大規模盛土造成地(宅地耐震化推進事業)について
宅地耐震化推進事業とは
事業の背景
平成7年の兵庫県南部地震や平成16年の新潟県中越地震等において、谷や沢を埋めた造成宅地や傾斜地に盛土した造成宅地で、 地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、多くの宅地や公共施設等に甚大な被害が発生しました。
そのため、国では、このような被害を未然に防止または軽減し、宅地の安全性を確保するため、平成18年度に宅地造成等規制法を一部改正するとともに、「宅地耐震化推進事業」を創設しました。
事業の概要
酒々井町の取り組み
令和元年度 大規模盛土造成地マップ作成(国土交通省が実施)
令和2年3月 大規模盛土造成地マップの公表
令和2年度 造成年代調査
令和2年12月 社会資本総合整備計画の提出
令和3年6月 第二次スクリーニング計画の作成開始(盛土の安全性把握を行う優先順位を決める計画)
令和3年度中 第二次スクリーニング計画の公表(予定)
令和4年度以降は、第二次スクリーニング計画に基づき、経過観察、安全性把握(地盤調査、安定計算等)を行い、滑動崩落の恐れがある場合は対策工事の実施を行うことになります。
大規模盛土造成地とは
大規模盛土造成地とは、谷や沢を埋めた造成宅地や、傾斜地に盛土した造成宅地で、盛土の面積や高さ等により、以下のように定義されています。
滑動崩落とは
滑動崩落とは、谷間や山の斜面等において盛土造成されたひとまとまりの宅地が、地震による大きな揺れによって、滑ったり崩れたりする現象のことです。
大規模盛土造成地マップ
公表の目的
大規模盛土造成地マップは、住民の皆様に大規模な盛土造成地の存在を知っていただくことにより、地域防災に対する意識を高め、災害の防止や、被害の軽減に役立てるために作成したものです。
なお、このマップは造成前後の地形図を重ね合わせて、大規模盛土造成地の概ねの位置や規模を抽出し、示しています。
マップに示す箇所が、全て地震時に危険だということを示したものではありません。
大規模盛土造成地マップの閲覧
町内の大規模盛土造成地の分布状況は、下記により確認できます。また、酒々井町役場まちづくり課で閲覧できます。
第二次スクリーニング計画の作成
令和3年度は、盛土の安全性把握を行う優先順位を決める計画を作成します。年度末には計画を公表する予定です。
国土交通省の「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」に基づき、現地調査を行います。
具体的には、擁壁や盛土等にひび割れ等の異常がないか確認し、原則として公道からの目視で実施します。
なお、異常が認められた場合は、詳細な確認が必要となるため、皆様の所有地に立ち入らせていただく場合があります。皆様のご理解とご協力をお願いします。
- 調査機関 パシフィックコンサルタンツ株式会社
- 調査期間 令和3年9月(予定)
- 調査範囲 酒々井町内17箇所(大規模盛土造成地マップ参照、箇所番号酒々井0001、酒々井町0002、酒々井町0017、酒々井町0018は、本業務の対象外です。)
- 調査内容 調査員は、酒々井町発行の「身分証明書」を携帯して、下記のような調査を行います。
- 盛土及び擁壁の形状や構造等を調査します。
- 調査はポール、巻き尺、カメラ等を用いて行います。
- 現地の状況を写真撮影します。
社会資本総合整備計画の公表
本事業は、国の交付金を活用して実施します。
社会資本整備総合交付金交付要綱に基づき、社会資本総合整備計画(酒々井町宅地耐震化推進事業(防災・安全))を公表します。
令和3年度
宅地耐震化に関する情報
国土交通省 宅地防災のページ(外部サイトに移動します)
国土交通省 宅地防災に関するパンフレット等(外部サイトに移動します)
国土交通省 大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説(外部サイトに移動します)
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