度酒々井町水道事業会計決算は認定されました。
しばらく休憩します。
(午前10時50分)
〇議長(ア長雄君) 休憩前に引き続き再開いたします。
(午前11時00分)
◎議案第1号ないし議案第10号一括上程
(所信表明並びに提案及び細部説明・総括質疑・委員会付託)
〇議長(ア長雄君) 日程第4、議案第1号ないし議案第10号を一括議題とします。
町長から所信表明及び提案理由の説明を求めます。町長、小坂泰久君。
〔町長 小坂泰久君登壇〕
〇町長(小坂泰久君) 平成17年第9回酒々井町議会は私にとりまして初議会でありますので、開会に当たりまして、感謝の言葉と町政運営に関する所信の一端を述べさせていただきまして、議員皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
このたびの町長選挙におきましては、町民の皆様の温かいご支援により第43代酒々井町長に就任いたしました。ここに改めて心から感謝申し上げます。これまで2期8年間酒々井町の発展のために尽くされ勇退されました綿貫町長は多くの行政課題に積極的に取り組まれ、第4次総合計画第1期基本計画及び第2期基本計画に基づく事業の展開等、本町のまちづくりの方向性を確かなものとされました。このご功績に深く敬意を表します。
さて、私は地方分権の確立と行財政基盤の強化を図り、地域の特色を活かし、創意工夫を凝らしながら、町民一人ひとりが誇りと愛着を持ち生きがいを実感できる酒々井町を実現させるため、町民の立場に立った新しい視点で町政運営に誠心誠意取り組み、酒々井町発展のため渾身の力を傾注してまいる決意でございます。酒々井町は歴史と伝統に包まれた、また緑豊かな自然に恵まれた町でありまして、交通アクセスの基盤が整っていることから、都市機能を兼ね備えた住宅都市として発展してまいりました。しかし、私たちの酒々井町をさらに活性化させていくためには、少子・高齢化、情報化社会の進展並びに地球規模による環境問題の意識の高まりなど、時代の変化と要請に的確に対応しながら、都市基盤の整備及び保健福祉施策の充実、そして教育文化施策の振興を図っていくことが求められております。そこで今後の町政運営に当たりまして、これから申し上げますことを指針といたしまして、政策の推進を図っていきたいと考えております。
第1は、高齢者がいきいき暮らせる町にするということでございます。保健福祉体制と社会福祉を充実し、急激な高齢化に備え、また健康推進事業を推進し、アクティブに活動できる酒々井町をつくります。
第2は、活力と活気にあふれる町にします。酒々井インターチェンジを早急に開設するとともに、南部地区産業団地の達成を積極的に支援し、皆様の雇用の場の確保と自主財源の確保に全力を注ぎます。
第3は、自然災害に強い安心・安全な町にします。中小河川の治水対策を強化します。特に中川には洪水を一時的に貯留し、日常は親水公園、そして環境学習の場として機能する調整池を建設するなど、完全解決を目指します。さらに、町民の皆様が安心・安全に暮らせるための防犯体制の強化に努めます。
第4は、子供たちが健やかに育つ町にします。子育て支援の強化と教育環境を改善し、個性豊かでグローバルに活躍できる健全な青少年の育成に取り組みます。
第5は、歴史と文化を大切にした魅力ある町にします。酒々井の自然と歴史が活きる町の景観形成を推進します。また、本佐倉城跡などの歴史的文化遺産を活かした観光面の活性化や農業、商工業の振興に努めます。さらに、町民の皆様との協働により各地域の均衡ある水と緑の模範的なまちづくりを推進します。
以上、今後の町政運営の指針について申し上げましたが、これらの政策につきましては第4次総合計画の六つの基本目標に掲げる政策と基本的な考え方は整合性があるものと考えております。酒々井の豊かな自然と伝統を大切に優しさと活力のあるまちづくりを進めてまいる所存でありますので、議会を初め町民の皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の所信の一端といたします。よろしくお願いします。
引き続き、提案説明を行います。
今回上程いたしました案件は、10議案であります。以下順次その概要につきましてご説明申し上げます。
まず、議案第1号は酒々井町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定につきましてご説明申し上げます。地方自治法及び地方自治法施行令の改正によりまして、長期継続契約を締結できる契約の対象範囲が拡大されたことに伴い、その改正の趣旨に沿いまして新たに条例を制定し、契約事務の適正化を図ろうというものでございます。
なお、細部につきましては、後ほど担当課長からご説明申し上げます。
議案第2号ないし議案第6号までの5議案につきましては、いずれも一般会計及び特別会計における補正予算であります。
まず、議案第2号は、平成17年度酒々井町一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。今回の補正につきましては、平成17年度の第3四半期に入り、各種事務事業について見直しを行いましたところ、事業対象者や道路補修等の増加などが見込まれる事業費の補正、また雨漏りなど突発的な施設の修繕等の補正を行うものでございます。
予算額を申し上げますと、既定の歳入歳出予算51億9,138万4,000円に、歳入歳出1,763万9,000円を増額補正し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ52億902万3,000円にしようとするものであります。
なお、細部につきましては、後ほど財政課長からご説明申し上げます。
次に、議案第3号は国民健康保険特別会計補正予算でありますが、歳出では医療費の増加に伴う一般被保険者療養給付費等を増額し、歳入では財政調整基金繰入金を増額し、歳入歳出それぞれ6,554万4,000円の増額補正を行おうとするものであります。
次に、議案第4号は老人保健特別会計補正予算でありますが、医療費の増加に伴い、歳出では医療給付費を増額し、歳入では支払基金交付金、国・県負担金及び一般会計繰入金を増額し、歳入歳出それぞれ6,980万円の増額補正を行おうとするものであります。
次に、議案第5号は学校給食センター事業特別会計補正予算でありますが、ボイラー用重油の価格の高騰による補正であります。歳出では事業費を増額し、歳入では繰入金を増額し、歳入歳出それぞれ36万5,000円の増額補正を行おうとするものであります。
次に、議案第6号は介護保険特別会計補正予算でありますが、介護保険制度改正等に伴う補正であり、歳出では総務費を増額し、歳入では国庫支出金及び繰入金を増額し、歳入歳出それぞれ101万1,000円の増額補正を行おうとするものであります。
次に、議案第7号は監査委員の選任について同意を求めようとするものであります。現委員である岩舘和夫君が平成18年1月16日をもって任期満了となります。つきましては次期委員として同氏を再任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
次に、議案第8号ないし議案第10号については、固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求めようとするものであり、一括して提案理由を申し上げます。
酒々井町税賦課徴収条例第78条の規定により、審査委員会の委員の定数を3人としておりますが、いずれも平成17年12月21日をもって任期満了となります。そこで議案第8号では藤ア廣氏を、議案第9号では齋藤照一氏を議案第10号では鶴岡嘉廣氏の3氏を次期委員として再任したいので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
以上が議案の提案理由の説明でございます。よろしく慎重ご審議、ご決定くださいますことをお願い申し上げます。
〇議長(ア長雄君) 以上で町長の所信表明及び提案理由の説明が終了しました。
次に、担当課長から細部説明を行います。財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) 財政課から議案第1号、酒々井町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について及び議案第2号、酒々井町一般会計補正予算(第5号)につきまして細部説明をさせていただきたいと思います。
それでは、まず議案第1号、酒々井町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてでございますが、先ほど町長から提案理由の中で申し上げましたが、平成16年度にございました地方自治法及び同施行令の改正によりまして、改正前の地方自治法第234条の3の規定では長期継続契約、いわゆる債務負担行為によることなく複数年にわたりまして契約を締結できるものは、具体的に電気、ガス、水の供給もしくは電気通信役務の提供を受ける契約、または不動産を借りる契約に限定されておりましたが、今回このほかに翌年度以降にわたり物品を借り入れ、または役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ、当該契約に係る事務の取り扱いに支障を及ぼすようなもののうち条例で定めるものと、こういう文言が追加され、その対象範囲を商習慣上複数年契約が一般的である賃借契約及び毎年4月1日から日常的、継続的、反復的に役務の提供を受ける必要がある契約、例えばOA機器を借りるための契約や庁舎管理業務委託契約等でございますが、これらが債務負担行為を設定しないで長期継続契約を締結できることになりましたので、契約事務の一層の適正化等を図るため新規にこの条例を制定しようとするものでございます。
それでは、条例の内容についてご説明申し上げます。条例の制定内容につきましては、自治体によって幾つかの形式がございますが、それらを比較検討いたしまして、本案はお隣の佐倉市さんの形式を採用することといたしました。主要な部分は第2条でございまして、ここに長期継続契約を締結することができる契約を第1号から第3号まで列記してございます。また、これらの取り扱い規程を制定して運営してまいりたいと考えておりまして、その案を参考にお手元の方に配付をさせていただいておりますりので、それらもごらんいただければと思います。
第1号では、物品の賃借に関する契約及びこれに付随する保守管理に関する契約としておりまして、具体的には電話設備、車両及びOA機器の賃借並びにこれらの保守などがここに該当いたしまして、長期契約の最長期間は原則として5年以内を考えております。ただし、ものによりましては一部例外的に7年とかというものもございます。
次に、第2号でございますが、庁舎その他の町の施設の維持管理に関する契約といたしまして、具体的にはこれらの施設の消防施設保守点検、警備業務、各種設備の保守点検等の業務がございます。
次に、第3号でございますが、これは第1号及び第2号で拾えないもので、継続的な役務の提供に関する契約のうち、その契約の性質上、長期継続契約を締結しなければ、当該契約に係る事務の取り扱いに支障を及ぼす契約について定めております。具体的には電算関係業務、一般廃棄物収集運搬業務、給食センター調理業務等がここに該当するものと考えております。これら第2号及び第3号の規定による長期継続契約の期間は原則として1年としておりますが、複数年にわたり契約することによって経費の削減、またはより良質のサービスの提供を受けられるような場合は、3年以内を限度として契約できるように規程において定めております。
以上が本条例案の概要でございますが、これにより契約事務のより一層の適正化や経費の削減に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
それでは次に、議案第2号、酒々井町一般会計補正予算(第5号)、これにつきまして細部説明をさせていただきます。
事項別明細書によりまして、まず歳出からご説明申し上げます。恐れ入りますが、10ページをお開きいただきたいと思います。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費210万1,000円でございますが、県のみんなの力で行う防犯活動支援事業補助金が採択されたことによりまして、その補助金を活用して地域防犯活動の充実を図るため、啓発活動関係の消耗品購入費、防犯パトロール用の庁用車1台の購入をしようとするものでございます。なお、庁用車の購入につきましては、年式の古い1台を廃車して、総数はふやさないということを考えております。
次に、6目企画費の72万5,000円でございますが、15節工事請負費では、庁内ネットワーク工事といたしまして、特に出先機関のネットワーク環境の改善と、それによるランニングコストの削減を図るための経費でございます。
19節の負担金補助及び交付金でございますが、公共交通移動円滑化設備整備補助金といたしまして、ちばグリーンバスへのアイドリングストップ装置つきワンステップ式バスの購入に伴います関係市町村の負担金でございます。印旛郡市広域市町村圏事務組合負担金につきましては、第二次救急医療関係運営事業県補助金の廃止に伴う市町村負担金の増額分でございます。
2項徴税費、2目賦課徴収費45万9,000円につきましては、町長名の変更に伴います町県民税納入通知書の印刷製本代でございます。
11ページをお願いいたします。3款民生費、1項社会福祉費、2目老人福祉費22万4,000円でございますが、介護保険制度改正に伴う利用者負担軽減のための経費でございます。
3目老人保健特別会計費535万2,000円でございますが、これは医療費の増加に伴い、一般会計から追加で繰り出すものでございます。
6目介護保険特別会計費93万3,000円につきましては、制度改正に伴います電算システムの改修費用等にかかります経費を一般会計から繰り出すものでございます。
次に、3款民生費、2項児童福祉費、1目児童福祉総務費65万3,000円の減額でございますが、これは栄町簡易マザーズホーム委託が8月末で終了したことにより減額するものでございます。
4目保育園費85万5,000円につきましては、保育士の産休に伴う臨時職員の賃金等の補正でございます。
12ページをお願いいたします。4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費117万9,000円につきましては、8月中旬からふぐあいが発生しております保健センター空調設備の修繕料でございます。
次の3目老人保健費24万6,000円につきましては、健康課職員の産休に伴う臨時職員の賃金でございます。
次に、5款農林水産業費、1項農業費、3目農村地域向上対策費80万円につきましては、生涯生活センターの雨漏りの修繕料でございます。
次に、13ページをお願いいたします。7款土木費、1項道路橋りょう費、2目交通安全施設費70万円及び3目道路維持費200万円につきましては、それぞれ不足が見込まれますことから増額をお願いするものでございます。
4目道路改良新設費153万円の減額につきましては、役場近くにかかります朝日橋とその隣の歩道橋の落橋防止工事に伴う設計委託費に入札の差金が出ましたので減額をするものでございます。
次に、9款教育費、1項教育総務費、1目事務局費388万3,000円につきましては、ふじき野等の人口増に伴う私立幼稚園就園奨励費補助金の対象園児の増によるものでございます。
次のページをお願いいたします。5項保健体育費、4目給食センター費36万5,000円につきましては、給食センターで使用する重油が高騰したことにより燃料費に不足を生じることになりますので、お願いをするものでございます。
以上が歳出でございまして、これに対します歳入につきましては、恐れ入りますが、8ページ、お戻りをいただきたいと思います。13款国庫支出金、2項国庫補助金、3目土木費国庫補助金160万円の減額につきましては、馬橋地先の東関東自動車道にかかります橋の落橋防止工事の工事費が予定より少なかったこと等による補助金の減額でございます。
4目の教育費国庫補助金103万9,000円につきましては、歳出で申し上げましたとおり私立幼稚園就園奨励費補助金の対象園児の増加に伴う補助金の増額でございます。
次に、14款県支出金、2項県補助金、1目総務費県補助金70万円につきましては、防犯活動支援事業に対します補助金でございます。
2目の民生費県補助金16万8,000円につきましては、歳出で申し上げました介護保険制度の改正に伴う利用者負担軽減に係る補助金でございます。
次のページをお願いいたします。今回の補正に伴い財源調整といたしまして、財政調整基金から1,733万2,000円を繰り入れしようとするものでございます。
以上、既定の歳入歳出予算51億9,138万4,000円に歳入歳出それぞれ1,763万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ52億902万3,000円にしようとするものでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 以上で担当課長による細部説明が終了しました。
これから総括質疑を行います。1番議員、引地修一君。
〇1番(引地修一君) 2点ほどお伺いします。1号議案ですね、長期継続契約、こういう条例を設定するということですけども、この内部の例えば第3条の1項で長期継続契約期間を5年以内とすると。事務の簡素化も図れるでしょうけども、ある意味でこの第1号のコンピューターとかパソコンとかコピー機ですね、このあたりが年々年々非常に性能がいい、それから安い機器あたりが出てくるわけですね。そういう意味での例えば事務の合理化と、それから安い機器が出てくるという、その5年以内のスパンといいますか、このあたりは財政課ではどう見ておられますかね。予測できないかもしれませんけども、5年の長期契約をすると、この分についての5年間がフィックスなりますね。ただその5年の間には日進月歩、性能はどんどん、どんどん上がっていきますから、そういう意味での兼ね合いといいますか、このあたりをどうお考えになっているか、ちょっとお聞かせ願いたいと思いますね。中には半額じゃないでしょうけども、4割も3割も安くなる機器もありますから、そういう意味での質問です。
それから、一般会計の補正予算で、13ページ、7款の土木費、補正で70万の交通安全施設工事と、それから道路維持費200万、補修工事、お金がちょっと間に合わないといいますか、まだ追加の工事があるからということですけども、これは一般的な交通安全施設工事か、あるいはどこか1カ所か2カ所決まっているような工事か、道路維持もそうですね、補修工事ですけども、これやっぱり4カ所か5カ所か分かれたやつの、そういう意味での補修工事の費用か、ここをちょっとお聞かせ願いたい。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) OA機器の日進月歩という、そういうのは非常にわかるわけでございますけども、商習慣上こういったOA機器は普通5年ということでございますので、その選定に当たりまして、あるいは価格の交渉に当たりましては5年を目安にやっております。ただし5年を超えても使えるものがある場合は、こういう財政状況でございますから、再リースを数年、1年ないし2年いたします。再リースは当該、その5年の中で比べますと10分の1くらいにリース料が減額されるということで、総合的にご意見も参考にして、今後ともこれに取り組んでまいりたいと考えております。
〇議長(ア長雄君) 建設課長、戸村喜一郎君。
〇建設課長(戸村喜一郎君) 7款の土木費の補正について申し上げます。交通安全施設費並びに道路維持費ということで、それぞれ交通安全施設工事、あるいは補修工事ということで補正をお願いしたわけでございます。これは特定の場所を決めて、ここということではございませんで、これからいろいろ要望出てくるであろうことも予想しまして、補正をお願いするものでございます。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) ほかにありませんか。8番議員、秋本和仁君。
〇8番(秋本和仁君) 8番議員の秋本です。
議案第4号の老人、老人という言葉は一般的に使われているようですが、老人保健特別会計補正予算についてお尋ねします。
補正額は町の議案第4号の2ページ目を見てください。歳入と書いてあります。歳入の4番、繰入金で、一般会計からの繰入金が535万2,000円となっております。恐らく優秀な職員の方が多かろうと思います。1,000万円程度を、1,000万円になっていないわけなんですが、1,000万円未満程度の繰入金では当町財政に余り負担はかけないんでしょうか。それをお尋ねするものです。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 住民課長、遠藤泉君。
〇住民課長(遠藤 泉君) ただいまの質問についてお答えさせていただきます。
一般会計からの繰入金は535万2,000円でございますが、この歳入全体につきましては6,980万円で、その内訳としましては支払交付金が、数字申し上げますけれども、支払交付金で3,769万2,000円、国庫負担金で2,140万5,000円、県負担金で535万1,000円、これ合わせまして6,980万円を総額で予定しているものでございます。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 8番議員、秋本和仁君。
〇8番(秋本和仁君) 今答弁なさった趣旨わからないわけではないんですが、この繰入金自体ですね、535万2,000円、それほど多くはないという認識は持っていますけれど、これについて限定的に考えて、この繰入金が、すなわち私たちの町の一般会計から繰り入れているんだと思いますが、要するに自主財源から出ているということになると思います。それを1,000万円未満ですね、535万2,000円が繰り入れられていると。これからも医療費はもちろん増加傾向だとは思います。担税力人口が減少し、老齢化傾向には歯どめはかかんないと思いますので。これについて1,000万円未満程度であれば、つまり一般会計からの繰入金が1,000万円になっていなければ、さほど大きな町財政にとって負担にはならないでしょうかということです。
〇議長(ア長雄君) 財政課長、宮川義典君。
〇財政課長(宮川義典君) 今住民課長の方からお答え申し上げましたとおり、この医療給付費の増に伴います国の負担分、それから県の負担分がありました。この額は町の法定負担分でございます。ですからこれはもう出さなければならないということでございます。ただし、ご質問のように財政、一般会計も非常に厳しい状況でございますので、1,000万円とかそういう問題じゃなくて、こういった医療費の増嵩については町の一般会計の方も憂慮しております。
以上です。
〇議長(ア長雄君) ほかにありませんか。10番議員、竹尾忠雄君。
〇10番(竹尾忠雄君) 2号議案についてお尋ねをいたします。11ページの民生費、先ほど財政課長の方からご説明がございましたけれども、栄町にあるマザーズホームの閉鎖によって減額ということでございますけども、当町からもこのホームお世話になっておる方がおるということ聞いておりますけども、どういう理由で閉鎖になったのか。それとここに行っておられる方、閉鎖によって他の施設に移られたのかどうか、お尋ねを2点いたします。
以上です。
〇議長(ア長雄君) 福祉課長、仲田義秀君。
〇福祉課長(仲田義秀君) 11ページ、委託料でマザーズホームの関係でのご質問でございます。お答えを申し上げます。
知的障害児とか肢体不自由児といった、いわゆる心身に障害がある児童の指導ということで、栄町のマザーズホームに委託をしておりました。しかしながら、平成17年の9月からいわゆる支援費制度、具体的に申し上げますと利用者がサービスを提供する施設と対等に契約を結びましてサービスを利用できるという支援費制度に移行しております。ということでございまして、この閉鎖とか、そういった意味ではございません。そういったことで今後は支援費制度に移行してございますので、今後は居宅生活支援費の児童デイサービス支援費という形で対応することになっております。現在の利用者でございますけども、10名ほどおられまして、内容的には通常保育が7名、一時保育が3名という形になっております。
以上でございます。
〇議長(ア長雄君) 9番議員、原義明君。
〇9番(原 義明君) 9番議員の原です。
議案第7号でありますが、監査委員の選任ということで先ほど町長から説明をいただきましたが、この先生、私ちょっと見ましたら大正14年生まれの方でございまして、平成2年から監査委員になられておりまして、今現在に至っておるわけでございますが、年齢的にも長期にわたって大変お骨折りいただいてご苦労かけていると思うんですが、再度また再任ということになれば、また2年間ということ、契約がその制度の中でいくわけでございましょうが、その辺はどのようにまた執行部の方で話が進んでおるのか、協議をされておるのか。別に年齢が高いから云々ということではないんですけど、やはりこれからの財政基盤の中でいろいろな身内の監査というものは、今までは何か非常に見ていますと甘い監査じゃないですけど、いろいろな意見も聞いております、町民から。ですからその辺もやはり重要な監査委員の制度でございますので、その辺はどのようにまたなさっておるのかということと、それにあわせて、私は関連がございます。外部監査というものも、私はこれからもう必要な時期に来ているんじゃないかなと思っております。と申しますのは、町民の皆さんにやっぱり情報公開制度の活用といいましょうか、そういったものが活発化してきております。いずれにしても地方公共団体の予算の執行の実態が明らかになってくるわけでございます。そんな運用の中、社会的な批判の目が向けられた場合、あるいは接待費等の是正であります。そこで私は住民からの外部の監査請求といいましょうか、監査請求が出されたときには対応的にはどういうお考えなのかなという気がしてなりません。この場合は内部監査委員ですから、外部から監査委員を立てておかないと監査はできないわけでございますので、その辺も執行部の方ではどのようにお考えなのか。従来からの監査委員、監査が身内に甘い監査としていろんな面で批判を受けております。そうしたことから従来からのこの監査委員制度というものわかりますけど、やはり何といってもこの独立制とか、あるいは専門性を有する外部監査委員の導入によって、監査を住民のための監査となるような補強をする必要に迫られてきておるような気がいたしております。ご承知のように平成9年の5月に地方自治法の一部を改正する法律が国会で成立しております。地方公共団体の監査制度に外部監査の監査人による監査が新たに導入されております。外部監査人の有資格者というものは、今までは弁護士さん、あるいは公認会計士ということだったわけでございますけど、これからはその法律の改正により税理士さんが加わったわけでございます。そういうことで私はこの外部監査人の意義について、あるいはその導入といいましょうか、そういう意義について、この2点お尋ねをさせていただきたいと思います。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、齋藤甲一君。
〇総務課長(齋藤甲一君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
まず、1点でございますが、俗に言う戸籍上での年齢もございますし、また現役での日常の活動等もございまして、岩舘先生につきましては、本職も現役でございまして、まだまだ監査自体も大変細かくご指導いただいているところでございますので、ぜひ再任をお願いしたいということでご提案をさせていただきました。
それから、いま一度1点、何か言葉の中で身内に甘いというようなお言葉をちょうだいしましたけども、現状私ども毎月例月出納検査初め年間2回の定期検査、同席しておりますけども、大変中身につきましては行政的な面のかなりのご指摘、ご指導いただいておるところでございまして、私ども直接甘いという感じは全く持っておらない日常の監査をしていただいているところでございまして、また議会の方からも代表で小早稲先生が出席していただいておりますが、その辺も十分ご理解いただけているものと思っております。
なお、外部監査というようなお話がございましたけども、まあ内部と外部というのはいろいろ地方自治法等のあれがございますけども、識見の監査と、いわゆる外部からの、現在もいただいているような、そういう状況と私認識しておりますので、ご提案につきましては心にとめておきたいと考えております。よろしくどうぞお願いいたします。
〇議長(ア長雄君) ほかにございませんか。9番議員、原義明君。
〇9番(原 義明君) 原でございます。
要するに私は住民から監査の請求が出されたときに対応として、これから要するにいろいろな財政の財務の関する事務だとか、いろんな問題が私は出てくると思いますので、やはり情報公開の制度の活用の中で、やはり内部監査というのは議会から一部出ております。それから、今岩舘先生なっておられる、出ておるわけですけど、この町民の中からやっぱり税理士さんということでももう差し支えがないわけでございますけど、それはやはり税理士会の中でも外部監査の資格というか、講習を受けられた方がこの町内でも何人かおられるわけですけど、税理士会にご確認いただければわかると思うんですが、もし万が一そういう住民から請求が、監査請求というものが出されたときには、やはり内部監査委員の場合は立ち会うということもできますけど、外部の監査委員を立てておかないと万が一のことがございますので、その辺も私は制度として、こういう人事案件の中に入れさせていただいてはというような思いで申し上げるわけでございます。よろしくどうぞ。
〇議長(ア長雄君) 総務課長、齋藤甲一君。
〇総務課長(齋藤甲一君) ただいまの件についてお答え申し上げます。
その辺の議員さんのお考えもあったかと思いますけども、それは対応はできないということは私自身認識して今おりませんので、またぜひそのような形で現在のとおりの形で監査をお願いする予定でございますので、よろしくどうぞご理解をお願いいたします。
以上です。
〇議長(ア長雄君) ほかにありませんか。1番議員、引地修一君……もうやりましたね。それはなしです。認められません。それは。
ほかにありませんか。
〔発言する者なし〕
〇議長(ア長雄君) それでは、質疑なしと認めます。
これで総括質疑を終わります。
お諮りします。ただいま議題となっております議案第1号ないし議案第6号につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第1号ないし議案第6号につきましては、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託することに決定しました。
◎印旛衛生施設管理組合議会議員の補欠選挙
〇議長(ア長雄君) 日程第5、印旛衛生施設管理組合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
お諮りします。被選挙人の指名方法については、議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、議長が指名することに決定しました。
印旛衛生施設管理組合議会議員に小坂泰久君を指名します。
お諮りします。ただいま議長が指名しました小坂泰久君を印旛衛生施設管理組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、小坂泰久君が印旛衛生施設管理組合議会議員に当選されました。
小坂泰久君が議場におられますので、本席から会議規則第33条第2項の規定により当選の告知をします。
◎印旛利根川水防事務組合議会議員の補欠選挙
〇議長(ア長雄君) 日程第6、印旛利根川水防事務組合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法については地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
お諮りします。被選挙人の指名の方法については議長が指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、議長が指名することに決定しました。
印旛利根川水防事務組合議会議員に小坂泰久君を指名します。
お諮りします。議長が指名しました小坂泰久君を印旛利根川水防事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、小坂泰久君が印旛利根川水防事務組合議会議員に当選されました。
小坂泰久君が議場におられますので、本席から会議規則第33条第2項の規定により当選の告知をします。
◎休会の件
〇議長(ア長雄君) 日程第7、休会の件を議題とします。
お諮りします。議案調査のため12月17日から12月19日までの3日間は休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(ア長雄君) 異議なしと認めます。
したがって、12月17日から12月19日までの3日間は休会とすることに決定しました。
◎散会の宣告
〇議長(ア長雄君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会いたします。
(午前11時47分)